JPH0626164Y2 - スポーツ靴におけるクリート - Google Patents

スポーツ靴におけるクリート

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JPH0626164Y2
JPH0626164Y2 JP15874488U JP15874488U JPH0626164Y2 JP H0626164 Y2 JPH0626164 Y2 JP H0626164Y2 JP 15874488 U JP15874488 U JP 15874488U JP 15874488 U JP15874488 U JP 15874488U JP H0626164 Y2 JPH0626164 Y2 JP H0626164Y2
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JP
Japan
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ceramic chip
fixture
recess
ceramic
cleat
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JP15874488U
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JPH0279811U (ja
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光弘 山口
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Morito Co Ltd
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Morito Co Ltd
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、スポーツ靴の合成樹脂製靴底に取り付けるセ
ラミックチップ付きクリートに関する。
クリートは、スパイクと異なり、丸みを帯びた先端を有
する。このクリートは、スポーツ靴、例えば、サッカー
靴、野球靴、ラグビー靴などの靴底に使用される。
[従来の技術] スポーツ靴にセラミックチップを使用するのは早くから
知られている。セラミックチップは、靴底の合成樹脂中
に埋設されが、合成樹脂とセラミックは馴染みが悪いの
で接合状態が長持ちしない。そのため、激しい運動や、
長時間の使用により、合成樹脂とセラミックの間に水や
小石が入るようになり、やがてセラミックチップが靴底
から取れてしまうという事態がしばしば発生している。
この問題を解決するために、例えば、西ドイツ特許公開
第3233900号、実公昭62−19205号、特開
昭62−27901号などでは、セラミックチップをい
ったん取付具付きのクリート基部に埋め込んでクリート
本体とし、このクリート本体を靴底の合成樹脂中に取り
付けている。取付方法は露出している取付具のボルト部
分を靴底に埋設するのである。
[考案が解決しようとする課題] 上記発明・考案では、セラミックチップと取付具を別々
の状態で合成樹脂の中に流し込み、取付具を突出させた
状態で固化させ、クリート本体としている。そのため、
強度が十分ではなく、セラミックチップが使用中に取れ
たりしていた。
本考案は、この問題を解決するために行なわれたもので
あり、セラミックチップと取付具とを強固に接合させた
クリートを提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成する本考案のスポーツ靴クリートは、頂
部から軸方向に向かって窪みを有するセラミックチップ
と、このセラミックチップを固定する取付具と、前記セ
ラミックチップを支持する合成樹脂表面を一体化してな
るクリートであって、前記取付具は、前記セラミックチ
ップの窪みに嵌合する、すり割り溝を入れてばね性を有
する裾部分と、この裾部分の頂部に位置するフランジ部
分と、このフランジ部分の上部に位置するボルト部分と
からなることを特徴とする。
[作用] 本考案によれば、セラミックチップはその頂部から軸方
向に向かう窪みを有する。この窪みに取付具の裾部分を
押し込むだけで、セラミックチップと取付具は強固に接
合される。即ち、前記裾部分は、すり割り溝を有するば
ね部材となっているので、裾部分がセラミックチップの
前記窪みに嵌合するときには、溝の両側壁が接近して溝
幅を縮め、嵌合を容易にする。嵌合が終われば、元の状
態に復帰しようとして溝の両側壁が外方向に広がるから
である。
[実施例] 以下、添付の図面に基づき、本考案の実施例を説明す
る。
第1図及び第2図は、セラミックチップ2を靴底4へ取
付けている状態を示している。本考案のクリートは、第
1図に示すように、セラミックチップ2と、このセラミ
ックチップ2を固定する取付具5と、セラミックチップ
2を支持する基部6からなる。
セラミックチップ2は、第1図に示すように、取付具5
及び基部6を介して靴底4に取り付けられる。基部6お
よび靴底4は、合成樹脂、例えば、ナイロン、ポリウレ
タン、ジュラコンなどで形成される。
第3図下半分及び第5図は、本考案で使用するセラミッ
クチップ2の一例である。これについては、既に昭和6
3年5月13日付で出願済みである(特願昭63−11
7842号,特開平2−191404号公報)。
これによれば、セラミックチップ2は、上部フランジ8
部と、下部接地部10と、これらをつなぐ連結部12が
一体成形されている。
上部フランジ部8には、第3図に示すように、軸方向に
大きな円柱状の窪み14が設けられていて、この窪み1
4は、貫通してはならないが、接地部付近に達してい
る。窪み14の先端は、第3図に示すように、やや尖っ
ている。
連結部12は、上部フランジ部8及び下部接地部10よ
りも小径であり、接地側に向かって直径が拡大してい
る。第3図及び第5図に示すように、この連結部のほぼ
中央に、前記窪み14と垂直方向に断面が円形の貫通孔
16が1本設けられている。
これらフランジ部8および連結部12は基部6中に埋設
される部分である。
接地部10は、基部6から露出する部分である。全体は
比較的に肉厚であり、実際に接地する外側部分はなだら
かな円弧を形成している。
セラミック材料としては、軽量で靱性強度の高いものが
適当である。例えば、サーメット、アルミナ、ジルコニ
アがあげられる。見掛け比重の重い超硬合金は不適当で
ある。
セラミックチップ2は、それ自体公知の方法、例えば、
セラミック射出成形法または乾式プレス成形法により成
形される。
本願考案の取付具5は、第3図上半分及び第4図に示さ
れている。この取付具5は3つの主要部分、即ち、前記
セラミックチップの窪みに嵌合する裾部分18と、この
裾部分の頂部に位置するフランジ部分20と、このフラ
ンジ部分の上部に位置するボルト部分22とからなる。
裾部分18は、第4図に示されているように、頂部が閉
じられ、下端が開放された、ほぼ円柱状であり、長手方
向に延びるすり割り溝24が形成されている。裾部分1
8がセラミックチップ2の前記窪み14に嵌合するとき
には、溝24の両側壁18a,18bが接近して溝幅を
縮め、嵌合を容易にする。嵌合が終われば、元の状態に
復帰しようとして溝の両側壁18a,18bが外方向に
広がる。したがって、裾部分18はばね作用を有する。
この裾部分18の頂部に位置しているのはフランジ部分
20である。このフランジ部分20は、前記裾部分18
が一定以上セラミックチップの窪み14に嵌合しないよ
うにストッパの役目をはたすと同時に、セラミックチッ
プ2の上面に位置して取付具5の位置安定に寄与する。
このフランジ部分20の上部に突出するのはボルト部分
22である。第1図から明らかなように、このボルト部
分22が靴底中の雌ねじ23に埋設される。ボルト部分
22にはねじの付いていない部分22aがあってもよ
い。
前記裾部分18、フランジ部分20、ボルト部22分は
金属で一体的に形成される。
セラミックチップ2及び取付具5を基部6に埋設するに
は、金型にセラミックチップ2及び取付具5を配置し、
合成樹脂を注入すればよい。合成樹脂は、注入の際にセ
ラミックチップの窪み14や貫通孔16を充填し、その
結果、セラミックチップ2と基部6は強固に接合する。
[考案の効果] 本考案によれば、セラミックチップはその頂部から軸方
向に向かう窪みを有する。この窪みに取付具の裾部分を
押し込むだけで、セラミックチップと取付具は強固に接
合される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案のクリートの断面図である。 第2図は、本考案のクリートをスポーツ靴底へ取付けて
いる状態を示した平面図である。 第3図は、セラミックチップと取付具とを組み合わせた
状態の断面図である。 第4図は、取付具の斜視図である。 第5図は、セラミックチップの斜視図である。 2……セラミックチップ 5……取付部 6……基部 14……窪み 18……裾部分 20……フランジ部分 22……ボルト部分 24……すり割り溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】頂部から軸方向に向かって窪み(14)を
    有するセラミックチップ(2)と、このセラミックチッ
    プ(2)を固定する取付具(5)と、前記セラミックチ
    ップ(2)を支持する基部(6)を一体化してなるクリ
    ートであって、 前記取付具(5)は、前記セラミックチップ(2)の窪
    み(14)に嵌合する、すり割り溝(24)を入れてば
    ね性を有する裾部分(18)と、この裾部分(18)の
    頂部に位置するフランジ部分(20)と、このフランジ
    部分(20)の上部に位置するボルト部分(22)とか
    らなることを特徴とするスポーツ靴におけるクリート。
JP15874488U 1988-12-06 1988-12-06 スポーツ靴におけるクリート Expired - Lifetime JPH0626164Y2 (ja)

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JP15874488U JPH0626164Y2 (ja) 1988-12-06 1988-12-06 スポーツ靴におけるクリート

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JPH0279811U JPH0279811U (ja) 1990-06-20
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2523590Y2 (ja) * 1991-08-07 1997-01-29 春美 山下 スパイクシューズの靴底

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JPH0279811U (ja) 1990-06-20

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