JPH0464948B2 - - Google Patents

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JPH0464948B2
JPH0464948B2 JP63239379A JP23937988A JPH0464948B2 JP H0464948 B2 JPH0464948 B2 JP H0464948B2 JP 63239379 A JP63239379 A JP 63239379A JP 23937988 A JP23937988 A JP 23937988A JP H0464948 B2 JPH0464948 B2 JP H0464948B2
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Japan
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opening
bag
inner bag
tissue paper
wet
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Kenji Nakamura
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、濡れナプキンとテイツシユペーパー
の携帯用パツクに関し、更に詳しくは、収納した
濡れナプキンとテイツシユペーパーをそれぞれ別
個に1枚ずつ取出すことができ、特に密封を必要
とする濡れナプキンに対しては繰返し開封・密封
できるようにした携帯用パツクに関する。
〔従来の技術〕
最近、不織布のような繊維素材にアルコールな
どの清浄液を含浸した濡れナプキン(ウエツトテ
イシユ)が手やその他の身体の汚れを簡便に落せ
るものとして多用されている。筒状の容器に入つ
た濡れナプキンは家庭や店で使用され、また、携
帯用として小さな袋に入つたものも市販され、広
く利用されている。
濡れナプキンは汚れ落しには便利であるが、湿
潤状態であるので、用途が限られ、チリ紙や乾い
たテイツシユペーパーの代りに用いることができ
ないことがある。従つて、外出時には、濡れナプ
キンだけでなく、テイツシユペーパーも携帯する
必要がある。
外出時に、濡れナプキンの小袋とテイツシユペ
ーパーの小袋とを携帯しようとしても、何れか一
方を忘れたりすることがよくある。従つて、濡れ
ナプキンとテイツシユペーパーとを組合せて携帯
用パツクとすると便利である。
このような携帯用パツクは実公昭57−60399号
公報に開示されている。この公報に開示されてい
る携帯用パツクでは、耐水性合成樹脂フイルムか
らなる袋状パツクに濡れナプキンとテイツシユペ
ーパーとが横に並列した状態で収納され、濡れナ
プキンとテイツシユペーパーとの間の中央部およ
びパツクの周囲がヒートシールされている。そし
て、中央のシール部でパツク全体を二つ折りに折
畳むようにしている。
〔発明が解決しようとする課題〕
この実公昭57−60399号公報に開示されている
携帯用パツクは、前述のような構造であるため
に、実際には製造が困難である。
例えば、この携帯用パツクを生産しようとする
場合、下側の合成樹脂フイルムの上に濡れナプキ
ンとテイツシユペーパーとを横に並べて置き、そ
れぞれ取出し口を設けた上側の合成樹脂フイルム
をその上に供給し、そして、濡れナプキンとテイ
ツシユペーパーとの間の中央部およびパツクの周
囲とヒートシールして、袋状とする。
しかし、このような製造工程においては、下側
の合成樹脂フイルムの上に濡れナプキンとテイツ
シユペーパーとを並べて置いた際に、濡れナプキ
ンに含浸されている液が周囲に滲み出したり、流
れたりして、隣に置いたテイツシユペーパーを濡
らして商品価値を損つてしまう。
更に、合成樹脂フイルムのヒートシールすべき
箇所を濡らして、ヒートシールし難くしたりす
る。
また、パツクの周囲は比較的ヒートシールも行
い易いが、濡れナプキンとテイツシユペーパーの
間の中間部をシールすることは、ヒートシール時
に濡れナプキンやテイツシユペーパーの位置が正
確でないと、上手にヒートシールすることができ
ない。従つて、濡れナプキンやテイツシユペーパ
ーの下側のフイルムの上に供給する際には、所定
の位置に正確に載置しなければならないし、また
シール工程までの搬送中に載置した品物が動い
て、ずれたりしないようにしなければならない。
この様なことは、非常に微妙な管理、調整を要
し、実際には、非常に困難である。従つて、この
ような携帯用パツクを連続生産することは実際問
題として不可能である。
また、前述の構造の携帯用パツクの別の製造方
法として、予めパツクの周囲の三方および中央部
をシールして、一辺が開いた袋を作り、前記開口
から濡れナプキンおよびテイツシユペーパーをそ
れぞれ袋内に挿入し、その後前記開口をシールし
て、携帯用パツクとすることも考えられる。
しかし、このような方法では、袋内にテイツシ
ユペーパーや特に濡れナプキンを自動的に挿入す
ることが困難であり、連続生産は不可能である。
従つて、前述の構造の携帯用パツクは非常にコス
ト高となる。
更に、テイツシユペーパーの収納用袋としては
薄手のフイルムを用いてもよいのであるが、前記
公報に記載された携帯用パツクの構造では濡れナ
プキンもテイツシユペーパーも同一のフイルムで
包装する必要があり、しかも濡れナプキンに対し
て液密性を要するため、比較的厚手のフイルムを
使用しなければならない。従つて、テイツシユペ
ーパーに対しても厚手のフイルムを用いることに
なるので、コストが比較的割高となる。
前記公報の携帯用パツクでは、携帯時には中央
のシール部でパツク全体を二つ折りに折畳むよう
にしているが、濡れナプキンとテイツシユペーパ
ーと厚手のフイルムが4枚重なり合つた状態であ
り、しかも折畳んだ箇所が開き易いので、全体と
して嵩ばつてしまう。従つて、よりコンパクトな
携帯用パツクが要求される。
本発明の目的は、濡れナプキンとテイツシユペ
ーパーを収納した、安価で且つコンパクトな携帯
用パツクを提供することである。すなわち、本発
明の目的は、構造が簡単でコンパクトであり、し
かも容易に且つ安価に製造できるような構造を有
する濡れナプキンとテイツシユペーパーの携帯用
パツクを提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明によれば、濡れナプキンとテイツシユペ
ーパーとを組合せた携帯用パツクにおいて、濡れ
ナプキンが気密性シートからなる内袋に収納さ
れ、該内袋は濡れナプキンを取出すための取出し
口または取出し口を形成するための切込みを有
し、前記内袋の取出し口または切込みは感圧接着
剤により繰返し開放密封可能な可撓性の開閉蓋に
より覆われ、前記濡れナプキンを収納した内袋と
テイツシユペーパーとが直接重なり合つて外袋に
収納され、該外袋は三方シールまたは四方シール
またはピロータイプの包装袋であつて、外袋の片
方の面には前記内袋の開閉蓋に対応する箇所に濡
れナプキンを取出すための開口または開口を形成
するための切込みが設けられており、該開口また
は切込みを設けた面と反対側の外袋の面には、テ
イツシユペーパーを取出すための取出し口または
取出し口を形成するための切込みが設けられてお
り、外袋の内部は前記濡れナプキン取出し用の開
口または開口を形成するための切込みおよび前記
テイツシユペーパー取出し用の取出し口または取
出し口を形成するための切込みを通してのみ外部
に連通することを特徴とする濡れナプキンとテイ
ツシユペーパーの携帯用パツクにより、前記目的
を達成した。
〔作用〕
本発明によれば、濡れナプキンを収納した内袋
と乾いたテイツシユペーパーとが重なり合つた状
態で外袋に収納されているので、本発明の携帯用
パツクは、非常にコンパクトであり、携帯に便利
である。
また、本発明の携帯用パツクによれば、内袋と
外袋があり、内袋に濡れナプキンを収納し、外袋
に前記内袋とテイツシユペーパーと収納している
ので、内袋と外袋の材質を異ならせることができ
る。このような構成としたことにより、外袋の材
質は液密性を必要としない。従つて、本発明によ
れば、外袋のシートは比較的薄手のものを用いる
ことが可能であり、原料費が安価とでき、しかも
薄手とすることにより、一層コンバクトにするこ
とも可能である。
本発明によれば、濡れナプキンが内袋に収納さ
れ、この内袋とテイツシユペーパーとが重なり合
つた状態で外袋に収納された構造であるので、本
発明の携帯用パツクは製造が容易であり、連続生
産も可能である。すなわち、濡れナプキンを内袋
に収納しているので、外袋により濡れナプキンと
テイツシユペーパーを包装する時、濡れナプキン
自体は外袋に影響を与えない。従つて、外袋によ
り包装する時、濡れナプキンを収納した内袋は通
常の乾燥状態の物と同様に扱えるので、供給、搬
送、包込み等の包装工程が簡単にできる。また、
外袋による包装工程中に濡れナプキンに含浸させ
た液体が周囲に滲み出さないので、テイツシユペ
ーパーを濡らして商品価値を損つたりせず、しか
もヒートシール部分を濡らなさいので、外袋のヒ
ートシールも行い易い。
このように、本発明によれば、濡れナプキンを
収納する内袋と、この内袋及びテイツシユペーパ
ーを収納する外袋とを用いる構成としたので、本
発明の携帯用パツクは、製造が容易であり、連続
生産もでき、しかもシートの原価が安いので、安
価な製品となる。
〔実施例〕
第1図は本発明の濡れナプキンとテイツシユペ
ーパーの携帯用パツクの一実施例の斜視図、第2
図は第1図の携帯用パツクの裏側を示す斜視図、
第3図は第1図の携帯用パツクの−に沿つた
断面図(ただし取出し口を形成するための切込み
が切離されていない状態を示している)、第4図
は第1図の携帯用パツクの片面を示す平面図、第
5図は第4図と反対側の面を示す裏面図である。
本発明の濡れナプキンとテイツシユペーパーの
携帯用パツクは第3図に示したように、濡れナプ
キン3を収納した内袋1と、該内袋1とテイツシ
ユペーパー4とを収納した外袋2とからなるもの
である。
第1図から第5図に示した実施例において、内
袋1は気密性シートからなり、濡れナプキン3を
その内部に収納密封したほぼ偏平な袋体である。
気密性シートとしては、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ポリアミド、ポリエステル、ポリビニル
クロライド等の合成樹脂フイルムの単材かまたは
複合材か、またはこれらとアルミフオイル等との
複合材を用いればよい。
外袋2と接する側の内袋1の表面(外側の面)
11にはミシン目状切込み13があり、このミシ
ン目状切込み13を覆うように可撓性のシート状
物からなる開閉蓋5が設けられている。
この開閉蓋5はつまみ部52を残して、その内
面(すなわち内袋1の表面11と接する側の面)
に感圧接着剤51が塗布されており、この感圧接
着剤51により開閉蓋5は内袋1に繰返し貼着・
剥離可能である。
前記ミシン目状切込み13は、使用前は開閉蓋
5により覆われているが、一旦開閉蓋5を剥離す
ると、ミシン目13に囲まれた部分14が内袋1
本体から切離され、第1図に示したように開閉蓋
5の感圧接着剤51に貼着した状態となり、前記
部分14が切離された跡が、濡れナプキン3の取
出し口11aとなる。
このようにミシン目状切込み13とした場合
は、消費者が使用する際に初めて開封するとの確
認ができる。なお、ミシン目状切込み13の代り
に内袋1に穴を開けて、濡れナプキン3の取出し
口としてもよい。
外袋2は前記内袋1とテイツシユペーパー4を
収納した袋体であり、内袋1の素材として前述し
たものと同様な合成樹脂フイルムやセロハンなど
の単材かまたは複合材からなり、特に気密性を要
しないので、内袋1に比較して薄手のシート状物
を使用することができる。
第3図に示すように、前記内袋1とテイツシユ
ペーパー4は、内袋1の内側の面12(ミシン目
13の形成された面11と反対側の面)にテイツ
シユペーパー4が接して互いに重なり合つた状態
で、外袋2に収納されている。
第1図および第4図に示すように、内袋1の外
側の面11と接する外袋2の面21には、内袋1
の開閉蓋5に対応する箇所に開口21aが形成さ
れている。従つて、この開口21aの箇所で内袋
1の開閉蓋5の第1図に示すように開けば、内袋
1からの取出し口11aから濡れナプキン3を取
出すことが出来る。
第2図および第5図に示すように、外袋2の前
記面21とは反対側の面22には、テイツシユペ
ーパー4を取出すための取出し口を形成するミシ
ン目状切込み26がある。ミシン目状切込み26
の代りに取出し口を形成してもよい。なお、ミシ
ン目状切込みとした方が、消費者が使用する際に
初めて開封するとの確認ができるので好ましい。
外袋2は両端23および長手方向の一側端24
がヒートシールされた三方シールにより製袋され
ている。
このような濡れナプキンとテイツシユペーパー
の携帯用パツクを利用するに際しては、もし濡れ
ナプキン3を使用する場合は開閉蓋5のつまみ部
52を持つて開閉蓋5を持ち上げて内袋1の取出
し口11aを開放し、そこから濡れナプキン3を
取出し、その後再び開閉蓋5で取出し口11aを
覆つておけばよい。また、テイツシユペーパー4
を使用する場合は、濡れナプキンとテイツシユペ
ーパーの携帯用パツクを反対側に返して、ミシン
目状切込み26を切り開いて取出し口とし、そこ
からテイツシユペーパー4を取出せばよい。
第6図から第11図までは外袋2の種々の変態
様を示すものである。
第6図は内袋1の外側の面11と接する外袋2
の面21を示す平面図である。この実施例は、第
4図に示したものと異なつて、開口21aは無
く、代りに、内袋1の開閉蓋5に対応する箇所に
ミシン目状切込み27と連続した切込み28とが
形成されており、これら2種類の切込み27,2
8により閉ループが描かれている。使用時に、連
続した切込み28を手でつまみ、ミシン目状切込
み27に沿つて持ち上げていくと、閉ループで囲
まれた部分が外袋2の本体から切離され、開口が
形成され、第4図に示したものと同様の状態とな
る。
従つて、その開口から内袋1の開閉蓋5を開け
ば、内袋1からの取出し口11aから濡れナプキ
ン3を取出すことができる。第6図に示した実施
例では、外袋2そのものに封緘機能すなわち、消
費者が始めて使用するとの心証を確認できる機能
を有しているので、内袋1の方に封緘機能を持た
せなくてもよい。従つて、第3図に示すようなミ
シン目状切込み13の代りに内袋1に穴を開け
て、濡れナプキン3の取出し口とした内袋1を収
納する場合に適している。
第7図は第6図と同様に、内袋1の外側の面1
1と接する外袋2の面21を示す平面図である。
第7図の実施例は、第6図に示したものと同じ
く、開口21aは無く、代りに、内袋1の開閉蓋
5に対応する箇所にミシン目状切込み27と連続
した切込み28とが形成されているが、第6図の
ものと異なつて、2種類の切込み27,28によ
りほぼコ字型の開ループが描かれている。従つて
この開ループに囲まれた部分はミシン目状切込み
27が切離されても、外袋2本体から切離されな
い。また、連続した切込み28も、第6図のもの
では比較的長くして閉ループ部分を切離し易くし
ていたが、第7図のものでは指が掛かる位短くし
て、誤つて開かないようにしている。
また、第7図の実施例では、第1実施例と異な
つて、外袋2の周囲全部23,24をヒートシー
ルした四方シールである。
第8図は外袋2の別の実施例を示す裏面図であ
り、第9図は第8図の−線に沿つた断面図で
ある。この実施例の外袋2はピロータイプに形成
されており、両端のヒートシール部23とテイツ
シユペーパー4と接する側の面22に長手方向の
ヒートシール部31とを有する。前記面22にお
いて、中央より少し偏倚した箇所に長手方向のヒ
ートシール部31が位置し、そして中央部にはテ
イツシユペーパー4を取出すための取出し口を形
成するミシン目状切込み26がある。第9図は、
外袋2の反対側の面21に第1実施例と同様に開
口21aを設けたものを示したが、第6図や第7
図に示したようにミシン目27,28を設けたも
のとしてもよい。
第10図は外袋2の更に別の実施例を示す裏面
図であり、第11図は第10図のXI−XI線に沿つ
た断面図である。この実施例の外袋2はピロータ
イプであるが、両端23がヒートシールされてい
るだけで、長手方向のヒートシール部は無く、テ
イツシユペーパー4と接する側の面22において
長手方向の縁部32,33が第11図に示すよう
に単に重なり合つている。従つて、縁部32,3
3の間がテイツシユペーパー4の取出し口の役目
を果し、その隙間からテイツシユペーパー4を取
出すことができる。第11図には第9図と同様
に、外袋2の反対側の面21に開口21aを設け
たものを示したが、第6図や第7図に示したよう
にミシン目27,28を設けたものとしてもよ
い。
前述した各実施例において、外袋2を内袋1と
テイツシユペーパー4を包み込むのに丁度の大き
さとしておけば、内袋1の開閉蓋5と外袋2の開
口21aまたは切込み27,28とがずれること
はない。しかし好ましくは、内袋1の開閉蓋5と
外袋2の開口21aまたは切込み27,28との
ずれを完全に防止するために、内袋1と外袋2を
固定する手段を設けておく。
第12図に示した実施例では、外袋2の両端2
3のヒートシール部の一部と、内袋1の両端のヒ
ートシール部の一部11bがヒートシールにより
接着している。これは、例えば、内袋1とテイツ
シユペーパー4を包んだ状態で外袋2を製袋する
際に、外袋2の面21を加熱する方のヒータの巾
を広くしておき、内袋1の面11の両端11bを
も一緒に加熱し、内袋1の面11の端部11bと
外袋2の面21とを熱により接着すればよい。
別の固定方法としては、外袋2をシユリンクパ
ツケージタイプのものとしてもよい。第13図お
よび第14図に示すように、先ず外袋2の素材と
して熱収縮性を有するフイルムを使用して内袋1
とテイツシユペーパー4を包装し(第13図)、
その後、濡れナプキンとテイツシユペーパーの携
帯用パツクをシユリンクトンネル内で加熱して、
外袋2を熱収縮させる(第14図)。このように
すると、外袋2は内袋1およびテイツシユペーパ
ー4にピツタリ緊密に接するので、内袋1と外袋
2とがずれたりしない。
この場合、好ましくは、一軸延伸フイルムを使
用して、濡れナプキンとテイツシユペーパーの携
帯用パツクの巾方向または長手方向にのみ収縮す
るようにしておくとよい。このようにすると、外
袋2は一方向のみに収縮するので、収縮した際の
外袋2の開口21aまたは切込み27,28の位
置がほぼ一定となる。従つて、外袋2の収縮時に
も、内袋1の開閉蓋5と外袋2の開口または切込
みとの位置をより確実に一致させることができ
る。
第15図は固定手段を説明するための別の実施
例、第16図は第15図の−線に沿つた
断面図である。この実施例では内袋1と外袋2と
を接着剤(例えば感圧接着剤)6により接着して
いる。接着剤6は内袋1の面11と外袋2の面2
1とが接する部分なら何処に設けてもよく、また
内袋1と外袋の何れに塗布しておいてもよい。好
ましくは、外袋2の開口または切込み27,28
の周囲に位置するようにする。
次に、第17図から第20図に基いて、外袋2
に収納する内袋1のいくつかの態様を簡単に説明
する。
第17図に示した内袋1はピロータイプの袋で
あり、開閉蓋5および取出し口に関しては、実質
的に、第3図に示したものと同様の構造をしてい
る。すなわち、内袋1の表面11に閉ループのミ
シン目状切込み(第3図では13で示したもの)
が設けられ、また感圧接着剤51を塗布した開閉
蓋5が表面11に貼着される。開閉蓋5を開ける
際に、閉ループのミシン目状切込みに囲まれた部
分14が開閉蓋5の感圧接着剤51に貼着して、
内袋1の本体から切り離され、濡れナプキン3の
取出し口が形成される。
第18図に示した内袋1は、第17図に示した
ものとほぼ同様の構造であるが、閉ループのミシ
ン目の代りにU字形のミシン目状切込み13が設
けられている。開閉蓋5の内面には感圧接着剤が
同じく塗布されている。開閉蓋5を開けた際に、
U字形ミシン目13で囲まれた部分は内袋1の本
体から切離されるが、その端部は本体に連続した
ままである。
第19図は別のタイプの内袋1を示す斜視図、
第20図は第19図の−線に沿つた断面
図である。この実施例では、上面に感圧接着剤を
塗布したシート7が内袋1の内側に入つており、
内袋1の表面11の裏側に貼着している。シート
7には閉ループのミシン目状切込みが71が予め
設けられている。一方、内袋1の表面11には、
連続した切込み15が形成されており、この切込
み15の両端はカーブを描いている。使用時に
は、切込み15を持上げると、シート7の閉ルー
プ71で囲まれた部分72が、内袋1の切込み1
5で囲まれた部分16に貼着したまま一緒に持上
がり、シート7から切離される。シート7の閉ル
ープ71で囲まれた部分72が切離された跡が、
濡れナプキン3の取出し口となり、内袋1の切込
み15で囲まれた部分16が開閉蓋の役目を果
す。
第17図から第20図に示した内袋1はいずれ
もピロータイプのものであるが、三方シールタイ
プまたは四方シールタイプの袋体としてもよい。
前述した実施例は、いずれも開閉蓋を内袋1に
取着したか或は内袋1の一部で開閉蓋を形成した
ものであるが、第21図に示した実施例では、内
袋1に開閉蓋を取着しないで、外袋2の表面21
の一部で開閉蓋を形成したものである。
すなわち、内袋1の外袋2と接する方の表面1
1にはミシン目の代りに、第22図に示すように
シートの厚みのほぼ半分までの切込み13を入れ
る。一方、この切込み13と対応する外袋2の箇
所には、コ字形のミシン目状切込み34を入れる
とともに、内袋1と接する側の外袋2の表面21
の内側には、感圧接着剤35を塗布する。好まし
くは、外袋2のコ字形に囲まれた部分を持上げ易
くするために、表面1の内側の一部36には、感
圧接着剤を塗布せずに、つまみ部として残してお
くとよい。この実施例によれば、本発明の濡れナ
プキンとテイツシユペーパーの携帯用パツクの製
造中には切込み13が内袋1の内部まで達してい
ないので、内袋1は開閉蓋が無くても気密性、液
密性が保たれる。また、本発明の濡れナプキンと
テイツシユペーパーの携帯用パツクの使用時に
は、外袋2のコ字形切込み34に囲まれた部分を
持上げると、内袋1の切込み13で囲まれた部分
14が一緒に持上がり、内袋1から切離され、こ
の切離された跡が、濡れナプキン3の取出し口と
なる。
なお、内袋1は、前述したいずれかの態様に限
定されるものではなく、気密性シートからなり、
その中に密封した濡れナプキンを取出すための取
出し口または取出し口を形成するための切込みを
有する袋体であり、その取出し口または切込みが
繰返し開放密封可能な可撓性の開閉蓋により覆わ
れるものであれば、公知のどのような封入袋を用
いてもよい。
〔発明の効果〕
本発明の濡れナプキンとテイツシユペーパーの
携帯用パツクは、非常にコンパクトであり、携帯
に便利である。
また、本発明の濡れナプキンとテイツシユペー
パーの携帯用パツクは製造が容易であり、連続生
産も可能である。すなわち、湿潤状態の濡れナプ
キンを先に内袋に包装しておき、次に、外袋によ
り内袋と濡れナプキンとを包装するだけでよい。
従つて、外袋により内袋とテイツシユペーパーを
包装する時、内袋を通常の乾燥状態の物と同様に
扱えるので、供給、搬送、包込み等の包装工程が
簡単にできる。また、外袋による包装工程中に濡
れナプキンに含浸させた液体が周囲に滲み出さな
いので、テイツシユペーパーを濡らして商品価値
を損つたりせず、しかもヒートシール部分を濡ら
さないので、外袋のヒートシールも行い易い。
また、本発明の濡れナプキンとテイツシユペー
パーの携帯用パツクでは、内袋のシートは気密性
を要するため比較的厚手のものを用いるが、外袋
のシートは比較的薄手のものを用いることができ
る。従つて、濡れナプキンとテイツシユペーパー
の携帯用パツク全体としてのシートの原価が安く
なり、しかも、第12図に示したように内袋のヒ
ートシール部分と重ね合せて外袋をヒートシール
する場合にも、熱が伝わり易いので、ヒートシー
ルが確実に行える。
前述のように、本発明の濡れナプキンとテイツ
シユペーパーの携帯用パツクは製造が容易であ
り、連続生産もでき、しかもシートの原価が安い
ので、安価な製品を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の濡れナプキンとテイツシユペ
ーパーの携帯用パツクの一実施例の斜視図、第2
図は第1図の携帯用パツクの裏側を示す斜視図、
第3図は第1図の携帯用パツクの−に沿つた
断面図(ただし取出し口を形成するための切込み
が切離されていない状態を示している)、第4図
は第1図の携帯用パツクの片面を示す平面図、第
5図は第4図と反対側の面を示す裏面図、第6図
から第11図までは外袋の種々の態様を示す図面
で、第6図は内袋の外側の面と接する外袋の面を
示す平面図、第7図は別の態様を示す第6図と同
様の平面図、第8図は外袋の別の実施例を示す裏
面図、第9図は第8図の−線に沿つた断面
図、第10図は外袋の更に別の実施例を示す裏面
図、第11図は第10図のXI−XI線に沿つた断面
図、第12図は本発明の濡れナプキンとテイツシ
ユペーパーの携帯用パツクの一実施例の一部分を
示す断面図、第13図は外袋をシユリンクさせる
前の携帯用パツクの一部分を示す断面図、第14
図は外袋をシユリンクさせた後の携帯用パツクの
一部分を示す断面図、第15図は別の実施例の平
面図、第16図は第15図の−線に沿つ
た断面図、第17図および第18図はそれぞれ内
袋の別の態様を示す斜視図、第19図は更に別の
タイプの内袋を示す斜視図、第20図は第19図
の−線に沿つた断面図、第21図は本発
明の濡れナプキンとテイツシユペーパーの携帯用
パツクの別の実施例を示す斜視図、第22図は内
袋のシートの一部の断面図である。 1……内袋、2……外袋、3……濡れナプキ
ン、5……開閉蓋、4……テイツシユペーパー、
11a……取出し口、13……内袋の切込み、2
1a……開口、27,28……外袋の切込み、2
6……外袋の切込み、51……感圧接着剤。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 濡れナプキンとテイツシユペーパーとを組合
    せた携帯用パツクにおいて、濡れナプキンが気密
    性シートからなる内袋に収納され、該内袋は濡れ
    ナプキンを取出すための取出し口または取出し口
    を形成するための切込みを有し、前記内袋の取出
    し口または切込みは感圧接着剤により繰返し開放
    密封可能な可撓性の開閉蓋により覆われ、前記濡
    れナプキンを収納した内袋とテイツシユペーパー
    とが直接重なり合つて外袋に収納され、該外袋は
    三方シールまたは四方シールまたはピロータイプ
    の包装袋であつて、外袋の片方の面には前記内袋
    の開閉蓋に対応する箇所に濡れナプキンを取出す
    ための開口または開口を形成するための切込みが
    設けられており、該開口または切込みを設けた面
    と反対側の外袋の面には、テイツシユペーパーを
    取出すための取出し口または取出し口を形成する
    ための切込みが設けられており、外袋の内部は前
    記濡れナプキン取出し用の開口または開口を形成
    するための切込みおよび前記テイツシユペーパー
    取出し用の取出し口または取出し口を形成するた
    めの切込みを通してのみ外部に連通することを特
    徴とする濡れナプキンとテイツシユペーパーの携
    帯用パツク。
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