JPH0464422B2 - - Google Patents

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JPH0464422B2
JPH0464422B2 JP6084985A JP6084985A JPH0464422B2 JP H0464422 B2 JPH0464422 B2 JP H0464422B2 JP 6084985 A JP6084985 A JP 6084985A JP 6084985 A JP6084985 A JP 6084985A JP H0464422 B2 JPH0464422 B2 JP H0464422B2
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JP
Japan
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slide glass
glass
slide
transport mechanism
piece
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JP6084985A
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Inventor
Tomio Takahashi
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Chiyoda Manufacturing Corp
Original Assignee
Chiyoda Manufacturing Corp
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Publication date
Application filed by Chiyoda Manufacturing Corp filed Critical Chiyoda Manufacturing Corp
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Publication of JPH0464422B2 publication Critical patent/JPH0464422B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N1/00Sampling; Preparing specimens for investigation
    • G01N1/28Preparing specimens for investigation including physical details of (bio-)chemical methods covered elsewhere, e.g. G01N33/50, C12Q
    • G01N1/30Staining; Impregnating ; Fixation; Dehydration; Multistep processes for preparing samples of tissue, cell or nucleic acid material and the like for analysis
    • G01N1/31Apparatus therefor
    • G01N1/312Apparatus therefor for samples mounted on planar substrates

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  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 a 発明の目的 (産業上の利用分野) この発明に係る顕微鏡標本の自動封入装置は、
病院或は各種研究所に設置し、薄切りしてスライ
ドガラスに貼着した標本篭に入れた状態で染色処
理を終了した標本を、スライドガラスごと上記篭
の中から取り出し、標本の上に更にカバーガラス
を貼着してからマツペと呼ばれる板状の保存容器
に収納する作業を自動的に行なう。
(従来の技術) 例えば病院に於いて検査のために患部から切除
した組織片等の標本を顕微鏡観察する場合、まず
標本をパラフインにより包埋してから薄切し、こ
の薄切した標本をスライドガラスに貼着してから
標本篭に入れ、この標本篭ごとスライドガラスに
貼着した標本を処理液中に浸漬して、この標本を
染色している。
染色処理を終了した標本を貼着したスライドガ
ラスは、次いで標本篭から1枚ずつ取り出して染
色済の標本の上にカバーガラスを貼り付ける封入
作業を行ない、顕微鏡用の標本として完成する。
完成した標本は、マツペと呼ばれる板状の保存容
器に収納し、顕微鏡観察を行なう場所に運ぶ他、
マツペごと標本を保存しておく。
このよな顕微鏡標本の封入作業を自動的に行な
う自動封入装置として、例えば特開昭59−157535
号公報に開示されたものが知られている。この特
開昭59−157535号公報に開示された顕微鏡標本の
自動封入装置は、第36図に示すように、所定の
時間間隔ごとに染色済の組織片を貼着したスラド
ガラス1,1を1枚ずつ搬送路2上の所定の位置
に所定の勢で滑落させるスライドガラス供給装置
3と、前記搬送路2上に供給された前記スライド
ガラス1,1を所定の時間間隔ごとに所定のピツ
チずつ搬送する搬送装置4と、前記搬送路2上を
搬送されてくる前記スライドガラス1,1上の組
織片の大きさを光学的に検知する判別装置5と、
この判別装置5が判別する組織片の大きさに応じ
て各スライドガラス1上に接着液を供給する注液
装置6と、同じく組織片の大きさに応じて対応し
た大きさのカバーガラスを選択し前記搬送路2上
のカバーガラス供給位置にまで搬送されてきたス
ライドガラス1上に選択されたカバーガラスを供
給するカバーガラス選別供給装置7と、上記のカ
バーガラス供給位置に於いてスライドガラス1を
持ち上げてこのスライドガラス1とカバーガラス
との間に組織片を封入する封入作業を行ない、封
入済のスライドガラスを前記カバーガラス供給位
置に戻す接着装置8と、カバーガラス供給位置に
戻されたスライドガラス1が前記搬送装置4によ
り押出しされてくると、所定枚数の単位で該単位
の前記スライドガラス1,1を平行移動させてト
レイ9に格納する格納装置10とを有し、スライ
ドガラス供給装置3、判別装置5、注液装置6、
カバーガラス選別供給装置7および接着装置8を
搬送装置4に同期させてそれぞれ作業を行なわせ
るように制御部11に内蔵したマイクロコンピユ
ータにより制御するものである。
このように構成された従来の自動封入装置に於
いては、第36図の右端部に設けたスライドガラ
ス供給装置3に染色済の組織片を貼着した多数の
スライドガラスをセツトすると、このスライドガ
ラス供給装置はスライドガラスを1枚ずつ搬送路
2上に供給し、各スライドガラス1,1の上面に
それぞれ適当な大きさのカバーガラスを貼着して
スライドガラス上面の標本を封入した後、トレイ
9上に並べる。
(発明が解決しようとする問題点) ところが、上述のように構成され作用する従来
の顕微鏡標本の自動封入装置に於いては、依然と
して次に述べるような不都合を生じる。
即ち、搬送路2上に1枚ずつスライドガラスを
供給するスライドガラス供給装置3には、組織片
を染色処理する際に多数のスライドガラスを収納
していた標本篭からスライドガラスを移し換えな
ければならない。このスライドガラスの移し換え
作業は面倒で、失敗した場合にスライドガラスの
破損だけでなく貴重な標本を汚損する危検性があ
る。
又、カバーガラスを貼着済のスライドガラスが
押し出されるトレイ9は、多数のスライドガラス
を1度に運ぶことはできても、そのまま多数のス
ライドガラスを保存するのには不向きで、スライ
ドガラスを保存するためにはトレイからマツペに
スライドガラスを移し換える必要がある。即ち、
マツペは顕微鏡観察を行なう際に、スライドガラ
スを1枚ずつ取り出し易くするため、上面にスラ
イドガラスを1枚ずつ緩く入れられる仕切壁が設
けられており、この仕切壁のために保存時にマツ
ペを積み重ねた場合に、上側のマツペの下面と下
側のマツペの上面に収納されたスライドガラスの
上面とが接触せず、スライドガラス上面が汚損し
ないようにしている。マツペの上面にはこのよう
な仕切壁があるため、第36図に示した従来の自
動封入装置に於いて、トレイ9の代りにマツペを
置いても、スライドガラスの収納を行なうことは
できない。
本発明は上述のような不都合を解消するため、
染色処理済の組織片を貼着したスライドガラスを
多数枚収納した収納篭をセツトするだけで、この
収納篭からスライドガラスを1枚ずつ抜き取つて
カバーガラスを貼着する封入作業と、封入済のス
ライドガラスをそのままマツペに収納する作業と
を自動的に行なえる顕微鏡標本の自動封入装置を
提供することを目的としている。
b 発明の構成 (問題を解決するための手段) 本発明の顕微鏡標本の自動封入装置は、次記の
(イ)〜(リ)の構成要素を配列することで構成されてい
る。
(イ) キシロール等の組織片の乾燥を防止するため
の液体を貯溜した容器底部に一定間隔置きに設
けて収納篭を昇降自在に支持する複数のスタン
ドと、上記容器に沿つて移動自在な上下方向の
支柱と、この支柱に沿つて昇降する昇降片と、
この昇降片に設けた横軸にそれぞれの上端を枢
支し下端に互いに対向する鉤部を設けた1対の
抱持腕とを有し、この抱持腕の間に抱持され多
数のスライドガラスを上下方向に互いの間に間
隔をあけて収納した標本篭をスライドガラスの
1ピツチ分ずつ上昇させるスライドガラス供給
機構。
(ロ) 基板上に配設された案内レールに沿つて水平
移動する移動台のスライドガラス供給機構寄り
部分に設けられ、ソレノイドにより遠近動する
1対の挟み片により標本篭から突出したスライ
ドガラスの端部を挟み、上記移動台の水平移動
に伴つてこのスライドガラスを収納篭から1枚
ずつ引き出して封入位置まで運ぶ第一のスライ
ドガラス運搬機構。
(ハ) 標本篭から引き出されたスライドガラスの存
在を検知して、このスライドガラス上面に貼着
された染色処理済の標本の上に封入剤を滴下す
る封入剤供給機構。
(ニ) 封入位置に昇降自在に設け、下降時の高さは
上記第一のスライドガラス運搬機構の挟み片の
水平移動を許容するものとし、第一のスライド
ガラス運搬機構の移動台の水平移動に同期し
て、上記挟み片が1枚のスライドガラスを封入
位置に移動させた場合にのみこのスライドガラ
スの直下にまで上昇する封入台。
(ホ) この封入台の側方に設けられ、予め上面に封
入剤を滴下されたスライドガラスの上面にカバ
ーガラスを貼着するカバーガラス貼着機構。
(ヘ) 積み重ねられたカバーガラスを1枚ずつ取り
出して上記カバーガラス貼着機構に供給するカ
バーガラス供給機構。
(ト) 第一のスライドガラス運搬機構の挟み片と同
一の移動台に設けられ、下降状態にある封入台
の上面に載せられたカバーガラス貼着済のスラ
イドガラスを挟む遠近動自在な1対の挟み片を
有し、移動台の水平移動に同期してカバーガラ
ス貼着済のスライドガラスを後方に移送する第
二のスライドガラス運搬機構。
(チ) 案内レールに沿て水平方向に移動自在な移動
ブロツクに設けた竪軸を中心として回動自在な
回動片に水平状態のまま遠近動自在な2本の支
持腕を設けて成り、前記移動台の後端への移動
時に上記2本の支持腕を前記第二のスライドガ
ラス運搬機構の挟み片に支持されたスライドガ
ラスの下側に進入させ、移動台の前方への移動
に伴つて上記支持腕を水平方向に反転させる第
三のスライドガラス運搬機構。
(リ) 第三のスライドガラス運搬機構の案内レール
の側方にこの案内レールと平行に、複数枚のマ
ツペを上下方向に互いの間に隙間をあけて支持
し、1枚のマツペの全収納部にスライドガラス
が収納される度に各マツペを1ピツチ分ずつ下
降させるマツペ支持機構。
(作 用) 上述のように構成される本発明の顕微鏡標本の
自動封入装置により上面に染色処理済の試料を貼
着しているが、未だ収納篭に入れたままのスライ
ドガラスの上にカバーガラスを貼着し、カバーガ
ラス貼着済のスライドガラスをマツペに収納する
場合の作用は次の通りである。
染色処理済の組織片を貼着したスライドガラス
をそれぞれ複数枚(通常は20枚)収納した標本篭
を前記(イ)のスライドガラス供給機構のスタンドに
それぞれ係止しておく。複数のスタンドのうち、
一端に位置する単一のスタンドのみがスライドガ
ラス供給位置にあるため、それ以外のスタンドに
係止された標本篭は、封入開始直前にスライドガ
ラス供給機構に組込まれた抱持腕により抱持し、
供給位置のスタンドにまで移動させる。この移動
作業の際、昇降片を下降させた状態で抱持腕と標
本篭とを係合させ、上記標本篭を引き上げてから
供給位置にあるスタンドの真上にまで水平移動さ
せ、昇降片を下降させて封入処理すべきスライド
ガラスを収納した標本篭をスタンドの供給位置に
押し込む。
封入処理を実行する場合には、この供給位置ス
タンドに於いて標本篭をスライドガラスの1ピツ
チ分ず上昇させ、この標本篭に収納された複数枚
のスライドガラスを上から1枚ずつ順番に引き出
す。標本篭は収納されたスライドガラスが引き出
される度に少しずつ上昇するが、総てのスライド
ガラスを引き出されて空になつた標本篭は、その
まま供給位置スタンドから抜き出して各スタンド
を設けた容器外に排出する。
スタンドの供給位置に係止された標本篭から前
記(ロ)の第一のスライドガラス運搬機構の挟み片に
挟持されて引き出されたスライドガラス上面の標
本上には、前記(ハ)の封入剤供給機構より封入剤が
滴下される。
上面に封入剤を滴下されたスライドガラスは、
そのまま第一のスライドガラス運搬機構により後
方に送られ、前記(ニ)の封入台の上方位置にまで移
動させられる。この第一のスライドガラス運搬機
構によるスライドガラスの移動に同期して、封入
台が封入剤滴下剤のスライドガラスの直下位置に
まで上昇しており、上記第一のスライドガラス運
搬機構の挟み片が開くことで上記スライドガラス
が封入台の上面に移される。
挟み片が開き、スライドガラスが封入台の上面
に移されたならば、上記第一のスライドガラス運
搬機構を設けた移動台がスライドガラス供給機構
に向けて移動を開始するとともに上記封入台が下
降するが、この下降の前又は後に於いて、この封
入台の上面に載置されたスライドガラスの上面
に、前記(ホ)のカバーガラス貼着機構がカバーガラ
スを貼着する。又、この移動台の動きと同期し
て、前記(ヘ)のカバーガラス供給機構が上記カバー
ガラス貼着機構にカバーガラスを1枚ずつ供給す
る。
移動台が案内レール上をスライドガラス供給機
構側端部まで移動すると、前記第一のスライドガ
ラス運搬機構の挟み片が標本篭に収納された最上
位のスライドガラスの両側に位置すると同時に、
前記(ト)の第二のスライドガラス運搬機構の挟み片
が封入台上面に残されたカバーガラス貼着済のス
ライドガラスの両側に位置する。この状態から、
第一、第二の両スライドガラス運搬機構の挟み片
の間隔を狭め、第一のスライドガラス運搬機構の
挟み片により染色済の標本を貼着しカバーガラス
未貼着のスライドガラスを、第二のスライドガラ
ス運搬機構の挟み片によりカバーガラス貼着済
(標本封入済)のスライドガラスをそれぞれ挟持
する。両挟み片によるスライドガラス挟持ができ
たならば、移動台をスライドガラス供給機構から
遠ざかる方向に移動させ、カバーガラス未貼着の
スライドガラスを上面に封入剤を滴下してから封
入台の上方に移動させると同時に、カバーガラス
貼着済のスライドガラスを前記(チ)の第三のスライ
ドガラス運搬機構に向けて移動させる。
移動台が第三のスライドガラス運搬機構側端部
にまで移動した状態で、この第三のスライドガラ
ス運搬機構の2本の支持腕は、間隔を狭めた状態
で上記移動台側に回動し、上記第二のスライドガ
ラス運搬機構の挟み片に支持されたカバーガラス
貼着済のスライドガラスの下側に進入する。この
状態で、第一のスライドガラス運搬機構の挟み片
に支持されたカバーガラス未貼着のスライドガラ
スは、封入台の直上に位置する。そこで、第一、
第二の両スライドガラス運搬機構の挟み片をいず
れも開き、カバーガラス未貼着のスライドガラス
を封入台上面に、カバーガラス貼着済のスライド
ガラスを間隔の狭くなつた1対の支持腕の上にそ
れぞれ移し換える。
この移し換えの後、移動台は再びスライドガラ
ス供給機構に向けて移動するが、この移動に伴つ
て第三のスライドガラス運搬機構の回動片が回動
し、カバーガラス貼着済のスライドガラスを載置
した支持腕が、前記(リ)のマツペ支持機構に支持さ
れたマツペの上方に進入する。第三のスライドガ
ラス運搬機構の移動ブロツクは、案内レールに沿
つて移動することで、上記カバーガラス貼着済の
スライドガラスをマツペのスライドガラス未収納
部の直上位置にまで移動させる。上記スライドガ
ラスが未収納部の直上にまで移動したならば、1
対の支持腕の間隔を広げることでこのスライドガ
ラスをマツペの未収納部に移し換える。
1枚のマツペに未収納部が無くなつたならば、
マツペ支持機構は、上記支持腕がマツペの上方に
存在しない間に上下に隣り合うマツペの1ピツチ
分だけ各マツペを下降させ、次にカバーガラス貼
着済のスライドガラスを受け取つた支持腕が、未
収納のマツペの上方に進入するようにする。
(実施例) 次に、図示の実施例を説明しつつ本発明を更に
詳しく説明する。
第1図は本発明の顕微鏡標本の自動封入装置の
全体構成を示す略平面図である。この封入装置は
基板(第1図には図示省略)の上面にスライドガ
ラス供給機構イと、第一のスライドガラス運搬機
構ロと、封入剤供給機構ハと、封入台ニと、カバ
ーガラス貼着機構ホと、カバーガラス供給機構ヘ
と、第二のスライドガラス運搬機構トと、第三の
スライドガラス運搬機構チと、マツペ支持機構リ
とを配列することで構成されている。
このうち、まずスライドガラス供給機構イの実
施例について第2〜5図により説明する。
基板12の上面にはガイドプレート13が固定
されており、このガイドプレート13の内側にキ
シロール等の、組織片の乾燥を防止するための液
体を貯溜した容器14を摺動自在に嵌合させてい
る。この容器14の底部には、第5図に示すよう
なスタンド15と上縁16aを傾斜させた衝合板
16とを設けている。このうちスタンド15は、
角張つたU字形に折曲げた金属板の互いに対向す
る位置にそれぞれ矩形の切欠き17a,17bを
形成している。このような切欠き17a,17b
の組は、スタンド15全体として複数組(例えば
5組)設け、各組に第6図に示すような標本篭1
8を昇降自在に支持するようにしている。この標
本篭18は、四角枠状の主部19の互いに対向す
る内側面に、複数の突壁20,20が当間隔で形
成している。又、主部19の一方の外側面には、
2本の突条21,21が、他方の外側面には3本
(本発明装置のみに使用する場合、2本でも良
い。)の突条22,22がそれぞれ形成されてい
る。更に、主部19の一端開口部の上下(上下は
第6図による。)両縁からは、それぞれ延長片2
3,23が形成されており、各延長片23,23
の端部同士の間には外面が鋸歯状(本発明装置の
みに使用する場合、この鋸歯は不要である。)に
形成された係止棒24,24が掛け渡されてい
る。各係止棒24,24の内面には、上記主部内
面の突壁20,20の間隔に合せて複数の突起2
5,25を形成しており、上記突壁20,20の
間に挿入され、この突壁20,20により一端部
両側縁を支持されたスライドガラスの他端縁を支
持できるようにしている。26は主部19に両端
を枢着した把手で、中央に係止片27を固定して
おり、標本の染色作業を行なう際にこの係止片2
6により標本篭18を吊り下げられるようにして
いる。
このような標本篭18を昇降自在に支持するた
め前記スタンド15に形成した各切欠き17a,
17bの幅Wは、標本篭18の主部19の幅wよ
りも僅かに大きい(W>w)程度とし、スタンド
15の幅dは突条21,21の間隔Dよりも僅か
に小さい(d<D)程度として、各切欠き17
a,17bの組に標本篭18の主部19を昇降自
在に支持できるようにしている。又衝合板16
は、容器14の底部の一端にのみ設け、スタンド
15の一端の切欠き17a,17bに標本篭を押
し込んだ場合に、この標本篭18の把手26が衝
合板16の上縁16aに衝合してこの把手26が
標本篭18の下降に伴つて第6図の矢印a方向に
回動し、主部19の内側に収納されたスライドガ
ラスを引き出す際にこの把手26が邪魔にならな
いようにする。
このような容器14を内嵌させたガイドプレー
ト13と平行に配設した案内レール28には、ス
ライダ29を、この案内レール28に沿つて移動
自在に設けており、このスライダ29の上面に上
下方向に長い長コ字形の支持板30を固定してい
る。この支持板30には上下方向の支柱31が設
けられており、この支柱31に昇降片32が摺動
自在に外嵌している。更に、支持板30の上部に
設けた横軸33には従動プーリ34を、支持板3
0の下部に設けた駆動モータ35の出力軸には駆
動プーリ36をそれぞれ設け、両プーリ34,3
6に掛け渡したワイヤ37の途中を上記昇降片3
2に連結し、上記駆動モータ35への通電により
昇降片32を昇降させるようにしている。なお、
図示は省略したが、ワイヤ37の途中には引張ば
ねを設けてこのワイヤ37の張力を保持し、駆動
プーリ35はワイヤ37とずれ動かない構造とし
ている。この点は前述した特開昭59−157535号公
報に記載の装置と同様である。
上記昇降片32の後面に設けた横軸38には、
1対の抱持腕39,39の上端を枢支している。
この1対の抱持腕39,39は、前記した標本篭
18の主部19を両側から抱持するもので、それ
ぞれの抱持腕39,39の下端部には内方に向い
た鉤部40,40を設け、各鉤部40,40の下
面は内方に向けて次第に高くなる傾斜面としてい
る。又、両抱持腕39,39の上部で横軸38の
下側に位置する部分は引張ばね41により互いに
連結しており、両抱持腕39,39が互いに近付
く方向の弾力を付与している。但し、両抱持腕3
9,39は、図示しないストツパの働きにより、
第3図に示した互いに平行な状態よりは近付かな
いようにしている。
前記スライダ29を水平移動させるための構造
も、上述した昇降片32を昇降させるための構造
と同様に構成されており、第2図に示すように、
駆動モータ42の出力軸に固定の駆動プーリ43
と従動プーリ44とに掛け渡されたワイヤ45の
途中をスライダ29に結合している。
更に、スライドガラス供給機構イには、この機
構イに組込まれる2個の駆動モータ35,42の
起動、停止を制御し、スライダ29と昇降片32
との停止位置を規制するための位置検出手段が2
組設けられている。両位置検出手段はほぼ同様に
構成されているため、スライダ29の位置検出手
段についてのみ図示説明する。第2図に示すよう
に、スライダ29が係合した案内レール28と平
行に検出用立壁46が配設されており、上記スラ
イダ29に固定の支持板47の下面に固定した光
電検出器の投光器48と受光器49とがこの検出
用立壁46の上部両側に互いに対向した状態で配
置されている。検出用立壁46の上縁部で前記し
た容器底部のスタンド15の切欠き17a,17
bに見合う位置には、第7図に示すような切欠き
50が形成され、投光器48と受光器49とがこ
の切欠き50を挟む位置にまでスライダ29が案
内レール28上を移動した場合に、前述した1対
の抱持腕39,39が上記したスタンド15の切
欠き17a,17bに支持された標本篭18の直
上に位置するようにしている。
次に、上述のように構成されるスライドガラス
供給機構イの抱持腕39,39の間に支持された
標本篭の中からスライドガラスを1枚ずつ抜き出
して封入台ニの上にまで運ぶ第一のスライドガラ
ス運搬機構ロについて、第2図に第8〜10図を
加えて説明する。
基板12の上面にスライドガラス供給機構イの
案内レール28と直角方向に亘つて配設された運
搬機構用の案内レール51に沿つて移動自在なス
ライダ52の上面には、金属板を上方が開口した
横コ字形に折り曲げて成る移動台53が固定され
ている。移動台53にも前述のスライドガラス供
給機構イに於ける場合と同様、投光器54、受光
器55、検出用立壁56による位置検出手段を設
け、この移動台53をワイヤ(プーリ、ワイヤ等
による駆動機構についてはスライドガラス供給機
構イの場合と同様であるため、図示及び詳しい説
明は省略する。)を介して駆動する駆動モータ5
7の起動、停止を制御するようにしている。
移動台53の前面に設けた横軸57には、取付
板58の上隅角部が枢支されており、この取付板
58の上端中央部には、移動台53の前面上端部
に固定したソレノイド59のロツド60の下端を
連結している。取付板58の片側には、L字形の
ブラケツト61を介して通常時は水平となる支持
板62を設けており、この支持板62の上面の前
端部(第8図の右端部)に第一の揺動板63を、
後端部に第二の揺動板64をそれぞれ枢支してい
る。第一、第二の各揺動板63,64の外側縁に
はそれぞれ棒状の挾み片65,65が、前半部が
支持板62よりも前方に突出する状態で固設され
ており、各挾み片65,65の互いに対向する面
にはそれぞれ溝66(第10図)を形成してスラ
イドガラスの両側縁部を支持できるようにすると
ともに、両挾み片65,65の前寄り部分同士を
引張ばね67により互いに連結し、上記溝66を
形成した挾み片65,65に、前半部同士が近付
く方向の弾力を付与している。後側に位置する第
一の揺動板63の前端部にはこの揺動板63の前
方に突出する状態で第一の衝合片68が、前側に
位置する第二の揺動板64の後端部にはこの揺動
板64の後方に突出し、かつ上記第一の衝合片6
8と重畳する状態で第二の衝合片69がそれぞれ
固設されている。第一、第二の両衝合片68,6
9の下側に位置する支持板62の中間部分には切
欠き70が形成されており、連結腕71の一端部
上面に設けた衝合突起72がこの切欠き70を通
じて支持板62の上面から突出し、上記両衝合片
68,69の片側面に当接している。上記連結腕
71の他端は前記取付板58の前面に固定したソ
レノイド73のロツドに連結している。第9〜1
0図に於いて74は、取付板58と移動台53と
の間に設けた引張ばねで、ソレノイド59への非
通電時に、取付板58を図示の状態に復位させる
役目を有する。
上述のように構成される第一のスライドガラス
運搬機構ロにより標本篭内から1枚ずつ引き出さ
れるスライドガラスの上面に封入液を滴下する封
入剤供給機構ハについては、従来から使用されて
いる封入装置と同様であるため、詳しい図示及び
説明を省略するが、スライドガラスの中央部に封
入液を滴下するノズルと、上記中央部がノズルの
直下に移動したことを検知するセンサとを有す
る。
次に、前記第一のスライドガラス運搬機構ロに
より運ばれて、上記封入剤供給機構ハにより上面
に封入液を滴下されたスライドガラスを載せる封
入台ニについて第8〜9図により説明する。
基板12の上面に設けた支持板75の上端部に
は上腕76の一端が、この支持板75の中間部に
は上記上腕76と同長の下腕77の一端がそれぞ
れ枢着されている。上下両腕76,77のうち、
下腕77の他端は昇降腕78の下端に、上端76
の他端はこの昇降腕78の中間部にそれぞれ枢着
することにより、前記支持板75と上下両腕7
6,77と昇降腕78とから成る平行四辺形のリ
ンク機構を構成し、上下両腕76,77の揺動に
伴い、昇降腕78が直立状態のまま昇降するよう
にしている。この昇降腕78の上端部に、前記第
一のスライドガラス運搬機構ロによつて運ばれた
スライドガラス79を載置する封入台80が固定
されている。この封入台80は上面四隅角部に突
起81,81を形成し、各突起81,81の上面
でスライドガラス79を支持し、このスライドガ
ラス79の下面が広い面積で封入台80の上面と
接触しないようにしている。このような封入台8
0の片側面には上記スライドガラス79の片側縁
を当接させる抑え板82を固定し、後述するカバ
ーガラス貼着機構ホによりスライドガラス上面に
カバーガラスを貼着する際、スライドガラス79
が封入台80の上面から落下しないようにしてい
る。
前述した平行四辺形のリンク機構を構成する下
腕77の側面には、下面83aをスライドガラス
供給機構イから離れるにつれて低くなるように傾
斜させたカム83を固定している。又、基板12
の上面で下腕77の近く位置に設けた立板84の
側面にはピン85を突設し、上記下腕77の下縁
をこのピン85の上面に衝合自在とし、この下腕
77を含むリンク機構が第9図に示した状態より
も下方に回動しないようにしている。更に、上記
立板84と下腕77との間には引張ばね86を設
けてこの下腕77を含むリンク機構に下方に向く
弾力を付与している。
一方、封入台80の上面に向けてスライドガラ
ス79を運ぶ第一のスライドガラス運搬機構ロを
設けた移動台53の下面端部に固定した保持板8
7の前端部側面にはローラ88を枢支し、上記移
動台53が案内レール51に沿つて後端位置にま
で移動することで、このローラ88が前記カム8
3の下面83aと衝合するようにしている。
次に、第一のスライドガラス運搬機構ロにより
運ばれ、封入剤供給機構ハにより上面に封入剤を
滴下されてから封入台80の上面に載置されたス
ライドガラスの上面に、カバーガラスを貼着する
ためのカバーガラス貼着機構ホについて説明す
る。但し、この実施例に組込んだカバーガラス貼
着機構に関しては、基本的には特開昭57−29927
号公報に開示された顕微鏡標本用封入装置と同じ
であるため図示及び説明を簡単に留める。
第11〜12図はカバーガラス貼着機構ホを示
している。移動台53用の案内レール51の側方
に設けた支持ブロツク89に支持された支軸90
に回転自在に支持された押込駒91の外側面には
板ばね92を固定している。押込駒91の端面に
固定した円板93には揺動腕94を固定し、この
揺動94とモータ95により駆動される回転腕9
6の端部のローラ97とを衝合自在としている。
モータ95の駆動軸の途中には、外周縁に切欠き
を有する円板98を固定し、この円板98の外周
縁を光電検知器の投光器99と受光器100とで
挾み、上記回転腕96の位置を検出できるように
している。揺動腕94と案内レール51の側面等
固定の部分との間には引張ばね208を設けてい
る。
次に、上述のようなカバーガラス貼着機構ホに
カバーガラスを1枚ずつ供給するカバーガラス供
給機構ヘについて説明する。
第13〜18図はカバーガラス供給機構ヘを示
しており、第13図は平面図、第14図は第13
図の下方から見た図、第15〜18図はカバーガ
ラス収納部を示している。基板の上面に、前記案
内レール51と直角方向に配設した案内レール1
02にはスライダ103を係合させ、駆動モータ
104(第2図)によりこのスライダ103を移
動自在としている。スライダ103の位置検出機
構について、検出用壁105及び投光器106、
受光器107(第2図)を設けることは前述の各
機構の場合と同様である。
スライダ103にブラケツト108を介して固
定された支持板109に設けた横軸110には、
吊上腕111の中間部が枢支されており、この吊
上腕111の基端部と支持板109との間には、
この基端部を下方に引張る引張ばね112を設け
ている。又、吊上腕111の中間部で、横軸11
0よりも先端寄り部分には枢軸113を設け、支
持板109の下端部に設けたソレノイド114の
ロツド115の上端をこの枢軸113に結合して
いる。
このような吊上腕111の先端部にはブラケツ
ト116を固定している。このブラケツト116
の下面には吸着パツド117を設け、この吸着パ
ツド117の内側に通じる接続口118と真空ポ
ンプ(図示せず)とをホースにより連通させるよ
うにしている。更に、上記ブラケツト116の先
端部116aは下方に向けて直角に折り曲げてお
り、この先端部116aにローラ119を支承し
ている。
一方、カバーガラス収納部は、4枚の立壁12
0,121,122,123により互いに積み重
ねられた多数枚のカバーガラスの四周を囲む保持
部124と、前記吸着パツド117により最上位
置のカバーガラスを吊り上げる際に、下側のカバ
ーガラスまでこれに付着して吊り上げられるのを
防止するため、各カバーガラスを両側から抑え付
ける抑え部125とから成つている。
このうち、保持部124にはばね126により
上方に弾力的に押し上げられる底板127が設け
られている。又、一方の立壁120の上端部12
0aは内方に向けて直角に折り曲げられており、
カバーガラスの残り枚数に関係なく、最上位のカ
バーガラスが保持部124の上端位置に存在する
ようにしている。
一方抑え部125は、保持部124と同一の取
付板128の上面に立設した竪軸129の上端部
に1対の回動駒130,130を枢支している。
各回動駒130,130の外側面にはそれぞれ金
属板131,131が固定されており、両金属板
131,131の後端部にそれぞれ板ばね13
2,132を固定している。前記保持部124の
両側面を区画する2枚の立壁121,123の上
端隅角部でこの板ばね132が対向する部分には
切欠き133を形成し、各板ばね132の内側面
に貼着したフエルト134を保持部124内のカ
バーガラスの両側縁に当接できるようにしてい
る。又、上記金属板131,131の前端部に
は、前端部を内方に向けて直角に折り曲げたカム
板135,135を固定している。各カム板13
5,135の内端部上隅角部は斜切して、内方に
向う程低くなる傾斜縁136,136としてい
る。前述した吊上腕111の先端のローラ119
は、カバーガラスの吊上時にこの傾斜縁136,
136の直上に位置する。但し、ローラ119は
ソレノイド114と同期して作働する別のソレノ
イドにより、この傾斜縁136,136と衝合自
在としても良い。
次に、上述のカバーガラス供給機構ヘにより供
給されたカバーガラスを前述したカバーガラス貼
着機構ホにより上面に貼着し、スライドガラス上
面の標本の封入を完了したスライドガラスを封入
台80の上面から取り出して後方に送る第二のス
ライドガラス運搬機構トについて説明する。
この第二のスライドガラス運搬機構トは、前述
した第一のスライドガラス運搬機構ロと同一の移
動台53の後部に設けられており、この移動台5
3の前部に設けた第一のスライドガラス運搬機構
ロが標本篭内から未封入のスライドガラスを1枚
引き出すと同時に、第二のスライドガラス運搬機
構トが封入台上面から封入済のスライドガラスを
取り出して後方に送るようにしている。
第二のスライドガラス運搬機構トは、第2図及
び第8〜9図(第10図には簡略のため省略)に
示すように、移動台53の後端に設けられた側方
突出部に固定のソレノイド137により第19〜
20図に示すような1対の挾み片138,138
を遠近動させるようにしている。即ち、ブラケツ
ト139を介して上記ソレノイド137に固定さ
れる水平支持腕140の両端部にそれぞれ揺動腕
141の中間部を枢支している。各揺動腕141
の下端部内側面には内面に溝142を有する挾み
片142がそれぞれ固定されており、この挾み片
143を遠近動せることでスライドガラスを挾持
できるようにしている。
又、両揺動腕141,141の上端部同士は引
張ばね144により連結され、各揺動腕141,
141に挾み片143,143同士の間隔を開く
方向の弾力を付与している。更に、各揺動腕14
1,141の中間部内方に設けた突出部145,
145の内端部下面に設けた突起146,146
が円板147の上面に当接している。この円板1
47の中央にはねじ孔が設けられており、このね
じ孔に引上ロツド148の下端部に形成した雄ね
じを螺合させて挟み片143,143の間隔の調
節を自在としている。この引上ロツド148の上
端は、前述したように移動台53の後端の側方突
出部に固定したソレノイド137のロツドの下端
に連結している。
第二のスライドガラス運搬機構トは上述のよう
に構成されるが、前述した第一のスライドガラス
運搬機構ロが標本篭からスライドガラスを引き出
すように移動台53が案内レール51の前端部ま
で移動した場合、第二のスライドガラス運搬機構
トの挾み片143,143は、下降状態にある封
入台80の上面に載置されたスライドガラスの後
部両側に位置するようになる。
次に、上述したように構成される第二のスライ
ドガラス運搬機構トにより封入台80から取り出
され、後方に送られた封入済のスライドガラスを
受取つてマツペに送り込む第三のスライドガラス
運搬機構チについて説明する。
この第三のスライドガラス運搬機構チは、前述
したカバーガラス供給機構ヘの案内レール102
と平行に配設された案内レール149に移動自在
に係合したスライダ150の上面に柱状の移動ブ
ロツク151を立設している。この移動ブロツク
151の上面中央部に設けた竪軸152には、下
面に歯車153を固定した回動片154を枢支し
ている。又、移動ブロツク151の上面片隅部に
は、角棒155により補強した保持板155を設
け、この保持板155の前端155aと後端15
5bとをそれぞれ上方に向けて直角に折り曲げ、
前後両端の間に案内杆156を掛け渡している。
この案内杆156には長さ方向に亘つて貫通孔1
57を穿設したラツク158が摺動自在に外嵌し
ており、このラツク158と前述した回動片15
4に固定の歯車153とを噛合させて、ラツク1
58の移動に伴つて上記回動片154が回転する
ようにしている。更に、このラツク158の後端
面と保持板155の後端155bとの間には圧縮
ばね159を設けて、外力が加わらない限りラツ
ク158が保持板155の前端部にまで移動し、
回動片154が第21、23図に示す状態から時
計方向に180度回転した状態となるようにしてい
る。
回動片154の側面には2本の支持腕160,
160の基端部を回転自在に支承した支持ブロツ
ク161が固定されている。この支持ブロツク1
61の両端部に回転自在に保持された軸162,
162は、図示しないばねの弾力によりそれぞれ
第24図に矢印bで示す方向に回転しようとする
弾力を付与されている。前記第二のスライドガラ
ス運搬機構トから封入済のスライドガラスを受け
取る2本の支持腕160,160は、後端の幅広
部163,163の上縁部を各軸162,162
に結合している。封入済のスライドガラス79
は、各幅広部163,163の前縁下部から延出
した受部164,164に掛け渡すようにして支
持されるようにしている。各受部164,164
の端部165,165は上方に向けて折曲げ、回
転台154の回動時に受部164,164に載置
されたスライドガラス79が遠心力により振り飛
ばされないようにしている。
更に、支持ブロツク161の下方に固定した取
付板166にはソレノイド167を固定し、この
ソレノイドによりT字形のブラケツト168を引
張り自在としている。このブラケツト168に
は、ナイロン等の摩擦係数の低い材料製の水平押
棒169が固定されており、この水平押棒169
の両端下隅角部が各支持腕160,160の幅広
部163,163の中央部上面に当接している。
なお、図示は省略したが、ラツク158の上面
には衝合突部を設け、第一、第二のスライドガラ
ス運搬機構ロ,トを設けた移動台53が案内レー
ル56に沿つて後端にまで移動した場合にこの移
動台53に固定の押片が上記衝合突部を押し、ラ
ツク158を圧縮ばね159の弾力に抗して移動
させるように構成している。但し、上記衝合突部
に押片が衝合するためには、移動台53の後退時
に上記ラツク158を上面に設けた移動ブロツク
151が特定の場所に位置しなければならない。
このように移動台の後退時に移動ブロツク151
が特定場所に存在し、かつ第二のスライドガラス
運搬機構トから受取つた封入済のスライドガラス
79をマツペの収納部の直上に運べるようにする
ため、案内レール149の近くにもこれと平行に
検出用壁170を設け、スライダ150に固定の
光電検出器とこの検出用壁170とによりスライ
ダ150の位置を正確に検知できるようにしてい
る。
次に、上述のように構成される第三のスライド
ガラス運搬機構チにより運ばれた封入済のスライ
ドガラスを収納するための複数枚のマツペを支持
するマツペ支持機構リについて説明する。
第25〜32図はマツペ支持機構リを示してい
る。上述した第三のスライドガラス運搬機構チの
案内レール149の近傍に垂直に立設した支柱1
71には上下2個の昇降片172,172がそれ
ぞれ昇降自在に係合している。この2個の昇降片
172,172には、金属板をL字形に折曲げ形
成して垂直板部173aと水平板部173bとを
有する支持板173の上記垂直板部173aを結
合固定している。この支持板173の垂直板部1
73aの内面には、第27図に示すように上縁に
開口する長U字形の切欠き174を有する抱持板
175が上下2本ずつ、合計4本の支持棒17
6,176により固定されている。又、上記垂直
板部173aの上部内には、第28〜29図に詳
示するように平面形状をコ字形としたブラケツト
177(図示の例ではL字形に折曲げた金属板を
2枚組合せているが、1枚の金属板をコ字形に折
曲げたものでも同じである。)を固定し、このブ
ラケツト177の上部垂直板部173a寄りには
枢軸178を、ブラケツト177の中間部でこの
枢軸178よりも垂直板部173aから少し離れ
た部分にはスタツド179をそれぞれ水平方向に
設けている。このうち、枢軸178の上面には一
端180aを直角に折曲げた金属板の中間部を更
に同方向に少し折曲げて成る係止板180を、中
間折曲げ部に於いて載置している。この係止板1
80の端部180aは、ブラケツト177及び垂
直板部173aに形成した透孔を通じてこの垂直
板部173aの外側に突出しており、この端部1
80aと垂直板部173aに固定の係止部181
との間に引張ばね182を設け、上記係止板18
1に第28図に於いて枢軸128を中心に反時計
方向に回転しようとする弾力を付与している。但
し、係止板181の上面はスタツド179の下側
面に衝合するため、第28図に実線で示す位置よ
りは反時計方向に回転しない。
一方、それぞれ複数枚の封入済スライドガラス
を収納する板状のマツペを複数枚、互いの間に間
隔を置いて支持する収納枠183は、前記支持板
173の上面に載置自在に構成されている。
互いに平行に配列された2本の上棒184,1
84の両端部は、それぞれ等長の上枠材185
a,185bの両端部に枢支している。又、互い
に平行でかつ上記上棒184,184に対しても
平行に配列された2本の下棒186,186の両
端部は、いずれも上記上枠材185a,185b
と等長の下枠材187a,187bの両端部に枢
支している。更に、上下に隣り合う上棒184と
下棒186との端部同士は、合計4本の竪枠材1
88,188により互いに連結している。各竪枠
材188,188の内側面には、マツペの両端縁
部(マツペ自体の剛性が不足する場合は、マツペ
を載せる金属板の両端縁部)を係止するための係
止凹部192,192がそれぞれ複数個等間隔に
形成されている。
収納枠183を構成する各枠材のうち、支持板
173の垂直板部173a寄りの上枠材185a
と下枠材187aとの中間部には、第31図に示
すように、係止枠材189の上下両端部が枢支さ
れている。この係止枠材189の上部には、前記
した抱持板175の切欠き174の周縁部と係合
自在な溝190を外周面に形成した厚肉の係合部
191が形成されている。又、この係合部191
の上端面191aは外方に向けて低くなるように
傾斜させて、係合部191の溝190と上記抱持
板175の切欠き174の周縁部とを係合させた
場合に、第28図に示すように係止板180の先
端縁がこの上端面191aの上面を抑えるように
している。
又、係止枠材189と反対側に位置する上枠材
185bと下枠材187bとの中間部には、第3
2図に示すように、外側面に前記係止凹部19
2,192と等ピツチの鋸歯193,193を形
成した支持枠材194の上下両端部を枢支してい
る。マツペ支持機構リは、この支持枠材194の
鋸歯193,193に1対の爪片195,196
を交互に係止させることで収納枠183を係止凹
部192,192の1ピツチ分ずつ降下させるよ
うに構成している。
鋸歯193,193に1対の爪片195,19
6を交互に係合させるための機構は、第30図に
示すように構成している。即ち、下端を第一の横
軸197に枢支した第一の揺動片198の上端に
一方の爪片195を、中間部を第二の横軸199
に枢支した第二の揺動片200の上端に他方の爪
片196を、それぞれ前記支持枠材194の鋸歯
193,193に対向させた状態で固定してい
る。
両揺動片198,200のうち、第一の揺動片
198には第一の引張ばね201により第30図
で反時計方向に回転しようとする弾力を、第二の
揺動片200には第二の引張ばね202により同
じく時計方向に回転しようとする弾力をそれぞれ
付与している。更に、両揺動片198,200の
後方に固定されたソレノイド203のロツド20
4の先端に支承されたローラ205を、上記第一
の揺動片198の前縁に当接させ、第二の揺動片
200の側面に突設したピン206を第一の揺動
片198の後縁に当接させている。
(実施例の作用) 以上に述べた通り構成される各機構イ〜リより
成る顕微鏡標本の自動封入装置の作用は次の通り
である。
まず封入作業を開始する前に、染色済の標本を
貼着したスライドガラスを収納した複数個の標本
篭18をキシロールを貯溜した容器14の底部の
スタンド15の各切欠き17a,17bに立てて
おく。このようにスタンド15に立てられた複数
の標本篭のうち、衝合板16に対向するスタンド
端の切欠き17a,17bに立てた標本篭18の
把手26は上記衝合板16の上縁16aとの衝合
により第6図の矢印a方向に回動して、内側に収
納された複数のスライドガラスを引き出し自在と
なるが、残りの標本篭18の把手26は第6図に
示した状態のままとなり、収納されたスライドガ
ラスが不用意に抜け出ることはない。このように
複数の標本篭18をセツトした容器14は、第2
〜4図に示したように、ガイドプレート13の奥
にまで押し込んでおく。又、マツペ支持機構リの
収納枠183には、複数のマツペを両端縁を係止
凹部192,192に挿入することで支持し、こ
の収納枠183を第25図に示すように支持板1
73の上面に載置しておく。この載置作業の際、
係止板180は第28図に鎖線で示すように引張
ばね182の弾力に抗して変位し、収納枠183
の係合部191を通過させる。係合部191の通
過後は上記係止板180は同図に実線で示す状態
に復位して上記係合部191が抱持板175の切
欠き174から抜け出ないようにする。
このように標本篭18とマツペとをセツトした
ならば、まずスライドガラス供給機構イの抱持腕
39,39により容器14の端部で把手26を側
方に回動させられた標本篭18を抱持する。この
作業は、案内レール28に沿つてスライダ29
(第2〜4図)を移動させ、両抱持腕39,39
を抱持すべき標本篭18の直上位置に移動させて
から両抱持腕39,39の上端を枢支した昇降片
32を下降させることにより行なう。昇降片32
の下降により両抱持腕39,39の下端の鉤部4
0,40は引張ばね41の弾力に抗して側方に逃
げ、更に昇降片32が下降することで標本篭18
の下端縁に係止する。
次いで、昇降片32を上昇させて標本篭18を
引き上げ、この標本篭18に収納された複数枚の
スライドガラスのうち、最上位置のスライドガラ
スを第一のスライドガラス運搬機構ロの挾み片6
5,65(第8〜10図)により引出し可能な位
置にまで引き上げる。
この状態で上記第一のスライドガラス運搬機構
ロを設けた移動台53を第8〜9図で左行させる
が、これに先立つてソレノイド73に通電し、上
記1対の挾み片65,65を固定した揺動板の衝
合片68,69を第8図で下方に引くことで両衝
合片68,69を固定した第一、第二の揺動板6
3,64を互いに反対方向に回動させ、両挾み片
65,65の間隔を開いておく。
このように両挾み片65,65の間隔を開いた
状態で移動台53を左行させることにより、この
両挾み片65,65が上記最上位置のスライドガ
ラスの端部両側に位置するようになつたならば、
ソレノイド73への通電を止め、引張りばね67
の弾力により間隔を挾められる両挾み片65,6
5によりこのスライドガラスの端部を両側から挾
持する。この際、移動台53は左端位置で停止し
ている。
次いで、移動台53を右行させて上記スライド
ガラスを標本篭から引き出し、更に後方の封入台
に向けて送るが、このスライドガラスが標本篭か
ら完全に引き出された際に、移動台53の前面上
端部に固定したソレノイド59に一時的に通電す
る。これにより、取付板58が第10図に於いて
反時計方向に少し回動した後すぐに第10図の状
態に復位し、挾み片65,65の間に支持された
スライドガラスに付着したキシロールを排除す
る。
キシロールの排除を終了し、水平状態に戻つた
スライドガラスの上面には封入剤供給機構ハによ
り封入剤が滴下される。
移動台53が更に後方にまで移動すると、この
移動台53の前端に支承したローラ88が封入台
80を支持したリンク機構の下腕77に固定のカ
ム83の下面83a(第9図)の下側に入り込み、
この下腕77を上方に揺動させて、上記封入台8
0ニを第9図に示した状態よりも少し(図面上で
5m/m強)上昇させ、この封入台80を第一の
スライドガラス運搬機構ロの挾み片65,65に
支持されたスライドガラス79の直下に位置させ
る。
この状態から移動台53の前端部に固定したソ
レノイド59に通電するとともに後端のソレノイ
ド137への通電を停止し、第一、第二の両スラ
イドガラス運搬機構ロ,トの挾み片65,65と
挾み片143,143(第19〜20図)の間隔
を広げ、第一のスライドガラス運搬機構ロの挾み
片65,65に支持されていた未封入のスライド
ガラス79を封入台80(第8〜9図)の上面に
移した後、上記移動台53を第8〜9図で左行さ
せる。この間に、前記スライドガラス供給機構イ
の昇降片32は、標本篭18に収納されたスライ
ドガラスの1ピツチ分だけ上昇している。
移動台53の左行に伴い、上記封入台80は第
9図に示す位置まで下降し、更にこの移動台53
が前端(第9図の左端。なお、実施例装置の場
合、各平行移動部分の移動量は、それぞれの位置
検出用の検出用壁の長さによつて規制される。)
にまで移動すると、第一のスライドガラス運搬機
構ロの挾み片65,65が標本篭18に収納され
たスライドガラスのうちの最上位置のスライドガ
ラスの後端部両側に、第二のスライドガラス運搬
機構トの挾み片143,143が封入台80の上
面のスライドガラスの後端部両側にそれぞれ位置
するようになる。
この状態で、移動台53を一時停止し、封入台
80の上面に載置されたスライドガラスの上面に
カバーガラスを貼着する封入作業を行なう。
この封入作業に先立ち、カバーガラス供給機構
ヘにより、カバーガラス207を1枚だけ、第1
1図に鎖線で示すように、スライドガラス79と
カバーガラス貼着機構ホの押込駒91と間に供給
する。
このカバーガラス供給の際、カバーガラス供給
機構ヘのスライダ103の移動により、吊上腕1
11の先端の吸着パツド117を多数枚のカバー
ガラスを積み重ねた状態で収納した保持部124
の上方に移動させてからソレノイド114に通電
して上記吊上腕111を下方に回動させ、吸着パ
ツド117を最上位のカバーガラスの上面に押圧
する。これと同時に、吊下腕先端の(又は上記ソ
レノイド114と同時に通電される別のソレノイ
ドにより下降させられる)ローラ119が1対の
カム板135,135の傾斜縁136,136に
衝合し、両カム板135,135を外方に押し、
このカム板135,135と連結された板ばね1
32,132を内方に回動させて、両板ばね13
2,132の内側面に貼着したフエルト134,
134により積み重ねられた多数枚のカバーガラ
スを両側から抑える。この状態で、吸着パツド1
17の内側を負圧源に通じさせ、最上位のカバー
ガラスをこの吸着パツド117に吸着させ、ソレ
ノイド114への通電を停止して引張ばね112
の弾力により吊上腕111を上方に揺動させる。
吊上腕111の上方への揺動の初期には、多数枚
のカバーガラスの両側はフエルト134,134
により抑えられたままであるため、吸着パツド1
17に吸着された最上位のカバーガラス以外のカ
バーガラスがこのカバーガラスに付着して吊り上
げられることはなく、最上位のカバーガラスのみ
が弾性変形しながら吊り上げられる。1枚のみの
カバーガラス吊り上げを行なつた吊上腕111は
上記したスライドガラス79と押込駒91との間
位置(第11図)の上方に移動させ、再びソレノ
イド114に通電して吊上腕111を下方に揺動
させた後、吸着パツド117内への負圧導入を断
ち、反対に圧縮空気(低圧で足りる。)を吸着パ
ツド117の内側に送り込んで、上記位置へのカ
バーガラスの供給を行なう。このカバーガラス供
給後、吊上腕111は上昇してから側方(第13
図の上方)に退避して、移動台53が移動する際
の妨げとならないようにする。
上述のようにしてカバーガラスの供給が行なわ
れたならば、第11〜12図に示したカバーガラ
ス貼着機構ホの回転腕96を第11図で反時計方
向に1回転させ、揺動腕94を引張ばね208の
弾力に抗して少し揺動させ、この揺動腕94に連
結された板ばね92によりカバーガラス207を
スライドガラス79の上面に押し上げ、このスラ
イドガラス79の上面に貼着された標本を封入す
る。この際の動作は、前述した特開昭57−29927
号公報の装置とほぼ同様である。但し、このよう
にカバーガラスを貼着する封入作業は、移動台5
3の左行前で、封入台80が上昇している間に行
なつても良い。
封入作業が終了したならば、移動台53の前後
両端に固定した両ソレノイド59,137のう
ち、ソレノイド59への通電を停止し、ソレノイ
ド137に通電して、挟み片65,65と挟み片
143,143との間隔を狭めてから上記移動台
53を第8〜9図で右行させ、第一のスライドガ
ラス運搬機構ロにより標本篭18から新たな未封
入のスライドガラスを封入台80上に引き出すと
同時に、第二のスライドガラス運搬機構トにより
封入済のスライドガラスを後方の第三のスライド
ガラス運搬機構チに向けて送る。
第三のスライドガラス運搬機構チの支持腕16
0,160は、上記移動台53が前方に移動して
いる場合は、第1図に示すようにマツペ支持機構
リの方を向いているが、移動台53が後方に移動
すると、まずこの移動台53に固定の押片がラツ
ク158(第23図)に設けた衝合片に当接し、
更に移動台53が後方に移動することでこのラツ
ク158が後方(第23図で右方)に押される
と、このラツク23と噛合した歯車153、回動
片154、支持ブロツク161を介して上記支持
腕160,160が第21、23図に示す状態に
まで同図で反時計方向に180度回転し、両支持腕
160,160が第二のスライドガラス運搬機構
トの挟み片に支持された封入済のスライドガラス
の直下に進入する。この状態で移動台53の前後
両端のソレノイド59,137のうち、ソレノイ
ド59に通電すると同時にソレノイド137への
通電を止め、第一のスライドガラス運搬機構ロが
支持していた未封入のスライドガラスを封入台上
に移すと同時に、第二のスライドガラス運搬機構
トが支持していた封入済のスライドガラスを第三
のスライドガラス運搬機構チの支持腕160,1
60上に移す。その後、移動台53を前方に移動
させると、ラツク158は圧縮ばね159の弾力
により第23図に左方に押され、封入済のスライ
ドガラスを載せた支持腕160,160は第2
1,23図で時計方向に180度回転して、上記ス
ライドガラスをマツペ支持機構リに支持されたマ
ツペの上側に進入させる。その後、第三のスライ
ドガラス運搬機構チのスライダ150が案内レー
ル149に沿つて移動し、封入済のスライドガラ
スをマツペの未収納部分まで移動させてから停止
する。その後、支持ブロツク161の下方に固定
したソレノイド167に通電し、ブラケツト16
8を介して水平押棒169を少し下方に移動させ
る。これによりスライドガラスを載せた両支持腕
160,160が第24図で矢印b,bと反対方
向に回動し、両支持腕160,160の受部16
4,164の間隔が広がつて、両受部164,1
64の間からマツペの上面に向けて封入済のスラ
イドガラスが移し換えられる。この移し換え終了
後、第三のスライドガラス運搬機構チのスライダ
150は待機位置にまで移動して、第二、第三の
スライドガラス運搬機構ト,チの間で封入済スラ
イドガラスの受け渡しを行なえるようにする。
1枚のマツペの収納部に総て封入済のスライド
ガラスが収納されたならば、上記支持腕160,
160がマツペの上方から退避している間(第
二、第三のスライドガラス運搬機構ト,チによる
封入済スライドガラスの受け渡しが行なわれてい
る間)に複数枚のマツペを収納した収納枠183
(第25〜32図)をマツペの1段分だけ下降さ
せる。この作業は、マツペ支持機構リに設けたソ
レノイド203(第25,30図)に短時間だけ
通電することにより行なう。
ソレノイド203に通電すると、ロツド先端の
ローラ205の右行により第一の揺動片198が
時計方向に、この第一の揺動片198の後縁と衝
合するピン206を側面に有する第二の揺動片2
00が反時計方向にそれぞれ回動し、第一の揺動
片198の上端の爪片195が鋸歯193の下面
から退避し、代つて第二の揺動片200の上端の
爪片196が第30図に鎖線で示すように鋸歯の
下面と係合する位置にまで移動する。このため、
収納枠183はマツペの段の半分だけ、支持板1
73ごと下降する。次いで、ソレノイド203へ
の通電を停止すると、第一、第二の両揺動片19
8、200が第一、第二の引張ばね201,20
2の弾力により第30図に示した状態に回動し、
爪片195の先端がそれまでより1段上の鋸歯1
93の下面と当接するようになり、収納枠183
はマツペの1段分だけ下降する。
総てのマツペの総ての収納部に封入済のスライ
ドガラスが収納されたならば、係止板180を引
張ばね182の弾力に抗して第28図の鎖線位置
にまで回動させ、複数枚のマツペを収納した収納
枠183を引き上げて支持板173の上から取り
除き、代りに空のマツペを収納した収納枠183
を装着する。取り外した収納枠183に収納した
複数のマツペはこの収納枠ごと保存しても、或は
収納枠183から取り出して保存しても良いが、
収納枠183ごと保存した場合、上棒184と下
棒186とを中心として変形自在な収納枠183
を倒すように変形させることで、各マツペに収納
された封入済スライドガラスの端部を露出させる
ことができるため、このスライドガラス端部に標
本の種類等を示すラベルを貼着することで、標本
の管理を容易に行なえるようになる。
又、前述したスライドガラス供給機構イ(第2
〜4図)に於いて、1個の標本篭18が空になつ
たならば、この空の標本篭18を容器14外に廃
棄し、容器14内の別位置に支持されている標本
篭18をスライドガラス取り出し位置に移し換え
る。この移し換えは支持腕39,39を昇降及び
横移動させること行なうが、移し換え時に新たに
スライドガラス取り出し位置に移動させた標本篭
18を1度下端位置まで押し下げて把手26と衝
合板16の上縁16aとを衝合させ、この把手2
6を側方に回動させる。又、空の標本篭18の廃
棄をする場合、支持腕39,39の間隔を自動的
に広げられるように、ガイドプレート13の上方
で容器14の出し入れの妨げとならない場所に各
支持腕39,39の下端の鉤部40,40と衝合
してこの支持腕39,39の間隔を広げる横棒を
設けたり、或は通電により支持腕39,39の間
隔を広げるソレノイドを設けることもできる。
尚、以上に述べた実施例に於いては、カバーガ
ラス貼着機構ホとカバーガラス供給機構ヘとは独
立して構成しているが、カバーガラス供給機構ヘ
の吸着パツド117をそのままスライドガラスの
直上位置にまで移動させ、この吸着パツド117
によりカバーガラスをスライドガラスの上面に押
し付けるように構成しても良い。この場合、例え
ば第33〜35図に示した実願昭59−141571号に
係る封入装置を使用できる。この封入装置は、封
入剤を滴下したスライドガラス79の上方にカバ
ーガラス207を移動させて上記スライドガラス
79の上面に降下させる吸着パツド117、この
降下するカバーガラス207の一端縁を支持する
係止片209を片面に有し、この係止片209を
カバーガラス207の端縁から外す方向に軸21
0を中心として回動自在な腕体211とからな
り、上記吸着パツド117はスライドガラス79
の上方に於いて下方に移動して、上記カバーガラ
ス207の上面中央部をスライドガラス79の上
面に向けて押圧するものである。第33〜35図
に於いて212はストツパ、213は引張ばねで
ある。この封入装置に於いては、封入作業時にカ
バーガラス207が第34図に示すように弯曲
し、スライドガラス79の上面に滴下した封入剤
214が第35図に示すように両ガラス79,2
07の間にまんべんなく広がつて、この封入剤2
14中に気泡が混入することがない。
c 発明の効果 本発明の顕微鏡標本の自動封入装置は以上に述
べた通り構成されるが、染色作業時に標本を貼着
したスライドガラスを収納した標本篭からスライ
ドガラス1枚ずつ取り出し、封入処理して保存用
のマツペに収納するまでの作業を総て自動的に行
なうことができて、大切な標本を汚損したりする
ことがなく、標本の封入作業の能率化に果す効果
は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の自動封入装置の全体構成を示
す略平面図、第2図は第1図の右部を除いた平面
図、第3図は第2図のA−A断面図、第4図は同
B−B断面図、第5図は容器の部分切断斜視図、
第6図は収納篭の斜視図、第7図は検出用立壁の
部分斜視図、第8図は第2図の中央部のみを示す
図、第9図は第8図の下方から見た側面図、第1
0図は第9図の左方から見た図、第11図はカバ
ーガラス貼着機構を示す第2図のC−C線方向に
見た図、第12図は第11図の上方から見た図、
第13図はカバーガラス供給機構の平面図、第1
4図は第13図の下方から見た図、第15図はカ
バーガラス保持部の平面図、第16図は第15図
の下方から見た図、第17図は第16図の左方か
らカム板を見た図、第18図は第16図の右方か
ら見た図、第19図は第二のスライドガラス運搬
装置を部分的に示す第2図のD−D線方向に見た
図、第20図は第19図の右方から見た図、第2
1図は第三のスライドガラス運搬機構の平面図、
第22図は第21図の左方から見た図、第23図
は第21図の部分拡大図、第24図は第22図の
部分拡大図、第25図はマツペ支持機構の側面
図、第26図は同平面図、第27図は抱持板部分
を第25図の右方から見た図、第28図は第25
図の左部拡大図、第29図は第28の図の上方か
ら見た図、第30図は第25図の右部拡大図、第
31図は収納枠を第25図の左方から見た図、第
32図は同じく右方から見た図、第33〜35図
はカバーガラス貼着機構の別例を貼着作業行程順
に示すそれぞれ側面図、第36図は従来の自動封
入装置の斜視図である。 イ:スライドガラス供給機構、ロ:第一のスラ
イドガラス運搬機構、ハ:封入剤供給機構、ニ:
封入台、ホ:カバーガラス貼着機構、ヘ:カバー
ガラス供給機構、ト:第二のスライドガラス運搬
機構、チ:第三のスライドガラス運搬機構、リ:
マツペ支持機構、1:スライドガラス、2:搬送
路、3:スライドガラス供給装置、4:搬送装
置、5:判別装置、6:注液装置、7:カバーガ
ラス選別供給装置、8:接着装置、9:トレイ、
10:格納装置、11:制御部、12:基板、1
3:ガイドプレート、14:容器、15:スタン
ド、16:衝合板、16a:上縁、17a,17
b:切欠き、18:標本篭、19:主部、20:
突壁、21,22:突条、23:延長片、24:
係止棒、25:突起、26:把手、27:係止
片、28:案内レール、29:スライダ、30:
支持板、31:支柱、32:昇降片、33:横
軸、34:従動プーリ、35:駆動モータ、3
6:駆動プーリ、37:ワイヤ、38:横軸、3
9:抱持腕、40:鉤部、41:引張ばね、4
2:駆動モータ、43:駆動プーリ、44:従動
プーリ、45:ワイヤ、46:検出用立壁、4
7:支持板、48:投光器、49:受光器、5
0:切欠き、51:案内レール、52:スライ
ダ、53:移動台、54:投光器、55:受光
器、56:検出用壁、57:横軸、58:取付
板、59:ソレノイド、60:ロツド、61:ブ
ラケツト、62:支持板、63:第一の揺動板、
64:第二の揺動板、65:挾み片、66:溝、
67:引張ばね、68:第一の衝合片、69:第
二の衝合片、70:切欠き、71:連結腕、7
2:衝合突起、73:ソレノイド、74:引張ば
ね、75:支持板、76:上腕、77:下腕、7
8:昇降腕、79:スライドガラス、80:封入
台、81:突起、82:抑え板、83:カム、8
3a:下面、84:立板、85:ピン、86:引
張ばね、87:保持板、88:ローラ、89:支
持ブロツク、90:支軸、91:押込駒、92:
板ばね、93:円板、94:揺動腕、95:モー
タ、96:回転腕、97:ローラ、98:円板、
99:投光器、100:受光器、101:引張ば
ね、102:案内レール、103:スライダ、1
04:駆動モータ、105:検出用壁、106:
投光器、107:受光器、108:ブラケツト、
109:支持板、110:横軸、111:吊上
腕、112:引張ばね、113:枢軸、114:
ソレノイド、115:ロツド、116:ブラケツ
ト、116a:先端部、117:吸着パツド、1
18:接続口、119:ローラ、120:立壁、
120a:上端部、121,122,123:立
壁、124:保持部、125:抑え部、126:
ばね、127:底板、128:取付板、129:
竪軸、130:回動駒、131:金属板、13
2:板ばね、133:切欠き、134:フエル
ト、135:カム板、136:傾斜縁、137:
ソレノイド、138:挾み片、139:ブラケツ
ト、140:水平支持腕、141:揺動腕、14
2:溝、143:挾み片、144:引張ばね、1
45:突出部、146:突起、147:円板、1
48:引上ロツド、149:案内レール、15
0:スライダ、151:移動ブロツク、152:
竪軸、153:歯車、154:回動片、155:
保持板、155a:前端、155b:後端、15
6:案内杆、157:貫通孔、158:ラツク、
159:圧縮ばね、160:支持腕、161:支
持ブロツク、162:軸、163:幅広部、16
4:受部、165:端部、166:取付板、16
7:ソレノイド、168:ブラケツト、169:
水平押棒、170:検出用壁、171:支柱、1
72:昇降片、173:支持板、173a:垂直
板部、173b:水平板部、174:切欠き、1
75:抱持板、176:支持棒、177:ブラケ
ツト、178:枢軸、179:スタツド、18
0:係止板、180a:端部、181:係止部、
182:引張ばね、183:収納枠、184:上
棒、185a,185b:上枠材、186:下
棒、187a,187b:下枠材、188:竪枠
材、189:係止枠材、190:溝、191:係
合部、191a:上端面、192:係止凹部、1
93:鋸歯、194:支持枠材、195,19
6:爪片、197:第一の横軸、198:第一の
揺動片、199:第二の横軸、200:第二の揺
動片、201:第一の引張ばね、202:第二の
引張ばね、203:ソレノイド、204:ロツ
ド、205:ローラ、206:ピン、207:カ
バーガラス、208:引張ばね、209:係止
片、210:軸、211:腕体、212:ストツ
パ、213:引張ばね、214:封入剤。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 次記の(イ)〜(リ)の構成要素を配列することで構
    成される顕微鏡標本の自動封入装置。 (イ) 組織片の乾燥を防止するための液体を貯溜
    し、底部に複数の収納篭を一定間隔置きに昇降
    自在に支持するスタンドを設けた容器と、この
    容器に沿つて移動自在な上下方向の支柱と、こ
    の支柱に沿つて昇降する昇降片と、この昇降片
    に固定の横軸にそれぞれの上端を枢支し下端に
    互いに対向する鉤部を設けた1対の抱持腕とを
    有し、この抱持腕の間に抱持され多数のスライ
    ドガラスを上下方向に互いの間に間隔をあけて
    収納した標本篭をスライドガラスの1ピツチ分
    ずつ上昇させるスライドガラス供給機構。 (ロ) 基板上に配設された案内レールに沿つて水平
    移動する移動台のスライドガラス供給機構寄り
    部分に設けたソレノイドにより遠近動する1対
    の挟み片より成り、収納篭から突出したスライ
    ドガラスの端部を挟み、上記移動台の水平移動
    に伴つてこのスライドガラスを標本篭から1枚
    ずつ引き出して封入位置まで運ぶ第一のスライ
    ドガラス運搬機構。 (ハ) 収納篭から引き出されたスライドガラスの存
    在を検知するセンサと、このセンサの信号に基
    づきスライドガラス上面に貼着された染色処理
    済の標本の上に封入剤を滴下するノズルとから
    成る封入剤供給機構。 (ニ) 封入位置に昇降自在に設け、下降時には上記
    第一のスライドガラス運搬機構の挟み片の水平
    移動を許容し、第一のスライドガラス運搬機構
    の移動台の水平移動に同期して、上記挟み片が
    1枚のスライドガラスを封入位置に移動させた
    場合にのみこのスライドガラスの直下にまで上
    昇する封入台。 (ホ) この封入台の側方に設け、予め上面に封入剤
    を滴下されたスライドガラスの上面にカバーガ
    ラスを貼着するカバーガラス貼着機構。 (ヘ) 積み重ねられたカバーガラスを1枚ずつ取り
    出して上記カバーガラス貼着機構に供給するカ
    バーガラス供給機構。 (ト) 第一のスライドガラス運搬機構の挟み片と同
    一の移動台に、下降状態にある封入台の上面に
    載せられたカバーガラス貼着済のスライドガラ
    スを挟む遠近動自在な1対の挟み片を設け、移
    動台の水平移動に同期してカバーガラス貼着済
    のスライドガラスを後方に移送する第二のスラ
    イドガラス運搬機構。 (チ) 案内レールに沿つて水平方向に移動自在な移
    動ブロツクと、この移動ブロツクに設けた竪軸
    を中心として回転自在な回動片に水平状態のま
    ま遠近動自在に設けた2本の支持腕とから成
    り、前記移動台の後端への移動時に上記2本の
    支持腕を前記第二のスライドガラス運搬機構の
    挟み片に支持されたスライドガラスの下側に進
    入させ、移動台の前方への移動に伴つて上記支
    持腕を水平方向に反転して受け取つたスライド
    ガラスをマツペに移し換える第三のスライドガ
    ラス運搬機構。 (リ) 第三のスライドガラス運搬機構の案内レール
    の側方に、この案内レールと平行に複数枚のマ
    ツペを上下方向に互いの間に隙間をあけて支持
    し、1枚のマツペの全収納部にスライドガラス
    が収納される度に各マツペを1ピツチ分ずつ下
    降させるマツペ支持機構。
JP6084985A 1985-03-27 1985-03-27 顕微鏡標本の自動封入装置 Granted JPS61219847A (ja)

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