JPH0462668B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0462668B2
JPH0462668B2 JP6728086A JP6728086A JPH0462668B2 JP H0462668 B2 JPH0462668 B2 JP H0462668B2 JP 6728086 A JP6728086 A JP 6728086A JP 6728086 A JP6728086 A JP 6728086A JP H0462668 B2 JPH0462668 B2 JP H0462668B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
hologram
sheet
fatty acid
oil fatty
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP6728086A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62226178A (ja
Inventor
Tsutomu Asano
Toshiaki Kondo
Kazuhisa Hoshino
Takahiro Fujio
Hidekazu Watabiki
Sadaichi Nishioka
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Ink SC Holdings Co Ltd
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
Toyo Ink Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd, Toyo Ink Mfg Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP6728086A priority Critical patent/JPS62226178A/ja
Publication of JPS62226178A publication Critical patent/JPS62226178A/ja
Publication of JPH0462668B2 publication Critical patent/JPH0462668B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03HHOLOGRAPHIC PROCESSES OR APPARATUS
    • G03H2250/00Laminate comprising a hologram layer
    • G03H2250/12Special arrangement of layers

Landscapes

  • Paints Or Removers (AREA)
  • Holo Graphy (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
<産業上の利用分野> 出版・印刷業においては、書籍、雑誌の表紙、
挿し絵として、あるいはギフト、ノベルテイとし
て、また、デイスプレイ関連や広告などの分野で
は、アイキヤツチヤ的効果、立体感による意外性
の効果をねらつて、ホログラムが利用されてい
る。 本発明はこれらホログラムに関し、さらに詳細
には表面レリーフ型ホログラムがエンボス成形に
よつて得られるホログラム形成シートに関する。 <従来の技術> 従来からホログラムを複製する方法としては大
別して2つの方法が知られている。第1の方法は
密着露光法および干渉法である。これらの方法は
いずれも感光材料を用いて新たにホログラムを作
る方法である。すなわち、必ず高価な感光材料が
必要であり、そのコストはホログラムの価格に占
める割合が大きいので、複製されたホログラムは
高価とならざるを得ず、また、製造に要する時間
も感材の処理時間が比較的長いため長くなり生産
性が悪い。 第2の方法は、平滑なプラスチツク材料にエン
ボス成形して表面レリーフ型のホログラムを作製
する方法で、これは機械的なプレス方法によつて
ホログラムを作る方法であるためコスト的にみて
安くでき、また大量生産に適している。 前記第2の方法に使用されるプラスチツク材料
は、従来から硬質ポリ塩化ビニルシートのような
熱可塑性プラスチツクシートが用いられている。
しかし、カレンダー法や押出し法で製造された市
販の硬質ポリ塩化ビニルシートは、いずれも、平
滑性、均一性などの点で十分満足できるものでは
なかつた。 すなわち、プラスチツク材料表面が十分平滑で
ない場合、ホログラムの700〜1500本/mm程度の
微細な凹凸パターンを再現性良く均一にエンボス
成形のできない問題があり、また、硬質ポリ塩化
ビニルシートにしばしば発生するフイツシユアイ
と呼ばれるブツブツや、樹脂の流れ模様(ウツド
マーク)はその部分をエンボス成形すると、スタ
ンパに傷を付けたり、ムラなどの不良原因となつ
ていた。 さらに、硬質ポリ塩化ビニルシートをエンボス
成形する際に、熱分解され発生する塩素系ガス
で、金属製スタンパが腐食されるなどの問題点も
有していた。 また、ホログラムのエンボス整形は加熱・冷却
というサイクルを経て終了するが、次工程での金
属蒸着工程での加熱も含め、シート表裏の熱バラ
ンスにより成形品に歪み、反りなどを生じるとい
う問題があつた。 <問題を解決するための手段> 本発明は以上の事情に鑑み検討の結果得られた
ものである。 すなわち、本発明は、基材シートの片面に、表
面レリーフ型ホログラムを形成した樹脂層、金属
反射層を順次重ねてなる積層シートにおいて、上
記樹脂層を、やし油脂肪酸、ひまし油脂肪酸およ
び大豆油脂肪酸の1種または2種以上により変性
された短油長の変性アルキド樹脂(A)、アミノ樹脂
(B)、およびニトロセルロース、セルロースアセテ
ートブチレート、セルロースアセテートプロピオ
ネートおよびセルロースアセテートの1種または
2種以上のセルロース樹脂(C)からなるものとする
ことにより、エンボス成形性に優れたホログラム
形成シートが得られることを見出したものであ
る。 本発明について以下図面を用いてさらに詳しく
説明する。第1図は本発明によるホログラム形成
シートの構成を概略的に示す断面図である。 本発明における基材シート1は、耐熱性を有し
た、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、
セロフアンなどの樹脂からなるシートが使用でき
るが、表面平滑性、耐熱性、などの特性から厚さ
10〜200μmのポリエステル樹脂が最も適したも
のである。 樹脂層2は、基材シート1の片面へ塗料化した
樹脂を、ロールコート、ブレートコートなどの手
法にて塗布・乾燥させてなる。0.5〜10μm程度の
膜厚を有し、基材シート1と強い接着性を示し、
エンボス成形時の加熱、加圧にて優れた成形性を
有し、しかも、その表面にニツケル、金、クロム
などのメツキを施したスタンパ4へは接着性を有
さないものである。金属反射層3は表面の反射率
が高い金属、例えば、アルミニウム、金、銀、錫
などの金属を真空蒸着、スパツタリング、イオン
プレーテイングなどの方法にて100〜10000Å程度
の薄膜を設けたものである。 第2図は、本発明によるホログラム形成シート
において、樹脂層表面へのホログラムのエンボス
成形工程を示した断面図である。 プレス機5にて樹脂層2とスタンパ4のホログ
ラム形成面を重ね合わせ、90〜160℃程度の加熱
および加圧した後、冷却を行なうことで樹脂層2
の表面にホログラムがエンボス成形される。本発
明の特徴は、上記樹脂層2として塗工などにより
変性アルキド樹脂(A)、アミノ樹脂(B)およびセルロ
ース樹脂(C)からなる熱硬化性樹脂組成物を配した
ことにある。 本発明において変性アルキド樹脂(A)としては、
やし油脂肪酸、ひまし油脂肪酸および大豆油脂肪
酸の1種または2種以上により変性された短油長
の変性アルキド樹脂、あるいはこれらの変性アル
キド樹脂の混合物が用いられる。また、アミノ樹
脂(B)としては、メラミン樹脂、尿素樹脂、グアナ
ミン樹脂など、あるいはこれらの混合物が用いら
れる。一般にアミノ樹脂は、アクリルポリオー
ル、フエノール樹脂、エポキシ樹脂などを配合
し、必要に応じて反応促進剤として有機酸などを
添加して用いられるが、本発明では、エンボス成
形性、基材シート1との接着性金属反射層3との
密着性などの点から、アミノ樹脂(B)、やし油脂肪
酸、ひまし油脂肪酸および大豆油脂肪酸の1種ま
たは2種以上により変性された短油長の変性アル
キド樹脂(A)、必要に応じて反応促進剤としての有
機酸、および塗工適性と表面平滑性の点から、ニ
トロセルロース、セルロースアセテートブチレー
ト、セルロースアセテートプロピオネートおよび
セルロースアセテートの1種または2種以上から
なるセルロース樹脂(C)からなる熱硬化性樹脂組成
物が用いられる。 さらに、樹脂層2として、変性アルキド樹脂(A)
70〜50重量%、アミノ樹脂(B)25〜30重量%および
セルロース樹脂(C)5〜20重量%からなる熱硬化性
樹脂組成物を用いることにより、優れた耐熱性、
および基材シート1へのきわめて強い接着性によ
り、エンボス成形時に樹脂層2が剥離してスタン
パ4に貼りつくというトラブルは全くなくなり、
また適度の熱軟化流動性と表面平滑性とから忠実
にホログラムを再現できる成形が可能となつた、
また、雑誌、本などの表紙に貼付したり、ステツ
カーなどとして利用しても、金属反射層3を通し
ても粘着剤が樹脂層2にブリードし、樹脂層2が
劣化するといつたことのない明るいホログラムが
得られるようになつた。 以上の様な表面平滑性、均一性、耐熱性に優れ
た基材シート1と、変性アルキド樹脂(A)、アミノ
樹脂(B)およびセルロース樹脂(C)からなる熱硬化樹
脂組成物を樹脂層2とした積層シートは、エンボ
スホログラム基材として再現性良く、均一にホロ
グラムの微細なパターンを成形することができ、
約1300〜1500本/mmといつた高い空間周波数のホ
ログラム成形も可能となり、部分的な成形ムラな
どもなく歩留りが向上し、従来のポリ塩化ビニル
シートでの可塑剤ブリードによる金属反射層の剥
離、なるいは、エンボス成形、蒸着工程の加熱に
よるシートの反り、歪みなどのトラブルは完全に
解決することができるものであつた。 以下、本発明を実施例により詳細に説明する。 実施例1〜4および比較例1〜3 厚さ100μmのポリエステルシートに、表1に
示す配合の熱硬化性樹脂組成物を乾燥膜厚1.5μm
となるようにロールコーターにより塗布、180℃
15秒にて加熱硬化させ樹脂層とした後、プレス機
にて樹脂層とスタンパのホログラム形成面を重ね
合わせ、エンボス成形を130℃、40Kg/cm2の加熱、
加圧条件にて行ない樹脂層表面にホログラムを形
成させた。次に上記樹脂層面へ約500Åの厚さに
アルミニウム蒸着を施してホログラム形成シート
を得た。 この際の熱硬化性樹脂組成物の塗工適性および
硬化性、ホログラムのエンボス成形性および画像
再現性、および金属反射層であるアルミニウム蒸
着層と樹脂層との接着性を評価し、さらにこれら
を総合して総合評価を下した。評価結果を表2に
示す。
【表】
【表】 使用した樹脂は次の通り: 大豆油脂肪酸変性短油長アルキド:「アラキード
3145−80」(荒川化学工業(株)製) やし油脂肪酸変性短油長アルキド:「フタルキツ
ド133−60」(日立化成工業(株)製) アクリルポリオール:「オレスターQ171」(三井
東圧化学(株)製) フエノール樹脂:「タマノール100S」(荒川化学
工業(株)製) メチル化メラミン樹脂:「ユーバン132」(三井東
圧化学(株)製) ブチル化メラミン樹脂:「ユーバン20HV」(三井
東圧化学(株)製) ニトロセルロース:NCH1/16″(旭化成工業(株)
製) セルロースアセテートブチレート:CAB 381−
0.5(イーストマン・ケミカル社製)
【表】
【表】 <発明の効果> 本発明において、熱安定性に優れた基材シート
上にホログラム形成層である樹脂層として、やし
油脂肪酸、ひまし油脂肪酸および大豆油脂肪酸の
1種または2種以上により変性された短油長の変
性アルキド樹脂(A)、アミノ樹脂(B)、およびニトロ
セルロース、セルロースアセテートブチレート、
セルロースアセテートプロピオネートおよびセル
ロースアセテートの1種または2種以上のセルロ
ース樹脂(C)からなる樹脂層を設けることにより、
表面レリーフホログラムをエンボス成形方式で歩
留りよく生産できるようになり、成形性の向上に
より明るい再生像が得られ、反射型ホログラムと
して使用する場合の蒸着適性も改善された。 このことから、本発明は、ホログラム形成シー
トの品質向上、加工性の向上、経済性の向上に効
果があるものであり、雑誌や本の表紙へ貼りつけ
たり、ギフト、ノベルテイ、パツケージなどへの
利用も考えられ、産業上有効なものであるといえ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図は本発明
によるホログラム形成シートの構成を概略的に示
す断面図であり、第2図はエンボス成形工程を示
した断面図である。 1……基材シート、2……樹脂層、3……金属
反射層、4……スタンパ、5……プレス機。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 基材シートの片面に、表面レリーフ型ホログ
    ラムを形成した樹脂層、金属反射層を順次重ねて
    なる積層シートにおいて、上記樹脂層が、やし油
    脂肪酸、ひまし油脂肪酸および大豆油脂肪酸の1
    種または2種以上により変性された短油長の変性
    アルキド樹脂(A)、アミノ樹脂(B)、およびニトロセ
    ルロース、セルロールアセテートブチレート、セ
    ルロースアセテートプロピオネートおよびセルロ
    ースアセテートの1種または2種以上のセルロー
    ス樹脂(C)からなるホログラム形成シート。 2 樹脂層が、変性アルキド樹脂(A)70〜50重量
    %、アミノ樹脂(B)25〜30重量%およびセルロース
    樹脂(C)5〜20重量%からなる特許請求の範囲第1
    項記載のホログラム形成シート。 3 基材シートが厚さ10〜200μmのポリエステ
    ルシートである特許請求の範囲第1項または第2
    項記載のホログラム形成シート。
JP6728086A 1986-03-27 1986-03-27 ホログラム形成シ−ト Granted JPS62226178A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6728086A JPS62226178A (ja) 1986-03-27 1986-03-27 ホログラム形成シ−ト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6728086A JPS62226178A (ja) 1986-03-27 1986-03-27 ホログラム形成シ−ト

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62226178A JPS62226178A (ja) 1987-10-05
JPH0462668B2 true JPH0462668B2 (ja) 1992-10-07

Family

ID=13340399

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6728086A Granted JPS62226178A (ja) 1986-03-27 1986-03-27 ホログラム形成シ−ト

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62226178A (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07186258A (ja) * 1993-12-27 1995-07-25 Shinsuidou:Kk 印刷物の表面にレインボウホログラムを形成する方法及びその印刷物
CN104073131A (zh) * 2014-06-04 2014-10-01 乐凯特科技铜陵有限公司 一种耐候印制电路板用三防漆
CN105273589A (zh) * 2014-06-29 2016-01-27 江苏飞翔涂料实业总公司 汽车保险杠快干型涂料
US9919553B2 (en) 2014-09-02 2018-03-20 E Ink California, Llc Embossing tool and methods of preparation
CN110437679B (zh) * 2019-08-19 2021-04-20 湘江涂料科技有限公司 一种用于烟花引火线涂装的改性硝基涂料及其制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62226178A (ja) 1987-10-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US2070023A (en) Process of embossing or decorating cellulosic plastics
JPH0154709B2 (ja)
JPH0462668B2 (ja)
JPS60169887A (ja) ホログラム画像再生用転写シ−ト及び物品表面にホログラム画像を再生する方法
JPH0152756B2 (ja)
JPH0154710B2 (ja)
JP3139010B2 (ja) 化粧シートおよびその製造方法
JPH03129382A (ja) ホログラム及び回折格子柄付カード
JPH0567951B2 (ja)
JPS60122149A (ja) 化粧板の製造方法
JPH0241034B2 (ja)
JPS61208072A (ja) ホログラム転写箔
JP2784515B2 (ja) 賦形用フィルム及びそれを用いた転写箔
JPH0618746B2 (ja) 部分蒸着ホログラムを有する成形品の製造方法
JP2008158140A (ja) ホログラムラベル
JP2696814B2 (ja) ホログラム形成シートの製造方法
JPS6396689A (ja) ホログラム転写箔の製造方法
JPH0517238Y2 (ja)
JPH0454238B2 (ja)
JPS63106779A (ja) ホログラム転写箔の製造方法
JP3178124B2 (ja) 化粧シートの製造方法
JPH057265B2 (ja)
JPH056478U (ja) ホログラム形成シート
JP2008139713A (ja) ホログラム転写箔
JPS63204288A (ja) ホログラム形成シ−トの製造方法