JPH046252Y2 - - Google Patents

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JPH046252Y2
JPH046252Y2 JP15008284U JP15008284U JPH046252Y2 JP H046252 Y2 JPH046252 Y2 JP H046252Y2 JP 15008284 U JP15008284 U JP 15008284U JP 15008284 U JP15008284 U JP 15008284U JP H046252 Y2 JPH046252 Y2 JP H046252Y2
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oscillator
dielectric
dielectric resonator
wall
metallized layer
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JP15008284U
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  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
  • Inductance-Capacitance Distribution Constants And Capacitance-Resistance Oscillators (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [考案の技術分野] 本考案は中空部を有する誘電体にメタライズ層
を形成して成る誘電体共振器を備えた発振器に関
する。
[考案の技術的背景とその問題点] 発振器に誘電体共振器を用いると、インダクタ
ンス及びキヤパシタンスを個別部品により得るよ
りも回路の小型化、信頼性の点で有利となる。
ところで、パーソナル無線、自動車電話に具備
される発振器あるいは計測器のマーカ発振器等の
如く発振周波数を切り換える必要がある発振器に
あつては、切換手段を介してそれぞれキヤパシタ
ンスの異なる複数のコンデンサを誘電体共振器に
並列に接続し、このコンデンサを切換手段により
切り換えることにより共振周波数を変化させ、も
つて発振周波数を変えるという方法がとられてい
る。
しかしながら、上記方法によれば、個別部品と
してのコンデンサを付加するために、インダクタ
ンスとキヤパシタンスとの比(LC比)が変化し、
この結果、発振出力が変化してしまうという不都
合を生ずる。また、通常個別部品たるコンデンサ
自身のQは誘電体共振器のQよりも変化し易いの
で、コンデンサを付加することにより共振回路の
特性が悪くなつてしまうという問題点もある。さ
らに、発振周波数を切り換える際に誘電体共振器
のホツトエンドをスイツチするので切換スイツチ
回路の設計が面倒であるという問題点もある。
[考案の目的] 本考案は上記事情に鑑みてなされたものであ
り、コンデンサ等の個別部品を使用することなく
共振周波数を容易に切り換えることができると共
に共振周波数の切り換えに際して特性の変化しな
い誘電体共振器を具備することにより、安定発振
出力が得られるところの発振器の提供を目的とす
る。
[考案の概要] 上記目的を達成するための本考案の概要は、中
空部を有して筒状に形成された誘電体の外壁及び
一端面並びに中空部の内壁にメタライズ層を形成
することにより、イングクタンスとキヤパシタン
スとによる共振回路を等価的に構成する誘電体共
振器を備え、この誘電体共振器の共振周波数を切
り換えることにより発振周波数を可変なる発振器
において、前記誘電体の外壁から中空部に至る孔
部を少なくとも1個設け、該孔部の内壁にメタラ
イズ層を形成すると共に、このメタライズ層より
の引き出し線を接地することにより誘電体共振器
の共振周波数を切り換える切換スイツチを設けた
ことを特徴とするものである。
[考案の実施例] 以下、本考案の一実施例について図面を参照し
ながら説明する。
第1図は本考案の一実施例たる発振器の基本構
成を示す回路図である。同図1は詳しくは後述す
る誘電体共振器、Sは誘電体共振器1の共振周波
数を切り換えることにより発振周波数を可変なる
切換スイツチ、Trはそのベースが前記誘電体共
振器1のホツトエンド側に接続された発振用トラ
ンジスタ、C1,C2は互いに直列接続され、かつ、
この直列接続点が前記発振用トランジスタTrの
エミツタに接続されると共に、他端がそれぞれ前
記発振用トランジスタTrのベース、接地ライン
に接続されたコンデンサ、Rは前記発振用トラン
ジスタTrのエミツタと接地ラインとの間に接続
された抵抗である。
次に、前記誘電体共振器1の詳細な構成につい
て第2図a,b,c及び第3図を参照しながら説
明する。
第2図a,b,cはそれぞれ前記誘電体共振器
1の平面図、正面図、側面図、第3図は第2図a
のA0−A断面図である。
第2図a,b,c及び第3図に示すように誘電
体共振器1は、中空部2を有して筒状に形成され
た誘電体1aの外壁及び一端面並びに中空部2の
内壁にメタライズ層(例えば銀パラジユウム層)
3a,3b,3cを形成すると共に、誘電体1a
の外壁から中空部2に至る孔部4a,4bを設
け、該孔部4a,4bの内壁にメタライズ層3
d,3eを形成して成る。尚、誘電体1aの外壁
側における孔部4a,4bそれぞれの開口部縁辺
にはメタライズ層が形成されていない。
次に、上記構成による誘電体共振器1の基板へ
の実装について第4図をも参照しながら説明す
る。
第4図は前記誘電体共振器1の基板への実装の
一例を示す断面図である。
同図5は発振回路が形成される基板、6は中空
部2の内壁に形成されたメタライズ層3cに接続
された第1の引き出し線、7は孔部4aの内壁に
形成されたメタライズ層3dに接続された第2の
引き出し線、8は孔部4bの内壁に形成されたメ
タライズ層3eに接続された第3の引き出し線で
ある。
ここに、前記第1の引き出し線6は誘電体共振
器1のホツトエンド側として発振用トランジスタ
Trのベースに接続され、また、前記第2、第3
の引き出し線7,8はそれぞれ切換スイツチSを
介して基板5の接地ラインに接続される。
尚、誘電体1aの外壁に形成されたメタライズ
層3aの基板5に接する面も前記基板5の接地ラ
インに接続される。この接続は誘電体共振器1の
基板5への固定をも兼ねて半田付けによつて行う
のが好ましい。
このように、基板5に実装された誘電体共振器
1の等価回路図を第5図に示す。同図HOTは第
4図における第1の引き出し線6に相当し、ま
た、C3は誘電体1aを介して対向配置されると
ころのメタライズ層3aと3cとにより等価的に
形成されるコンデンサ、Lはメタライズ層3a乃
至3eにより等価的に形成されるインダクタであ
る。
以上構成による発振器において、基本的には発
振用トランジスタTrに正帰還がかかり、発振す
るのであるが、切換スイツチSが第2、第3の引
き出し線7,8のいずれも選択しない状態(図示
状態)であれば、インダクタLの値は最大となる
から、発振周波数は最も低い。切換スイツチSが
第3の引き出し線8を選択すると、インダクタL
の一部が短絡されるから、インダクタとして有効
に作用する部分が減少し、発振器の発振周波数は
高くなる。また、切換スイツチSが第2の引き出
し線7を選択すると、インダクタLの大部分が短
絡されるから、インダクタとして作用する部分は
極僅かとなり、発振周波数は一層高くなる。
このように、誘電体共振器1の孔部4a,4b
よりの引き出し線を接地するか否かにより共振周
波数を容易に切り換えることができ、従来の誘電
体共振器の如くコンデンサ等の個別部品を使用す
る必要がないのでQの低下を招くこともなく、し
かも、LC比が変化しないから誘電体共振器1の
特性は変化しない。したがつて、当該誘電体共振
器1を具備する発振器にあつては、発振出力が変
化するということがなく、安定共振出力を得るこ
とができる。さらに、従来の発振器の如く誘電体
共振器のホツトエンドをスイツチするものではな
いから切換スイツチ回路の設計において非常に有
利となり、また、コンデンサ等の個別部品を使用
しない分だけ発振器自体の形状を小型にでき、コ
スト的にも有利となる。
以上、本考案の一実施例について説明したが、
本考案は上記実施例に限定されるものではなく、
本考案の要旨の範囲内で適宜に変形実施が可能で
あるのはいうまでもない。
例えば、上記実施例では誘電体1aの外壁から
中空部2に至る孔部を4a,4bの2個としたが
1個又は位置をずらして多数の孔部を設けること
もできる。多数の孔部を設ければ、発振周波数を
細く切り換えることが可能となる。
また、切換スイツチSには、ロータリースイツ
チ、スライドスイツチ等の機械的スイツチあるい
は半導体スイツチ等の各種スイツチを適用するこ
とができる。
[考案の効果] 以上説明したように本考案によれば、コンデン
サ等の個別部品を使用することなく共振周波数を
容易に切り換えることができると共に共振周波数
の切り換えに際して特性の変化しない誘電体共振
器を具備することにより、安定発振出力が得られ
るところの発振器を安価に提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例たる発振器の基本構
成を示す回路図、第2図a,b,cはそれぞれ前
記発振器に具備される誘電体共振器の平面図、正
面図、側面図、第3図は第2図aのA0−A断面
図、第4図は前記誘電体共振器の基板への実装の
一例を示す断面図、第5図はその等価回路図であ
る。 1a……誘電体、2……中空部、3a,3b,
3c,3d,3e……メタライズ層、4a,4b
……孔部、S……切換スイツチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中空部を有して筒状に形成された誘電体の外壁
    及び一端面並びに中空部の内壁にメタライズ層を
    形成することにより、イングクタンスとキヤパシ
    タンスとによる共振回路を等価的に構成する誘電
    体共振器を備え、この誘電体共振器の共振周波数
    を切り換えることにより発振周波数を可変なる発
    振器において、前記誘電体の外壁から中空部に至
    る孔部を少なくとも1個設け、該孔部の内壁にメ
    タライズ層を形成すると共に、このメタライズ層
    よりの引き出し線を接地することにより誘電体共
    振器の共振周波数を切り換える切換スイツチを設
    けたことを特徴とする発振器。
JP15008284U 1984-10-03 1984-10-03 Expired JPH046252Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15008284U JPH046252Y2 (ja) 1984-10-03 1984-10-03

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15008284U JPH046252Y2 (ja) 1984-10-03 1984-10-03

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6164722U JPS6164722U (ja) 1986-05-02
JPH046252Y2 true JPH046252Y2 (ja) 1992-02-20

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ID=30708239

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