JP2926729B2 - 発振回路 - Google Patents

発振回路

Info

Publication number
JP2926729B2
JP2926729B2 JP921189A JP921189A JP2926729B2 JP 2926729 B2 JP2926729 B2 JP 2926729B2 JP 921189 A JP921189 A JP 921189A JP 921189 A JP921189 A JP 921189A JP 2926729 B2 JP2926729 B2 JP 2926729B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductor pattern
oscillation
oscillation circuit
capacitance
capacitances
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP921189A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02190009A (ja
Inventor
裕 多賀谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
Nippon Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Electric Co Ltd filed Critical Nippon Electric Co Ltd
Priority to JP921189A priority Critical patent/JP2926729B2/ja
Publication of JPH02190009A publication Critical patent/JPH02190009A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2926729B2 publication Critical patent/JP2926729B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Inductance-Capacitance Distribution Constants And Capacitance-Resistance Oscillators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は発振回路に関し、特に発振周波数の安定化及
び高域化を可能にした発振回路に関する。
〔従来の技術〕
従来、トランジスタを用いた発振回路として、第2図
に示すハートレー発振回路がある。図において、Trは発
振用トランジスタ、C1,C2,C3はトランジスタ結合コンデ
ンサとしてのキャパシタンス,C4はキャパシタンス、L1,
L2はインダクタンスである。
第3図はこのハートレー発振回路の具体的な構成を示
す平面図である。図示のように、誘電体基板1上にトラ
ンジスタTrの接続用導体パターン2を形成し、この周囲
にインダクタンスL1,L2を構成する導体パターン3を枠
状に形成している。そして、接続用導体パターン2にト
ランジスタTrを接続し、かつ接続用導体パターン2と導
体パターン3の間,及び導体パターン3間に夫々キャパ
シタンスC1〜C4を構成するチップコンデサ4〜7を搭載
接続している。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述した従来の発振回路では、チップコンデンサC1〜
C4を外付けしているため、取付けの精度,半田付けの不
正確さ,容量の精度等により希望する周波数に対して実
際の発振周波数がずれ、安定性が低下されるという問題
がある。また、この構成では、インダクタンスL1,L2を
構成する導体パターン3を始めとする各部の縮小化には
限度があるため、発振の高域化が難しいという問題もあ
る。
本発明は発振周波数の安定化を図るとともに、周波数
の高域化を可能にした発振回路を提供することを目的と
する。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の発振回路は、発振用素子と、それぞれ複数の
インダクタンス及びキャパシタンスとからなる発振回路
において、誘電体基板の一方の面に導体パターンを形成
して前記発振用素子を搭載し、他方の面に前記導体パタ
ーンに対向する導体パターンを設け、この他方の面の導
体パターンをその延長方向の途中の複数箇所において前
記一方の面の導体パターンに対向される枠状に形成する
とともに、前記途中の複数箇所において区分される複数
の領域のそれぞれで前記複数のインダクタンスを構成
し、両面の各導体パターンの対向領域において前記誘電
体基板を誘電体とする複数のキャパシタンスを構成し、
前記表面の発振用素子と裏面のインダクタンス及び両面
間のキャパシタンスとで発振回路を構成している。
〔作用〕
上述した構成では、発振周波数を決定するキャパシタ
ンスにチップコンデンサを用いる必要がなく、発振周波
数の安定化を実現する。また、インダクタンスとしての
導体パターンを発振用素子の反対面に設けることで、小
型化を可能にして発振周波数の高域化を実現する。
〔実施例〕
次に、本発明を図面を参照して説明する。
第1図は本発明の一実施例を示しており、同図(a)
は平面図、同図(b)はそのA−A線に沿う縦断面図で
ある。
この実施例は、第2図に示したハートレー発振回路を
示しており、誘電体基板1の表面には、発振用トランジ
スタTrのベース,コレクタ,エミッタに夫々対応する3
つの導体パターン2を形成し、これらに該発振用トラン
ジスタTrを半田付け等により搭載している。一方、前記
誘電体基板1の裏面には、前記導体パターン2に夫々一
部が重なるように枠状をした導体パターン3を形成して
いる。そして、この導体パターン3と前記導体パターン
2とが重なる領域(同図(a)に斜線で示す領域)で、
誘電体基板1を誘電体とするキャパシタンスC1〜C3、即
ちトランジスタ結合コンデンサを構成している。
なお、これらキャパシタンスC1〜C3の容量Cは、誘電
体基板1の比誘電率をεs,真空中の誘電率をεo,導体パ
ターン2,3の重なり面積をS,誘電体基板1の厚さをdと
すると、 C=S・ε・εo/d で与えられる。
この容量Cは、誘電率が均一であると見做せば、パタ
ーン形成精度のみに影響を受けることが判る。
また、導体パターン3の両端間には、誘電体基板1の
裏面側においてチップコンデンサ7を搭載接続してキャ
パシタンスC4を構成している。
この構成によれば、キャパシタンスC1〜C3の各容量C
は、導体パターン2,3の作成精度にのみ依存するため、
チップコンデンサを使用する際のような取付け位置ずれ
や取付け不完全等が回避でき、従来に比較して高精度に
キャパシタンスの容量を設定できる。これにより、発振
周波数の安定性を改善できる。
また、この構成ではインダクタンスを構成する導体パ
ターン3を発振用トランジスタTrと反対側の面に形成し
ているので、発振周波数を決定するインダクタンスL1,L
2のパターン寸法を、原理的にはトランジスタTrの大き
さまで小さくすることができ、発振周波数の高域化を容
易に実現できる。
ここで、前記実施例ではハートレー発振回路に本発明
を適用した例を示しているが、コルピッツ発振回路のよ
うに他の発振回路においても同様に適用することができ
る。また、前記実施例ではトランジスタ結合コンデンサ
としてのキャパシタンスを導体パターン2,3で構成して
いるが、他のキャパシタンスに置き換えることも勿論可
能である。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、誘電体基板の両面に形
成した導体パターンでキャパシタンスを構成しているの
で、発振周波数を決定するキャパシタンスにチップコン
デンサを用いる必要がなく、発振周波数の安定化を実現
する。また、発振用素子と反対側の面にインダクタンス
としての導体パターンを形成しているので、このインダ
クタンスの小型化を可能にし、発振周波数の高域化を実
現できる効果がある。
さらに、本発明では、誘電体基板の他方の面の導体パ
ターンを枠状に形成し、その途中の複数の箇所において
一方の面の導体パターンが対向されているため、複数の
対向箇所において区分される複数の領域で複数のインダ
クタンスを構成し、かつ複数の対向箇所においてそれぞ
れキャパシタンスを構成しているので、複数のインダク
タンスとキャパシタンスを備える発振回路を簡易なパタ
ーンにより構成することも可能である。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一実施例を示し、同図(a)は平面
図、同図(b)はそのA−A線に沿う縦断面図、第2図
は発振回路の回路図、第3図は従来の発振回路の平面図
である。 1……誘電体基板、2,3……導体パターン、4〜7……
チップコンデンサ、Tr……発振用トランジスタ、C1〜C3
……トランジスタ結合用コンデンサ(キャパシタン
ス)、C4……キャパシタンス、L1,L2……インダクタン
ス。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発振用素子と、それぞれ複数のインダクタ
    ンス及びキャパシタンスとからなる発振回路において、
    誘電体基板の一方の面に導体パターンを形成して前記発
    振用素子を搭載し、他方の面に前記導体パターンに対向
    する導体パターンを設け、この他方の面の導体パターン
    をその延長方向の途中の複数箇所において前記一方の面
    の導体パターンに対向される枠状に形成するとともに、
    前記途中の複数箇所において区分される複数の領域のそ
    れぞれで前記複数のインダクタンスを構成し、両面の各
    導体パターンの対向領域において前記誘電体基板を誘導
    体とする複数のキャパシタンスを構成し、前記表面の発
    振用素子と裏面のインダクタンス及び両面間のキャパシ
    タンスとで発振回路を構成したことを特徴とする発振回
    路。
JP921189A 1989-01-18 1989-01-18 発振回路 Expired - Lifetime JP2926729B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP921189A JP2926729B2 (ja) 1989-01-18 1989-01-18 発振回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP921189A JP2926729B2 (ja) 1989-01-18 1989-01-18 発振回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02190009A JPH02190009A (ja) 1990-07-26
JP2926729B2 true JP2926729B2 (ja) 1999-07-28

Family

ID=11714131

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP921189A Expired - Lifetime JP2926729B2 (ja) 1989-01-18 1989-01-18 発振回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2926729B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02190009A (ja) 1990-07-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2926729B2 (ja) 発振回路
JPH03201805A (ja) 電圧制御発振器
JPH046252Y2 (ja)
JP2513115B2 (ja) フラットパッケ―ジ型半導体装置
JP2001144539A (ja) 電圧制御圧電発振器
JPH0432803Y2 (ja)
JPS592407A (ja) マイクロ波発振器
JPS62173805A (ja) 高周波発振器
JPH0265267A (ja) 混成集積回路装置
JP2505008Y2 (ja) マイクロ波発振器
JP3941350B2 (ja) 発振器の位相条件調整方法及び発振器
JPS6275616U (ja)
JPH0424641Y2 (ja)
JPS62207005A (ja) 高周波発振器
JP2518620Y2 (ja) 電圧制御発振器
JPH0516722Y2 (ja)
JPH0497605A (ja) 発振器
JPH03248457A (ja) 半導体装置
JPH0614495Y2 (ja) 高周波発振器
JPH03261202A (ja) マイクロ波半導体装置
JPH0344902U (ja)
JPH0744099Y2 (ja) Lcフィルタ
JPH0345681U (ja)
JPS6230421U (ja)
JPS6223492B2 (ja)