JPH0462294A - 妻止め - Google Patents

妻止め

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JPH0462294A
JPH0462294A JP2172069A JP17206990A JPH0462294A JP H0462294 A JPH0462294 A JP H0462294A JP 2172069 A JP2172069 A JP 2172069A JP 17206990 A JP17206990 A JP 17206990A JP H0462294 A JPH0462294 A JP H0462294A
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shoring
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tunnel
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Kosuke Matsunaga
松永 孝介
Junichi Mihara
三原 準一
Hideaki Gomi
秀明 五味
Shiyouji Shiyouwa
尚和 昌治
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SAGA KOGYO KK
Mitsui Construction Co Ltd
Denka Co Ltd
Original Assignee
SAGA KOGYO KK
Mitsui Construction Co Ltd
Denki Kagaku Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (a)、産業上の利用分野 本発明は、トンネル等の地山に密着してコンクリートの
外部への漏出を防止する妻止めに関する。
(d)0問題点を解決するための手段 即ち1本発明は、支保工(30)に沿って前記支保工(
30)と地山(2)との間を閉塞する妻止めにおいて、
保持手段(29d)を複数個。
前記支保工(30)に沿って設け、前記保持手段(29
d)に漏出防止金網(29b、29C)を、前記支保工
(30)及び地山(2)と密接する形で設け、保護金網
(29a)を、前記漏出防止金網(29b、29c)を
コンクリートの打設側から覆う形で設けて構成される。
なお、括弧内の番号等は、図面における対応する要素を
示す便宜的なものであり、従って、本記述は図面上の記
載に限定拘束されるものではない。以下のr (e)、
作用」の欄についても同様である。
(e)0作用 上記した構成により、漏出防止金網(29b、29c)
、保護金網(29a)によって、打設されたコンクリー
トの外部への漏出を防止するように作用する。
(f)、実施例 以下、図面に基づき、本発明の詳細な説明する。
第1図は、覆工コンクリート打設装置の一例を示す図、 第2図は、第1図の■矢視図、 第3図は、留置型枠体を示す図、 第4図は、留置型枠体の側面図、 第5図は、留置型枠体の断面図、 第6図は乃至第15図は、トンネルの掘削方法の一例を
示す工程図、 第16図は、本発明による妻止めの一実施例を示す図、 第17図は、留置型枠体の別の例を示す図である。
トンネル1の掘削現場は、第1図及び第2図に示すよう
に、地山2が略半円形に掘削されており、その掘削され
たトンネル空間1a内には、覆工コンクリート打設装置
3が設けられている。覆工コンクリート打設装置3は、
クローラ5aにより移動自在に支持された移動車両5を
有しており。
移動車両5の機体5b上にはエンジンユニット6が搭載
されている。また、機体sb上には昇降装置7が搭載さ
れており、昇降装置7はリンク7a。
7a及び油圧シリンダ7bを有している。リンク7a、
7aの一端は機体5b側に枢着されており、リンク7a
、7aの他端は昇降足場9に枢着され。
昇降足場9及びリンク7a、7a、機体5bとの間で公
知の平行運動機構を構成している。また。
油圧シリンダ7bは機体5bとリンク7aとの間に設け
られており、油圧シリンダ7bを駆動することにより昇
降足場9は、第1図矢印A、B方向に自由に昇降するこ
とが出来る。
昇降足場9には、ステップ9aが油圧シリンダ9bによ
り、第1図矢印に、L方向に突出駆動自在に支持されて
おり、ステップ9aには上部型枠支持フレーム10が油
圧シリンダ10a、1゜aにより、矢印A、B方向に昇
降自在に支持されている。また、昇降足場9の、第2図
両側面には、側部型枠支持フレーム11.11.が、く
の字形に形成された形で、ビンlieを中心に矢印C,
D方向に回動自在に枢着支持されている。側部型枠支持
フレーム11.11と昇降足場9の間には油圧・シリン
ダlla、llaが設けられ、該油圧シリンダllaを
駆動することにより側部型枠支持フレーム11.11は
矢印C,D方向に回動駆動される。各側部型枠支持フレ
ーム11.11の先端には伸縮フレームllbが油圧シ
リンダllcにより矢印E、F方向、即ち地山2に対し
て突出後退自在に支持されており、伸縮フレームllb
の先端には押圧体lid、lidが設けられている。ま
た、昇降足場9の、第2図両側には、サポートジヤツキ
12.12が、ピン12aを中心に矢印G、H方向に回
動自在に枢着されており、サポートジヤツキ12は、第
2図矢印M、N方向に伸縮自在に設けられている。また
1機体5bの、第2図両側には、サポートジヤツキ13
が機体5bの両側に突出自在にかつ自在継手13aを中
心に矢印工、J方向に回動自在に支持されている。
ところで、上部型枠支持フレーム10には、第2図に示
すように、全体がトンネル地山2と相似に形成された留
置型枠体15が搭載支持されており、留置型枠体15は
、第3図及び第4図に示すように、トンネル断面に沿っ
た形で全体が半円形に形成されたフレーム15aを有し
ている。フレーム15aは、第2図及び第3図に示すよ
うに、途中に関節15bを4箇所有しており、関節15
bを境にフレーム゛15aは5個のフレーム片15k、
151,151.15m、15mとに分割され、これに
よりフレーム15aは、関節15bを中心にトンネル空
間1a内側に向けて折わ曲がることが出来る。また、フ
レーム15aの5個のフレーム片15k、151.15
1.15m、ISmの地山2側には、第4図及び第5図
に示すように、型枠板15cが掘削すべきトンネル断面
に相似な円弧状に形成された形でそれぞれ設けられてお
り、それ等型枠板15cには、第3図及び第4図に示す
ように、コンクリート供給口15jが第3図のトンネル
断面に沿って所定の間隔L1で設けられている。
トンネル1の掘削現場は、以上のような構成を有するの
で、トンネル1の掘削及び覆工の構築は、以下のような
手順で行われる。即ち、切羽llbにおける掘削が第6
図(a)に示すように進行し、パワーショベル16によ
るズリ呂しが行われている状態では、切羽1b直前まで
の現場打ちコンクリートによる覆工17の構築が略完了
し、留置型枠体15のみが、構築された覆工17の外壁
を被覆する形で設置されている。また、切羽1bの後方
、即ち抗日側に約30m程離れた位置には、第6図(b
)に示すように、昇降足場9を支持した移動車両5がト
ンネル空間1aの図中左方に位置する形で待機している
。この状態では、移動車両5の図中右方に大きな空間的
な余裕が出来るので、該部分を利用してズリ運搬用ダン
プトラック等を切羽1bと抗日の間で運行させることが
出来る。
こうして、第1図に示す、所定距離L2の掘削が完了し
たところで、第5図に示すように、未だ覆工の構築され
ていない地山2の側面部分1cに沿って(即ち、第5図
紙面と直角方向に)、支保工用H形鋼30を設置する。
次に、第16図に示すように、設置された支保工用H形
鋼30の側面部分1c側で切羽1bの反対側のフランジ
30aに、大粗目金網29a、細目金網29b、粗目金
網29c及び止金具29d等から成る妻止め29を、支
保工用H形鋼3oに沿って(即ち、第16図紙面と直角
方向に)装着する。まず、止金具29dを複数個、支保
工用H形鋼3oに沿って(即ち、第16図紙面と直角方
向に)所楚の間隔で配置する形で、支保工用H形鋼30
に装着する。
各止金具29dは、軟fliJ! (φ6程度)によっ
てU字型の固定部分29eとU字型の保持部分29fが
連続したS字型に形成されているので、保持部分29f
を支保工用H形鋼30と地山2の側面部分1c間に挿入
する形で固定部分29eでフランジ30aを挾さむよう
にして、図中右方がら支保工用H形鋼30に装着する。
この際、保持部分29fの大きさが異なった3種類程度
の止金具29dを用意しておき、止金具29dが配置さ
れるそれぞれの位置の余堀の程度に応じて、最適な大き
さの止金具29dを支保工用H形鋼30に装着する。す
ると、止金具29dのU字型の保持部分29fは弾性変
形して側面部分1cと当接する。
次に、それぞれ帯状に形成された15ra目程度の粗目
金網29c及び当該粗目金網29cよりも更に網目の細
かい細目金網29bを、フランジ3゜aと地山側面部分
1cを接続する形で、支保工用H形鋼30に装着された
各止金具29dに図中右方から押し付ける形で当該止金
具29dに沿ってS字状に塑性変形させつつ、支保工用
H形鋼30に沿って(即ち、第16図紙面と直角方向に
)設置する。すると、細目金網29b及び粗目金網29
cは止金具29dによって保持される形で側面部分1c
に当接するが、細目金網29b及び粗目金網29cは、
後述の大粗目金網29aに比して容易に変形させること
が出来るので、地山2の側面部分10表面の凹凸に従う
形で変形して、支保工用H形鋼30と側面部分1cとの
間の余堀部分がシールされる。Mi目全金網29bび粗
目金網29cの設置が完了したところで、帯状に形成さ
れた50mm目程度の比較的強度の高い大粗目金網29
aを、細目金網29b及び粗目金網29cを図中右方(
即ち、コンクリート打設空間20側)から覆う形で、フ
ランジ30aと地山側面部分1cを接続する形で支保工
用H形鋼30に沿って(即ち、第16図紙面と直角方向
に)設置する。
こうして、支保工用H形鋼30が設置され、支保工用H
形11130と地山2の側面部分ICとの間が妻止め2
9により閉塞されたところで、第7図に示すように、移
動車両5を移動させて、設置状態にある留置型枠体15
の下方に位置決めする。
この状態で、昇降装置E7を駆動して昇降足場9を第2
図及び第7図矢印A方向に上昇させると共に、ステップ
9aを第1図矢印に、L方向に移動させて、上部型枠支
持フレーム10と留置型枠体15のフレーム15aの所
定の係合位置を整合させる。この状態で、油圧シリンダ
10aを駆動して、上部型枠支持フレーム1oを矢印入
方向に上昇させ、上部型枠支持フレーム10とフレーム
15aの中央のフレーム片15kを、第2図に示すよう
に係合させる。また、油圧シリンダllaを駆動して側
部型枠支持フレーム11をピン11eを介して矢印C方
向に展開させると共に、油圧シリンダllcを駆動して
伸縮フレームllbを矢印E方向、即ちフレーム片15
1方向に突出させる。すると、伸縮フレームllbの先
端の押圧体lidがフレーム片151の中央部と当接接
触する。更に、サポートジヤツキ13を、第2図矢印E
方向に突出させ、先端をフレーム片151の下部に係合
させる。
こうして、移動車両5に設けられた上部型枠支持フレー
ム10、側部型枠支持フレーム11.11、サポートジ
ヤツキ13等の型枠支持手段と留置型枠体15のフレー
ム15aが接続されたところで、第8図に示すように、
フレーム15aの両側のフレーム片15mをトンネル空
間1a内側に関節15bを介して折り畳む形で回動させ
、既に凝固を完了した覆工17のコンクリートに対して
当該フレーム片15mを脱型させる。フレーム片15m
をチェーン15n等の適宜な手段で折り畳んだ状態で支
持し、この状態で、フレーム158全体を上部型枠支持
フレーム10で支持しつつ各油圧シリンダ10a、ll
a、サポートジヤツキ13を後退させて、留置型枠体1
5中央部のフレーム片15kを矢印B方向に移動させて
、覆工17から脱型させ、更にフレーム151をフレー
ム片15kに対してトンネル内側に折り畳む形で回動さ
せて脱型させる。
こうして、フレーム15a、従って留置型枠体15が既
に構築済みの覆工17から脱型されたところで5ステツ
プ9aを上部型枠支持フレーム10と共に、第1図矢印
に方向、即ち切羽lb側に突出させ、留置型枠体15を
、第9図に示すように、所定距11L2の掘削が完了し
、いまだ覆工の構築されていない切羽1b側部分の地山
2と、前述のように設置された支保工用H形鋼3oを挾
さむ形で、対向させる。この状態で、直前に打設された
最も切羽1b側に位置する覆工17部分を、第1図に示
すように、ガイドとして利用しつつ、各油圧ジヤツキl
oa、11a、サポートジヤツキ13を突出させて、上
部型枠支持フレーム10を矢印入方向に、側部型枠支持
フレーム11,11の抑圧体lid等を第2図矢印E方
向に移動させ、フレーム片15k、151.15mを再
度展開して、第10図に示すように、フレーム15aの
全体形状がトンネル断面と相似形状になるように保持す
る。この際、サポートジヤツキ12もピン12aを中心
に、第2図矢印G、H方向に回動させつつ、矢印M方向
に突出させ、フレーム片151の上部と係合させ、フレ
ーム片15k、151.15mを確実に固定保持する。
すると、型枠板15cが、第5図に示すように、地山2
の側面部分ICに沿って設置された支保工用H形鋼30
と密着し、地山2の側面部分IC1妻止め29.支保工
用H形鋼30、型枠板15c及び既に構築状態にある覆
工17との間に。
トンネル断面に沿った形のコンクリート打設空間20が
形成される。
次に、第12図及び第13図に示すように。
コンクリート供給ホース23の先端を、留置型枠体15
の型枠板15c下方に設けられたコンクリート供給口1
5jに接続し、アジテータトラック21からコンクリー
トをコンクリートポンプ車22に供給し、該供給された
コンクリートをコンクリートポンプ車22からコンクリ
ート供給ホース23を介してコンクリート供給口15j
に供給する。
すると、供給されたコンクリートはコンクリート供給口
15jからコンクリート打設空間20内に、トンネル下
側から該空間20を充填する形で注入打設されてゆくが
、コンクリートにはコンクリート供給ホース23の先端
部分で急結剤が添加されているので、該打設されたコン
クリートは打設後、急速に凝固を開始する。こうして、
留置型枠体15の下方のコンクリート供給口15jを介
したコンクリートのコンクリート打設空間20内への注
入打設が進行し、第12図に示すように、打設されたコ
ンクリート25の上面25aがコンクリート供給ホース
23の接続されたコンクリート供給口15j付近にまで
達したところで、コンクリート供給ホース23を当該コ
ンクリート供給口15jから取り外して、より上部のコ
ンクリート供給口15jに接続し直して、該上部のコン
クリート供給口15jからコンクリートをコンクリート
打設空間20内に供給する。こうして、コンクリート打
設空間2o内は、供給されたコンクリートで満たされる
が、地山2の側面部分1cと支保工用H形鋼30との間
は、妻止め29が設けられているので、コンクリート打
設空間20は外部から閉塞された状態を保ち、これによ
り打設されたコンクリートが外部に漏出することが未然
に防止される。即ち、妻止め29は、第16図に示すよ
うに、大粗目金網29a、細目金網29b及び粗目金網
29cによって金網が3層に積層されており、また、細
目金網29b及び粗目合:i/429 cは地山2の側
面部分1cに密接した状態でS字型の止金具29dによ
ってコンクリートの圧力に対向した形で保持されている
ので、コンクリートが外部に漏出することが未然に防止
される。この際、打設されたコンクリートの内、骨材は
大粗目金網29aにより外側の細目金網29b及び粗目
金網29cへ移動することが防止される。従って、骨材
によって細目金網29b及び粗目金網29cに圧力が不
均一に作用して、細目金網29b及び粗目金網29cが
部分的に変形して地山2の側面部分1cとの密接状態が
こわされるようなことが無いので、コンクリートの内、
大粗目金網29aを通過したモルタル等は細目金網29
b及び粗目金網29cにより外部に漏出することが防止
される。
こうして、最終的にトンネル天端部に設けられたコンク
リート供給口15jを介して、第14図に示すように、
コンクリート25がコンクリート打設空間20内に供給
され、天端部が閉合したところで、第15図に示すよう
に、上部型枠支持フレーム10を降下させ、側部型枠支
持フレーム11゜11を折り畳み、サポートジヤツキ1
2.13を機体5b側に折り畳んで、留置型枠体15と
型枠支持手段との間の支持関係を解除する。すると。
既に凝固の進行した(通常、打設後、10分程度で自立
出来る程度には凝固が進行している)コンクリートは、
アーチアクションを構成し、また留置型枠体15自体も
アーチアクションを構成するので、上部型枠支持フレー
ム10等による支持が無くなっても、留置型枠体15等
は十分に自立した状態を維持することが出来る。
留置型枠体15から離れた移動車両5は、第6図(b)
に示すように、坑口側に退避させ、留置型枠体15は、
その状態で打設されたコンクリートが十分に硬化するま
で残留させておく。これにより、切羽1bの直前まで覆
工が一次吹付けを行うことなく形成されたので、直ちに
切羽1bの掘削を再開して、所定比1iL2の掘削を矢
印に方向に行ってトンネルを掘進する。なお、妻止め2
9は、第5図に示すように、地山2の側面部分1cに設
置され、切羽1b部分にコンクリート25が打設される
ことがないので、後の切羽1bの側面部分ICに近接し
た部分を掘削する際に、妻止め29等が邪魔にならず、
トンネル1の掘削を円滑に行うことが可能となる。
こうして、所定距離L2の掘削が完了したところで、再
度第7図に示すように、移動車両5を留置型枠体15の
下方に移動させて、前述と同様の作業を行って、新たな
覆工17を構築してゆく。
なお、上述の実施例は、コンクリートの打設を留置型枠
体15の複数箇所に設けられたコンクリート供給口15
jを介して行った場合について述入たが、コンクリート
打設空間20へのコンクリートの供給は、コンクリート
供給口15jに限らず、各種の方法が考えられる。例え
ば、第17図に示すように、コンクリート打設スリット
15dを、コンクリートの打設方向であるトンネル断面
に沿った形で、図中上下方向に形成し、該コンクリート
打数スリット15dにコンクリート供給ノズル27を該
コンクリート打設スリット15dに沿って移動自在に設
け、該コンクリート供給ノズル27をコンクリート打設
スリット15dの下部からトンネル天端部に向けて移動
させつつ、コンクリート打設空間2o内に急結剤の添加
されたコンクリートを打設してゆくようにして構成する
ことも轟然可能である。この場合、コンクリート供給ノ
ズル27の下方のコンクリート打設スリット15dから
未硬化のコンクリートが流出することを防止するために
、打設されたコンクリートが凝固するまでの間、コンク
リートのコンクリート打設スリット15dからの流出を
防止する、スライド板27aをコンクリート供給ノズル
27の移動と共に移動し得るように設けるようにする。
すると、打設されたコンクリートは、スライド板27a
が移動する間に凝固し、スライド板27aが通過した後
には、コンクリート打設スリット15dから外部に漏出
してしまうことは無い。
なお、上述の実施例は、漏出防止金網として2層に積層
された細目金網29b及び粗目金網29cを地山2と当
接させる場合について述べたが、漏出防止金網は、単層
でもよく、また、3層以上に積層してもよい。また、保
護金網として単層の大粗目金網29aによって漏出防止
金網をコンクリート打設空間2o側から覆う場合につい
て述べたが、保護金網は2層以上に積層してもよい、ま
た、保持手段としてS字型の止金具29dによって漏出
防止金網をコンクリートの圧力に対向して保持する場合
について述べたが、保持手段は止金具29dに限らず、
ドライビット等により漏出防止金網を保持するようにし
てもよい。
(g)6発明の効果 以上、説明したように本発明は、トンネル1の支保工用
H形鋼30等の支保工に沿って前記支保工と地山2との
間を閉塞する妻止めにおいて。
止金具29d等の保持手段を複数個、前記支保工に沿っ
て設け、前記保持手段に細目金網29b、粗目金網29
c等の漏出防止金網を、前記支保工及び側面部分IC等
の地山2と密接する形で設け、大粗目金網29a等の保
護金網を、前記漏出防止金網をコンクリートの打設側(
コンクリート打設空間20内側)から覆う形で設けて構
成したので、2層以上に積層された漏出防止金網、保護
金網によって、打設されたコンクリートの外部への漏出
を防止することが可能となる。また、漏出防止金網を凹
凸の激しいトンネル地山に密接させて変形させることに
よってモルタル等の漏出を防止すると共に、保護金網に
よって骨材が漏出防止金網の地山との密接状態をこわす
ことを防止して、打設されたコンクリートの外部への漏
出を好適に防止することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、覆工コンクリ−1・打設装置の一例を示す図
。 第2図は、第1図の■矢視図、 第3図は、留置型枠体を示す図。 第4図は、留置型枠体の側面図。 第5図は、留置型枠体の断面図、 第6図は乃至第15図は、トンネルの掘削方法の一例を
示す工程ロー 第16図は1本発明による妻止めの一実施例を示す図、 第17図は、留置型枠体の別の例を示す図である。 2・・・・・・地山 29・・・・・・妻止め aビ・・・・・保護金網(大粗目金網)b・・・・・・
漏出防止金網(細目金網)C・・・・・・漏出防止金網
(粗目金網)d・・・・・・保持手段(止金具) ・・・・・支保工(支保工用H形鋼) 呂願人

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 支保工に沿って前記支保工と地山との間を閉塞する妻止
    めにおいて、 保持手段を複数個、前記支保工に治って設け、 前記保持手段に漏出防止金網を、前記支保工及び地山と
    密接する形で設け、 保護金網を、前記漏出防止金網をコンクリートの打設側
    から覆う形で設けて構成した妻止め。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2880380A1 (fr) * 2004-12-30 2006-07-07 Robert Parra Dispositif de coffrage a bavettes d'etancheite pour tunnel

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2880380A1 (fr) * 2004-12-30 2006-07-07 Robert Parra Dispositif de coffrage a bavettes d'etancheite pour tunnel

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JP2634931B2 (ja) 1997-07-30

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