JPH0462129B2 - - Google Patents

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JPH0462129B2
JPH0462129B2 JP56204740A JP20474081A JPH0462129B2 JP H0462129 B2 JPH0462129 B2 JP H0462129B2 JP 56204740 A JP56204740 A JP 56204740A JP 20474081 A JP20474081 A JP 20474081A JP H0462129 B2 JPH0462129 B2 JP H0462129B2
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JP
Japan
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layer
magnetic
colored
ink
hiding
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JP56204740A
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JPS58105428A (ja
Inventor
Yoshihiko Nakahara
Minoru Fujita
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Kyodo Printing Co Ltd
Original Assignee
Kyodo Printing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kyodo Printing Co Ltd filed Critical Kyodo Printing Co Ltd
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Publication of JPH0462129B2 publication Critical patent/JPH0462129B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/62Record carriers characterised by the selection of the material
    • G11B5/72Protective coatings, e.g. anti-static or antifriction

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  • Credit Cards Or The Like (AREA)
  • Magnetic Record Carriers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、鱗片状物を分散してなる印刷インキ
による印刷層を隠蔽層として利用することによ
り、磁気特性を低下させることなく磁性層を完全
に隠蔽し得、しかも低コストにて製造し得る着色
磁気記録媒体に関する。
銀行カード、クレジツトカード、定期券、預金
通帳等の磁気記録媒体においては、茶褐色の磁性
層の色を隠蔽しかつ所望の色に着色するための考
案が種々なされている。
この磁性層の隠蔽の目的は、磁性層存在を不明
にして偽造.改ざんを防止しかつ磁性層の部分を
着色化してデザインの多様化を図るためである。
一方この隠蔽を目的として形成される層は、磁性
層とこれを読み取るための磁気ヘツド間に介在す
ることから、必然的にいわゆるスペーシングロス
を高め、磁気特性を低下させる原因となるため、
より薄いものである必要がある。
従来におけるこの隠蔽着色層の構成としては、
まず磁性層上に直接着色層を設けたものや、酸化
チタンの白色塗料を一層設けその上から着色層を
施したものがあるが、この従来例にあつては隠蔽
力が弱く、充分な隠蔽力を得るためには10μ以上
の層厚が必要であり、スペーシングロスが大とな
らざる得ないという欠点を有する。
これに代る構造のものとしては、磁性層上にま
ず隠蔽層として非磁性金属やその酸化物等を蒸着
法や、スパツタリング法等で薄層として形成し、
さらにこの薄層上に着色層を設けたものがある。
この構造のものにあつてはスペーシングロスを生
ぜしめることなく、かつ充分な隠蔽力及び着色効
果が得られるものであるが、生産コストが高く又
小ロツトの生産も困難であつて、したがつて生産
効率が悪いという生産上の欠点がある。またとく
に上記した蒸着法により形成された非磁性金属又
はその酸化物による隠蔽手段を用いる場合には、
それらがいずれも不活性であるために磁性層、あ
るいは着色層との密着性に劣り、磁気ヘツドとの
繰り返し摺接により着色層が容易に剥離しやすい
という問題があつた。
さらに他の従来考案としては、特開昭56−
134316号公報に記載のように磁性層上に非磁性金
属粉末を含有する隠蔽層、具体的には非磁性金属
粉末をバインダーに分散混合して得た塗料を磁性
層上に塗布、乾燥することによつて形成した隠蔽
層を用いるものである。しかしながらこの発明に
あつても隠蔽層の形成手段として単に塗布、乾燥
するに過ぎないものであるから薄層化するにも限
度があり、加えて生産性が低くさらに塗布面の均
一性に欠ける、又これに使用される非磁性金属粉
末にあつても一定の厚さに塗布しなければ、所要
隠蔽効果を得ることができず薄層化にも限界があ
りスペーシングロスが生じ得る点においては、第
1の従来例と同様の欠点を有する。
本考案は、かかる従来例に代るものとして案出
されたものであり、隠蔽層の形成手段として印刷
を用い、又隠蔽層を形成する物質として特に鱗片
状物を分散してなるインキを採択することによ
り、スペーシングロスがほとんど無視し得る程度
の薄層にて完全な隠蔽、及び着色ができしかも低
コストにて製造し得る着色磁気記録媒体を提供す
ることを目的とする。
すなわち本考案は、磁性層上に隠蔽層を印刷
し、さらに該隠蔽層上に着色層を形成した記録媒
体において、上記隠蔽層には鱗片状物を分散させ
てなることを特徴とする着色磁気媒体記録媒体に
関する。以下これについて図面に示した一実施例
に従つて説明する。
第1図において、2は磁性層であり支持体1の
表面に着設されている。3は磁性層2上に鱗片状
物を分散してなる印刷インキを印刷することによ
り設けられた隠蔽層である。すなわち隠蔽層3の
形成手段は、オフセツト、ドライオフセツト、グ
ラビア、シルクスクリーン、フレキソ、活版等の
あらゆる印刷手段を採用することができるが、オ
フセツト、ドライオフセツト、活版が特に好まし
い。これに使用される印刷インキとしては、成分
や性質からグラビアインキ、フレキソインキ、凸
版インキ、オフセツトインキ、オフ輪インキ、プ
ロセスインキ、カルトンインキ、ドライオフセツ
トインキ、さらに各種のプラスチツクフイルムや
メタルフオイルなどの特殊な被印刷体用のインキ
をあげることができる。
上記インキに用いられるビヒクルとしては、ま
ず凸版インキのビヒクルとして新聞インキ用、雑
誌輪転インキ用、凸版平台インキ用、写真版墨イ
ンキ・原色版インキ用、ヒートセツトインキ用、
クイツクセツトインキ用、モイスチヤーセツトイ
ンキ用を、平版印刷インキのビヒクルとしては、
アマニ油型インキ用、アルキド型インキ用、速乾
性樹脂型インキ用、オフセツトヒートセツトイン
キ用を、グラビアインキのビヒクルとしては出版
物用、包装用その他のビヒクルを、フレキソイン
キのビヒクルとしては、アルコール型、混合溶剤
型、水性の各ビヒクルを、その他のビヒクルとし
て凹片インキ用、金属印刷インキ用、シルクスク
リン用の各ビヒクルをあげることができる。又こ
れに使用される印刷インキに分散される鱗片状物
としては、まず金属材料としては、Al、酸化鉛
等の展延性に富むもの、パール顔料(金属酸化物
を含む顔料)等、また非金属材料としては雲母、
貝がら粉等があり、これらの材料の粉末あるいは
箔片状のものを粉砕、研磨してきわめて薄く、し
かも偏平な微粒子(リーフイング(Leafing)効
果のよい薄片状のもの)としたものが用いられ
る。なかでも鱗片状Al微粉末が最も一般的であ
り、比重が2.7と、他の金属粉(たとえば金粉の
比重は8.2〜8.8,Cuの比重は8.9)に比べるとず
つと軽い。しかもAl粉のサイズは、厚みが平均
して0.15μ程度であるのに対し、平面方向(二方
向)の大きさはかなり大きく、通常325メツシユ
通しの比較的粗いものが選ばれる。
さらに上記した各鱗片状物の隠蔽力について
Al粉を例として述べると、まず粉末状Alを一度
アセトンで洗い、乾かしたものを試料とし、これ
を水面に粒子が相互に重なり合わないように、均
一に単粒子膜をつくらせて、これを水面上でかき
よせて最小面積S(cm2)を求める。
隠ぺい力P(Covering capacity)は、試料粉
末量W(mg)と上記した最小面積Sとから算出す
ることができる。
Pをcm2/gの単位とすると、 P=1000S/Wとなる。
さらに厚みについては、顔料であるAlの比重
をdとすれば、平均厚さD(μ)は、 D=1000/Pdで示される。
したがつてたとえば Al粉 d=2.7 P=25000のとき、 D=0.15μとなる。
なおPale goldについては、 d=8.8 P=4000のとき D=0.3μとなる。
上記したように、便宜的な厚みが求められ、そ
の結果、Alをはじめとした金属粉末の場合には、
一般的にその長さおよび幅が、それぞれ30、およ
び10μ前後の、かなり粗いものが用いられること
になるが、実用的にはそれよりもさらに細かい
(400メツシユ程度)ものを用いても、その隠蔽力
はあまり変わらないことが実験の結果から明らか
になつている。
さらに上記したAlをはじめとした金属粉は、
反射率が高く、しかも導電性があるために比較的
隠蔽力が特に高いが、それ以外の非金属材料、す
なわちパール顔料、雲母、貝殻粉にあつても鱗片
状であるかぎり、その厚みに対する平面的な縦横
の大きさが極端に大きいために隠蔽力が大きく、
したがつて従来の隠蔽着色層の構成、すなわち磁
性層上に直接着色層を設けたものや、酸化チタン
の白色塗料を一層設け、その上から着色層を施し
たものに比べれば、その隠蔽層厚が著しく薄くな
る。
また磁性層上に、非磁性金属やその酸化物等を
蒸着法やスパツタリング法により形成介在させ
て、その上に着色層を形成する場合に比べると、
層厚の面ではそれほどの差異はないが、生産コス
トの点では2分の1から3分の1程度となるため
に本願の鱗片状物質を用いる方が格段に有利であ
るばかりでなく、着色層の密着性においても極め
て良好となり、高品質の磁気記録媒体を得ること
ができる。
さらに磁性層上に形状が粒状もしくは不定形の
非磁性金属粉末を含有させた塗料を塗布・乾燥さ
せた隠蔽層を介在させる場合に比べても、厚みに
対する平面的は縦横の大きさが極端に大きく隠蔽
力に優れる本願の鱗片状物質を用いる方が層厚の
点では格段に有利である。
またAl以外の金属または非金属粉のサイズや、
その作用効果の点ではAlとそれほどかわるとこ
ろがなく、実用的に十分な隠蔽効果を発揮するこ
とができる。
鱗片状Al粉末を用いた場合、その含有量は20
〜80%位まで任意に変更可能であるがオフセツト
印刷のインキとしては20〜40%、ドライオフセツ
ト、活版用としては20〜60%位が適量であり、グ
ラビアインキでは10〜30%、シルクスクリーンで
は10〜60%位まで変更可能である。なおAl粉の
充填量を多くすると磁性層2に対する密着性は低
下するが、層厚はより薄くすることができる。上
記した顔料化された鱗片状物は、ビヒクルの表面
に浮かんで配列されるリーフイング効果により薄
い層厚にてきわめて高い隠蔽力が得られ、また独
特の金属的な輝きと高い隠蔽力を十分に活用する
ことができる。
又、本発明における印刷インキは顔料として鱗
片状物を用いるものであるから、印刷後にカレン
ダー加工を施してやると一段と隠蔽の効果が高ま
る。
4は着色層であり、着色インキ又は塗料により
所望の色又は模様を付したものであり、該着色層
4には必要に応じてオーバーコートを行つてもよ
い。
第2図は、他の実施例を示すものであり、銀刷
層3上に白色インキ層5を1.0〜10.0μの厚さで施
し、更にその上から0.1〜3.0μの着色層を設けた
ものである。
実施例: HC=300Oe φγ=1.40Maxwell/cm φγ/φμ=0.75の市販磁気シート上に、
アルミ粉含有量30%のオフセツト印刷用
銀インキを用い、これをRIテスター
(展色機)でもつて、0.01c.c.,0.03c.c.,
0.05c.c.,0.07c.c.,0.10c.c.の盛量でもつて
印刷し乾燥させ、更にこの上から、黄赤
藍の三色をそれぞれに盛量0.1c.c.でもつ
て着色し、間隙損失の低下を調べたとこ
ろ、 銀インキ0.01c.c.(+着色インキ0.1c.c.)
で3〜5%,0.03c.c.で5〜8%,0.05c.c.
で7〜10%,0.07c.c.で8〜12%,0.1c.c.
で10〜15%の低下になつた。しかしなが
らこれらの値は実用上磁気特性に何ら悪
影響がなく、使用できるものであり、着
色効果はいずれも良好で、銀インキ層の
隠蔽性は充分に得られた。ちなみに銀イ
ンキ層と着色層の厚みは下記のとうりで
あつた。
銀インキ0.01c.c.で0.5〜1.0μ 0.03c.c.で0.5〜1.0μ 0.05c.c.で1.0〜1.5μ 0.07c.c.で1.0〜1.5μ 0.1c.c.で1.5〜9.0μ 位であつた。
以上に説明したように本発明は、鱗片状物を分
散してなる印刷インキを用い、これを印刷手段に
より磁性層を隠蔽する層として用いたものであ
り、鱗片状物はビヒクル表面に浮んで配列される
リーフイング効果により、酸化チタン等の白色層
に比して金属蒸着膜層にも劣らない程の高い隠蔽
力を有し、薄い層厚にて良好な隠蔽力が得られし
たがつてスペーシングロスを生じさせることな
く、充分な隠蔽を行い得る。
具体的には銀刷層の厚みは0.1〜1.0μで充分隠
蔽力をもち色艶は白銀マツトでその上層である着
色層の厚みは0.1〜1.0μでその上層である着色層
の厚みは0.1〜1.0μで所要の着色効果が得られし
たがつて、スペーシングロスによる磁気特性を低
下させることなく蒸着着色層と同様の効果が得ら
れる。
又品質に関しても磁性層上に直接印刷インキに
よる印刷層を設けてもAl蒸着層の如く耐食性に
悪影響を与えることなく、しかも表面が金属蒸着
膜層に比して著しく活性化されているから磁性層
に対しても、また着色層に対しても密着性に優
れ、磁気ヘツドとの繰り返し摺接による着色層の
剥離の問題も生じない。そのうえアンカー層又は
プライマー層等を必要とせず製造し得ると共に磁
性層上にパターンコートが簡単に出来る等の効果
を有し、さらには従来のAl蒸着層を利用したも
のに比べ生産コストが安価となる等多くの効果を
有するものである。特に磁性層を印刷という手段
で形成する場合には、磁性層、隠蔽層たる印刷
層、さらには着色層まで一貫した印刷ラインで製
造が可能となり(言うまでもなくオーバーコート
層も同様である)生産性、コスト、製造装置のラ
イン化等に及ぼすメリツトは極めて大きいもので
ある。
なお前記のとうり隠蔽層、着色層は、0.1〜
1.0μで充分な隠蔽力及び着色効果が得られるもの
であるが、両層とも0.1〜3.0μの厚さであるなら
ば、磁気特性を低下させることなく所望の着色磁
気記録媒体を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示す模式断面
図、第2図は他の実施例を示す模式断面図であ
る。 2……磁性層、3……隠蔽層、4……着色層。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 磁性層上に隠蔽層を印刷し、さらに該隠蔽層
    上に着色層を形成した記録媒体において、上記隠
    蔽層には鱗片状物を分散させてなることを特徴と
    する着色磁気記録媒体。 2 特許請求の範囲第1項の記載において隠蔽層
    はカレンダー加工されたものであることを特徴と
    する着色磁気記録媒体。 3 特許請求の範囲第1項又は第2項の記載にお
    いて隠蔽層と着色層間に白色インキ層を設けたこ
    とを特徴とする着色磁気記録媒体。 4 特許請求の範囲第1,2,3項の記載におい
    て着色層上には、オーバーコート層を設けたこと
    を特徴とする着色磁気記録媒体。
JP56204740A 1981-12-17 1981-12-17 着色磁気記録媒体 Granted JPS58105428A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56204740A JPS58105428A (ja) 1981-12-17 1981-12-17 着色磁気記録媒体

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JP56204740A JPS58105428A (ja) 1981-12-17 1981-12-17 着色磁気記録媒体

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JPS58105428A JPS58105428A (ja) 1983-06-23
JPH0462129B2 true JPH0462129B2 (ja) 1992-10-05

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