JPH0461421B2 - - Google Patents

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JPH0461421B2
JPH0461421B2 JP1323703A JP32370389A JPH0461421B2 JP H0461421 B2 JPH0461421 B2 JP H0461421B2 JP 1323703 A JP1323703 A JP 1323703A JP 32370389 A JP32370389 A JP 32370389A JP H0461421 B2 JPH0461421 B2 JP H0461421B2
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ring
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drive
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Atsuo Oosawa
Kenji Ogiji
Shozo Yokoo
Hidekazu Takeda
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Hitachi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、ビデオテープレコーダ(VTR)等
テープを記録媒体とした記録再生装置に係り、特
に装置の小形かつ薄形化、軽量化、部品点数の削
減、組立作業性の向上等を図る上で好適な記録再
生装置のモード操作機構やテープローデイング機
構の構成に関する。
〔発明の背景〕
従来、記録再生装置の構成例としては例えば特
開昭56−114154号公報に記載された磁気記録再生
装置がある。本従来例においては、モード操作機
構やテープローデイング機構は、中心軸に支えら
れその円板平面内に渦巻状のカム溝を有する比較
的小径の円板上のカム体を用い、その外周縁に形
成されたギアを介しモータ等の駆動源からの動力
を該小円板状のカム体に伝達してこれを回転せし
め、上記カム溝に係合されたローデイング用部材
やモード操作部材を駆動するという構成で、駆動
源からカム、操作の変換部材、被操作部材という
経路を介し駆動力を伝達し、モード操作やローデ
イング操作を行う構成である。
この従来技術では、小円板状カム体のカム構部
に対し、該カム体の外周部にあつて該カム体から
遠く離れた位置に配された上記複数のモード操作
部材が、長いアームや複雑構造のスライダ等を介
し3次元的にかつ集中して係合されるための、装
置のメカニズム複雑化と動作信頼性の低下、占有
面積及び占有容積の増大、重量の増大、部品点数
の増大、組立作業性の低下等を生ずる、という欠
点がある。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、上記従来技術の欠点を改善
し、装置メカニズムの簡素化、高信頼性化、小形
軽量化かつ薄形化、部品点数の削減、組立作業性
の改善等が容易に達成される構成を備えた記録再
生装置を提供することにある。
〔発明の概要〕
回転ヘツド装置にテープがローデイングされ該
テープに信号が記録または再生される記録再生装
置において、 モータからの出力段に接続され、回転中心に対
し同心の円弧状部分を備え該回転中心側が空心状
とされた駆動用回転体と、 該駆動用回転体とは別個に設けられたローデイ
ング用部材と、 該ローデイング用部材と上記駆動用回転体との
間に配され、該駆動用回転体に対し上記モータか
らの出力段とは上記回転中心に対し所定の角度を
隔て配された回転部材を含む駆動力伝達部材と 長手方向に沿つてカム構造部が形成された円弧
状部分を有し、上記駆動用回転体に同心状に結合
され該駆動用回転体と一体の円弧状往復動が可能
な操作カム体と、 該操作カム体と上記駆動用回転体とを接続する
構成を有する接続手段と、 上記操作カム体のカム構造部に係合され、装置
のモードを切り換えるモード操作部材と、 を備え、 上記駆動用回転体と上記操作カム体が、上記ロ
ーデイング用部材のテープローデイング動作区間
において該駆動用回転体から該操作カム体への回
転駆動力の伝達が断たれる区間を有するように上
記接続手段を介し接続された構成とされる。
本構成により、部品点数の少ない簡易な構造
で、小形、軽量かつ高信頼性化等が容易に実現さ
れる。
〔実施例〕
以下、第1図から第14図により、本発明の記
録再生装置を、ビデオテープレコーダ等の磁気記
録再生装置に適用した場合の実施例について説明
する。なお、本実施例においては、発明の各構成
要件としては次の態様のものを用いている。
すなわち、 (1) 操作カム体…円弧状の操作リング64の円周
の一部に形成され、これを案内支持する案内支
持機構部材のうち、第1の案内支持部64bと
は該操作リング64の上でその円周を分け合う
形で、連続状に一体化されている。カム構造は
操作カム体64aの円弧状部分の内周縁面と外
周縁面との双方に形成されている。さらに該操
作カム体64aの長手方向の所定の角度範囲の
部分には、該操作カム体64aに駆動力が伝達
されるための被駆動用接続手段として、円弧状
の長溝64′が設けられている。
(2) 駆動用回転体…モータ65からの出力段66
に接続されモード操作を行う円弧状の操作カム
体64aの前段に配され、回転ヘツド装置とし
ての回転ドラム装置2を取り囲むように構成さ
れた円弧状構体部を持つた駆動リング27で構
成される。さらにこの駆動リング27の周上に
は、上記操作カム体64a内の円弧状の長溝6
4′に係合される位置に、カム駆動用接続手段
としてピン71が備えられている。駆動リング
27は、伝達部のギア66,67を介して常時
モータ65に結合されており、モータ回転時は
その回転駆動力を伝達されて連続的に回動され
る。上記ピン71は、操作カム体64aの平面
内に設けられている長溝64′に対しルーズな
状態で係合され、該長溝64′の長手方向の両
端縁部で上記ピン71が操作カム体64aに当
接される。
(3) モード操作部材…上記操作カム体64aの円
弧状軌跡に沿つて配される。被操作部材はモー
ド操作部材であり、キヤプスタン3に圧着され
テープを走行駆動せしめる、ピンチローラ57
とその周辺部材、2個のリール111,112
のうち1つに選択係合されこれを回転駆動せし
める、アイドラギア24、アイドラアーム25
とその周辺部材、上記リールの回転を選択的に
制動するリール制動部材が備えられている。
信号の記録または再生用のヘツドは、回転ヘツ
ド装置としての回転ドラム装置2内の回転構体上
に搭載されており、テープは、上記回転ドラム装
置2の外周表面に所定角度にわたつて巻き付けら
れ、上記モード操作部材中のテープ駆動部材によ
つて走行駆動される。テープはカセツト内の2個
のリール111,112に巻装されている。
第1図は、上記操作カム体64aに上記モード
操作部材が係合されて備えられた磁気記録再生装
置の、シヤーシ上の部品配置の概要を示す平面図
である。本実施例の磁気記録再生装置には、図中
に点線で示したように2個のリール111,11
2及びテープ53を内装したカセツト100が装
着される。円板状のシヤーシ1の上には、円筒状
の回転ヘツド装置2、キヤプスタン3、リール台
4,5、ローデイング用部材としてのローデイン
グリング6、ピンチローラ57等の主要部品が図
示のように配置されている。
ローデイングリング6は、その内周部に摺接す
る3個のホールドローラ10,11,12によ
り、シヤーシ1上において回動自在に保持されて
おり、その上には、テープ53をカセツトの10
0内のリール111,112から引き出すための
テープ引き出しガイドローラ9と、このテープ5
3を、さらにヘツドを搭載して成る回転ヘツド装
置としての回転ドラム装置2の外周に所定の角度
で該テープ53を巻付けるための入側ガイドロー
ラ8とが配設されている。リール台4,5は、シ
ヤーシ1に圧入されたシヤフト4−a,5−a
に、回転自在に軸支されている。リール台4,5
の外周近辺には、装置の機構状態を切換えるモー
ド操作部材の一つであるリール制動部材として、
リール111,112の制動を行うための、メイ
ンブレーキ18とサブブレーキ19,20とが、
シヤーシ1上に圧入されたそれぞれのピン14,
15,16,17を中心として、回動可能な状態
で取りつけられている。また、これらのリール台
4,5の間には、上記リール制動部材と同様、モ
ード操作部材の一つであるリール駆動部材とし
て、アイドラギア24と中継ギア26とが載置さ
れたアイドラアーム25が、シヤフト25−bに
対して回転自在に保持されている。該アイドラギ
ア24はモード操作に従い、リール台4またはリ
ール台5と選択的に噛み合い、キヤプスタンモー
タ80の回転力を該リード台4または5に伝達す
る。供給側のリール台5の外周部には、一端をシ
ヤーシ1上のピン35に係合固定されたバンドブ
レーキ22が所定の角度にわたり巻付いており、
さらにこのバンドブレーキ22の他端は、テンシ
ヨンアーム23上のピン21に回動可能な状態で
係合されている。テンシヨンアーム23は、ロー
デイングリング6に接する先端部の近傍にテンシ
ヨンピン95を備え、反対側の根元部に設けられ
た支点90を軸として回動する構造で、ローデイ
ングリング6のローデイング動作によりこれに接
した先端部がそれと同方向に回転移動し、テンシ
ヨンピン95を、テープ53の面に当接させる。
その回転移動により、ピン21に接続されたバン
ドブレーキ22はその端部を引かれ、リール台5
の外周を締め付け、テープ53の走行に対しリー
ル台5にブレーキトルクを与える。これによりテ
ープ53は所定のテンシヨンを与えらえた状態で
走行できる。
第2図は、シヤーシ1に対する、ローデイング
リング6、駆動用回転体の一部としての円環状の
駆動リング27、円弧状の構体部にその長手方向
にカム構成が形成された操作カム体64aと、案
内支持機構部材のうちの第1の案内支持部64b
とを併設して成る円環状の操作リング64の取付
関係を示す見取図である。ローデイングリング6
はその外周全体にわたりギアが設けられており、
シヤーシ1の上面に配置されている。上記駆動リ
ング27は、その内周の一部にギア(歯形)が設
けられており、シヤーシ1の下面に近接して回動
自在な状態で保持されている。操作リング64
は、駆動リング27のさらにシヤーシ1から離れ
た側に、シヤーシ1に対し、案内支持機構部材の
うちの第2の案内支持部である3個のホルダ37
によつて回動自在に案内かつ支持されている。該
ホルダ37は操作リング64内の第1の案内支持
部64bの内周縁部に配設され該第1の案内支持
部64bを案内支持する。操作リング64内の円
弧状の操作カム体64a内外周面には、これに係
合する複数モード操作部材を操作するためのカム
構造が設けられている。また操作リング64に
は、溝64′が所定の長さにわたつて設けられて
おり、ここで、駆動リング27上に植設されたピ
ン71に係合されている。上記駆動リング27
と、操作リング64上の円弧状の操作カム体64
aとはカセツト100内のリール111,112
の下部に重ねて配置されている。さらに、上記駆
動リング27と円弧状の操作カム体64aを円周
上に有する上記操作リング64とは、平面的に回
転ドラム装置2をその円内に含んでいる。
第3図は、上記第1図の装置構造を裏面側から
見た平面図である。シヤーシ1の外周の縁は、そ
の裏面に向かつてカツプ状に突出された構造で、
駆動リング27、操作リング64は、ここで保護
されている。28は、キヤプスタン3に圧入され
たフライホイールであり、キヤプスタン3を駆動
する同心直結形のダイレクトドライブ方式のキヤ
プスタンモータ80のロータにも兼用されてい
る。キヤプスタン3に対して、このフライホイー
ル28と同軸でキヤプスタン3に圧入された駆動
プーリ28−aと、前記アイドラギア24にリー
ル台駆動力を伝達するための中継プーリ29との
間には、駆動力伝達用のベルト30が架張されて
いる。駆動リング27の内周に設けられたギア部
に対しては、駆動力伝達部材の回転部材である伝
達ギア31と駆動ギア66とが噛み合わされてい
る。操作リング64の周上の一部の円弧状の操作
カム体64aの内周綿及び外周面に設けられたカ
ム構造部には、シヤーシ1上において該円弧状の
操作カム体64aの円弧運動軌跡に沿い平面的に
配置されているモード操作部材としての、サブブ
レーキ19,20、ピンチローラアーム58、及
びメインブレーキ18等、及びこれらにモード操
作を行わしめるためのピン19−a,20−a,
58−a,18−aが、そのシヤーシ1の開孔部
を貫通して当接されている。上記ピン18−a,
19−a,20−a,58−aもモード操作部材
の一部を構成している。
第4図は、モータ65と、駆動用ギア66、駆
動リング27及び円弧状の操作カム体64aと、
案内支持機構部材64bとが併設された操作リン
グ64の位置関係を示す断面図である。モータ6
5の駆動軸の先端には、ウオームギア67が取付
けられ、2段のギア部を有する駆動用ギア66の
一つのギア部と噛み合わされており、駆動用ギア
66の他方のギア部は、モータ65からの出力段
として駆動リング27の周上ギア面と噛み合わさ
れている。従つてモータ65の回転により、駆動
用ギア66を介して駆動リング27が回動され
る。
第5図は、駆動用回転体としての駆動リング2
7の駆動力をローデイングリング6へ伝達するた
めの駆動力伝達部材の回転部材である伝達ギアa
31,伝達ギアb38及び伝達ギアc39を示す
断面図である。第1図にも示したように、伝達ギ
アc39はシヤーシ1の上面でローデイングリン
グ6と噛み合わされており、シヤーシ1に圧入さ
れた軸受40に対し嵌合されたシヤフト41の一
端に止めねじ42により固定されている。シヤフ
ト41のもう一方の端部には、伝達ギアb38が
圧入固定されており、シヤーシ上面の伝達ギアc
39とシヤーシ下面の伝達ギアb38とは同期し
て回転される。
第6図に示すように伝達ギアa31は、全周に
わたつて歯形(第2駆動用ギア)210が設けら
れかつ駆動リング27及び伝達ギアb38と噛み
合う合う全周型ギア31Aと、周上に歯形(保持
用ギア)211を1つしか持たず他の外周部は上
記全集型ギア31Aの歯底円と同一直径かつ同心
の円筒面とされている欠歯型ギア31Bとが、ピ
ン43,44により互いに軸方向に固定されて成
る複合構造のギアである。なお、この伝達ギアa
31は、シヤーシ1に圧入固定されたボス45に
さらに固定されたシヤフト46に対し回転可能な
状態で軸支されている。なお、第6図において、
シヤフト46に対し軸方向の下方に位置する欠歯
型ギア31Bの1個の歯形(保持用ギア)211
は、上方の全周型ギア31Aの全周型歯形(第2
駆動用ギア)210のうち1つの歯形とその外形
線が軸方向に重なつて一致するように構成されて
いる。ローデイング動作の状態においては、全周
型ギア31Aの歯形(第2駆動用ギア)210と
欠歯型ギア31Bの周上の1個の歯形(保持用ギ
ア)211とは、ともに駆動リング27の内周面
に形成された歯形(第1駆動用ギア)200に係
合されており、該駆動リング27の回動駆動力に
より、上記全周型ギア31Aと上記欠歯型ギア3
1Bとはシヤフト46の周囲に回転駆動される。
全周型ギア31Aの第2駆動用ギア210には、
さらに伝達ギアb38が連結されているため、該
全周型ギア31Aを回転により、これに結合され
た伝達ギアc39が回転駆動される。伝達ギアc
39はローデイングリング6の外周のギア部に係
合されているため、該伝達ギア部c39の回転駆
動により、ローデイングリング6も回転駆動され
る。ローデイングリング6が回転されることによ
り、テープ53の、回転ヘツド装置2の外周への
ローデイング動作が行われる。
上記ローデイング動作が完了され、モード操作
が行われる状態においては、上記全周型ギア31
Aの第2の駆動用ギア210は、上記駆動リング
27の内周面上において、逃げ面202の部分に
達し該駆動リング27に対しては係合されない状
態にされるが、一方、上記欠歯型ギア31Bの保
持用ギア211は、駆動リング27の内周面上に
おいて、平坦な保持面201上に当接され該保持
面201上を摺動されて一定の姿勢を保持する。
駆動リング27は、保持面201上において上記
欠歯型ギア31Bの保持用ギア211を摺動せし
めた状態のまま、さらに同方向に所定角度だけ回
転する。上記第2駆動用ギア210が逃げ面20
2の位置にあり、かつ、上記保持用ギア211
が、保持面201上に係合された状態において
は、上記駆動リング27は、その回動運動によ
り、同心状に配された操作リング64に係合され
て、該操作リング64を連動せしめモード操作部
材を駆動せしめる。
第7図に示すように、駆動リング27の、矢印
Aの方向への円弧状の回動運動は、上記の伝達機
構により、ローデイングリング6の矢印Bの方向
への回動運動へと変換され、第8図に示すように
ローデイングリング6上の入側ガイドローラ8
は、テープ53を回転ドラム装置2の入口側に巻
付ける動作を行う。また、テープ引き出しガイド
ローラ9は、その中心軸がローデイングリング6
の上面に固定されており、回転ヘツド装置2の入
口側におけるテープ引き出し動作を行う。
第9図は、ローデイングリング6と、ピンチロ
ーラ57の駆動系の関係を示す平面図である。ロ
ーデイングリング6の、矢印Bの方向への回転
は、中継ギア61、アーム操作ギア60の、図中
の矢印で示された方向への回転に変換される。そ
してアーム操作ピン60−aが捩りばね59を図
中の矢印の方向へと押圧する。この時、該捩りば
ね59の歪みによる弾性力は、捩りばね59の一
端59−aを介してガイドアーム56を図中の矢
印方向へ押圧する。この押圧によりガイドアーム
56はシヤフト62を支点として回動され、これ
によりその上に固定された出側ガイドローラ5
5、巻付ピン63は、矢印C方向へ回動され、ロ
ーデイングの動作が完了する所定の停止位置まで
移動させられる。56−aは、ガイドアーム56
の縁に設けられた突起であり、ピンチローラアー
ム58の一部に接する構造となつている。ガイド
アーム56が上記のローデイング動作で回動変位
することにより突起56−aに係合したピンチロ
ーラアーム58及びその上に回転自在に軸支され
たピンチローラ57も矢印Cの方向へと一緒に回
動させられる。
以上の動作により回転ドラム装置2の出口側に
対しても、テープ53が巻付けられる。上記のガ
イドローラ8,9,55の移動動作は、ガイドロ
ーラ8,55が、それぞれ第8図及び第9図に示
すキヤツチヤ13,54に到達するまで継続され
る。ピンチローラ57、ピンチローラアーム58
及び操作ピン58−aはテープ駆動部材である。
ピンチローラアーム58は、先端の操作ピン58
−aで操作リング64に係合されているため、操
作リング64の回動動作によりさらに矢印Cの方
向に対しより深く、突起56−aを離れて変位
し、テープ53をはさんでピンチローラ57を前
記キヤプスタン3の側に押し付ける。また逆に、
ローデイング状態が解除されるアンローデイング
動作においては、上記各モード操作部材は上記と
は逆の順序と作動させられる。
第10図は、移動中の入側ガイドローラ8の、
ローデイングリング6に対する位置関係を示した
側面図である。入側ガイドローラ8は、上記ロー
デイングリング6に設けられた長穴6−aに対し
て所定の間〓をもつて貫通されている。この入側
ガイドローラ8の下端にはねじが形成され、ボス
48の穴部に設けられたねじ部と螺合されてい
る。入側ガイドローラ8のボス48への固定は、
ボス48の横に設けられた止めねじ49により行
われる。また、ボス48の下方には、フランジが
設けられており、これは長穴6−aからの抜けを
防止する構造となつている。このボス48の外周
面には受け板50が圧入されている。
第13図は受け板50の概形を示す斜視図であ
る。受け板50の後部には、ピン50−aが設け
られている。このピン50−aは、第10図に示
すように、圧縮ばね51により、ローデイングリ
ング6上の突起と連結されている。
第11図は、第10図における入側ガイドロー
ラ8が更に移動され、キヤツチヤ13に圧着され
ている状態を示す。
第12図は、キヤツチヤ13の構造を示す斜視
図である。キヤツチヤ13には、上下に2つのV
字型の受け面があり、ボス48の円筒部と係合
し、ガイドローラ8の、シヤーシ1の平面上での
位置決めを行う。またキヤツチヤ13の上方の受
け面の下には、ローデイングリング6の進入方向
に対して所定の角度を有するテーパ面が設けられ
ており、これが、受け板50の前方に設けられた
テーパ面と係合して圧着される。
この様に、入側ガイドローラ8が、キヤツチヤ
13に接触を開始してから所定量だけ変位した位
置で圧縮ばね51が圧縮されることにより、入側
ガイドローラ8のボス部48と、キヤツチヤ13
のV字型の受け面との間に所定の圧着力が発生す
る。この圧着部分の構造は、出側ガイドローラ5
5とキヤツチヤ54においても同様であり、捩り
ばね59の弾性による圧着力により、出側ガイド
ローラ55はキヤツチヤ54に圧着される。
以上2つのガイドローラ8及び55のそれぞ
れ、キヤツチヤ13及び54に対する圧着のタイ
ミングは、ローデイングリング6及び中継ギア6
1、アーム操作ギア60の噛み合いの位相を調整
することにより、同期させることができるように
なつている。
次にこれらのガイドローラ8及び55がそれぞ
れ所定の力でキヤツチヤ13及び54に圧着され
た時の駆動リング27の動作を説明する。
第14図は、圧縮ばね51の縮み量が所定の量
に達した時点における、駆動リング27と、全周
型ギア31A及び欠歯型ギア31Bとの位置関係
を示す平面図である。駆動リング27のギア部2
00の終端において、駆動リング27の厚さ方向
におけるシヤーシ1側の半分には、凹部状の逃げ
面202が設けられ、全周型ギア31Aの歯形2
10からは離されており、お互いの噛み合いはな
くなるようにされている。従つて、欠歯型ギア3
1Bの単一の保持用ギア211だけが駆動リング
27の内周面のギア部200の最後の歯形と噛み
合う。この噛合状態からさらに進んで、上記駆動
リング27が操作カム体64aを駆動すべく、矢
印Aの方向に回動されると、駆動リング27の内
周の保持面201は、欠歯型ギア31Bの単一の
保持用ギア211を矢印Aの方向に所定量だけ押
し込んだ状態で、その欠歯型ギア31Bの姿勢を
その位置で一定に保持し続ける。この押し込み動
作のタイミングは、ローデイング動作完了時にお
いて前述したガイドローラ8及び55とキヤツチ
ヤ13及び54との間に所定の圧着力が生じるタ
イミングと同期するように、ギアの歯形の相互間
の位相関係が調整されている。
以上に説明したように、駆動リング27がロー
デイング動作中にあつては、図3中の矢印Aの方
向に円弧状軌跡を描いて駆動させることにより、
その駆動リング27上に固定されたピン71は、
操作リング64に設けられた溝64′の内部を、
やはり矢印Aの方向へ移動する。その間、該操作
リング64は、引つ張りばね69の張力により、
停止状態に維持される。そして、上記のローデイ
ング動作が完了した時には、駆動リング27上の
ピン71は、操作リング64の溝64′の終端の
点71′の位置に到達して該操作リング64に接
する。そして、駆動リング27が、このローデイ
ング完了の状態から、さらに進められた矢印Aの
方向へ回動された場合、操作リング64は、ピン
71により、引つ張りばね69の張力に抗して、
矢印Aの方向へ円弧状の軌跡を描き固定中心点の
周りに回動駆動される。
第3図において、68は、シヤーシ1の外周縁
の内部に固定されたスライドスイツチである。こ
のスイツチの動作部は、操作リング64上に設け
られたピン72と係合されており、その一部が操
作カム体64aを形成した操作リング64の回転
角度を検出してその操作モードを検出する。そし
て、操作リング64の円周上の操作カム体64a
部の内外周面にそれぞれ独立して設けられたカム
構造部も、上記した駆動リング27の動作に応
じ、上記リング64の円周の一部に形成された溝
64′を介し固定中心点の周りに円弧状に回動さ
れる。このため、このカム構造部がそれぞれ対接
している、メインブレーキ18、サブブレーキ1
9,20、ピンチローラアーム58、アイドラア
ーム25の各操作ピン18−a,19−a,20
−a,58−a,25−aを押圧し、それぞれ
を、前記のスライドスイツチ68が検出する操作
モードに対応した状態へと移動変位させる。さら
に、スライドスイツチ68が検出する上記操作モ
ードに対応して、回転ドラム装置2、キヤプスタ
ン3も選択的に回転され、記録再生、早送り、巻
戻し等のモードの動作も行われる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、 駆動用回転体から操作カム体への駆動力伝達が
断続される構成が容易に実現される。また、モー
ド操作部材についても、これが、操作カム体の往
復円弧運動の軌跡に沿つて平面的に分布されて配
されかつ上記操作カム体のカム面に対し直接に係
合され得る構成であるため、被操作部材と操作カ
ム体とを隣接させられる等両者を相互に極めて近
接させた位置に設けることができる。このため、
長寸法のアームや複雑な構造のスライダー等の連
結部も不要であり、カム構造自体も簡素化され
る。また、上記連結部を主体にその構成部品の点
数も大幅に削減される。被操作部材の動作も、操
作カム体の動作に対し、時間遅れや誤動作をする
ことなく確実に行われる。従つて、駆動用回転体
と、操作カム体と、これに係合される被操作部材
と、さらにこれらの周辺の部材、さらにローデイ
ング用部材をも含めたメカニズム全体において、
簡易構造化、高信頼性化、小形軽量化、薄形化、
組立作業性の向上等を容易に達成できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例としての磁気記録再
生装置を上方より見た平面図、第2図はシヤーシ
とローデイングリング、駆動リング、操作リング
の位置関係を示す見取図、第3図はシヤーシを裏
面より見た平面図、第4図は駆動用モータのシヤ
ーシへの取付関係を示す断面図、第5図は駆動力
伝達部材とローデイング駆動力伝達部材の断面
図、第6図は駆動力選択伝達部材の伝達ギアの見
取図、第7図は駆動リングと回転駆動状態におけ
る駆動力伝達部材の回転部材との位置関係を示す
平面図、第8図はローデイング用部材によるテー
プローデイング動作の平面図、第9図はピンチロ
ーラアーム周辺の平面図、第10図及び第11図
はガイドローラの側面図、第12図はキヤツチヤ
の斜視図、第13図は受け板の斜視図、第14図
は回転位置保持状態に移行する直前の駆動リング
と駆動力伝達部材の係合状態を示す平面図であ
る。 1……シヤーシ、2……回転ドラム装置、3…
…キヤプスタン、4,5……リール台、8……入
側ガイドローラ、9……テープ引き出しガイドロ
ーラ、18……メインブレーキ、19,20……
サブブレーキ、27……駆動リング、31A……
全周型ギア、31B……欠歯型ギア、37……ホ
ルダ、38,39……ローデイング駆動力伝達ギ
ア、53……テープ、55……出側ガイドロー
ラ、57……ピンチローラ、64……操作リン
グ、64a……操作カム体、64b……第1の案
内支持部、65……駆動用モータ、100……カ
セツト、111,112……リール、200……
第1駆動用ギア、201……保持面、202……
逃げ面、210……第2駆動用ギア、211……
保持用ギア。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 回転ヘツド装置にテープがローデイングされ
    信号が記録または再生される記録再生装置におい
    て、 モータからの出力段に接続され、回転中心に対
    し同心の円弧状部分を備え該回転中心側が空心状
    とされた駆動用回転体と、 上記駆動用回転体とは別個に設けられたローデ
    イング用部材と、 該ローデイング用部材と上記駆動用回転体との
    間に配され、該駆動用回転体に対し上記モータか
    の出力段とは上記回転中心に対し所定の角度を隔
    て配された回転部材を含む駆動力伝達部材と、 長手方向に沿つてカム構造部が形成された円弧
    状部分を有し、上記駆動用回転体に同心状に結合
    され該駆動用回転体と一体の円弧状往復動が可能
    な操作カム体と、 該操作カム体と上記駆動用回転体とを接続する
    構成を有する接続手段と、 上記操作カム体のカム構造部に係合され、装置
    のモードを切り換えるモード操作部材と、を備
    え、 上記駆動用回転体と上記操作カム体が、上記ロ
    ーデイング用部材をテープローデイング動作区間
    において該駆動用回転体から該操作カム体への回
    転駆動力の伝達が断たれる区間を有するように上
    記接続手段を介し接続されたことを特徴とする記
    録再生装置。
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