JPH0461017B2

JPH0461017B2 -

Info

Publication number: JPH0461017B2
Application number: JP60049213A
Authority: JP
Inventors: Robaato Bateisu Debitsudo; Guren Heiruzu Maikuru
Original assignee: Dow Corning Corp
Current assignee: Dow Silicones Corp
Priority date: 1984-03-12
Filing date: 1985-03-12
Publication date: 1992-09-29
Also published as: CA1245400A; AU568927B2; AU3977085A; EP0155155A2; JPS60217247A; EP0155155A3; DE3577447D1; EP0155155B1

Description

【発明の詳細な説明】

技術的背景有機重合体類は固体から高粘性液体にまで及ぶ
多数の異なる化学構造を有している。しかしなが
ら、これ等材料は殆んど常に高分子量の材料であ
り終局的にその硬化された形態においては殆んど
全ての既知重合体を含むプラスチツクとして知ら
れている一般的範疇での使用を可能にするために
必要な物理的性質が付与されると云う事実からそ
の挙動においては互いに類似している。これ等重
合体は世界的に使用されている無数の製品を得る
ために成形（moldおよびform）、流延、押出、
発泡およびその他の処理を施こされている。 1950年代から急速に発展したプラスチツクハン
ドリングの一部類は発泡製品であり、最も有名な
ものはポリスチレン、ポリ塩化ビニルおよびポリ
ウレタンフオームであるが、他の重合体例えばナ
イロン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリテ
レフタレート、ポリビニル、アルキルエーテル、
ポリ塩化ビニリデン、ポリフツ化ビニリデンおよ
びポリキシレンやポリスルホンのようなあまり知
られていない幾つかの材料も発泡できる。上記重合体の発泡によつて得られた発泡製品は
その重合体自体が微生物の栄養源であることから
又はその重合体の網状形態が微生物の栄養源とな
る屑片の堆積を許すことから微生物の攻撃を受け
る。網状形態自体は何か他の媒体を保存する必要が
ある分野例えばミルクや乳製品の低温殺菌におい
て使用できるならば有益であろう。また、網状製
品は米国特許第3730701号（1973年５月１日発
行）；米国特許第3817739号（1974年６月18日発
行）および米国特許第3865728号（1975年２月11
日発行）に開示されているように例えば空気や水
のような媒体中の微生物の数を減少させることは
望ましい他分野において代用できるならば有益で
あろう。似たような用途は既に期待されており、家庭用
に販売されている抗菌剤含有発泡製品がある。例
えば、抗菌効力のあるカーペツト下敷としてのポ
リウレタンフオームの中には10，10′−オキシビ
スフエニキサルシン（OBPA）が使用されてき
た。プラスチツク工業協会第27回ウレタン部門技
術／販売年度会議（1982年10月20日〜22日、バル
ハーバ−、フロリダ）の会議録第308頁「ウレタ
ンフオーム上での微生物学的成長の発現
（Manifestations of Microbiological Growth
on Urethane Foam）」、およびモダン床材
（Modern Floor Coverings）（供給者向け）第37
頁「GFCのサービス革新（GFC Ranks High In
Services，Innovation）」（1983年８月）を参照。しかしながら、ポリウレタンフオーム中にこれ
等タイプの抗菌剤を含有することによる問題が存
在する。例えば、かかる薬剤は発泡体から滲出す
る。さらに、その滲出した薬剤はひとたび下敷か
ら遊離するとカーペツト本体の中へ移行すること
があり、それによつてその薬剤は人間やペツトに
触れることがある。滲出するので、このカーペツ
ト下敷の抗菌効果は永続性でない。さらに、かか
る薬剤特にOBPAは或る期間の間に微生物に適
合されてしまいそれから先の微生物発生には効力
を持たないと云うことが立証されている。従つて、本発明の目的は従来の問題を克服する
新規な改善された発泡重合体を提供することであ
る。本発明は抗菌効力のある有機発泡体の製法；そ
の抗菌効力のある発泡体自体およびその最終用途
に関する。特に、本発明の目的は発泡性である有
機重合体の全てのタイプから化学的または物理的
に発泡された抗菌効力のある発泡体を製造するこ
とである。また、本発明の目的は向上した抗菌効力を有す
る発泡体を製造することである。本発明の別の目的は永続性のある抗菌効力を有
する発泡体を製造することである。本発明のさらに別の目的は広範囲な抗菌効力を
有する発泡体を製造することである。本発明のさらに別の目的は普遍的な微生物に非
適合性である抗菌剤を含有する発泡体を製造する
ことである。本発明の別の目的は微細な均一気泡構造、制御
されたさまざま密度、改善されたフオームレジリ
エンスおよび軟度を有する特定の抗菌効力のある
発泡体を製造することである。さらに本発明の目的は発泡体の製造に通常使用
されている毒性成分を削除する又は徹底的に減少
させることができる方法で抗菌効力のある発泡体
を製造することである。さらに、本発明の目的は以前には抗菌発泡体を
使用してこなかつた分野において使用可能な抗菌
効力のある発泡体を製造することであり、また、
本発明の目的は抗菌効力を必要とする特定分野で
今まで使用されてきた滲出性非永続性抗菌剤使用
の商業生産発泡体に代るものを製造することであ
る。本発明におけるシランが発泡系において発泡体
固有の界面活性剤として機能する一方で、得られ
た発泡体に永続性のある抗菌効果を付与すると云
うことは予想できなかつた。これ等およびその他の目的は、（）発泡前に、発泡性有機系と、

【式】およびからなる群から選択された一般式〔式中、Ｒは炭
素原子１〜４個のアルキル基または水素であり；
ａは０，１または２の値を有し；R′はメチルま
たはエチル基であり；R″は炭素原子１〜４個の
アルキレン基であり；Ｒ

Claims

【特許請求の範囲】１（）発泡前に、発泡性有機系と、
【式】およびからなる群から選択された一般式を有するオル
ガノシラン（式中、Ｒは炭素原子１〜４個のアルキル基または水
素であり；ａは０，１または２の値を有し； R′はメチルまたはエチル基であり； R″は炭素原子１〜４個のアルキレン基であ
り；Ｒ，Ｒ′′′′およびR^Vはそれぞれ個別に炭素
原子１〜18個のアルキル基、−CH₂C₆H₅、−
CH₂CH₂OH、−CH₂OH、および−（CH₂）_x
NHC（Ｏ）R^Vからなる群から選択され、ｘ
は２〜10の値を有し、そして R^Vは炭素原子１〜12個を有するペルフル
オロアルキル基であり；ｘはクロライド、ブロマイド、フルオライ
ド、ヨーダイド、アセテートまたはトシレート
である）とを接触させ且つ均質混合し、そして（）その（）から得た混合物を発泡させ、
そして（）その発泡有機系を安定化させることによ
つて抗菌活性な安定発泡体が得られることを特
徴とする抗菌活性な安定発泡体の製造方法。２（）発泡前に、発泡性有機系と、
【式】およびからなる群から選択された一般式を有するオル
ガノシラン（式中、Ｒは炭素原子１〜４個のアルキル基または水
素であり；ａは０，１または２の値を有し； R′はメチルまたはエチル基であり； R″は炭素原子１〜４個のアルキレン基であ
り；Ｒ，Ｒ′′′′およびR^Vはそれぞれ個別に炭素
原子１〜18個のアルキル基、−CH₂C₆H₅、−
CH₂CH₂OH、−CH₂OH、および−（CH₂）_x
NHC（Ｏ）R^Vからなる群から選択され、ｘ
は２〜10の値を有し、そして R^Vは炭素原子１〜12個を有するペルフル
オロアルキル基であり；ｘはクロライド、ブロマイド、フルオライ
ド、ヨーダイド、アセテートまたはトシレート
である）とを接触させ且つ均質混合し、そして（）その（）から得た混合物を発泡させ、
そして（）その発泡有機系を安定化させることによ
つて得られた抗菌活性な安定発泡体から製造さ
れた物品。