JPH0460019A - 親杭横矢板工法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は親杭横矢板工法に関するものである。

（従来の技術） 建築物の基礎や地下室を作る場合は、地盤を掘下げる、
いわゆる根切りを行うが、この根切り深さが１．５ｍ以
上になり、自立高さを超えていたり、或は根切り側面に
勾配をつけても不安定である場合は、側面が崩れるのを
防ぐため山止めを行う。この山止めは種々のものがある
が、親杭を使用する場合は、敷地の境界線にそって適宜
間隔ごとに親杭を立設し、根切りの進捗と共にこれら親
杭間にわたって横矢板を架け渡し、これらの親杭を腹起
こしを介して切梁で支えるものである。

この親杭横矢板工法を利用して、敷地いっばいに躯体を
施工する場合は、第４図に示すように、横矢板２゛が親
杭１°の外側に設けられ、かつ該親杭ｌ°が躯体内に取
り込まれた状態で施工されている。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、上記の親杭横矢板工法による山止めは、
地下に鉄骨柱が位置する場合や、壁筋等をジヨイントす
る場合、その鉄骨柱やジヨイント部等が架設腹起こしに
あたって邪魔になり、地下工事がやりにくいという不具
合があった。

また、この腹起こしは山止め側圧を曲げ強度で対応して
いるため、部材断面が大きくなる傾向にあった。

本発明は上記のような問題に鑑みてなされたものであり
、その目的は、親杭横矢板工法を利用して、敷地いっば
いに躯体を施工する場合、地下の鉄骨柱や壁筋等のジヨ
イント部が、腹起こしにあたって邪魔にならないように
すると共に、山止め側圧が引張材で対応できる親杭横矢
板工法を提供することである。

（課題を達成するための手段） 以上のような課題を達成するための、本発明の親杭横矢
板工法は、掘削する周囲に一定間隔ごとに親杭を打設し
、該親杭間の外寄りに根切りの進捗にしたがって横矢板
を架け渡すと共に、前記所定の親杭に直接切梁を架け渡
してなり、該切梁の架け渡した親杭間に渡って引張材を
張設して切梁の架け渡していない親杭を支持することを
特徴とする構成にすることである。

（作用） 而して、上記のような構成の親杭横矢板工法によれば、
所定の親杭に直接切梁を架け渡し、かつ該切梁の架け渡
した親杭間に渡って引張材を張設して切梁の架け渡して
いない親杭を支持したことにより、山止め側圧が引張材
に変換されて腹起こしの曲げ能力と同様の機能が得られ
るので、腹起こしをなくすことができ、かつ地下工事が
容易にできると共に、工期が短縮される。

（実施例） 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。

第１図及び第２図は本発明の親杭横矢板工法の一実施例
を示した断面図及び平面図である。

「親杭の打設〕 ｔず初めに、掘削する敷地Ｍの境界線ｍにそってぎりぎ
りに親杭１を打設する。

この親杭１はＨ形鋼であり、適宜間隔をもって敷地Ｍの
周囲に打設される。

［切梁の架設］ 次に、根切りの進捗にしたがって横矢板２を親杭１ｒＷ
ｊに挿入して山止めを行うと共に、所定の親杭１（図面
においては２本おき）に切梁３を直接架け渡す。

また、前記横矢板２は敷地−杯に躯体を施工するために
、親杭１の外側に挿入するものとする。

なお、前記切梁３の架設は、上記のように２本おきに限
らず、必要な本数ごと、例えば３本又は４本おきに架設
することもできる。

［引張材の張設〕 上記のように、切梁３が架設された後、該切梁３が直接
架設された親杭１間に渡って引張材４を張設して、切梁
３が架設されていない親杭１ａを支持する。

該引張材４は、耐食性に優れたＰＣ鋼線、ＰＣより練及
びＰＣ鋼棒であり、第２図に示すように親杭１の上端か
ら下端まで適宜間隔ごとに張設され、両側に隣接する他
のブロックにおける引張材４ａとは夫々交互に張設する
ものとする。

また、該引張材４を張設した後に、一端を緊張ジヤツキ
で緊張して引張材４に高張力を与えることにより、切梁
３の架け渡していない親杭１ａが土庄に対向できる強度
を得ることができ、山止め側圧に対応することができる
。

（発明の効果） 本発明は以上のような構成にしたことにより下記の効果
を有する。

■　掘削する周囲に一定間隔ごとに親杭を打設し、該親
杭間の外寄りに根切りの進捗にしたがって横矢板を架け
渡すと共に、前記所定の親杭に直接切梁を架け渡してな
り、該切梁の架け渡した親杭間に渡って引張材を張設し
て切梁の架け渡していない親杭を支持して形成したこと
により、腹起こしを必要とせずに山止めを行うことがで
るので、地下に鉄骨柱や壁筋等のジヨイント部が位置す
る場合にも、前記腹起こしが邪魔にならず、根切り底に
おける地下工事がやり易くなり、作業効率を高めること
ができる。

■　腹起こしに代わる緊張材で土圧に対向できる強度を
親杭に与えることができるので、安全性をより一層高め
ることができる。

■　腹起こしを介して親杭を架設する際に、必要な架設
上の処置が不要となるので、工期の短縮を図ることがで
きる６

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の親杭横矢板工法の平面図、第２図は同
正面図、第３図は断面図、第４図は従来の親杭横矢板工
法を示す断面図である。 図中、 １：親杭 ２：横矢板 ３、切梁 ４：弓張材 ｍ：境界線 Ｍ：敷地 である。 特許出願人　　戸田、建設株式会社 ＠１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 掘削する周囲に一定間隔ごとに親杭を打設し、該親杭間
   の外寄りに根切りの進捗にしたがって横矢板を架け渡す
   と共に、前記所定の親杭に直接切梁を架け渡してなり、
   該切梁の架け渡した親杭間に渡って引張材を張設して切
   梁の架け渡していない親杭を支持すること特徴とする親
   杭横矢板工法。