JPH0447021A - 山止め用親杭の施工方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は山止め用親杭の施工方法に関するものである。

（従来の技術） 建築物の基礎や地下室を作る場合は、地盤を掘下げる、
いわゆる根切りを行うが、この根切り深さが１．５ｍ以
上になり、自立高さを超えていたり、根切り側面に勾配
をつけても不安定である場合は、側面が崩れるのを防ぐ
ため山止めを行う。

この山止めは種々のものがあるが、親杭やシートパイル
を使用する場合は、第５図に示す方法で行なわれている
。

これは、側面にそって適宜間隔ごとに親杭２゛を立設し
、根切りの進捗と共にこれら親杭２′間にわたって横矢
板２ｂ’を架は渡し、これらの親杭２°を腹起こしＭを
介して架は渡した切り梁Ｎで支えるものである。

また、前記の親杭２′の代わりにシートパイルを使用す
る場合も、前記と同様にシートパイルを切り梁で支える
ものである。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、上記の親杭横矢板工法など切り梁を使用
する場合は、この切り梁が縦方向に通常３ｍ毎に、また
横方向に５〜６ｍのピッチで配置しであるため、地下に
おける掘削工事、型枠の組立工事、鉄筋の配筋工事及び
コンクリートの打設工事等の地下作業がやりに＜＜、そ
の作業能率が非常に悪いという問題があった。

本発明は上記のような問題に鑑みてなされたものであり
、その目的は、地下における掘削工事、型枠の組立工事
、鉄筋の配筋工事及びコンクリートの打設工事等の地下
作業が容易にでき、かつ作業能率を高めるために、切り
梁を使用しない山止め用親杭の施工方法を提供すること
である。

（課題を達成するための手段） 以上のような課題を達成するための、本発明の山止め用
親杭の施工方法は、掘削する周囲に適宜深さの掘削溝を
掘削すると共に、該掘削溝の底部にコンクリートを打設
して根固めコンクリートを形成し、該根固めコンクリー
トに親杭を適宜間隔をもって立設し、緊張材の下端部を
前記根固めコンクリートに、また上端部を親杭上端に夫
々定着すると共に、該緊張材を緊張して親杭にプレスト
レスを与えて形成することを特徴とする構成にすること
である。

（作用） 而して、上記のような構成の山止め用親杭の施工方法に
よれば、掘削する周囲に適宜深さの掘削溝を掘削すると
共に、該掘削溝の底部にコンクリートを打設して根固め
コンクリートを形成し、該根固めコンクリートに親杭が
適宜間隔をもって立設され、該親杭に緊張材の緊張によ
りプストレスを与えたことにより、該親杭が切り梁を必
要としないので、根切りの底面部において、地下におけ
る掘削工事、型枠の組立工事、鉄筋の配筋工事及びコン
クリートの打設工事等の地下作業を容易にすることがで
き、その作業能率を高めることができる。

（実施例） 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。

第１図〜第３図は本発明の山止め用親杭の施工方法の一
実施例を示した断面図である。

［根固めコンクリートの打設］ まず初めに、掘削する周囲に適宜深さの掘削溝ｍを掘削
すると共に、該掘削溝ｍの底部にコンクリートｎを打設
して根固めコンクリート１を形成する（第１図）。

この根固めコンクリート１は親杭２を支えると共に、緊
張材３の下端を固着するものであり、適宜幅で連続的に
形成されるが、親杭２を立設する箇所にのみ形成するこ
ともできる。

［親杭の立設コ 次に、上記の掘削溝ｍにコンクリートｎを打設して根固
めコンクリート１を形成すると共に、該コンクリートｎ
が硬化する前に親杭２の下部を埋置して、適宜間隔ごと
に親杭２を立設する（第２図）。

該親杭２は、上端が閉塞し、下端が開口した中空状の角
柱体で、側面に矢板２ｂを挿入する挿入？１１２　ａが
形成され、該挿入溝２ａには矢板２ｂが挿入されている
。

また、該親杭２内には緊張材３が収納されており、該緊
張材３の上端が親杭２の上面から突出して取り付けられ
ている。

また、該親杭２は前記のように鋼製に限らず、コンクリ
ートで形成することも任意であり、この場合は、緊張材
３を予め埋設して形成するようにする。

［緊張材の定着コ 次に、前記親杭２の立設と共に、該親杭２内に収納され
た緊張材３下端の定着体３ａを根固めコンクリート１に
定着する（第３図）。

該緊張材３は、ＰＣ鋼線、ＰＣより線及びＰＣ鋼棒であ
り、外面にシースが被覆されている。

［緊張材の緊張］ 前記コンクリートｎが硬化して根固めコンクリート１が
形成された後、前記緊張材３の上端を緊張ジャキＪで緊
張して親杭２にプレストレスを付与することにより、該
親杭２が土圧に対向できる強度を得ることができる。従
って、該親杭２に切り梁を架は渡すことなく、地盤を掘
削して根切りをすることができる。

（発明の効果） 本発明は以上の様な構成にしたことにより下記の効果を
有する。

■　掘削する周囲に適宜深さの掘削溝を掘削すると共に
、該掘削溝の底部にコンクリートを打設して根固めコン
クリートを形成し、該根固めコンクリートに親杭を適宜
間隔をもって立設し、緊張材の下端部を前記根固めコン
クリートに、また上端部を親杭上端に夫々定着すると共
に、該緊張材を緊張して親杭にプレストレスを与えて形
成することにより、該親杭が土圧に対向できる強度を得
ることができるので、切り梁を必要とせずに根切りを行
うことができ、根切り底における地下工事がやり易くな
り、その作業効率を高めることができる。

■　切り梁に代わる緊張材で親杭に、土圧に対向できる
強度を与えることができるので、安全性を高めることが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第３図は本発明の山止め用親杭の施工方法を示
す断面図、第４図は第２図の平面図、第５図は従来の山
止め工法を示す断面図である。 図中、 １：根固めコンクリート ２：Ｉｉ杭 ３：緊張材 ｍ：掘削溝 ｎ：コンクリート である。 特 許 出 願 人 戸田建設株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 掘削する周囲に適宜深さの掘削溝を掘削すると共に、該
   掘削溝の底部にコンクリートを打設して根固めコンクリ
   ートを形成し、該根固めコンクリートに親杭を適宜間隔
   をもって立設し、緊張材の下端部を前記根固めコンクリ
   ートに、また上端部を親杭上端に夫々定着すると共に、
   該緊張材を緊張して親杭にプレストレスを与えて形成す
   ることを特徴とする山止め用親杭の施工方法。