JPH04592Y2 - - Google Patents

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JPH04592Y2
JPH04592Y2 JP3182487U JP3182487U JPH04592Y2 JP H04592 Y2 JPH04592 Y2 JP H04592Y2 JP 3182487 U JP3182487 U JP 3182487U JP 3182487 U JP3182487 U JP 3182487U JP H04592 Y2 JPH04592 Y2 JP H04592Y2
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temperature
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は送信電力制御回路の改良に関するもの
である。
〔考案の概要〕
送信電力制御回路において、ダイオード検波回
路の温度特性により生じる送信出力の温度偏差を
補償するのに、従来の方法としては比較増幅器の
基準入力で温度補償を行う方法がある。比較増幅
器の基準入力レベルの切り替えにより送信電力レ
ベルを切り替える送信電力制御回路において、上
記の温度補償方法を適用する場合、切り替える基
準入力源ごとに温度補償を必要とする欠点があつ
た。本考案はこの欠点を除去するため、比較増幅
器の比較入力にダイオード検波回路の出力と、こ
のダイオード検波回路の温度特性に対して逆方向
の温度特性を有する電圧源を加算し、比較入力に
おける検波電圧の温度偏差を打ち消すことにより
送信出力の温度補償を行うものである。本考案に
より、複数の送信電力レベルの切り替えを行う送
信電力制御回路においても、一つの温度補償回路
で送信出力の温度偏差を補償することができる。
〔従来の技術〕
第2図は従来技術を用いた送信電力制御回路の
一例である。信号入力端子1は電力増幅器3の入
力端子に接続され、その出力端子は方向性結合器
4を介して送信出力端子2に接続される。一方方
向性結合器4の結合出力はダイオード5を介して
演算増幅器14の非反転入力端子に接続される。
演算増幅器14の出力端子は抵抗9を介して演算
増幅器6の反転入力端子に接続される。演算増幅
器6の出力端子は電力増幅器3の出力制御端子に
接続されると共に、抵抗11を介して演算増幅器
6の反転入力端子に接続される。演算増幅器6の
非反転入力端子には、基準電圧源7-1〜7-oの各
出力端子および送信出力切り替え信号入力端子1
6が接続されたスイツチ回路15の出力端子が接
続される。
以下この回路の動作について説明する。端子1
に入力された入力信号は電力増幅器3により増幅
されて、送信出力信号2に出力される。ここで方
向性結合器4で検出された送信出力の一部はダイ
オード5、コンデンサ12、抵抗13で構成した
検波回路により直流検波電圧Vdに変換される。
検波電圧Vdは演算増幅器14で構成した緩衝増
幅器を介して、演算増幅器6と抵抗9,11で構
成した比較増幅器の比較入力(反転入力)とな
る。一方比較増幅器の基準入力(非反転入力)に
は、スイツチ回路15の出力VSが印加される。
スイツチ回路15の出力には端子16からの送信
出力切り替え信号により指定された基準電圧源7
−x(x=1〜n)の出力電圧VSXが出力されて比
較増幅器の基準電圧VSとなる。比較増幅器は比
較入力電圧Vdと基準入力電圧VSを比較して両入
力間の誤差電圧ε=VS−Vdを増幅し、その出力
は電力増幅器3の出力制御端子に印加されて送信
出力レベルを制御する。比較増幅器の入力に生じ
る誤差電圧εは定常状態においてε0である。
定常状態において送信出力レベルPOが電力増幅
器3に加わる種々の外乱により出力偏差△PO
生じると、検波電圧に△POに相当する検波電圧
偏差△Vdを生じ、比較増幅器の入力誤差電圧ε
=△Vdは比較増幅器で増幅され、その出力△
VAPC=−R3/R1△Vdにより電力増幅器3は定常状態 のε0になるように送信出力を△P0に制御
する。送信出力の切り替えは比較増幅器の基準電
圧VSがスイツチ回路15により基準電圧源7-1
〜7-oの出力電圧VS1〜VSoに切り替えられること
により行われ、送信出力切り替え信号が送信出力
レベルPOXを出力する基準電圧VSXを指定した時、
Vd=VSXとなる送信出力POXに切り替えられる。
上述の送信電力制御回路はダイオード検波回路
の有する温度特性により送信出力が温度偏差を生
じる。いま温度Tにおける送信出力レベルをPOT
とし、その検波電圧をVdTとし、比較増幅器の基
準入力をVSとすれば、前記の説明より定常状態
においてVSVdTである。ここで温度がT′に変化
した時送信出力レベルPOTにおける検波電圧には
△VdTの温度偏差が生じるとすれば、比較増幅器
の入力誤差電圧εT′は(1)式となる。
εT′=VS−(VdT+△VdT) ……(1) 送信電力制御回路は前述のように定常状態のε
0すなわちVS=Vdとなるように動作するため、
△VdTは比較増幅器により増幅され、その出力△
VAPC=−R3/R1△VdTにより電力増幅器3は制御さ れ、△VAPCに相当する送信出力偏差△POを生じ
る。いま基準電圧源7-1〜7-oがそれぞれ△VS
温度偏差を持ち、△VSが検波電圧の温度偏差△
VdTに等しいとすれば、温度T′における比較増幅
器の入力誤差電圧εT′は(2)式となる。
εT′=VS+△VST−(VdT+△VdT) =VS−VdT ……(2) 従つてεT′には温度変化による誤差電圧が生じ
ないため、送信出力には温度偏差を生じさせずに
温度補償が行える。
〔考案が解決しようとする問題点〕
前述の従来技術には、送信出力を切り替える基
準電圧源ごとに温度補償を加えることを必要とす
る欠点がある。本考案はこの欠点を解決するた
め、複数の送信出力レベルの切り替えを行う送信
電力制御回路においても、検波回路の温度特性に
より生じる送信出力の温度偏差を一つの温度補償
回路で補償することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
第1図は上記の目的を達成するための本考案の
全体構成を示すブロツク図である。入力信号を増
幅する電力増幅器3の出力の一部を、電力検出回
路4を介してダイオード検波回路5に入力し、そ
の出力を抵抗9を介して比較増幅器6の比較入力
端子に入力し、基準入力電圧と比較入力電圧の誤
差電圧を電力増幅器3の出力制御端子に負帰還し
た送信電力制御回路において、ダイオード検波回
路5の温度特性に対して、逆方向の温度特性を持
つ温度補償電圧源8の出力を、抵抗10を介して
比較増幅器6の比較入力端子に接続したものであ
る。
〔作用〕
本考案の作用について説明すると、ダイオード
検波回路の検波出力と温度補償電圧源の出力が比
較増幅器の比較入力端子で加算されることによ
り、ダイオード検波回路の有する温度特性により
生じる検波電圧の温度偏差は温度補償電圧源の出
力電圧の温度偏差と打ち消し合い、比較増幅器の
比較入力と基準入力の間には温度偏差による誤差
電圧が生じないため、送信出力に温度偏差が生じ
ることなく温度補償を行える。従つて、比較増幅
器の基準入力レベルを切り替えて複数の送信出力
レベルの切り替えを行う送信電力制御回路におい
て、ダイオード検波回路の温度特性による送信出
力の温度偏差の温度補償は上記の温度補償電圧源
一つで行える。
〔実施例〕
以下この考案の一実施例を第3図により説明す
る。端子1に入力された入力信号は電力増幅器3
により増幅され送信出力端子2に出力される。一
方方向性結合器4で検出された送信出力の一部は
ダイオード5、コンデンサ12、抵抗13で構成
した検波回路により直流検波電圧Vdに変換され
る。検波電圧Vdは演算増幅器14で構成した緩
衝増幅器を介して、演算増幅器6と抵抗9,11
で構成した比較増幅器の比較入力(反転入力)と
なる。なお演算増幅器6の反転入力端子には電圧
源8の出力が抵抗10を介して入力されており、
比較増幅器は検波電圧Vdと電圧源8の出力電圧
VBを入力とした加算回路である。ここで抵抗9
(R1)は抵抗10(R2)と等しくR1=R2である。
一方比較増幅器の基準入力(非反転入力)には、
スイツチ回路15の出力VSが印加され、スイツ
チ回路15の出力には端子16に入力された送信
出力切り替え信号により、指定された基準電圧源
-X(X=1〜o)の出力電圧VSXが出力されて比較増幅
器の基準入力電圧VSとなる。比較増幅器は比較
入力電圧Vd,VBの加算電圧と基準入力電圧VS
比較して両入力間の誤差電圧ε=2VS−(Vd
VB)を増幅し、この出力は電力増幅器3の出力
制御端子に印加されて送信出力レベルを制御す
る。電力増幅器3は前述したように定常状態のε
0になるように送信出力偏差△PO0に制御
する。また送信出力の切り替えは送信出力切り替
え信号が送信出力POXを出力基準電圧VSXを指定
した時、Vd=2VSX−VBとなる送信出力POXに切り
替えられる。
上述の送信電力制御回路においてダイオード検
波回路の有する温度特性により生じる送信出力の
温度偏差は、これと逆方向で同じ偏差量の温度特
性を有する電圧源8により補償される。温度補償
電圧源8は第4図に示す回路で構成される。演算
増幅器17の非反転入力端子には、電源18を抵
抗20,21により分圧した電圧VBSが印加さ
れ、一方反転入力端子には当該増幅器の出力端子
19が抵抗22を介して接続されると共に並列接
続のサーミスタ25、抵抗23および抵抗24を
介して接地される。演算増幅器17の出力端子電
圧VBは(3)式で表される。
VB=〔{R5/(RT+R7)}+1〕×VBS……(3) ここでRT=RTHR6,RTHはサーミスタ25の
抵抗値とする。いま温度が△T変化した時のVB
RTの変化量を△VB,△RTとすると、(3)式より△
VBは(4)式で表せる。
△VB=−{VBS・R5/(RT+R7)} ・〔1/{1+(RT+R7)/△RT}〕 ……(4) ここでサーミスタ25の温度係数が正特性であ
れば△VBの温度係数は負となる。一方ダイオー
ド検波回路の検波電圧Vdの温度変化量△VdTは、
ダイオードの順方向電圧の有する負の温度係数に
より正の温度係数を持つ。ここで温度が△T変化
した時の比較増幅器の入力誤差電圧εは(5)式とな
る。
ε+△ε=2VS−{(Vd+△VdT)+(VB+△VB)}
……(5) (5)式において温度変化による誤差電圧△εは△
ε=0になるように比較増幅器により増幅され、
送信出力レベルに温度偏差を与えるが、|△VB
=|△VdT|となるように抵抗22〜24および
サーミスタ25の値を調整することにより、△ε
=0となつて送信出力レベルには温度偏差を生じ
ない。
〔考案の効果〕
本考案によれば、比較増幅器の基準入力レベル
を切り替えて複数の送信出力レベルを切り替える
送信電力制御回路において、ダイオード検波回路
の温度特性により生じる送信出力の温度偏差の補
償は、複数の温度補償回路を必要とせず一つの温
度補償回路で実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の全体構成を示すブロツク図、
第2図は従来例を示す回路図、第3図は本考案の
一実施例を示す回路図、第4図は温度補償電圧源
の回路図である。 3……電力増幅器、4……電力検出回路、5…
…ダイオード検波回路、6……比較増幅器、7…
…基準電圧源、8……温度補償電圧源、15……
スイツチ回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電力増幅器と、この出力電力の一部を検出する
    電力検出回路と、この回路の検出電力レベルを検
    波するダイオード検波回路と、この回路の検波電
    圧を基準電圧と比較してその誤差電圧を出力する
    比較増幅器と、この比較増幅器の出力を前記電力
    増幅器の出力電力制御端子に負帰還する送信電力
    制御回路において、前記比較増幅器の比較入力端
    子に前記ダイオード検波回路の検波出力の温度特
    性と逆方向の温度特性を持つ電圧源を接続したこ
    とを特徴とする送信電力制御回路。
JP3182487U 1987-03-06 1987-03-06 Expired JPH04592Y2 (ja)

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JP3182487U JPH04592Y2 (ja) 1987-03-06 1987-03-06

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JPS63140740U JPS63140740U (ja) 1988-09-16
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US6133792A (en) * 1998-09-17 2000-10-17 Telefonakteibolaget Lm Ericsson Method and apparatus for preventing power amplifier saturation
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