JPH053989Y2 - - Google Patents

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JPH053989Y2
JPH053989Y2 JP3387383U JP3387383U JPH053989Y2 JP H053989 Y2 JPH053989 Y2 JP H053989Y2 JP 3387383 U JP3387383 U JP 3387383U JP 3387383 U JP3387383 U JP 3387383U JP H053989 Y2 JPH053989 Y2 JP H053989Y2
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temperature
circuit
voltage
temperature compensation
resistor
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【考案の詳細な説明】 本考案は、温度補償信号を発生する温度補償回
路に関し、特に測定変量を電気信号に変換する変
換器等の温度補償を行うのに好適な温度補償回路
に関するものである。
一般に測定変量を電気信号に変換する変換器や
電流電圧変換器等は、周囲温度が変化すれば多少
ながらその影響を受け、出力が変動し誤差を生ず
る。このような影響を軽減するために従来から変
換器に温度補償信号を加えることが行われてお
り、温度補償信号を発生する温度補償回路として
は、温度センサである測温抵抗体を一辺に有する
ブリツジ回路が用いられている。ところで、同種
の変換器においても、各変換器の周囲温度の変動
による誤差は最小スパンの数%以内であるが、
個々の変換器における誤差の大きさおよび極性と
もまちまちである。このためブリツジ回路の一辺
に可変抵抗を設け、その調整で変換器に応じた温
度補償信号を発生させようとすると、温度補償信
号の零点やスパンが変化する。このため従来は温
度補償信号の零点やスパンが変化しないようにブ
リツジ回路の回路定数を決定し、ひとつひとつ調
整しなければならず、非常に工数がかかり、互換
性もなかつた。
本考案は、温度センサを有する温度検出回路で
周囲温度と基準温度との差に対応した電圧を発生
させ、この電圧をスベリ抵抗器の一端に加え、ス
ベリ抵抗器の他端に前記電圧を反転回路で反転し
た電圧を加えて、スベリ抵抗器の刷子より温度補
償信号を取り出すようにして、スベリ抵抗器の刷
子位置の調整で容易に所望の温度補償信号を発生
でき、上述の如き欠点を有効に除去し得る温度補
償回路を実現したものである。
第1図は本考案温度補償回路の一実施例を示す
接続図である。図において、D1,D2は周囲温度
センサ用ダイオードである。ダイオードD1,D2
の順方向電圧降下は−50〜200℃の常温範囲で約
−2mV/℃の温度係数をもつている。ダイオー
ドD1,D2の直列回路の一端は安定化された正の
電源+Vに接続され、他端は抵抗R1、可変抵抗
R2および抵抗R3の直列接続を介して安定化され
た負の電源−Vに接続されている。また可変抵抗
R2の刷子は演算増幅器OP1からなるバツフア増幅
器BAに接続されている。そしてダイオードD1
D2と、抵抗R1,R2,R3およびバツフア増幅器
BAとで温度検出回路TCを構成している。温度
検出回路TCにおいては、周囲温度の上限温度tH
を例えば80℃、下限温度tLを例えば−20℃と定
め、その中間の温度例えば30℃を基準温度tOと定
めて、基準温度tOでバツフア増幅器BAの出力端
に生ずる電圧Etが基準点Gの電位すなわち零にな
るように可変抵抗R2を調整し、R2の調整位置を
そこに固定して使用する。この状態に調整された
温度検出回路TCでは周囲温度tと基準温度tO
の差(t−tO)に近似的に比例する電圧Etがバツ
フア増幅器BAの出力端に発生する。この電圧Et
はダイオードD1,D2の順方向電圧降下の温度係
数が負であるから、t>tOの領域では正、t<tO
の領域では負である。すなわち上限温度tHに対応
するEtは正の最大値となり、tが低下するにした
がつて低減し、t=tOで零となり、さらにtが低
下すればEtは負に転じ、下限温度tLで最小値とな
る。なお図示の温度検出回路TCにおいては、温
度センサとしてダイオードD1,D2を利用してい
るが、これに限定することなく必要に応じてトラ
ンジスタ、サーミスタ、あるいは抵抗の温度係数
が比較的大きい金属線等を使用してもよい。
IAはバツフア増幅器BAの出力Etを反転する反
転回路で、同じ値の2つの抵抗R4,R5と演算増
幅器OP2からなつている。RVはスベリ抵抗器で、
その一端aにはバツフア増幅器BAの出力Etが印
加され、他端bには反転回路IAの出力−Etが印
加されている。
このように構成した本考案温度補償回路では、
周囲温度tがtH≦t<tOの範囲にあれば、スベリ
抵抗器RVの一端aには+Etが、他端bには−Et
が印加され、tO>t≧tLの範囲にあれば、スベリ
抵抗器RVの一端aには−Etが、他端bには+Et
が印加されて、RVの刷子dには周囲温度tと基
準温度tOとの差(t−tO)に応じた温度補償電圧
ETが発生する。RVの刷子dの位置と温度補償電
圧ETとの対応関係を示したのが第2図の特性線
図である。図においてイの特性線図は周囲温度が
上限温度tHの場合、ロの特性線図は下限温度tL
場合、ハの特性線図は任意温度tの場合である。
図から明らかなようにtHの場合a端に印加される
電圧を+Etとすれば刷子dがa端からb端に向つ
て移動するにしたがつて刷子dの電圧ETは+Et
ら連続的に低下し、中央点cで零となり、cを過
ぎれば負に転じ、他端bに達すれば−Etとなる。
また、周囲温度がtLの場合の変化はロに示すよう
にtHの場合と反対である。さらに周囲温度が任意
の温度tの場合の変化は一例をハに示すようにそ
の温度tに対応している。このようにスベリ抵抗
器RVの刷子dには、温度変化時方向、方向
の温度補償電圧ETが得られ、その大きさはスベ
リ抵抗器RVの刷子dの位置にて容易に調整でき
る。また基準温度tOにおいてはスベリ抵抗RVの
刷子dの位置に関係なくETは零である。
したがつて、スベリ抵抗器RVを調整すること
によつて、変換器等の温度補償対象機器に応じた
温度補償信号を容易に発生でき、互換性もある。
しかも温度補償信号が基準温度のとき零であるの
で、基準温度時の変換器等の特性には何ら影響を
与えない。
なお上述では、1個の温度補償電圧ETのみを
発生する場合を例示したが、第3図に示すように
複数個のスベリ抵抗器RV1〜RVoをバツフア増幅
器BAの出力端と反転回路IAの出力端との間に並
列に接続すれば、複数個の温度補償電圧ET1〜ETo
を独立に発生でき、複数点の温度補償を独立に行
うことができる。
第4図は本考案温度補償回路を変換器の零点の
温度誤差の補償に適用した場合の一例を示す接続
図である。図において、1は電源回路、2は変換
器、3は本考案の温度補償回路である。電源回路
1は直流電源11と、定電流回路12と、ツエナ
ーダイオード13および分圧回路14を有してい
る。ツエナーダイオード13には直流電源11よ
り定電流回路12を介して一定電流が供給され、
その両端に安定化した直流の基準電圧ESを生ず
る。この基準電圧ESが抵抗R6,R7の分圧回路1
4と変換器2および温度補償回路3に加えられ
る。そして分圧回路14でESを分圧した電圧Er
(=R7/R6+R7ES)が変換器2および温度補償回路 3の基準点Gの電位となる。変換器2は、測定変
量mを検出しそれに応じた信号電流Iiを発生する
検出器21と、この信号電流Iiが加えられるI/
Vコンバータ22と、基準電圧ESを分圧抵抗R8
で分圧して零点調整用電圧EZを発生する回路2
3を有している。I/Vコンバータは演算増幅器
OP3とその帰還回路に接続されたゲイン調整用の
可変抵抗R9とからなり、OP3の入力端(−)には
検出器21の信号電流Iiが加えられるとともに、
零点調整用電圧EZと温度補償電圧Etがそれぞれ抵
抗R10,R11を介して加えられる。OP3はその入力
端(+)が基準点Gに接続され、出力端と基準点
間に−R9(Ii+EZ/R10+Et/R11)なる信号電圧
Eiを発生する。温度補償回路3において第1図の
実施例と異るところは、単一の直流電源11で動
作するように構成した点であり、可変抵抗R2
基準温度tOにおけるバツフア増幅器BAの出力Et
が基準点Gの電位Er(=R7/R6+R7ES)と等しくな るように調整してある。
このような構成において、I/Vコンバータ2
2では、まず基準温度tOで測定変量mが零のとき
信号電圧Eiが零になるように分圧抵抗R8を調整
し、零点調整電圧EZを決定する零点調整を行う。
このとき温度補償電圧ETは零であるので、零点
調整操作には何ら影響を与えない。次に任意温度
tにおいて、測定変量mが零のとき信号電圧Ei
零になるように温度補償回路3のスベリ抵抗器
RVの刷子dを調整し、温度補償電圧ETを決定す
る操作を行う。なお抵抗R11は、上限温度tHにお
ける零点の温度誤差が個々の変換器において異つ
ているが、その中で温度誤差の最大値は既知であ
るので、スベリ抵抗器RVの刷子dをa端上に置
いたとき温度誤差の最大値を充分に補償し得る値
に選ばれる。
以上説明したように本考案においては、スベリ
抵抗器の刷子位置の調整で容易に所望の温度補償
信号を発生できる温度補償回路が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案温度補償回路の一実施例を示す
接続図、第2図はその動作説明のための特性線
図、第3図は本考案温度補償回路の他の実施例を
示す接続図、第4図は本考案温度補償回路を変換
器の零点の温度誤差の補償に適用した場合の一例
を示す接続図である。 D1,D2……温度センサ用ダイオード、TC……
温度検出回路、BA……バツフア増幅器、IA……
反転回路、RV,RV1〜RVo……スベリ抵抗器、
ET……温度補償信号。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 温度センサを有し、周囲温度と基準温度との差
    に対応した電圧を発生する温度検出回路と、この
    温度検出回路の出力を反転する反転回路と、前記
    温度検出回路の出力端と前記反転回路の出力端間
    に接続されるスベリ抵抗器とを有し、このスベリ
    抵抗器の刷子に温度補償信号を得ることを特徴と
    する温度補償回路。
JP3387383U 1983-03-09 1983-03-09 温度補償回路 Granted JPS59144420U (ja)

Priority Applications (1)

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JP3387383U JPS59144420U (ja) 1983-03-09 1983-03-09 温度補償回路

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JP3387383U JPS59144420U (ja) 1983-03-09 1983-03-09 温度補償回路

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JPS59144420U JPS59144420U (ja) 1984-09-27
JPH053989Y2 true JPH053989Y2 (ja) 1993-01-29

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JP2013058915A (ja) * 2011-09-08 2013-03-28 Toshiba Corp デジタル信号生成回路及びデジタルマイク

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