JPH0642223Y2 - 磁気検出回路 - Google Patents

磁気検出回路

Info

Publication number
JPH0642223Y2
JPH0642223Y2 JP10247189U JP10247189U JPH0642223Y2 JP H0642223 Y2 JPH0642223 Y2 JP H0642223Y2 JP 10247189 U JP10247189 U JP 10247189U JP 10247189 U JP10247189 U JP 10247189U JP H0642223 Y2 JPH0642223 Y2 JP H0642223Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
connection point
magnetic field
magnetoresistive
series
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP10247189U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0340579U (ja
Inventor
稔 翠川
惇 木村
正明 山口
寛 林
剛志 西島
康男 笠原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokogawa Electric Corp filed Critical Yokogawa Electric Corp
Priority to JP10247189U priority Critical patent/JPH0642223Y2/ja
Publication of JPH0340579U publication Critical patent/JPH0340579U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0642223Y2 publication Critical patent/JPH0642223Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Magnetic Variables (AREA)
  • Magnetic Heads (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、磁場の変化を検出する磁場検出回路に係り、
特に温度の影響を受けないように改良した磁場検出回路
に関する。
<従来の技術> 第3図は従来の磁場検出回路の構成を示す回路図であ
る。
Erは基準電圧源である。演算増幅器Q1の非反転入力端
(+)には共通電位点COMに対してこの基準電圧Erが印
加されている。
この出力端と反転入力端(−)との間には磁場の大きさ
に応じてその抵抗が変化する一対の磁気抵抗素子MR1とM
R2が直列に接続されている。そして、この反転入力端
(−)と共通電位点COMとの間には抵抗R1が接続されて
いる。
出力電位Vo1は磁気抵抗素子MR1とMR2との接続点から引
き出されている。なお、磁気抵抗素子MR1とMR2は磁場の
変化に対しそれぞれ−ΔR、+ΔRというように互いに
逆の変化を示す。
次に、以上のように構成された磁気検出回路の動作につ
いて説明する。
演算増幅器Q1の反転入力端(−)の電位は基準電圧Er
なるように制御されるので、磁気抵抗素子MR1とMR2に流
れる電流I1は次式で現すことができる。
I1=Er/R1 …(1) また、磁場の印加による出力電圧の変動ΔVo1は次式で
現すことができる。
ΔVo1=ΔR・I1 …(2) したがって、出力電圧の変動ΔVo1を測定することによ
り印加された磁場の大きさを知ることができる。
<考案が解決しようとする課題> しかしながら、以上のような磁場検出回路では磁気抵抗
素子MR1、MR2の変化ΔRがほぼ−500ppm/℃の温度係数
を持つので、出力電圧の変動ΔVo1分もこれと同じく温
度の影響を受けるという問題がある。
<課題を解決するための手段> 本考案は、以上の課題を解決するために、磁場の印加に
より互いに逆方向に抵抗を変化させる直列に接続された
少なくとも一対の磁気抵抗素子と、直列接続された前記
磁気抵抗素子の一端と共通電位点との間に第1接続点で
接続された抵抗素子と、非反転入力端には共通電位点に
対して基準電圧が印加され出力端には先の磁気抵抗素子
の他端が接続されると共に反転入力端が先の第1接続点
に接続された演算増幅器と、一定電圧が印加される電源
端と先の第1接続点との間に接続され先の磁気抵抗素子
とは逆の温度係数を持ち先の磁気抵抗素子の温度変化に
基づく出力信号の変化を補償する温度係数値に選定され
た感温素子と、先の磁気抵抗素子が直列接続された第2
接続点から先の磁場に対応した先の出力信号を得るよう
にしたものである。
<作用> 磁気抵抗素子に流れる電流と感温素子に流れる電流の和
の電流は、演算増幅器の作用により、磁気抵抗素子の他
端と共通電位点との間に接続された抵抗に流れる電流と
同一になるように制御される。
このため、感温素子の温度係数を磁気抵抗素子の温度係
数とは逆の温度係数で所定の値になるように選定するこ
とにより周囲の温度の影響を受けないようになる。
<実施例> 次に、本考案の実施例について図を用いて説明する。第
1図は本考案の1実施例を示す回路図である。なお、第
3図に示す磁場検出回路と同一の機能を有する部分につ
いては同一の符号を付して適宜にその説明を省略する。
この実施例では、磁気抵抗素子MR2と抵抗R1との接続点
に、一端に一定電圧VCが印加された感温素子R2の他端が
接続される構成となっている。この感温素子R2の温度係
数はγ(γ>0)であり、磁気抵抗素子MR1、MR2の温度
係数はβ(β>0)である。
次に、以上のように構成された磁場検出回路の動作につ
いて説明する。
磁気抵抗素子MR1とMR2の基準温度における各抵抗値をR
MS、感温素子R2の基準温度における抵抗値をR2S、Δt
を基準温度からの温度差とすれば、出力電圧V02は、 V02=Er+[(Er/R1) −(VC−Er)/R2S(1+γ・Δt)] ×RMS(1+β・Δt) で与えられる。変形すると、 V02=Er+(Er/R1)RMS +(Er/R1)β・Δt・RMS −[(VC−Er)RMS(1+β・Δt)] /R2S(1+γ・Δt)] となる。この右辺の第1項、第2項以外の項がゼロであ
れば、温度の影響を受けないこととなる。
したがって、 (Er/R1)β・Δt・RMS =[(VC−Er)RMS(1+β・Δt) /R2S(1+γ・Δt)] が温度の影響を受けない条件となる。これを整理すれ
ば、 1+γ・Δt= (VC−Er)(1+β・Δt)R1 /ErR2Sβ・Δt すなわち、 γ=[{(VC−Er)(1+β・Δt)R1 /ErR2Sβ・Δt}−1](1/Δt) となる。
このように感熱素子R2の温度係数γを選定することによ
り温度の影響を受けない様にすることができる。
第2図は本考案の第2の実施例の構成を示す。この場合
には磁気抵抗素子MR1とMR2との直列回路に並列に磁気抵
抗素子MR3とMR4との直列回路を接続してブリッジを構成
し、その平衡端から出力電圧VO3を取り出すようにした
ものである。
<考案の効果> 以上、実施例と共に具体的に説明したように本考案によ
れば、磁場の印加により互いに逆方向に抵抗を変化させ
る直列に接続された少なくとも一対の磁気抵抗素子と、
直列接続された先のI気抵抗素子の一端と共通電位点と
の間に第1接続点で接続された抵抗素子と、非反転入力
端には共通電位点に対して基準電圧が印加され出力端に
は先の磁気抵抗素子の他端が接続されると共に反転入力
端が先の第1接続点に接続された演算増幅器と、一定電
圧が印加される電源端と先の第1接続点との間に接続さ
れ先の磁気抵抗素子とは逆の温度係数を持ち先の磁気抵
抗素子の温度変化に基づく出力信号の変化を補償する温
度係数値に選定された感温素子と、先の磁気抵抗素子が
直列接続された第2接続点から先の磁場に対応した先の
出力信号を得るようにしたので、出力電圧に対して温度
の影響を受けないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案の1実施例の構成を示す回路図、第2図
は本考案の他の実施例の構成を示す回路図、第3図は従
来の磁場検出回路の構成を示す回路図である。 Er…基準電源、Q1…演算増幅器、MR1〜MR4…磁気抵抗素
子、R2…感温素子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 林 寛 東京都武蔵野市中町2丁目9番32号 横河 電機株式会社内 (72)考案者 西島 剛志 東京都武蔵野市中町2丁目9番32号 横河 電機株式会社内 (72)考案者 笠原 康男 東京都武蔵野市中町2丁目9番32号 横河 電機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−45570(JP,A) 特開 平1−114716(JP,A) 特開 昭64−47909(JP,A) 特開 昭58−26215(JP,A) 実開 平1−152208(JP,U) 実開 昭59−118145(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁場の印加により互いに逆方向に抵抗を変
    化させる直列に接続された少なくとも一対の磁気抵抗素
    子と、直列接続された前記磁気抵抗素子の一端と共通電
    位点との間に第1接続点で接続された抵抗素子と、非反
    転入力端には共通電位点に対して基準電圧が印加され出
    力端には前記磁気抵抗素子の他端が接続されると共に反
    転入力端が前記第1接続点に接続された演算増幅器と、
    一定電圧が印加される電源端と前記第1接続点との間に
    接続され前記磁気抵抗素子とは逆の温度係数を持ち前記
    磁気抵抗素子の温度変化に基づく出力信号の変化を補償
    する温度係数値に選定された感温素子と、前記磁気抵抗
    素子が直列接続された第2接続点から前記磁場に対応し
    た前記出力信号を得るようにしたことを特徴とする磁気
    検出回路。
JP10247189U 1989-08-31 1989-08-31 磁気検出回路 Expired - Lifetime JPH0642223Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10247189U JPH0642223Y2 (ja) 1989-08-31 1989-08-31 磁気検出回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10247189U JPH0642223Y2 (ja) 1989-08-31 1989-08-31 磁気検出回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0340579U JPH0340579U (ja) 1991-04-18
JPH0642223Y2 true JPH0642223Y2 (ja) 1994-11-02

Family

ID=31651366

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10247189U Expired - Lifetime JPH0642223Y2 (ja) 1989-08-31 1989-08-31 磁気検出回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0642223Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63107530A (ja) * 1986-10-23 1988-05-12 Nec Kyushu Ltd マルチ成形用樹脂封止金型

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0340579U (ja) 1991-04-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5753815A (en) Thermo-sensitive flow sensor for measuring flow velocity and flow rate of a gas
JPS5979172A (ja) ホ−ル・磁界センサを用いた回路装置
JPH0642223Y2 (ja) 磁気検出回路
KR950027402A (ko) 전기량 측정장치
JPH0719008Y2 (ja) 電流測定器
JPH0618540A (ja) 風速センサ
JPH07260536A (ja) 熱線風速計の原理による空気質量流量の測定用回路装置
DK0423284T3 (da) Elektronisk kredsløb
JP2885581B2 (ja) 温湿度検出回路
JP2732751B2 (ja) 湿度検出回路
JPH0663800B2 (ja) ヒータ温度制御回路
JP2553622Y2 (ja) 湿度検知装置
JPS6361961A (ja) 電流検出器
JPH053989Y2 (ja)
JP2569878B2 (ja) 温度センサ回路の断線検知方法
KR910006516B1 (ko) 엔코우더용의 개선된 자기 저항기형 센서
JPH0717029Y2 (ja) 磁場検出回路
JPH0620117Y2 (ja) 温度検出回路
JP2002076804A (ja) 温度調整器の入力回路
JPH0547372Y2 (ja)
JP3646898B2 (ja) 接触燃焼式ガスセンサ定電流駆動回路
JP3065835B2 (ja) Vfコンバータ
JPS647284Y2 (ja)
JP2597205B2 (ja) 温度検出回路
JPH0718972Y2 (ja) 磁気検出装置