JP2732751B2 - 湿度検出回路 - Google Patents
湿度検出回路Info
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- JP2732751B2 JP2732751B2 JP12040892A JP12040892A JP2732751B2 JP 2732751 B2 JP2732751 B2 JP 2732751B2 JP 12040892 A JP12040892 A JP 12040892A JP 12040892 A JP12040892 A JP 12040892A JP 2732751 B2 JP2732751 B2 JP 2732751B2
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- sensitive resistor
- resistor
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、絶対湿度の検出回路
に係り、特に正の温度係数を持つ二つの感温抵抗により
絶対湿度を検出する湿度検出回路に関する。
に係り、特に正の温度係数を持つ二つの感温抵抗により
絶対湿度を検出する湿度検出回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の湿度検出回路では、図2に示すよ
うに、定電圧電源に対して二つの感温抵抗Rs,Rrを
直列に接続している。このときの出力Voutは次式で
示される。 Vout =−Av*Eo*1/(1+Rr/Rs) +(1+Av)*Eo*1/(1+R6/R7 ) (ここでAvはR9 /R8 で決まる増幅率)
うに、定電圧電源に対して二つの感温抵抗Rs,Rrを
直列に接続している。このときの出力Voutは次式で
示される。 Vout =−Av*Eo*1/(1+Rr/Rs) +(1+Av)*Eo*1/(1+R6/R7 ) (ここでAvはR9 /R8 で決まる増幅率)
【0003】つまり、出力Voutは感温抵抗Rs,R
rの比を電圧変換して絶対湿度量を検出している(たと
えば、特開昭60−32288号公報参照)。
rの比を電圧変換して絶対湿度量を検出している(たと
えば、特開昭60−32288号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のこのような湿度
検出回路においては、直列接続された二つの感温抵抗R
s,Rrの中点電位は感温抵抗Rs,Rrの外部に対す
る熱バランスの平衡点で決定されている。しかし、動作
中の外因による熱バランスの崩れに対して感温抵抗が例
えば白金抵抗のように正の温度係数を持つ場合、不具合
が生じる。つまり、感温抵抗Rsが湿気により冷却され
て抵抗値が小さくなったとき、動作電圧EOによる感温
抵抗Rs,Rrの端子電圧は、感温抵抗Rsでは小、感
温抵抗Rrでは大となり、従って、感温抵抗Rs側の消
費電力は小、感温抵抗Rr側の電力は大となり、結果と
して、外的要因による抵抗変化以外に、消費電力のバラ
ンスの崩れによるものが加算されることになる。従っ
て、本来の外的要因による抵抗変化以外に、回路構成に
起因する消費電力の変化が各々の抵抗体の値に影響する
ため、真の外的要因による抵抗変化値のみを検出するこ
とが難しいという問題があった。
検出回路においては、直列接続された二つの感温抵抗R
s,Rrの中点電位は感温抵抗Rs,Rrの外部に対す
る熱バランスの平衡点で決定されている。しかし、動作
中の外因による熱バランスの崩れに対して感温抵抗が例
えば白金抵抗のように正の温度係数を持つ場合、不具合
が生じる。つまり、感温抵抗Rsが湿気により冷却され
て抵抗値が小さくなったとき、動作電圧EOによる感温
抵抗Rs,Rrの端子電圧は、感温抵抗Rsでは小、感
温抵抗Rrでは大となり、従って、感温抵抗Rs側の消
費電力は小、感温抵抗Rr側の電力は大となり、結果と
して、外的要因による抵抗変化以外に、消費電力のバラ
ンスの崩れによるものが加算されることになる。従っ
て、本来の外的要因による抵抗変化以外に、回路構成に
起因する消費電力の変化が各々の抵抗体の値に影響する
ため、真の外的要因による抵抗変化値のみを検出するこ
とが難しいという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、第1および
第2感温抵抗を具備し、第1感温抵抗を雰囲気に暴露す
ると共に、第2感温抵抗を密閉状態にし、第1、第2の
感温抵抗を略同一温度に自己加熱し雰囲気中の湿度変化
を第1感温抵抗の抵抗変化で検出し、雰囲気の温度変化
を第2感温抵抗で補償しつつ、絶対湿度を検出する湿度
検出回路において、第1および第2感温抵抗が直列に接
続され、第2感温抵抗の両端に直流定電圧を印加する回
路と、第2感温抵抗に流れる電流と同じ値の電流を第1
感温抵抗に通電する通電回路を備え、第1感温抵抗の電
圧変化から湿度検出を行うことを特徴とする湿度検出回
路を提供するものである。
第2感温抵抗を具備し、第1感温抵抗を雰囲気に暴露す
ると共に、第2感温抵抗を密閉状態にし、第1、第2の
感温抵抗を略同一温度に自己加熱し雰囲気中の湿度変化
を第1感温抵抗の抵抗変化で検出し、雰囲気の温度変化
を第2感温抵抗で補償しつつ、絶対湿度を検出する湿度
検出回路において、第1および第2感温抵抗が直列に接
続され、第2感温抵抗の両端に直流定電圧を印加する回
路と、第2感温抵抗に流れる電流と同じ値の電流を第1
感温抵抗に通電する通電回路を備え、第1感温抵抗の電
圧変化から湿度検出を行うことを特徴とする湿度検出回
路を提供するものである。
【0006】
【作用】第2感温抵抗が外的要因により抵抗値が変化
し、その消費電力が変化したとき、第1感温抵抗の消費
電力も第2感温抵抗の消費電力に同一方向に対応して変
化するため、回路構成上の影響を受ける事のない抵抗変
化の検出が可能となり、外的要因のみによる正しい抵抗
変化が検出される。
し、その消費電力が変化したとき、第1感温抵抗の消費
電力も第2感温抵抗の消費電力に同一方向に対応して変
化するため、回路構成上の影響を受ける事のない抵抗変
化の検出が可能となり、外的要因のみによる正しい抵抗
変化が検出される。
【0007】
【実施例】以下、図面に示す実施例を用いてこの発明を
詳述する。これによってこの発明が限定されるものでは
ない。
詳述する。これによってこの発明が限定されるものでは
ない。
【0008】図1はこの発明の一実施例を示す回路図で
あり、Rsは湿気を含む雰囲気に暴露され湿度変化を検
出する感温抵抗、Rrはその雰囲気の温度変化を検出す
るために雰囲気に対して密閉された感温抵抗、A1およ
びA2はオペアンプ、R1〜R5は固定抵抗である。な
お、感温抵抗RsとRrには、共に温度−抵抗特性の揃
った白金抵抗が用いられる。
あり、Rsは湿気を含む雰囲気に暴露され湿度変化を検
出する感温抵抗、Rrはその雰囲気の温度変化を検出す
るために雰囲気に対して密閉された感温抵抗、A1およ
びA2はオペアンプ、R1〜R5は固定抵抗である。な
お、感温抵抗RsとRrには、共に温度−抵抗特性の揃
った白金抵抗が用いられる。
【0009】本回路によれば感温抵抗Rrは定電圧電源
Eを抵抗R1,R2で分圧して得られる電圧Eoで定電
圧駆動され、抵抗RrにはEo/Rrで決定される電流
Ioが流れる。一方、感温抵抗Rsには、抵抗Rrに流
れる電流Ioと同一の電流Ioが流れ、抵抗Rsの端子
電圧はRs*Ioで決定される電圧となる。この回路の
場合の出力Voutは次式で示される。 Vout =−(Rs/Rr)*(R5 /R3 )*Eo−(1+R5 /R4 )*Eo この式から判るように、出力Vout は、感温抵抗Rs,
Rrの動作抵抗比を電圧変換したものであり、絶対湿度
検出が可能である。
Eを抵抗R1,R2で分圧して得られる電圧Eoで定電
圧駆動され、抵抗RrにはEo/Rrで決定される電流
Ioが流れる。一方、感温抵抗Rsには、抵抗Rrに流
れる電流Ioと同一の電流Ioが流れ、抵抗Rsの端子
電圧はRs*Ioで決定される電圧となる。この回路の
場合の出力Voutは次式で示される。 Vout =−(Rs/Rr)*(R5 /R3 )*Eo−(1+R5 /R4 )*Eo この式から判るように、出力Vout は、感温抵抗Rs,
Rrの動作抵抗比を電圧変換したものであり、絶対湿度
検出が可能である。
【0010】本回路では抵抗Rsが外的要因により抵抗
値が変化しても、抵抗Rrの消費電力はそれが定電圧駆
動である為、影響は出ず、仮に抵抗Rrか外的要因によ
り抵抗値が大となった時、定電圧駆動のために消費電力
は小となる。このとき電流Ioは小となり、従って、抵
抗Rsの消費電力も小となる。
値が変化しても、抵抗Rrの消費電力はそれが定電圧駆
動である為、影響は出ず、仮に抵抗Rrか外的要因によ
り抵抗値が大となった時、定電圧駆動のために消費電力
は小となる。このとき電流Ioは小となり、従って、抵
抗Rsの消費電力も小となる。
【0011】即ち、抵抗Rrが外的要因により抵抗値が
変化し消費電力が変化してもその変化に追従して抵抗R
sの消費電力が変化するためその動作抵抗比には影響は
出ない。つまり、2つの感温抵抗Rs,Rr間の消費電
バランスは外的要因のみにより決定され、動作抵抗比は
外的要因によるもののみに影響されることになる。従っ
て、正しい絶対湿度検出が可能となる。
変化し消費電力が変化してもその変化に追従して抵抗R
sの消費電力が変化するためその動作抵抗比には影響は
出ない。つまり、2つの感温抵抗Rs,Rr間の消費電
バランスは外的要因のみにより決定され、動作抵抗比は
外的要因によるもののみに影響されることになる。従っ
て、正しい絶対湿度検出が可能となる。
【0012】
【発明の効果】この発明によれば、湿度検出回路は、回
路構成上の影響による消費電力の変動の影響を受けるこ
となく、湿度等の外的要因による変化のみを正しく検出
可能となり、精度の高い湿度検出が可能となる。
路構成上の影響による消費電力の変動の影響を受けるこ
となく、湿度等の外的要因による変化のみを正しく検出
可能となり、精度の高い湿度検出が可能となる。
【図1】この発明の実施例を示す湿度検出回路図であ
る。
る。
【図2】従来例を示す検出回路図である。
R1 固定抵抗 R2 固定抵抗 R3 固定抵抗 R4 固定抵抗 R5 固定抵抗 A1 オペアンプ A2 オペアンプ Rs 感温抵抗 Rr 感温抵抗
Claims (1)
- 【請求項1】 第1および第2感温抵抗を具備し、第1
感温抵抗を雰囲気に暴露すると共に、第2感温抵抗を密
閉状態にし、第1、第2の感温抵抗を略同一温度に自己
加熱し雰囲気中の湿度変化を第1感温抵抗の抵抗変化で
検出し、雰囲気の温度変化を第2感温抵抗で補償しつ
つ、絶対湿度を検出する湿度検出回路において、第1お
よび第2感温抵抗が直列に接続され、第2感温抵抗の両
端に直流定電圧を印加する回路と、第2感温抵抗に流れ
る電流と同じ値の電流を第1感温抵抗に通電する通電回
路を備え、第1感温抵抗の電圧変化から湿度検出を行う
ことを特徴とする湿度検出回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12040892A JP2732751B2 (ja) | 1992-05-13 | 1992-05-13 | 湿度検出回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12040892A JP2732751B2 (ja) | 1992-05-13 | 1992-05-13 | 湿度検出回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05312753A JPH05312753A (ja) | 1993-11-22 |
JP2732751B2 true JP2732751B2 (ja) | 1998-03-30 |
Family
ID=14785484
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12040892A Expired - Fee Related JP2732751B2 (ja) | 1992-05-13 | 1992-05-13 | 湿度検出回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2732751B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104377759B (zh) * | 2014-10-31 | 2017-01-25 | 华为数字技术(苏州)有限公司 | 一种充电控制电路及电压调整方法 |
-
1992
- 1992-05-13 JP JP12040892A patent/JP2732751B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05312753A (ja) | 1993-11-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |