JPH06249692A - 吸入空気量検出装置 - Google Patents

吸入空気量検出装置

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JPH06249692A
JPH06249692A JP5063506A JP6350693A JPH06249692A JP H06249692 A JPH06249692 A JP H06249692A JP 5063506 A JP5063506 A JP 5063506A JP 6350693 A JP6350693 A JP 6350693A JP H06249692 A JPH06249692 A JP H06249692A
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JP
Japan
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resistor
bridge circuit
intake air
flow velocity
temperature
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JP5063506A
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Hiroaki Naito
浩昭 内藤
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Aisan Industry Co Ltd
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Aisan Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 雰囲気温度の変化に影響されることなく、正
確に流量を検出し得る吸入空気量検出装置を提供する。 【構成】 流速検出抵抗RSが吸気温度に比し所定温度
高い温度に加熱された状態でブリッジ回路1の平衡条件
が成立するように設定する。吸入空気の導入に伴い流速
検出抵抗の熱量が奪われ温度が低下すると、第1及び第
2の固定抵抗R1,R2の両端の電圧に差が生じ、この
差に応じて制御回路2によりブリッジ回路の平衡条件を
維持するように供給電流を制御する。この間、ブリッジ
回路1の出力電圧を第1の増幅器3にて第1の増幅率で
増幅した後加算器6に供給すると共に、反転器4及び第
2の増幅器5を介し、ブリッジ回路の出力電圧を反転し
雰囲気温度に応じて第2の増幅率で増幅した後加算器に
供給し、第1及び第2の増幅器の出力電圧を加算する。
而して、雰囲気温度の変化に伴う変動成分が相殺され流
量に対応する信号が出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば内燃機関の吸入
通路を流れる吸入空気の流量を検出する吸入空気量検出
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関の吸入空気の流量を検出する吸
入空気量検出装置としては、例えば特開昭60−230
019号公報等に記載のように、吸入空気流路中に吸気
温度検出素子と流速検出素子を配設し、これらを含むブ
リッジ回路の平衡条件を維持するように供給電流を制御
し、このときに流速検出素子を流れる電流の変化を電圧
変化として出力し吸入空気量を検出する装置が知られて
いる。
【0003】吸入空気量検出装置における流速検出素子
に関しては、吸入空気の流速に応じて温度変化すること
が必要であるので、流速検出素子自体あるいはその他の
状況変化が上記温度変化に対する影響因子となったので
は正確な流量検出が困難となる。また、流速検出素子の
発熱による熱量は、周囲の空気及び吸入空気通路への取
付部に伝達される。この取付部への熱伝導量は吸気温度
や吸気筒の温度によって変化するため、ブリッジ回路へ
の供給電流が変化し、従って流速の検出精度を低下させ
ることになる。
【0004】これに対し、特開平3−51715号公報
に記載の吸入空気量検出装置においては、流速検出抵抗
体を第1のブリッジ回路により所定温度に制御すると共
に、これに隣接設置した調整抵抗体を第2のブリッジ回
路により前記所定温度に制御することにより、流速検出
抵抗体の吸気筒への取付部側における吸入空気量の変動
に伴う温度変動を回避し、常に一定の温度に維持するこ
ととしている。また、特開昭59−230166号公報
にも温度感知抵抗器を含むブリッジ回路二組を接続し、
二重ブリッジとして温度補償を行なう技術が提案されて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、後者の公報
においてはブリッジ回路の平衡条件を設定するための制
御と温度補償との関係が不明であり、前者の公報に記載
の装置においては、装着部の雰囲気温度の変化によって
検出出力が異なるおそれがあり、高温時の検出出力と常
温時の検出出力との間で、依然誤差を生ずるおそれがあ
る。
【0006】そこで、本発明は雰囲気温度の変化に影響
されることなく、正確に流量を検出し得る吸入空気量検
出装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の吸入空気量検出装置は、測定対象の吸入空
気の流速による温度変化に応じて抵抗値が変化する流速
検出抵抗及び第1の固定抵抗の直列回路と前記吸入空気
の温度に応じて抵抗値が変化する吸気温度検出抵抗及び
第2の固定抵抗の直列回路を並列接続して成るブリッジ
回路と、前記第1及び第2の固定抵抗の各々の両端の電
圧の差を検出し検出結果に応じて前記ブリッジ回路に供
給する電流を制御する制御回路と、前記流速検出抵抗と
前記第1の固定抵抗との接続点に接続し、前記ブリッジ
回路の出力電圧を第1の増幅率で増幅する第1の増幅器
と、前記流速検出抵抗と前記第1の固定抵抗との接続点
に接続し、前記ブリッジ回路の出力電圧を反転する反転
器と、該反転器の出力電圧を雰囲気温度に応じて第2の
増幅率で増幅する第2の増幅器と、前記第1及び第2の
増幅器の出力電圧を加算する加算器とを備え、該加算器
から加算結果を出力するようにしたものである。
【0008】また、本発明は、測定対象の吸入空気の流
速による温度変化に応じて抵抗値が変化する流速検出抵
抗及び第1の固定抵抗の直列回路と前記吸入空気の温度
に応じて抵抗値が変化する吸気温度検出抵抗及び第2の
固定抵抗の直列回路を並列接続して成る一対の第1及び
第2のブリッジ回路と、該第1及び第2のブリッジ回路
の各々における前記第1及び第2の固定抵抗の各々の両
端の電圧の差を検出し検出結果に応じて夫々前記第1及
び第2のブリッジ回路に供給する電流を制御する第1及
び第2の制御回路と、前記第1のブリッジ回路の前記流
速検出抵抗と前記第1の固定抵抗との接続点に接続し、
前記第1のブリッジ回路の出力電圧を第1の増幅率で増
幅する第1の増幅器と、前記第2のブリッジ回路の前記
流速検出抵抗と前記第1の固定抵抗との接続点に接続
し、前記第2のブリッジ回路の出力電圧を反転する反転
器と、該反転器の出力を雰囲気温度に応じて第2の増幅
率で増幅する第2の増幅器と、前記第1及び第2の増幅
器の出力電圧を加算する加算器とを備えたものとし、該
加算器から加算結果を出力するようにしてもよい。
【0009】更に、本発明は、測定対象の吸入空気の流
速による温度変化に応じて抵抗値が変化する流速検出抵
抗及び第1の固定抵抗の直列回路と前記吸入空気の温度
に応じて抵抗値が変化する吸気温度検出抵抗及び第2の
固定抵抗の直列回路を並列接続して成り、前記流速検出
抵抗側を高電位側とする第1のブリッジ回路と、前記流
速検出抵抗及び第1の固定抵抗の直列回路と前記吸気温
度検出抵抗及び第2の固定抵抗の直列回路を並列接続し
て成り、前記第1の固定抵抗側を高電位側とすると共に
前記第1のブリッジ回路の低電位側と同電位とする第2
のブリッジ回路と、前記第1及び第2のブリッジ回路の
各々における前記第1及び第2の固定抵抗の各々の両端
の電圧の差を検出し検出結果に応じて夫々前記第1及び
第2のブリッジ回路に供給する電流を制御する第1及び
第2の制御回路と、前記第1のブリッジ回路の前記流速
検出抵抗と前記第1の固定抵抗との接続点に接続し、前
記第1のブリッジ回路の出力電圧を第1の増幅率で増幅
する第1の増幅器と、前記第2のブリッジ回路の前記流
速検出抵抗と前記第1の固定抵抗との接続点に接続し、
前記第2のブリッジ回路の出力電圧を雰囲気温度に応じ
て第2の増幅率で増幅する第2の増幅器と、前記第1及
び第2の増幅器の出力電圧を加算する加算器とを備えた
ものとし、該加算器から加算結果を出力するようにする
こともできる。
【0010】
【作用】上記の構成になる吸入空気量検出装置において
は、流速検出抵抗が吸気温度に比し所定温度高い温度に
加熱された状態でブリッジ回路の平衡条件が成立するよ
うに設定される。吸入空気の導入に伴い、流速検出抵抗
の熱量が吸入空気に奪われ温度が低下すると、その抵抗
値が減少する。このため、ブリッジ回路が不平衡となり
第1及び第2の固定抵抗の両端の電圧に差が生じ、これ
が制御回路にて検出され、検出結果に応じてブリッジ回
路の平衡条件を維持するように供給電流が制御される。
この間、ブリッジ回路の出力電圧は第1の増幅器にて第
1の増幅率で増幅された後加算器に供給されると共に、
反転器及び第2の増幅器を介して加算器に供給される。
反転器においてはブリッジ回路の出力電圧が反転され、
反転出力が第2の増幅器にて雰囲気温度に応じて第2の
増幅率で増幅されて加算器に供給され、ここで第1及び
第2の増幅器の出力電圧が加算される。而して、ブリッ
ジ回路の出力中の雰囲気温度の変化に伴う変動成分が相
殺され、吸入空気の流量に対応する信号が出力される。
【0011】請求項2に記載の発明においては、第1及
び第2のブリッジ回路の二つのブリッジ回路が設けられ
ており、第1のブリッジ回路の出力電圧が第1の増幅器
において第1の増幅率で増幅され、第2のブリッジ回路
の出力電圧が反転器にて反転された後、第2の増幅器に
おいて雰囲気温度に応じて第2の増幅率で増幅される。
そして、加算器にて第1及び第2の増幅器の出力電圧が
加算され、雰囲気温度の変化に伴う変動成分が相殺され
た加算結果が出力される。
【0012】請求項3に記載の発明においては、流速検
出抵抗側を高電位とする第1のブリッジ回路と、第1の
固定抵抗側を高電位とする第2のブリッジ回路が設けら
れており、これらの出力電圧が第1の増幅器において第
1の増幅率で増幅されると共に、第2の増幅器において
雰囲気温度に応じて第2の増幅率で演算される。そし
て、加算器にて第1及び第2の増幅器の出力電圧が加算
され、雰囲気温度の変化に伴う変動成分が相殺された加
算結果が出力される。
【0013】
【実施例】以下、本発明の望ましい実施例を図面を参照
して説明する。図1は本発明の一実施例に係る吸入空気
量検出装置の構成を示すもので、流速検出抵抗RS及び
第1の固定抵抗R1の直列回路と吸気温度検出抵抗RT
及び第2の固定抵抗R2の直列回路を並列接続して成る
ブリッジ回路1と、第1及び第2の固定抵抗R1,R2
の各々の両端の電圧の差を検出し検出結果に応じてブリ
ッジ回路1に供給する電流を制御する制御回路2が設け
られている。
【0014】流速検出抵抗RSは測定対象の吸入空気の
流速による温度変化に応じて抵抗値が変化する抵抗体
で、吸気温度検出抵抗RTは吸入空気の温度に応じて抵
抗値が変化する抵抗体であり、吸気温度検出抵抗RTが
流速検出抵抗RSより大きな抵抗値を有するように設定
されている(RT≫RS)。第1の固定抵抗R1と第2
の固定抵抗R2の接続点は接地され、流速検出抵抗RS
と第1の固定抵抗R1の接続点は制御回路2のオペアン
プOPの非反転入力端子に接続され、吸気温度検出抵抗
RTと第2の固定抵抗R2の接続点は反転入力端子に接
続されており、オペアンプOPの出力側は電源電流を制
御するトランジスタTrのベースに接続されている。ト
ランジスタTrのコレクタ側は電源(+Vcc)に接続
され、エミッタ側は吸気温度検出抵抗RT及び流速検出
抵抗RSの接続点即ちブリッジ回路1の入力側に接続さ
れている。
【0015】上述のように流速検出抵抗RSは吸気温度
検出抵抗RTより抵抗値が小さく設定されており、電源
(+Vcc)から電流が供給されると大電流が流れて発
熱するので、流速検出抵抗RSと吸気温度検出抵抗RT
が同じ雰囲気温度下に置かれても流速検出抵抗RSは一
定の温度だけ高い温度を示すことになる。而して、第1
及び第2の固定抵抗R1,R2の値は流速検出抵抗RS
が吸気温度より所定温度差ΔT0 だけ高い値を示すとき
にブリッジ回路1の平衡条件が成立するように設定され
ている。流速検出抵抗RSと第1の固定抵抗R1の接続
点はオペアンプOPの非反転入力端子に接続されると共
に第1の増幅器3及び反転器4に接続されており、これ
らに第1の固定抵抗R1の両端の電圧が出力される。
【0016】第1の増幅器3は第1の増幅率でブリッジ
回路1の出力を増幅するように構成されている。反転器
4は第2の増幅器5に接続されており、反転器4にてブ
リッジ回路1の出力の位相を反転し、これを第2の増幅
器5において雰囲気温度に応じて第2の増幅率で増幅す
るように構成されている。更に、第1及び第2の増幅器
3,5の出力を加算する加算器6が設けられ、出力端子
VMを介して加算結果が出力されるように構成されてい
る。
【0017】図3は測定対象の吸入空気の流量Gとブリ
ッジ回路1の出力電圧との関係を示すもので、第2の増
幅器5における第2の増幅率は雰囲気温度に応じて所望
の値に設定され、例えば雰囲気温度が高温時(例えば8
0°C)の第1の増幅器3の出力Vh1を反転し、反転
出力を第2の増幅率で増幅して出力Vh2とし、この出
力Vh2を第1の増幅器3の出力Vh1と加算したと
き、常温時(20°C)の第1の増幅器3の出力Vnと
同じ特性を示すように設定される。
【0018】図2は図1の反転器4及び第2の増幅器5
の両機能を備えた非線形増幅器7を示すもので、オペア
ンプOPaの帰還抵抗として、例えばブリッジ回路1の
吸気温度検出抵抗RTと同じ特性を有する補正用抵抗R
Taが用いられている。尚、これらの抵抗は例えば図4
及び図5に示すように、吸入空気流路100内に配置さ
れる。即ち、吸入空気流路100内の軸方向に筒体11
0が配置され、この筒体110に流速検出抵抗RS及び
吸気温度検出抵抗RTが固定され、吸入空気流路100
に補正用抵抗RTaが支持されている。また、補正用抵
抗RTaは、図6及び図7に示すように、筒体110内
に配置し吸気温度検出抵抗RTと並設することとしても
よい。
【0019】以上の構成になる本発明の一実施例の作用
を説明すると、吸入空気が導入されないときには、流速
検出抵抗RSは吸気温度検出抵抗RTで検出される吸気
温度に比し所定温度差ΔT0 高い温度となっており、こ
の状態でブリッジ回路1の平衡条件が成立している。そ
して、吸入空気が導入されると、吸入空気によって熱量
が奪われるため流速検出抵抗RSにおける所定温度差Δ
0 を保てなくなる。即ち、流速検出抵抗RSが所定温
度差ΔT0 より小となると、その抵抗値が小さくなりブ
リッジ回路1の平衡条件がくずれ、オペアンプOPの非
反転入力端子側が高電位になるため出力側が高レベルと
なりトランジスタTrが駆動され、ブリッジ回路1に対
し電源(+Vcc)から電流が供給される。これによ
り、流速検出抵抗RSの発熱量が増加し、所定温度差Δ
0 に至ったところでブリッジ回路1の平衡条件が成立
する。而して、この間に流速検出抵抗RSに供給される
電流に対応した電圧が吸入空気の流速、従って吸入空気
量を示すこととなる。
【0020】この場合において、反転器4及び第2の増
幅器5(もしくは非線形増幅器7)が設けられているの
で、雰囲気温度が常温(20°C)の場合には加算器6
の出力は図3のVnの特性を示し、高温(例えば80°
C)となっても加算器6にて第1の増幅器3の出力Vh
1と第2の増幅器5の出力Vh2が加算され、常温時の
出力Vnと同じ特性となる。而して、雰囲気温度が変化
しても常に常温時の出力特性が得られ、流量の検出誤差
を抑えることができる。
【0021】図8は本発明の他の実施例を示すもので、
図1の実施例におけるブリッジ回路1及び制御回路2を
二組備え、一方のブリッジ回路11は第1の増幅器3を
介して加算器6に接続すると共に、他方のブリッジ回路
12は図1と同様の反転器4及び第2の増幅器5を介し
て加算器6に接続したものである。尚、第1の増幅器3
等は図1の実施例と実質的に同一であるので同一の符号
を付して説明は省略する。また、ブリッジ回路11,1
2及び制御回路21,22も夫々ブリッジ回路1及び制
御回路2と実質的に同一であり、電源(+Vcc)に対
する接続関係も同様である。もちろん、反転器4及び第
2の増幅器5の両機能を備えた図2の非線形増幅器7を
用いることとしてもよい。
【0022】上記のブリッジ回路11及び12を構成す
る二組の流速検出抵抗RS及び吸気温度検出抵抗RT並
びに補正用抵抗RTaは、図10及び図11に示すよう
に吸入空気流路100内に配置された筒体110に並設
されている。尚、これらは図12及び図13に示すよう
に、吸入空気流路100内に平行に配置された筒体12
0,130内に夫々流速検出抵抗RS及び吸気温度検出
抵抗RTを設けることとしてもよい。
【0023】而して、上記の構成になる吸入空気量検出
装置によればブリッジ回路11及び12が実質的に同一
条件で実質的に同じように作動するので、第1の増幅器
3並びに反転器4及び第2の増幅器5(もしくは非線形
増幅器7)によって容易に図3に示す常温時の出力特性
を確保することができる。
【0024】図9は本発明の更に他の実施例を示すもの
で、図8の実施例における制御回路22に替えて制御回
路23とすると共に、極性が異なる電源(−Vcc)に
ブリッジ回路12を接続することとしたものである。こ
れにより、ブリッジ回路12の出力がブリッジ回路11
の出力に対して反転した出力となるので反転回路4が不
要となる。従って、図2の非線形増幅器7を、補正用抵
抗RTaを有する非反転増幅器とすることにより本実施
例の第2の増幅器5aを構成することができる。尚、こ
れらのブリッジ回路11及び12を構成する二組の流速
検出抵抗RS及び吸気温度検出抵抗RT並びに補正用抵
抗RTaも、図10及び図11に示すように吸入空気流
路100内に配置された筒体110に並設されるが、図
12及び図13に示すように配設することとしてもよ
い。
【0025】而して、上記の構成になる吸入空気量検出
装置によれば、ブリッジ回路11及び12が実質的に同
一条件で作動するが、ブリッジ回路12からはブリッジ
回路11の出力に対し反転した出力が得られるので、第
1の増幅器3及び第2の増幅器5によって容易に図3に
示す常温時の出力特性を確保することができる。
【0026】
【発明の効果】本発明は上述のように構成されているの
で以下に記載の効果を奏する。即ち、本発明の吸入空気
量検出装置においては、ブリッジ回路の出力電圧が、第
1の増幅器にて第1の増幅率で増幅された後加算器に供
給されると共に、反転器及び第2の増幅器を介して雰囲
気温度に応じて第2の増幅率で反転増幅されて加算器に
反転出力が供給され、第1及び第2の増幅器の出力電圧
が加算されるように構成されているので、雰囲気温度の
変化に影響されることなく、吸入空気の正確な流量を検
出することができる。
【0027】また、請求項2に記載の発明においては、
二つのブリッジ回路が設けられており、第1のブリッジ
回路の出力電圧が第1の増幅器において第1の増幅率で
増幅されると共に、第2のブリッジ回路の出力電圧が反
転器にて反転された後、第2の増幅器において雰囲気温
度に応じて第2の増幅率で増幅され、加算器にて第1及
び第2の増幅器の出力電圧が加算されるように構成され
ているので、調整が容易であり、雰囲気温度の変化に影
響されることなく、吸入空気の正確な流量を検出するこ
とができる。
【0028】更に、請求項3に記載の発明においては、
流速検出抵抗側を高電位側とする第1のブリッジ回路
と、第1の固定抵抗側を高電位側とすると共に第1のブ
リッジ回路の低電位側と同電位とする第2のブリッジ回
路が設けられており、これらの出力電圧が第1の増幅器
において第1の増幅率で増幅されると共に、第2の増幅
器において雰囲気温度に応じて第2の増幅率で増幅さ
れ、加算器にて第1及び第2の増幅器の出力電圧が加算
されるように構成されているので、調整が一層容易であ
り、雰囲気温度の変化に影響されることなく、吸入空気
の正確な流量を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る吸入空気量検出装置の
構成図である。
【図2】本発明の一実施例の吸入空気量検出装置に供す
る非線形増幅器を示す回路図である。
【図3】本発明の一実施例におけるブリッジ回路の出力
特性を示すグラフである。
【図4】本発明の一実施例の流速検出抵抗等を配置した
吸入空気流路の断面図である。
【図5】本発明の一実施例の流速検出抵抗等を配置した
吸入空気流路の正面図である。
【図6】本発明の一実施例の流速検出抵抗等を配置した
吸入空気流路の別の例を示す断面図である。
【図7】本発明の一実施例の流速検出抵抗等を配置した
吸入空気流路の別の例を示す正面図である。
【図8】本発明の他の実施例に係る吸入空気量検出装置
の構成図である。
【図9】本発明の更に他の実施例に係る吸入空気量検出
装置の構成図である。
【図10】本発明の他の実施例における流速検出抵抗等
を配置した吸入空気流路の断面図である。
【図11】本発明の他の実施例における流速検出抵抗等
を配置した吸入空気流路の正面図である。
【図12】本発明の他の実施例における流速検出抵抗等
を配置した吸入空気流路の断面図である。
【図13】本発明の他の実施例における流速検出抵抗等
を配置した吸入空気流路の正面図である。
【符号の説明】
1,11,12 ブリッジ回路 2,21,22,23 制御回路 3 第1の増幅器 4 位相反転器 5,5a 第2の増幅器 6 加算器 7 非線形増幅器 100 吸入空気流路 RS 流速検出抵抗 RT 吸気温度検出抵抗 RTa 補正用抵抗

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定対象の吸入空気の流速による温度変
    化に応じて抵抗値が変化する流速検出抵抗及び第1の固
    定抵抗の直列回路と前記吸入空気の温度に応じて抵抗値
    が変化する吸気温度検出抵抗及び第2の固定抵抗の直列
    回路を並列接続して成るブリッジ回路と、前記第1及び
    第2の固定抵抗の各々の両端の電圧の差を検出し検出結
    果に応じて前記ブリッジ回路に供給する電流を制御する
    制御回路と、前記流速検出抵抗と前記第1の固定抵抗と
    の接続点に接続し、前記ブリッジ回路の出力電圧を第1
    の増幅率で増幅する第1の増幅器と、前記流速検出抵抗
    と前記第1の固定抵抗との接続点に接続し、前記ブリッ
    ジ回路の出力電圧を反転する反転器と、該反転器の出力
    電圧を雰囲気温度に応じて第2の増幅率で増幅する第2
    の増幅器と、前記第1及び第2の増幅器の出力電圧を加
    算する加算器とを備え、該加算器から加算結果を出力す
    るようにしたことを特徴とする吸入空気量検出装置。
  2. 【請求項2】 測定対象の吸入空気の流速による温度変
    化に応じて抵抗値が変化する流速検出抵抗及び第1の固
    定抵抗の直列回路と前記吸入空気の温度に応じて抵抗値
    が変化する吸気温度検出抵抗及び第2の固定抵抗の直列
    回路を並列接続して成る一対の第1及び第2のブリッジ
    回路と、該第1及び第2のブリッジ回路の各々における
    前記第1及び第2の固定抵抗の各々の両端の電圧の差を
    検出し検出結果に応じて夫々前記第1及び第2のブリッ
    ジ回路に供給する電流を制御する第1及び第2の制御回
    路と、前記第1のブリッジ回路の前記流速検出抵抗と前
    記第1の固定抵抗との接続点に接続し、前記第1のブリ
    ッジ回路の出力電圧を第1の増幅率で増幅する第1の増
    幅器と、前記第2のブリッジ回路の前記流速検出抵抗と
    前記第1の固定抵抗との接続点に接続し、前記第2のブ
    リッジ回路の出力電圧を反転する反転器と、該反転器の
    出力を雰囲気温度に応じて第2の増幅率で増幅する第2
    の増幅器と、前記第1及び第2の増幅器の出力電圧を加
    算する加算器とを備え、該加算器から加算結果を出力す
    るようにしたことを特徴とする吸入空気量検出装置。
  3. 【請求項3】 測定対象の吸入空気の流速による温度変
    化に応じて抵抗値が変化する流速検出抵抗及び第1の固
    定抵抗の直列回路と前記吸入空気の温度に応じて抵抗値
    が変化する吸気温度検出抵抗及び第2の固定抵抗の直列
    回路を並列接続して成り、前記流速検出抵抗側を高電位
    側とする第1のブリッジ回路と、前記流速検出抵抗及び
    第1の固定抵抗の直列回路と前記吸気温度検出抵抗及び
    第2の固定抵抗の直列回路を並列接続して成り、前記第
    1の固定抵抗側を高電位側とすると共に前記第1のブリ
    ッジ回路の低電位側と同電位とする第2のブリッジ回路
    と、前記第1及び第2のブリッジ回路の各々における前
    記第1及び第2の固定抵抗の各々の両端の電圧の差を検
    出し検出結果に応じて夫々前記第1及び第2のブリッジ
    回路に供給する電流を制御する第1及び第2の制御回路
    と、前記第1のブリッジ回路の前記流速検出抵抗と前記
    第1の固定抵抗との接続点に接続し、前記第1のブリッ
    ジ回路の出力電圧を第1の増幅率で増幅する第1の増幅
    器と、前記第2のブリッジ回路の前記流速検出抵抗と前
    記第1の固定抵抗との接続点に接続し、前記第2のブリ
    ッジ回路の出力電圧を雰囲気温度に応じて第2の増幅率
    で増幅する第2の増幅器と、前記第1及び第2の増幅器
    の出力電圧を加算する加算器とを備え、該加算器から加
    算結果を出力するようにしたことを特徴とする吸入空気
    量検出装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002350206A (ja) * 2001-05-29 2002-12-04 Yazaki Corp フローセンサを用いた流量計測装置
JP2015175711A (ja) * 2014-03-14 2015-10-05 Tdk株式会社 センサ回路
RU2765608C1 (ru) * 2018-08-30 2022-02-01 Майкро Моушн, Инк. Неинвазивный датчик для вихревого расходомера

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