JP3231979B2 - トラッキング式のスイッチング電源装置 - Google Patents

トラッキング式のスイッチング電源装置

Info

Publication number
JP3231979B2
JP3231979B2 JP23614295A JP23614295A JP3231979B2 JP 3231979 B2 JP3231979 B2 JP 3231979B2 JP 23614295 A JP23614295 A JP 23614295A JP 23614295 A JP23614295 A JP 23614295A JP 3231979 B2 JP3231979 B2 JP 3231979B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
power supply
output
switching circuit
switching
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP23614295A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0965646A (ja
Inventor
充昭 大谷
晋一 石田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiyo Yuden Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Yuden Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taiyo Yuden Co Ltd filed Critical Taiyo Yuden Co Ltd
Priority to JP23614295A priority Critical patent/JP3231979B2/ja
Publication of JPH0965646A publication Critical patent/JPH0965646A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3231979B2 publication Critical patent/JP3231979B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Continuous-Control Power Sources That Use Transistors (AREA)
  • Dc-Dc Converters (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は直流入力をスイッチング
で交流にし、さらに直流に変換して別の直流電源を供給
するためのスイッチング電源装置に関する。とくに本発
明は複数個の電源出力をもつスイッチング電源装置にお
いて、たとえば任意の出力電圧に他の出力電圧を同期す
るように、言い換えると、トラッキングするようにした
ことを特徴とするトラッキング式のスイッチング電源装
置に関する。
【0002】 言い換えると本発明は、複数個の電源出
力をもつスイッチング電源装置において、ひとつの出力
電圧に応答して他の出力電圧を設定することを目的に開
発されたものである。すなわち本発明の目的は、従来の
スイッチング電源装置とトラッキング・レギュレータと
をひとつにまとめて、トラッキング機能をもつスイッチ
ング電源装置を提供することにある。さらに具体的には
本発明の目的は、入力電圧に制約がない直流安定化電源
装置を小形化かつ低コスト化することである。
【0003】
【従来の技術】従来、電子機器は高性能化、多機能化と
共に、小形化、軽量化が求められている。具体的には、
ファクシミリ、パソコンなどの事務機器、テレビ、ステ
レオなどのオーディオ・ビデオ機器などにおいて、電池
駆動形の携帯電子機器で代表されるように、省スペー
ス、高効率な直流安定化電源装置が求められている。
【0004】直流安定化電源の方法としては、大きく分
けて、シリーズ・レギュレータ方式とスイッチング・レ
ギュレータ方式とがあることが知られている。なお、シ
リーズ・レギュレータ方式はドロッパ・レギュレータ方
式とも、リニア・レギュレータ方式とも云われている。
【0005】さらに、シリーズ・レギュレータ方式のひ
とつにトラッキング・レギュレータ方式があり、この方
式による直流安定化電源装置、すなわちトラッキング電
源装置は、その機能としてひとつの正の入力電圧、もし
くは正負各ひとつの入力電圧から、絶対値のほぼ等しい
正負二個の出力を得ると共に、出力電圧を可変できるも
のが知られている。
【0006】言い換えると、上記のトラッキング電源装
置では正か負かのいずれかの出力電圧を可変にすると共
に、この可変電圧を基準電圧にすることにより他方の出
力電圧をこの基準電圧に追従させるような構成にしてい
る。なお、トラッキング電源装置専用の集積回路(以
下、ICと略す)としてリニア・モノリシックICがあ
り、一般的にはこのICはトラッキング・レギュレータ
ICと呼ばれている。
【0007】一方、従来のスイッチング電源装置の場
合、一方の出力電圧に他方の出力電圧を追従させるよう
な技術がなかった。言い換えると、他方の出力電圧を一
方の出力電圧にトラッキングさせるようなスイッチング
電源装置が見当らなかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述したトラッキング
・レギュレータICにはつぎのような問題点があった。
まず第1に、入力電圧に制限があった。すなわち、トラ
ッキング・レギュレータ方式においては入力電圧の絶対
値が出力電圧の絶対値よりも高くなければならないた
め、多くの場合、この高い入力電圧を得るためにさらに
別のスイッチング電源装置を使用していた。この結果、
直流安定化電源装置としての形状が大きくなり、しかも
電力変換効率(以後、効率と称す)も悪くなるという欠
点があった。
【0009】トラッキング・レギュレータ方式の場合、
つぎに出力電圧に制限があった。すなわち、二個の出力
電圧は絶対値がほぼ等しい電圧しか得ることができな
い。このため、たとえば、+20ボルト、−25ボルト
などと、任意の電圧に設定することができないという欠
点があった。言い換えると、各出力とも電圧は絶対値が
等しい値に固定されて、出力電圧間の差異を変更できな
いという問題点があった。
【0010】加えて、トラッキング・レギュレータ方式
においては、出力電力に制限があった。すなわち、一般
的には、最大で約100ミリアンペアと、出力電力には
限界がある欠点があった。
【0011】一方、従来のスイッチング電源装置にはつ
ぎのような欠点があった。すなわち、複数個の各出力電
圧を個々に調整しなければならないという問題点があっ
た。言い換えると、これまでのスイッチング電源装置の
場合、前述のトラッキング電源装置のように出力電圧を
可変にし、この可変電圧を基準電圧にして他方の出力電
圧をこの基準電圧に追従させるようにしても、トラッキ
ングをかける出力が変動あるいは可変した場合に、トラ
ッキングをかけられる出力を連動して、変動あるいは可
変させることができないという問題点があった。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によるトラッキン
グ式のスイッチング電源装置は、直流入力をスイッチン
グで交流にし、さらに直流に変換して出力するマスタ電
源出力用の第1のスイッチング回路と、三角波などの波
形信号を発振する手段と、基準電圧と前記第1スイッチ
ング回路のマスタ出力電圧とを比較してその誤差を増幅
して信号出力する第1の誤差増幅手段と、この第1の誤
差増幅手段の信号出力と前記発振手段の信号出力とを組
み合わて前記第1スイッチング回路をオンオフ制御する
ための第1のコントローラと、前記直流入力をスイッチ
ングで交流にし、さらに直流に変換して出力するスレー
ブ電源出力用の第2のスイッチング回路と、この第2ス
イッチング回路のスレーブ出力電圧、前記第1スイッチ
ング回路のマスタ出力電圧、固定電圧を組み合わせてト
ラッキング電圧を検出する第1の結合手段と、この第1
の結合手段のトラッキング電圧と前記基準電圧とを比較
してその誤差を増幅して信号出力する第2の誤差増幅手
段と、この第2の誤差増幅手段の信号出力と前記発振手
段の信号出力とを組み合わせて前記第2のスイッチング
回路をオンオフ制御するための第2のコントローラと、
を備えていることを特徴としている。
【0013】言い換えると、本発明によるトラッキング
式のスイッチング電源装置は少なくとも直流入力をスイ
ッチングで交流にし、さらに直流に変換して出力する直
流電源出力用の第1のスイッチング回路と、三角波など
の波形信号を発振する手段と、基準電圧と前記第1スイ
ッチング回路の出力電圧とを比較してその誤差を増幅し
て信号出力する第1の誤差増幅手段と、この第1の誤差
増幅手段の信号出力と前記発振手段の信号出力とを組み
合わて前記第1スイッチング回路をオンオフ制御するた
めの第1のコントローラと、前記直流入力をスイッチン
グで交流にしさらに直流に変換して出力する直流電源出
力用の第2のスイッチング回路と、を備えるスイッチン
グ電源装置において、前記第2スイッチング回路の出力
電圧、前記第1スイッチング回路の出力電圧、固定電圧
を組み合わせてトラッキング電圧を検出する第1の結合
手段と、この第1の結合手段のトラッキング電圧と前記
基準電圧とを比較してその誤差を増幅して信号出力する
第2の誤差増幅手段と、この第2の誤差増幅手段の信号
出力と前記発振手段の信号出力とを組み合わせて前記第
2のスイッチング回路をオンオフ制御するための第2の
コントローラと、を備えていることを特徴としている。
【0014】
【作用】したがって本発明によると、第1の直流電源出
力であるマスタ電源出力が、第2の直流電源出力である
スレーブ電源出力の設定条件となっているため、スレー
ブ電源出力をマスタ電源出力に同期、すなわち、トラッ
キングさせることができることになる。
【0015】さらに具体的に詳しくのべると、本発明の
スイッチング電源装置はまず第1に、入力電圧の制限が
なくなることである。すなわち、本発明は出力の電源電
圧についてスイッチング電源装置にトラッキング同期さ
せる機能をもたせることにより、従来では、(スイッチ
ング電源装置)+(トラッキング・レギュレータIC)
で構成されていたものを、(トラッキング式のスイッチ
ング電源装置)のみとすることができ、結果として省ス
ペース、低コスト化および入力電圧の制約をなくすこと
ができた。
【0016】第2に、本発明のスイッチング電源装置は
出力の電源電圧に制限がなくなる。すなわち、出力電源
電圧の検出を抵抗手段により行なっているため、これら
抵抗値を調整することによって、マスタ、スレーブとも
に任意の電圧に設定することができた。
【0017】第3に、本発明は出力の電源電力を制限し
ないことになる。すなわち、トラッキング・レギュレー
タICはリニア・モノリシックICであるため、その構
造上、出力の電源電力が制限されているが、スイッチン
グ電源装置をトラッキングタイプとすることにより出力
電力の制限がなくなった。
【0018】第4に、本発明は出力の電源電圧を調整で
きることになる。すなわち、スイッチング電源装置を用
いる場合には、各出力電圧を個々に調整しなければなら
なかったが、本発明の場合、マスタ電源電圧を調整する
ことによりトラッキング効果によってスレーブ電源電圧
も同時に調整できることになった。したがって、スレー
ブ電源電圧の調整工程を大幅に低減できることになっ
た。
【0019】第5に、本発明においてはマスタ電源電圧
が変動する場合、マスタ電源電圧により、スレーブ電源
電圧が設定されるため、マスタ電圧が変動してもこれに
応じてスレーブ電圧もトラッキング同期した出力電圧と
することができた。
【0020】
【実施例】以下に本発明を、その実施例について、添付
の図面を参照して説明する。
【0021】図1は、本発明によるトラッキング式スイ
ッチング電源装置の一実施例を示すブロック回路図であ
り、図2は、図1の実施例の要部を概略的に示す電気回
路図である。なお、図3は、同上実施例によるトラッキ
ング出力特性を示すグラフ図である。
【0022】まず、図1を概略的に説明すると、図1の
左上に示される11は、直流入力用の端子で、この端子
11に接続されているのが、図1の上に示されるマスタ
電源出力用の第1のスイッチング回路12で、このスイ
ッチング回路12は、直流入力をスイッチングで交流に
し、さらに直流に変換して電源用に出力する。なお、図
1の右上に示される13はマスタ電源出力用の端子で、
第1のスイッチング回路12の直流出力に接続される。
【0023】図1の中央に示される14は発振手段で、
たとえば、三角波などの波形信号を発振出力する。
【0024】15は直流の基準電圧を入力するための端
子、16は第1の誤差増幅手段で、第1のスイッチング
回路12のマスタ電源出力の電圧と端子15の基準電圧
とを比較し、その誤差を増幅して直流信号を出力する。
【0025】17は第1のPWM(Pulse Width Modula
tion:パルス幅変調)制御式のコントローラで、発振手
段14の信号出力と第1の誤差増幅手段16の信号出力
との組み合わせによってパルス出力し、第1のスイッチ
ング回路12をオンオフ制御する。
【0026】なお、18はデッド・タイム・コントロー
ラで直流のデッド・タイム信号を第1のPWM制御式の
コントローラ17に出力して、第1のスイッチング回路
12におけるオン時間の最大値を制限するためのもので
ある。言い換えると、デッド・タイム・コントローラ1
8は端子11の入力電圧が低下するなどして第1のスイ
ッチング回路12がオン状態を続けないようにするため
の手段である。
【0027】同様に、直流入力用の端子11に接続され
るのが図1の下に示されるスレーブ電源出力用の第2の
スイッチング回路19で、このスイッチング回路19は
上述と同様に、直流入力をスイッチングで交流にし、さ
らに直流に変換して電源用に出力する。なお、図1の右
下に示される20は、スレーブ電源出力用の端子で第2
のスイッチング回路19の直流出力に接続される。
【0028】また、後記するが、端子13のV1 はマス
タ電源出力の電圧で、トラッキングをかけることになる
第1の直流出力電圧とも云える。端子20のV2 は、ス
レーブ電源出力の電圧で、トラッキングがかけられるこ
とになる第2の直流出力電圧とも云える。
【0029】図1のほぼ中央に示される21は、第2の
誤差増幅手段であって、端子15の基準電圧信号を入力
すると共に、結合点Eからのトラッキング電圧VE 信号
を入力し、これらを比較してその誤差を増幅し、直流信
号を出力する。
【0030】結合点Eは、第1の抵抗手段R1 を介して
第1のスイッチング回路12の直流出力電圧V1 を結合
すると共に、第2の抵抗手段R2 を介して第2のスイッ
チング回路19の直流出力電圧V2 を結合し、さらに端
子22ならびに第3の抵抗手段R3 を介して或る任意の
固定電圧VC を結合して、トラッキング電圧VE を検出
する。
【0031】言い換えると、結合点Eは第2のスイッチ
ング回路のスレーブ出力電圧V2 、第1のスイッチング
回路のマスタ出力電圧V1 、任意の固定電圧VC を組み
合わせてトラッキング電圧VE を検出する結合手段とい
える。
【0032】同様に、23は第2のPWM制御式のコン
トローラで、発振手段14の信号出力と第2の誤差増幅
手段21の信号出力との組み合わせによってパルス出力
し、第2のスイッチング回路19をオンオフ制御する。
【0033】なお、同様に、デッド・タイム・コントロ
ーラ18は、直流のデッド・タイム信号を第2のPWM
制御式のコントローラ23に出力して、第2のスイッチ
ング回路19におけるオン時間の最大値を制限する。
【0034】上述の様になる本考案では、図1から明ら
かなように、第1のスイッチング回路12の直流出力電
圧V1 の変動あるいは可変に応じて、第2のスイッチン
グ回路19の直流出力電圧V2 が連動して変動あるいは
可変されることになる。言い換えると、第2の直流出力
電圧V2 は、第1の直流出力電圧V1 をトラッキングす
ることになる。
【0035】したがって、前にも述べたが、トラッキン
グをかけることになる第1の直流出力電圧V1 をマスタ
出力電圧V1 と称し、トラッキングがかけられることに
なる第2の直流出力電圧V2 をスレーブ出力電圧V2
称することができる。
【0036】なお、本実施例において、図1の様に結線
した場合、すなわち、第2の誤差増幅手段21、基準電
圧の端子15、マスタ出力電圧V1 の端子13、スレー
ブ出力電圧V2 の端子20、任意の固定電圧VC の端子
22、三個の抵抗手段R1 、R2 、R3 を用いて結線し
た場合、これらは電圧検出回路31を構成することにも
なる。
【0037】図1の実施例であるトラッキングタイプの
スイッチング電源装置における電圧検出回路31が、図
2に概略的にしめされる。なお、先にも述べたが、トラ
ッキング電圧VE は第1の抵抗手段R1 を介在したマス
タ出力電圧V1 と、第2の抵抗手段R2 を介在したスレ
ーブ出力電圧V2 と、第3の抵抗手段R3 を介在した任
意の固定電圧VC とで合成される。したがって、図2は
次式で表される。 (V1 −VE )/R1 =(VE −V2 )/R2 +(VE −VC )/R3 ・・・・ ( 1)
【0038】
【実施例1】この(1)式において、V1 =−V2 なら
ば、トラッキング・レギュレータICと同じ機能とな
る。すなわち、VC =2.5ボルト、VE =1.25ボ
ルト、R1 =R2 とすると、(1)式は、 2VE /R1 =(VC −VE )/R3 ・・・・ (2) となり、したがって、R1 :R2 :R3 =2:2:1と
なる。
【0039】このようにR1 、R2 、R3 を設定すれ
ば、V1 が変動しても、図3に示されるように、V1
−V2 となる。
【0040】
【実施例2】 前記(1)式において、V1 =−V2
10ならば、VC =2.5ボルト、VE =1.25ボル
ト、R1 =R2 とすると、(1)式は、 (10−2VE )/R1 =VE /R3 ・・・・ (3) となり、したがって、R1 :R2 :R3 =6:6:1と
なる。このようにR1 、R2 、R3 を設定すれば図3に
示される様に、V1 が変動しても、V1 =−V2+10
となる。
【0041】以上のように、R1 、R2 、R3 を任意に
設定することによりスレーブ出力電圧V2 を設定するこ
とができる。言い換えると、任意の一個の出力電圧に応
じて他の出力電圧を設定できることになる。すなわち、
他の出力電圧が任意の一個の出力電圧をトラッキングす
ることになる。
【0042】なお、これまでは図面にもとづいて本発明
の実施例を説明したが、さらに前記直流入力をスイッチ
ングで交流にし、さらに直流に変換して出力するスレー
ブ電源出力用の第3のスイッチング回路(図示省略)を
図1に接続するようにし、さらにこの第3スイッチング
回路のスレーブ出力電圧、前記第1スイッチング回路1
2のマスタ出力電圧V1 、固定電圧VC を組み合わせ
て、トラッキング電圧を検出する第2の結合手段(図示
略)を接続すると共に、この第2の結合手段のトラッキ
ング電圧と前記基準電圧とを比較してその誤差を増幅し
て信号出力する第3の誤差増幅手段(図示略)を接続
し、この第3の誤差増幅手段の信号出力と前記発振手段
の信号出力とを組み合わせて前記第3のスイッチング回
路をオンオフ制御するための第3のコントローラ(図示
略)を接続しても良いことは勿論である。
【0043】したがって、図示省略したが、さらに第4
以上の前記スイッチング回路を接続し、第3以上の前記
結合手段を接続すると共に第4以上の前記誤差増幅手段
を接続し、第4以上の前記コントローラを接続しても良
いことは勿論である。
【0044】
【発明の効果】以上のようになる本発明は、マスタ電源
電圧が変動する場合、マスタ電源電圧によってスレーブ
電源電圧が設定されているため、マスタ電源電圧が変動
しても、これに応じてスレーブ電源電圧もトラッキング
同期した出力電圧とすることができるため、言い換える
と、スイッチング電源装置がトラッキングの機能をもつ
ため、従来、スイッチング電源装置とトラッキング・レ
ギュレータICとで構成されていたものをトラッキング
式のスイッチング電源装置のみとすることができるとい
う大きな効果が得られ、省スペース化、低コスト化およ
び入力電圧の制約のない直流安定化電源装置が得られる
という利点がある。
【0045】さらには、本発明によると出力電源電圧の
検出を抵抗手段により行なっているため、これら抵抗値
を調整することによってマスタ、スレーブともに任意の
電源電圧に設定することができ、加えてスイッチング電
源装置をトラッキングタイプとするため、出力電力の制
限がなくなり、さらにマスタ電源電圧を調整することに
より、トラッキング効果によってスレーブ電源電圧も同
時に調整できることになり、スレーブ電圧の調整工程を
低減できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるトラッキング式スイッチング電源
装置の一実施例を示すブロック回路図である。
【図2】図1の実施例の要部を概略的に示す電気回路図
である。
【図3】同上実施例によるトラッキング出力特性を示す
グラフ図である。
【符号の説明】
11 直流入力用の端子 12 マスタ電源出力用の第1のスイッチング回路 13 マスタ電源出力用の端子 14 発振手段 15 基準電圧信号の入力端子 16 第1の誤差増幅手段 17 第1のPWM制御式のコントローラ 18 デッド・タイム・コントローラ 19 スレーブ電源出力用の第2のスイッチング回路 20 スレーブ電源出力用の端子 21 第2の誤差増幅手段 23 第2のPWM制御式のコントローラ E 結合点 R1 第1の抵抗手段 R2 第2の抵抗手段 R3 第3の抵抗手段 V1 マスタ電源出力の電圧、第1の直流電源出力の
電圧 V2 スレーブ電源出力の電圧、第2の直流電源出力
の電圧 VC 任意の固定電圧 VE トラッキング電圧 31 トラッキング検出回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02M 3/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流入力を、スイッチングで交流にし、
    さらに直流に変換して出力するマスタ電源出力用の第1
    のスイッチング回路と、 三角波などの波形信号を発振する手段と、 基準電圧と前記第1のスイッチング回路のマスタ出力電
    圧とを比較して、その誤差を増幅して信号出力する第1
    の誤差増幅手段と、 この第1の誤差増幅手段の信号出力と前記発振手段の信
    号出力とを組み合わて、前記第1のスイッチング回路を
    オンオフ制御するための第1のコントローラと、 前記
    直流入力を、スイッチングで交流にし、さらに直流に変
    換して出力するスレーブ電源出力用の第2のスイッチン
    グ回路と、 この第2のスイッチング回路のスレーブ出力電圧、前記
    第1のスイッチング回路のマスタ出力電圧、及び任意の
    固定電圧を組み合わせて、トラッキング電圧を検出する
    第1の結合手段と、 この第1の結合手段のトラッキング電圧と前記基準電圧
    とを比較して、その誤差を増幅して信号出力する第2の
    誤差増幅手段と、 この第2の誤差増幅手段の信号出力と前記発振手段の信
    号出力とを組み合わせて、前記第2のスイッチング回路
    をオンオフ制御するための第2のコントローラと、 を備えていることを特徴としたトラッキング式のスイッ
    チング電源装置。
  2. 【請求項2】 前記トラッキング電圧を検出する第1の
    結合手段が、第1の抵抗手段を介して前記第1のスイッ
    チング回路のマスタ出力電圧を結合すると共に、第2の
    抵抗手段を介して前記第2のスイッチング回路のスレー
    ブ出力電圧を結合し、さらに第3の抵抗手段を介して前
    記固定電圧を結合したことを特徴とする前記請求項1に
    記載のスイッチング電源装置。
  3. 【請求項3】 前記直流入力を、スイッチングで交流に
    し、さらに直流に変換して出力するスレーブ電源出力用
    の第3のスイッチング回路と、この第3のスイッチング
    回路のスレーブ出力電圧、前記第1のスイッチング回路
    のマスタ出力電圧、固定電圧を組み合わせて、トラッキ
    ング電圧を検出する第2の結合手段と、この第2の結合
    手段のトラッキング電圧と前記基準電圧とを比較して、
    その誤差を増幅して信号出力する第3の誤差増幅手段
    と、この第3の誤差増幅手段の信号出力と前記発振手段
    の信号出力とを組み合わせて、前記第3のスイッチング
    回路をオンオフ制御するための第3のコントローラと、
    を備えていることを特徴とした前記請求項1に記載のス
    イッチング電源装置。
  4. 【請求項4】 前記トラッキング電圧を検出する第2の
    結合手段が、第4の抵抗手段を介して前記第1のスイッ
    チング回路のマスタ出力電圧を結合すると共に、第5の
    抵抗手段を介して前記第3のスイッチング回路のスレー
    ブ出力電圧を結合し、さらに第6の抵抗手段を介して固
    定電圧を結合したことを特徴とする前記請求項3に記載
    のスイッチング電源装置。
  5. 【請求項5】 第4以上の前記スイッチング回路と、第
    3以上の前記結合手段と、第4以上の前記誤差増幅手段
    と、第4以上の前記コントローラと、を備えていること
    を特徴とした前記請求項3に記載のスイッチング電源装
    置。
  6. 【請求項6】 前記トラッキング電圧を検出する第3以
    上の前記結合手段がそれぞれ、抵抗手段を介して前記第
    1のスイッチング回路のマスタ出力電圧を結合すると共
    に、別の抵抗手段を介して前記第4以上のスイッチング
    回路のスレーブ出力電圧を結合し、さらに別の抵抗手段
    を介して固定電圧を結合したことを特徴とする前記請求
    項5に記載のスイッチング電源装置。
JP23614295A 1995-08-22 1995-08-22 トラッキング式のスイッチング電源装置 Expired - Fee Related JP3231979B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23614295A JP3231979B2 (ja) 1995-08-22 1995-08-22 トラッキング式のスイッチング電源装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23614295A JP3231979B2 (ja) 1995-08-22 1995-08-22 トラッキング式のスイッチング電源装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0965646A JPH0965646A (ja) 1997-03-07
JP3231979B2 true JP3231979B2 (ja) 2001-11-26

Family

ID=16996389

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23614295A Expired - Fee Related JP3231979B2 (ja) 1995-08-22 1995-08-22 トラッキング式のスイッチング電源装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3231979B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5169415B2 (ja) * 2008-04-11 2013-03-27 株式会社リコー 電源装置および電源装置の出力電圧変更方法
JP5759710B2 (ja) 2010-12-08 2015-08-05 東芝テック株式会社 静電容量性アクチュエータの駆動装置
JP2019106679A (ja) * 2017-12-14 2019-06-27 オンキヨー株式会社 増幅装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0965646A (ja) 1997-03-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102441768B1 (ko) 에너지 리사이클 능력을 구비한 구동 회로
JP2004520754A (ja) オンデマンド型の電源ブーストを持つ増幅器システム
JP2002514378A (ja) 高効率電力変換装置
JP2003009515A (ja) 電源システム
US20040189266A1 (en) Power supply apparatus and control circuit therefor
EP3836394A1 (en) Method of driving circuit with energy recycle capability
US9735678B2 (en) Voltage converters with asymmetric gate voltages
JP3231979B2 (ja) トラッキング式のスイッチング電源装置
JPH11178329A (ja) 電流モードスイッチング変換器
JP2000156970A (ja) スイッチング電源回路
JP3323998B2 (ja) 電源装置
JP2737452B2 (ja) 電源システム
JP2005168229A (ja) 電源供給装置
JPH10127049A (ja) インターリーブ方式スイッチングコンバータ
JPH04592Y2 (ja)
JPH0993929A (ja) 並列冗長電源システム
JPH06233530A (ja) 負荷電流の検出を利用したdc/dcコンバータの可変ゲイン電圧制御系
JP3279173B2 (ja) ソフトスタート制御装置
JP2859022B2 (ja) 電源制御システム
JPH0950006A (ja) 液晶駆動用電源装置
JP3426824B2 (ja) 増幅回路
JP2002238251A (ja) 電源回路
JPH07202590A (ja) リニア−pwmハイブリッド増幅器
JPH0775470B2 (ja) スイッチング電源装置の制御回路
JP2855759B2 (ja) 並列運転電源制御回路

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20010821

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080914

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080914

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090914

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100914

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110914

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees