JPH10127049A - インターリーブ方式スイッチングコンバータ - Google Patents
インターリーブ方式スイッチングコンバータInfo
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- JPH10127049A JPH10127049A JP27442096A JP27442096A JPH10127049A JP H10127049 A JPH10127049 A JP H10127049A JP 27442096 A JP27442096 A JP 27442096A JP 27442096 A JP27442096 A JP 27442096A JP H10127049 A JPH10127049 A JP H10127049A
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Abstract
イッチング手段を交互にオンオフするインターリーブ方
式スイッチングコンバータに関するものであり、簡易な
制御方式としたインターリーブ方式スイッチングコンバ
ータを提供するものである。 【解決手段】 第1のスイッチング手段12を駆動する
第1の制御駆動回路14と、その出力の立ち上がりに同
期して第1及び第2のコンデンサ41と42を交互に充
放電する充放電回路40と、各コンデンサの電圧を比較
し両電圧差の反転に同期して第2のスイッチング手段2
2を駆動する第2の制御駆動回路24とから構成するこ
とにより、第2の制御駆動回路24は第1の制御駆動回
路14の出力の立ち上がりに依存して駆動することにな
り、制御方式の簡素化が図れるものである。
Description
されるスイッチングコンバータを並列接続し、各スイッ
チングコンバータのスイッチング手段を順次オンオフす
るインターリーブ方式スイッチングコンバータに関す
る。
ータは、例えば特開昭61−288780号公報や特開
平1−231661号公報、特開平1−270769号
公報等に開示されているように、2台のスイッチングコ
ンバータであれば180度、N台であれば360/N度
の位相差をもって各スイッチングコンバータのスイッチ
ング手段をオンオフさせることにより、入出力電流のリ
ップルを軽減させるものである。
ッチングコンバータとして、2台の昇圧型スイッチング
コンバータ(以後、昇圧コンバータと略称する)で構成
したインターリーブ方式スイッチングコンバータの回路
構成を図12に示し、その各部動作波形を図13に示
す。
出力コンデンサ、3は負荷である。10は第1の昇圧コ
ンバータであり、第1のチョーク11、第1のスイッチ
ング手段12、第1のダイオード13、第1の電流検出
回路15、第1のPWM回路16から構成される。20
は第2の昇圧コンバータであり、第2のチョーク21、
第2のスイッチング手段22、第2のダイオード23、
第2の電流検出回路25、第2のPWM回路26から構
成される。30は電圧検出回路、50はクロック回路、
51は分周回路である。
と、入力直流電源1の電圧は第1のスイッチング手段1
2がオンの時に第1のチョーク11に印加され、第2の
スイッチング手段22がオンの時に第2のチョーク21
に印加され、各チョーク11,21に励磁電流が流れ
る。第1のスイッチング手段12がオフすると入力直流
電源1から第1のチョーク11、第1のダイオード13
を通して電流が流れ、第1のチョーク11を消磁する。
第2のスイッチング手段22がオフすると入力直流電源
1から第2のチョーク21、第2のダイオード23を通
して電流が流れ、第2のチョーク21を消磁する。
負荷3へ供給される出力直流電圧を検出し、基準電圧と
比較増幅した電圧誤差信号Veを第1及び第2のPWM
回路16,26へ出力する。
kを受電する分周回路51は、図13(a)〜(c)に
示すようにこれを分周して第1及び第2のクロック信号
Vck1,Vck2をそれぞれ第1及び第2のPWM回
路16,26へ出力する。第1及び第2の電流検出回路
15,25はそれぞれ第1及び第2のスイッチング手段
12,22の電流を検出して、図13(f),(g)に
示すように第1及び第2の電流信号Vi1,Vi2をそ
れぞれ第1及び第2のPWM回路16,26へ出力す
る。第1及び第2のPWM回路16,26はクロック信
号Vck1,Vck2を受電すると、それぞれ第1及び
第2のスイッチング手段12,22をオンするととも
に、電圧信号Veと第1及び第2の電流信号Vi1,V
i2を比較して、電流信号が電圧信号Veに達するとス
イッチング手段をオフする駆動信号Vdr1,Vdr2
を図13(d),(e)に示すように発生する。
ると低下し、低下すると上昇するので、出力直流電圧が
安定化するように各スイッチング手段12,22のデュ
ーティ比が制御される。以上のような動作により、第1
の昇圧コンバータ10の入力電流Ii1、第2の昇圧コ
ンバータ20の入力電流Ii2、入力電流Ii=Ii1
+Ii2は図13(h)〜(j)のようになり、第1の
昇圧コンバータ10の出力コンデンサへの充電電流Id
1、第2の昇圧コンバータ20の出力コンデンサへの充
電電流Id2、Ic=Id1+Id2は図13(k)〜
(m)のようになり、その脈流成分は1台のスイッチン
グコンバータでまかなう場合の半分で済むものである。
ーブ方式スイッチングコンバータは、クロック回路5
0、分周回路51を必要とするとともに、出力直流電圧
も安定化させる必要があるため、制御系が複雑になると
いう課題を有するとともに、スイッチング周波数も当然
固定する必要があるものであった。
位相差を有し、さらにスイッチング周波数の変動するよ
うなスイッチングコンバータにも適用できるインターリ
ーブ方式スイッチングコンバータの提供を目的とするも
のである。
に、本発明のインターリーブ方式スイッチングコンバー
タは、少なくとも第1のスイッチング手段と所定のデュ
ーティ比を有する第1の駆動信号を出力して前記第1の
スイッチング手段を駆動する第1の制御駆動回路を有す
る第1のスイッチングコンバータと、前記第1のスイッ
チングコンバータと並列に接続された少なくとも第2の
スイッチング手段と所定のオン期間を有する第2の駆動
信号を出力して前記第2のスイッチング手段を駆動する
第2の制御駆動回路を有する第2のスイッチングコンバ
ータと、第1及び第2のコンデンサと、前記第1の駆動
信号の立ち上がりに同期して前記第1のコンデンサを繰
り返し充放電するとともに前記第1のコンデンサを充電
する時は前記第2のコンデンサを放電し、前記第1のコ
ンデンサを放電する時は前記第2のコンデンサを充電す
る充放電回路とから構成され、前記第2の制御駆動回路
は、前記第1及び第2のコンデンサの電圧を比較し、両
電圧差の反転に同期して第2の駆動信号を出力する機能
を有するものであり、上記第1の駆動信号に同期して充
放電を行う充放電回路とこの充放電回路に依存して駆動
する第2の制御駆動回路によって極めて簡易な制御方式
のインターリーブ方式スイッチングコンバータを実現し
たものである。
は、少なくとも第1のスイッチング手段と所定のデュー
ティ比を有する第1の駆動信号を出力して前記第1のス
イッチング手段を駆動する第1の制御駆動回路を有する
第1のスイッチングコンバータと、前記第1のスイッチ
ングコンバータと並列に接続された少なくとも第2のス
イッチング手段と所定のオン期間を有する第2の駆動信
号を出力して前記第2のスイッチング手段を駆動する第
2の制御駆動回路を有する第2のスイッチングコンバー
タと、第1及び第2のコンデンサと、前記第1の駆動信
号の立ち上がりに同期して前記第1のコンデンサを繰り
返し充放電するとともに前記第1のコンデンサを充電す
る時は前記第2のコンデンサを放電し、前記第1のコン
デンサを放電する時は前記第2のコンデンサを充電する
充放電回路とから構成され、前記第2の制御駆動回路の
出力は、前記第1及び第2のコンデンサの電圧を比較
し、両電圧差の反転に同期して行われるものであり、上
記第1の駆動信号に同期して充放電を行う充放電回路と
この充放電回路に依存して駆動する第2の制御駆動回路
を設け、上記充放電回路の充放電電流を適宜選択するこ
とによって、極めて簡易な制御方式のインターリーブ方
式スイッチングコンバータとすることができるものであ
る。
1及び第2のコンデンサが、放電時において両電圧差の
反転検出から充電開始までの期間内に、零電圧又は零電
圧近くまで放電されるものであり、入出力条件の変動に
伴うスイッチング周期の変動に対し、各コンデンサが必
ず零電位近辺から充電されるので、第1及び第2のコン
デンサの充放電バランスを速やかに取るという作用を有
するものである。
1から図11により説明する。 (実施の形態1)図1は本発明のインターリーブ方式ス
イッチングコンバータとして、2台の昇圧コンバータで
構成した一実施の形態のインターリーブ方式スイッチン
グコンバータの回路構成図であり、その各部動作波形を
図2に示す。図1において、1は入力直流電源、2は出
力コンデンサ、3は負荷である。10は第1の昇圧コン
バータであり、第1のチョーク11、第1のスイッチン
グ手段12、第1のダイオード13、第1の制御駆動回
路14、第1の電流検出回路15から構成される。第1
の電流検出回路15は第1のスイッチング手段12の電
流を検出し、第1の電流信号Vi1を出力する。
のチョーク21、第2のスイッチング手段22、第2の
ダイオード23、第2の制御駆動回路24、第2の電流
検出回路25から構成される。第2の電流検出回路25
は第2のスイッチング手段22の電流を検出し、第2の
電流信号Vi2を出力する。
サ2から負荷3へ供給される出力直流電圧を検出し、基
準電圧と比較増幅した電圧信号Veを出力する。第1の
制御駆動回路14は、第1の電流信号Vi1と電圧信号
Veを受電し、所定の周期とデューティ比を有する第1
の駆動信号Vdr1を出力する。第1のスイッチング手
段12は第1の駆動信号Vdr1を受電してオンオフす
る。
サ、42は第2のコンデンサである。充放電回路40
は、第1の駆動信号Vdr1を受電し、その立ち上がり
に同期して第1及び第2のコンデンサ41,42を所定
の電流で充放電する。第1のコンデンサ41が放電され
ている時は第2のコンデンサ42を充電し、第1のコン
デンサ41を充電している時は第2のコンデンサ42を
放電する。第2の制御駆動回路24は第1のコンデンサ
41の電圧Vc1と第2のコンデンサ42の電圧Vc
2、第2の電流信号Vi2、電圧信号Veを受電し、V
c1とVc2が交差する時点で立ち上がり、所定のオン
期間を有する第2の駆動信号Vdr2を出力する。第2
のスイッチング手段22は第2の駆動信号Vdr2を受
電してオンオフする。
式スイッチングコンバータについて、図2も加えてより
詳細な動作について説明する。図2(a)は第1の制御
駆動回路14から出力される第1の駆動信号Vdr1で
ある。Vdr1が立ち上がると第1のスイッチング手段
12がオンし、第1のチョーク11に励磁電流が流れ
る。この電流を第1の電流検出手段15が検出して、図
2(d)のような第1の電流信号Vi1を出力する。V
i1は電圧信号Veと比較されて、Vi1がVeを越え
るとVdr1は立ち下がり、第1のスイッチング手段1
2はオフする。
ーは出力へ放出され、図2(i)のように消磁電流Id
1が第1のダイオード13を流れる。従って第1のスイ
ッチングコンバータ10の入力電流Ii1は図2(f)
のようになる。
1,42の電圧Vc1,Vc2である。第1の駆動信号
Vdr1を受電した充放電回路40によって、Vdr1
の立ち上がりに同期して各々充放電される。
回路24は、図2(c)のように両者の交差時点で第2
の駆動信号Vdr2を立ち上げる。Vdr2を受電した
第2のスイッチング手段22はオンし、第2のチョーク
21に励磁電流が流れる。この電流を第2の電流検出手
段25が検出して、図2(e)のような第2の電流信号
Vi2を出力する。Vi2は電圧信号Veと比較され
て、Vi2がVeを越えるとVdr2は立ち下がり、第
2のスイッチング手段22はオフする。
ーは出力へ放出され、図2(j)のように消磁電流Id
2が第2のダイオード23を流れる。従って第2の昇圧
コンバータ20の入力電流Ii2は図2(g)のように
なる。電圧信号Veは出力直流電圧が上昇すると低下
し、低下すると上昇するので出力直流電圧が安定化する
ように各スイッチング手段12,22のデューティ比が
制御される。第1及び第2のコンデンサ41,42の充
放電電流が等しい定電流であるとすると、第1の駆動信
号Vdr1の立ち上がりから半スイッチング周期遅れた
時点でVc1とVc2は交差する。
0,20は、半スイッチング周期の位相差を有するイン
ターリーブ方式スイッチングコンバータを構成する。こ
のコンバータの入力電流IiはIi1+Ii2であるか
ら図2(h)のようになり、出力コンデンサ2への充電
電流IcはId1+Id2であるから図2(k)のよう
になる。
路24のより具体的な回路構成例を示す。図3におい
て、400は制御回路用バイアス電源であり、通常チョ
ークなどに別巻線を設けてコンバータ動作中に発生する
電圧を整流平滑して得る。401はD形フリップフロッ
プ、402〜405は抵抗、406〜411はダイオー
ド、412〜415はトランジスタ、416、417は
充放電電流を制御する抵抗であり、以上の部品で充放電
回路40を構成する。241はコンパレータ、242は
インバータ、243はEX−OR回路で、その出力を反
転している。244はコンパレータ、245はRSフリ
ップフロップで、以上の部品で第2の制御駆動回路24
を構成している。
動作を図4を用いて以下に説明する。
る。これをCK端子で受電したD形フリップフロップ4
01は、図4(b)及び図4(c)のようにVdr1の
立ち上がりに同期して反転する信号V1及びV2を出力
する。
のオンオフの状態を示す。V1:H、V2:Lの時、P
NPトランジスタ412とNPNトランジスタ415は
オフ、NPNトランジスタ413とPNPトランジスタ
414がオンしているので、第1のコンデンサ41は放
電、第2のコンデンサ42は充電され、逆にV1:L、
V2:Hの時は第1のコンデンサ41は充電、第2のコ
ンデンサ42は放電される。
抗416と417の抵抗値をR、ダイオード406〜4
11の順方向電圧降下とトランジスタ412〜415の
ベース・エミッタ電圧が等しくVdであるとすると、充
放電電流はVd/Rの定電流となる。コンパレータ24
1は第1及び第2のコンデンサ41,42の電圧Vc
1,Vc2を入力され、図4(f)のように両電圧の交
差時点で反転する信号V3を出力する。
は信号V3を入力され、図4(g)のようにV3の反転
に同期したワンショットパルスV4を出力する。RSフ
リップフロップ245はワンショットパルスV4をセッ
ト端子に入力され、これに同期してその出力即ち第2の
駆動信号Vdr2を立ち上げる。一方、リセット端子に
は、図4(h),(i)のように第2の電流信号Vi2
と電圧信号Veとを比較したコンパレータ244の出力
V5が入力され、図4(j)のようにVdr2をV5に
同期して立ち下げる。
1及び第2のコンデンサ41,42の電圧が浮いている
と、入出力条件の急変などでスイッチング周期が急変す
るような場合、図5のように充放電のバランスが偏って
しまうことがある。このような問題を解決するには、第
1及び第2のコンデンサ41,42の充放電において充
電電流より放電電流を若干多く設定すればよい。このよ
うにすれば過渡的にバランスを崩すことはあっても、い
ずれ放電終了時のコンデンサの電圧は零電圧近辺に落ち
着く。
ので、Vdr2が立ち上がるまでの遅れ時間を補正する
ことができる。
42の充放電において、充電電流より放電電流を多く設
定することを積極的に利用すれば、半スイッチング周期
内の任意の遅れ時間で第2の駆動信号を立ち上げること
が可能である。この様子を図6に示す。
ャパシタンスをC、スイッチング周期をTs、充電電流
をIchとすると、充電時の第1のコンデンサ電圧Vc
1は、Vc1=Ich・t/C、充電終了時の電圧Vc
hは、Vch=Ich・Ts/Cで表される。一方、放
電電流をA・Ich(A>1)とすると、放電時の第2
のコンデンサの電圧Vc2は、Vc2=Ich・Ts/
C−A・Ich・t/C=(Ts−A・t)・Ich/
Cとなる。交差時点は、Vc1=Vc2より、t=Ts
/(1+A)となる。即ち、遅れ時間Tdをスイッチン
グ周期の1/(1+A)にできる。
リーブ方式スイッチングコンバータの他の実施の形態の
回路構成図、図8及び図9は各部動作波形図を示す。図
7において、図1と異なるのは、第1のチョーク11に
リセット検出巻線111が施されている点である。
電する第1の制御駆動回路14は、第1のダイオード1
3が消磁電流を流し終えてオフすることによる第1のチ
ョーク11の電圧反転を検出し、第1の駆動信号Vdr
1を立ち上げる機能を有する。
ード動作をする。臨界モードでは、ダイオードリカバリ
ーノイズが発生しないという長所があるが、入出力リッ
プル電流が大きいという短所と、入力電圧が高いほど、
また出力電流が小さいほどスイッチング周波数が高くな
るという特性がある。
変動しても、スイッチング周期の所定の割合の時間だけ
遅れて第2の昇圧コンバータが動作できることを図8と
図9を用いて説明する。
r1である。Vdr1が立ち上がると第1のスイッチン
グ手段12がオンし、第1のチョーク11にゼロから直
線的に増加する励磁電流が流れる。この電流を第1の電
流検出手段15が検出し、第1の制御駆動回路14によ
って電圧信号Veと比較され、所定値に達するとVdr
1は立ち下がり、第1のスイッチング手段12はオフす
る。第1のチョーク11に蓄えられたエネルギーは出力
へ放出され、図8(f)のように消磁電流Id1が第1
のダイオード13を流れる。
ク11の電圧が反転すると、この電圧反転をリセット検
出巻線111を介して検出した第1の制御駆動回路14
は再び第1の駆動信号Vdr1を立ち上げ、上記動作を
繰り返す。
電流Ii1は図8(d)のようになる。図8(b)は第
1及び第2のコンデンサ41,42の電圧Vc1,Vc
2である。第1の駆動信号Vdr1を受電した充放電回
路40によって、Vdr1の立ち上がりに同期して各々
充放電される。Vc1とVc2を受電した第2の制御駆
動回路24は、図8(c)のように両者の交差時点で第
2の駆動信号Vdr2を立ち上げる。Vdr2を受電し
た第2のスイッチング手段22はオンし、第2のチョー
ク21にゼロから直線的に増加する励磁電流が流れる。
この電流を第2の電流検出手段25が検出して、第2の
制御駆動回路24によって電圧信号Veと比較される。
が所定値になるとVdr2は立ち下がり、第2のスイッ
チング手段22はオフする。第2のチョーク21に蓄え
られたエネルギーは出力へ放出され、図8(f)のよう
に消磁電流Id2が第2のダイオード23を流れる。第
2のチョーク21のインダクタンスを第1のチョーク1
1のインダクタンスと等しいかそれ以下に設定しておけ
ば、第2のチョーク21に蓄えられるエネルギーは第1
のチョーク11に蓄えられるエネルギーと等しいかそれ
以下となるので、再びVdr2が立ち上がる時には第2
のチョーク21に蓄えられたエネルギーは出力へ放出さ
れ終わっている。従って第2の昇圧コンバータ20の入
力電流Ii2は図8(d)のようになる。
放電電流が充電電流より放電電流が若干多い定電流であ
るとすると、第1の駆動信号Vdr1の立ち上がりから
約半スイッチング周期遅れた時点で、Vc1とVc2は
交差する。即ち第1及び第2の昇圧コンバータ10,2
0は、半スイッチング周期の位相差を有するインターリ
ーブ方式スイッチングコンバータを構成する。このコン
バータの入力電流IiはIil+Ii2であるから図8
(e)のようになり、出力コンデンサ2への充電電流I
cはId1+Id2であるから図8(g)のようにな
る。
くなった条件での各部動作波形を示す。スイッチング周
期が短くなるが、図9(b)のように第1及び第2のコ
ンデンサ41,42の充放電電圧Vc1,Vc2の振幅
が小さくなり、それらの交差時点はやはりスイッチング
周期のほぼ半分に落ち着いている。
ッチング周期の変動するようなスイッチングコンバータ
に対しても、そのスイッチング周期の所定の割合の時間
だけ遅れて第2のスイッチングコンバータが動作でき
る。
ーリーブ方式スイッチングコンバータの一実施の形態の
要部である充放電回路と第2の制御駆動回路の回路構成
であり、図11はその各部動作波形図である。図10は
図3の回路に、D形フリップフロップ401の出力V1
とコンパレータ241の出力V3を入力されるAND回
路418とNOR回路419、抵抗420と421、第
1のコンデンサ41を急速放電するトランジスタ422
とダイオード423、第2のコンデンサ42を急速放電
するトランジスタ424とダイオード425が急速に放
電する手段として付加されたものである。
成要素400、402〜417、242〜245は省略
した。以下に図11を用いて動作を説明する。
ある。これをCK端子で受電したD形フリップフロップ
401は、図11(b)のようにVdr1の立ち上がり
に同期して反転する信号V1を出力する。第1及び第2
のコンデンサ41,42は信号V1に基づき、充放電さ
れることは図3の回路と同様である。図11(d)は図
11(c)に示す第1及び第2のコンデンサ41,42
の電圧Vc1,Vc2を受電するコンパレータ241の
出力V3であり、信号V3に基づき、図11(g)のよ
うに第2のドライブ信号Vdr2が得られることも図3
の回路と同様である。
ND回路418の出力信号V6、図11(f)はV1と
V3を入力されたNOR回路の出力信号V7である。信
号V6によって駆動されたトランジスタ422は、放電
状態にあったVc1がVc2を下回った後、充電を開始
されるまでの期間第1のコンデンサ41を零電位近辺ま
で急速放電する。
ジスタ424は、放電状態にあったVc2がVc1を下
回った後、充電を開始されるまでの期間第2のコンデン
サ42を零電位近辺まで急速放電する。
の差異はないが、入出力条件の変動に伴うスイッチング
周期の変動に対し、各コンデンサが必ず零電位近辺から
充電されるので、第1及び第2のコンデンサ41,42
の充放電バランスが速やかに取れる。即ち第2の昇圧コ
ンバータ20の遅れ時間を過渡状態においても安定させ
ることができる。
ッチングコンバータに昇圧コンバータを用いて説明して
きたが、その他のスイッチングコンバータにも本発明が
適用できることは言うまでもあるまい。
御方式によるインターリーブ方式スイッチングコンバー
タが提供できるものである。
式スイッチングコンバータの回路構成図
の具体的な回路構成図
崩れた状態を説明する動作波形図
スイッチングコンバータの回路構成図
式スイッチングコンバータの要部である充放電回路と第
2の制御駆動回路の回路構成図
バータの回路構成図
Claims (2)
- 【請求項1】 少なくとも第1のスイッチング手段と所
定のデューティ比を有する第1の駆動信号を出力して前
記第1のスイッチング手段を駆動する第1の制御駆動回
路を有する第1のスイッチングコンバータと、前記第1
のスイッチングコンバータと並列に接続された少なくと
も第2のスイッチング手段と所定のオン期間を有する第
2の駆動信号を出力して前記第2のスイッチング手段を
駆動する第2の制御駆動回路を有する第2のスイッチン
グコンバータと、第1及び第2のコンデンサと、前記第
1の駆動信号の立ち上がりに同期して前記第1のコンデ
ンサを繰り返し充放電するとともに前記第1のコンデン
サを充電する時は前記第2のコンデンサを放電し、前記
第1のコンデンサを放電する時は前記第2のコンデンサ
を充電する充放電回路とから構成され、前記第2の制御
駆動回路の第2の駆動信号の出力は、前記第1及び第2
のコンデンサの電圧を比較し両電圧差の反転に同期して
行われるインターリーブ方式スイッチングコンバータ。 - 【請求項2】 第1、第2のコンデンサには、放電時に
おいて両電圧差の反転検出から充電開始までの期間内に
零電圧又は零電圧近くまで放電する手段を設けた請求項
1記載のインターリーブ方式スイッチングコンバータ。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27442096A JP3570113B2 (ja) | 1996-10-17 | 1996-10-17 | インターリーブ方式スイッチングコンバータ |
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