JPH07202590A - リニア−pwmハイブリッド増幅器 - Google Patents

リニア−pwmハイブリッド増幅器

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JPH07202590A
JPH07202590A JP5338284A JP33828493A JPH07202590A JP H07202590 A JPH07202590 A JP H07202590A JP 5338284 A JP5338284 A JP 5338284A JP 33828493 A JP33828493 A JP 33828493A JP H07202590 A JPH07202590 A JP H07202590A
Authority
JP
Japan
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pwm
linear
amplifier
voltage
power
Prior art date
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Pending
Application number
JP5338284A
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English (en)
Inventor
Tsuneo Kume
常生 久米
Toshio Matsumoto
敏雄 松本
Sumitoshi Sonoda
澄利 園田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yaskawa Electric Corp
Original Assignee
Yaskawa Electric Corp
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Publication date
Application filed by Yaskawa Electric Corp filed Critical Yaskawa Electric Corp
Priority to JP5338284A priority Critical patent/JPH07202590A/ja
Publication of JPH07202590A publication Critical patent/JPH07202590A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電力変換器において、PWM方式とリニア方
式のそれぞれの特徴を有効に結び付けて、低損失、高精
度、高応答性を向上させる。 【構成】 サーボモータ等を駆動する電力変換器におい
て、電圧の異なる2系統の電源15,16、13,14
を備え、低電圧側の電源13,14をリニア増幅器の正
側及び負側電源端子に接続し、高電圧側の電源15,1
6を前記リニア増幅器の出力素子の正側及び負側にそれ
ぞれ接続されたPWM用スイッチング素子1,2に接続
したリニア−PWMハイブリッド増幅器。 【効果】 電流指令等の入力電圧信号に応じてリニア増
幅器モードとPWM増幅器モードとを自動的に切り替え
ることにより、リニア方式の持つ高精度とPWM方式の
持つ高応答性とを兼ね備えたドライブシステムを構築す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サーボモータの駆動装
置やオーディオアンプのような高精度高応答で、かつ低
損失が要求される増幅器に関する。
【0002】
【従来の技術】高い応答性と高効率が要求されるサーボ
ドライブには、一般にPWM方式の電力変換回路(増幅
器)が用いられるが、極めて高度の位置決め精度や滑ら
かな運転が要求される場合には、PWMのキャリアに起
因するリップル電流や短絡防止のためのデッドタイムに
起因する不安定現象などにより十分な性能が得られない
ことがある。このような場合には、発生損失が大幅に増
大するという犠牲を払ってリニア形の増幅器を用いてい
る。一方、オーディオ用増幅器では、制御回路の簡易化
と音質重視の見地からリニア形の増幅器が一般的である
が、大規模の拡声装置ではPWM形(クラスD)の増幅
器を用いることもある。
【0003】図4は、従来から一般的なサーボドライブ
に用いているPWM形電力変換回路の構成図(1相分)
および出力波形である。基本動作がスイッチングである
ため高効率の変換回路であるが、波形からも分かるよう
に出力にリップルが生じるので、高精度制御の妨げにな
ることがある。また、素子のターンオフ遅れ時間によっ
て生じるP側の素子とN側の素子の同時点弧、すなわち
短絡現象を防止するために設けるデッドタイムのため不
安定現象を起こすことがある。
【0004】図5は、比較的小容量で高精度を要求され
る場合に用いられるリニア形増幅器の回路構成図であ
る。上記のようなリップル電流もデッドタイムも存在し
ないので高精度化には適しているものの、電源電圧と出
力電圧との差電圧が半導体素子に印加されるため、その
電圧と出力電流との積が損失となり発熱の原因となる。
特に、低出力電圧、大電流時に損失が大きくなる。両者
の長所を活用する方法として、図4と図5の双方を設け
ておき、運転条件によって切り替える方法が当然考えら
れるが、切り替えのタイミング等の問題で実用的でな
い。図5の回路のままで、大出力が必要な時に素子が飽
和するような高い入力電圧を加えてPWM動作をさせる
こともできるが、高精度が要求される低速時(低出力電
圧)、停止時の損失低減にはならない。
【0005】特開昭56−114407号公報には、共
通の入力電極と出力電極をもったプッシュプル動作する
一対の増幅素子と、前記入力電極に印加された信号に比
例した出力電圧を発生するPWM型可変電源と、同じく
前記入力電極に印加された信号に比例した出力電圧を発
生するリニア増幅型可変電源とを有し、これらの2つの
可変電源出力を相互に絶縁する手段を介して加算して前
記一対の増幅素子の電源電極に印加し、前記PWM型可
変電源の出力電圧を前記リニア増幅型可変電源の出力電
圧より高くした電力増幅器が記載されている。しかしな
がら、前記公報に記載された電力増幅器は、PWM型可
変電源とリニア増幅型可変電源が並列的に接続されてお
り、これらの電源を入力信号の周波数によって切り替え
ているために、周波数特性を向上させる効果はあるもの
の、di/dt(応答性)を改善することはできないと
いう問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決すべき課
題は、PWM方式とリニア方式のそれぞれの特徴を有効
に結び付けて、低損失、高精度、高応答性を向上させる
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明のリニア−PWMハイブリッド増幅器は、サ
ーボモータ等を駆動する電力変換器において、電圧の異
なる2系統の電源を備え、低電圧側の電源をリニア増幅
器の正側及び負側電源端子に接続し、高電圧側の電源を
前記リニア増幅器の出力素子の正側及び負側にそれぞれ
接続されたPWM用スイッチング素子に接続したもので
ある。
【0008】
【作用】サーボモータ等を駆動する電力変換器におい
て、比較的低電圧のリニア増幅器の正側・負側電源端子
に比較的高電圧のPWM用スイッチング素子を接続した
主回路構成にし、出力電圧が小さくてすむ低速運転時や
位置決め停止時にはリニア増幅器を作動させて高精度特
性を実現し、高応答制御や高速運転で高い出力電圧が必
要な場合は、PWM回路を作動させることにより、高精
度と高応答を同時に達成する。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例を参照しな
がら具体的に説明する。図1は本発明実施例の主回路構
成図である。トランジスタ1,2、ダイオード5,6,
9,10はリニア増幅器を構成している。このリニア増
幅器は、比較的低い電圧P1 ,N1 を持った電源13,
14から逆流防止ダイオード11,12を介して給電さ
れ、入力INとほぼ同一の電位が出力OUTに現れ、負
荷器17に電流を供給する電圧増幅率1の電流増幅器で
ある。電源電圧が低いのでリニア増幅器としては低損失
ですむ。トランジスタ3,4およびダイオード7,8は
PWM用のスイッチング回路である。このスイッチング
回路は、比較的高い電圧P2 ,N2 を持った電源15,
16から給電されている。いま、トランジスタ1が十分
に飽和した状態でトランジスタ3を駆動すると、出力端
子には電源13と15の電圧の和であるP2 が現れる。
また、同様にトランジスタ2が十分に飽和している状態
でトランジスタ4を駆動すると、出力端子にはN2 が得
られる。これらの2つの状態を交互に繰り返すことによ
りPWM制御を行うことができる。ダイオード5,7お
よび6,8は、誘導性の負荷の場合に遅れ電流を流すた
めのものである。
【0010】図2(a)は、図1の回路を作動させるた
めの制御ブロック図で、電流フィードバック制御を行う
例である。電流指令値iref と電流検出器27で検出し
た実電流ifbとを比較器28で比較し、その差を電流増
幅器21で増幅し電圧指令値として図1の回路に入力す
る電流フィードバックループを形成している。PWMの
パルス発生回路22は図2(b)のような特性を持って
おり、入力電圧の大きさが電源電圧P1 またはN1 以下
であれば出力が出ないようになっている。したがってP
1 とN1 との間であればPWM回路は作動せずリニア増
幅器として働く。入力電圧の大きさがP1 またはN1
超えると、正または負のパルス電圧が出力され、トラン
ジスタ3または4を駆動しPWM増幅器としての動作を
行う。この際、リニア増幅器用トランジスタ1,2の飽
和が解けるのを防ぐために、加算器23にパルス信号を
加える。図3は電源電圧に対してPWM動作とリニア動
作との関係を示したものである。すなわち、低い電圧P
1 〜N1 の間では本増幅器はリニア動作し、それより高
い電圧P2 〜P1 ,N2 〜N1 の間ではPWM動作をす
る。このようにして、比較的低い入力電圧ではリニア増
幅器で微細制御が行われ、大入力に対しては、PWM増
幅器による高応答制御が行われる。
【0011】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、電流
指令等の入力電圧信号に応じてリニア増幅器モードとP
WM増幅器モードとを自動的に切り替えることにより、
リニア方式の持つ高精度とPWM方式の持つ高応答性と
を兼ね備えたドライブシステムを構築することができ
る。また、全範囲リニア方式にする場合に比べて、低損
失、高効率になり、小型化、低コスト化、省エネルギ化
を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を示す回路図である。
【図2】 (a)は図1の回路を作動させるための制御
ブロック図である。(b)はPWMのパルス発生回路の
特性図である。
【図3】 電源電圧に対するPWM動作とリニア動作と
の関係を示した説明図である。
【図4】 一般的なPWM型電力変換器の回路図であ
る。
【図5】 一般的なリニア型増幅器の回路図である。
【符号の説明】
1〜4 トランジスタ、5〜10 ダイオード、11,
12 逆流防止ダイオード、13〜16 電源、17
負荷器、21 電流増幅器、22 パルス発生回路、2
7 電流検出器、28 比較器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーボモータ等を駆動する電力変換器に
    おいて、電圧の異なる2系統の電源を備え、低電圧側の
    電源をリニア増幅器の正側及び負側電源端子に接続し、
    高電圧側の電源を前記リニア増幅器の出力素子の正側及
    び負側にそれぞれ接続されたPWM用スイッチング素子
    に接続したことを特徴とするリニア−PWMハイブリッ
    ド増幅器。
JP5338284A 1993-12-28 1993-12-28 リニア−pwmハイブリッド増幅器 Pending JPH07202590A (ja)

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JP5338284A JPH07202590A (ja) 1993-12-28 1993-12-28 リニア−pwmハイブリッド増幅器

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JPH07202590A true JPH07202590A (ja) 1995-08-04

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ID=18316683

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JP5338284A Pending JPH07202590A (ja) 1993-12-28 1993-12-28 リニア−pwmハイブリッド増幅器

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6392484B1 (en) 2000-07-31 2002-05-21 Nikon Corporation Amplifier with combined pulsed energy output and linear type output
JP2008199887A (ja) * 2007-02-14 2008-08-28 Honeywell Internatl Inc 効率的な広いダイナミックレンジのコイル駆動用のシステムおよび方法
KR100865609B1 (ko) * 2001-05-30 2008-10-27 가부시키가이샤 히타치세이사쿠쇼 자기디스크 기억장치

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