JPH0459147B2 - - Google Patents

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JPH0459147B2
JPH0459147B2 JP2208931A JP20893190A JPH0459147B2 JP H0459147 B2 JPH0459147 B2 JP H0459147B2 JP 2208931 A JP2208931 A JP 2208931A JP 20893190 A JP20893190 A JP 20893190A JP H0459147 B2 JPH0459147 B2 JP H0459147B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
ink tank
vent hole
present
tank
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP2208931A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0373355A (ja
Inventor
Haruhiko Koto
Junichi Okada
Hiroshi Ishii
Kenji Sawada
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
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Publication of JPH0373355A publication Critical patent/JPH0373355A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はインクジエツトプリンタ用のインクタ
ンクに関し、詳しくは、インクタンク内部とイン
クタンク外部とを連通させて、インクタンク内部
圧力を大気圧に保つように設けられている通気孔
の構造に関する。
(従来の技術) インクジエツトプリンタにおいて、安定して印
字を行うためには、ノズル内のメニスカスを一定
に保つ必要があり、そのためにインクタンク内の
圧力を一定に保つことが要求される。従来これを
実現させるために、第1図に示すように、インク
タンク1のインク液面よりも上方に通気孔3を設
け、インクタンク1内部の圧力を大気圧に保つ方
法がとられていた。
(発明が解決しようとする課題) しかしインクタンクの移動またはインクの補充
等の際に、インクが通気孔内に一旦流入すると、
表面張力により通気孔を塞いで滞留してしまいイ
ンクタンク内部と外部とを遮断してしまう。その
状態で印字を続けるとインクタンク内のインクは
消費され、インクタンク内の圧力は大気圧に比べ
負圧になり、やがてノズルより空気を吸い込み印
字不能となる。また、通気孔が塞がれた状態で温
度変化が生じると、インクタンク内の圧力は急激
に上昇または下降し、ノズルからインクが流出し
てしまう。その結果、噴射不安定になり、ノズル
先端より気泡が侵入し、印字不能となるという課
題があつた。
そこで本発明は、このような課題を解決するも
ので、その目的とするところは、インクタンクに
設けられた通気孔が、インクタンクの移動やイン
クの補充の際に、インクにより塞がれることを防
ぎ、インクタンク内部の圧力を大気圧に保つこと
にあり、良好な印字を得ることにある。
(発明が解決するための手段) 本発明のインクタンクは、インク液面よりも上
方に通気孔を有するインクタンクにおいて、前記
通気孔がテーパ形状を有していることを特徴とす
る。
(実施例) 本発明の実施例を第2図、第3図を用いて説明
する。
第2図は、本発明のインクタンクの断面図であ
る。1はインクタンクで、加工性がよく、耐薬品
性のある材料として、ポリサルフオン、ポリエー
テルサルフオン等の樹脂が用いられる。2はイン
ク供給路で、図示されないインク噴射ヘツドに連
結している。3は通気孔で、インクタンク1に設
けられており、孔にテーパ角を付けている。孔径
a、テーパ角θともに大きくとればインクは通気
孔3に溜りにくくなるが、通気孔3からのインク
のこぼれ落ちや、蒸発が大きくなるため、 a=0.5〜5mmφ、θ=60〜160degの範囲にあ
れば十分である。4は消泡剤のコーテイング層
で、テーパ状の通気孔3の内面に塗られている。
消泡剤としては、HLB値が5以下の非イオン系
界面活性剤、例えばソルビタンセスキオレエート
等のソルビタン脂肪酸エステル類や各種のポリプ
ロピレングリコール系界面活性剤、多価アルコー
ルと脂肪酸の部分エステル、プロピレンオキサイ
ドとエチレンオキサイドのブロツクポリマー型の
高分子界面活性剤、高級アルコール、シリコーン
系消泡剤、アセチレングリコール、アセチレンア
ルコール等がある。通気孔3にコーテイングする
時消泡剤を単一に塗布するだけでもよいが、通気
孔3を構成する部材を溶かす溶剤に消泡剤を溶解
もしくは分散させて、コーテイングすると耐久性
が向上する。具体的には、通気孔3を構成する部
材がポリサルフオン樹脂の場合、トリエチレング
リコールモノメチルエーテルに、アセチレングリ
コール系消泡剤であるサーフイノール104(APCI
社製)を30wt%程度溶解させる通気孔3のテー
パ内面に塗布し、70℃で乾燥させると堅牢な消泡
剤のコーテイング層ができる。また、シリコーン
系消泡剤では、KM68、KM71、KM72等のKM
シリーズの消泡剤(信越シリコーン製)を通気孔
3のテーパ内面に塗布し、乾燥させるとコーテイ
ング膜ができる。
第2図において、通気孔3はインク液面の上方
にあり、インクタンク1は通気孔3で大気に開放
されている。ここで、インクタンク1の移動、イ
ンク補充の際に、インクが通気孔3に付着し、イ
ンクの表面張力により通気孔3を塞ぐ。しかし、
通気孔3がテーパ角を有しているため、インクが
滞留することなく広がり通気孔を大気に開放し、
インクタンク1内は直ちに大気圧状態に戻る。こ
のため、ノズルは常に安定であり、印字も良好で
ある。尚、インクタンク1の通気孔3は、未使用
時にはインクの蒸発を防ぐため、キヤツプされる
ようになつている。
第3図は、本発明の別の実施例であり、上述し
た第2図の実施例とは、通気孔3が逆テーパ状で
ある点が異なる。機能は第2図の実施例と同様で
あるが、第2図の実施例と比較して、外部にイン
クがこぼれにくく、未使用時のキヤツプのカバー
面積が小さくてすむという利点がある。
(発明の効果) 以上の如く、本発明によれば、インクタンクの
通気孔がテーパ形状を有しているため、インクタ
ンクの移動やインクの補充の際に、インクが通気
孔に滞留することがなく、常に通気孔が大気に開
放され、インクタンク内部の圧力変動がないた
め、安定した印字を得ることができるという効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のインクタンクの断面図。第2図
は本発明のインクタンク実施例の断面図。第3図
は本発明のインクタンクの別の実施例の断面図。 1……インクタンク、3……通気孔。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 インク液面よりも上方に通気孔を有するイン
    クタンクにおいて、 前記通気孔が、インクが滞留しないようなテー
    パ形状を有していることを特徴とするインクタン
    ク。
JP20893190A 1990-08-07 1990-08-07 インクタンク Granted JPH0373355A (ja)

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JPH0373355A JPH0373355A (ja) 1991-03-28
JPH0459147B2 true JPH0459147B2 (ja) 1992-09-21

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Families Citing this family (3)

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CA2310181C (en) 1999-05-31 2004-06-22 Canon Kabushiki Kaisha Ink tank, ink-jet cartridge, ink-supplying apparatus, ink-jet printing apparatus and method for supplying ink
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JPS6044354A (ja) * 1983-08-23 1985-03-09 Seiko Epson Corp インクジェットプリンタ用のタンク

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JPH0373355A (ja) 1991-03-28

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