JPH0457945A - 弾性トリコット布帛 - Google Patents

弾性トリコット布帛

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Publication number
JPH0457945A
JPH0457945A JP16656390A JP16656390A JPH0457945A JP H0457945 A JPH0457945 A JP H0457945A JP 16656390 A JP16656390 A JP 16656390A JP 16656390 A JP16656390 A JP 16656390A JP H0457945 A JPH0457945 A JP H0457945A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fabric
fibers
polyurethane
elastic
modulus
Prior art date
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Pending
Application number
JP16656390A
Other languages
English (en)
Inventor
Kaoru Kosonoi
小薗井 薫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP16656390A priority Critical patent/JPH0457945A/ja
Publication of JPH0457945A publication Critical patent/JPH0457945A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、特定性能を有する弾性トリコット布帛に関す
るものである。より詳しくはポリウレタン繊維と、ポリ
アミド繊維とからなるスポーツウェア、インナーウェア
等に最適な、弾性トリコット布帛に関するものである。
〔従来の技術〕
従来より、ポリウレタン繊維を使用した弾性トリコット
布帛は、そのすぐれた伸張回復性、サボト性のため、身
体を覆い、保持する用途ばかりでなく、運動する際の身
体の振動を防止し、不要な疲労を防ぐ意味で、スポーツ
ウェア、インナーウェア等身体に密着した用途に多く使
用されている。
従来よりこれらの用途に適した弾性トリコット布帛とし
てはナイロン、ポリエステル等の繊維とポリウレタン繊
維とを、各々1枚づつ2枚のオサに用いたいわゆるハー
フ組繊のトリコット布帛が多く使われている。
近年になって、スポーツウェア、インナーウェア等に対
する要求が高度化する傾向があり、風合とともに伸張回
復性等が重要なファクターとなっている。
本分野で使用される弾性トリコット布帛は、ポリウレタ
ン繊維、交編相手としてポリアミド繊維が多用されるが
、これはポリアミド繊維の有する優れた染色性と風合い
、ポリウレタン繊維の伸張回復性が評価されているため
である。
前者の弾性トリコット布帛の風合を更に改良するには、
ヤング率が比較的小さいポリアミド繊維を用いることが
好ましいが、(特公昭61−18657号公報など)こ
の場合風合いは好ましいものの1、以下に示すような短
所がある。
即ち、上記した従来からの一般のハーフ組繊では、ヤン
グ率の小さいポリアミド繊維を用いて得られた弾性トリ
コット布帛は、ヤング率の大きいポリアミド繊維を用い
た場合よりも伸張回復性が劣る場合が多い、そのため、
この布帛を用いた製品を着用した場合に、膝、肱等の運
動量の大きい部位において歪が残るいわゆる「原波け」
現象が発生し、風合いは好ましいもののファツシヨン性
の観点から問題視されるようになった。
また、このヤング率の小さいポリアミド繊維を用いた弾
性トリコット布帛は生地端でのカール現象が大きい傾向
があり、このためカッティング、縫製等の生産工程での
効率を著しく低下させることが多かった。
弾性トリコット布帛の伸張回復性を改良するには、モデ
ュラスが小さく、伸度の大きい、ポリウレタン繊維を用
いることが好ましいが、これにも往復のパワーのとくに
復パワーが必然的に小さくなり、これが上記と同様に生
地の「原波け」現象の原因となるという問題があった。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は前記したヤング率の小さいポリアミド繊維を使
用した弾性トリコット布帛の、カール、原波は等の問題
点を改良し、スポーツウェア、インナーウェア等に最適
な弾性トリコット布帛を提供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者は、上記の問題点を改良するため鋭意研究した
結果、従来、トリコットa機の1枚のオサだけに使用さ
れているポリウレタン繊維を、バック及びミドルの双方
2枚以上のオサに用いてループを形成させることによっ
て特異な効果が得られることを見出し、本発明に到達し
た。
すなわち、ポリアミド繊維とポリウレタン繊維とからな
る弾性トリコント布帛において、該ポリアミド繊維のヤ
ング率が200〜300kg/mm2のものを用い、該
ポリウレタン繊維が2mみのポリウレタン繊維を用い、
しかも2組のポリウレタン繊維がそれぞれ異なるループ
構造の組織で繻み込まれることを特徴とする弾性トリコ
ット布帛、である。
本発明に用いるポリアミド繊維はフロントのオサに用い
る0本発明に用いるポリアミド繊維の例は、いわゆるナ
イロン6、ナイロン66等のフィラメント糸で特に限定
するものではないが、染色堅牢度の点からはナイロン6
6が特に好ましい。
本発明に用いるポリアミド繊維は、ヤング率が少さいポ
リアミド繊維であり、200〜300kg/−のフィラ
メント糸である。
フィラメント糸の太さは、10〜70デニールのものが
好ましく、特に好ましくは20〜50デニールのもので
ある。フィラメント数、断面形状等は特に限定されない
この様なポリアミド繊維は、通常、例えば、熔融ナイロ
ン6ポリマーを徐冷しつつノズルより押出し、スチーミ
ング処理して低速度で巻取り、得られた未延伸糸を低い
延伸比で延伸する。このようにして得られた延伸糸を、
15%程度のオーバー巻取をすることによって得られる
本発明に用いるポリウレタン繊維は、ポリエーテル系ま
たは、ポリエステル系のポリウレタン繊維が用いられる
。水着等の塩素に触れる可能性のある分野では、ポリエ
ステル系のポリウレタン繊維、またはポリエーテル系の
ポリウレタンに適当な金属化合物等の添加剤を加えるこ
とにより耐塩素性を向上させた物が好ましく、またそれ
以外のスポーツウェア、インナーウェア等では、ポリエ
ーテル系のものが使用される事が多い、しかし本願発明
においてはとくに使用するポリウレタン繊維は制限され
ない。
本発明に用いる2組のポリウレタン繊維は、それぞれ異
なったループ構造組織で編み込まれなくてはならず、同
じ組織に編み込まれては、本発明の効果が発揮できない
さらにそれぞれの組で形成させるポリウレタン繊維のル
ープは、ループ構造をしていれば閉じ目だけ、開き目だ
け及び両者の混合のいづれでもよい。
本発明の弾性トリコット布帛の製造は3枚8以上のオサ
をもつトリコント編機を用いる。
また、ポリウレタン繊維を通したオサの振り方向は異っ
ていることが好ましい。
3枚以上のオサのトリコント編機で編成する際、バック
及びミドルのオサでポリウレタン繊維のほか綿等の他の
繊維を挿入する事もできる。
また、本発明では、オサにポリウレタン繊維を糸通しす
るに際し、例えばガイド1本おきに糸を通すいわゆる「
糸抜き」をしてもよく、すべてのオサのガイドに糸を通
す、いわゆる「フルセット」でもよいが、本発明の効果
を最大に発揮するためには、「フルセット」であること
が好ましい。
本発明ではトリコント編機のゲージは特に限定しないが
18〜40ゲ一ジ/インチのものが好ましい。
〔実施例〕
以下に本発明を実施例をもって説明する。
なお、性能評価は次のごとく行った。「膝抜け」現象は
、JIS L 1061−1987に準する(A法)に
定められている「バギング性」を経方向で評価した。
また、カール性は、生地を100■X100■の大きさ
に切取り、20℃80%RHの雰囲気に、1時間放置し
、生地の端がカールにより平面から持ち上がったり、巻
いた時、生地端での接線が、平面となす角度(第3図の
λ)で表わす。
実施例工 3枚のオサを持つ28ゲージのトリコント編機を用い、
フロントのオサに40デニール13フイラメントでヤン
グ率220kg/−のナイロン66繊維を、ミドル、バ
ックのオサに40デニールのポリエーテル系ポリウレタ
ン繊維を使用して、ミドル、バックの組織は第1図に示
すように互に異なるものとして、弾性トリコット布帛を
編成した。
この得られた布帛を、通常一般に用いられている方法に
準じて、スチームリラックス、乾熱セット、液流染色、
仕上セットの工程を通して加工した。
比較例1 比較例1として、2枚のオサを使用し、フロントのオサ
には実施例1で使用したポリアミド、繊維を、バックの
オサに実施例1で使用した同じポリウレタン繊維を、第
4図の組織で編成し、実施例1と同様の方法で加工仕上
をした。
比較例2 比較例2として、比較例10バツクのオサに実施例1に
使用したポリウレタン繊維を2本ひきそろえて使用した
ほかは、比較例1と同様にして生地を得た。
これらの得られた布帛を上記の各方法で評価した。その
結果は第1表に示すごとく、カール性、バギング性、と
もに本発明の弾性トリコット布帛が優れている事が判る
(以下余白) 第   1   表 実施例2 実施例1におけるフロントのオサの糸を50デニール1
7フイラメントのヤング率280kg/−のナイロン6
6繊維を使用し、ミドル1のオサには、30デニールの
、またミドル2のオサには20デニールのポリエーテル
系ポリウレタン繊維をそれぞれ第2図のように、異なる
組織で用い、バックには綿糸80番手車糸を第2図に示
すように挿入して弾性トリコット布帛を得た。
この得られた布帛を実施例1と同じ方法で染色仕上を行
なった。
比較例3 実施例2における、ミドルlのポリウレタン織維を使用
せずに編成し、実施例2と同様にして染色仕上を施した
。これらの得られた布帛の性能を評価した。その結果を
第2表に示す。
第   2   表 本発明の弾性トリコット布帛は、比較例に比べ作業効率
を特に害する、小さい面積で回数多く巻(いわゆる「強
い部分カール」が大きく改良されることが分かる。
カールは生地がカッティング工程をへて縫製され、製品
となるまでの生産者サイドの効率に太き(影響を与える
ため、極めて重要なファクターである。
また、本発明の弾性トリコット布帛は、通常のものに比
べ、バギング性がほぼ1/2に減する。
〔発明の効果〕
本発明の弾性トリコット布帛は、いわゆる「強い部分カ
ール」が大きく改良され、生地がカッティング工程をへ
て縫製され、製品となるまで作業効率を特に害すること
がなく取扱性がよい。
また、従来からの通常のものに比べ、バギング性がほぼ
1/2に減する。
【図面の簡単な説明】
第1.2図は本発明の組織図の1例を示し、第3図はカ
ール性の角度の測定方法を示す模式図である。第4図は
、従来の一般の弾性トリコット布帛の組織図を示す。 1−・−・フロント、  2−−−−−・ミドル(1)
、3・−−−−−ミドル(2)、   4−・・バック
、5−・−布帛試料 特許出願人  旭化成工業株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、ポリアミド繊維とポリウレタン繊維とからなる弾性
    トリコット布帛において、該ポリアミド繊維のヤング率
    が200〜300kg/mm^2のものを用い、該ポリ
    ウレタン繊維を2組用い、しかも該2組のポリウレタン
    繊維が、それぞれ異なるループ構造の組織で編み込まれ
    ることを特徴とする、弾性トリコット布帛。
JP16656390A 1990-06-27 1990-06-27 弾性トリコット布帛 Pending JPH0457945A (ja)

Priority Applications (1)

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JP16656390A JPH0457945A (ja) 1990-06-27 1990-06-27 弾性トリコット布帛

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JP (1) JPH0457945A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05339855A (ja) * 1992-06-10 1993-12-21 Urabe Kk 伸縮性経編地およびその製造方法
JP2021046660A (ja) * 2016-06-03 2021-03-25 エムピーユーエスエー,エルエルシー 湿潤活性化冷却布地

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