JPH045717Y2 - - Google Patents

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JPH045717Y2
JPH045717Y2 JP6030286U JP6030286U JPH045717Y2 JP H045717 Y2 JPH045717 Y2 JP H045717Y2 JP 6030286 U JP6030286 U JP 6030286U JP 6030286 U JP6030286 U JP 6030286U JP H045717 Y2 JPH045717 Y2 JP H045717Y2
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gas
valve
pressure
hydraulic oil
control
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はガス焚きデイーゼル機関のガス噴射弁
装置に関する。
〔従来の技術〕
第4〜5図は従来形のガス噴射弁の異なつた面
による縦断面図である。
ガス噴射弁はノズル1と本体2を固定する袋ナ
ツト3とその内部で作動する針弁4、突き棒5、
圧縮ばね6及びばね力調整用ナツト7により構成
されている。ノズル1は針弁4との摺動部との間
にガス溜り21と作動油溜り22とシール油溜り
23が設けられ、さらにそれぞれの溜り21,2
2,23はノズル側の連通孔31,32,33及
び本体側の連通孔41,42,43により外部と
連通している。ガス溜り21は外部から燃料ガス
が供給されており、針弁4が後述のように作動油
圧によりその座29から離れた時に燃料ガスが噴
口30からエンジン燃焼室内に噴射される。作動
油溜り22は外部からの作動油が作用する部分で
針弁4はこの部分より上部の断面積が大きく形成
されている。針弁4に働く作動油の圧力が、押し
棒5を介して針弁4を座29に押し付けているば
ね6の力より強くなると、針弁4は押し上げられ
ガスを燃焼室に供給する。高圧の作動油発生装置
としては通常デイーゼル機関に用いられる燃料噴
射ポンプが利用される。シール油溜り23はガス
溜り21と作動油溜り22の中間部に設けられ、
燃料ガスが作動油系統に浸入することのないよう
にシール油圧をガス圧以上の圧力が印加されてい
る。ガス噴射弁には前述のとおり運転中は常時ガ
ス溜り21に加圧された燃料ガスが供給されてい
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが針弁4がステイツクし正常に着座しな
くなつた時には、燃料ガスはその供給圧で常時噴
口から垂れ流しの状態となり、掃排気行程で流出
したガスは排気ガスと共に外部に排出され又圧縮
期間に筒内に入つた燃料ガスはクランクケースに
洩れ出たり、筒内で燃焼する場合にはプレイグニ
ツシヨンやノツクの原因となる。これを防止する
ためには針弁の挙動を常時監視したり、排ガス中
の可燃ガスを検知し、燃焼状態を常時監視する必
要があるが、何れも装置が大がかりとなるうえ、
あらゆる運転状態に応じて正常と異常の識別を明
確にしておくことなど困難な問題が多い。また別
にガス供給ラインを遮断する装置を必要とするこ
とは勿論である。
本考案の目的は、前記従来装置の問題点を解消
し、針弁がステイツクしたときに発生する危険を
自動的にガス供給ラインを閉止することで未然に
防止するガス噴射弁装置を提供するにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案のガス噴射弁装置は、ガス供給ラインに
ガス遮断弁を設け、作動油圧により毎行程毎に該
ラインを開閉する構造とする。
〔作用〕
針弁がステイツクしたときにはガスを自動的に
遮断し危険を防止する。
〔実施例〕
以下第1〜3図を参照して本考案の一実施例に
ついて説明する。
第1図は本考案に係るガス噴射弁装置の縦断面
図、第2図はガス遮断弁の詳細図、第3図は運転
中における遮断弁の作動説明図、第4,5図は従
来形ガス噴射弁の構造図である。
図で1はノズル、2は本体、3は袋ナツト、4
は針弁、5は突き棒、6はばね、7は噴射圧調整
用ナツトでこれらの噴射弁そのものは従来のもの
と全く同様である。しかし実施例ではガス供給ラ
イン61の上流側にガス遮断弁80が設置され、
この遮断弁にはガス噴射弁から分岐された作動油
圧ラインが連結されている。
次にガス遮断弁80を第2図を参照し詳細に説
明する。該遮断弁はガス入口部101、遮断弁本
体102、作動油入口部103、遮断弁コントロ
ール部104より構成されている。遮断弁本体1
02の内部通路122内にはガス閉止弁110の
ステムがスライドし、且つその頭部111はガス
圧と圧縮ばね113によりテーパ状の座105に
押し付けられるように取り付けられている。又ガ
ス閉止弁110の反ばね側にはガス閉止弁を開く
ための作動油ピストン130が遮断弁本体102
のストツパ106とコントロール油圧入口部10
3間をスライドできる様に挿入されている。この
作動油ピストン130には摺動部にガスとコント
ロール油圧とのシールを行うシールリング133
が取り付けられ、又ガス通路側にはガス閉止弁1
11を押し上げるための突起部131を有してい
る。遮断弁本体102にはガス出口通路123を
持ち又通路139はコントロールピストン135
が摺動する部屋に連通している。コントロールピ
ストン135は圧縮ばね138と作動油圧により
押し上げられているが、コントロールピストン1
35の他端はガス供給ライン60より分岐し、途
中に弁150を介して遮断弁コントロール部10
4に連結されている。コントロールピストン13
5の外周部には溝136が切られており、上方よ
りのガス圧が下方よりのコントロールピストン1
35に働くばね力と弁内部122側の圧力とに打
勝つて下に押し下げられた時には、作動油圧は通
路140を経て外部141に開放される構成とな
つている。
次にこれらの作用について第3図を参照して説
明する。
図においてaは針弁4を駆動するための作動油
圧力、bは針弁リフト、cは閉止弁110のリフ
ト、dはガス弁内部のガス圧力を示しており運転
中の時間的変化をあらわしている。
先ずエンジンが静止しており開閉弁150を閉
じられているときは、ばね力によりコントロール
ピストン135は上方の位置にあり溝136と通
路140との連絡が断たれている。この状態でエ
ンジンをスタートする。閉止弁110の作動圧p2
は針弁の作動圧p1より低く設定しておく。次にエ
ンジンをスタートし、弁150を開きコントロー
ルピストン135の上部にガス圧を印加する。運
転時には作動油圧の上昇により先ずガス閉止弁1
10が開き、次に針弁4がリフトする。針弁4の
リフトによりガスが燃焼室内に噴出し、ガス圧は
多少低下するが針弁4の着座によりガス圧は間も
なく回復する。閉止弁110は引続き閉じており
供給ラインからの補給はなくなるが、針弁4の着
座が完全であればガス洩れはなく通路122部の
圧力低下はなくガス噴射は引続き継続される。
ところが針弁5がステイツクしたりシートが損
傷して針弁の着座が不完全となると、通路122
部の圧力が第3図dの破線のように低下し、この
ためコントロールピストン135が下降し溝13
6が通路140,141と連通する。従つて次の
作動行程で作動油を加圧しても、この連通した通
路140,141をへて圧力が抜けてしまうため
作動油ピストン130は作動せず、従つて閉止弁
110は閉されたままでガスは完全に遮断され安
全は確保される。
なお本例ではコントロールピストン135を介
して作動油系統のラインの一部を低圧部に開放す
る方法をとつているが、通常の電気的な圧力スイ
ツチや圧力センサにより閉止弁110前後の差圧
により作動油系統を開放するような弁装置を用い
てもよい。
〔考案の効果〕
本考案は前記のとおり構成したので、針弁がス
テイツクした時に発生する危険をガス供給ライン
を自動的に閉止して未然に防止するので安全運転
を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るガス噴射装置の縦断面
図、第2図はガス遮断面の詳細図、第3図は運転
中のガス遮断弁の作動説明図、第4〜5図はガス
噴射弁のそれぞれ異なる面による縦断面図であ
る。 4……針弁、18……作動油溜り、21……ガ
ス溜り、23……シール油溜り、42,62,1
40……コントロール油路、110……ガス閉止
弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 作動油溜りに送油される作動油の圧力とばね力
    との差圧により開閉してガス燃料を噴射せしめる
    針弁とを備えたガス噴射弁において、前記作動油
    溜りに連通されるコントロール油路と、該コント
    ロール油路からのコントロール油圧の変化により
    前記ガス噴射弁へのガス通路を開閉するガス閉止
    弁と、前記ガス閉止弁前後のガス差圧により前記
    コントロール油路140と大気141との間の通
    路を開閉する手段とを備えたことを特徴とするガ
    ス噴射弁装置。
JP6030286U 1986-04-23 1986-04-23 Expired JPH045717Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP6030286U JPH045717Y2 (ja) 1986-04-23 1986-04-23

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JP6030286U JPH045717Y2 (ja) 1986-04-23 1986-04-23

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JPS62173546U JPS62173546U (ja) 1987-11-04
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DK177530B1 (da) * 2012-02-22 2013-09-08 Iop Marine As Fremgangsmåde til afprøvning af en gas shut-down ventil samt et anlæg til udøvelse af fremgangsmåden

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JPS62173546U (ja) 1987-11-04

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