JPH039301B2 - - Google Patents

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JPH039301B2
JPH039301B2 JP60029110A JP2911085A JPH039301B2 JP H039301 B2 JPH039301 B2 JP H039301B2 JP 60029110 A JP60029110 A JP 60029110A JP 2911085 A JP2911085 A JP 2911085A JP H039301 B2 JPH039301 B2 JP H039301B2
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JP
Japan
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valve
needle valve
pressure
injection
gas
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Tadahiro Ozu
Nobuyoshi Nakayama
Tatsuo Fujii
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Priority to US06/814,723 priority patent/US4687136A/en
Priority to DE8686101844T priority patent/DE3663281D1/de
Priority to EP86101844A priority patent/EP0192194B1/en
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Publication of JPH039301B2 publication Critical patent/JPH039301B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M47/00Fuel-injection apparatus operated cyclically with fuel-injection valves actuated by fluid pressure
    • F02M47/04Fuel-injection apparatus operated cyclically with fuel-injection valves actuated by fluid pressure using fluid, other than fuel, for injection-valve actuation
    • F02M47/046Fluid pressure acting on injection-valve in the period of injection to open it

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明はガス焚き機関用のガス噴射弁に関す
るものであつて、特に針弁にステイツクが生じた
ような場合にも確実に噴射ガス通路を遮断するこ
とのできる、安全性の高いガス噴射弁に係る。
(従来の技術) 従来よりガス焚き機関用のガス噴射弁としては
種々の構造のものが提案され、また実用化されて
いる。例えばその具体例としては、1983年の第15
回国際燃焼機関会議パリ大会の講演集、第1202頁
第9図に記載されたガス噴射弁を挙げることがで
きる。このガス噴射弁は、第5図に示すように、
噴射弁本体に針弁52を摺動自在に保持し、この
針弁52の移動によつて、弁本体に穿設された噴
射ガスの通路53と、ノズル54に設けた噴出孔
55との間を連通、遮断する構造のものである。
この場合、上記針弁52はバネ56によつて常に
下方へ、すなわち上記通路53を閉じる方向へと
付勢されている。そして上記針弁52にはピスト
ン部57が形成され、このピストン部57が圧力
室58内へと導出されている。すなわち、作動油
が、弁本体に穿設された作動油用の流路59から
上記圧力室58へと導入された際に、この圧力で
ピストン部57を押圧して、上記バネ56の力に
抗して針弁52を移動させ、上記噴射ガスの通路
53を開いて、噴射孔55から噴射ガスを噴射し
得るようなされている訳である。
(発明が解決しようとする問題点) ところで上記のようなガス噴射弁において、異
物のかみ込みや弁の変形が生じて、針弁52がス
テイツクしたような場合には、上記ガス通路53
と噴出孔55との間は連通したままの状態に維持
され、針弁52によつてガス通路53を閉止する
ことが不可能となる。この結果、噴射ガス(例え
ば圧力200〜300Kg/cm2)は燃焼室内(例えば最高
圧力100〜140Kg/cm2)へと連続的に放出されるこ
とになり、そのため異常燃焼を生じたり、あるい
は連続的に噴出した噴射ガスが未然のまま排気管
あるいは給気管に流れガス爆発を生じたりする危
険性がある。また上記バネ56が損傷した場合に
も、上記と同様に未然ガスが連続的に噴出して爆
発を生ずる危険性がある。
この発明は上記の欠点を解決するためになされ
たものであつて、その目的は、上記のように異物
のかみ込みや弁の変形が生じて針弁がステイツク
するような事態に至つた際やバネが損傷した場合
でも、確実にガス遮断部を閉止して得て、上記の
ような危険性を回避し得る、安全性の高いガス噴
射弁を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) そこでこの発明のガス噴射弁においては、実施
例に対応する第1図に示すように、噴射弁本体1
内に噴射ガスを導入するための第1噴射ガス通路
2と、この第1噴射ガス通路2に連通すると共
に、さらに燃焼室6へと連通する第2噴射ガス通
路3と、弁本体1内で摺動して上記第1噴射ガス
通路2と第2噴射ガス通路3との間を開閉する第
1針弁7と、上記第2噴射ガス通路3と燃焼室6
との間を開閉する第2針弁8とを設けてある。そ
して上記第1針弁7には、該針弁7を閉方向に付
勢するための付勢手段、例えば該針弁7のピスト
ン部11を下方へと押圧するための第1圧力室1
5と、この第1針弁7を開方向へと駆動する作動
油系統、例えば作動油通路18及び第2圧力室1
6を設けてある。また第2針弁8においても、該
針弁8を閉方向に付勢するための付勢手段、例え
ばスプリング19と、該針弁8を開方向へと駆動
する作動油系統、例えば作動油通路18及び圧力
室20とを設けてある。すなわち、第2針弁8
を、作動油圧の上昇で開弁させると共に、作動油
圧の低下時に上記付勢手段19でもつて閉弁させ
るべく構成している。さらに上記第1針弁7にお
いては、その先端部が、該針弁7の閉状態におい
て上記第2噴射ガス通路3内に位置すべく配置
し、定常運転時には上記上昇した作動油圧と上記
第2噴射ガス通路3のガス圧とによる開弁力が上
記付勢手段15による閉弁力よりも大きくなり、
かつ作動油圧の低下時には作動油圧とガス圧とに
よる開弁力よりも付勢手段15による閉弁力が大
きくなるよう構成する。そして第2針弁8にステ
イツク等が生じて第2噴射ガス通路3のガス圧が
定常時よりも低下した時には、上記上昇した作動
油圧とガス圧とによる開弁力よりも上記付勢手段
15による閉弁力が大きくなるように構成してい
る。
(作用) 上記のように第1針弁7の先端部が上記第2噴
射ガス通路3内に配置されているため、この第1
針弁7は、第2噴射ガス通路3内のガスによつて
開方向へと押圧されていることになる。したがつ
て、正常運転時においては、上記第1針弁7は第
1図に示すように、上記第2噴射ガス通路3内の
ガスによる力F3と、作動油系統たる第2圧力室
16からの力F2との和(F2+F3)によつて開方
向へと押圧され、第2圧力室16内の圧力が上昇
すると、開方向への押圧力(F2+F3)が付勢手
段15による閉弁力F1よりも大きくなつて開弁
し、また第2圧力室16内の圧力が低下すると付
勢手段15の閉弁力によつて閉弁する。
一方上記第2針弁8にステイツクが生じて、該
針弁8の閉止が不能となつた場合、上記第2噴射
ガス通路3は燃焼室6と常時連通することにな
り、そのため第2噴射ガス通路3内のガス圧力は
大幅に低下することになる。この結果、上記第1
針弁7においては、該針弁7を開方向へと駆動す
る力(F2+F3)のうち、第2噴射ガス通路3内
のガスによる力F3が大幅に低下することになる
訳で、そのため第1針弁7は正常状態のままの作
動油系統からの力F2では付勢手段15による閉
弁力F1に打勝つて開弁し得なくなり、燃焼室6
への燃料ガスの供給が遮断される。
(実施例) 次にこの発明のガス噴射弁の具体的な実施例に
ついて、図面を参照しつつ詳細に説明する。
第1図及び第2図に第1実施例を示すが、第1
図において、1はガス噴射弁本体を示しており、
この本体1には、該本体1内に噴射ガスを導入す
るための第1噴射ガス通路2と、この第1噴射ガ
ス通路2に連通する第2噴射ガス通路3とがそれ
ぞれ穿設されている。この第2噴射ガス通路3
は、さらにノズル室4へと連通し、ノズル室4か
ら噴出孔5を通つて、燃焼室6へと噴射ガスを噴
出し得るようなされている。また上記噴射ガス本
体1内には、2つの針弁、すなわち上側に位置す
る第1針弁7と、それよりも下側に位置する第2
針弁8とがそれぞれ摺動自在に配置されている
が、上記第1針弁7は上記第1噴射ガス通路2と
第2噴射ガス通路3との間を連通、遮断するため
のものであり、また上記第2針弁8は、上記第2
噴射ガス通路3のノズル室4との間を連通、遮断
するためのものである。なお上記各針弁7,8は
いずれも、その先端部を、本体1側に設けたシー
ト部9,10に当接させることによつて上記各部
の遮断を行い、これとは逆に各先端部をシート部
9,10から離反させることによつて上記各部を
連通させる構造のものである。そして上記第1及
び第2針弁7,8はその上部にピストン部11,
12をそれぞれ有しており、各ピストン部11,
12は、弁本体1内に穿設された摺動室13,1
4内に摺動自在に配置されている。上記第1針弁
7の収納された摺動室13は、その上部が第1圧
力室15と、またその下部が第2圧力室16とな
されており、上記第1圧力室15には流路17を
介して圧油が導入され、また上記第2圧力室16
には作動油通路18を介して作動油が導入されて
いる。つまり、第2圧力室16内の作動油の圧力
を上昇させることによつてピストン部11を押圧
し、第1針弁7を上方へと移動させて上記第1噴
射ガス通路2を第2噴射ガス通路3へと連通さ
せ、これとは逆に第2圧力室16内の作動油の圧
力を低下させた際に、第1圧力室15内の圧油に
よつて第1針弁7を下降させ、上記第1噴射ガス
通路2と第2噴射ガス通路3とを遮断し得るよう
にしてあるのである。また上記第2針弁8の収納
された摺動室14においては、摺動室14の底面
とピストン部12上部との間にスプリング19が
介設され、一方摺動室14の下部には、上記作動
油通路18と連通する圧力室20が形成されてい
る。つまり、この第2針弁8の圧力室20の作動
油圧力を上昇させることによつて、針弁8を上方
へと移動させて上記第2噴射ガス通路3をノズル
室4へと連通させ、一方圧力室20の作動油圧力
を低下させることにより、上記スプリング19の
力で針弁8を下降させ、上記両部3,4を遮断し
得るようなされている訳である。なお21は上記
各圧力室16,20からの作動油の返流ラインで
あつて、該ライン21にはリリーフ弁22が介設
されている。
上記ガス噴射弁は正常な状態においては以下の
ように作動する。まず第1針弁7に対して作用す
る力としては、第1圧力室15内の圧油による下
向きの力F1、第2圧力室16内の作動油による
上向きの力F2、第2噴射ガス通路3内の噴射ガ
スから針弁7の先端部に作用する上向きの力F3
があるが、まず作動油の圧力が低い場合には、 F1>F2+F3 となつており、第1針弁7は下方へと押圧されて
閉状態となつている。また第2針弁8に作用する
力としては、同様に、スプリング19による下向
きの力F4、圧力室20の作動油による上向きの
力F5、ノズル室4内のガスから針弁8の先端部
に作用する上向きの力F6があるが、作動油圧力
の低い場合には、 F4>F5+F6 となつており、第2針弁8も下方へと押圧され、
閉状態となつている。
そして上記作動油通路18内の作動油圧力が上
昇すると、第2図に示すように、まず第1針弁7
においては、第2圧力室16内からの力F2が大
となり、 F1<F2+F3 となつて、第1針弁7は開状態となる。他方、第
2針弁8においては、 F4>F5+F6 の関係にあり、第2針弁8は依然として閉状態に
存する。
そしてその後、第2図のように作動油圧力がさ
らに上昇すると第2針弁8においても、 F4<F5+F6 となつて、該第2針弁8が開状態となり、ガスは
第1噴射ガス通路2、第2噴射ガス通路3及びノ
ズル室4を経て、噴出孔5を通つて、燃焼室6へ
と噴出されるに至る。またその後、作動油圧力が
さらに上昇し、リリーフ弁22の啓開圧力に達し
た場合には、リリーフ弁22が開弁し、作動油が
返流ライン21から開放され、作動油圧力はそれ
以上は上昇しなくなる。
一方上記の状態から作動油の圧力が低下する
と、上記とは逆に、まず最初に第2針弁8が閉状
態となり、これよりさらに作動油の圧力が低下し
た状態において、第1針弁7が閉じられることに
なる。
上記のような作動を繰り返すことによつて、燃
焼ガスを燃焼室6へと周期的に噴出し得る訳であ
るが、上記において特に留意する点は、第1針弁
7が閉状態に存する場合に、上記第2噴射ガス通
路3内の圧力が噴射ガスの圧力と略同じ圧力に保
たれているということである。つまり、第2針弁
8は、第1針弁7よりも後で開放され、また該第
1針弁7よりも先に閉じられるものであるため
に、第2噴射ガス通路3には、上記第1針弁7が
開放されてから第2針弁8が開放されるまでの
間、及び第2針弁8が閉じてから第1針弁7が閉
じるまでの間に、高圧の噴射ガスが供給され、充
填されているということである。
次に上記のようなガス噴射弁において、第2針
弁8にステイツクが生じ、閉止不能になつた場合
の作動について説明する。この場合、燃料ガス
は、作動油圧力の低下によつて第1針弁7が閉状
態となるまで燃焼室6へと噴出されることになる
訳であるが、第2噴射ガス通路3内の燃料ガスは
上記のように第1針弁7が閉状態となつた後も、
続いて燃焼室6へと噴出されることになる。そし
てこの状態から次の噴射タイミングに至つた場
合、第2針弁8が開放状態のままであるため、第
2噴射ガス通路3は燃焼室6へと連通しており、
該通路3内の圧力は燃焼室6内の圧力と略等しく
なつている。一般に燃焼室6内の圧力は、噴射ガ
スの圧力よりも大幅に低いため、上記第1針弁7
においては、第2噴射ガス通路3内にガスから針
弁7の先端部に作用する上向きの力F3は大幅に
低下した状態となつている。そのため、第1針弁
7を開放するための条件、すなわち F1<F2+F3 を満たすためには、第2圧力室16内の作動油に
より上向きの力F2を正常な状態よりも大幅に増
加させる必要がある。すなわち第2針弁8がステ
イツクした状態において、第1針弁7を開弁しよ
うとすれば、作動油圧力を、正常な状態での開弁
に必要な圧力よりも大幅に上昇しなければならな
いということである。一方、作動油の最高圧力は
上記のようにリリーフ弁22によつて規制されて
いるので、このリリーフ弁22の啓開圧力を、上
記第2針弁8のステイツク状態における第1針弁
7の開弁に必要な圧力よりも低く設定しておけ
ば、第1針弁7の開弁は防止できることになる。
つまり第2針弁8がステイツクした場合には、第
1針弁7は閉状態に維持され、燃焼室6へのそれ
以上のガスの噴出は防止されることになる訳であ
る。
なお上記ガス噴射弁の起動時においては、第2
噴射ガス通路3内のガス圧が低下しているため
に、第1針弁7に対する上向きの力F3が減少す
ることになるが、起動時に第1圧力室15内に導
入する圧油の圧力を低下させることによつて、正
常状態におけるのと略同様の作動を行わせること
が可能となる。また起動後、第2噴射ガス通路3
内のガス圧力が上昇した状態となつた場合には、
上記圧油の圧力を上昇させて、上記した作動を行
わせればよい。
第3図にこの発明のガス噴射弁の第2実施例を
示す。この実施例においては、第1針弁7に対す
る閉方向への付勢手段としてスプリング23を用
いている点、及び本体1内にさらに別の噴射ガス
通路24を穿設し、この通路24を上記第2噴射
ガス通路3へ連通させると共に、該通路24への
燃焼ガスの供給、停止をバルブ25によつて制御
し得るようにしてある点において、前記第1実施
例と相違している。なお他の部分は前記実施例と
同様な構造であるために、同一の部分を同一の符
合で示し、その説明を省略する。このように別の
噴射ガス通路24を設けてあるのは、エンジン起
動時に、バルブ25を開いて燃料ガスを第2噴射
ガス通路3へと導入し、この第2噴射ガス通路3
内のガス圧力を正常運転時と略同圧にして起動性
を改善するためである。なお運転開始後、第2噴
射ガス通路3内のガス圧力が所定値に達した際に
は、上記バルブ25を閉じて、該バルブ25を経
由する燃料ガスの供給を停止する。
第4図にはこの発明のガス噴射弁の第3実施例
を示す。この実施例においては、燃料ガスを流路
26,27を介して、第1及び第2針弁7,8の
各ピストン部11,12の上部へと導き、各針弁
7,8に対する下方への力F1、F4を、圧油及び
スプリング19の力に加えて、ガス圧によつても
分担させるようにしてある点において上記第1実
施例と相違している。なお他の部分は同様であ
り、同一の符合を付すことによつてその説明を省
略する。このような構造にした場合には、各針弁
7,8に対して上下両方向にガス圧が作用するこ
とになるので、上下方向に対する力のバランスが
良好なものとなり、各針弁7,8のシート部9,
10に作用する衝撃力を緩和することが可能とな
る。また第2針弁8を下方へと付勢するスプリン
グ19が破損したような場合にも、該針弁8はガ
ス圧でもつて閉じられることになるので、ガス噴
射弁の安全性を向上することもできる。
なお上記各実施例においては、作動油の返流ラ
イン21にリリーフ弁22を介設し、第1針弁7
及び第2針弁8の各圧力室16,20の作動油の
最高圧力を規制しているが、上記第2針弁8にス
テイツクが生じた状態において、第1針弁7を開
弁するのに必要な油圧が、作動油の最高到達圧力
以上となるような場合には、上記リリーフ弁22
の設置を省略することが可能である。
(発明の効果) この発明のガス噴射弁においては、第1針弁の
先端部を第2噴射ガス通路内に配置し、第1針弁
の開放方向への駆動を、上記第2噴射ガス通路内
のガス圧力による力と、作動油系統からの力との
両者によつて行うようにしてあるので、第2針弁
にステイツクが生じ、該第2針弁の閉止が不能と
なつた場合には、第2噴射ガス通路が燃焼室に連
通して該通路内のガス圧力が大幅に低下し、その
ため第1針弁を開方向へ駆動する力も低下するこ
とになり、この結果、第1針弁は開弁せず、閉状
態に維持されることになる。このように第2針弁
にステイツクが生じた場合には、第1針弁によつ
てガスの供給が遮断されることになるので、従来
のように噴射ガスが連続的に燃焼室内へと放出さ
れ、異常燃焼を生じたり、あるいは連続的に噴出
した噴射ガスが未燃のまま排気管あるいは給気管
に流れてガス爆発を生じるのを防止することが可
能となる。
特に第2針弁は第1針弁よりも燃焼室に近接し
た位置に存するため、高温になると共に、燃焼ガ
スや燃焼残渣物等が浸入し易く、ステイツクの可
能性が極めて高い訳であるが、上記のように燃焼
室に近くステイツクを生じ易い第2針弁に対する
安全機構を設けてあるので、ガス噴射弁の安全性
はより一層向上されたものとなる。
また上記第1針弁が閉状態でステイツクした場
合には、ガスは燃焼室内へは噴射されず、一方開
弁状態でステイツクしたとしても、第2針弁が従
来型の弁と同じ機能を有することから、第1針弁
のステイツクを考慮しても、上記ガス噴射弁の安
全性が従来のものよりも低下することはない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明のガス噴射弁の第1実施例を
示す中央縦断面図、第2図は作動油圧力と第1及
び第2各針弁の作動状態との関係を示すグラフ、
第3図はこの発明の第2実施例を示す中央縦断面
図、第4図はその第3実施例を示す中央縦断面
図、第5図は従来例を示す中央縦断面図である。 1……噴射弁本体、2……第1噴射ガス通路、
3……第2噴射ガス通路、6……燃焼室、7……
第1針弁、8……第2針弁、11……ピストン
部、15……第1圧力室、16……第2圧力室、
18……作動油通路、19……スプリング、20
……圧力室。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 噴射弁本体内に噴射ガスを導入するための第
    1噴射ガス通路と、この第1噴射ガス通路に連通
    すると共にさらに燃焼室へと連通する第2噴射ガ
    ス通路と、弁本体内で摺動して上記第1噴射ガス
    通路と第2噴射ガス通路との間を開閉する第1針
    弁と、上記第2噴射ガス通路と燃焼室との間を開
    閉する第2針弁とを有して成り、上記第1針弁と
    第2針弁とにはそれぞれ該針弁を閉方向に付勢す
    るための付勢手段と、該針弁を開方向に駆動する
    作動油系統とが設けられ、これにより第2針弁
    を、作動油圧の上昇で開弁させると共に、作動油
    圧の低下時に上記付勢手段でもつて閉弁させるべ
    く構成し、さらに上記第1針弁においては、その
    先端部が、該針弁の閉状態において上記第2噴射
    ガス通路内に位置すべく配置し、定常運転時には
    上記上昇した作動油圧と上記第2噴射ガス通路の
    ガス圧とによる開弁力が上記付勢手段による閉弁
    力よりも大きくなり、かつ作動油圧の低下時には
    作動油圧とガス圧とによる開弁力よりも付勢手段
    による閉弁力が大きくなるよう構成する一方、第
    2針弁にステイツク等が生じて第2噴射ガス通路
    のガス圧が定常時よりも低下した時には、上記上
    昇した作動油圧とガス圧とによる開弁力よりも上
    記付勢手段による閉弁力が大きくなるように構成
    していることを特徴とするガス噴射弁。
JP60029110A 1985-02-15 1985-02-15 ガス噴射弁 Granted JPS61187567A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60029110A JPS61187567A (ja) 1985-02-15 1985-02-15 ガス噴射弁
US06/814,723 US4687136A (en) 1985-02-15 1985-12-30 Gas injection valve for gas engine
DE8686101844T DE3663281D1 (en) 1985-02-15 1986-02-13 Gas injection valve for gas engine
EP86101844A EP0192194B1 (en) 1985-02-15 1986-02-13 Gas injection valve for gas engine

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JPS61187567A JPS61187567A (ja) 1986-08-21
JPH039301B2 true JPH039301B2 (ja) 1991-02-08

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ID=12267188

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