JPH0341676B2 - - Google Patents
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- JPH0341676B2 JPH0341676B2 JP17813685A JP17813685A JPH0341676B2 JP H0341676 B2 JPH0341676 B2 JP H0341676B2 JP 17813685 A JP17813685 A JP 17813685A JP 17813685 A JP17813685 A JP 17813685A JP H0341676 B2 JPH0341676 B2 JP H0341676B2
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- valve
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Landscapes
- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、デイーゼルエンジン、特に蓄圧式の
ガス又はオイルを燃料とする中速又は低速のデイ
ーゼルエンジンの燃焼室内に燃料を噴射する燃料
噴射弁の燃料異常流出防止装置に関する。
ガス又はオイルを燃料とする中速又は低速のデイ
ーゼルエンジンの燃焼室内に燃料を噴射する燃料
噴射弁の燃料異常流出防止装置に関する。
デイーゼルエンジンの燃料噴射弁は、クランク
角が所定の角度にあるときだけ開弁してシリンダ
の燃装室内へ燃料を噴射している。ところで、燃
流噴射弁のスピンドルが焼付きなどのステツク現
象で開弁状態のまま固着するような作動不良を生
じたときは、燃料が多量に燃焼室内および排気系
統内へ漏洩し、ガス爆発等の異常を発生する恐れ
があつた。
角が所定の角度にあるときだけ開弁してシリンダ
の燃装室内へ燃料を噴射している。ところで、燃
流噴射弁のスピンドルが焼付きなどのステツク現
象で開弁状態のまま固着するような作動不良を生
じたときは、燃料が多量に燃焼室内および排気系
統内へ漏洩し、ガス爆発等の異常を発生する恐れ
があつた。
このような欠点を除去するために、燃料圧力と
ばね力とにより燃料噴射通路を開放する方向に付
勢された遮断弁と、シールオイル圧力により燃料
噴射通路を遮断する方向に付勢され、かつ遮断弁
に当接している受圧弁とを内蔵したガス燃料噴射
弁が同一出願人より実願昭59−183414号に開示さ
れている。上記ガス燃料噴射弁において、スピン
ドルが焼付きなどのステツク現象で開弁状態のま
ま固着した場合は、ガス燃料噴射弁内の燃料圧力
が低下し、燃料圧力とばね力との和よりもシール
オイル圧力が大きくなつて受圧弁が遮断弁を燃料
噴射通路を遮断する方向に押圧し、これにより燃
料噴射通路の緊急遮断を行なつていた。
ばね力とにより燃料噴射通路を開放する方向に付
勢された遮断弁と、シールオイル圧力により燃料
噴射通路を遮断する方向に付勢され、かつ遮断弁
に当接している受圧弁とを内蔵したガス燃料噴射
弁が同一出願人より実願昭59−183414号に開示さ
れている。上記ガス燃料噴射弁において、スピン
ドルが焼付きなどのステツク現象で開弁状態のま
ま固着した場合は、ガス燃料噴射弁内の燃料圧力
が低下し、燃料圧力とばね力との和よりもシール
オイル圧力が大きくなつて受圧弁が遮断弁を燃料
噴射通路を遮断する方向に押圧し、これにより燃
料噴射通路の緊急遮断を行なつていた。
しかし、上記実願昭59−183414号に開示されて
いるガス燃料噴射弁においては、次の問題点があ
つた。燃料異常流出防止装置である遮断弁と受
圧弁は、ガス燃料噴射弁内に内蔵されているの
で、燃料異常流出防止装置の保守点検が容易でな
く、また故障した場合の交換が困難である。ま
た、構造上燃料圧力が低下して遮断弁が閉じる
までの間に燃料が流出してしまう。蓄圧式のオ
イルを燃料とする噴射弁には適用できなかつた。
いるガス燃料噴射弁においては、次の問題点があ
つた。燃料異常流出防止装置である遮断弁と受
圧弁は、ガス燃料噴射弁内に内蔵されているの
で、燃料異常流出防止装置の保守点検が容易でな
く、また故障した場合の交換が困難である。ま
た、構造上燃料圧力が低下して遮断弁が閉じる
までの間に燃料が流出してしまう。蓄圧式のオ
イルを燃料とする噴射弁には適用できなかつた。
本発明は、このような問題点を解決し、燃料噴
射弁より燃料が設定量以上(後に説明する中空気
32aのストロークボリユーム量とほぼ等しい)
流出すると燃料供給通路を遮断できるようにした
燃料噴射弁の燃料異常流出防止装置を提供するこ
とを目的とする。
射弁より燃料が設定量以上(後に説明する中空気
32aのストロークボリユーム量とほぼ等しい)
流出すると燃料供給通路を遮断できるようにした
燃料噴射弁の燃料異常流出防止装置を提供するこ
とを目的とする。
かかる目的達成するため、本発明の燃料噴射弁
の燃料異常流出防止装置は、燃料噴射弁に燃料を
供給する燃料供給通路に弁装置が配設され、該弁
装置には燃料噴射弁より燃料が設定量以上流出す
ると該燃料供給通路を遮断する弁部材が設けられ
ているものである。
の燃料異常流出防止装置は、燃料噴射弁に燃料を
供給する燃料供給通路に弁装置が配設され、該弁
装置には燃料噴射弁より燃料が設定量以上流出す
ると該燃料供給通路を遮断する弁部材が設けられ
ているものである。
上述の構成によれば、燃料噴射弁より燃料が設
定量以上流出すると、弁部材が燃料噴射通路を遮
断する。これにより燃焼室内への燃料の異常流出
が防止される。
定量以上流出すると、弁部材が燃料噴射通路を遮
断する。これにより燃焼室内への燃料の異常流出
が防止される。
以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて説
明する。
明する。
第1図は燃料異常流出防止装置を備えた閉弁状
態におけるガス燃料噴射弁の縦断面図であり、燃
料噴射弁1は、外筒2と、内筒3と、スピンドル
4と、リフト制限プラグ5と、付勢手段の一例た
る圧縮ばね6とを備えている。
態におけるガス燃料噴射弁の縦断面図であり、燃
料噴射弁1は、外筒2と、内筒3と、スピンドル
4と、リフト制限プラグ5と、付勢手段の一例た
る圧縮ばね6とを備えている。
外筒2は、ほぼ円筒状に形成され、燃焼室であ
るシリンダ8に装着されたシリンダカバー10に
嵌挿固定されている。内筒3は、外筒2の内周面
にシール部材11を介して固定されており、外筒
2の内周面の直径より若干小径の大径部3aと、
該大径部3aの下端側に形成された小径部3b
と、該小径部3bの下端側に形成され更に小径の
先端部3cとからなり、内筒3の外周面と外筒2
の内周面との間の部分が燃料通路12とされてい
る。該燃料通路12には、外筒2の外周面に形成
された燃料導入口13が連通している。
るシリンダ8に装着されたシリンダカバー10に
嵌挿固定されている。内筒3は、外筒2の内周面
にシール部材11を介して固定されており、外筒
2の内周面の直径より若干小径の大径部3aと、
該大径部3aの下端側に形成された小径部3b
と、該小径部3bの下端側に形成され更に小径の
先端部3cとからなり、内筒3の外周面と外筒2
の内周面との間の部分が燃料通路12とされてい
る。該燃料通路12には、外筒2の外周面に形成
された燃料導入口13が連通している。
スピンドル4は、内筒3の軸中心線上に形成さ
れた中心穴3dに軸方向に摺動可能に嵌挿されて
おり、大径部4aと、該大径部4aの下端側に形
成された小径部4bと、該小径部4bの下端側に
形成された更に小径の先端部4cとからなり、該
先端部4cにはテーパ部4dが形成されている。
また大径部4aと小径部4bとを連結する部分に
は、小径部4bの直径より更に小径のネツク部4
eが形成されている。
れた中心穴3dに軸方向に摺動可能に嵌挿されて
おり、大径部4aと、該大径部4aの下端側に形
成された小径部4bと、該小径部4bの下端側に
形成された更に小径の先端部4cとからなり、該
先端部4cにはテーパ部4dが形成されている。
また大径部4aと小径部4bとを連結する部分に
は、小径部4bの直径より更に小径のネツク部4
eが形成されている。
内筒3の中心穴3dは、スピンドル4の大径部
4a、小径部4bがそれぞれ摺動可能に嵌挿され
るように形成されている。該中心穴3dには、第
1図に示す燃料噴射弁1閉弁状態において、スピ
ンドル4の大径部4aの下面およびネツク部4e
の外周面を含む周回溝15、小径部4bの中間部
外周面を含む周回溝16、小径部4b下面および
先端部4cの外周面を含む周回溝18がそれぞれ
形成されている。周回溝15には、内筒3に形成
されたコントロールオイル通路19が連通されて
おり、外部からコントロールオイルが導入可能と
されている。周回溝16には、内筒3に形成され
たシールオイル通路20が連通されており、外部
からシールオイルが導入可能とされている。周回
溝18には、内筒3の小径部3b外周面に放射状
に形成された複数の穴21が連通している。
4a、小径部4bがそれぞれ摺動可能に嵌挿され
るように形成されている。該中心穴3dには、第
1図に示す燃料噴射弁1閉弁状態において、スピ
ンドル4の大径部4aの下面およびネツク部4e
の外周面を含む周回溝15、小径部4bの中間部
外周面を含む周回溝16、小径部4b下面および
先端部4cの外周面を含む周回溝18がそれぞれ
形成されている。周回溝15には、内筒3に形成
されたコントロールオイル通路19が連通されて
おり、外部からコントロールオイルが導入可能と
されている。周回溝16には、内筒3に形成され
たシールオイル通路20が連通されており、外部
からシールオイルが導入可能とされている。周回
溝18には、内筒3の小径部3b外周面に放射状
に形成された複数の穴21が連通している。
内筒3の中央穴3d下端部分は、小径となつて
燃料噴射通路22とされており、該燃料噴射通路
22の先端部には、シリンダ8内に連通する燃料
噴射口23が放射状に複数形成されている。燃料
噴射通路22と中心穴3dとの連結分は、スピン
ドル4のテーパ部4dに倣つたテーパ面に形成さ
れており、このテーパ面が燃料弁座24となつて
いる。
燃料噴射通路22とされており、該燃料噴射通路
22の先端部には、シリンダ8内に連通する燃料
噴射口23が放射状に複数形成されている。燃料
噴射通路22と中心穴3dとの連結分は、スピン
ドル4のテーパ部4dに倣つたテーパ面に形成さ
れており、このテーパ面が燃料弁座24となつて
いる。
リフト制限プラグ5は、内筒3の中心穴3d上
端部分に若干大径で上方を開口して形成された凹
部3eに螺着されており、該リフト制限プラグ5
には、スピンドル4と同心で大径部4aの直径よ
り小さい直径のリフトストツパ25が一体的に突
出形成されている。該リフトストツパ25の下面
は、第1図に示す燃料噴射弁1閉弁状態におい
て、スピンドル4の大径部4a上面と一定の間隙
をもつて配設されている。圧縮ばね6は、リフト
ストツパ25に巻装されており、該圧縮ばね6に
よりスピンドル4は下方に付勢されている。
端部分に若干大径で上方を開口して形成された凹
部3eに螺着されており、該リフト制限プラグ5
には、スピンドル4と同心で大径部4aの直径よ
り小さい直径のリフトストツパ25が一体的に突
出形成されている。該リフトストツパ25の下面
は、第1図に示す燃料噴射弁1閉弁状態におい
て、スピンドル4の大径部4a上面と一定の間隙
をもつて配設されている。圧縮ばね6は、リフト
ストツパ25に巻装されており、該圧縮ばね6に
よりスピンドル4は下方に付勢されている。
燃料異常流出防止装置は、弁装置30を備えて
おり、該弁装置30は、圧縮機(図示せず)と燃
料導入口13にそれぞれ連通する燃料供給通路3
1に配設され、ハウジング32と、弁部材33
と、圧縮ばね35とからなつている。
おり、該弁装置30は、圧縮機(図示せず)と燃
料導入口13にそれぞれ連通する燃料供給通路3
1に配設され、ハウジング32と、弁部材33
と、圧縮ばね35とからなつている。
ハウジング32には中空室32aが形成されて
おり、該ハウジング32左右両側面には、中空室
32aに連通し、かつ圧縮機側および燃料導入口
13側の燃料供給通路31にそれぞれ連通する連
通穴32b,32cが形成されている。弁部材3
3は、隙間Aをもつて中空室32a内に収容され
ており、中心部には微小直径の貫通穴33aが形
成されている。
おり、該ハウジング32左右両側面には、中空室
32aに連通し、かつ圧縮機側および燃料導入口
13側の燃料供給通路31にそれぞれ連通する連
通穴32b,32cが形成されている。弁部材3
3は、隙間Aをもつて中空室32a内に収容され
ており、中心部には微小直径の貫通穴33aが形
成されている。
圧縮ばね35は、連通穴32c側の中空室32
aに収容されており、該圧縮ばね35により弁部
材33は連通穴32b側に付勢され、第2図に示
すように、弁部材33開弁状態においては、弁部
材33が中空室32aの左端面に当接している。
この場合、弁部材33の右端面と、連通穴32c
を含む中空室32aの端面、即ちシート面32d
との間はDなる間隙が形成されるようになつてい
る。この間隙D間の中空室32aのボリユーム、
即ちストロークボリユームは、燃料噴射量より大
きく設定されているが、異常流出量を押える為正
常時最大噴射量の1倍以上数倍程度までに設定し
ている。
aに収容されており、該圧縮ばね35により弁部
材33は連通穴32b側に付勢され、第2図に示
すように、弁部材33開弁状態においては、弁部
材33が中空室32aの左端面に当接している。
この場合、弁部材33の右端面と、連通穴32c
を含む中空室32aの端面、即ちシート面32d
との間はDなる間隙が形成されるようになつてい
る。この間隙D間の中空室32aのボリユーム、
即ちストロークボリユームは、燃料噴射量より大
きく設定されているが、異常流出量を押える為正
常時最大噴射量の1倍以上数倍程度までに設定し
ている。
つぎに、本発明の実施例の作用を説明する。第
1図及び第2図に示すように、閉弁状態にある燃
料噴射弁1においては、スピンドル4は圧縮ばね
6により下方に付勢され、テーパ部4dにより燃
料弁座24が閉塞されている。この場合、弁装置
30の弁部材33の左右両端面に加わる燃料圧力
P1とP2は等しく、従つて弁部材33は、圧縮バ
ネ力により左方に押圧され最左端位置の開弁状態
にあり、周回溝18には、連通穴32b、中空室
32aの隙間A、貫通穴33a、連通穴32cお
よび燃料供給通路31を通つて燃料導入口13か
ら常時高圧(200〜250Kg/cm2)の燃料が供給され
ている。また周回溝16には、シールオイル通路
20から燃料圧力より若干高目の圧力(280Kg/
cm2)のシールオイルが供給され、周回溝15に
は、コントロールオイル通路19から通常低圧の
コントロールオイルが充填されている。
1図及び第2図に示すように、閉弁状態にある燃
料噴射弁1においては、スピンドル4は圧縮ばね
6により下方に付勢され、テーパ部4dにより燃
料弁座24が閉塞されている。この場合、弁装置
30の弁部材33の左右両端面に加わる燃料圧力
P1とP2は等しく、従つて弁部材33は、圧縮バ
ネ力により左方に押圧され最左端位置の開弁状態
にあり、周回溝18には、連通穴32b、中空室
32aの隙間A、貫通穴33a、連通穴32cお
よび燃料供給通路31を通つて燃料導入口13か
ら常時高圧(200〜250Kg/cm2)の燃料が供給され
ている。また周回溝16には、シールオイル通路
20から燃料圧力より若干高目の圧力(280Kg/
cm2)のシールオイルが供給され、周回溝15に
は、コントロールオイル通路19から通常低圧の
コントロールオイルが充填されている。
このような閉弁状態にある燃料噴射弁1を開弁
状態にするには、まずスピンドルコントロールポ
ンプ(図示せず)により加圧されたコントロール
オイルをコントロールオイル通路19を通して周
回溝15に供給する。すると、スピンドル4の大
径部4aがコントロールオイルの背圧を受け、ス
ピンドル4が圧縮ばね6のばね力に抗してリフト
ストツパ25に当接するまで上昇し、燃料弁座2
4が開放され、所定量の燃料が燃料噴射通路22
を通つて燃料噴射口23からシリンダ8内に噴射
される。
状態にするには、まずスピンドルコントロールポ
ンプ(図示せず)により加圧されたコントロール
オイルをコントロールオイル通路19を通して周
回溝15に供給する。すると、スピンドル4の大
径部4aがコントロールオイルの背圧を受け、ス
ピンドル4が圧縮ばね6のばね力に抗してリフト
ストツパ25に当接するまで上昇し、燃料弁座2
4が開放され、所定量の燃料が燃料噴射通路22
を通つて燃料噴射口23からシリンダ8内に噴射
される。
この燃料の噴射が開始されると、中空室32a
内の燃料圧力が低下し、圧力P1>P2になる。こ
の圧力差による力がバネ力に打勝つと弁部材33
は右方向に移動するが、弁装置30のストローク
ボリユームが、燃料噴射量より大きく設定されて
いるので、弁部材33がシート面32dに当接す
る前、即ち閉弁前に燃料噴射が完了する。
内の燃料圧力が低下し、圧力P1>P2になる。こ
の圧力差による力がバネ力に打勝つと弁部材33
は右方向に移動するが、弁装置30のストローク
ボリユームが、燃料噴射量より大きく設定されて
いるので、弁部材33がシート面32dに当接す
る前、即ち閉弁前に燃料噴射が完了する。
燃料の噴射が完了すると、加圧されたコントロ
ールオイルの供給が停止され、スピンドル4は圧
縮ばね6の復原力により下降し、第1図に示すよ
うな閉弁状態となる。同時に、中空室32a内に
は隙間A及び貫通孔33aを通つて燃料が補給さ
れ圧力P2が回復すると圧縮ばね35のばね力に
より弁部材33はシート面32dの反対側に移動
し、弁部材33が中空室32aの左端面に当接し
P1とP2が等しくなり開弁状態に復帰する。
ールオイルの供給が停止され、スピンドル4は圧
縮ばね6の復原力により下降し、第1図に示すよ
うな閉弁状態となる。同時に、中空室32a内に
は隙間A及び貫通孔33aを通つて燃料が補給さ
れ圧力P2が回復すると圧縮ばね35のばね力に
より弁部材33はシート面32dの反対側に移動
し、弁部材33が中空室32aの左端面に当接し
P1とP2が等しくなり開弁状態に復帰する。
なお、隙間Aおよび貫通穴33aの通路面積
は、噴射が始つた時から次の噴射サイクルまでに
圧力差(P1−P2)によりこの通路面積から中空
室に燃料が補給されて復原できる大きさであれば
よい。
は、噴射が始つた時から次の噴射サイクルまでに
圧力差(P1−P2)によりこの通路面積から中空
室に燃料が補給されて復原できる大きさであれば
よい。
ところで、燃料噴射弁1が開弁状態から閉弁状
態に移るとき、スピンドル4が焼付き等によるス
テツク現象で開弁状態で固着し動かなくなつてし
まうと、燃料弁座24は常時開いた状態となり、
燃料通路12内の燃料は連続的に燃料噴射口23
から噴射される。
態に移るとき、スピンドル4が焼付き等によるス
テツク現象で開弁状態で固着し動かなくなつてし
まうと、燃料弁座24は常時開いた状態となり、
燃料通路12内の燃料は連続的に燃料噴射口23
から噴射される。
すると、燃料通路12内の燃料圧力は次第に低
下し、これに伴つて中空室32aの燃料圧力も低
下し、圧力P1>P2となる。この圧力差による力
がバネに打勝つて弁部材33はシート面32d側
に移動し、流出量がほぼ間隙D間のストロークボ
リユーム量以上となると遂には弁部材33の右端
面がシート面32dに当接して閉弁状態となる。
この状態で、弁部材33の貫通穴33aから燃料
が燃料通路12側に供給されるがその量は極めて
微量である。従つてシリンダ8内には燃料が殆ど
流出することがない。
下し、これに伴つて中空室32aの燃料圧力も低
下し、圧力P1>P2となる。この圧力差による力
がバネに打勝つて弁部材33はシート面32d側
に移動し、流出量がほぼ間隙D間のストロークボ
リユーム量以上となると遂には弁部材33の右端
面がシート面32dに当接して閉弁状態となる。
この状態で、弁部材33の貫通穴33aから燃料
が燃料通路12側に供給されるがその量は極めて
微量である。従つてシリンダ8内には燃料が殆ど
流出することがない。
燃料噴射弁1が正常の閉弁状態に復帰すると、
燃料通路12側および中空室32a側には貫通孔
33aを通つて燃料が補給され圧力P2が回復す
ると圧縮ばね35の復原力により弁部材33はシ
ート面32dと反対側に移動し弁部材33が中空
室32aの左端面に当接し、P1とP2が等しくな
り弁装置30は開弁状態に復帰する。
燃料通路12側および中空室32a側には貫通孔
33aを通つて燃料が補給され圧力P2が回復す
ると圧縮ばね35の復原力により弁部材33はシ
ート面32dと反対側に移動し弁部材33が中空
室32aの左端面に当接し、P1とP2が等しくな
り弁装置30は開弁状態に復帰する。
ここで、弁部材33が閉弁状態から開弁状態に
移行する場合、弁部材33に微小直径の貫通穴3
3aが形成されており、該貫通穴33aからもわ
ずかな燃料が流出しているので、弁部材33のシ
ート面33dからの離脱が容易に行なわれる。こ
の離脱方法は、弁部材33に貫通穴33aを形成
する方法に限定されることなく、他の方法によつ
て行なうこともできる。
移行する場合、弁部材33に微小直径の貫通穴3
3aが形成されており、該貫通穴33aからもわ
ずかな燃料が流出しているので、弁部材33のシ
ート面33dからの離脱が容易に行なわれる。こ
の離脱方法は、弁部材33に貫通穴33aを形成
する方法に限定されることなく、他の方法によつ
て行なうこともできる。
なお、実施例では単一の燃料を使用した燃料噴
射弁1を一例として示したが、副燃料を併用した
燃料噴射弁1にも適用することができる。また弁
装置30は、燃料噴射弁1外部に配設されている
が、弁装置30を内蔵するようにしてもよい。
射弁1を一例として示したが、副燃料を併用した
燃料噴射弁1にも適用することができる。また弁
装置30は、燃料噴射弁1外部に配設されている
が、弁装置30を内蔵するようにしてもよい。
上述のとおり、本発明によれば、燃料噴射弁よ
り燃料が設定量以上流出すると、弁部材により直
ちに燃料供給通路が遮断されるので、燃料のシリ
ンダ内への異常流出が防止され、安全性を向上さ
せることができる。また燃料異常流出防止装置を
燃料噴射弁外部に取り付けることができるので、
保守、点検が容易となり、故障した場合の交換が
簡単になる。
り燃料が設定量以上流出すると、弁部材により直
ちに燃料供給通路が遮断されるので、燃料のシリ
ンダ内への異常流出が防止され、安全性を向上さ
せることができる。また燃料異常流出防止装置を
燃料噴射弁外部に取り付けることができるので、
保守、点検が容易となり、故障した場合の交換が
簡単になる。
図面は本発明の実施例に係り、第1図は燃料異
常流出防止装置を備えた閉弁時における燃料噴射
弁の縦断面図、第2図は燃料異常流出防止装置の
縦断面図である。 1……燃料噴射弁、30……弁装置、31……
燃料供給通路、33……弁部材。
常流出防止装置を備えた閉弁時における燃料噴射
弁の縦断面図、第2図は燃料異常流出防止装置の
縦断面図である。 1……燃料噴射弁、30……弁装置、31……
燃料供給通路、33……弁部材。
Claims (1)
- 1 燃料噴射弁に燃料を供給する燃料供給通路に
弁装置が配設され、該弁装置には燃料が設定量以
上流出したときに該燃料供給通路を遮断する弁部
材が設けられていることを特徴とする燃料噴射弁
の燃料異常流出防止装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60178136A JPS6238870A (ja) | 1985-08-13 | 1985-08-13 | 燃料噴射弁の燃料異常流出防止装置 |
CH2522/86A CH671609A5 (de) | 1985-06-24 | 1986-06-23 | Vorrichtung zum verhindern eines uebermaessigen durchflusses von gasfoermigem brennstoff durch eine einspritzduese eines dieselmotors. |
KR1019860005106A KR920009660B1 (ko) | 1985-06-24 | 1986-06-24 | 디젤엔진의 가스연료 주입기로부터 가스연료가 비정상으로 유출되는 것을 방지하는 장치 |
US06/878,079 US4704997A (en) | 1985-06-24 | 1986-06-24 | Device for preventing abnormal flow of gas fuel from gas fuel injector of diesel engine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60178136A JPS6238870A (ja) | 1985-08-13 | 1985-08-13 | 燃料噴射弁の燃料異常流出防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6238870A JPS6238870A (ja) | 1987-02-19 |
JPH0341676B2 true JPH0341676B2 (ja) | 1991-06-24 |
Family
ID=16043279
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60178136A Granted JPS6238870A (ja) | 1985-06-24 | 1985-08-13 | 燃料噴射弁の燃料異常流出防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6238870A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1992012341A1 (en) * | 1991-01-14 | 1992-07-23 | Nippondenso Co., Ltd. | Pressure accumulation type fuel jetting device |
-
1985
- 1985-08-13 JP JP60178136A patent/JPS6238870A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6238870A (ja) | 1987-02-19 |
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