JPH0318686Y2 - - Google Patents

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JPH0318686Y2
JPH0318686Y2 JP17099885U JP17099885U JPH0318686Y2 JP H0318686 Y2 JPH0318686 Y2 JP H0318686Y2 JP 17099885 U JP17099885 U JP 17099885U JP 17099885 U JP17099885 U JP 17099885U JP H0318686 Y2 JPH0318686 Y2 JP H0318686Y2
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needle
gas fuel
sleeve
nozzle tip
tip
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ガス燃料を用いる内燃機関のための
燃料噴射弁に関し、特に高圧噴射式のガス焚きデ
イーゼル機関等に用いて好適のシール機構付きガ
ス燃料噴射弁に関する。
〔従来の技術〕
一般に、ガス焚きデイーゼル機関(特に高圧噴
射式)のような内燃機関においては、ガス燃料を
噴射するための燃料噴射弁が関発されている。
燃料がガス状である場合、油燃料と比較して比
容積が大きいため、燃料流路を拡げる必要がある
一方で、燃料噴射弁については、燃焼室のスペー
ス上の制約から、また、保守上軽量化する必要か
ら、小型化することが要求されている。
従来、第3図に示すように、ガス燃料噴射弁に
おいては、ノズルボデイ3の先端にノズルチツプ
2をそなえるとともに、同ノズルチツプ2におけ
る弁座2aとの間で開閉しうるニードル1をそな
えている。
そして、図示しないガス燃料源からノズルチツ
プ2へガス燃料を供給しうるガス燃料用流路11
がノズルボデイ3に形成され、同流路11は、ガ
ス燃料滞留スペース11aに接続されている。こ
の滞留スペース11aは、ニードル1の先端外周
において同ニードル1とノズルチツプ2とにまた
がるように、ノズルボデイ3に形成される。
このようなガス燃料噴射弁から噴射されるガス
燃料は、燃料油と異なりガス状であるために、ガ
ス燃料自体でニードル1をリフトさせて弁座2a
での開閉を行なうこと、つまりガス燃料を作動流
体として用いることは困難である。
そこで、第3,4図に示すように、ニードル1
を駆動するたの作動油ライン21が設けられ、同
ライン21はノズルボデイ3に形成された作動油
用流路12に接続されるとともに、同流路12は
作動油滞留スペース12aに接続されている。こ
の滞留スペース12aは、ニードル1の外周にお
いて同ニードル1の段部1a下面に面するよう
に、ノズルボデイ3に形成される。
そして、作動油ライン21に接続された駆動ポ
ンプ22を用い、作動油用流路12を介して作動
油滞留スペース12a内の作動油の圧力を調整し
て、適当な圧力をニードル1の段部1a下面に作
用させることにより、ガス燃料滞留スペース11
aにおけるガス燃料を高圧に保つたまま、ニード
ル1をリフトさせ弁座2aでの開閉を行なつてい
る。
このようにして、ニードル1が持ち上げられる
と、弁座2aの部分で接触していたニードル1と
ノズルチツプ2とが離れ、ガス燃料滞留スペース
11a内に滞留していたガス燃料が、ノズルチツ
プ2内に流れ込み同チツプ2の先端からシリンダ
内部へ噴射される。
一方、作動油の圧力が低下すると、ニードル1
が下降し、弁座2aでノズルチツプ2と接触する
ため、ガス燃料は、ガス燃料滞留スペース11a
内に滞留するようになり、ノズルチツプ2内には
流れ込まなくなる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、上述のような従来のガス燃料噴射弁
では、ニードル1の外径が大きく、その質量も大
きいために、追従性が悪くなる場合がある。
そこで、第5図に示すように、ニードル1の摺
動を許容するとともに同ニードル1を取り囲むよ
うに、スリーブ4を、ニードル1とノズルボデイ
3との間に設けることも提案されている。これに
より、ニードル1の外径をノズルチツプ2の外径
より小さくすることができ、ニードル1の質量を
軽減して追従性を改良することができる。
なお、この場合、ガス燃料滞留スペース11a
および作動油滞留スペース12aはいずれもスリ
ーブ4の内周に形成されている。
しかしながら、このようなガス燃料噴射弁で
は、流路11およびガス燃料滞留スペース11a
がスリーブ4の壁面を通過する構造となるため、
スリーブ4とノズルボデイ3との取付面およびス
リーブ4とニードル1との摺動面から、高圧のガ
ス燃料が燃料噴射弁外部にリークして、極めて危
険であるという問題点がある。
本考案は、このような問題点の解決をはかろう
とするもので、ガス燃料がリークするのを確実に
防止して、スリーブ構造を安全に適用し、ニード
ルの小型・軽量化をはかつて同ニードルの追従性
を向上させるようにした、シール機構付きガス燃
料噴射弁を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕 このため、本考案のシール機構付きガス燃料噴
射弁は、先端にノズルチツプを有するノズルボデ
イの内部に、上記ノズルチツプにおける弁座との
間で開閉しうるニードルと、同ニードルの摺動を
許容するようにして同ニードルを取り囲むスリー
ブとをそなえるとともに、上記ノズルチツプへガ
ス燃料を供給しうる流路をそなえ、上記スリーブ
の内外面にそれぞれ切欠き部が形成されて、これ
らの切欠き部にシール油圧源からシール油ライン
が接続されていることを特徴としている。
〔作用〕
上述の本考案のシール機構付きガス燃料噴射弁
では、ニードルが、スリーブ内面と接しながら摺
動することによりノズルチツプにおける弁座との
間で開閉され、この開閉動作に伴つて、流路から
供給されたガス燃料が上記ノズルチツプへ供給さ
れる。
そして、切欠き部には、シール油圧源からシー
ル油ラインを介して、上記ガス燃料よりも高圧の
シール油が充填されて、上記ガス燃料が上記スリ
ーブの内外面からリークすることを防止できる。
〔実施例〕
以下、図面により本考案の一実施例としてのシ
ール機構付きガス燃料噴射弁について説明する
と、第1図はその縦断面図、第2図はその全体構
成を説明するための模式図である。
第1,2図に示すように、先端にノズルチツプ
2を有するノズルボデイ3の内部に、ノズルチツ
プ2における弁座2aとの間で開閉しうるニード
ル1がそなえられるとともに、このニードル1の
摺動を許容して同ニードル1を取り囲むように、
スリーブ4がニードル1とノズルボデイ3との間
に設けられている。
そして、ノズルチツプ2へガス燃料を供給しう
るガス燃料用流路11がノズルボデイ3およびス
リーブ4に形成されており、同流路11はガス燃
料滞留スペース11aに接続されている。この滞
留スペース11aは、ニードル1の先端外周にお
いて同ニードル1とノズルチツプ2とにまたがる
ように、スリーブ4の内周面に形成される。
また、ニードル1を上下駆動すべく、ノズルボ
デイ3およびスリーブ4には作動油用流路12が
形成され、同流路12は、作動油滞留スペース1
2aに接続されるとともに、作動油ライン21を
介し駆動ポンプ22に接続されている。上記作動
油滞留スペース12aは、ニードル1の外周にお
いて同ニードル1の段部1a下面に面するよう
に、スリーブ4の内周面に形成される。
さらに、ガス燃料滞留スペース11aと作動油
滞留スペース12aとの間におけるスリーブ4の
内外面には、それぞれ切欠き部14a,14bが
形成されて、これらの切欠き部14a,14b
に、ノズルボデイ3に形成されたシール油用流路
13が接続されている。
そして、第2図に示すように、この流路13
は、シール油圧源としてのタンク24にシール油
ライン23を介して接続され、同ライン23に介
装されたポンプ25により、切欠き部14a,1
4bには、ガス燃料の圧力よりも高い圧力のシー
ル油が充填されるようになつている。
本考案の一実施例としてのシール機構付きガス
燃料噴射弁は、上述のごとく構成されているの
で、図示しないガス燃料源からガス燃料が、流路
11を通つてガス燃料滞留スペース11aに供給
される。そして、駆動ポンプ22を用い、作動油
用流路12を介して作動油滞留スペース12a内
の作動油の圧力を調整して、適当な圧力をニード
ル1の段部1a下面に作用させることにより、ニ
ードル1をスリーブ4内で上下に摺動させる。
このようにして、ニードル1がリフトされて弁
座2aで接触していたノズルチツプ2から離れる
と、ガス燃料滞留スペース11a内に滞留してい
たガス燃料が、ノズルチツプ2内に流れ込み、同
チツプ2の先端からシリンダ内部へ高圧のまま噴
射される。
一方、シール油ライン23により、切欠き部1
4a,14bにガス燃料圧力よりも高圧のシール
油が充填されているので、ガス燃料滞留スペース
11aに滞留している高圧のガス燃料が、スリー
ブ4とノズルボデイ3との取付面およびスリーブ
4とニードル1との摺動面からリークするのを確
実に防止できる。
これにより、ニードル1の小型・軽量化をはか
ることができ、スペース的に有利なスリーブ構造
を、ガス燃料をリークさせることなく、安全にガ
ス燃料噴射弁に適用することができるとともに、
ニードル1の追従性を大幅に高めることができ
る。
〔考案の効果〕
以上詳述したように、本考案のシール機構付き
ガス燃料噴射弁によれば、先端にノズルチツプを
有するノズルボデイの内部に、上記ノズルチツプ
における弁座との間で開閉しうるニードルと、同
ニードルの摺動を許容するようにして同ニードル
を取り囲むスリーブとをそなえるとともに、上記
ノズルチツプへガス燃料を供給しうる流路をそな
え、上記スリーブの内外面にそれぞれ切欠き部が
形成されて、これらの切欠き部にシール油圧源か
らシール油ラインが接続されるという簡素な構成
で、スリーブとノズルボデイとの取付面およびス
リーブとニードルの摺動面からガス燃料がリーク
するのを防止することができ、これにより、ニー
ドルを小型・軽量化することができ、スペース的
に有利なスリーブ構造をガス燃料噴射弁に安全に
適用できるとともに、ニードルの追従性を大幅に
高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1,2図は本考案の一実施例としてのシール
機構付きガス燃料噴射弁について示すもので、第
1図はその縦断面図、第2図はその全体構成を説
明するための模式図であり、第3,4図は従来の
ガス燃料噴射弁を示すもので、第3図はその縦断
面図、第4図はその全体構成を説明するための模
式図であり、第5図は他の従来のガス燃料噴射弁
を示す縦断面図である。 1……ニードル、1a……段部、2……ノズル
チツプ、2a……弁座、3……ノズルボデイ、4
……スリーブ、11……ガス燃料用流路、11a
……ガス燃料滞留スペース、12……作動油用流
路、12a……作動油滞留スペース、13……シ
ール油用流路、14a,14b……切欠き部、2
1……作動油ライン、22……駆動ポンプ、23
……シール油ライン、24……シール油圧源とし
てのタンク、25……ポンプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 先端にノズルチツプを有するノズルボデイの内
    部に、上記ノズルチツプにおける弁座との間で開
    閉しうるニードルと、同ニードルの摺動を許容す
    るようにして同ニードルを取り囲むスリーブとを
    そなえるとともに、上記ノズルチツプへガス燃料
    を供給しうる流路をそなえ、上記スリーブの内外
    面にそれぞれ切欠き部が形成されて、これらの切
    欠き部にシール油圧源からシール油ラインが接続
    されていることを特徴とする、シール機構付きガ
    ス燃料噴射弁。
JP17099885U 1985-11-07 1985-11-07 Expired JPH0318686Y2 (ja)

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JP17099885U JPH0318686Y2 (ja) 1985-11-07 1985-11-07

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JP17099885U JPH0318686Y2 (ja) 1985-11-07 1985-11-07

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JPS6279957U JPS6279957U (ja) 1987-05-22
JPH0318686Y2 true JPH0318686Y2 (ja) 1991-04-19

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JP17099885U Expired JPH0318686Y2 (ja) 1985-11-07 1985-11-07

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EP3015679B1 (de) * 2014-10-31 2018-12-05 Winterthur Gas & Diesel AG Zylinder für eine hubkolbenbrennkraftmaschine, hubkolbenbrennkraftmaschine, sowie verfahren zum betreiben einer hubkolbenbrennkraftmaschine
DK178674B1 (en) * 2015-03-20 2016-10-24 Man Diesel & Turbo Filial Af Man Diesel & Turbo Se Tyskland Fuel valve for injecting a low flashpoint fuel into a combustion chamber of a large self-igniting turbocharged two-stroke internal combustion engine

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JPS6279957U (ja) 1987-05-22

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