JPH0457021A - 強誘電性液晶素子 - Google Patents

強誘電性液晶素子

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JPH0457021A
JPH0457021A JP16870390A JP16870390A JPH0457021A JP H0457021 A JPH0457021 A JP H0457021A JP 16870390 A JP16870390 A JP 16870390A JP 16870390 A JP16870390 A JP 16870390A JP H0457021 A JPH0457021 A JP H0457021A
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JP
Japan
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liquid crystal
ferroelectric liquid
group
compound
formula
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JP16870390A
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English (en)
Inventor
Hideaki Mochizuki
望月 秀晃
Yuji Satani
裕司 佐谷
Masao Yamamoto
雅夫 山本
Kazuhiro Jiyouten
一浩 上天
Hiroyuki Onishi
博之 大西
Tsuyoshi Kamimura
強 上村
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、液晶組成物及び液晶配向膜を有する強誘電性
液晶素子に間するものである。
従来の技術 近年液晶表示は、腕時計、電卓等だ−けてなく映像機器
にも広く使われるようになり、液晶カラーテレビも市場
に出始めている。現在そのカラー表示用液晶パネルはネ
マチック液晶を用いたものがその主流を占めている。し
かし、そのネマチック液晶の諸特性は理想的とは言い難
く多くの問題を含んでいる。強誘電性液晶はその速い応
答速度、メモリー性などネマチック液晶にはない諸特性
を有しておりデーイスプレイ装置への応用が考えられ、
多方面から研究が進められている(オブトロニクス、 
1983、 NO,9)。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、この強誘電性液晶は初期に安定なメモリ
ー特性が得られない、また、初!!IIに安定なメモリ
ー特性及びしきい値特性を有していても、それらの諸特
性が経時的に劣化するため表示品位が悪くなるといった
課題を有している。
すなわち、従来の表示装置では強誘電性液晶素子の特性
は経時的に劣化し、その結果、良好な初期特性を維持す
ることが困難である。
本発明は上記従来の液晶素子の課題に鑑み、初期に良好
なメモリー特性を得るための液晶配向膜と特性の経時変
化をなくすための液晶組成物との組合せによる新規な強
誘電性液晶素子を提供することを目的とするものである
課題を解決するための手段 請求項1の本発明は、強誘電性液晶組成物に塩基性の置
換基を有する化合物が少なくとも一種類添加され、液晶
配向膜材料としてポリペプチド主鎖を有するポリマーが
使用されたことを特徴とする強誘電性液晶素子である。
請求項2の本発明は、請求項1の本発明において、塩基
性の置換基を有する化合物がアミン系化合物であること
を特徴とする強誘電性液晶素子である。
請求項3の本発明は、請求項1の本発明において、塩基
性の置換基を有する化合物が脂肪族アミンであることを
特徴とする強誘電性液晶素子てあ請求項4の本発明は、
請求項1の本発明において、塩基性の置換基を有する化
合物が脂肪族第1アミンであることを特徴とする強誘電
性液晶素子である。
請求項5の本発明は、請求項4の本発明において、脂肪
族第1アミンが式1で示され、式中R1は炭化水素基で
あるが、R1基中に存在するCH2基は、基−0−−C
O−−OCO−及U−CO〇−の少なくとも一種により
置換されてもよいことを特徴とする強誘電性液晶素子で
ある。
式1  (H2N −R+ −N R2)請求項60本
発明は、請求項4の本発明において、脂肪族第1アミン
が式2で示され、式中R2は炭化水素基であるが、R2
基中に存在するC1+2基は、基−0−1−CO−−O
CO−1及び−COO−の少なくとも一種により置換さ
れてもよいことを特徴とする強誘電性液晶素子である。
式2  (02N  R2) 請求項7の本発明は、請求項1の本発明において、塩基
性の置換基を有する化合物が式3で示される脂肪族第2
アミンであり、式中R3は(CH2)llOH(nは1
以」二)、R4は炭化水素基であるが、R4基中に什在
するC )12基は、基−0−−C0OCO−及び−C
OO−の少なくとも一 種により置換されてもよいことを特徴とずろ強誘電性液
晶素子である。
式3(HN<    ) 請求項8の本発明は、請求項7の本発明において、脂肪
族第2アミンがベンジルエタノールアミンであることを
特徴とする強誘電性液晶素子である。
請求項90本発明は、強誘電性液晶組成物にエポキシ系
化合物が少なくとも一種類添加され、液晶配向膜材料と
してポリペプチド主鎖を有するポリマーが使用されたこ
とを特徴とする強誘電性液晶素子である。
請求項100本発明は、請求項90本発明にお+1− いて、エポキシ系化合物がエポキシ樹脂であることを特
徴とする強誘電性液晶素子である。
請求項11の本発明は、請求項90本発明において、エ
ポキシ系化合物がグリシジル基の誘導体からなるエポキ
シ系化合物であることを特徴とする強誘電性液晶素子で
ある。
請求項12の本発明は、請求項9の本発明において、エ
ポキシ系化合物が式4で示され、式中1で5は炭化水素
基であるが、R5基中に存在するCH2基は、基−0−
−CO−−0CO−及びCOO−の少なくとも一種によ
り置換されてもよいことを特徴とする強誘電性液晶素子
である。
請求項13の本発明は、請求項1又は1)の本発明にお
いて、液晶配向膜がラビングにより、配向処理が施され
ていることを特徴とする強誘電性液晶素子である。
請求項14の本発明は、強誘電性液晶組成物に塩基性の
置換基を有する化合物が少なくとも一種類添加され、液
晶配向膜材料として側鎖に極性官能基を有するポリマー
が使用されたことを特徴とする強誘電性液晶素子である
請求項15の本発明は、請求項140本発明において、
塩基性の置換基を有する化合物がアミン系化合物である
ことを特徴とする強誘電性液晶素子である。
請求項16の本発明は、請求項14の本発明において、
塩基性の置換基を有する化合物が脂肪族アミンであるこ
とを特徴とする強誘電性液晶素子である。
請求項170本発明は、請求項14の本発明において、
塩基性の置換基を有する化合物が脂肪族第1アミンであ
ることを特徴とする強誘電性液晶素子である。
請求項18の本発明は、請求項170本発明において、
脂肪族第1アミンが式1て示され、式中R1は炭化水素
基であるが、R1基中に存在するCtl 2基は、基−
o−−CO−−OCO−及びCOO−の少なくとも一種
により置換されてもよいことを特徴とする強誘電性液晶
素子である。
式1  (H2N−R+  Nl2) 請求項19の本発明は、請求項17の本発明において、
脂肪族第1アミンが式2で示され、式中R2は炭化水素
基であるが、R2基中に存在するCH2基は、基−o−
−CO−−OCO−及び−COO−の少なくとも一種に
より置換されてもよいことを特徴とする強誘電性液晶素
子である。
式2  (H2N−R2) 請求項20の本発明は、請求項140本発明において、
塩基性の置換基を有する化合物が式3で示される脂肪族
第2アミンであり、式中R3は(C112)。0H(n
は1以上)、R4は炭化水素基であるが、R4基中に存
在するCH2基は、基−0−−CO−−OCO−及び−
000−の少なくとも一種により置換されてもよいこと
を特徴とする強誘電性液晶素子である。
式3(tTN<    ) 請求項21の本発明は、請求項20の本発明において、
脂肪族第2アミンがベンジルエタノールアミンであるこ
とを特徴とする強誘電性液晶素子である。
請求項220本発明は、強誘電性液晶組成物にエポキシ
系化合物が少なくとも一種類添加され、液晶配向膜材料
として側鎖に極性官能基を有するポリマーが使用された
ことを特徴とする強誘電性液晶素子である。
請求項23の本発明は、請求項220本発明において、
エポキシ系化合物がエポキシ樹脂であることを特徴とす
る強誘電性液晶素子である。
請求項24の本発明は、請求項22の本発明において、
エポキシ系化合物がグリシジル基の誘導体からなるエポ
キシ系化合物であることを特徴とする強誘電性液晶素子
である。
請求項25の本発明は、請求項220本発明において、
エポキシ系化合物が式4で示され、式中R5は炭化水素
基であるが、R5基中に存在するCH2基は、基−o−
−CO−−OCO−及び−COO−の少なくとも一種に
より置換されてもよいことを特徴とする強誘電性液晶素
子である。
請求項26の本発明は、請求項14又は22の本発明に
おいて、液晶配向膜がラビングにより、配向処理が施さ
れていることを特徴とする強誘電性液晶素子である。
請求項27の本発明は、請求項14又は22の本発明も
こおいて、ポリマーの極性官能基が解離性置換基である
ことを特徴とする強誘電性液晶素子である。
請求項28の本発明は、請求項14又は22の本発明に
おいて、ポリマーが陽電荷の原因になる極性官能基と、
陰電荷の原因になる極性官能基とを併せもつことを特徴
とする強誘電性液晶素子である。
作用 本発明は上記した液晶組成物及び液晶配向膜との絹合せ
により、特性の経時的な劣化を防正し、良好なメモリー
特性の寿命を格段に延長することができる。
実施例 以下請求項1から請求項13までの本発明の一実施例の
液晶素子について、図面を参照しながら説明する。第1
図は本発明の液晶素子の概略構成を示す断面図である。
ガラスまたは、プラスチックの基板11上にインジウム
・錫酸化物よりなる透明電極(ITO電極)N12を形
成し、そのしに配向膜としてポリペプチド主鎖を有する
ポリマーを主成分とする溶液を用いて塗膜を形成する。
塗膜の形成法としては回転塗布(スピンコード)法、浸
漬塗布法、ロールコート法、印刷法、エアーナイフコー
ト決算工業的に行なわれている様々な塗布法が適用可能
である。このようにして塗膜Uされたポリペプチド主鎖
を有するポリマー膜にラビング等の配向処理を施すこと
により配向膜13とする。配向膜13を形成した一方の
基板の配向膜13側にガラスあるいはプラスチックから
なる円筒状あるいは球状のスペーサを樹脂中に分散させ
たスペーサ兼シール樹脂14を一部のみ液晶の注入の際
の開口部として残し、スクリーン印刷を行う。2枚の基
板を貼合わせ、スペーサ兼シール樹脂14を硬化した後
、減圧下で間口部より強誘電性液晶組成物に塩基性の置
換基を有する化合物又はエポキシ系化合物が少なくとも
一種類添加された液晶15を注入後、開口部を熱硬化型
あるいは光硬化型の樹脂で封止して液晶セルを完成した
以下に本発明の上記実施例の作用を説明する。
最初に本実施例において使用した強誘電性液晶材料の諸
物性値を以下に示す。
液晶材料: ZL l−3654(MERCK社製)相
転移温度: l so  8L−Ch−側御S mA □ S mC
’チルト角:  25L   Ps: 29nC/cm
2また、脂肪族アミンとしてポリオキシプロピレンアミ
ン(分子量230)を0.3重量%添加したときの相転
移温度を以Fに示す。
I so u’i  Ch、□S mA −刹−3mC
”相転移温度は、偏光顕微鏡によるテクスチャー観察お
よび、DSC(示差走査熱量計)により測定した。
なお、ポリオキシプロピレンアミン(分子量2である。
第2図は、配向膜13として牛血清アルブミン(BSA
、)を用い上記の手順に従って完成した液晶セルのしき
いI+Tj特性を示したものである。第2図(a)は強
誘電性液晶素子としてZ L l −3654のみをセ
ルに注入した場合、第2図(1))はZLI−:365
/lに塩基性の置換基を有する化合物の一例としてポリ
オキシプロピレンアミン(分子fit 230 )を0
.3重量%添加してえられる強誘電性液晶組成物をセル
に注入した場合の、1000時間後のしきい値特性を示
したものである。
セルギャップは2μmである。Qは電圧を印加したとき
の最大の相対輝度であり、バルクの応答を表わし、×は
一連の測定波形を1000ライン走査後の相対輝度であ
り、メモリーの応答を表わす。
第2図より、液晶のみを注入した場合の1000時間後
のしきい値特性が劣化しているのに対し、ポリオキシプ
ロピレンアミンを添加した液晶のしきい値特性は100
0時間後も対称かつ急峻な特性を維持している。これは
アミンによる配向膜表面の修飾の結果、配向膜の極性が
変化し、液晶と配向膜の界面吠態が変化したためと考え
られる。
塩基性の置換基を有する添加剤の添加量は特に限定され
ないが、実用」二〇、O1〜5重量%程度が適当である
。適量以下ではに記の添加効果はなく、したがって特性
の経時的な劣化が発生ずる。
なお、液晶はZ 1.、 r −3654に限定される
ものではない。また、透明電極N12上に上ド基板間で
の短絡を防ぐ目的で絶縁層を片面あるいは両面に形成し
た上むこ配向膜13を形成しても構わない。
また、配向膜として用いるポリペプチド主鎖を有するポ
リマーとしては、前記したB S Aや人血清アルブミ
ン、兎血清アルブミン等のような血清タンパク質や、卵
白アルブミンのようなアルブミン類、γ−グロフリン、
ヘモグロビン、キモトリプシンなどを含め種々のタンパ
ク質が使用できる。
また、アスパラギン酸、グルタミン酸、リジン、アルキ
ニン、ヒスチジン、l・リブ)・ファン、プロリン、ア
ラニン、グリシン、セリン、シスチンなどのアミノ酸の
ip独重重合体共重合体およびそれらの混合物も利用で
きる。
前記したポリペプチド主鎖を有するポリマーの配向膜と
強誘電性液晶との■1合せにより初期の配向性能や、ス
イッチング性能、メモリーの安定性の良い液晶素子がで
きる。また、液晶中に塩基性の置換基を有する化合物を
混合する目的は、このようにして得られた優れた初期性
能を長時間にわたって保持させんがためである。この際
、液晶中に加える塩基性の置換基を有する化合物の種類
とその混合量は、液晶が強誘電性を損なわない限り特定
するものではないが、具体的にはベンジルアミン、シク
ロヘキシルアミン、フェニルエチルアミン、フェニルプ
ロピルアミン、ベンジルエタノールアミン、ポリオキシ
プロピレンジアミンなどの液晶性を持たない塩基性の置
換基を有する化合物、あるいは液晶素子の一部にアミノ
基があるものなど液晶性をもつ塩基性の置換基を有する
化合物を単独もしくは2種類以上を組み合わせて用いる
ことが出来る。また、エポキシ系化合物としてビスフェ
ノール型エボキシブレボリマー 脂環式エポキシプレポ
リマーおよび市販のプレポリマーなどの液晶性を持たな
いエポキシ系化合物、あるいは液晶素子の一部にグリシ
ジル基を有するものなど液晶性を有するエポキシ系化合
物を単独もしくは2種類以上を組み合わせて用いること
が出来る。
本発明の強誘電性液晶素子は、表示手段、シャッター 
ライトバルブ、空間変調素子等に適用可能である。
次に、本発明を更に具体的に説明する。
実施例1 5.0gの牛血清アルブミンを495、Ogの純水に溶
かし、1.0重量%の牛血清アルブミン水溶液を調製し
た。次いで、この水溶液をITO電極のパターンを形成
したガラス基板に回転塗布を行なった。塗布の終わった
基板を110℃の電気炉に入れ、乾燥を行なった。乾燥
後、レーヨンの織イ11を用いて弔一方向にラビング処
理を行ない配向膜を完成した。こうして牛血清アルブミ
ンの配向膜を形成したガラス基板を2枚用意し、第3図
に示すようにその片方の基板(例えば下側基板32)の
配向膜を形成した面にスペーサ兼シール樹脂35として
直径2.071mのガラス繊維を分散した酸無水物硬化
型エポキシ樹脂を1辺のみ辺の中央部に5mm幅の開口
部36を残して他の全周に0. 2rnrn幅で印刷し
、もう一方の基板(−1::側基板31 ) 、1.に
直径2.07zrnの樹脂球を散布した上で、上側基板
31と下側基板32に形成した配向膜のラビング方向3
3.34が平行でかっ配向膜面を対向させた状態で加圧
し、140℃で5時間加熱して硬化接着した。接着後、
減圧下で開口部36から液晶(メルク社製 商品名ZL
I365 /L )に塩基性の置換基を有する添加剤と
してポリオキシプロピレンアミン(分子量230)を0
. 3重量%添加したものを注入した。注入後、開口部
36を市販の酸無水物硬化型エポキシ樹脂で封止した。
さらに、封入した液晶が等六相を示す温度すなわち85
℃付近まで加熱し徐々に温度を下げ、いわゆる強誘電性
液晶セルを完成した。
このように、第3図は強誘電性液晶セルを示す図であり
、31は上側基板、32は下側基板で33.34はそれ
ぞれのラビング処理方向を示し、35はシール樹脂であ
る。完成した強誘電性液晶セルは配向ムラの無い良好な
配向状態を示し、電圧印加により、メモリー特性の確保
された良好な電気光学特性が得られた。
実施例2 2゜Ogのポリアラニンを498.0gの純水で希釈し
、0.4重量%のポリアラニン希釈溶液を調製した。こ
の溶液を用いて実施例1に示した方法によりポリアラニ
ンの配向膜を形成し、これを用いて実施例1に示した方
法により強誘電性液晶セルを作製した。但し、強誘電性
液晶は同一の組成物(ZLI3654)を用いたがアミ
ンは0.3重量%のポリオキシプロピレンアミン(分子
!230)を混合した。このようにして作製した強誘電
性液晶セルは配向ムラの無い良好な配向状態を示し、電
圧印加により、双安定性の確保された良好な電気光学特
性が得られた。また、この良好な初期性能は、室温放置
下で1000時間後も変化することなく保持された。
実施例3 1.0gの牛血清アルブミンを499.0gの10%ア
ンモニア水で希釈し、0. 2重量%のポリグリシン希
釈溶液を調製した。この溶液を用いて実施例1に示した
方法により生血清アルブミンの配向膜を形成し、これを
用いて実施例1に示した方法により強誘電性液晶セルを
作製した。強誘電性液晶は同一の組成物(ZLT365
4)を用いたが添加物としては0. 3重量%のエポキ
シプレポリマー(エビコー)828ニジエル化学製)を
混合した。このようにして作製した強誘電性液晶セルは
配向ムラの無い良好な配向状態を示し、電圧印加により
、双安定性の確保された良好な電気光学特性が得られた
。また、この良好な初期性能は、室温放置下で1000
時間後も変化することなく保持された。
実施例4 2.5gのヘモグロビンを497.5gの純水で希釈し
、0.5重量%のヘモグロビン希釈溶液を調製した。こ
の溶液を用いて実施例1に示した方法によりヘモグロビ
ンの配向膜を形成し、これを用いて実施例1に示した方
法により強誘電性液晶セルを作製した。強誘電性液晶は
同一の組成物(ZLI3654)を用いたが添加物とし
ては0.3重量%のポリオキシプロピレンアミン(分子
量400)を混合した。このようにして作製した強誘電
性液晶セルは配向ムラの無い良好な配向状態を示し、電
圧印加により、双安定性の確保された良好な電気光学特
性が得られた。また、この良好な初期性能は、室温放置
下で1000時間後も変化することなく保持された。
実施例5 =26− 2.5gのグルタミン酸/リジン共重合体を497.5
gの純水で希釈し、0.5重量%の希釈溶液を調製した
。この溶液を用いて実施例1に示した方法により配向膜
を形成し、これを用いて実施例1に示した方法により強
誘電性液晶セルを作製した。強誘電性液晶は同一の組成
物(Z 1.、13654)を用い、添加物としては0
.3重量%のポリオキシプロピレンアミン(分子@40
0)を混合した。このようにして作製した強誘電性液晶
セルは配向ムラの無い良好な配向状態を示し、電圧印加
により、双安定性の確保された良好な電気光学特性が得
られた。また、この良好な初)11性能は、室温放置下
で1000時間後も変化することなく保持された。
実施例6 1.0gのポリアラニンと1.5gのポリリジンとの混
合物を497.5gの純水で希釈し、0.5重量%の希
釈溶液を調製した。この溶液を用いて実施例1に示した
方法により上記混合物からなる配向膜を形成し、これを
用いて実施例1に示した方法により強誘電性液晶セルを
作製した。
強誘電性液晶は同一の組成物(ZLT3654)を用い
、添加物としては0.3重量%のポリオキシプロピレン
アミン(分子量400)を混合した。
このようにして作製した強誘電性液晶セルは配向ムラの
無い良好な配向状態を示1八 電圧印加により、双安定
性の確保された良好な電気光学特性が得られた。また、
この良好な初期性能は、室温放置下で1000時間後も
変化することなく保持された。
比較例 市販されている液晶配向用のポリイミドワニス(商品名
JIA−1−3、日本合成ゴム製)を用い、ITO電極
のパターンを形成したガラス基板に回転塗布を行なった
。塗膜1の終わった基板を250℃の電気炉で1時間加
熱した。膜厚は約6゜nInであった。l/−ヨンの織
布を用いて弔一方向にラビング処理を行ない配向膜を完
成した。こうしてポリイミドの配向膜を形成したガラス
基板を2枚用意し、第3図に示すようシこその片方の基
板(例えは下側基板32)の配向膜を形成した面にスペ
ーサ兼シール樹脂35とtノで直径2.0μmのガラス
繊維を分散した酸無水物硬化型エポキシ樹脂を1辺のみ
辺の中央部に5mm幅の開口部36を残して他の全周に
0.2mm幅で印刷し、もう一方の基板(上側基板31
)上に直径2.0111nの樹脂球を散布した上で、」
−側基板31と下側基板32に形成した配向膜のラビン
グ方向33.34が平行かつ配向膜面を対向させた状態
で加圧し、l 40 °Cで5時間加熱して硬化接着し
た。接着後、減圧下で開口部36から液晶(ZL I 
3654)を注入した。注入後、開口部36を市販の酸
無水物硬化型エポキシ樹脂で封止した。さらに、封入し
た液晶が等六相を示す温度すなわち88℃付近まで加熱
し徐々乞こ温度を下げ、いわゆる強誘電性液晶セルを完
成した。完成した強誘電性液晶セルは配向状態にムラが
多く、均一な表示が得られなかった。しかも、初期状態
から、印加電圧に対して明瞭なしきい値が得られなかっ
た。
次に、請求項14から請求項28の本発明の一実施例の
液晶素子について、図面を参照しながら説明する。第4
図は本発明の液晶素子の概略構成を示す断面図である。
ガラスまたは、プラスチックの基板11上にインジウム
・錫酸化物よりなる透明電極(ITO電極)N12を形
成し、その−Lに配向膜として、側鎖に極性官能基を有
するポリマーを主成分とする溶液を用いて塗膜を形成す
る。
塗膜の形成法としては回転塗布(スピンコード)法、浸
漬塗布法、ロールコート法、印刷法、エアーナイフコー
ト決算工業的に行なわれでいる様々な塗布法が適用可能
である。このようにして塗布された側鎖に極性官能基を
有するポリマー膜にラビング等の配向処理を施すことに
より配向膜13とする。配向膜13を形成した一方の基
板の配向膜13側にガラスあるいはプラスチックからな
る円筒状あるいは球状のスペーサを樹脂中に分散させた
スペーサ兼シール樹脂14を一部のみ液晶の注入の際の
開口部として残し、スクリーン印刷を行う。2枚の基板
を貼合わせ、スペーサ兼シール樹脂14を硬化した後、
減圧下で開口部より弾語電性液晶組成物に塩基性の置換
基を有する化合物又はエポキシ系化合物が少なくとも一
種類添加された液晶15を注入後、開[1部を熱硬化型
あるいは光硬化型の樹脂で封止して液晶セルを完成した
以下に本発明の上記実施例の作用を説明する。
最初に本実施例において使用した強誘電性液晶材料の諸
物性値を以下に示す。
液晶材料: ZL l−3654(MI’:RCK社製
)相転移温度: 1so−間〜Ch  −7ffl  SmA  E2−
 SmC”チルト角:  25L   Ps: 29n
C/cm2また、脂肪族アミンとしてポリオキシプロピ
レンアミン(分子ffi 2 :30 )を0.3重量
%添加したときの相転移温度を以下に示す。
l5o−…−Ch−u−SmA −皿−SmC”相転移
温度は、偏光顕微鏡によるテクスチャー観察および、D
SC(示差走査熱量計)により測定した。
なお、ポリオキシブト1ピレンアミン(分子量230)
の構造式は である。
第5図は、配向膜13として牛血清アルブミン(BSA
)を用い上記の手順に従って完成した液晶セルのしきい
値特性を示したものである。第5図(a)は強誘電性液
晶材料としてZL l −3654のみをセルに注入し
た場合、第5図(b)はZLI−3654に塩基性の置
換基を有する化合物の一例としてポリオキシプロピレン
アミン(分子量230)を0.3重量%添加してえられ
る強誘電性液晶組成物をセルに注入した場合の、100
0時間後のしきい値特性を示したものである。
セルギャップは2部mである。Oは電圧を印加したとき
の最大の相対輝度であり、バルクの応答を表わし、×は
一連の測定波形を1000ライン走査後の相対輝度であ
り、メモリーの応答を表わす。
第5図より、液晶のみを注入した場合の1000時間後
のしきい値特性が劣化しているのに対し、ポリオキシプ
ロピレンアミンを添加した液晶のしきい値特性は100
0時間後も対称かつ急峻な特性を維持している。これは
アミンによる配向膜表面の修飾の結果、配向膜の極性が
変化し、液晶と配向膜の界面状態が変化したためと考え
られる。
塩基性の置換基を有する添加剤の添加量は特に限定され
ないが、実用上0.01〜5重量%程度が適当である。
適量以下では上記の添加効果はなく、したがって特性の
経時的な劣化が発生ずる。
なお、液晶はZLI−3654に限定されるものではな
い。また、透明電極屑12にに」−下基板間での短絡を
防ぐ目的で絶縁層を片面あるいは両面に形成した上に配
向膜13を形成しても構わない。
また、配向膜として用いる側鎖に極性官能基を有するポ
リマーとしノでは、前記したBSAや人血清アルブミン
、先血清アルブミン等のような血清タンパク質や、卵白
アルブミンのようなアルブミン類、と−グロブリン、ヘ
モグロビン、キモトリプシンなどを含め種々のタンパク
質が使用できる。
また、アスパラギン酸、グルタミン酸、リジン、アルギ
ニン、ヒスチジン、トリプトファン、プロリンなどの極
性官能基を有するアミノ酸の虫型重合体や共重合体およ
びそれらの混合物も利用できる。
前記した側鎖に極性官能基を有するポリマーの配向膜と
強誘電性液晶との組合せにより初期の配向性能や、スイ
ッチング性能、メモリーの安定性の良い液晶素子ができ
る。また、液晶中に塩基性の置換基を有する化合物を混
合する目的は、このようにして得られた優れた初期性能
を長時間にわたって保持させんがためである。この際、
液晶中に加える塩基性の置換基を有する化合物の種類と
その混合量は、液晶が強誘電性を損なわない限り特定す
るものではないが、具体的にはベンジルアミン、シクロ
ヘキシルアミン、フェニルエチルアミン、フェニルプロ
ピルアミン、ベンジルエタノールアミン、ポリオキシプ
ロピレンジアミンなどの液晶性を持たない塩基性の置換
基を有する化合物、あるいは液晶分子の一部にアミノ基
があるものなど液晶性をもつ塩基性の置換基を有する化
合一14 物を単独もしくは2種類以上を組み合わせて用いること
が出来る。また、エポキシ系化合物としてビスフェノー
ル型エボキシブレボリマー 脂環式エポキシプレポリマ
ーおよび市販のプレポリマーなどの液晶性を持たないエ
ポキシ系化合物、あるいは液晶分子の一部にグリシジル
基を有するものなど液晶性を有するエポキシ系化合物を
単独もしくは2種類以−Lを組み合わせて用いることが
出来る。
本発明の強誘電性液晶素子は、表示手段、シャッター 
ライトバルブ、空間変調素子等に適用可能である。
次に、本発明を更に具体的に説明する。
実施例7 5.0gの生血清アルブミンを495.0gの純水に溶
か腰 1.0重量%の牛血清アルブミン水溶液を調製し
た。次いで、この水溶液なT i’ 0電極のパターン
を形成したカラス基板に回転塗布を行なった。塗布の終
わった基板を110℃の電気炉に入れ、乾燥を行なった
。乾燥後、レーヨンの織布を用いてm一方向にラビング
処理を行ない配向膜を完成した。こうして牛血清アルブ
ミンの配向膜を形成したガラス基板を2枚用意し、第3
図に示すようにその片方の基板(例えば下側基板32〉
の配向膜を形成した面にスペーサ兼シール樹脂35とし
て直径2.0μmのガラス繊維を分散した酸無水物硬化
型エポキシ樹脂を1辺のみ辺の中央部に5 rn m幅
の開口部36を残しで他の全周に(L  2mm幅で印
刷し、もう一方の基板(上側基板31)上に直径2.0
μInの樹脂球を散布した上で、上側基板31と下側基
板32に形成した配向膜のラビング方向33.34が平
行でかつ配向膜面を対向させた状態で加圧し、140℃
で5時間加熱して硬化接着した。接着後、減圧丁で開口
部36から液晶(メルク社製 商品名ZLI3654)
に塩基性の置換基を有する添加剤としてポリオキシプロ
ピレンアミン(分子量230)を0.3重量%添加した
ものを注入した。注入後、開口部36を市販の酸無水物
硬化型エポキシ樹脂で封止した。さらに、封入した液晶
が等六相を示=36− す温度すなわち85℃付近まで加熱し徐々に温度を下げ
、いわゆる強誘電性液晶セルを完成した。
このように、第6図は強誘電性液晶セルを示す図であり
、31は」二側基板、32は下側基板で33.34はそ
れぞれのラビング処理方向を示し、35はシール樹脂で
ある。完成した強誘電性液晶セルは配向ノ、うの無い良
好な配向状態を示し、電圧印加により、メモリー特性の
確保された良好な電気光学特性が得られた。
実施例8 5.0gの牛血清アルブミンを495.0gの純水で希
釈し、0.1重量%の牛血清アルブミン希釈溶液を調製
した。この溶液を用いて実施例7に示した方法により牛
血清アルブミンの配向膜を形成し、これを用いて実施例
7に示した方法により強誘電性液晶セルを作製した。但
し、強誘電性液晶は同一の組成物(ZLI3654)を
用いたがアミンは0. 3重量部のベンジルエタノール
アミンを混合した。このようにして作製した強誘電性液
晶セルは配向ムラの無い良好な配向状態を示し、電圧印
加により、メモリー特性の確保された良好な電気光学特
性が得られた。また、この良好な初期性能は、室温放置
下で1000時間後も変化することなく保持された。
実施例9 5゜Ogの牛血清アルブミンを495.0gの純水で希
釈し、1.0重量%の牛血清アルブミン希釈溶液を調製
した。この溶液を用いて実施例7に示した方法により牛
血清アルブミンの配向膜を形成し、これを用いて実施例
7に示した方法により強誘電性液晶セルを作製した。強
誘電性液晶は同一の組成物(ZL I 3654)を用
いたが添加物としては0.3重量部のエポキシプレポリ
マー(エピコート828ニジエル化学製)を混合した。
このようにして作製した強誘電性液晶セルは配向ムラの
無い良好な配向状態を示し、電圧印加により、メモリー
特性の確保された良好な電気光学特性が得られた。また
、この良好な初期性能は、室温放置下で1000時間後
も変化することなく保持された。
実施例10 2.5gのヘモグロビンを497.5gの純水で希釈し
、0.5重量%のヘモグロビン希釈溶液を調製した。こ
の溶液を用いて実施例7に示した方法によりヘモグロビ
ンの配向膜を形成し、これを用いて実施例7に示した方
法により強誘電性液晶セルを作製した。強誘電性液晶は
同一の組成物(ZL i 3654)を用いたが添加物
としては、0.3重量部のポリオキシプロピレンアミン
(分子t400)を混合した。このようにして作製した
強誘電性液晶セルは配向ムラの無い良好な配向状態を示
し、電圧印加により、メモリー特性の確保された良好な
電気光学特性が得られた。また、この良好な初期性能は
、室温放置下で1000時間後も変化することなく保持
された。
実施例11 2.5gのグルタミン酸/リジン共重合体を497.5
gの純水で希釈し、0.5重量%の希釈溶液を調製L/
た。この溶液を用いて実施例7に示した方法により配向
膜を形成し、これを用いて実流側7に示した方法により
強誘電性液晶セルを作製した。強誘電性液晶は同一の組
成物(ZL13654)を用い、添加物としては0.3
重量部のポリオキシプロピレンアミン(分子f1.40
0)を混合した。このようにして作製した強誘電性液晶
セルは配向ムラの無い良好な配向状態を示し、電圧印加
により、メモリー特性の確1呆された良好な電気光学特
性が得られた。また、この良好な初期性能は、室温放置
下で1000時間後も変化することなく保持された。
実施例12 2.5gのポリグルタミン酸と2.5gのポリリジンと
の混合物を495gの純水で希釈し、1.0重量%の希
釈溶液を調製した。この溶液を用いて実施例7に示した
方法により上記混合物からなる配向膜を形成し、これを
用いて実施例7に示した方法により強誘電性液晶セルを
作製した。
強誘電性液晶は同一の組成物(ZL I 3654)を
用い、添加物としては0.3重量部のポリオキシプロピ
レンアミン(分子量400)を混合した。
このようにして作製した強誘電性液晶セルは配向ムラの
無い良好な配向状態を示し、電圧印加により、メモリー
特性の確保された良好な電気光学特性が得られた。また
、この良好な初期性能は、室温放置下で1000時間後
も変化することなく保持された。
比較例 市販されている液晶配向用のボリイミFワース(商品名
JIA−1−3、日本合成ゴJ1製)を用い、 I’r
O電極のパターンを形成したガラス基板に回転塗膜■を
行なフた。塗布の終わった基板を250℃の電気炉で1
時間加熱した。膜厚は約600 mであった。レーヨン
の織布を用いて単一方向にラビング処理を行ない配向膜
を完成した。こうしてポリイミドの配向膜を形成したガ
ラス基板を2枚用意し、第6図に示すようにその片方の
基板(例えば下側基板32)の配向膜を形成した面にス
ペーサ兼シール樹脂35として直径2.0μmのガラス
繊維を分散した酸無水物硬化型エポキシ樹脂を1辺のみ
辺の中央部に5mm幅の開口部36を残して他の全周に
0.2tnm幅で印刷し、もう一方の基板(上側基板3
1)上に直径2.0μmの樹脂球を散布した上で、上側
基板31と下側基板32に形成した配向膜のラビング方
向33.34が平行かつ配向膜面を対向させた状態で加
圧し、140℃で5時間加熱して硬化接着した。接着後
、減圧下で開口部36から液晶(ZLI3654)を注
入した。注入後、開口部36を市販の酸無水物硬化型エ
ポキシ樹脂で封止した。さらに、封入した液晶が等六相
を示す温度すなわち88℃付近まで加熱し徐々に温度を
下げ、いわゆる強誘電性液晶セルを完成した。完成した
強誘電性液晶セルは配向状態にムラが多く、均一な表示
が得られなかったウ しかも、初期状態から、印加電圧
に対して明瞭なしきい値が得られなかった。
発明の効果 上記した実施例でも示したように、請求項1〜13の本
発明にあっては、強誘電性液晶素子においてポリペプチ
ド主鎖を有するポリマーを液晶の配向膜として用い、か
つ、塩基性の置換基を有する化合物又はエポキシ系化合
物を液晶組成物中に混合することにより、双安定性の確
保され、均一でムラのない特性を実現することができ、
しかもその優れた特性を長時間にわたり安定して保持さ
せることが可能となる。
また、」−記した実施例でも示したように、請求項14
〜28の本発明にあっては、強誘電性液晶素子において
側鎖に極性官能基を有するポリマーを液晶の配向膜とし
て用い、塩基性の置換基を有する化合物又はエポキシ系
化合物を液晶組成物中に混合することにより、良好なメ
モリー特性の確保され、均一てムラのない特性を実現す
ることができ、しかもその優れた特性を長時間にわたり
安定して保持させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は請求項1〜13の本発明の強誘電性液晶素子の
概略構成を示す断面図、第2図(a)は同本発明の比較
例のしきい値特性を示すグラフ、第2図(b)は同本発
明の一実施例のしきい値特性を示すグラフ、第3図は強
誘電性液晶セルな示ず平面図、第4図は請求項14〜2
8の本発明の強誘電性液晶素子の概略構成を示す断面図
、第5図(a)は同本発明の比較例のしきい値特性を示
すグラフ、第5図(1))は同本発明の一実施例のしき
い値特性を示すグラフ、第6図は強誘電性液晶セルを示
す平面図である。 II・・・基板、12・・・透明電極層、13・・・配
向膜、14.35・・・スペーサ兼シール樹脂、15・
・・液晶、31・・・上側基板、32・・・下側基板、
33・・・上側基板のラビング方向、34・・・下側基
板のラビング方向、36・・・開口部。 代理人 弁理士  松 1)正 道 第 C2)の1 (a) f)2 (b)の] (b)の2 印加電圧(V) 印加電圧(V) ○ 電圧を印加時の相対輝度 × ・ ・ ・一連の測定波形を1000ライン走査後の相対輝度箱 図 第 図 31・・・上側基板 32・・・下側基板 33・・・上側基板のラビング方向 34・・・下側基板のラビング方向 35・・・スペーサ兼シール樹脂 36・・・開口部 11 ・ ・ 12・ ・ ・基板 ・透明電極層 13・ 配向膜 スペーサ兼シール樹脂 液晶 第 図 (a)の1 (a”)の2 (b)の] (b)の2 印加電圧(V) 印加電圧(V)

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)強誘電性液晶組成物に塩基性の置換基を有する化
    合物が少なくとも一種類添加され、液晶配向膜材料とし
    てポリペプチド主鎖を有するポリマーが使用されたこと
    を特徴とする強誘電性液晶素子。
  2. (2)塩基性の置換基を有する化合物がアミン系化合物
    であることを特徴とする請求項1記載の強誘電性液晶素
    子。
  3. (3)塩基性の置換基を有する化合物が脂肪族アミンで
    あることを特徴とする請求項1記載の強誘電性液晶素子
  4. (4)塩基性の置換基を有する化合物が脂肪族第1アミ
    ンであることを特徴とする請求項1記載の強誘電性液晶
    素子。
  5. (5)脂肪族第1アミンが式1で示され、式中R_1は
    炭化水素基であるが、R_1基中に存在するCH_2基
    は、基−O−、−CO−、−OCO−、及び−COO−
    の少なくとも一種により置換されてもよいことを特徴と
    する請求項4記載の強誘電性液晶素子。 式1(H_2N−R_1−NH_2)
  6. (6)脂肪族第1アミンが式2で示され、式中R_2は
    炭化水素基であるが、R_2基中に存在するCH_2基
    は、基−O−、−CO−、−OCO−、及び−COO−
    の少なくとも一種により置換されてもよいことを特徴と
    する請求項4記載の強誘電性液晶素子。 式2(H_2N−R_2)
  7. (7)塩基性の置換基を有する化合物が式3で示される
    脂肪族第2アミンであり、式中R_3は(CH_2)_
    nOH(nは1以上)、R_4は炭化水素基であるが、
    R_4基中に存在するCH_2基は、基−O−、−CO
    −、−OCO−、及び−COO−の少なくとも一種によ
    り置換されてもよいことを特徴とする請求項1記載の強
    誘電性液晶素子。 式3▲数式、化学式、表等があります▼
  8. (8)脂肪族第2アミンがベンジルエタノールアミンで
    あることを特徴とする請求項7記載の強誘電性液晶素子
  9. (9)強誘電性液晶組成物にエポキシ系化合物が少なく
    とも一種類添加され、液晶配向膜材料としてポリペプチ
    ド主鎖を有するポリマーが使用されたことを特徴とする
    強誘電性液晶素子。
  10. (10)エポキシ系化合物がエポキシ樹脂であることを
    特徴とする請求項9記載の強誘電性液晶素子。
  11. (11)エポキシ系化合物がグリシジル基の誘導体から
    なるエポキシ系化合物であることを特徴とする請求項9
    記載の強誘電性液晶素子。
  12. (12)エポキシ系化合物が式4で示され、式中R_5
    は炭化水素基であるが、R_5基中に存在するCH_2
    基は、基−O−、−CO−、−OCO−、及び−COO
    −の少なくとも一種により置換されてもよいことを特徴
    とする請求項9記載の強誘電性液晶素子。 式4▲数式、化学式、表等があります▼
  13. (13)液晶配向膜がラビングにより、配向処理が施さ
    れていることを特徴とする請求項1又は9記載の強誘電
    性液晶素子。
  14. (14)強誘電性液晶組成物に塩基性の置換基を有する
    化合物が少なくとも一種類添加され、液晶配向膜材料と
    して側鎖に極性官能基を有するポリマーが使用されたこ
    とを特徴とする強誘電性液晶素子。
  15. (15)塩基性の置換基を有する化合物がアミン系化合
    物であることを特徴とする請求項14記載の強誘電性液
    晶素子。
  16. (16)塩基性の置換基を有する化合物が脂肪族アミン
    であることを特徴とする請求項14記載の強誘電性液晶
    素子。
  17. (17)塩基性の置換基を有する化合物が脂肪族第1ア
    ミンであることを特徴とする請求項14記載の強誘電性
    液晶素子。
  18. (18)脂肪族第1アミンが式1で示され、式中R_1
    は炭化水素基であるが、R_1基中に存在するCH_2
    基は、基−O−、−CO−、−OCO−、及び−COO
    −の少なくとも一種により置換されてもよいことを特徴
    とする請求項17記載の強誘電性液晶素子。式1(H_
    2N−R_1−NH_2)
  19. (19)脂肪族第1アミンが式2で示され、式中R_2
    は炭化水素基であるが、R_2基中に存在するCH_2
    基は、基−O−、−CO−、−OCO−、及び−COO
    −の少なくとも一種により置換されてもよいことを特徴
    とする請求項17記載の強誘電性液晶素子。式2(H_
    2N−R_2)
  20. (20)塩基性の置換基を有する化合物が式3で示され
    る脂肪族第2アミンであり、式中R_3は(CH_2)
    _nOH(nは1以上)、R_4は炭化水素基であるが
    、R_4基中に存在するCH_2基は、基−O−、−C
    O−、−OCO−、及び−COO−の少なくとも一種に
    より置換されてもよいことを特徴とする請求項14記載
    の強誘電性液晶素子。式3▲数式、化学式、表等があり
    ます▼
  21. (21)脂肪族第2アミンがベンジルエタノールアミン
    であることを特徴とする請求項20記載の強誘電性液晶
    素子。
  22. (22)強誘電性液晶組成物にエポキシ系化合物が少な
    くとも一種類添加され、液晶配向膜材料として側鎖に極
    性官能基を有するポリマーが使用されたことを特徴とす
    る強誘電性液晶素子。
  23. (23)エポキシ系化合物がエポキシ樹脂であることを
    特徴とする請求項22記載の強誘電性液晶素子。
  24. (24)エポキシ系化合物がグリシジル基の誘導体から
    なるエポキシ系化合物であることを特徴とする請求項2
    2記載の強誘電性液晶素子。
  25. (25)エポキシ系化合物が式4で示され、式中R_5
    は炭化水素基であるが、R_5基中に存在するCH_2
    基は、基−O−、−CO−、−OCO−、及び−COO
    −の少なくとも一種により置換されてもよいことを特徴
    とする請求項22記載の強誘電性液晶素子。式4▲数式
    、化学式、表等があります▼
  26. (26)液晶配向膜がラビングにより、配向処理が施さ
    れていることを特徴とする請求項14又は22記載の強
    誘電性液晶素子。
  27. (27)ポリマーの極性官能基が解離性置換基であるこ
    とを特徴とする請求項14又は22記載の強誘電性液晶
    素子。
  28. (28)ポリマーが陽電荷の原因になる極性官能基と、
    陰電荷の原因になる極性官能基とを併せもつことを特徴
    とする請求項14又は22記載の強誘電性液晶素子。
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JP2012153892A (ja) * 2012-02-28 2012-08-16 Dic Corp 液晶組成物の製造方法

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