JPH02311822A - 配向制御膜と配向制御法および液晶素子 - Google Patents

配向制御膜と配向制御法および液晶素子

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JPH02311822A
JPH02311822A JP13493089A JP13493089A JPH02311822A JP H02311822 A JPH02311822 A JP H02311822A JP 13493089 A JP13493089 A JP 13493089A JP 13493089 A JP13493089 A JP 13493089A JP H02311822 A JPH02311822 A JP H02311822A
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JP
Japan
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liquid crystal
orientation
albumin
control film
orientation control
Prior art date
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Pending
Application number
JP13493089A
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English (en)
Inventor
Yuji Satani
裕司 佐谷
Hideaki Mochizuki
望月 秀晃
Tsuyoshi Kamimura
強 上村
Kazuhiro Jiyouten
一浩 上天
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、分子の配向制御膜と配向制御法および液晶素
子に関するものである。
従来の技術 分子やその集合体等の配向を制御するための技術とし、
液晶素子においては、ポリイミドやポリアミド等の合成
高分子を基板に塗布、乾燥し、その表面を布等でこすっ
て配向制御を行うラビング処理を行った配向制御膜が主
に用いられている。
また、このラビング処理を行わない方法としては、酸化
珪素等の斜方蒸着法がある。さらに、非線形光学素子や
分子素子などにおいては、分子等の配向制御の方法が確
立されていない。
発明が解決しようとする課題 液晶素子において、分子等の配向を制御する方法の一つ
であるラビング処理は単純な方法であるため、低コスト
で実施できるが、大面積化および画素数の増大が望まれ
るようになると従来用いていたポリイミドやポリアミド
等の配向制御膜ではこれに対応しきれず、配向の均一性
が不十分であったり、特に強誘電性を示す液晶を用いた
液晶素子において、・分子の配向方向に双安定性が必要
とされ、従来の配向制御膜ではこの双安定性の発現が不
十分であるという課題をも有していた。一方、ラビング
処理を行わずに液晶を配向させる方法としては、斜方蒸
着法がある。そして、この方法を用いれば、良好な性能
を有する液晶素子が製造できるが、蒸着工程が複雑で一
般にコストが高く、特に大面積において低コスト化が困
難であるという課題を有していた。また、分子素子や非
線形光学素子などにおいては分子等の配向制御が必要で
あるにもかかわらず、その方法が未だ確立されていない
という課題を有していた。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明の配向制御膜はアルブ
ミンを主成分とする塗膜を用いたものであり、配向制御
法は基板がアルブミンを主成分とする溶液の液面を横切
って一定方向に引き上げることで塗布と同時に配向処理
されることを特徴とするものであり、液晶素子は少なく
とも一方の基板上にアルブミンを主成分とする配向制御
膜を備えたものである。
作用 本発明はアルブミンを主成分とする塗膜を配向制御膜と
して、あるいはアルブミンを主成分とする溶液を基板上
に引き上げ塗布により形成するという配向制御法を用い
ることで分子やその集合体の配向を制御することが可能
となる。また、これを液晶素子に応用した場合には、素
子の全面にわたって均一な配向を容易に低コストで実現
できる。
中でも、強誘電性を示す液晶を用いた液晶素子 では、
双安定性を完全に保持したままで、均一な配向を容易に
低コストで実現できる。
実施例 以下、本発明の一実施例の配向制御膜と配向制御法およ
びそれを用いた液晶素子について、図面を参照しながら
説明する。第1図は本発明の配向制御膜を用いた液晶素
子の概略を示す図である。
ガラスやプラスチック等の基板11上にインジウム・錫
酸化物よりなる透明電極層12を形成し、その上に配向
制御膜13を形成後、スペーサ兼シール樹脂14を印刷
し、2枚の液晶支持体15を貼合わせ、開口部より液晶
16を注入後、開口部を封止していわゆる液晶セルを完
成した。
具体的実施例1 2.5gの生血清アルブミンを497.5 gの純水に
溶かし、0.5重量%の牛血清アルブミン水溶液を調製
した0次いで、この水溶液をITO電極のパターンを形
成したガラス基板を液面に対して垂直方向に100m/
分の速度で降ろした。所望の部分まで浸漬したところで
、しばらく静置し、10簡/分の速度でガラス基板を液
面に対して垂直方向に引き上げた。塗布後100°Cの
電気炉で1時間、乾燥を行った。こうして牛血清アルブ
ミンの配向制御膜を形成した液晶支持板2枚用意し、第
2図に示すようにその片方の液晶支持体(例えば下側液
晶支持体22)の配向制御膜を形成した面にスペーサ兼
シール樹脂25として直径7μmのガラス繊維を分散し
た酸無水物硬化型エポキシ樹脂を1辺のみ辺の中央部に
5III1幅を残して他の全周に0.2w幅で印刷した
上で、上側液晶支持板21と下側液晶支持板22に形成
した配向制御膜の引き上げ方向23.24が直角でかつ
配向制御膜表面を対向させた状態で加圧し、150°C
で5時間加熱して硬化接着した。
接着後、減圧下で開口部から液晶26(メルク社製商品
名Z L 13225)を注入した。注入後、開口部を
市販の酸無水物硬化型エポキシ樹脂で封止していわゆる
ツイステイツドマネチツク(TN)型液晶セルを完成し
た。このようにして完成したTN型液晶セルは配向ムラ
の無い良好な配向状態を示し、良好な電気光学特性が得
られた。
具体的実施例2 2.5gの牛血清アルブミンを497.5 gの純水に
溶かし、0.5重量%の牛血清アルブミン水溶液を調製
した。次いで、この水溶液をITO電極のパターンを形
成したガラス基板を液面に対して垂直方向に100m/
分の速度で降ろした。所望の部分まで浸漬したところで
、しばらく静置し、10mm/分の速度でガラス基板を
液面に対して垂直方向に引き上げた。塗布後100°C
の電気炉で1時間、乾燥を行った。こうして牛血清アル
ブミンの配向制御膜を形成した液晶支持体を2枚用意し
、第3図に示すようにその片方の液晶支持体(例えば下
側液晶支持板32)の配向制御膜を形成した面にスペー
サ兼シール樹脂35として直径2μmのガラス繊維を分
散した酸無水物硬化型エポキシ樹脂を1辺のみ辺の中央
部に5111I幅を残して他の全周に0.2閣幅で印刷
した上で、上側液晶支持板31と下側液晶支持板32に
形成した配向制御膜の引き上げ方向33.34が平行で
かつ配向制御膜面を対向させた状態で加圧し、150°
Cで5時間加熱して硬化接着した。接着後、減圧下で開
口部から液晶36(メルク社製 商品名Z L 136
54)を注入した。注入後、開口部を市販の酸無水物硬
化型エポキシ樹脂で封止した。さらに、封入した液晶が
等吉相を示す温度すなわち80’C付近まで加熱し、徐
々に温度を下げ、いわゆる強誘電性液晶セルを完成した
。このようにして完成した強誘電性液晶セルは配向ムラ
の無い良好な配向状態を示し、電圧印加により、双安定
性の確保された良好な電気光学特性が得られた。
具体的実施例3 2.5gの人血清アルブミンを497.5gの純水に溶
かし、0.5重量%の人血清アルブミン水溶液を調製し
た。この水溶液を用いて具体的実施例1に示した方法に
よりTN型液晶セルを作製した。完成したTN型液晶セ
ルは配向ムラの無い良好な配向状態を示し、良好な電気
光学特性が得られた。
具体的実施例4 2.5gの人血清アルブミンを497.5 gの純水に
溶かし、0.5重量%の人血清アルブミン水溶液を調製
した。この水溶液を用いて具体的実施例2に示した方法
により強誘電性液晶セルを作製した。
完成した強誘電性液晶セルは配向ムラの無い良好な配向
状態を示し、電圧印加により、双安定性の確保された良
好な電気光学特性が得られた。
具体的実施例5 2.5gの卵白アルブミンを497.5 gの純水に溶
かし、0.5重量%の卵白アルブミン水溶液を調製した
。この水溶液を用いて具体的実施例1に示した方法によ
りTN型液晶セルを作製した。完成し7たTN型液晶セ
ルは配向ムラの無い良好な配向状態を示し良好な電気光
学特性が得られた。
具体的実施例6 2.5gの卵白アルブミンを497.5 gの純水に溶
かし、0.5重量%の卵白アルブミン水溶液を調製した
。この水溶液を用いて具体的実施例2に示した方法によ
り強誘電性液晶セルを作製した。完成した強誘電性液晶
セルは配向ムラの無い良好な配向状態を示し、電圧印加
により双安定性の確保された良好な電気光学特性が得ら
れた。
なお、本実施例において、注入用いた液晶(メルク社製
 商品名Z L 13225同Z L 13654)は
これに限定されるものではない。
発明の効果 以上のように、本発明はアルブミンを主成分とする塗膜
を配向制御膜として、あるいはアルブミンを主成分とす
る溶液を基板上に引き上げ塗布により、形成するという
配向制御法を用いることで分子やその集合体の配向を制
御することが可能となる。また、これを液晶素子に応用
した場合には、素子の全面にわたって均一な配向を容易
に低コストで実現できる。中でも、強誘電性を示す液晶
を用いた液晶素子では、双安定性を完全に保持したまま
で、均一な配向を容易に低コストで実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の液晶素子の概略図、第2図は本発明の
配向制御膜および配向制御法を用いたTN型液晶素子を
示す説明図、第3図は本発明の配向制御膜および配向制
御法を用いた強誘電性液晶素子を示す説明図である。 11・・・・・・基板、12・・・・・・透明電極層、
13・・・・・・配向制御膜、14・・・・・・スペー
サ兼シール樹脂、15・・・・・・液晶支持板、16・
・・・・・液晶、21.31・・・・・・上側液晶支持
板、22、32・・・・・・下側液晶支持板、23.3
3・・・・・・上側液晶支持板の引き上げ方向、24.
34・・・・・・下側液晶支持板の引き上げ方向、25
.35・・・・・・スペーサ兼シール樹脂。 代理人の氏名 弁理士 粟野重孝 はか1名//−m−
基数 35−  ヌイープ束シー)L/R#乃第3図 /−m−

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)アルブミンを主成分とする塗膜を用いた配向制御
    膜。
  2. (2)アルブミンを主成分とする溶液を基板上に塗布す
    るに際し、基板が前記溶液の液面を横切って一定方向に
    引き上げ塗布されることを特徴とする配向制御法。
  3. (3)少なくとも一方の基板上にアルブミンを主成分と
    する配向制御膜を有してなる一対の液晶支持板対向間隔
    中に液晶物質を保持したことを特徴とする液晶素子。
  4. (4)液晶支持板対向間隔中に保持する液晶物質が強誘
    電性を示すことを特徴とする請求項(3)記載の液晶素
    子。
JP13493089A 1989-05-29 1989-05-29 配向制御膜と配向制御法および液晶素子 Pending JPH02311822A (ja)

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