JPH0457024A - 強誘電性液晶素子 - Google Patents

強誘電性液晶素子

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JPH0457024A
JPH0457024A JP16870690A JP16870690A JPH0457024A JP H0457024 A JPH0457024 A JP H0457024A JP 16870690 A JP16870690 A JP 16870690A JP 16870690 A JP16870690 A JP 16870690A JP H0457024 A JPH0457024 A JP H0457024A
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JP
Japan
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liquid crystal
ferroelectric liquid
compound
crystal element
group
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Application number
JP16870690A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Jiyouten
一浩 上天
Hiroyuki Onishi
博之 大西
Tsuyoshi Kamimura
強 上村
Hideaki Mochizuki
望月 秀晃
Yuji Satani
裕司 佐谷
Masao Yamamoto
雅夫 山本
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、液晶組成物及び液晶配向膜を有する強誘電性
液晶素子に関するものである。
従来の技術 近年液晶表示は、腕時計、電卓等たりてなく映像機器に
も広く使われるようになり、液晶カラーテ1ノビも市場
に出始めている。fi在そのカラー表示用液晶パネルは
ネマチック液晶を用いたものがその主流を占めている。
しかし、そのネマチック液晶の諸特性は理想的とは言い
難く多くの問題を含んでいる。強誘電性液晶はその速い
応答速度、メモリー性なとネマチック液晶にはない諸特
性を有しておりデイスプレィ装置への応用が考えられ、
多方面から研究が進められている(オブトロニクス、 
1983、 No、9)。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、この強誘電性液晶は初1j11に安定な
メモリー特性が得られない、また、初期に安定なメモリ
ー特性及びしきい(iQ特性を有していても、それらの
諸特性が経時的に劣化するため表示品位が悪くなるとい
った課題を有しでいる。
すなわち、従来の表示装置では強誘電性液晶素子の特性
は経時的に劣化し、その結果、良好な初!111特性を
維持することが困難である。
本発明は上記従来の液晶素子の課題に鑑み、初期に良好
なメモリー特性を得るための液晶配向膜と特性の経時変
化をなくすための液晶キ■酸物との糾合ぜによる新規な
強誘電性液晶素子を提供することを目的とするものであ
る。
課題を解決するための手段 請求項10本発明は、強誘電性液晶組成物に塩基性の置
換基を有する化合物が少なくとも一種類添boされ、液
晶配向膜材料としてタンパク質が使用されたことを特徴
とする強誘電性液晶素子である。
請求項2の本発明は、請求項1の本発明において、塩基
性の置換基を有する化合物がアミン系化合物であること
を特徴とする強誘電性液晶素子である。
請求項3の本発明は、請求項1の本発明において、塩基
性の置換基を有する化合物が脂肪族アミンであることを
特徴とする強誘電性液晶素子である。
請求項4の本発明は、請求項1の本発明において、塩基
性の置換基を有する化合物が脂肪族第1アミンであるこ
とを特徴とする強誘電性液晶素子である。
請求項50本発明は、請求項40本発明において、脂肪
族第1アミンが式lで示され、式中R1は炭化水素基で
あるが、R1基中に存在するCH2基は、基−0−−C
O−−OCO−及び−C00−の少なくとも一種により
置換されてもよいことを特徴とずろ強誘電性液晶素子で
ある。
式1  (H2N−R+  NH2) 請求項60本発明は、請求項40本発明において、脂肪
族第1アミンが式2で示され、式中R2は炭化水素基で
あ劣が、R2基中に存在するCH2基は、基−0−−−
CO−−OCO−及び−C00−の少なくとも一種によ
り置換されてもよいことを特徴とする強誘電性液晶素子
である。
式2  (,02N−R2) 請求項7の本発明は、請求項1の本発明において、塩基
性の置換基を有する化合物が式:3で示される脂肪族第
2アミンであり、式中R1は(CH2)n0H(nは1
以上)、R4は炭化水素基であるが、R,1基中に存在
するC H2基は、基−O=  −CO−OCO−及び
−COO−の少なくとも一種により置換されでもよいこ
とを特徴とする強誘電性液晶素子である。
R3 式3(I(N<     ) 請求項8の本発明は、請求項7の本発明において、脂肪
族第2アミンがベンジルエタノールアミンであることを
特徴とする強誘電性液晶素子である。
請求項9の本発明は1強誘電性液晶組成物にエポキシ系
化合物が少なくとも一種類添加され、液晶配向膜材料と
してタンパク質が使用されたことを特徴とする強誘電性
液晶素子である。
請求項10の本発明は、請求項9の本発明において、エ
ポキシ系化合物がエポキシ樹脂であることを特徴とする
強誘電性液晶素子である。
請求項110本発明は、請求項9の本発明において、エ
ポキシ系化合物がグリシジル基の誘導体からなるエポキ
シ系化合物であることを特徴とする強誘電性液晶素子で
ある。
請求項12の本発明は、請求項9の本発明において、エ
ポキシ系化合物が式4で示され、式中−I+ R5は炭(L水素基であるが、R5基中に存在するC1
−(2基は、基−〇−1−、−−、−2及び−COO−
の少なくとも−・種により置換されてもよいことを特徴
とする強誘電性液晶素子である。
請求項13の本発明は、請求項1又は9の本発明におい
て、  i11晶配向膜がラピンゲにより、配向処理が
施されていることを特徴とする強誘電性)α品素子であ
る。
請求項1/1の本発明は、強誘電性液晶組成物に塩基性
の置換基を有ずろ化合物が少なくとも−・種類添加され
、液晶配向膜材1°3Iとしで光学活性なポリマーが使
用されたことを特徴とする強誘電性液晶素子である。
請求項15050本発明請求項14一記載の本発明にお
いて、塩基性の置換基を有する化合物がアミン系化合物
であることを特徴とする強誘電性液晶素子である。
請求項16の本発明は、請求1¥114記載の不発明に
おいて、塩基性の置換基を有する化合物が脂肪族アミン
であることを特徴とする強誘電性液晶素子である。
請求項17の本発明は、請求xi 14一記載の本発明
において、塩基性の置換基を有する化合物が脂肪族第1
アミンであることを特徴とする強誘電性液晶素子である
請求項18の本発明は、請求項17記載の本発明におい
て、脂肪族第1アミンが式1で示され、式中1<1は炭
化水素基であるが、R1基中に存在するC l−(2基
は、基−0−−CO−−OCO−及び−C00−の少な
くとも一種により置換されてもよいことを特徴とする強
誘電性液晶素子である。
式1  (H2N  R+−Nl2) 請求項19090本発明請求項17記載の本発明におい
て、脂肪族第1アミンが式2で示され、式中R2は炭化
水素基であるが、R2基中に存在するC[【2基は、基
−0−−CO−−OCO及び−C00−の少なくとも一
種により置換され−Cもよいことを特徴とする強誘電性
液晶素子である。
式2    (f(2N−F<2) 請求項20000本発明請求項14記載の本発明におい
′C,塩基性の置換系を有する化合物が式3で示される
脂肪族第2アミンであり、式中R3は(CF(2) 、
、OH(nは1以上)、R,は炭化水素基であるが、R
4基中に存在するC H2基は、基−〇−CO−−OC
O−及び−COO−の少なくとも一種により置換されて
もよいことを特徴とする強誘電性液晶素子である。
式3(IIN<     ) 請求項210本発明は、請求項20記載の本発明におい
て、脂肪族第2アミンがヘンシルエタノールアミンであ
ることを特徴とする強誘電性液晶素子である。
請求項22の本発明は、強誘電性液晶組成物にエポキシ
系化合物が少なくとも一種類添加され、液晶配向膜月利
として光学活性なポリマーが使用されたことを特徴とす
る強誘電性液晶素子である。
請求項23の本発明は、請求項22記載の本発明におい
て、エポキシ系化合物がエポキシ樹脂であることを特徴
とする強誘電性液晶素子である。
請求項24−の本発明は、請求項22記載の本発明にお
いて、エポキシ系化合物がグリシジル基の誘導体からな
るエポキシ系化合物であることを特徴とする強誘電性液
晶素子である。
請求項25の本発明は、請求項22記載の本発明におい
て、エポキシ系化合物が式4で示され、式中Rsは炭化
水素基であるが、Rr、基中に存在するC112基は、
基−〇−1−c o −−o c o −及び−〇’O
O−の少なくとも一種により置換されてもよいことを特
徴とする強誘電性液晶素子である。
請求項26の本発明は、請求項14又は22記載の本発
明において、液晶配向膜がラビングによリ、配向処理が
施されていることを特徴とする強誘電性液晶素子である
作用 本発明は上記した液晶組成物及び液晶配向膜との糾合ぜ
により、特性の経時的な劣化を防止し、良好なメモリー
特性の寿命を格段に延長することができる。
実施例 以下請求項1〜13の本発明の一実施例の液晶素子乞こ
ついて、図面を参照しながら説明する。第1図は本発明
の液晶素子の概略構成を示す断面図である。ガラスまた
は、プラスチックの基板it」二にインジウム・@RW
Ii化物よりなる透明電極(11” O電極)!12を
形成し、その−Lに配向膜としてタンパク質を主成分と
する溶液を用いて塗膜を形成する。塗膜の形成法として
は回転塗布(スビンコー]・)法、浸漬塗布法、ロール
ニ1−)法、印刷法、エアーナイフコート決算工業的に
行なわれている様々な塗布法が適用可能である。このよ
うここして塗布されたタンパク質膜にラビング等の配置
、6− 自処理を施すことにより配向膜13とする。配向膜13
を形成した一方の基板の配向膜13側にガラスあるいは
プラスチ・ンクからなる円筒状あるいは球状のスペーサ
を樹脂中に分散させたスペーサ兼シール樹脂14を一部
のみ液晶の注入の際の開口部として残し、スクリーン印
刷を行う。2枚の基板を貼合わぜ、スパー1ノ兼シール
樹脂14を硬化した1組 減圧下で開口部より強誘電性
液晶組成物に塩基性の置換基を有する化合物又はエポキ
シ系化合物が少なくとも一種類添7JI+されたtα晶
15を注入後、開口部を熱硬化型あるいは光硬化型の樹
脂で封止して液晶セルを完成した。
以下に本発明のに記実流側の作用を説明する。
最初乞こ本実施例において使用した強誘電性液晶材料の
諸物性値を以下に示す。
液晶材料:  ZL l−3654(へ4ERCK社製
)相転移温度: I so、−81−c h lf3  S mAJLL
−5mC”チルト角:251、  Ps: 、29 n
C/ cm2また、脂肪族アミンとしてポリオキシブ[
2ピレンアミン(分子量230 )を0.3重量%添加
したときの相転移温度を以下に示す。
Iso  f13  Ch−一13工Sm八−J−9−
5llIc ”相転移温度は、偏光顕微鏡によるテクス
チャー観察および、DSC(示差走査熱量計)により測
定した。
なお、ポリオキシプロピレンアミン(分子量230)の
構造式は である。
第2図は、配向膜13とし゛C牛血清アルブミン(r3
 S八)を用い上記の手用aに従って完成した液晶セル
のしきい値特性を示したものである。第2図(a)は強
誘電性液晶材料としてZ L、1−3654のみをセル
に注入し・た場合、第2図(b)はZ L I  3 
G 54に塩基性の置換基を有する化合物の一例として
ポリオキシプロピレンアミン(分子量230 )を0゜
3正単%添加してえられる強誘電性液晶組成物をセルに
注入した場合の、l 000時間後のしきい値特性を示
したものである。
セルギャップは271mである。Oは電圧を印加したと
きの最大の相対輝度であり、バルクの応答を表わし、X
は一連の測定波形を1000ライン走査後の相対輝度で
あり、メモリーの応答を表わす。
第2図より、液晶のみを注入した場合の1000時間後
のしきい値特性が劣化しているのに対し、ポリオキシプ
ロピレンアミンを添加した液晶のしきい値特性は100
0時間後も対称かつ急峻な特性を維持している。これは
アミンによる配向膜表面の條飾の結果、配向膜の極性が
変化し、液晶と配向膜の界面状態が変化したためと考え
られる。
塩基性の置換基を有する添加剤の添加量は特に限定され
ないが、実用上0.01〜5重量%程度が適当である。
適漬以rでは上記の添加効果はなく、したがって特性の
経時的な劣化が発生ずる。
なお、液晶はZ L、 [−3654に限定されるもの
ではない。また、透明電極層12」二に4−下基板間で
の短絡を防ぐ目的で絶縁層を片面あるいは両面に形成し
た」―に配向膜13を形成しても構わな一19= また、配向膜として用いろタンパク質としては、前記し
たBSAや人血清アルブミン、兎血清アルブミン等のよ
うな血清タンパク質や、卵白アルブミンのようなフルア
ミン類、ヘモグロビン、キモトリプシン、コンカナバリ
ンAなどを含め種々のタンパク質が使用できる。
前記したタンパク質の配向膜と強誘電性液晶との糾合ぜ
により初期の配向性能や、スイッチング性能、メモリー
の安定性の良い液晶素子ができる。
また、液晶中に塩基性の置換基を有する化合物を混合す
る目的は、このようにして得られた優れた初1jl性能
を長時間にわたって保持させんがためである。この際、
液晶中に加える塩基性の置換基を有する化合物の種類と
その混合量は、液晶が強誘電性を損なわない限り特定す
るものではないが、具体的にはベンジルアミン、シクロ
ヘキシルアミン、フェニルコニチルアミン、フェニル)
“ロピルアミン、ペンシルエタノールアミン、ポリオキ
シプロピレンジアミンなどの液晶性を持たない塩基性の
置換基を有する化合物、あるいは液晶素子の一部にアミ
ノ基があるものなど液晶性をもつ塩基性の置換基を有す
る化合物を単独もしくは2種類以りを組み合わせて用い
ることが出来る。また、エポキシ系化合物としてビスフ
ェノール型エボキシブレボリマー 脂環式エポキシプレ
ポリマーおよび市販のプレポリマーなどの液晶性を持た
ないエポキシ系化合物、あるいは液晶素子の一部にグリ
シジル基を有するものなど液晶性を有するエポキシ系化
合物を単独もしくは2種類以りを組み合わけて用いるこ
とが出来る。
本発明の強誘電性液晶素子は、表示手段、シャッター 
ライトバルブ、空間変調素子等に適用可能である。
次に、本発明を更に具体的に説明する。
実施例1 5.0gの牛血清アルブミンを495.0gの純水に溶
かし、1.0重量%の牛血清アルブミン水溶液を調製し
た。次いで、この水溶液をITO電極のパターンを形成
したガラス基板に回転塗布を行なった。塗布の終わった
基板を110℃の電気炉に入れ、乾燥を行なった。乾燥
後、レーヨンの織布を用いて弔一方向tこラビング処理
を行ない配向膜を完成した。こうして生血清アルブミン
の配向膜を形成したカラス基板を2枚用意し、第3図に
示すようにその片方の基板(例えば下側基板32)の配
向膜を形成した面にスパー−1f兼シール樹脂35とし
て直径2.0ノ月nのガラス繊維を分散した酸無水物硬
化型エポキシ樹脂を1辺のみ辺の中央部に5 m m幅
の開口部336を残して他の全周に0.2mrn幅で印
刷し、もう一方の基板(上側基板31 ) 、、にに直
径2゜O)i rnの樹脂球を散イ〔した上で、−上側
基板31と下側基板32に形成した配向膜のラビング方
向33.34が平行でかつ配向膜面を対向させた状態で
加圧し、140℃で5時間加熱して硬化接着した。接着
後、減圧下で開口部36から液晶(メルク社製 商品名
ZLT365 Q−)に塩基性の置換基を有する添加剤
としてポリオキシプロピレンアミン(分子量230 )
を0.3重量%添加したものを注入した。注入後、開口
部36を市販の酸無水物硬化型エポキシ樹脂で封止した
。さらに、封入した液晶が等六相を示す温度すなわち8
5°C付近まで加熱し徐々に温度を下げ、いわゆる強誘
電性液晶セルを完成した。
このように、第3図は強誘電性液晶セルを示す図であり
、31は上側基板、32は下側基板で33.34はそれ
ぞれのラビング処理方向を示し、35はシール樹脂であ
る。完成した強誘電性液晶セルは配向J1うの無い良好
な配向状態を示し、電圧印加により、メモリー特性の確
保された良好な電気光学特性が得られた。
実施例2 5.0gのキモトリプシンを495.0gの純水で希釈
し、1.0重量%のキモトリプシン希釈溶液を調製した
。この溶液を用いて実施例1に示した方法によりキモト
リプシンの配向膜を形成し、これを用いて実施例1に示
した方法により強誘電性液晶セルを作製した。但し、強
誘電性液晶は同一の組成物(ZL[3654)を用いた
がアミンは0.3重量%のポリオキシプロピレンアミン
(分子量230)を混合した。このようにして作製した
強誘電性液晶セルは配向ムラの無い良好な配向状態を示
し、電圧印加により、メモリー特性の確保された良好な
電気光学特性が得られた。また、この良好な初1111
性能は、室内放置・下で1000時間後も変化すること
なく保持された。
実施例3 5.03の人血清アルブミンを495.0gの純水で希
釈し、1.0重量%の人血清アルブミン希釈溶液をAI
DI製した。この溶液を用いて実施例1に示した方法に
より人血清アルフミンの配向膜を形成し、これを用いて
実施例1に示した方法により強誘電性液晶セルを作製し
た。強誘電性液晶は同一の組成物(ZLI3654)を
用いたが添加物としては0.3重量%のエポキシプレポ
リマー(エピコート828ニジエル化学製)を混合した
このようにして作製した強誘電性液晶セルは配向J1う
の無いp好な配向状態を示し、電圧印加により、メモリ
ー特性の確保された良好な電気光学特性が得られた。ま
た、この良好な初期性能は、室内放置下で1000時間
後も変化することなく保持された。
実施例4 2.5gのヘモグロビンを497.5gの純水で希釈し
、0.5用量%のヘモグロビン希釈溶液を調製した。こ
の溶液を用いて実施例1に示した方法によりヘモグロビ
ンの配向膜を形成し、これを用いて実施例1に示した方
法により強誘電性液晶セルを作製した。強誘電性液晶は
同一の組成物(Z L、 13654 )を用いたが添
加物としては0.3重量%のポリオキシプロピレンアミ
ン(分子j#、400)を混合した。このようにして作
製した強誘電性液晶セルは配向ムラの無い良好な配向状
態を示し、電圧印加により、メモリー特性の確保された
良好な電気光学特性が得られた。また、この良好な初期
性能は、室内放置下で1000時間後も変化することな
く保持された。
実施例5 1.0gのキモトリプシンと1.5gの牛血清アルブミ
ンとの混合物を497.5gの純水で希釈し、0.5重
量%の希釈溶液を調製した。この溶液を用いて実施例1
に示した方法により上記混合物からなる配向膜を形成し
、これを用いて実施例1に示した方法により強誘電性液
晶セルを作製した。強誘電性液晶は同一・の組成物(Z
LI3654)を用い、添加物としては0.3重量%の
ポリオキシプロピレンアミン(分子量400)を混合し
た。このようにして作製した強誘電性液晶セルは配向ム
ラの無い良好な配向状態を示し、電圧印加により、メモ
リー特性の確保された良好な電気光学特性が得られた。
また、この良好な初期性能は、室内放置下で1000時
間後も変化することなく保持された。
比較例 市販されている液晶配向用のポリイミドワニス(商品名
JIA−1−3、日本合成ゴム製)を用い、ITO電極
のパターンを形成したガラス基板に回転塗布を行なった
。塗布の終わった基板を250℃の電気炉で1時間加熱
した。膜厚は約60n rnであった。レーヨンの織布
を用いて単一方向6一 にラビング処理を行ない配向膜を完成した。こうしてボ
リイミ]・の配向膜を形成したカラス基板を2枚用意し
、第3図に示すようにその片方の基板(例えば下側基板
32)の配向膜を形成した面にスペーサ兼シール樹脂3
5として直径2.0ノLrnのガラス繊維を分散した酸
無水物硬化型エポキシ樹脂を1辺のみ辺の中央部に5m
m幅の開口部36を残して他の全周に0゜2 m rn
幅で印刷し、もう一方の基板(−h側基板31)上に直
径2−071n1の樹脂球を散布した一部で、I;側基
板31と下側基板32に形成した配向膜のラビング方向
33.34が平行かつ配向膜面を対向させた状態で加圧
し、140℃で5時間加熱して硬化接着した。接着後、
減圧下で開口部36から液晶(ZLI3654)を注入
した。注入後、開口部36を市販の酸無水物硬化型エポ
キシ樹脂で到[ト、シた。さらに、封入した液晶が等六
相を示す温度すなわち88℃41近まで加熱しf徐々に
温度を下げ、いわゆる強誘電性液晶セルを完成した。完
成した強誘電性液晶セルは配向状態にムラが多く、均一
な表示が得られなかった。しかも、初期状態から、印加
電圧に対して明瞭なしきい値が得られなかった。
次に、請求項14〜26の本発明の一実施例の液晶素子
について、図面を参照しながら説明する。
第4図は本発明の液晶素子の概略構成を示す断面図であ
る。ガラスまたは、プラスチックの基板1]上にインジ
ウJ1・錫酸化物よりなる透明電極(ITO電極)層1
2を形成し、その上に配向膜として光学活性なポリマー
を主成分とする溶液を用い−C塗膜を形成する。塗膜の
形成法としては回転塗布(スピンコード)法、浸漬塗布
法、ロールコート法、印刷法、エアーナイフコート決算
工業的に行なわれている様々な塗布法が適用可能である
。このようにして塗布された光学活性なポリマー膜にラ
ビング等の配向処理を施ずことにより配向膜13とする
。配向膜13を形成した一方の基板の配向膜1:3側に
カラスあるいはプラスチックからなる円筒状あるいは球
状のスペーサを樹脂中に分散させたスペーサ兼シール樹
脂14を一部のみ液晶の注入の際の開口部としで残し、
スクリーン印刷を行う。2枚の基板を貼合わせ、スペー
サ兼シール樹脂14を硬化した後、減圧下で開口部より
強誘電性液晶組成物に塩基性の置換基を有する化合物又
はエポキシ系化合物が少なくとも−・種類添加された液
晶15を注入後、開口部を熱硬化型あるいは光硬化型の
樹脂で刺止して液晶セルを完成した。
以下に本発明の」二記実施例の作用を説明する。
最初に本実施例において使用した強誘電性液晶材料の諸
物性値を以下に示す。
液晶材料: Z L I  3651L (M E R
CK社製)相転移温度: Iso、□ Ch  ’7!3− SmA −皿−Sm
C”チルト角:  25L   Ps: 29nC/c
m2また、脂肪族アミンとしてポリオキシプロピレンア
ミン(分子f1230)を()、3重量%添加したとき
の相転移温度を以下に示す。
1’ S O−8;LCh−ヱ3−   SmA −」
■L SmC”相転移温度は、偏光顕微鏡によるテクス
チャー観察および、DSC(示差走査熱量計)により測
定した。
なお、ポリオキシプロピレンアミン(分子量2である。
第5図は、配向膜13として牛血清アルブミン(BSA
)を用い上記の手順に従って完成した液晶セルのしきい
値特性を示したものである。第5図(a)は強誘電性液
晶材料としてZLI  3654のみをセルに注入した
場合、第5図(b)はZL l−3(354に塩基性の
置換基を有する化合物の一例としてポリオキシプロピレ
ンアミン(分子量230)を0.3重置%添加して得ら
れる強誘電性液晶キ■酸物をセルに注入した場合の、1
000時間後のしきい値特性を示したものである。
セルギャップは2μmである。Oは電圧を印加したとき
の最大の相対輝度であり、バルクの応答を表わし、×は
一連の測定波形を1000ライン走査後の相対輝度であ
り、メモリーの応答を表わす。
第5図より、液晶のみを注入した場合の1000時間後
のしきい値特性が劣化しているのに対し、ポリオキシプ
ロピレンアミンを添加した液晶のしきい値特性は100
0時間後も対称かつ急峻な特性を維持している。これは
アミンによる配向膜表面の修飾の結果、配向膜の極性が
変化し、液晶と配向膜の界面状態が変化したためと考え
られる。
塩基性の置換基を有する添加剤の添加量は特に限定され
ないが、実用上0.01〜5重量%程度が適当である。
適量以下では上記の添加効果はなく、したがって特性の
経時的な劣化が発生ずる。
なお、液晶はZLI−3654に限定されるものではな
い。また、透明電極層12]二にt下基板間での短絡を
防ぐ目的で絶縁層を片面あるいは両面に形成した上に配
向膜13を形成しても構わない。
また、配向膜として用いる光学活性なポリマーとしては
、前記したBSAや人血清アルブミン、兎血清アルブミ
ン等のような血清タンパク質や、卵白アルフ′ミンのよ
うなアルフ゛ミン類、ヘモグロビンなどを含め種々のタ
ンパク質が使用できる。
また、D−アスパラギン酸、D−グルタミン酸、D−リ
ジン、D−アルギニン、D−ヒスチジン、D−)リブト
ファン、D−プロリン、■)−アラニン、D−セリン、
D−シスチンなどのアミノ酸の単独重合体や共重合体お
よびそれらの混合物あるいは[、−アスパラギン酸、L
−グルタミン酸、■。
−リジン、L−アルキニン、L−ヒスチジン、Lトリプ
トファン、L−プロリン、[、−アラニン、L−セリン
、L−シスチンなどのアミノ酸の単独重合体や共重合体
およびそれらの混合物も利用できる。
前記した光学活性なポリマーの配向膜と強誘電性液晶と
の糾合せにより籾量の配向性能や、スイッチング性能、
メモリーの安定性の良い液晶素子ができる。また、液晶
中に塩基性の置換基を有する化合物を混合する目的は、
このようにして得られた優れた籾量性能を長時間にわた
って保持させA、かためである。この際、液晶中に加え
る塩基性の置換基を有する化合物の種類とその混合量は
、−:32 液晶が強誘電性を損なわない限り特定するものではない
が、具体的にはJ\ンジルアミン、シクロヘキシルアミ
ン、フェニルエチルアミン、フェニルプロピルアミン、
ベンジルエタノールアミン、ポリオキシプロピレンジア
ミンなどの液晶性を持たない塩基性の置換基を有する化
合物、あるいは液晶素子の一部にアミノ基があるものな
ど液晶性をもつ塩基性の置換基を有する化合物を単独も
しくは2種類以−にを組み合わせて用いることが出来る
また、エポキシ系化合物としてビスフェノール型エボキ
シブレボリマー 脂環式エポキシプレポリマーおよび市
販のプレポリマーなどの液晶性を持たないエポキシ系化
合物、あるいは液晶素子の一部にグリシジル基を有する
ものなど液晶性を有するエポキシ系化合物を単独もしく
は2種類以上を■み合わせて用いることが出来る。
本発明の強誘電性液晶素子は、表示手段、シャッター 
ライトバルブ、空間変調素子等に適用可能である。
次に、本発明を更に具体的に説明する。
実施例6 5.0gの牛血清アルブミンを4.95.0g(7)純
水に溶かし、1.0重量%の牛血清アルブミン水溶液を
調製した。次いで、この水溶液をI’rO電極のパター
ンを形成したガラス基板に回転塗布を行なった。塗布の
終わった基板を110℃の電気炉に入れ、乾燥を行なっ
た。乾燥後、レーヨンの織布を用いて単一方向にラビン
グ方向を行ない配向膜を完成した。こうして牛血清アル
ブミンの配向膜を形成したカラス基板を2枚用意し、第
:3図に示すようにその片方の基板(例えは下側基板3
2)の配向膜を形成した面にスペーサ兼シール樹脂35
として直径2.071mのガラス繊維を分散した酸無水
物硬化型エポキシ樹脂を1辺のみ辺の中央部に5mm幅
の開口部36を残して他の全周に0.2mm幅で印刷し
、もう一方の基板(−に側基板31)上に直径2.07
zmの樹脂球を散布した」;で、L側基板31と下側基
板32に形成した配向膜のラビング方向:33.34が
平行でかつ配向膜面を対向させた状態で加圧し、1/1
0℃で5時間加熱して硬化接着した。接着後、減圧下で
開口部36から液晶(メルク社製 商品名ZL、136
54)に塩基性の置換基を有する添加剤としてポリオキ
シプロピレンアミン(分子量230)を0. 3重重%
添加したものを注入した。注入後、開口部36を市販の
酸無水物硬化型エポキシ樹脂で封止した。さらに、封入
した液晶が等六相を示す温度すなわち85℃i=3近ま
で加熱し徐々に温度を下げ、いわゆる強誘電性液晶セル
を完成した。
このように、第3図は強誘電性液晶セルを示す図であり
、31は」二側基板、32は下側基板で33.34はそ
れぞれのラビング処理方向を示し、35はシール樹脂で
ある。完成した強誘電性液晶セルは配向ノ、うの無い良
好な配向状態を示し、電圧印加により、メモリー特性の
確保された良好な電気光学特性が得られた。
実施例7 2.0gのポリーD−アラニンを498.0gの純水で
希釈し、0.4重針%のポリアラニン希釈溶液を調製し
た。この溶液を用いて実施例6に示した方法によりポリ
アラニンの配向膜を形成し、これを用いて実施例6に示
した方法により強誘電性液晶セルを作製した。但し、強
誘電性液晶は同一の組成物(Z L l ’、3654
 )を用いたがアミンは0.3重量%のポリオキシプロ
ピレンアミン(分子量230 )を混合した。このよう
にして作製した強誘電性液晶セルは配向ムラの無い良好
な配向状態を示し、電圧印加により、メモリー特性の確
1vされた良好な電気光学特性が得られた。また、この
良好な初期性能は、室内放置下で1000時間後も変化
することなく保持された。
実施例8 2.0gのポリーL−アラニンを498.0gの純水で
希釈し、0.4重量%のポリアラニン希釈溶液を調製し
た。この溶液を用いて実施例6に示した方法によりポリ
アラニンの配向膜を形成し、これを用いて実施例6に示
した方法により強誘電性液晶セルを作製した。但し、強
誘電性液晶は同一の組成物(Zl、13654)を用い
たがアミンは0.3重量%のポリオキシプロピレンアミ
ン(分子ff1230)を混合した。このようにして作
製した強誘電性液晶セルは配向ムラの無い良好な配向状
態を示し、電圧印加により、メモリー特性の確保された
良好な電気光学特性が得られた。また、この良好な初期
性能は、室内放置下でl 00()時間後も変化するこ
となく保持された。
実施例9 5.0gの牛血清アルブミンを495.0 gの純水で
希釈上 1.0重量%の牛血清アルブミン希釈溶液を調
製した。この溶液を用いて実施例6に示した方法により
牛血清アルブミンの配向膜を形成し、これを用いて実施
例6に示した方法により強誘電性液晶セルを作製した。
強誘電性液晶は同一の組成物(ZLI3654)を用い
たが添加物としては()、3重量%のエポキシプレポリ
マー(エピコート828ニジエル化学製)を混合した。
このようにして作製した強誘電性液晶セルは配向ムラの
無い良好な配向状態を示し、電圧印加により、メモリー
特性の確保された良好な電気光学特性が得られた。また
、この良好な初期性能は、室内放置−ドで1000時間
後も変化することなく保持された。
実施例10 2.5gのヘモグロビンを497.5gの純水で希釈し
、0.5重量%のヘモグロビン希釈溶液を調製した。こ
の溶液を用い−C実施例6に示した方法によりヘモグロ
ビンの配向膜を形成し、これを用いて実施例6に示した
方法により強誘電性液晶セルを作製した。強誘電性液晶
は同一の組成物(Z L ’I 3654. )  を
用いたが添加物としては0.3重量%のポリオキシプロ
ピレンアミン(分子量400)を混合した。このように
して作製した強誘電性液晶セルは配向ムラの無い良好な
配向状態を示し、電圧印加により、メモリー特性の確保
された良好な電気光学特性が得られた。また、この良好
な初期性能は、室内放置下で1000時間後も変化する
ことなく保持された。
実施例11 2.5gのし一グルタミン酸/L−リジン共重合体を4
97.5gの純水で希釈し、0.5重量=38− %の希釈溶液を調製した。この溶液を用いて実施例6に
示した方法により配向膜を形成し、これを用いて実施例
6に示した方法により強誘電性液晶セルを作製した。 
強誘電性液晶は同一の組成物(ZLI3654)を用い
、添加物としては0.3重里%のポリオキシプロピレン
アミン(分子量400)を混合した。このようにして作
製した強誘電性液晶セルは配向ムラの無い良好な配向状
態を示し、電圧印加により、メモリー特性の確保さ・れ
た良好な電気光学特性が得られた。また、この良好な初
期性能は、室内放置下で1000時間後も変化すること
なく保持された。
実施例12 1.0gのポリイミドワニスと1.5gのポリーD−リ
ジンとの混合物を497.5gの純水で希釈し、0.5
重量%の希釈溶液を調製した。
この溶液を用いて実施例6に示した方法により上記混合
物からなる配向膜を形成し、これを用いて実施例6に示
した方法により強誘電性液晶セルを作製した。強誘電性
液晶は同一の組成物(ZL 13654)を用い、添加
物としては0.3重量%のポリオキシプロピレンアミン
(分子量400)を混合した。このようにして作製した
強誘電性液晶セルは配向ムラの無い良好な配向状態を示
(へ電圧印加により、メモリー特性の確保された良好な
電気光学特性が得られた。また、この良好な初期性能は
、室内放置下で1000時間後も変化することなく保持
された。
比較例 市販されている液晶配向用のポリイミドワニス(商品名
JIA−1−3,11本合成ゴム製)を用い、ITO電
極のパターンを形成したガラス基板に回転塗布を行なっ
た。塗布の終わった基板を250℃の電気炉で1時間加
熱した。膜厚は約6On +11であった。レーヨンの
織布を用いて単一方向にラビング方向を行ない配向膜を
完成した。こうしてポリイミドの配向膜を形成したガラ
ス基板を2枚用意し、第3図に示すようにその片方の基
板(例えば下側基板32)の配向膜を形成した面にスペ
ーザ兼シール樹脂35として直径2.071m/IO− のガラスm1ttを分散した酸無水物硬化型エポキシ樹
脂を1辺のみ辺の中央部に5mm幅の開口部36を残し
て他の全周に0.2mm幅で印刷し、もう一方の基板(
上側基板31)七に直径2.07ttnの樹脂球を散布
した上で、−)−側基板31と下側基板32に形成した
配向膜のラビング方向33.34が平行かつ配向膜面を
対向させた状態で加圧し、140℃で5時間加熱して硬
化接着した。接着後、減圧下で開口部36から液晶(Z
LI3654)を注入した。注入後、開口部36を市販
の酸無水物硬化型エポキシ樹脂で刺止した。さらに、封
入した液晶が等六相を示す温度すなわち88℃付近まで
加熱し徐々に温度を下げ、いわゆる強誘電性液晶セルを
完成した。完成した強誘電性液晶セルは配向状態にムラ
が多く、均一な表示が得られなかった。しかも、初期状
態から、印加電圧に対して明瞭なしきい値が得られなか
った。
発明の効果 上記した実施例でも示したように、請求項1〜130本
発明にあっては、強誘電性液晶素子においてタンパク質
を液晶の配向膜として用い、かつ、塩基性の置換基を有
する化合物又はエポキシ系化合物を液晶組成物中に混合
することにより、良好なメモリー特性の確保され、均一
で11うのない特性を実現することができ、しかもその
優れた特性を長時間にわたり安定して保持させることが
可能となる。
また、1−記した実施例でも示したようζこ、請求項1
4〜26の本発明にあっては、強誘電性液晶素子におい
て光学活性なポリマーを液晶の配向膜として用い、かつ
、塩基性の置換基を有する化合物又はエポキシ系化合物
を液晶組成物中に混合することにより、良好なメモリー
特性の確保され、均一でムラのない特性を実現すること
ができ、しかもその優れた特性を長時間にわたり安定し
て保持させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の強誘電性液晶素子の一実施例の概略構
成を示す断面図、第2図(a)は本発明の比較例のしき
い値特性を示すグラフ、第2図(1))は本発明の一実
施例のしきい値特性を示すグラフ、第3図は強誘電性液
晶セルを示す平面図、第4図は本発明の強誘電性液晶素
子の概略構成を示す断面図、第5図(a)は本発明の比
較例のしきい(+!特性を示すグラフ、第5図(b)は
本発明の一実施例のしきい値特性を示すグラフ、第6図
は強誘電性液晶セルを示す平面図である。 11・・・基板、12・・・透明電極層、13・・・配
向膜、14、コ35・・・スペーザ兼シール樹脂、15
・・・液晶、31・・・上側基板、32・・・下側基板
、33・・・−ト側基板のラビング方向、34・・・下
側基板のラビング方向、36・・・開【」部。 代理人 弁理士  松 1)正 道 −43= 第 図 Ca)の1 (a) f)2 (b)0)1 (b)の2 印加型…(V) 印加電圧(V) O・ ・ × ・ ・ ・電圧を印加時の相対輝度 ・一連の測定波形を1000ライン走査後の相対輝度第
3図 菜4 図 31 ・ ・ 32・ ・ 35・ ・ 36・ ・ ・上側基板 下側基板 ・上側基板のラビング方向 ・下側基板のラビング方向 ・スペーサ兼シール樹脂 開口部 一/ ニド・・基板 12・・・透明電極層 13・・・配向刺彎臘 14・・・スペーサ兼シール樹脂 15・・・液晶 第 図 (a)の] (a)の2 (b)す] (b)の2 印加電圧(V) 印加電圧(V)

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)強誘電性液晶組成物に塩基性の置換基を有する化
    合物が少なくとも一種類添加され、液晶配向膜材料とし
    てタンパク質が使用されたことを特徴とする強誘電性液
    晶素子。
  2. (2)塩基性の置換基を有する化合物がアミン系化合物
    であることを特徴とする請求項1記載の強誘電性液晶素
    子。
  3. (3)塩基性の置換基を有する化合物が脂肪族アミンで
    あることを特徴とする請求項1記載の強誘電性液晶素子
  4. (4)塩基性の置換基を有する化合物が脂肪族第1アミ
    ンであることを特徴とする請求項1記載の強誘電性液晶
    素子。
  5. (5)脂肪族第1アミンが式1で示され、式中R_1は
    炭化水素基であるが、R_1基中に存在するCH_2基
    は、基−O−、−CO−、−OCO−、及び−COO−
    の少なくとも一種により置換されてもよいことを特徴と
    する請求項4記載の強誘電性液晶素子。 式1(H_2N−R_1−NH_2)
  6. (6)脂肪族第1アミンが式2で示され、式中R_2は
    炭化水素基であるが、R_2基中に存在するCH_2基
    は、基−O−、−CO−、−OCO−、及び−COO−
    の少なくとも一種により置換されてもよいことを特徴と
    する請求項4記載の強誘電性液晶素子。 式2(H_2N−R_2)
  7. (7)塩基性の置換基を有する化合物が式3で示される
    脂肪族第2アミンであり、式中R_3は(CH_2)_
    nOH(nは1以上)、R_4は炭化水素基であるが、
    R_4基中に存在するCH_2基は、基−O−、−CO
    −、−OCO−、及び−COO−の少なくとも一種によ
    り置換されてもよいことを特徴とする請求項1記載の強
    誘電性液晶素子。 式3▲数式、化学式、表等があります▼
  8. (8)脂肪族第2アミンがベンジルエタノールアミンで
    あることを特徴とする請求項7記載の強誘電性液晶素子
  9. (9)強誘電性液晶組成物にエポキシ系化合物が少なく
    とも一種類添加され、液晶配向膜材料としてタンパク質
    が使用されたことを特徴とする強誘電性液晶素子。
  10. (10)エポキシ系化合物がエポキシ樹脂であることを
    特徴とする請求項9記載の強誘電性液晶素子。
  11. (11)エポキシ系化合物がグリシジル基の誘導体から
    なるエポキシ系化合物であることを特徴とする請求項9
    記載の強誘電性液晶素子。
  12. (12)エポキシ系化合物が式4で示され、式中R_5
    は炭化水素基であるが、R_5基中に存在するCH_2
    基は、基−O−、−CO−、−OCO−、及び−COO
    −の少なくとも一種により置換されてもよいことを特徴
    とする請求項9記載の強誘電性液晶素子。 式4▲数式、化学式、表等があります▼
  13. (13)液晶配向膜がラビングにより、配向処理が施さ
    れていることを特徴とする請求項1又は9記載の強誘電
    性液晶素子。
  14. (14)強誘電性液晶組成物に塩基性の置換基を有する
    化合物が少なくとも一種類添加され、液晶配向膜材料と
    して光学活性なポリマーが使用されたことを特徴とする
    強誘電性液晶素子。
  15. (15)塩基性の置換基を有する化合物がアミン系化合
    物であることを特徴とする請求項14記載の強誘電性液
    晶素子。
  16. (16)塩基性の置換基を有する化合物が脂肪族アミン
    であることを特徴とする請求項14記載の強誘電性液晶
    素子。
  17. (17)塩基性の置換基を有する化合物が脂肪族第1ア
    ミンであることを特徴とする請求項14記載の強誘電性
    液晶素子。
  18. (18)脂肪族第1アミンが式1で示され、式中R_1
    は炭化水素基であるが、R_1基中に存在するCH_2
    基は、基−O−、−CO−、−OCO−、及び−COO
    −の少なくとも一種により置換されてもよいことを特徴
    とする請求項17記載の強誘電性液晶素子。式1(H_
    2N−R_1−NH_2)
  19. (19)脂肪族第1アミンが式2で示され、式中R_2
    は炭化水素基であるが、R_2基中に存在するCH_2
    基は、基−O−、−CO−、−OCO−、及び−COO
    −の少なくとも一種により置換されてもよいことを特徴
    とする請求項17記載の強誘電性液晶素子。式2(H_
    2N−R_2)
  20. (20)塩基性の置換基を有する化合物が式3で示され
    る脂肪族第2アミンであり、式中R_3は(CH_2)
    _nOH(nは1以上)、R_4は炭化水素基であるが
    、R_4基中に存在するCH_2基は、基−O−、−C
    O−、−OCO−、及び−COO−の少なくとも一種に
    より置換されてもよいことを特徴とする請求項14記載
    の強誘電性液晶素子。式3▲数式、化学式、表等があり
    ます▼
  21. (21)脂肪族第2アミンがベンジルエタノールアミン
    であることを特徴とする請求項7記載の強誘電性液晶素
    子。
  22. (22)強誘電性液晶組成物にエポキシ系化合物が少な
    くとも一種類添加され、液晶配向膜材料として光学活性
    なポリマーが使用されたことを特徴とする強誘電性液晶
    素子。
  23. (23)エポキシ系化合物がエポキシ樹脂であることを
    特徴とする請求項22記載の強誘電性液晶素子。
  24. (24)エポキシ系化合物がグリシジル基の誘導体から
    なるエポキシ系化合物であることを特徴とする請求項2
    2記載の強誘電性液晶素子。
  25. (25)エポキシ系化合物が式4で示され、式中R_5
    は炭化水素基であるが、R_5基中に存在するCH_2
    基は、基−O−、−CO−、−OCO−、及び−COO
    −の少なくとも一種により置換されてもよいことを特徴
    とする請求項22記載の強誘電性液晶素子。式4▲数式
    、化学式、表等があります▼
  26. (26)液晶配向膜がラビングにより、配向処理が施さ
    れていることを特徴とする請求項14又は22記載の強
    誘電性液晶素子。
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