JPH045638Y2 - - Google Patents
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- JPH045638Y2 JPH045638Y2 JP13719685U JP13719685U JPH045638Y2 JP H045638 Y2 JPH045638 Y2 JP H045638Y2 JP 13719685 U JP13719685 U JP 13719685U JP 13719685 U JP13719685 U JP 13719685U JP H045638 Y2 JPH045638 Y2 JP H045638Y2
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- 230000001681 protective effect Effects 0.000 claims description 7
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Landscapes
- Building Environments (AREA)
- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、建物屋上の防水層の端末立上り部に
おける熱や紫外線による防水性能の劣化、他物と
の当接による損傷等を防止するようにした屋上防
水層の端末立上り部の保護構造に関する。
おける熱や紫外線による防水性能の劣化、他物と
の当接による損傷等を防止するようにした屋上防
水層の端末立上り部の保護構造に関する。
従来、屋上防水層の端末立上り部の保護は、第
5図に示すように、アスフアルト工事を終わる
と、アスフアルト防水層2の水平部に保護モルタ
ル4及び押さえコンクリート5を施工した後、ア
スフアルト防水層2の端末立上り部2aの外側
に、レンガやコンクリートブロツク16……を積
み、モルタル17を裏込めし、表面をモルタル1
8仕上げすることによつて行われていた。
5図に示すように、アスフアルト工事を終わる
と、アスフアルト防水層2の水平部に保護モルタ
ル4及び押さえコンクリート5を施工した後、ア
スフアルト防水層2の端末立上り部2aの外側
に、レンガやコンクリートブロツク16……を積
み、モルタル17を裏込めし、表面をモルタル1
8仕上げすることによつて行われていた。
上記の従来例においては、仕上げ完了までの作
業工程が多く、工期が長くなり、コストも高くな
るという問題点があつた。また、端末立上り部1
aの補修を行う場合、モルタルやコンクリートブ
ロツク等よりなる保護層の破壊やはつりガラの処
分が面倒であつた。
業工程が多く、工期が長くなり、コストも高くな
るという問題点があつた。また、端末立上り部1
aの補修を行う場合、モルタルやコンクリートブ
ロツク等よりなる保護層の破壊やはつりガラの処
分が面倒であつた。
本考案は、これらの問題点を解決できる屋上防
水層の端末立上り部の保護構造を提供するもので
ある。
水層の端末立上り部の保護構造を提供するもので
ある。
上記問題点を解決するために、本考案は、表面
側平板と裏面側平板との間に、断面波形状に成形
された二枚の波板をその波形が互いに交差した状
態に配置して、両波板間に通気路を形成し、表面
側平板の表面に反射面を形成し、当該反射面には
前記通気路と連通する複数個の通気孔を形成して
なるサンドイツチパネルを、前記通気路の上端が
大気に開口した状態に、屋上防水層の端末立上り
部に取り付けたことを特徴としている。
側平板と裏面側平板との間に、断面波形状に成形
された二枚の波板をその波形が互いに交差した状
態に配置して、両波板間に通気路を形成し、表面
側平板の表面に反射面を形成し、当該反射面には
前記通気路と連通する複数個の通気孔を形成して
なるサンドイツチパネルを、前記通気路の上端が
大気に開口した状態に、屋上防水層の端末立上り
部に取り付けたことを特徴としている。
上記の構成によれば、サンドイツチパネルの反
射面により太陽光線、特に防水性能の劣化要因と
なる紫外線や熱線が反射される。反射されなかつ
た熱線、つまりサンドイツチパネルに吸収された
分の熱は、二枚の波板間に形成された通気路内の
空気を温めるが、通気路内の空気は温度上昇にと
もなう密度差によつて上昇し、上端開口から大気
中へと排出され、外部の冷たい空気が通気孔から
通気路へと流入することになる。従つて、防水層
の端末立上り部の温度上昇が抑制され、端末立上
り部の防水性能の劣化が防止される。
射面により太陽光線、特に防水性能の劣化要因と
なる紫外線や熱線が反射される。反射されなかつ
た熱線、つまりサンドイツチパネルに吸収された
分の熱は、二枚の波板間に形成された通気路内の
空気を温めるが、通気路内の空気は温度上昇にと
もなう密度差によつて上昇し、上端開口から大気
中へと排出され、外部の冷たい空気が通気孔から
通気路へと流入することになる。従つて、防水層
の端末立上り部の温度上昇が抑制され、端末立上
り部の防水性能の劣化が防止される。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
る。
第1図乃至第3図は本考案の一実施例を示し、
1はパラペツト、1aはパラペツト1の張出し
部、2は屋上のアスフアルト防水層、2aパラペ
ツト1に沿つて立ち上がつた前記アスフアルト防
水層2の端末立上り部である。Aは前記端末立上
り部2aを隠蔽保護して、紫外線や熱線による防
水性能の劣化、他物との当接による機械的破損を
防止するサンドイツチパネルであり、熱アスフア
ルト3にて端末立上り部2aに張り付けられてい
る。4は保護モルタル、5は押さえコンクリー
ト、6はサンドイツチパネルAの上縁部に当て付
けて、コンクリート釘やホールインアンカー等の
止め具7……にてパラペツト1に固定したフラツ
トバー等よりなる縁押さえである。
1はパラペツト、1aはパラペツト1の張出し
部、2は屋上のアスフアルト防水層、2aパラペ
ツト1に沿つて立ち上がつた前記アスフアルト防
水層2の端末立上り部である。Aは前記端末立上
り部2aを隠蔽保護して、紫外線や熱線による防
水性能の劣化、他物との当接による機械的破損を
防止するサンドイツチパネルであり、熱アスフア
ルト3にて端末立上り部2aに張り付けられてい
る。4は保護モルタル、5は押さえコンクリー
ト、6はサンドイツチパネルAの上縁部に当て付
けて、コンクリート釘やホールインアンカー等の
止め具7……にてパラペツト1に固定したフラツ
トバー等よりなる縁押さえである。
前記サンドイツチパネルAは、第2図及び第3
図に示すように、表面側平板8と裏面側平板9と
の間に、断面波形状に成形された二枚の波板1
0,11をその波形が互いに直角に交差した状態
に配置して、両波板10,11間に通気路12を
形成し、表面側平板8の表面に反射面Sを形成
し、当該反射面Sには前記通気路12と連通する
複数個の通気孔13……を所定ピツチ(例えば
100mmピツチ)で千鳥状に穿設したものである。
通気路12は、縦の波形により形成される縦方向
の空間同士を横の波形により形成される横方向の
空間を介して連通連結した状態に形成されてい
る。通気孔13……は、サンドイツチパネルAを
端末立上り部2aに取り付けるまでの適当な時点
(例えば施工直前やサンドイツチパネルAを工場
で製造する時点)で予め穿設されるものであり、
反射面Sから表面側平板8の裏面に当接する表面
側の波板10まで貫通している。
図に示すように、表面側平板8と裏面側平板9と
の間に、断面波形状に成形された二枚の波板1
0,11をその波形が互いに直角に交差した状態
に配置して、両波板10,11間に通気路12を
形成し、表面側平板8の表面に反射面Sを形成
し、当該反射面Sには前記通気路12と連通する
複数個の通気孔13……を所定ピツチ(例えば
100mmピツチ)で千鳥状に穿設したものである。
通気路12は、縦の波形により形成される縦方向
の空間同士を横の波形により形成される横方向の
空間を介して連通連結した状態に形成されてい
る。通気孔13……は、サンドイツチパネルAを
端末立上り部2aに取り付けるまでの適当な時点
(例えば施工直前やサンドイツチパネルAを工場
で製造する時点)で予め穿設されるものであり、
反射面Sから表面側平板8の裏面に当接する表面
側の波板10まで貫通している。
表面側平板8、裏面側平板9、二枚の波板1
0,11はいずれもアスフアルトフエルト製であ
り、接着剤により予め(工場加工により)積層一
体化されている。
0,11はいずれもアスフアルトフエルト製であ
り、接着剤により予め(工場加工により)積層一
体化されている。
反射面Sは、アルカリによる腐食を防止するた
めに表面に樹脂コーテイング14を施したアルミ
箔15によつて形成され、表面側平板8とは予め
接着剤により積層一体化されている。
めに表面に樹脂コーテイング14を施したアルミ
箔15によつて形成され、表面側平板8とは予め
接着剤により積層一体化されている。
上記の屋上防水層の端末立上り部の保護構造は
例えば次の手順により施工される。
例えば次の手順により施工される。
アスフアルト防水層2の施工後、その水平部に
保護モルタル4を施工する一方、サンドイツチパ
ネルAを現場で適当な寸法に裁断すると共に、裁
断したサンドイツチパネルAを、通気路13の上
端が前記パラペツト1の張出し部1aの下方にお
いて大気に開口した状態に、端末立上り部2に熱
アスフアルト3で張り付ける。
保護モルタル4を施工する一方、サンドイツチパ
ネルAを現場で適当な寸法に裁断すると共に、裁
断したサンドイツチパネルAを、通気路13の上
端が前記パラペツト1の張出し部1aの下方にお
いて大気に開口した状態に、端末立上り部2に熱
アスフアルト3で張り付ける。
この場合、熱アスフアルト3を接着剤とするの
で、パラペツト1の表面やこれに施工されたアス
フアルト防水層の端末立上り部2aに多少の凹凸
があつても、サンドイツチパネルAを容易かつ確
実に張り付けることができる。
で、パラペツト1の表面やこれに施工されたアス
フアルト防水層の端末立上り部2aに多少の凹凸
があつても、サンドイツチパネルAを容易かつ確
実に張り付けることができる。
次いで、サンドイツチパネルAの上縁を縁押さ
え6と止め具7……にてパラペツト1にしつかり
と固定し、しかる後、サンドイツチパネルAの下
縁部が埋設される状態に押さえコンクリート5を
施工する。
え6と止め具7……にてパラペツト1にしつかり
と固定し、しかる後、サンドイツチパネルAの下
縁部が埋設される状態に押さえコンクリート5を
施工する。
上記の構成によれば、太陽光線、特に防水性能
の劣化要因となる紫外線や熱線が反射面Sにより
反射される。サンドイツチパネルAに吸収された
熱線は通気路12内の空気を温めるが、通気路1
2内の空気は温度上昇に伴う密度差によつて上昇
し、第1図に矢印で示すように、パラペツト1の
張出し部1a下に位置する上端開口から大気中へ
と排出され、外部の冷たい空気が下方の通気孔1
3……から通気路12内に流入し、端末立上り部
2aの温度上昇を抑制することになる。
の劣化要因となる紫外線や熱線が反射面Sにより
反射される。サンドイツチパネルAに吸収された
熱線は通気路12内の空気を温めるが、通気路1
2内の空気は温度上昇に伴う密度差によつて上昇
し、第1図に矢印で示すように、パラペツト1の
張出し部1a下に位置する上端開口から大気中へ
と排出され、外部の冷たい空気が下方の通気孔1
3……から通気路12内に流入し、端末立上り部
2aの温度上昇を抑制することになる。
第4図は本考案の別の実施例を示し、反射面S
を、表面側平板8に接着したステンレスの薄板1
6によつて構成した点に特徴がある。ステンレス
はセメントのアルカリによつて腐食する虞れがな
いので、表面の樹脂コーテイングは省略されてい
る。その他の構成は先の実施例と同じである。
を、表面側平板8に接着したステンレスの薄板1
6によつて構成した点に特徴がある。ステンレス
はセメントのアルカリによつて腐食する虞れがな
いので、表面の樹脂コーテイングは省略されてい
る。その他の構成は先の実施例と同じである。
尚、上記両実施例では、いずれも表面側の波板
10を縦波、裏面側の波板11を横波に形成した
が、これとは逆に、表面側の波板10を横波、裏
面側の波板11を縦波に形成してもよい。
10を縦波、裏面側の波板11を横波に形成した
が、これとは逆に、表面側の波板10を横波、裏
面側の波板11を縦波に形成してもよい。
本考案は、上述した構成よりなるため、次の如
き効果がある。
き効果がある。
サンドイツチパネルの反射面により太陽光
線、特に防水性能の劣化要因となる紫外線や熱
線が反射される。また、反射されなかつた熱
線、つまりサンドイツチパネルに吸収された分
の熱は、二枚の波波間に形成された通気路内の
空気を温めるが、通気路内の空気は温度上昇に
ともなう密度差によつて上昇し、上端開口から
大気中へと排出され、外部の冷たい空気が通気
孔から通気路へと流入することになる。従つ
て、防水層の端末立上り部の温度上昇が抑制さ
れ、端末立上り部の防水性能の劣化を防止でき
る。
線、特に防水性能の劣化要因となる紫外線や熱
線が反射される。また、反射されなかつた熱
線、つまりサンドイツチパネルに吸収された分
の熱は、二枚の波波間に形成された通気路内の
空気を温めるが、通気路内の空気は温度上昇に
ともなう密度差によつて上昇し、上端開口から
大気中へと排出され、外部の冷たい空気が通気
孔から通気路へと流入することになる。従つ
て、防水層の端末立上り部の温度上昇が抑制さ
れ、端末立上り部の防水性能の劣化を防止でき
る。
ブロツク積みやモルタル仕上げに代え、サン
ドイツチパネルを端末立上り部に張り付けるか
ら、従来構造に比して作業工程が減少し、ブロ
ツク積み、モルタル仕上げ等に要する時間が省
略され、工期の短縮、コストダウンが可能であ
る。
ドイツチパネルを端末立上り部に張り付けるか
ら、従来構造に比して作業工程が減少し、ブロ
ツク積み、モルタル仕上げ等に要する時間が省
略され、工期の短縮、コストダウンが可能であ
る。
サンドイツチパネルを使用しているため、ブ
ロツクやモルタルを破壊する場合に比してサン
ドイツチパネルの引き剥がし、はつりガラの処
分が容易であり、防水層の端末立上り部の補修
が容易である。
ロツクやモルタルを破壊する場合に比してサン
ドイツチパネルの引き剥がし、はつりガラの処
分が容易であり、防水層の端末立上り部の補修
が容易である。
第1図乃至第3図は本考案の一実施例を示し、
第1図は縦断面図、第2図は要部の断面拡大図、
第3図はサンドイツチパネルの一部切欠き斜視図
である。第4図は本考案の別の実施例を示す要部
の断面拡大図である。第5図は従来例の説明図で
ある。 A……サンドイツチパネル、S……反射面、2
a……端末立上り部、8……表面側平板、9……
裏面側平板、10,11……波板、12……通気
路、13……通気孔。
第1図は縦断面図、第2図は要部の断面拡大図、
第3図はサンドイツチパネルの一部切欠き斜視図
である。第4図は本考案の別の実施例を示す要部
の断面拡大図である。第5図は従来例の説明図で
ある。 A……サンドイツチパネル、S……反射面、2
a……端末立上り部、8……表面側平板、9……
裏面側平板、10,11……波板、12……通気
路、13……通気孔。
Claims (1)
- 表面側平板と裏面側平板との間に、断面波形状
に成形された二枚の波板をその波形が互いに交差
した状態に配置して、両波板間に通気路を形成
し、表面側平板の表面に反射面を形成し、当該反
射面には前記通気路と連通する複数個の通気孔を
形成してなるサンドイツチパネルを、前記通気路
の上端が大気に開口した状態に、屋上防水層の端
末立上り部に取り付けてあることを特徴とする屋
上防水層の端末立上り部の保護構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13719685U JPH045638Y2 (ja) | 1985-09-05 | 1985-09-05 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13719685U JPH045638Y2 (ja) | 1985-09-05 | 1985-09-05 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6246723U JPS6246723U (ja) | 1987-03-23 |
JPH045638Y2 true JPH045638Y2 (ja) | 1992-02-18 |
Family
ID=31041023
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13719685U Expired JPH045638Y2 (ja) | 1985-09-05 | 1985-09-05 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH045638Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-09-05 JP JP13719685U patent/JPH045638Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6246723U (ja) | 1987-03-23 |
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