JPH0455463Y2 - - Google Patents

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JPH0455463Y2
JPH0455463Y2 JP329187U JP329187U JPH0455463Y2 JP H0455463 Y2 JPH0455463 Y2 JP H0455463Y2 JP 329187 U JP329187 U JP 329187U JP 329187 U JP329187 U JP 329187U JP H0455463 Y2 JPH0455463 Y2 JP H0455463Y2
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fertilizer
outlet
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gap
circumferential surface
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  • Harvesting Machines For Specific Crops (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、コンバインの機体後部に、該コンバ
インの脱穀部から排出される排藁を切截処理して
放出する排藁カツターを装架するとともに、肥料
タンクの流出口部に繰出ロールとそれの周面に摺
接するブラシとよりなる繰出機構を具備せしめた
肥料散布機とを装架して、排藁カツターにより切
截して放出していく排藁に肥料を散布添加してい
くようにしたコンバインにおける肥料散布装置に
ついての改良に関するものである。
上述の形態のコンバインにおける肥料散布装置
は、第1図に示す如く、肥料タンク3の底部の流
出口部3aに、横軸により矢印イ方向に回転する
繰出ロール40を、それの周面の上面側が、流出
口31を介して肥料タンク3内に突入する状態に
軸支しておき、その繰出ロール40の周面の繰出
側とそれに対向する流出口31の口縁31aとの
間に形成される間隙Wおよびその繰出ロール31
の周面の戻り側とそれに対向する流出口31の口
縁31bとの間に形成される間隙Zに、それら間
隙W,Zを塞ぐ弁状に形成したブラシ41,42
を配位して、それらブラシ41,42の各基端部
を流出口31の口縁31a,31bにそれぞれ取
付け、各先端部を繰出ロール40の周面の繰出側
および戻り側に摺接させておき、肥料タンク3内
に突入する繰出ロール40の上周面に接触する該
肥料タンク3内の肥料が、繰出ロール40の回転
で、繰出側の間隙Wに向けて運ばれ、その間隙W
において繰出ロール40の周面に摺接するブラシ
41により、繰出ロール40の周面に設けた溝4
0a…内に嵌入している肥料だけになつて流出口
31の下方に運び出され、繰出ロール40の下周
側に位置する所で、溝40a内から下方に落下し
て繰出され、さらに、その肥料を繰出した繰出ロ
ール40の周面の溝40a…が、戻り側の間隙Z
を経て肥料タンク3内に戻るとき、その戻り側の
間隙Zに配設したブラシ42の作用を受けて、残
留している肥料が掻き落されるようにして、これ
により、肥料を、繰出ロール40の回転速度とそ
の周面の溝40a…の大きさと数とにより所定の
繰出量に制御して繰出すようにしている。
このようにしたコンバインにおける肥料散布装
置は、繰出ロール40の周面の繰出側と戻り側の
両方に摺接するブラシ41,42により、その繰
出ロール40の周面が常に清掃されることにな
り、特に戻り側の間隙Zに配設するブラシ42
が、回転してくる溝40aを迎えて堀り込むよう
になることで、周面の清掃が確実に行なわれるよ
うになる筈であるが、繰出ロール40の周面の戻
り側と流出口31の口縁31aとの間に形成され
る間隙Zに、肥料が詰まるようになつて、この間
隙Zを塞ぎ、繰出ロール40の回転作動に不調を
生ぜしめるようになる問題が起きている。
本考案は、この問題を解消せしめるためになさ
れたものであつて、繰出ロールの周面の戻り側と
流出口の口縁との間の間隙に、肥料が詰るように
なるのを効果的に防止して、その間隙に詰る肥料
により繰出ロールの回転作動が不調を来すことの
ないようにする新たな手段を提供することを目的
とする。
そして、本考案においては、この目的を達成す
るための手段として、コンバインの機体後部に、
脱穀部から排出される排藁を切截処理して放出す
る排藁カツターを装架するとともに、肥料タンク
の流出口部に繰出ロールとそれの周面に摺接する
ブラシとよりなる繰出機構を具備せしめた肥料散
布機を装架したコンバインの肥料散布装置におい
て、前記流出口部に具備さす繰出機構の繰出ロー
ルの周面の繰出側と流出口の口縁との間に形成さ
れる間隙には、先端側が繰出ロールの周面に摺接
するブラシを配設し、繰出ロールの周面の戻り側
と流出口の口縁との間に形成される間隙には、基
端側を口縁に止着せる柔軟なシートを配設し、そ
のシートの先端側を繰出ロールの周面の戻り側の
上面に載架せしめて間隙を閉塞してなるコンバイ
ンにおける肥料散布装置を提起するものである。
次に実施の一例を図面に従い詳述する。
第2図は、本考案を実施したコンバインAの前
半側を省略した側面を示し、1はコンバインAの
機体に装架した自脱型の脱穀部、2は前記脱穀部
1で脱穀処理されて該脱穀部1の穀稈移送装置1
0の終端部から排出される排藁を切截して放出す
るよう、脱穀部1の機体後方に配位して該コンバ
インAの機体後部に装架した排藁カツター、aは
前記排藁カツター2で切截処理されて地表(GL)
に放出されていく藁稈に肥料を添加散布すべく、
前記排藁カツター2の機枠20後面に配位して装
架した肥料散布である。
前記穀稈移送装置10は、脱穀部1の扱室に穀
稈を供給する穀稈供給用の穀稈移送装置(図示し
ていない)の終端から排出される脱穀ずみの穀稈
たる排藁を受継いでコンバインAの機体後方に向
け移送する通常の排藁搬出用の穀稈移送装置で、
それの搬送方向の終端側に設けた放出口10a
は、前述の排藁カツター2の機枠20の上面側に
設けてある受入口2aの上方に位置せしめてあ
る。
排藁カツター2は、横長の機筐状に形成してあ
る機枠20の内腔の切截室21内に、左右に並列
する多数の受刃22…と左右に並列する多数の回
転刃23…とを対向させた状態に配位して機枠2
0に横架軸支しておき、機枠20の上面側に形成
した受入口2aから横倒しの姿勢で受入れる排藁
を、前記並列する多数の受刃22…と回転刃23
…との対向部位にて、一度に多数の切截片に切断
して、機枠20の底面側の排出口24から放出し
ていく通常の横切り式の排藁カツターであり、そ
れの切截室21内に配設せる回転刃23…の軸2
5は、機枠20の左右の側板に設けた長孔26に
沿い変位自在に機枠20に軸支され、第2図にて
鎖線に示している位置に移動させることにより、
前記穀稈移送装置10の放出口10aから排出さ
れる排藁が、切截作用を受けることなく切截室2
1内を通過して排出口24から落下していくよう
になる。また、機枠20の底面側の排出口24に
は、下方に垂下する囲い枠状のカバー27が、機
枠20を下方に延長するように装設してある。
肥料散布機aは、肥料タンク3と、それの底部
に設けた流出口部3aから肥料を繰出す繰出機構
4と、その繰出機構4の繰出側に接続した誘導管
5とからなる。
肥料タンク3は底部側を側面視において漏斗状
に形成した通常のもので、前後の傾斜壁3b,3
bにより漏斗状に形成した底部の下端に形成され
る流出口31には、第3図にて示している如く左
右に広巾で上下に短い角筒状の口枠30が接続し
ている。
繰出機構4は、周面に軸方向と平行する多数の
溝40a…が周方向に並列して形設してある繰出
ロール40を、肥料タンク3の底部の流出口部3
aに、それの上周面側が流出口31を介して肥料
タンク3内に突入する状態として横軸により軸支
し、それを第3図にて矢印イ方向に回転するよう
駆動し、その繰出ロール40の周面の繰出側(第
3図で右面側)とそれに対向する流出口31の口
縁31aとの間に形成される間隙Wには、その間
隙Wを塞ぐ弁状にブラシ41を配位し、それの基
端側を流出口31の口縁31aの下面側に取付具
41aを介して取付け支持せしめて、先端側を繰
出ロール40の周面に摺接させ、また、繰出ロー
ル40の周面の戻り側と流出口31の口縁31b
との間に形成される間隙Zには、ゴムまたは合成
樹脂材の柔軟な資材よりなるシートSを配位し
て、それの基端側を流出口31の口縁31bの上
面側に止着し、先端側を、繰出ロール40の周面
の戻り側の上面に被せるように載架せしめて、こ
の戻り側の間隙Zを閉塞することで、繰出ロール
40の回転により、それの周面に設けた溝40a
に嵌入した肥料を繰出すように構成してある。な
お、戻り側の間隙Zには、前記シートSの下方に
おいて、その間隙Zを塞ぐ弁状に形成したブラシ
を配位し、それの基端側を流出口31の口縁31
bの下面側に取付け支持させ、先端側が繰出ロー
ル40の周面に摺接するようにする場合がある。
なお、繰出ロール40の周面の戻り回動側(第
3図で左半側)と流出口31の口縁31bとの間
に形成される間隙Zは、前述の間隙Wより狭く形
成しておいてよい。
また、前記誘導管5は、合成樹脂膜などの柔軟
なシート類により折畳み自在で断面形状が前述の
口枠30の外周形状に適合する左右に広巾の筒状
に形成され、それの基端部を口枠30の外周に嵌
挿し、適宜の締付具50で緊縛することで、口枠
30から垂下するよう取付けてある。この誘導管
5は接続した状態において、第2図に示している
如く、下端の開口部5aが地表(GL)に接触す
る長さに形成してあり、それの下端の開口部5a
の地表(GL)に対する高さ位置が、前述の締付
具50で該誘導管5の基端部を緊縛するときに該
誘導管5をたぐり上げて緊縛することで、所望の
高さ位置に調節設定される。
6は口枠30に設けた掃除口、7はその掃除口
6を開閉する蓋である。また、80は前記肥料散
布機aをコンバインAの機体後部に装架する取付
け機枠で、前記排藁カツター2の機枠20の後面
に装設してあり、下端側がコンバインAの機体フ
レームに連結する補強フレーム81と、上端側が
コンバインAの脱穀部1の機体フレームに連結す
る補強フレーム82とで補強されている。そし
て、肥料散布機aは、それの肥料タンク3の前面
側の機壁に設ける適宜の取付具をこの取付機枠8
0に連結止着することで、コンバインAの機体に
装架してある。
なお、本考案手段において、排藁カツター2の
形態ならびに肥料散布機aの装架位置は任意であ
り、図示の実施例の構造に限られるものではな
い。
このように構成せる実施例装置は次のように作
用する。
繰出ロール40を駆動回転させて肥料タンク3内
の肥料(石灰窒素)を繰出すとき、その繰出ロー
ル40の周面の戻り側と流出口31の口縁31b
との間に形成される間隙Zは、流出口31の口縁
31bとの繰出ロール40の周面の戻り側の上面
との間に渡架される柔軟なシートSで、上面側が
覆い込まれることにより、そこに肥料タンク3内
の肥料が流入していくことのない状態に保持され
る。
このため、この戻り側の間隙Z内に肥料タンク
3側から肥料が落ち込み、その肥料が繰出ロール
40の周面の戻り側の上昇回動で持上げられるこ
とにより、該間隙Z内に停滞する肥料が生じてそ
の肥料が間隙Zに詰まる現象がなくなり、この間
隙Zへの肥料の詰りで繰出ロール40の回転が阻
害されるようになる現象を解消するようになる。
そして、繰出ロール40の周面の繰出側におい
ては、間隙W内に落込んだ肥料は、繰出ロール4
0の周面の繰出側の下降回動に追従して順次下方
に流動しながら、その繰出ロール40の周面に摺
接するブラシ41により、繰出ロール40の周面
の溝40a内に嵌入した量に規制されて繰出され
ていくようになる。
以上説明したように、本考案によるコンバイン
における肥料散布装置は、コンバインAの機体後
部に、脱穀部1から排出される排藁を切截処理し
て放出する排藁カツター2を装架するとともに、
肥料タンク3の流出口部3aに繰出ロール40と
それの周面に摺接するブラシ41とよりなる繰出
機構4を具備せしめた肥料散布機aを装架したコ
ンバインの肥料散布装置において、前記流出口部
3aに具備さす繰出機構4の繰出ロール40の周
面の繰出側と流出口31の口縁31aとの間に形
成される間隙Wには、先端側が繰出ロール40の
周面に摺接するブラシ41を配設し、繰出ロール
40の周面の戻り側と流出口31の口縁31bと
の間に形成される間隙Zには、基端側を口縁31
bに止着せる柔軟なシートSを配設し、そのシー
トSの先端側を繰出ロール40の周面の戻り側の
上面に載架せしめて間隙Zを閉塞して構成してあ
るのだから、繰出ロール40の周面の戻り側と流
出口31の口縁31bとの間に形成される間隙Z
が、そこに肥料が入り込まない状態に保持される
ことで、その間隙Zに肥料が詰るのを防止するよ
うになつて、その間隙Zに詰る肥料により繰出ロ
ール40の回転作動に不調が生ずるようになる問
題を効果的に解消せしめ得るようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従前のコンバインにおける肥料散布装
置の説明図、第2図は本考案の実施例装置の縦断
側面図、第3図は同上の要部の縦断側面図であ
る。 図面符号の説明、A……コンバイン、a……肥
料散布機、1……脱穀部、10……穀稈移送装
置、10a……放出口、2……排藁カツター、2
a……受入口、20……機枠、21……切截室、
22……受刃、23……回転刃、24……排出
口、25……軸、26……長孔、27……カバ
ー、3……肥料タンク、3a……流出口部、3b
……傾斜壁、30……口枠、31……流出口、3
1a,31b……口縁、4……繰出機構、40…
…繰出ロール、40a……溝、41,42……ブ
ラシ、41a……取付具、5……誘導管、5a…
…開口部、50……締付具、6……掃除口、7…
…蓋、80……取付機枠、81,82……補強フ
レーム、W,Z……間隙、S……シート、GL…
…地表。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コンバインAの機体後部に、脱穀部1から排出
    される排藁を切截処理して放出する排藁カツター
    2を装架するとともに、肥料タンク3の流出口部
    3aに繰出ロール40とそれの周面に摺接するブ
    ラシ41とよりなる繰出機構4を具備せしめた肥
    料散布機aを装架したコンバインの肥料散布装置
    において、前記流出口部3aに具備さす繰出機構
    4の繰出ロール40の周面の繰出側と流出口31
    の口縁31aとの間に形成される間〓Wには、先
    端側が繰出ロール40の周面に摺接するブラシ4
    1を配設し、繰出ロール40の周面の戻り側と流
    出口31の口縁31bとの間に形成される間〓Z
    には、基端側を口縁31bに止着せる柔軟なシー
    トSを配設し、そのシートSの先端側を繰出ロー
    ル40の周面の戻り側の上面に載架せしめて間〓
    Zを閉塞してなるコンバインにおける肥料散布装
    置。
JP329187U 1987-01-13 1987-01-13 Expired JPH0455463Y2 (ja)

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JPS63112422U JPS63112422U (ja) 1988-07-19
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