JPH0514738Y2 - - Google Patents

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JPH0514738Y2
JPH0514738Y2 JP1986176423U JP17642386U JPH0514738Y2 JP H0514738 Y2 JPH0514738 Y2 JP H0514738Y2 JP 1986176423 U JP1986176423 U JP 1986176423U JP 17642386 U JP17642386 U JP 17642386U JP H0514738 Y2 JPH0514738 Y2 JP H0514738Y2
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JP
Japan
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straw
chemical
cutter
waste straw
waste
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JP1986176423U
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JPS6380929U (ja
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  • Fertilizing (AREA)
  • Harvesting Machines For Specific Crops (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、コンバインにおける薬剤散布装置に
係り、詳しくは排藁カツターによるカツター作業
時には、落下させた細断藁に満遍なく薬剤を散布
することができ、しかも排藁集稈作業時には、薬
剤散布機を着脱することなく、そのまま集稈する
ことができるコンバインにおける薬剤散布装置に
関するものである。
従来の技術 近時は作物の増収を目的として圃場の土作りが
奨励されている。そこで、排藁カツターで細断し
た排藁を肥料とするために、排藁カツターの後方
に薬剤散布機を設けて石灰窒素等の薬剤を圃場に
落下させた細断藁に散布して腐熟を促進させるよ
うにしたものである。ところが、圃場条件等によ
り、排藁をそのまま放出する排藁集稈作業を行う
ことがあるが、従来は、いちいち薬剤散布機を取
外して排藁集稈装置と付け換えていたので、カツ
ター作業と排藁集稈作業との切換えが面倒になる
という問題があつた。
本考案が解決しようとする問題点 本考案は上記の如き実情に鑑み、これらの問題
点を解決すべく創案されたものであつて、その目
的とするところは、カツター作業時には、落下さ
せた細断藁に満遍なく薬剤を散布できるものであ
りながら、排藁集稈作業を行う際には、いちいち
薬剤散布機を取外したりすることなく、そのまま
排藁集稈作業に切換えることができるコンバイン
における薬剤散布装置を提供しようとするもので
ある。
問題点を解決するための手段 上記の問題点を解決するため、本考案が採用し
た技術的手段は、機体の後部に排藁を細断する排
藁カツターを装着したコンバインにおいて、上記
排藁カツターの後方に薬剤散布機を設けて、カツ
ター作業時には落下させた細断藁に薬剤を散布す
ると共に、上記薬剤散布機の後方に排藁集稈装置
を設け、かつ薬剤散布機の上面を排藁集稈装置側
に傾斜可能に構成して、排藁集稈作業時には傾斜
させた薬剤散布機の上面を排藁の集稈案内面とし
たことを特徴とするものである。
考案の作用 したがつて本考案によれば、カツター作業を行
うに当り、機体の後部に装着した排藁カツターが
脱穀処理後の排藁を細断すると、排藁カツターの
後方に設けた薬剤散布機が、落下させた細断藁に
満遍なく薬剤を散布する。そして圃場条件等によ
り、排藁集稈作業を行う際には、傾斜させた薬剤
散布機の上面が排藁を円滑に案内し、ついで薬剤
散布機の後方に設けた排藁集稈装置が集稈する。
したがつて、いちいち薬剤散布機を取外したりす
りことなく、容易に排藁集稈作業に切換えること
ができる。
実施例 本考案の実施例を添付した図面に基いて詳述す
れば1はコンバインの走行機体であつて、該走行
機体1の前部には穀稈刈取装置2が架設され、そ
の後方一側には運転席3を挟んで脱穀された穀粒
を袋詰めする処理部4が配設されている。また穀
稈刈取装置2の後方他側には脱穀機5が搭載され
ていて、穀稈供給チエン6によつて扱室7に供給
された穀稈は扱胴8の回転により脱穀処理され
る。
9は排稈搬送チエンであつて、上記穀稈供給チ
エン6の搬送終端部から機体後部の中央にむけて
斜設されており、該排稈搬送チエン9の搬送終端
部下方には排藁を細断する排藁カツター10が機
体の幅員方向に装着されている。11は上記排藁
カツター10の下方に配設された螺施体からなる
排出装置であつて、排藁カツター10で細断され
た排藁は、上記排出装置11によつて拡散され、
第3図に示すように未刈側から略30〜40cmの距離
lだけ既刈側に寄つた所定の落下巾L1で圃場に
散布されて、次に未刈側を刈取る行程で右側のデ
バイダ12が圃場に落下している細断藁を引掛け
ないようになつている。
13は圃場に落下した細断藁に石灰窒素等の薬
剤を散布する薬剤散布機であつて、排藁カツター
10の後端面に装着した案内フレーム14に支持
フレーム15が幅員方向に摺動自在に嵌着されて
おり、該支持フレーム15の支持腕15aに貫入
したボルト16を固定孔17に螺着することによ
り本体ボツクス18が支持フレーム15に固定さ
れている。そして支持フレーム15に挿通したグ
リツプ19を案内フレーム14の固定孔20,2
1……204のいずれかに固定することにより本
体ボツクス18が既刈側に突出する状態と、機巾
内に没入する状態とに取付位置をスライド調節す
ることができる。また本体ボツクス18の下端に
は案内スカート21とを取付けた薬剤の散布口2
2が形成されており、該散布口22の散布巾Lは
少くとも細断藁の落下巾L1と略同巾となるよう
に形成されている。23は本体ボツクス18の底
部に配設された分散ロールである。
そして上記薬剤散布機13の上面が後方に向け
て傾斜可能に構成されている。すなわち24は本
体ボツスス18の上面側を形成する調節ボツクス
であつて、該調節ボツクス24は、本体ボツクス
18の排藁カツター10側上端に上下回動時自在
に枢着されており、本体ボツクス18側面の調節
孔25に挿通したグリツプ26を調節ボツクス2
4の取付孔27に固定することにより、調節ボツ
クス24が本体ボツクス18から突出して容量の
大きくなつた位置と、本体ボツクス18内に没入
して上面が後傾状となる位置とに変姿可能となつ
ている。28は薬剤散布機13の後方に設けた排
藁集稈装置であつて、受体29が支軸30を介し
て本体ボツクス18の後端部に回動自在に枢着さ
れ、スプリング31によつて上方に付勢されてい
て、受体29に排藁が一定量集稈されると後方に
回動して圃場に放出する。32は調整ボツクス2
4に開口した薬剤供給口の開閉蓋、33は排藁の
移送方向を排藁カツター10側と排藁集稈装置2
8側とに切換える案内体である。
上記の如き構成において、穀稈刈取装置2で刈
取られた穀稈は、穀稈供給チエン6で扱室7に供
給され脱穀処理される。そして排藁搬送チエン9
により、機体後部に搬送された排藁は、排藁カツ
ター10で細断され、ついで排出装置11で拡散
され未刈側からlだけ既刈側に寄つた落下巾L1
で圃場に落下する。ついで薬剤散布機13から石
灰窒素等の薬剤を散布するときには、細断藁が既
刈側に寄せて落下されていても、薬剤散布機13
の取付位置を第2図、第3図の点線で示すように
既刈側に突出した状態に調節固定すれば、少くと
も細断藁の落下巾L1と略同巾Lに形成した散布
口22から圃場の細断藁に満遍なく薬剤を散布す
ることができ、しかも未刈取り側の穀稈に薬剤が
降りるかることはない。また中割作業や路上走行
時には薬剤散布機13の取付位置を排藁カツター
10の機巾内に没入する状態に調節すれば、薬剤
散布機13が側方に突出して立毛穀稈に接触した
り走行の邪魔になることはなく、更に機体格納時
にはコンパクトな状態として狭いスペースに格納
することができる。
そして排藁を細断することなく集稈する場合に
は、常時は上方に突出して広い薬剤収納スペース
を形成していた調節ボツクス24を回動させ、本
体ボツクス18内に没入させれば、後方に設けた
排藁集稈装置28に向つて後傾状に変姿した上面
側が集稈案内面となつて排藁を排藁集稈装置28
に案内し、一定量になると圃場に放出するので、
薬剤散布機13が排藁カツター10の後端面に装
着してあつても、いちいち取外したりする必要は
なく、簡単に排藁集稈作業に切換えることができ
る。そのうえ、稈長又は扱深さ等の作業条件が異
つた場合でも、これに応じて排藁集稈装置28を
薬剤散布機13とともにスライド調整することが
できる。
考案の効果 これを要するに本考案は、機体の後部に排藁を
細断する排藁カツターを装着したコンバインにお
いて、上記排藁カツターの後方に薬剤散布機を設
けて、カツター作業時には落下させた細断藁に薬
剤を散布すると共に、上記薬剤散布機の後方に排
藁集稈装置を設け、かつ薬剤散布機の上面を排藁
集稈装置側に傾斜可能に構成して、排藁集稈作業
時には傾斜させた薬剤散布機の上面を排藁の集稈
案内面としたとことから、カツター作業時には、
排藁カツターの後方に設けた薬剤散布機が、落下
させた細断藁に満遍なく薬剤を散布することがで
きる。そして圃場条件等により排藁集稈作業を行
う際には、傾斜させた薬剤散布機の上面が集稈案
内面となるので、薬剤散布機の後方に設けた排藁
集稈装置で円滑に集稈することができる。したが
つて薬剤散布機が排藁カツターの後方に設けてあ
つても、いちいち取外したりすることなく、容易
に排藁集稈作業に切換えることができ、作業効率
の向上を図ることができる等、極めて有用な実用
的効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係るコンバインにおける薬剤散
布装置の実施例を示すものであつて、第1図はコ
ンバインの全体側面図、第2図は同上平面図、第
3図は同上背面図、第4図は要部の分解斜視図、
第5図は排藁細断作業時における要部の側面図、
第6図は集稈作業時における要部の側面図であ
る。 図中、10……排藁カツター、11……排出装
置、13……薬剤散布機である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 機体の後部に排藁を細断する排藁カツターを装
    着したコンバインにおいて、上記排藁カツターの
    後方に薬剤散布機を設けて、カツター作業時には
    落下させた細断藁に薬剤を散布すると共に、上記
    薬剤散布機の後方に排藁集稈装置を設け、かつ薬
    剤散布機の上面を排藁集稈装置側に傾斜可能に構
    成して、排藁集稈作業時には傾斜させた薬剤散布
    機の上面を排藁の集稈案内面としたことを特徴と
    するコンバインにおける薬剤散布装置。
JP1986176423U 1986-11-17 1986-11-17 Expired - Lifetime JPH0514738Y2 (ja)

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JP1986176423U JPH0514738Y2 (ja) 1986-11-17 1986-11-17

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JPS6380929U JPS6380929U (ja) 1988-05-27
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