JPH0455423Y2 - - Google Patents

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JPH0455423Y2
JPH0455423Y2 JP1987125167U JP12516787U JPH0455423Y2 JP H0455423 Y2 JPH0455423 Y2 JP H0455423Y2 JP 1987125167 U JP1987125167 U JP 1987125167U JP 12516787 U JP12516787 U JP 12516787U JP H0455423 Y2 JPH0455423 Y2 JP H0455423Y2
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JP
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breaker
insulating
connection
insulating stand
bolt insertion
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JP1987125167U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、配電盤内等において、電圧降下を補
償するために、ブレーカの定格電流に対して非常
に太い入力電線を用いる場合に、大きさの不釣合
な入力電線とブレーカとの間を機械的に無理なく
接続するための増量端子台に関するものである。
(従来の技術) 配電盤内等においては、電圧降下を補償するた
めに、ブレーカの定格電流に対して非常に太い入
力電線を用いることがしばしば行われる。このよ
うな場合には、入力電線の接続端子をブレーカの
接続端子に直接接続することが寸法的に困難であ
る。そこで従来、第5図に示すように、大きさの
不釣合な入力電線2とブレーカ1との間を無理な
く接続するために、両者間に中継端子台21を介
在させることが行われている。この場合には、ブ
レーカ1と中継端子台21との間は、ブレーカ1
の定格電流に見合う比較的細い導線22で接続さ
れている。また、入力電線2の接続端子2aはボ
ルトにて中継端子台21に接続されるが、ここに
はそれと共に、制御線やパイロツトランプ制御
線、電圧計接続線等の細線6が共締めして接続さ
れる。
(考案が解決しようとする問題点) 上記従来の接続方法にあつては、大きな配置ス
ペースを必要とするために盤の小型化の障害とな
るし、入力電線2の接続端子2aを制御線等の細
線6と共に同一のボルトでラグ端子に締め付ける
場合には、ボルト締め付け力が相当に大きいた
め、細線6が切断されてしまうことがある。ま
た、中継端子台21を配電盤上にボルト止めしな
ければならないから、接続作業に手間がかかる等
の問題点がある。
本考案は、上記のような従来の問題点を解決
し、大きな配置スペースを必要とせずに太い入力
電線をブレーカに無理なく接続することができる
ようにする共に、制御線等の細線を切断すること
なく容易に接続することができるようにしたもの
である。
(問題点を解決するための手段) 本考案においては、上記従来の問題点を解決す
るため、入力電線2と、これよりも定格電流の相
当に小さいブレーカ1との間を接続するための増
量端子台において、絶縁台5上に、これと直交方
向に3つの板状接続導体3の中間部をボルト4で
固定し、ボルト4は絶縁台5の下から板状接続導
体3を貫通させて上方に突出させて細線6を接続
可能とし、板状接続導体3は、絶縁台5から延出
した一端側の接続部をブレーカ1の接続端子1a
に対応接続可能で、かつ接続状態で絶縁台5の側
部がブレーカ1の側部に接触する寸法にすると共
に、ここに夫々ボルト挿通孔3aを設け、かつ絶
縁台5から延出した他端側には拡大部3cを設
け、この拡大部3cに夫々入力電線2接続用のね
じ孔3dの如きボルト挿通孔を設けると共に、絶
縁台5の両端部には、ブレーカ1の接続端子部を
被う保護カバー取り付け用のボルト挿通孔5aを
設けてブレーカ用増量端子台を構成した。
(作用) 本考案のブレーカ用増量端子台においては、こ
れが直接ブレーカ1に接続されるから大きな設置
スペースを必要としない。また、3つの接続導体
3が中間部において絶縁台5上に一体に支持され
ているため、入力電線2の接続端子2aを接続導
体3に接続する際に相当に大きな力を加えても、
その力がブレーカ1の側部に接触する絶縁台5に
より直接ブレーカ1の接続端子1aに加わること
がないから、これに損傷を与えるような事態は生
じないし、接続導体3自身も絶縁台5により補強
され、強固なものとなる。制御線やパイロツトラ
ンプ接続線、電圧計接続線等の細線6は、接続導
体3の中間部から突出したボルト4上に接続導体
3あるいは入力電線2とは別個にナツト7等によ
り適当な強さで締め付け固定する。また、ブレー
カ1の接続端子部を被う保護カバー10は、ボル
ト11を絶縁台5の両端部のボルト挿通孔5a,
5aに挿入して取付ける。
(実施例) 第1図乃至第4図に本考案の一実施例を示す。
第1図は増量端子台の平面図、第2図は増量端子
台の正面図、第3図は増量端子台の分解斜視図、
第4図は絶縁セパレータの展開図である。
図において、1はブレーカ、2はブレーカに接
続される三相の入力電線で、この入力電線2は、
ブレーカ1の定格電流に対してかなり太いものと
する。3はブレーカ1の接続端子1aと入力電線
2とを接続するための接続導体である。3つの接
続導体3は、金属製の板状のもので、夫々中間部
においてボルト4にて直交する合成樹脂製の絶縁
台5上に固定されている。接続導体3の一端側は
ブレーカ1の接続端子1aに接続可能な寸法及び
相互間隔をもつて構成されている。
第3図に示すように、絶縁台5は適当な相互間
隔を置いて設けられた5つのボルト挿通孔5aを
備えている。そして、これに接続された接続導体
3がブレーカ1に固定されることによりブレーカ
1に固定される。
接続導体3には、一端側のブレーカ1への接続
部にボルト挿通孔3aが、中間部にねじ孔3b
が、また他端側の拡大部3cに入力電線接続用の
他のねじ孔3dが夫々形成されている。
しかして、接続導体3を絶縁台5上に固定する
ためのボルト4は絶縁台5の下から、それの挿通
孔5aを貫通して接続導体3のねじ孔3bに螺挿
され、ねじ部が上方に突出している。この突出部
には、図示しない電圧計につながる細線6がナツ
ト7により接続されている。ブレーカ1の接続端
子部を被う保護カバー10は、絶縁台5の両端部
のボルト挿通孔5aにボルト11を挿入してスペ
ーサ19を介在させ、ボルト20にて固定され
る。
そして、接続導体3の一端側は、ボルト挿通孔
3aにボルト8を挿通してブレーカ1の接続端子
1aに接続され、他端側には、ねじ孔3dにボル
ト9を螺挿することによつて入力電線2の接続端
子2aが接続されている。
12は絶縁セパレータであり、絶縁台5と中央
の接続導体3との間に挟持されている。即ち、絶
縁セパレータ12は、第4図に示すように、絶縁
性合成樹脂から成る矩形の薄板13の2つの角を
直角に切り欠くと共に、T字状の切り込み14,
15を形成し、切り込み14の両端を折線16,
16に沿つて直角に折り、折線16,16間の中
央にボルト挿通孔18aを形成して成るものであ
る。従つて、この絶縁セパレータ12は、羽子板
状の対向一対の遮蔽板17,17と、この遮蔽板
17の基端側の下縁を接続するように遮蔽板17
に直交して伸びる取り付け板18とから成る。こ
の絶縁セパレータ12は、中央に配置される接続
導体3を遮蔽板17,17間に保持して取り付け
板18上に重ね、ボルト挿通孔18a,3bを合
致させてボルト4にて締め付け、絶縁台5と接続
導体3との間に取り付け板18を挟持して取付け
る。
この実施例のブレーカ用増量端子台は、直接ブ
レーカ1に接続されるから大きな設置スペースを
必要としない。そして、3つの接続導体3が中間
部において絶縁台5上に一体に支持されているた
め、入力電線2の大きな接続端子2aを接続導体
3に接続する際に、相当に大きな力を加えても、
その力がブレーカ1の側部に接触する絶縁台5に
より直接ブレーカ1の接続端子1aに加わること
がなく、従つてこれに損傷を与えるような事態は
生じない。また、接続導体3自身も絶縁台5に支
持されるので補強されて強固なものとなる。制御
線やパイロツトランプ接続線、電圧計接続線等の
細線6は、接続導体3の中間部から突出したボル
ト4上に接続導体3とは別個にナツト7等により
適当な強さで締め付け固定するので、過度の締め
付け力による切断のおそれがない。また、ブレー
カ1の接続端子部を被う保護カバー10は、ボル
ト11を絶縁台5の両端部のボルト挿通孔5a,
5aに挿入して取付けることができる。セパレー
タ12は遮蔽板17,17により、接続導体3,
3間を電気的に絶縁するから接続導体3,3間の
絶縁距離を狭くとることができ、これにより小型
化が図れる。また、このセパレータ12は、一枚
の合成樹脂板から材料のむだなく容易に製造する
ことができ。しかも安価に得られる。
(考案の効果) 以上のように、本考案においては、入力電線2
と、これよりも定格電流の相当に小さいブレーカ
1との間を接続するための増量端子台において、
絶縁台5上に、これと直交方向に三つの板状接続
導体3の中間部をボルト4で固定し、ボルト4は
絶縁台5の下から板状接続導体3を貫通させて上
方に突出させて細線6を接続可能とし、板状接続
導体3は、絶縁台5から延出した一端側の接続部
をブレーカ1の接続端子1aに対応接続可能で、
かつ接続状態で絶縁台5の側部がブレーカ1の側
部に接触する寸法にすると共に、ここに夫々ボル
ト挿通孔3aを設け、かつ絶縁台5から延出した
他端側には拡大部3cを設け、この拡大部3cに
夫々入力電線2接続用のボルト挿通孔3dを設け
ると共に、絶縁台5の両端部には、ブレーカ1と
入力電線2との接続部を被う保護カバー取付用の
ボルト挿通孔5aを設けてブレーカ用増量端子台
を構成したため、極めてコンパクトになり大きな
設置スペースを必要としないにもかかわらず、太
い入力電線2をブレーカ1に無理なく接続するこ
とができ、絶縁台5を配電盤に固定しないから簡
単に接続することができる。また、ブレーカ1の
側部に接触する絶縁台5によつて三つの接続導体
3が一体に支持されることになり、この結果、大
きな入力電線2の接続端子2aを接続導体3に接
続する際のボルト締め付け力が直接ブレーカ1の
接続端子1aに加わることがなく、従つてこれに
損傷を与えるような事態は生じない。また、接続
導体3が絶縁台5に支持されるので、これにより
補強されて強固なものとなる。制御線やパイロツ
トランプ接続線、電圧形接続線等の細線6は、接
続導体3とは別個にナツト7等により適当な強さ
で締め付け固定すれば、切断のおそれがない。さ
らに、ボルト11を絶縁台5の両端部のボルト挿
通孔5a,5aに挿入して、ブレーカ1の接続端
子部を被う保護カバー10を取り付けることがで
きる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本考案の一実施例を示すも
ので、第1図は増量端子台の平面図、第2図は増
量端子台の正面図、第3図は増量端子台の分解斜
視図、第4図は絶縁セパレータの展開図であり、
第5図は従来の中継端子台の平面図である。 1……ブレーカ、1a……接続端子、2……入
力電線、3……接続導体、3a……ボルト挿通
孔、3b……ボルト挿通孔(ねじ孔)、3c……
拡大部、3d……ボルト挿通孔(ねじ孔)、4…
…ボルト、5……絶縁台、5a……ボルト挿通
孔、6……細線、10……保護カバー、11……
ボルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 入力電線とこれよりも定格電流の相当に小さい
    ブレーカとの間を接続するための増量端子台にお
    いて、絶縁台上に、これと直交方向に三つの板状
    接続導体の中間部をボルトで固定し、前記ボルト
    は絶縁台の下から板状接続導体を貫通させて上方
    に突出させて各種細線を接続可能とし、前記板状
    接続導体は、絶縁台から延出した一端側の接続部
    をブレーカの接続端子に対応接続可能で、かつそ
    の接続状態で絶縁台の側部がブレーカの側部に接
    触する寸法にすると共に、ここに夫々ボルト挿通
    孔を設け、かつ絶縁台から延出した他端側には拡
    大部を設け、この拡大部に夫々入力電線接続用の
    ボルト挿通孔を設けると共に、前記絶縁台の両端
    部には、ブレーカと入力電線との接続部を被う保
    護カバー取付用のボルト挿通孔を設けたことを特
    徴とするブレーカ用増量端子台。
JP1987125167U 1987-08-19 1987-08-19 Expired JPH0455423Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987125167U JPH0455423Y2 (ja) 1987-08-19 1987-08-19

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987125167U JPH0455423Y2 (ja) 1987-08-19 1987-08-19

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Publication Number Publication Date
JPS6431667U JPS6431667U (ja) 1989-02-27
JPH0455423Y2 true JPH0455423Y2 (ja) 1992-12-25

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ID=31375532

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JP1987125167U Expired JPH0455423Y2 (ja) 1987-08-19 1987-08-19

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JPS6431667U (ja) 1989-02-27

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