JP4035699B2 - 分電盤 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、住宅や店舗などで使用される分電盤に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、特開平11−187512号公報に記載されているように、単相3線式の分電盤では、1枚の中性極用の導電バーと2枚の電圧極用の導電バーとを用い、これら3枚の導電バーを互いに離間して重ねた状態に配置し、各導電バーの一端には主幹ブレーカと接続するための各接続バーを各ねじでそれぞれ取り付け、導電バーの中間部にはこの導電バーの中間部の両側に沿って並設される複数の分岐ブレーカを電気的に接続している。
【0003】
各導電バーは、板状で細長く形成され、長手方向の両端を支持する端部支持体によって3枚の導電バーを互いに離間して重ねた状態に配置している。各導電バーの一端には接続バーを取り付けるためのねじを配置する必要があるため、中間の導電バーの一端側の長さは表面側の導電バーより長くしてねじを配置し、表面側と反対側の導電バーの一端側の長さは中間の導電バーの長さよりさらに長くしてねじを配置し、各導電バーの一端に配置される各ねじが重ならないように配置している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、重ねて配置される3枚の導電バーの一端の長さを順に長くし、各導電バーの一端に配置される各ねじが重ならないように配置しているため、導電バーの長手方向の寸法が長くなり、この導電バーの長さ方向に対応する分電盤の幅が大きくなる問題がある。特に、導電バーの他端に他の分電盤や分岐ブレーカ以外の他の機器を接続するために、導電バーの他端にも取付用のねじを配置する場合には、導電バーの長手方向の寸法がより長くなり、分電盤の幅がより大きくなる問題がある。
【0005】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、導電バーの端部を長くせずに接続部を確保し、導電バーの長手方向に対応した幅寸法を小形化できる分電盤を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の分電盤は、長手方向に細長い基板部およびこの基板部の長手方向の両端部に第1の接続部がそれぞれ設けられた第1の導電バー、長手方向に細長い基板部およびこの基板部の長手方向の両端部から長手方向に対して交差する幅方向の一側に向けてそれぞれ突設された第2の接続部によって略コ字形に形成された第2の導電バー、長手方向に細長い基板部およびこの基板部の長手方向の両端部から長手方向に対して交差する幅方向の他側に向けてそれぞれ突設された第3の接続部によって略コ字形に形成された第3の導電バーを有し、第1ないし第3の導電バーの基板部は平板状で長手方向に対して交差する幅方向の幅が同一幅に形成されているとともに高さ方向に互いに離間して重ねた状態で長手方向に対して交差する幅方向の外形が一致するように形成され、第1ないし第3の導電バーの各接続部には接続ねじが挿通される接続孔が形成され、第2および第3の導電バーは同一形状で互いに離間して重なる方向が逆向きに配置されている導電バー群と;第1ないし第3の導電バーの両端部をそれぞれ支持する第1ないし第3の支持部を有し、各支持部にはナットを保持するナット保持溝が形成され、第1の支持部のナット保持溝の下側には第2および第3の導電バー側に突出する突部が高さ方向に沿って形成され、第1ないし第3の導電バーを高さ方向に互いに離間して重ねた状態に配置するとともに、接続ねじが各接続部の接続孔を通じてナット保持溝のナットと螺合することで各導電バーを固定する端部支持体と;導電バー群の端部に接続される主幹ブレーカと;第1ないし第3の導電バーの基板部が係合する溝部を有する電源側接続部が3段設けられ、導電バー群に接続される分岐ブレーカと;を具備しているものである。
【0007】
そして、この構成では、第1の導電バーは基板部の長手方向の両端部に第1の接続部をそれぞれ設け、第2および第3の導電バーは基板部の長手方向の両端部から長手方向に対して交差する幅方向に向けて第2および第3の接続部をそれぞれ突設して略コ字形に形成したので、第1ないし第3の導電バーの両端部を長くせずに第1ないし第3の接続部を確保し、第1ないし第3の導電バーの長手方向に対応した幅寸法を小形化する。さらに、第2および第3の導電バーを同一形状に形成し、これら第2および第3の導電バーの互いに離間して重なる方向を逆向きに配置するので、第2および第3の導電バーの共通化が可能となる。
【0008】
求項記載の分電盤は、請求項記載の分電盤において、第1の導電バーと第2の導電バーとの間隔を保持するカバー、および第2の導電バーと第3の導電バーとの間隔を保持する保持部材を有し、これらカバーと保持部材との間で第1ないし第3の導電バーの基板部を挟み込んで保持する中間支持体を具備しているものである。
【0009】
そして、この構成では、第1の導電バーと第2の導電バーとの間隔を保持するカバーと、第2の導電バーと第3の導電バーとの間隔を保持する保持部材との間で、第1ないし第3の導電バーの基板部を挟み込んで保持するので、第1ないし第3の導電バーの間隔保持を容易にするとともに、間隔保持を確実にする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0011】
図1は分電盤の導電バー群および端部支持体の分解状態の正面図、図2は分電盤の正面図、図3は分電盤の導電バー群および端部支持体の断面図、図4は分電盤の導電バー群、端部支持体および中間支持体の一部を切り欠いた側面図、図5は分電盤の分岐ブレーカ、導電バー群および中間支持体の一部を切り欠いた側面図である。
【0012】
図2において、分電盤11は、分電盤本体12を有し、この分電盤本体12は、壁面などに設置されるケース、およびこのケースの前面に着脱可能に取り付けられるカバーを備えた横長の箱状に形成され、この分電盤本体12内に分電盤ユニット13が配設されている。
【0013】
分電盤ユニット13は、対の電圧線および中性線を有する単相3線式配線に対応したもので、主幹ブレーカ16、複数の分岐ブレーカ17および分岐ブレーカ接続装置18などを有し、これらが機器取付板19,20に取り付けられ、これら機器取付板19,20によって分電盤本体12のケース内に取り付けられている。
【0014】
機器取付板19,20は、それぞれ金属製で、ねじ止め結合されて一体化されており、一端側である左側の機器取付板19に主幹ブレーカ16が配設され、他端側である右側の機器取付板20の中央に分岐ブレーカ接続装置18が配設されているとともにこの分岐ブレーカ接続装置18の両側に沿って上下2段に複数の分岐ブレーカ17が並設されている。
【0015】
また、主幹ブレーカ16は、機器取付板19に取り付けられた面と反対の前面に遮断または接続を切り換える操作レバー23を有し、主幹ブレーカ16の上部には分電盤本体12内に引き込まれる図示しない単相3線式の電源線が接続されて100/200Vの商用電源が供給される一次側端子部24が配設され、下部には分岐ブレーカ接続装置18に接続される二次側端子部25が配設されている。これら一次側端子部24および二次側端子部25は、対の電圧極用および中性極用の各3つの端子を備えている。
【0016】
主幹ブレーカ16の二次側端子部25と分岐ブレーカ接続装置18とは、対の電圧極の接続バー26,27および中性極の接続バー28によって電気的に接続される。これら接続バー26〜28は、金属板製で、主幹ブレーカ16の下部から側部に沿って配設され、各一端が主幹ブレーカ16の二次側端子部25の各端子に接続され、各他端が分岐ブレーカ接続装置18に接続されている。
【0017】
主幹ブレーカ16の一次側端子部24および二次側端子部25と接続バー26〜28とは、絶縁カバー29によって一体的に覆われている。この絶縁カバー29は、略L字形の接続バー覆い部30を有し、この接続バー覆い部30の上部に主幹ブレーカ16の一次側端子部24を覆う一次側端子部覆い部31がヒンジ部32を介して開閉可能に一体形成され、接続バー覆い部30の下部に主幹ブレーカ16の二次側端子部25を覆う二次側端子部覆い部33がヒンジ部34を介して開閉可能に一体形成されている。
【0018】
また、各分岐ブレーカ17は、機器取付板20に取り付けられた面と反対の前面に遮断または接続を切り換える操作レバー37を有し、分岐ブレーカ接続装置18側に臨む一端にその分岐ブレーカ接続装置18に接続される電源側接続部38が設けられ、この電源側接続部38と反対の他端には負荷側に配線する電線を接続する対の負荷側接続部39が配設されている。電源側接続部38は、図5に示すように、機器取付板20に対する高さ方向に3つの溝部40が形成され、これら各溝部40内に図示しない接続端子が配設されている。
【0019】
また、図1ないし図5に示すように、分岐ブレーカ接続装置18は、導電バー群45、この導電バー群45の両端を支持する端部支持体46,47、および導電バー群45の中間部を支持する中間支持体48を有している。
【0020】
導電バー群45は、中性極用の第1の導電バー51、一方の電圧極用の第2の導電バー52および他方の電圧極用の第3の導電バー53を有し、これら第1ないし第3の導電バー51〜53は端部支持体46,47および中間支持体48によって互いに離間して順に重ねた状態に配置される。これら第1ないし第3の導電バー51〜53は、導電性を有する金属板にて分岐ブレーカ17の並設方向に対応した両端方向である長手方向に長く形成されたものであり、図1に示す配列で金属板素材から一括して同時に打ち抜き形成されている。
【0021】
第1の導電バー51は、長手方向に細長い基板部54を有し、この基板部54の両端部には第1の接続部55が形成され、これら各第1の接続部に接続孔56および取付孔56aが形成され、基板部54の中間部には長手方向に沿って複数の孔部57が形成されるとともに両側縁の角部に面取部58が形成されている。
【0022】
第2の導電バー52は、長手方向に細長い基板部59を有し、この基板部59の両端部の両端部には略U字形の溝部60が形成され、基板部59の両端部の一側縁部には第3の導電バー53に対向する側に折曲する折曲部61を介して第2の接続部62が突出形成され、これら各第2の接続部62に接続孔63が形成されている。したがって、第2の導電バー52の形状は、基板部59と両端の第2の接続部62とで略コ字形に形成されている。第2の導電バー52の中間部には、長手方向に沿って複数の孔部64が形成され、両側縁の角部に面取部65が形成されている。
【0023】
第3の導電バー53は、長手方向に細長い基板部66を有し、この基板部66の両端部の両端部には略U字形の溝部67が形成され、基板部66の両端部の他側縁部には第2の導電バー52に対向する側に折曲する折曲部68を介して第3の接続部69が突出形成され、これら各第3の接続部69に接続孔70が形成されている。したがって、第3の導電バー53の形状は、基板部66と両端の第3の接続部69とで略コ字形に形成されている。第3の導電バー53の中間部には、長手方向に沿って複数の孔部71が形成され、両側縁の角部に面取部72が形成されている。
【0024】
そして、第1ないし第3の導電バー51〜53は、その長手方向の長さが同一長さに形成されているとともに、各基板部54,59,66の幅も同一幅に形成され、互いに重ねた際に基板部54,59,66の外形が一致して両側から第2の接続部62および第3の接続部69が突出した状態となる。第2の導電バー52と第3の導電バー53とは、同一形状で、互いに離間して重なる方向が逆向きに配置される。
【0025】
また、端部支持体46,47は、絶縁性を有する合成樹脂製で、それぞれ対称形状に形成されており、中央部には第1ないし第3の導電バー51〜53の端部を係合してこれら第1ないし第3の導電バー51〜53を互いに離間して順に重なる状態に支持する中央支持台部75が形成され、この中央支持台部75の両側に第2および第3の接続部62,69を配置するための側部支持台部76,77が形成されている。機器取付板20に取り付ける面からの中央支持台部75の高さが側部支持台部76,77より高く、端部支持体46,47は略凸形状に形成されている。
【0026】
中央支持台部75には、第1の導電バー51の第1の接続部55を配置する第1の係合部78、第2の導電バー52の基板部59の端部を差し込み係合する溝状の第2の係合部79、第3の導電バー53の基板部66の端部を差し込み係合する溝状の第3の係合部80が形成されている。
【0027】
第1の係合部78の両側には第1の導電バー51の両側方向の位置を位置決めする突部81が突出形成され、第2および第3の係合部79,80には各基板部59,66の溝部60,67と係合して両側方向の位置を位置決めする突部82,83が突出形成されている。
【0028】
中央支持台部75の外表面には第1の導電バー51の第1の接続部55を支持する第1の係合部78と兼用された第1の支持部84が形成され、一側の側部支持台部76には第2の導電バー52の第2の接続部62を支持する第2の支持部85が形成され、他側の側部支持台部77には第3の導電バー53の第3の接続部69を支持する第3の支持部86が形成されている。したがって、端部支持体46,47は、機器取付板20に取り付ける面からの第1の支持部84の高さ位置が一側の第2の支持部85および他側の第3の支持部86より高く、第2の支持部85および第3の支持部86は同一面位置にあり、全体として略凸形状に形成されている。第1ないし第3の支持部84〜86には、各ナット87がそれぞれ装着されて各ナット87を回り止め状態に保持するナット保持溝88が形成されている。各ナット87には、各接続ねじ89が各接続バー26〜28および第1ないし第3の導電バー51〜53の第1ないし第3の接続部55,62,69の接続孔56,63,70を通じて螺合される。
【0029】
また、中間支持体48は、第1の導電バー51と第2の導電バー52との間隔を保持するカバー92、および第2の導電バー52と第3の導電バー53との間隔を保持する保持部材93を有し、これらカバー92と保持部材93との間で第1ないし第3の導電バー51〜53の中間部を挟み込んで保持する。
【0030】
カバー92は、絶縁性を有する合成樹脂製で、第1の導電バー51の表面側に配置されて分岐ブレーカ17の電源側接続部38を覆う断面略T字形のカバー部94を有し、このカバー部94から第1の導電バー51の各孔部57に挿入される複数のスペーサ軸95が一体に形成されている。これら各スペーサ軸95には、各スペーサ軸95の先端が第2の導電バー52に当接する挿入位置で第1の導電バー51の孔部57を通過してその孔部57の縁に抜け止め係着する爪部96が形成されている。したがって、カバー92は、第1の導電バー51に取り付けて、第1の導電バー51と第2の導電バー52との間隔を保持する。
【0031】
保持部材93は、絶縁性を有する合成樹脂製で、第3の導電バー53の裏面側に配置される保持部97を有し、この保持部97から第3の導電バー53の各孔部71を通じて第2の導電バー52の各孔部64に挿入される複数のスペーサ軸98が一体に形成されている。これら各スペーサ軸98の先端側には、各スペーサ軸98の先端が第2の導電バー52の孔部64を通過した挿入位置でその孔部64の縁に抜け止め係着する爪部99が形成されている。したがって、保持部材93は、第2の導電バー52に取り付けて、第2の導電バー52と第3の導電バー53との間隔を保持する。
【0032】
そして、分岐ブレーカ接続装置18を組み立てるには、まず、第1ないし第3の導電バー51〜53の両端部を両端の端部支持体46,47に係合させる。すなわち、第1の導電バー51の第1の接続部55を第1の係合部78に配置し、第2の導電バー52の基板部59の端部を溝状の第2の係合部79に差し込み係合し、第3の導電バー53の基板部66の端部を溝状の第3の係合部80に差し込み係合する。これにより、両端の端部支持体46,47により、第1ないし第3の導電バー51〜53を互いに離間して順に重なる状態に支持する。
【0033】
この状態で、第1の導電バー51の両端の第1の接続部55は端部支持体46,47の第1の支持部84に、第2の導電バー52の両端の第2の接続部62は端部支持体46,47の第2の支持部85に、第3の導電バー53の両端の第3の接続部69は端部支持体46,47の第3の支持部86に支持する。
【0034】
第1の導電バー51の両端の各取付孔56aを通じて図示しないねじを端部支持体46,47に螺着し、第1の導電バー51を端部支持体46,47に固定する。
【0035】
続いて、中間支持体48のカバー92と保持部材93との間で、第1ないし第3の導電バー51〜53の中間部を挟み込んで保持する。つまり、カバー92の各スペーサ軸95を第1の導電バー51の各孔部57に挿入し、各スペーサ軸95の爪部96を第1の導電バー51の孔部57を通過させてその孔部57の縁に抜け止め係着させる。これにより、カバー92は、第1の導電バー51に取り付けられて、第1の導電バー51と第2の導電バー52との間隔を保持する。
【0036】
保持部材93の各スペーサ軸98を第3の導電バー53の各孔部71を通じて第2の導電バー52の各孔部64に挿入し、各スペーサ軸98の爪部99を第2の導電バー52の孔部64を通過させてその孔部64の縁に抜け止め係着させる。これにより、保持部材93は、第2の導電バー52に取り付けられて、第2の導電バー52と第3の導電バー53との間隔を保持する。
【0037】
このように、端部支持体46,47および中間支持体48により、第1ないし第3の導電バー51〜53を互いに離間して順に重ねた状態に支持し、分岐ブレーカ接続装置18を組み立てる。
【0038】
そして、組み立てた分岐ブレーカ接続装置18を機器取付板20に取り付け、この分岐ブレーカ接続装置18の導電バー群45の中間部の両側に沿って並設される複数の各分岐ブレーカ17をそれぞれ接続する。すなわち、各分岐ブレーカ17の電源側接続部38の各溝部40に第1ないし第3の導電バー51〜53を係合し、各溝部40内に配設された図示しない接続端子を第1ないし第3の導電バー51〜53に接続する。なお、第1ないし第3の導電バー51〜53に対する各分岐ブレーカ17の接続は、各分岐ブレーカ17に接続される負荷側が100Vの負荷か200Vの負荷かに応じて切り換えられる。
【0039】
また、分岐ブレーカ接続装置18の第1ないし第3の導電バー51〜53の一端の第1ないし第3の接続部55,62,69に対して対応する各接続バー26〜28を配置し、各接続ねじ89を各接続バー26〜28および第1ないし第3の接続部55,62,69の接続孔56,63,70を通じて端部支持体46に予め取り付けられている各ナット87に螺着し、第1ないし第3の接続部55,62,69と接続バー26〜28とを締め付け固定して接続する。
【0040】
そして、このように構成された分電盤11によれば、第1の導電バー51の端部に第1の接続部55を設け、第2の導電バー52の端部の一側に第2の接続部62を突設し、第3の導電バー53の端部の他側に第3の接続部69を突設し、これら第1ないし第3の導電バー51〜53を互いに離間して重ねた状態に配置するので、第1ないし第3の導電バー51〜53の端部を長くせずに第1ないし第3の接続部55,62,69を確保でき、第1ないし第3の導電バー51〜53の長手方向に対応した分電盤11の幅寸法を小形化できる。
【0041】
しかも、第1の導電バー51の両端部に第1の接続部55を設け、第2および第3の導電バー52,53の両端に第2および第3の接続部62,69を設けて略コ字形に形成したので、第1ないし第3の導電バー51〜53の両端に第1ないし第3の接続部62,69を有する場合でも、第1ないし第3の導電バー51〜53の両端部を長くせずに第1ないし第3の接続部55,62,69を確保でき、第1ないし第3の導電バー51〜53の長手方向に対応した分電盤11の幅寸法を小形化できる。
【0042】
また、端部支持体46,47の中央部を一側および他側に対して突出形成し、その端部支持体46,47の中央部には第1の導電バー51の第1の接続部55を支持する第1の支持部84を設けるとともに、端部支持体46,47の一側および他側には第2および第3の導電バー52,53の第2および第3の接続部62,69を支持する第2および第3の支持部85,86を設けたので、第1ないし第3の接続部55,62,69のそれぞれの間での沿面距離を確保でき、絶縁性能を向上できる。
【0043】
第2の導電バー52の第2の接続部62を第3の導電バー53に対向する側に折曲して突設し、第3の導電バー53の第3の接続部69を第2の導電バー52に対向する側に折曲して突設したので、これら第2および第3の接続部62,69を、端部支持体46,47の同一面位置に設けられた第2および第3の支持部85,86に配置できる。
【0044】
第2および第3の導電バー52,53を同一形状に形成し、これら第2および第3の導電バー52,53の互いに離間して重なる方向を逆向きに配置するので、第2および第3の導電バー52,53を共通化できる。
【0045】
また、中間支持体48によって第1ないし第3の導電バー51〜53の中間部を保持するので、第1ないし第3の導電バー51〜53の間隔を保持し、分岐ブレーカ17の接続を確実にできる。
【0046】
第1の導電バー51と第2の導電バー52との間隔を保持するカバー92と、第2の導電バー52と第3の導電バー53との間隔を保持する保持部材93との間で、第1ないし第3の導電バー51〜53の中間部を挟み込んで保持するので、第1ないし第3の導電バー51〜53の間隔保持を容易にできるとともに、間隔を確実に保持できる。
【0047】
また、絶縁カバー29に、接続バー26〜28を覆う接続バー覆い部30と、主幹ブレーカ16の一次側端子部24を覆う一次側端子部覆い部31と、主幹ブレーカ16の二次側端子部25を覆う二次側端子部覆い部33とを一体形成したので、部品点数を削減できるとともに、取付工数を削減できる。しかも、一次側端子部覆い部31および二次側端子部覆い部33をヒンジ部32,34を介して開閉可能としているため、絶縁カバー29を分電盤11から取り外すことなく、主幹ブレーカ16の一次側端子部24および二次側端子部25の接続作業やメンテナンス作業を容易にできる。
【0048】
なお、第1の導電バー51を中性極とし、第2および第3の導電バー52,53を電圧極としたが、重なった状態に支持される3枚のうちの中間の第2の導電バー52を中性極とし、第1および第3の導電バー51,53を電圧極としてもよい。
【0049】
【発明の効果】
請求項1記載の分電盤によれば、第1の導電バーは基板部の長手方向の両端部に第1の接続部をそれぞれ設け、第2および第3の導電バーは基板部の長手方向の両端部から長手方向に対して交差する幅方向に向けて第2および第3の接続部をそれぞれ突設して略コ字形に形成したので、第1ないし第3の導電バーの両端部を長くせずに第1ないし第3の接続部を確保でき、第1ないし第3の導電バーの長手方向に対応した幅寸法を小形化できる。さらに、第2および第3の導電バーを同一形状に形成し、これら第2および第3の導電バーの互いに離間して重なる方向を逆向きに配置するので、第2および第3の導電バーを共通化できる。
【0050】
求項記載の分電盤によれば、請求項記載の分電盤の効果に加えて、第1の導電バーと第2の導電バーとの間隔を保持するカバーと、第2の導電バーと第3の導電バーとの間隔を保持する保持部材との間で、第1ないし第3の導電バーの基板部を挟み込んで保持するので、第1ないし第3の導電バーの間隔保持を容易にできるとともに、間隔を確実に保持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態を示す分電盤の導電バー群および端部支持体の分解状態の正面図である。
【図2】 同上分電盤の正面図である。
【図3】 同上分電盤の導電バー群および端部支持体の断面図である。
【図4】 同上分電盤の導電バー群、端部支持体および中間支持体の一部を切り欠いた側面図である。
【図5】 同上分電盤の分岐ブレーカ、導電バー群および中間支持体の一部を切り欠いた側面図である。
【符号の説明】
11 分電盤
16 主幹ブレーカ
17 分岐ブレーカ
38 電源側接続部
40 溝部
45 導電バー群
46,47 端部支持体
48 中間支持体
51 第1の導電バー
52 第2の導電バー
53 第3の導電バー
54 基板部
55 第1の接続部
56 接続孔
59 基板部
62 第2の接続部
63 接続孔
66 基板部
69 第3の接続部
70 接続孔
82 83 突部
84 第1の支持部
85 第2の支持部
86 第3の支持部
87 ナット
88 ナット保持溝
92 カバー
93 保持部材

Claims (2)

  1. 長手方向に細長い基板部およびこの基板部の長手方向の両端部に第1の接続部がそれぞれ設けられた第1の導電バー、長手方向に細長い基板部およびこの基板部の長手方向の両端部から長手方向に対して交差する幅方向の一側に向けてそれぞれ突設された第2の接続部によって略コ字形に形成された第2の導電バー、長手方向に細長い基板部およびこの基板部の長手方向の両端部から長手方向に対して交差する幅方向の他側に向けてそれぞれ突設された第3の接続部によって略コ字形に形成された第3の導電バーを有し、第1ないし第3の導電バーの基板部は平板状で長手方向に対して交差する幅方向の幅が同一幅に形成されているとともに高さ方向に互いに離間して重ねた状態で長手方向に対して交差する幅方向の外形が一致するように形成され、第1ないし第3の導電バーの各接続部には接続ねじが挿通される接続孔が形成され、第2および第3の導電バーは同一形状で互いに離間して重なる方向が逆向きに配置されている導電バー群と;
    第1ないし第3の導電バーの両端部をそれぞれ支持する第1ないし第3の支持部を有し、各支持部にはナットを保持するナット保持溝が形成され、第1の支持部のナット保持溝の下側には第2および第3の導電バー側に突出する突部が高さ方向に沿って形成され、第1ないし第3の導電バーを高さ方向に互いに離間して重ねた状態に配置するとともに、接続ねじが各接続部の接続孔を通じてナット保持溝のナットと螺合することで各導電バーを固定する端部支持体と;
    導電バー群の端部に接続される主幹ブレーカと;
    第1ないし第3の導電バーの基板部が係合する溝部を有する電源側接続部が3段設けられ、導電バー群に接続される分岐ブレーカと;
    を具備していることを特徴とする分電盤。
  2. 第1の導電バーと第2の導電バーとの間隔を保持するカバー、および第2の導電バーと第3の導電バーとの間隔を保持する保持部材を有し、これらカバーと保持部材との間で第1ないし第3の導電バーの基板部を挟み込んで保持する中間支持体を具備している
    ことを特徴とする請求項1記載の分電盤。
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