JPH0455386B2 - - Google Patents

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JPH0455386B2
JPH0455386B2 JP60061005A JP6100585A JPH0455386B2 JP H0455386 B2 JPH0455386 B2 JP H0455386B2 JP 60061005 A JP60061005 A JP 60061005A JP 6100585 A JP6100585 A JP 6100585A JP H0455386 B2 JPH0455386 B2 JP H0455386B2
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JP
Japan
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pattern
roll
rubber
pattern forming
forming roll
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP60061005A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61220838A (ja
Inventor
Mikio Idota
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Paint Co Ltd
Original Assignee
Nippon Paint Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Paint Co Ltd filed Critical Nippon Paint Co Ltd
Priority to JP6100585A priority Critical patent/JPS61220838A/ja
Publication of JPS61220838A publication Critical patent/JPS61220838A/ja
Publication of JPH0455386B2 publication Critical patent/JPH0455386B2/ja
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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は模様形成用ロールに関し、更に詳しく
は、建築部材表面を塗装材にて化粧するに際し塗
装材表面に任意の凸状模様を現出させるための模
様形成用ロールに係るものである。
(従来の技術) 建材表面を塗装材で化粧するに際し、塗装材を
塗付した後、該塗装材が流動性を保持している間
にロール状又は平板状の立体模様形成具を前記塗
装材表面に押圧し、その後引き離すことにより該
塗装材表面を起伏のある立体模様に仕上げる手法
は、特公昭54−8384号公報「塗装用ロール」及び
特公昭54−17774号公報「塗装材表面の立体模様
形成具およびそれを用いた塗装剤表面への立体模
様形成方法」等によりすでに広く知られている。
ロール状の模様形成具はロールを転動させること
により大きな面積にわたつて模様付けを行なうこ
とができ、建材の大きさに制限がない点で平板状
のものより有利である。本発明はロール状の模様
形成具の改良に向けられている。
前述の公報には塗装材の表面デザインとして各
種のものが例示されているが、建材の表面デザイ
ンは消費者の個々の趣向に合つたものでなければ
ならず、時代の流行もあつて次々と新しいデザイ
ンの開発が要求されるようになつている。従つ
て、立体模様を形成するためのロールは、多種多
様な模様を微細な部分やなめらかな曲線までも現
出できる精巧なものであると共に、迅速で安価に
製造できるものであることが必要である。この点
において従来の模様形成用ロールはいくつかの欠
点を有していた。そこで添付図面第4図乃至第1
2図を参照しながら従来のロールの製造方法につ
いて説明する。
まず第4図に示すような原型のデザインロール
10を木、石こう、粘土、プラスチツク、金属等
の材料で作り、中心にロール芯11を挿入する。
ロール表面の凹凸模様は手彫りや写真を利用した
エツチング等によつて形成する。
次に第5図に示す如く原型ロール10を木枠又
は金枠等で作つた鋳型12の中に固定し、ロール
と鋳型との間の空間にエポキシ樹脂、ゴム又は溶
融金属13を流し込んで固化せしめ、2つ割りの
凹型(雌型)14a,14bを作る(第6図)。
次に第6図、第7図に示す如く原型ロール10
を取り外した凹型14a,14bを再び合体させ
てからロール芯11を中心に挿入し、ロール芯の
周囲の空間に未硬化の液状ゴム又は樹脂15を流
し込み固化させる。その後凹型を取り外せば所望
のデザインを転写できる塗装用模様形成ロール1
6が出来上がることになる(第8図)。
かかる従来技術における模様形成ロールの問題
点として次のことが挙げられる。すなわち、デザ
インロール10は円筒の形状をした表面に彫刻や
エツチングを施さなければならないから、その材
質は硬質の鋼又は木材が好適とされ、その製作工
程に多くの時間とコストが費やされる点である。
一方、建材の基材表面は必ずしも平坦ではないか
ら、硬質の模様形成ロールを用いると圧着にムラ
が生じやすく、過度に圧着すると基材が破壊する
おそれがある等の理由から、模様形成用ロールは
柔軟な材料で作られなければならない。かくして
2つのロールを作る工数が必要不可欠なことにな
る。
かかる欠点を除去する方法として、特開昭59−
127715号公報には、添付図面第9図乃至第12図
に示すような凸部形成用ロールが提案されてい
る。この方法では、可撓性のマグネツトシート2
2の表面に、塗装材表面に再現すべき任意の凸状
模様23,24を塗料、パラフイン、ワツクス、
繊維又は骨材等を付着せしめることにより形成
し、このマグネツトシート22を前記凸状模様を
内面として磁性材料製円筒枠25a,25b内に
組み込み、ついで耐溶剤性の液状プラスチツク2
6を前記円筒型枠内に注入し固化させることによ
つて凸部形成用ロール30を成形する。これによ
り、従来の円筒状デザインロールが不要となつて
工数が大幅に減少し、凸部形成用ロールが迅速か
つ安価に製造できるようになつた。
(発明が解決しようとする問題点) 一般に、建材表面に塗付した塗装材が流動性を
保持している間にロール状の立体模様形成具を塗
装材表面に押圧して模様を形成するためには、次
の4つの条件が必要とされる。
(イ) 模様形成具が素材の反りに追従できる弾性を
有すること。弾性としてはゴム硬度30°程度が
好ましく、ゴム硬度80°を超えると追従しにく
くなる。
(ロ) 離型剤(例えば白灯油)に対する対溶剤性を
有すること。
(ハ) ロールには継ぎ目がないこと。
(ニ) 模様形成具の再現性を有すること。
ところが、前述したマグネツトシートを利用し
た凸部形成用ロールには次のような問題点がある
ことが判明した。
(a) 凸状模様を内面として磁性材料製円筒型枠内
に組み込む際、つけ合せ面の模様の違いによつ
て継ぎ目の筋が発生する。塗料、パラフイン、
ワツクス、繊維又は骨材等を用いる限り、継ぎ
目位置での模様合せは実際上困難である。
(b) 模様出しの材料が塗料、パラフイン、ワツク
ス、繊維あるいは骨材では、型に流し込み固化
後に型を取り外す際、模様出しの材料が剥離し
てしまい、ロールの連続使用が不可能になる。
このため再度手造りで模様を作らなければなら
ず、模様の再現生がない。
(c) 耐溶剤性の液状プラスチツクとして例えばシ
リコンゴムを用いた場合には、離型剤の白灯油
により膨潤して模様が変化してしまう。ポリエ
ステル樹脂を用いた場合には、ロールの弾性が
失われるため、素材の反りに追従できない。
従つて本発明の目的は、立体模様形成具に必要
とされる前述した4つの条件を満足させることが
できる模様形成用ロールを提供することにある。
(問題点を解決するための手段とその作用) 本発明の前述した目的は、凹凸状模様を有する
ゴム質基盤上に耐溶剤性と離型性を有するプラス
チツクシートを貼り合せロールに巻き付けて成る
模様形成用ロールによつて達成される。
ゴム質基盤としては、NBR(ニトリルブタジエ
ンゴム)、イソプレンゴム、エチレン/プロピレ
ンゴム等が好ましい。プラスチツクシートとして
は、塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、フツ素樹脂、ポリエチレンテレフタレート等
が好ましい。
かかる構成によれば、第1に弾性はゴム質基盤
によつて確保されるので問題はない。第2にプラ
スチツクシートが離型剤に対する耐溶剤性を有す
るので問題はない。第3にゴム質基盤上の模様は
手造り以外の方法によつて形成することができる
ので、ロール化した時に継ぎ目が生じないように
模様合せを行なうことが可能になる。第4にプラ
スチツクシートの模様が剥離することがないの
で、同一の模様形成具を繰り返して使用すること
ができる。
ゴム質基盤上の模様は、写真製版を利用して作
ることが望ましい。すなわち、模様のデザインを
撮影し、ネガチブ又はポジチブを作り、あらかじ
め感光液を塗付した例えば亜鉛板上に画像を焼き
付け、次いで画像以外の部分を化学的方法により
食刻して印刷版が出来上がる。写真製版によれ
ば、単位模様を作り、この単位模様を縦横方向に
連続させて大きな模様を作ることもできる。模様
の寸法合せは自由に縮小拡大することによつても
可能であり、また原画の段階で継ぎ目部分の模様
を手描きで修正することにより、平板状シートを
ロール状にしたとき継ぎ目が生じないような模様
に正確に仕上げることができる。
本発明の他の特徴及び利点は、添付図面第1図
乃至第3図の実施例を参照した以下の記載により
さらに明らかとなろう。
(実施例) 第1図は、本発明による模様形成用ロールの二
層シートの製造工程を表わしており、先ず(A)に示
すようにゴム質基盤1とプラスチツクシート2と
を合せ、次に(B)に示すような凹凸状の母型(印刷
版)3の上に(A)の二層シートを載せてホツトプレ
ス機で圧着する。これにより、(C)に示すような模
様形成用の二層シート4が出来上がり、母型3か
ら転写された模様5が表面に形成される。
第2図は、二層シート4の模様5が左右方向に
連続する様子を表わしており、従来の手造りによ
る模様製作ではロールに巻き付けたとき左右の端
縁位置での模様合せが困難であつた。写真製版を
用いれば正確な寸法合せと修正が可能になるの
で、模様合せが容易になる。
第3図は、第1図の二層シート4をロールに巻
き付けた状態を表わしており、中心から芯材(シ
ヤフト)6、鉄芯金7、ゴムライニング8、二層
シート4の順序で組み立てられている。継ぎ目9
は外見上わからないように接合処理される。
(実験例) 本発明の効果を確認するため下記のような実験
を行なつた。
(1) ゴム質基盤としてゴム硬度50°のNBRゴム、
プラスチツクシートとして厚さ0.5mmの塩化ビ
ニルを使用し、写真製版による印刷版を用いて
模様形成ロール用の二層シートを製作した。ホ
ツトプレス機条件は、温度160℃、圧力100Kg/
cm2、保持時間10分であつた。この二層シートを
用いてロール状の模様形成具を作り、板の反り
が2〜3mmの塗装材表面に転動させて立体模様
を仕上げたところ、継ぎ目のない模様が得られ
た。表面のプラスチツクシートに剥離は見られ
ず繰り返して使用することができた。
(2) ゴム質基盤としてゴム硬度30°のNBRゴムを
使用し、他の条件は(1)と同一にして、模様形成
ロール用の二層シートを製作した。この二層シ
ートを用いてロール状の模様形成具を作り、板
の反りが3〜5mmの塗装材表面に転動させて立
体模様を仕上げたところ、継ぎ目のない模様が
得られた。表面のプラスチツクシートに剥離は
見られず、繰り返して使用することができた。
(発明の効果) 以上詳細に説明した如く、本発明によれば次の
ような利点が得られることが判明した。
(1) 二層シートそのものが模様形成ロールになる
のでコストが安い模様形成具が得られる。
(2) 二層シートを用いたロールは再使用すること
ができる。
(3) ロールの製作が短時間でできる。
(4) 写真製版の利用により継ぎ目の模様合せが容
易になる。
(5) 写真製版の利用により任意の模様が再現でき
る。
(6) 耐溶剤性の最適な素材を離型剤に合わせて選
ぶことができる。
(7) 建材の反りに追従できる弾性を付与すること
が容易にできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による模様形成ロール用の二層
シートの製造工程を表わす断面図、第2図はシー
トの模様を表わす平面図、第3図はロール状の模
様形成具の横断面図、第4図乃至第12図は従来
例を表わしており、第4図は従来技術によるデザ
インロールの斜視図、第5図は凹型を作る工程の
斜視図、第6図は凹型を分割した状態の斜視図、
第7図は模様形成ロールを作る工程の斜視図、第
8図は模様形成ロールの斜視図、第9図は別の従
来技術におけるマグネツトシートの斜視図、第1
0図はマグネツトシートを円筒型枠内に組み込ん
だ状態の斜視図、第11図は凸部形成用ロールを
作る工程の斜視図、第12図は凸部形成用ロール
の斜視図である。 1……ゴム質基盤、2……プラスチツクシー
ト、3……母型、4……二層シート、5……模
様。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 凹凸状模様を有するゴム質基盤上に耐溶剤性
    と離型性を有するプラスチツクシートを貼り合せ
    ロールに巻き付けたことを特徴とする模様形成用
    ロール。 2 前記ゴム質基盤はNBRゴムで作られている
    特許請求の範囲第1項記載の模様形成用ロール。 3 前記プラスチツクシートは塩化ビニルで作ら
    れている特許請求の範囲第1項記載の模様形成用
    ロール。 4 前記ゴム質基盤の凹凸状模様は写真製版によ
    り形成されたものである特許請求の範囲第1項記
    載の模様形成用ロール。 5 前記ゴム質基盤と前記プラスチツクシートと
    はホツトプレスにより貼り合されたものである特
    許請求の範囲第1項記載の模様形成用ロール。
JP6100585A 1985-03-27 1985-03-27 模様形成用ロール Granted JPS61220838A (ja)

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JP5092262B2 (ja) * 2006-03-30 2012-12-05 ぺんてる株式会社 金型キャビティーの形成方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53149259A (en) * 1977-06-01 1978-12-26 Dainippon Printing Co Ltd Production of embossed release film

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