JPH0455129A - 制動エネルギ回生装置 - Google Patents

制動エネルギ回生装置

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JPH0455129A
JPH0455129A JP16219090A JP16219090A JPH0455129A JP H0455129 A JPH0455129 A JP H0455129A JP 16219090 A JP16219090 A JP 16219090A JP 16219090 A JP16219090 A JP 16219090A JP H0455129 A JPH0455129 A JP H0455129A
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JP
Japan
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braking energy
hydraulic pump
pump motor
accumulator
braking
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JP16219090A
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Kazuo Chiba
一雄 千葉
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、制動時に発生する制動エネルギを回収し加速
性の向上に生かす制動エネルギ回生装置に関する。
(従来の技術) 従来、制動エネルギ回生装置としては、例えば、実開昭
63−7240号公報に記載されている装置が知られて
いる。
この従来出典には、制動時に変速機によりオイルポンプ
を作動させ、アキュムレータに高圧のオイルとして蓄圧
して制動エネルギを回収し、加速時にアキュムレータの
高圧オイルを放出してオイルタービンを作動させ、制動
エネルギをターボチャージャの過渡応答性の向上に回生
ずる装置か示されている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記従来装置にあっては、下記に列挙す
る問題がある。
■ 変速機から制動エネルギを回収する構成である為、
適用車両が接輪駆動車である場合、後輪側の制動エネル
ギのみが回収されることになり、制動エネルギの回収時
に前後輪のフレーキ配分のアンバランスが出やすい。
■ 制動エネルギをターボチャージャの過渡応答性の向
上に回生ずる装置であり、車両の加速性能の点からみる
と間接的な使い方となっている為、所望の加速性能を確
保するにはエンジンパワー及びフレーキ容量が人である
ことが必要である。
■ エネルキ回11ソとエネルギ放出とにそれぞれ別個
のオイルポンプとオイルタービンとを用い、しかも、オ
イルポンプ断接用のクラッチと該クラッチの作動制御装
置を必要とするものである為、装置が大がかりで部品点
数が多大となりコスト的に不利であると共に、変速機口
りに多大なスペースを要する。
即ち、上記■と■との問題を総合勘案した場合に明らか
なように、バス等の大型車には適用可能であっても、乗
用車等の小排気量でスペース余裕の小さいものには適用
でない。
本発明は、上述のような問題に着目してなされたもので
、制動エネルギの回収時に前後輪のフレキ配分のアンバ
ランスを小さく抑え、制動エネルギの放出時に効果的な
加速性能の向上を図りながらコスト的にもスペース的に
も有利な制動エネルギ回生装置を提供することを課題と
する。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するために本発明の制動エネルギ回生装
置では、電子制御四輪駆動車のトルク配分が少ないクラ
ッチ締結駆動軸に制動エネルギの回収と放出を兼ねる油
圧ポンプモータを取り付け、この油圧ポンプモータにア
キュムレータ、リザーバ、3位置切換弁を接続する手段
とした。
即ち、加減速に応じて前後輪のトルク配分を可変にする
電子制御四輪駆動車のトルク配分が少ないクラッチ締結
駆動軸に取り付けられる油圧ポンプモータと、前記油圧
ポンプモータからの加圧油を蓄圧するアキュムレータと
、作動油を貯留するリザーバと、前記油圧ポンプモータ
の吸入口、吐出口とアキュムレータとリザーバとにそれ
ぞれ油路を介して接続される4つのポートを持ち、制動
エネルギ回収位置と制動エネルギ放出位置と中立位置と
の3位置を有する3位置切換弁と、制動時に制動エネル
ギ回収位置を選択し、加速時に制動エネルギ放出位置を
選択し、通常走行時に中立位置を選択する弁作動制御手
段とを備えていることを特徴とする。
(作 用) 通常走行時には、弁作動制御手段からの指令により3位
置切換弁の3位置のうち中立位置が選択される。
この選択により、油圧ポンプモータの吸入口と吐出口と
がリザーバに連通し、クラッチ締結駆動軸に取り付けら
れた油圧ポンプモータは空回りをする。
制動時には、弁作動制御手段からの指令により3位置切
換弁の3位置のうち制動エネルギ回収位置が選択される
この選択により、クラ・ンチ締結駆動軸に取り付けられ
た油圧ポンプモータが油圧ポンプとして作動し、作動油
がリザーバから油圧ポンプモータを経過してアキュムレ
ータに供給され、クラッチ締結駆動軸の制動エネルギが
アキュムレータの加圧作動油に変換されて回収される。
加速時には、弁作動制御手段からの指令により3位置切
換弁の3位置のうち制動エネルギ放出位置か選択される
この選択により、クラッチ締結駆動軸に取り付けられた
油圧ポンプモータが油圧モータとして作動し、アキュム
レータに貯留されている加圧作動油が油圧ポンプモータ
に供給され、この油圧ポンプモータの駆動によりクラッ
チ締結駆動軸にトルクを与える。つまり、アキュムレー
タの加圧作動油に変換されて回収されていた制動エネル
ギがクラッチ締結駆動軸にトルクを与えることで放出さ
れる。
従って、クラッチ締結駆動軸の伝達トルクが高まり駆動
トルク配分が直結4輪駆動状態に近い状態となるし、油
圧ポンプモータの粘性でクラッチ締結駆動軸に振動減衰
を与える。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
まず、構成を説明する。
第1図は実施例の制動エネルギ回生装置が適用された電
子制御四輪駆動車の全体システム概略図である。
電子制御トルクスプリット(略称: ETS)による四
輪駆動システムは、後輪駆動をヘースに走行状況に応じ
て前後輪の駆動トルク配分を、前輪:後輪=O:100
から前輪・後輪= 50 : 50の範囲で最適配分を
行ない、車両旋回時の回頭性とコントロール性を高めた
り、急発進や加速時の発進加速性と安定性を高めたり、
4輪アンチスキッドプレキシステム(略称:4WAS)
との総合制御を実現したシステムである。
エンジン駆動トルクの伝達系について述べると、後輪1
へは、エンジン2→トランスミツシヨン3→リアプロペ
ラシヤフト4→リアデイフアレンシヤル5→リアトライ
フシヤフト6→を経過してエンジン駆動トルクが直接伝
達されるが、前輪Yへは、リアプロペラシャフト4→湿
式多板クラッチ8→チェーン9→フロントプロペラシャ
フト10→フロントディファレンシャル11→フロント
ドライブシャフト12を経過して湿式多板クラッチ8の
押し付は力に応じたエンジン駆動トルクが伝達される。
即ち、電子制御トルクスプリットによる四輪駆動システ
ムは、4輪の車輪回転速度を検出する車輪回転センサー
13と、車体の前後及び横方向の加速度を検出するGセ
ンサー14等のセンサー類と、これらのセンサー13.
14等からの信号を入力し、最適な前輪駆動トルクを演
算するETSコントロールユニット15と、該ETSコ
ントロールユニット15からの出力信号により湿式多板
クラッチ8の押し付は力となる油圧を発生させる油圧ユ
ニット16と、湿式多板クラッチ8を内蔵したトランス
ファ17で構成される。
第2図はETSユニットと・してのトランスファ17を
示す断面図で、トランスファケース18の内部には、湿
式多板クラッチ8と、油圧ユニット16からの油圧によ
り作動するクラッチアクチュエタ−19と、該クラッチ
アクチュエーター19のストロークを湿式多板クラッチ
8の押し付は力に変換するレバー20とが内蔵され、ト
ランスミッション出力軸部には、油圧ユニット16の油
圧源となるトロコイドキャポンブ21が設けられている
第3図はETSコントロール系のフロック図で、前後輪
への駆動トルク配分と4輪アンチスキッドブレーキ制御
を効果的に行なう為、二つのマイクロコンピュータ(I
jCUI1MCU2)を中心として構成され、MC旧は
、主に4輪アンチスキッドブレーキ制御を行ない、各車
輪回転センサーと前後Gセンサーからの信号に基づいて
アンチスキッド制御を行ない、VC旧と相互通信を行な
っているMeO2は、各車輪回転センサー13と横Gセ
ンサー+4b等からの信号に基づいて前後輪駆動トルク
配分制御を行なう。
前後輪駆動トルク配・分制御は、前後輪の回転速度差に
応じて湿式多板クラッチへの油圧(前輪駆動トルク)を
高める前後輪回転速度差制御と、横加速度が大きくなる
に従って前後輪回転速度差に対する前輪駆動トルクの増
加割合を小さくする横G制御と、前後輪制動カバランス
を高めるために急制動時には前後輪の駆動トルク配分を
0100にしないで、エンシンフレーキ量に見合った湿
式多板クラッチ8の押し付は油圧を発生させ、前輪へエ
ンジンフレーキの伝達が多く作用するように制御する4
WASとの総合制御が行なわれる。
実施例の制動エネルギ回生装置は、第1図に示ずように
、電子制御トルクスプリット四輪駆動車においてトルク
配分が少ないスプロケットシャフト22(クラ・ンチ締
結駆動軸)に取り付けられる油圧ポンプモータ23と、
該油圧ポンプモータ23からの加圧油を蓄圧するアキュ
ムレータ24と、作動油を貯留するリザーバ25と、前
記油圧ポンプモータ23の吸入口、吐出口とアキコムレ
タ24とリザーバ25とにそれぞれ吸入油路26、吐出
油路27.アキュムレータ油路28.トレーン油路29
を介して接続される4つのボートを持ち、制動エネルギ
回収位置30aと制動エネルギ放出位置30bと中立位
置30cとの3位置を有するソ1ツノイトパルフタイブ
の3位置切換弁30と、ブレーキスイッチ31からのブ
レーキスイッチ信号135w 、前後Gセンサー14a
からの前後加速度信号×6.内部演算により得られる前
輪駆動トルク信号■r7 アキュムレータ圧セン1ナー
32からのアキコム1ノータ圧償冒’ P A Cを入
力し、各条件を判断して3位置切換弁30の制動エネル
キ回収位置30a、制動エネルギ放出位置30b、中立
位置30cのいずれかを還択する弁作動制御部33(弁
作動制御手段)とを備えている。
前記油圧ポンプモータ23は、第2図に示すように、チ
ェーン9のスプロケットが設けられるスプロケットシャ
フト22上に、スプロケットとは隣接して設けられる。
前記弁作動制御部33は、第3図に示すように、条件判
断を行なうマイクロコンピユータMCU2と、MCU2
からの指令を3位置切換弁30のソレノイド30dへの
駆動信号に変換する制動エネルギ回生ソレノイド駆動回
路により構成される。
次に、作用を説明する。
第4図は弁作動制御部33で行なわれる弁作動制御作動
の流れを示すフローチャートで、以下、各ステップにつ
いて説明する。
ステップ40では、ブレーキスイッチ31からのブレー
キスイッチ信号esw 、前後Gセンサー14aからの
前後加速度信号×6.内部演算により得られる前輪駆動
トルク信号T1.アキュムレータ圧センサー32からの
アキュムレータ圧信号へ。が読み込まれる。
ステップ41では、ブレーキスイッチ31からのブレー
キスイッチ信号Bsw j!](ON信号(ブレーキ操
作信号)かどうかが判断される。そして、135wがO
N信号である場合には、ステップ42以降の流れに進み
、SSWがOFF信号である場合には、ステップ45以
降の流れに進む。
ステップ42ては、アキュムレータ圧信号PACが最大
アキュムレータ圧Pい。未満の圧力を示す信号であるか
どうかが判断される。
ステップ43では、前輪駆動トルク信号T、が設定前輪
側トルク配分■、。を超えているかどうかが判断される
尚、設定前輪側トルク配分子POは、後輪側トルク配分
に対して20〜50%に決められる。
そして、ステップ41〜ステツプ43の条件を全て満足
する場合には、ステップ44へ進み、ステップ44では
、3位置切換弁30を制動エネルギ回収位置30aとす
る指令が出力される。
ステップ45では、前後加速度信号×6が車両加速状態
を判断するしきい値として設定された設定加速度X00
以上かどうかが判断され、×6≧XOOの時にはステッ
プ46以降へ進む。
ステップ46では、アキュムレータ圧信号PACが最低
アキュムレータ圧P。から最大アキュムレータ圧Plj
AXまでの範囲内に含まれる圧力を示す信号であるかど
うかが判断される。
ステップ4了では、前輪駆動トルク信号T「が設定前輪
側トルク配分子F+を超えているかどうかが判] 4 断される。
尚、設定前輪側トルク配分子F+は、後輪側トルク配分
に対して45〜50%に決められる。
そして、ステップ45〜ステツプ47の条件を全て満足
する場合には、ステップ48へ進み、ステップ48では
、3位置切換弁30を制動エネルギ放出位置30bとす
る指令が出力される。
方、判断ステップであるステップ42.ステップ43.
ステップ45.ステップ46.ステップ47の各ステッ
プにおいてNOと判断された場合には、ステップ49へ
進み、ステップ49では、3位置切換弁30を中立位置
30cとする指令が出力される。
以上により、各走行時には下記の様な作用となり制動エ
ネルギの回生が行なわれる。
制動エネルギ回収条件も制動エネルギ放出条件も満足し
ない通常走行やETSの故障を検出してフェイルセーフ
作動(0: +00の配分)の時には、弁作動制御部3
3からの指令により3位置切換弁30の3位置のうち中
立位置30cが選択される。
この選択により、油圧ポンプモータ23の吸入口と吐出
口とがリザーバ25に連通し、スプロケットシャフト2
2に取り付けられた油圧ポンプモータ23は空回りをす
る。
従って、油圧ポンプモータ23は通常走行時等において
回されることになるが、空回りであるためにわすかなエ
ネルギでありトルクロスにはならない。
制動エネルギ回収条件を満足する制動時には、弁作動制
御部33からの指令により3位置切換弁30の3位置の
うち制動エネルギ回収位置30aが選択される。
尚、制動エネルギ回収条件を満足する制動時とは、例え
ば、通常制動時であって前後輪のブレキアンバランスに
より前後輪回転速度差が生じ、ブレーキ配分を最適にす
るために湿式多板クラッチ8が締結される場合や、アン
チスキッドが作動する急制動時であってエンジン回転数
によりエンジンブレーキ量を推定し、それに対抗する大
きさの油圧により湿式多板クラッチ8を締結して前輪側
へエンジンブレーキを逃がすような総合制御が行なわれ
る場合である。
この選択により、スプロケットシャフト22に取り付け
られた油圧ポンプモータ23が油圧ポンプとして作動し
、作動油がリザーバ25から油圧ポンプモータ23を経
過してアキュムレータ24に供給され、スプロケットシ
ャフト22を伝達する制動エネルギがアキュムレータ2
4の加圧作動油に変換されて回収される。
制動エネルギ回収条件を満足する加速時には、弁作動制
御部33からの指令により3位置切換弁30の3位置の
うち制動エネルギ放出位置30bが選択される。
尚、制動エネルギ回収条件を満足する加速時とは、例え
ば、急発進時やアクセルペダルを急踏みしての加速時等
で、駆動輪スリップにより前後輪回転速度差が大きく発
生し、前輪へのトルク伝達を最大域にしての高負荷走行
の場合である。
この選択により、スプロケットシャフト22に取り付け
られた油圧ポンプモータ23が油圧モータとして作動し
、アキュムレータ24に貯留されている加圧作動油が油
圧ポンプモータ23に供給され、この油圧ポンプモータ
23の駆動によりスプロケットシャフト22にトルクを
与える。
つまり、アキュムレータ24に加圧作動油として回収さ
れていた制動エネルギがスプロケットシャフト22にト
ルクを与えることで放出される。
従って、スプロケットシャフト22及びフロントプロペ
ラシャフト10の伝達トルクが高まり、直結4輪駆動に
近い状態となるし、油圧ポンブモタ23の粘性でスプロ
ケットシャフト22に振動減衰を与える。
以上説明してきたように、実施例の制動エネルギ回生装
置にあっては、電子制御四輪駆動車のトルク配分が少な
いスプロケットシャフト22に制動エネルギの回収と放
出を兼ねる油圧ポンブモタ23を取り付け、この油圧ポ
ンプモータ23にアキュムレータ24.リザーバ25.
3位置切換弁30を接続する構成とした為、下記に列挙
する効果が併せて得られる。
■ 電子制御四輪駆動車のトルク配分が少ない駆動軸側
から制動エネルギを回収する構成とした為、制動エネル
ギの回収時には駆動連結されている前後輪のそれぞれか
ら制動エネルギが回収されることになり、前後輪一方か
らの制動エネルギの回収に比べ制動エネルギの回収時に
前後輪のフレキ配分のアンバランスが出にくい。
この結束、ETSと4WASとの総合制御に列する影響
も低く抑えられ、制動エネルギの回収を行なっても制動
力配分による車両安定性が確保される。
■ 回収した制動エネルギをスプロケットシャフト22
に放出する装置であり、車両の加速性能の点からみると
直接的な使い方となっている為、エンジンパワー及びフ
レーキ容量が小であっても加速性能の向上が図れる。
この結果、大排気量ではない乗用車にも制動エネルギ回
生装置を適用できる。
■ エネルギ回収とエネルギ放出とを兼ねる油圧ポンプ
モータ23を用い、しかも、中立位置30Cを有する3
位置切換弁30によりオイルポンプ断接用のクラッチを
不用とする装置である為、装置がコンパクトで部品、重
数が少なくなりコスト的に有利であると共に、スペース
が小となる。
この結果、第2図に示すように既存のE T Sユツト
をそのまま流用することができ、コストアップが最小と
なるし、トランスミッション回りのレイアウトがコンパ
クトになる。
■ 制動エネルギが放出される加速時には、スプロケッ
トシャフト22及びフロントプロペラシャフト10に油
圧ポンプモータ23から粘性抵抗が与えられる為、この
粘性抵抗による振動減衰作用で共振ピークが下げられる
この結果、加速時における前輪側駆動系の共振による加
速騒音を低減することができる。
以上、実施例を図面に基づいて説明してきたが、具体的
な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明の
要旨を逸脱しない範囲にお(づる設計変更等があっても
本発明に含まれる。
例えば、実施例では、制動エネルギの放出時期を加速時
とする例を示したが、スタック脱出性や急登板性を向上
するために、制動エネルギ放出条件として、非加速時で
あっても前輪側駆動力配分が、例えば、45%程度以上
の高配分時には制動エネルギを放出するようにしても良
い。
(発明の効果) 以上説明してきたように、本発明の制動エネルギ回生装
置にあっては、電子制御四輪駆動車のトルク配分が少な
いクラッチ締結駆動軸に制動エネルギの回収と放出を兼
ねる油圧ポンプモータを取り付け、この油圧ポンプモー
タにアキュムレータ、リザーバ、3位置切換弁を接続す
る手段とした為、制動エネルギの回収時に前後輪のフレ
ーキ配分のアンバランスを小さく抑え、制動エネルギの
放出時に効果的な加速性能の向上を図りながらコスト的
にもスペース的にも有利な制動エネルギ回生装置を提供
することをか出来るという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例の制動エネルギ回生装置が適用さ
れた電子制御四輪駆動車の全体システム概略図、第2図
は実施例の制動エネルギ回生装置の油圧ポンプモータが
設けられたETSユニットを示す断面図、第3図は実施
例装置、ETS及び4WASのツコントロール系を示す
ブロック線図、第4図は実施例装置での制動エネルギ回
生作動の流れを示すフローチャートである。 22・・・スプロケットシャフト (クラッチ締結駆動軸) 23・・・油圧ポンプモータ 24・・・アキュムレータ 25・・・リザーバ 26・・−吸入油路 27・・・吐出油路 28・・・アキュムレータ油路 29・・・ドレーン油路 30・・・3位置切換弁 30a・・・制動エネルギ回収位置 30b・・・制動エネルギ放出位置 30c・・・中立位置 31・・・ブレーキスイッチ 32・・・アキュムレータ圧センサ 33・・・弁作動制御部 (弁作動制御手段)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)加減速に応じて前後輪のトルク配分を可変にする電
    子制御四輪駆動車のトルク配分が少ないクラッチ締結駆
    動軸に取り付けられる油圧ポンプモータと、 前記油圧ポンプモータからの加圧油を蓄圧するアキュム
    レータと、 作動油を貯留するリザーバと、 前記油圧ポンプモータの吸入口、吐出口とアキュムレー
    タとリザーバとにそれぞれ油路を介して接続される4つ
    のポートを持ち、制動エネルギ回収位置と制動エネルギ
    放出位置と中立位置との3位置を有する3位置切換弁と
    、 制動時に制動エネルギ回収位置を選択し、加速時に制動
    エネルギ放出位置を選択し、通常走行時に中立位置を選
    択する弁作動制御手段と、 を備えていることを特徴とする制動エネルギ回生装置。 2)前記弁作動制御手段は、3位置切換弁の制動エネル
    ギ回収位置と制動エネルギ放出位置とを、油圧ポンプモ
    ータが取り付けられるクラッチ締結駆動軸へのトルク配
    分が所定配分以上の時のみ選択する手段であることを特
    徴とする請求項1記載の制動エネルギ回生装置。
JP16219090A 1990-06-20 1990-06-20 制動エネルギ回生装置 Pending JPH0455129A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010515869A (ja) * 2007-01-16 2010-05-13 ペルモ−ドライブ テクノロジーズ リミテッド 再生駆動システム用の駆動アセンブリ
CN102442286A (zh) * 2011-12-12 2012-05-09 江苏技术师范学院 线控制动系统能量再生装置及制动系统控制方法

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