JPH0455103B2 - - Google Patents

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JPH0455103B2
JPH0455103B2 JP59214986A JP21498684A JPH0455103B2 JP H0455103 B2 JPH0455103 B2 JP H0455103B2 JP 59214986 A JP59214986 A JP 59214986A JP 21498684 A JP21498684 A JP 21498684A JP H0455103 B2 JPH0455103 B2 JP H0455103B2
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JP
Japan
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organic foam
examples
curing agent
perforated
foam sheet
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Nobuaki Matsushita
Katsuaki Matsuo
Ryoji Fujimoto
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DKS Co Ltd
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Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、建設資材、特に防水兼舗装材、床材
又は壁材に関するものである。 従来から防水材、舗装材、床材、壁材等の用途
には、種々の有機及び無機の化合物が使用されて
いるが、近年、弾力性、耐摩耗性、機械物性、作
業性、経済性等の点よりポリウレタン系樹脂が多
量に使用されてきている。 これらの材料品質、施工仕様、施工技術等につ
いては、それぞれJIS,JASS、技能士制度等に
よりレベルアツプ体制が図られ、今や安定した形
で適用、貢献しているのが実情である。 特に、最近のスポーツ人口の増加によるスポー
ツ施設関係の需要増大等により、従来は構造物の
屋上についても防水材機能のみで済まされていた
ものでが、防水材を兼ね、かつスポーツ施設とし
ての舗装材、床材等の機能をも満たす事が要求さ
れている。 当然の事ながら、防水材と舗装材は、その機能
を異にし材料特性の異る。 防水材には、駆体の下地亀裂、目地等の繰り返
しムーブメントによく追従し、耐候性、耐久性等
に優れていることが要求される。 一方、舗装材には耐摩耗性、美観、平滑性と共
に衝撃吸収、分散性等に優れていることが要求さ
れる。 そして既存のポリウレタン系樹脂及び工法を適
用して、この両者を兼ね備えた材料を得ようとす
る場合、防水材機能を満足させるためには、ポリ
ウレタン系樹脂を多く使用しなければならない。
したがつて、柔かくなりすぎ運動性が疎外され、
フクレ等が生じやすい。また舗装材機能を満足さ
せるためには、下地亀裂への追従性が不十分で漏
水等が生じやすい。 本発明者等は、叙上の問題点を解消する防水兼
舗装材、床材又は壁材を開発することを目的とし
て鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成するに至
つたものである。すなわち、 (A) ポリウレタン樹脂層を、 (B) あなあき有機発泡体シート又は網状有機発泡
体の片面、又は両面に形成させることを特徴と
する建設資材である。 本発明のポリウレタン樹脂層としては、末端イ
ソシアネート基含有ウレタンプレポリマーを主成
分とする主剤と硬化剤を反応させたもの、又は末
端イソシアネート基含有ウレタンプレポリマーを
湿気硬化させたもの等が挙げられる。 かかる末端イソシアネート基含有ウレタンプレ
ポリマーとしては、ポリエーテルポリオールまた
はポリエステルポリオールから選らばれた少なく
とも1種のポリオールと有機ポリイソシアネート
化合物を反応させたものが挙げられる。ポリエー
テルポリオールとしては、活性水素基2個以上を
有する化合物に、アルキレンオキシドを付加反応
させたものが挙げられる。 活性水素基2個以上を有する化合物としては、
例えば、水、プロピレングリコール、ジプロピレ
ングリコール、トリプロピレングリコール、1,
3−ブタンジオール、1,3−ブチレングリコー
ル、1,6−ヘキサンジオール、ペンタエリスリ
トール、グリセリン、トリメチロールプロパン、
ヒマシ油、末端水酸基含有ポリブタンジエン、モ
ノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリ
エタノールアミン、リン酸等が挙げられる。 アルキレンオキシドとしては、例えば、エチレ
ンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキ
シド、スチレンオキシド、テトラハイドロフラン
等が挙げられる。 好ましくは活性水素基2〜4個を有する化合物
を出発物質とする平均分子量200〜20000のポリエ
ーテルポリオールが挙げられる。 次にポリエステルポリオールとしては、多塩基
酸と水酸基2個以上を有する多価アルコール系化
合物を、酸触媒の存在下で高温脱水反応させたも
のが挙げられる。 多塩基酸としては、例えば、フタル酸、アジピ
ン酸、マレイン酸等が、 水酸基2個以上を有する多価アルコール系化合
物としては、例えば、エチレングリコール、ジエ
チレングリコール、プロピレングリコール、ジプ
ロピレングリコール、トリメチロールプロパン、
グリセリン、ペンタエリスリトール等が、それぞ
れ挙げられる。 好ましくは、末端水素基2〜3個を有する平均
分子量500〜3000のポリエステルポリオールが挙
げられる。 有機ポリイソシアネート化合物としては、例え
ば、トリレンジイソシアネート(TDI−80)、ジ
フエニルメタンジイソシアネート、キシレンジイ
ソシアネート、ポリフエニルポリメチレンポリイ
ソシアネート、ナフタレンジイソシアネート、ヘ
キサメチレンジイソシアネート、イソホロイジイ
ソシアネート、水素添加ジフエニルメタイジイソ
シアネート(水素添加MDI)、低級アルコールの
ポリイソシアネートアダクト体等の単独又は混合
物等が挙げられる。 かかるポリオールと有機ポリイソシアネート化
合物の反応割合は、MCO/OH当量比で好まし
くは1.8〜5であり、末端イソシアネート基含有
ウレタンプレポリマーの遊離イソシアネート量は
好ましくは1.5〜10重量%である。 次に、末端シソシアネート基含有ウレタンプレ
ポリマーを主成分とする主剤と、反応硬化させる
硬化剤としては、例えば、前記ポリエーテルポリ
オール、前記ポリエステルポリオール、ヒドロキ
シアルキルアクリレート、又はヒドロキシメチル
アクリレート、アルキルアクリレートとメタクリ
ル酸エステル類を、及び場合によつてはスチレ
ン、メタクリル酸を組み合わせ共重合させた平均
分子量20000〜50000のアクリルポリオール、4,
4′メチレンビス(2−クロロアニリン)
(MOCA)、ジアミノジフエニルメタン等の単独
又は混合物等が挙げられる。 さらに本発明においては、末端イソシアネート
基含有ウレタンプレポリマーを主成分とする主剤
と硬化剤を反応させる場合、又は末端イソシアネ
ート基含有ウレタンプレポリマーを湿気硬化させ
る場合、必要に応じて硬化剤成分又は末端イソシ
アネート基含有ウレタンプレポリマー中に無機充
填剤、着色剤、触媒、可塑剤、その他の添加剤等
を配合してもよい。 無機充填剤としては、例えば、炭酸カルシユウ
ム、ベントナイト、塩化カルシユウム、酸化チタ
ン、硝石灰等が挙げられる。 着色剤としては、例えば、カーボン、酸化クロ
ム系グリーン、ベンガラ等が挙げられる。 触媒としては、例えば、ジブチルチンジラウレ
ート、スタナスオクトエート、ジブチルチンジア
セテート、オキチル酸鉛、ナフテン酸鉛等の有機
金属化合物が挙げられる。 可塑剤としては、例えば、ジオクチルフタレー
ト(DOP)、ジブチルフタレート、ジオクチルア
ジペート、又はポリプロピレングリコール若しく
はポリエチレングリコールの水酸基を酢酸で封鎖
したものが挙げられる。 その他の添加剤としては、例えば、液状樹脂、
石油樹脂等の改質剤、シリコン、パラフイン、鉱
物油等の消泡剤、酢酸エチル、トルエン、キシレ
ン等の溶剤、抗酸化剤等が挙げられる。 なお、これらの無機充填剤、着色剤、触媒、可
塑剤、その他の添加剤等の配合割合は任意であ
る。 次に、本発明のあなあき有機発泡体シートとし
ては、ポリエチレン、ポリプロピレン、軟〜半硬
質ポリ塩化ビニル、軟〜半硬質ポリウレタン、ポ
リスチレン、スチレンブタジエンゴム、ニトリル
ゴム、クロロプレンゴム、エチレンプロピレンゴ
ム、アクリルゴム、エチレン酢ビゴム、天然ゴム
等のあなあき発泡体シートが挙げられ、さらに、
これらのあなあき有機発泡体シートは、一体成形
されたものである。 あなあき有機発泡体シートの発泡倍率は、1.1
〜50倍、好ましくは20〜50倍である。発泡倍率が
1.1未満の場合、弾力性が低くなり衝撃吸収効果
が少ない。 発泡倍率が50を越えた場合、過度の衝撃吸収と
なり運動性がスポイルされ、永久圧縮歪が大とな
ると、同時に残留ヘコミが大となり品質低下の原
因となる。 あなあき有機発泡体シート内部の気泡状態は、
連続気泡、独立気泡のいずれでもよいが、好まし
くは独立気泡である。 あなあき有機発泡体シートのあなの形状として
は、円形、楕円形、菱形、正方形、長方形、三角
形、五角形、六角形等が挙げられ、いずれの場合
でも、その大きさは、縦、横又は直径1が1〜20
mm、好ましくは3〜6mmであり、あなの個数は
1000〜20000個/m2、好ましくは4000〜8000個/
m2である。 さらに、あなあき有機発泡体シートの厚みは1
〜30mm、好ましくは2〜4mmである。 このあなあき有機発泡体シートのあなは、それ
自身をポリウレタン樹脂層内にしつかりと固定す
る錨又は足の役割をはたすと同時に、衝撃吸収・
分散効果を助長するものである。したがつて、あ
なの縦、横又は直径が1mm未満の場合、ポリウレ
タン樹脂の浸透が不十分で、十分な接着力が得ら
れず、あなあき有機発泡体シート層より剥離又は
フクレ現象が生じる。逆にあなが、20mmを越えた
場合、接着効果が良いが、衝撃吸収性、経済効果
が損われる。あなの個数は、接着性、衝撃吸収
性、経済効果等の点より上記範囲が最適である。 さらに、あなあき有機発泡体シートの厚みにつ
いては、1mm未満の場合、十分な衝撃吸収、経済
効果が得られない、又3mmを越えた場合、遮蔽効
果は向上するものの接着力不足、過度の衝撃吸収
等により好ましくない。 次に、網状有機発泡体としては、例えば、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ
塩化ビニル、ポリウレタン、合成ゴム等の網状発
泡体が挙げられ、好ましくはポリエチレン、ポリ
スチレン等である。 これらの網状有機発泡体は、公知の方法で製造
されるものである。 例えば、網状ポリエチレン発泡体を製造する場
合、融点95℃のポリエチレンペレツト及び発泡剤
としてフロンガスを加え、内温を200℃、約150気
圧に保ち、溶解・液状化する。 次に、これを例えば特公昭34−4185号、特公昭
58−50580号等の方法に従つて、押出溝が周期的
に千鳥状に全て連孔する一組のダイスを摺動させ
ながら押出すことにより連続的に得られる。 網状有機発泡体の発泡倍率は、1.1〜50倍、好
ましくは10〜30倍で、気泡状態は、連続気泡、独
立気泡いずれでもよい。 網状有機発泡体の網目の形状としては、例え
ば、菱形、ゴバン目、その他任意の形等が挙げら
れ、その大きさは、好ましくは幅1〜5mm、長さ
1〜20mmであり、網目の全体に占める面積は、好
ましくは15〜50%である。 さらに、網状有機発泡体の厚みは、好ましくは
1〜10mmである。 これらの範囲より外れた場合、前記あなあき有
機発泡体シートで記載したような好ましくない効
果が生じ易い。 本発明にかかる建設資材としては、上記ポリウ
レタン樹脂層をあなあき有機発泡体シート又は網
状有機発泡体の片面又は両目に形成させたものが
挙げられ、 具体的には (イ) ポリウレタン樹脂層を形成させ、該ポリウレ
タン樹脂層の上にあなあき有機発泡体シート又
は網状有機発泡体を敷設したもの、 又は (ロ) ポリウレタン樹脂層を形成させ、該ポリウレ
タン樹脂層の上にあなあき有機発泡体シート又
は網状有機発泡体を敷設し、さらに該あなあき
有機発泡体シート又は網状有機発泡体の上にポ
リウレタン樹脂層を形成させたもの 等が挙げられる。 さらに目的又は用途に応じて、ポリウレタン樹
脂とあなあき有機発泡体シートを組合せて形成さ
れたものの上に、さらにそれらを積層して二層又
は三層以上としてもかまわない。 また本発明にかかる建設資材の具体的用途とし
ては、防水兼舗装材、床材又は壁材等が挙げられ
る。 本発明に従つて得られる建設資材は、優れた防
水材機能及び舗装材機能を有することから、防水
兼舗装材、床材又は壁材等の中間増材、又は表面
仕上材として最適である。 したがつて、スポーツ施設用屋内運動上及び屋
外コート、遊歩道、建築用床、建築用壁等への利
用が可能である。さらに、走行者、歩行者等の転
倒による創傷を少くすることも可能である。 次に実施例を挙げて、本発明を説明する。 なお、実施例中「%」、「部」は、重量基準であ
る。 製造例 1 末端イソシアネート基含有ウレタンプレポリマ
ーを主成分とする各種主剤を下記の製造方法に従
つて製造した。 なお、製造例中、( )の数字は配合比を示す。 (A 1) 平均分子量2000のポリオキシプロピレングリコ
ール51と、平均分子量3000のポリオキシプロピレ
ントリオール34の混合物を脱水した後、攪拌下で
TDI−80,15を添加し、100℃で2時間反応させ
て遊離イソシアネート基3.7%含有のウレタンプ
レポリマー(以下A−1という)を得た。 (A 2) 平均分子量700のポリオキシプロピレングリコ
ール7,8、平均分子量2000のポリオキシプロピ
レングリコール47、平均分子量3000のポリオキシ
プロピロントリオール23.5及びTDI−80,21.7を
用いて、(A−1)と同様な製法で遊離イソシア
ネート基6.5%含有のウレタンプレポリマー(以
下A−2という)を得た。 (A 3) 平均分子量1000のポリテトラメチレングリコー
ル55を、120℃で60分間減圧脱水し、これを酢酸
エチル25、ヘキサメチレンジイソシアネート20及
びジブチルチンジラウレートの触媒量を仕込んだ
反応槽へ、温度60℃で30分を要して徐々に添加し
滴下終了後、さらに70℃で60分反応させて遊離イ
ソシアネート基5.5%含有の固形分75%の低粘度
液状ウレタンプレポリマー(以下A−3という)
を得た。 製造例 2 硬化剤を下記の製造方法に従つて製造した。な
お、製造例中( )の数字は配合比を示す。 (B 1) 平均分子量3000のポリオキシプロピレントリオ
ール12及びKE−850(液状樹脂、日本石油化学(株)
製)20に、MOCA3.7を加熱溶解させて、これに
炭酸カルシユウム54、カーボン3、DOP3、オク
チル酸鉛1.3及びシリコン系消泡剤、抗酸化剤等
を少量配合し、配合比の合計を100としたものを
三本ロールでよく混合し、黒色粘稠液状の硬化物
(以下B−1という)を得た。 (B 2) (B−1)のカーボンの代りに、酸化クロム系
グリーンを使用し、その他は(B−1)と同様に
行い、グリーン色粘稠液状の硬化剤(以下B−2
という)を得た。 (B 3) (B−1)のカーボンの代りにベンガラを使用
し、その他は(B−1)と同様に行い、ベンガラ
色粘稠液状の硬化剤(以下B−3という)を得
た。 (B 4) キユアミンML−150(MOCA50%液状品、イハ
ラケミカル工業(株)製)33、炭酸カルシユム50、
DOP15及び酸化クロム系グリーン2を三本ロー
ルでよく混合し、グリーン色粘稠液状の硬化剤
(以下B−4という)を得た。 (B 5) (B−4)の酸化クロム系グリーンの代りにベ
ンガラを使用し、その他は(B−4)と同様に行
い、ベンガラ色粘稠液状の硬化剤(以下B−4と
いう)を得た。 (B−6) アクリル酸メチルとヒドロキシエチルアクリレ
ートと共重合させた平均分子量45000のアクリル
ポリオール50、キシレン40、酸化クロム系グリー
ン10をよく混合分散し、グリーン色低粘性液状硬
化剤(以下B−6という)を得た。 (B 7) (B−6)の酸化クロム系グリーンの代りにベ
ンガラを使用し、その他は(B−6)と同様に行
い、ベンガラ色粘稠液状の硬化剤(以下B−7と
いう)を得た。 実施例 1 スレート板(8mmの厚さ、50cm×50cm角)にハ
ケでプライマー;ポリフレツクスPR(一液性ウレ
タンプライマー;第一工業製薬(株)製)を塗布し、
下地を調整した。 2時間養生させた後、下塗材をコテで塗布し
た。 次にあなあき有機発泡体シート又は網状有機発
泡体を敷設した。 次に中塗材をコテで塗布し、1日養生させ、さ
らに同様にして上塗材、仕上げ材:トツプコート
をそれぞれ塗布し、舗装材(床供試体)を得た。 7日間硬化養生後、それらの物性を測定した。 なお、比較例も同様に行つた。 結果を第1表に示す。
【表】
【表】 第1表より明らかなごとく、本発明例1は、あ
なあき有機発泡体シートを使用しない比較例イ及
びロと比較した場合、圧縮応力に対する負荷が小
さく、さらにゴルフボール反発係数、運動時の硬
さ等から衝撃吸収が良好で、運動時の快適性に優
れていることが認められる。 また、浸漬試験から本発明例1及び比較例イに
ついては異常が認められなかつたが、比較例ロ、
すなわち、あな無しポリエチレン発泡体シートを
使用したものは、あな無しポリエチレン発泡体シ
ート界面で剥離し、実用化に供し得ないことが認
められた。総合的な面から本発明例1が優れてい
ることを確認した。 実施例 2 石綿スレート板(厚さ8mm、幅10cm、長さ30
cm)を用いて、本発明例1のあなあきポリエチレ
ン発泡体シートの代りに、網状ポリエチレン発泡
体(発泡倍率:30倍、網目:菱形で横幅3〜5
mm、縦10〜13mm、網目数:6000個/m2、厚み3
mm、空隙率(網目の面積が占める割合:30%)を
使用し、その他は本発明例1と同様に行つた。 さらに、比較例も上記石綿スレート板を用いて
比較例イと同様な配合で行つた。 得られた舗装材(床供試体)の下地亀裂に対す
る抵抗性を「建築材料の品質基準とその試験方
法;日本住宅公団」に従つて測定した。結果を第
2表に示す。
【表】 実施例 3 幅20m×長さ40mの鉄筋コンクリート2階建屋
上A及びBに対し、防水兼テニスコートを施行し
た。まず、A及びBの2棟のうちA棟にローラー
でプライマー;ポリフレツクスPRを0.2Kg/m2
布し、下地を調整した。 2時間養生させた後、下塗材(主剤A−1、硬
化剤B−1、主剤/硬化剤の配合割合1/2、塗布
量1.5Kg/m2)をゴムレーキで均一かつ平坦に塗
布した。 次に、あなあき塩化ビニル発泡体シート(発泡
倍率:5倍、あなの形状:円形で直径3mm、あな
の個数:5000個/m2、厚み:2mm)を敷設し、ゴ
ムローラーでよく転圧した。 次に、中塗材(主剤A−1、硬化剤B−3、主
剤/硬化剤の配合割合1/2、塗布量2Kg/m2)を
ゴムレーキで均一に塗布した。 翌日テニスコートの線引きを行い、テニスコー
ト内用グリーン色上塗材(主剤A−6、硬化剤B
−4、主剤/硬化剤の配合割合1/1、塗布量1.5
Kg/m2)、及びテニスコート外用上塗材(主剤A
−1、硬化剤B−5、主剤/硬化剤の配合割合1/
1、塗布量1.5Kg/m2)を塗布した。 翌日テニスコートの内用グリーン色仕上げ材:
トツプコート(主剤A−3、硬化剤B−6、主
剤/硬化剤の配合割合1/8、吹付量0.2Kg/m2)、
及びテニスコート外用ベンガラ色仕上げ材:トツ
プコート(主剤A−3、硬化剤B−7、主剤/硬
化剤の配合割合1/8、吹付量0.2Kg/m2)を1時間
間隔で各々2回吹付けた。 次に、比較のためB棟にあなあき塩化ビニル発
泡体シートを使用せず、その他はA棟と同様にし
て防水兼テニスコートを施行した。これらのテニ
スコートの運動性及び経年変化(2年後)を測定
した。 結果を第3表に示す。
【表】 第3表より明らかなごとく、本発明例:A棟テ
ニスコートは、防水兼テニスコートとして有用で
あることが認められ、一方比較例:B棟テニスコ
ートは経年による欠陥が発生し、防水層として問
題があり、かつテニスコートとしても腰、ひざ、
かかと等が疲れ、適さないことが判明した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (A) ポリウレタン樹脂層を、 (B) あなあき有機発泡体シート又は網状有機発泡
    体の片面、又は両面に形成させることを特徴と
    する建設資材。 2 建設資材が防水兼舗装材、床材又は壁材であ
    る特許請求の範囲第1項記載の建設資材。
JP21498684A 1984-10-12 1984-10-12 建設資材 Granted JPS6192250A (ja)

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JP21498684A JPS6192250A (ja) 1984-10-12 1984-10-12 建設資材

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JPS6192250A JPS6192250A (ja) 1986-05-10
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