JPH0454893A - 無整流子直流電動機 - Google Patents

無整流子直流電動機

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JPH0454893A
JPH0454893A JP2161804A JP16180490A JPH0454893A JP H0454893 A JPH0454893 A JP H0454893A JP 2161804 A JP2161804 A JP 2161804A JP 16180490 A JP16180490 A JP 16180490A JP H0454893 A JPH0454893 A JP H0454893A
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利夫 稲治
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P2209/00Indexing scheme relating to controlling arrangements characterised by the waveform of the supplied voltage or current
    • H02P2209/07Trapezoidal waveform

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は無整流子直流電動機に関し、さらに詳しくは永
久磁石回転子の回転位置を検出するためのホール素子の
如き回転子位置検出素子を不要とした無整流子直流電動
機に関するものである。
従来の技術 無整流子直流電動機はブラシ付の直流電動機に比べ機械
的接点を持たないため長寿命であると同時に電気的雑音
も少なく、近年、高信顛性が要求される産業用機器や映
像・音響機器に広く応用されている。
従来、この種の無整流子直流電動機はそのほとんどが固
定子巻線の通電相切換えのために、ブラシに相当する回
転子位置検出素子(例えばホール素子)を使用している
。しかしながら回転子位置検出素子自体法して安価なも
のではなく、さらに素子の取付は位置調整の煩雑さ、配
線数の増加により無整流子直流電動機はブラシ付直流電
動機に比べて大幅にコストが上昇する欠点がある。
また電動機内部に回転子位置検出素子を取り付けなけれ
ばならないため構造上の制約が起こることがしばしばあ
る。近年、機器の小型化に伴い使用される電動機も小型
かつ薄型化されホール素子等の位置検出素子を取り付け
る場所的余裕がなくなってきている。
そこでホール素子の如き回転子位置検出素子の全くない
無整流子直流電動機が従来よりい(つか提案されている
その1つは、例えば特公昭55−160980号公報に
示されるような固定子巻線に電流を一方向だけに供給す
る、いわゆる半波駆動方式の無整流子直流電動機がある
。これは3相の固定子巻線のうち休止中の2つの固定子
巻線に誘起される逆起電力を検出することによって次の
通電相を決定し固定子巻線に電流を一方向だけに順次供
給するものである。
さらには、例えば特公昭62−260586号公報に示
されるような固定子巻線に電流を両方向に供給する、い
わゆる全波駆動方式の無整流子直流電動機がある。これ
は回転子の回転が上昇して固定子巻線に逆起電力が誘起
されたときに逆起電力のゼロクロス点を検出しその出力
信号をモノマルチで一定時間だけ遅延させることによっ
て通電のタイミングを決定するものである。以下、その
駆動波形について第2図および第3図を参照しながら説
明する。
第2図は無整流子直流電動機を構成する固定子巻線電力
供給手段の一実施例を示す回路構成図、第3図は従来例
におけるその各部信号波形図である。
第2図において27は永久磁石回転子、11.12゜1
3は固定子巻線、21.22.23.24.25.26
は駆動用トランジスタでこれらのトランジスタをON。
OFFすることにより固定子巻線11.12.13に電
流を供給する。そのうち21.22.23はPNP )
ランジスタ、24.25.26はNPN l−ランジス
タで構成されている。20は電源である。一般に無整流
子電動機の駆動は、回転子27の回転位置に応じて得ら
れる6相のパルス信号を駆動用トランジスタ21゜26
、22.24.23.25の各ベースに印加して行われ
る。その6相のパルス信号波形を第3図d=iに示す。
ただし各トランジスタのベースに加えられる信号の方向
はPNPトランジスタ21.22.23には電流が流出
する方向に、NPN トランジスタ24゜25、26に
は電流が流入する方向に加えられる。まずトランジスタ
21.25が導通して固定子巻線11゜12に電流が流
れる。次にトランジスタ21.26が導通して固定子巻
線11.13に電流が流れる。このような相切換え動作
を順次行い、永久磁石回転子27を回転させる。そのと
きの固定子巻線11.12.13には各々第3図j、に
、Iに示す電流が両方向に通電される。また回転子27
が回転している状態では固定子巻線11.12.13の
各端子には第3図a。
b、cに示す電圧(逆起電力)が誘起される。同図d 
−iで示される6相のパルス信号は回転子27の位置信
号に相当し、逆起電力a、b、cの波形とは第3図に示
すような位相関係にあり電気角で30度だけ位相が異な
ることに注意すべきである。
そこで例えば特公昭62−260586号公報に示され
るような先行技術では固定子巻線に誘起された逆起電力
のゼロクロス点を検出しその出力信号をモノマルチを用
いることによって一定時間だけ遅延させて通電のタイミ
ングを決定している。したがって固定子巻線に流れる電
流波形は通電幅がほぼ120度(電気角)の矩形波状と
なり、固定子巻線に流れる電流は急峻にオン・オフされ
ることになる。
発明が解決しようとする課題 回転子位置検出素子のない無整流子直流電動機は基本的
には固定子巻線に誘起される逆起電力を利用して固定子
巻線の相切換えに必要な位置信号を作成している。
上述した特公昭55−160980号公報に示される無
整流子直流電動機にあっては、固定子巻線の一方向だけ
に電流を供給する半波駆動方式であるためその駆動回路
を簡単に構成できる反面、固定子巻線に流れる電流を両
方向に流れるように構成した全波駆動方式の電動機に比
べると固定子巻線の利用率が低くて効率が悪く、発生ト
ルクも小さいという課題がある。
また特公昭62−260586号公報に示される無整流
子直流電動機にあっては、固定子巻線に誘起される逆起
電力のゼロクロス点で発生されたパルスをモノマルチで
一定時間だけ遅延させることにより通電相を決定する方
式であり、その遅延時間が電動機の回転数と無関係に一
定であるため回転数を変える必要がある用途には向かず
、適用性に乏しいという課題がある。
また先行技術に示される無整流子直流電動機にあっては
、固定子巻線に流れる駆動電流は通電幅がほぼ120度
(電気角)の矩形波状となる。そのため切換えに伴うス
パイク状電圧を低減するために実際には比較的大きなコ
ンデンサを含むフィルタが固定子巻線の通電端子に必要
となる。また、固定子巻線に流れる電流が急峻にオン・
オフされるため、回転時に振動、騒音を発生しやすいと
いう欠点を有し、しかも電動機を高速回転で使用するほ
どその傾向が著しいという課題がある。
本発明は、回転子位置検出素子の不要な、しかも固定子
巻線に流れる電流を両方向に流れるように構成した全波
駆動方式の無整流子直流電動機を提供することを目的と
している。
さらには本発明は電動機の回転数を任意に変えることが
可能な無整流子直流電動機を提供することを目的として
いる。
さらには本発明は、先行技術に示された無整流子直流電
動機に必要とされるような大きなコンデンサを含むフィ
ルタ回路が不要で、高速回転時にも振動、騒音の極めて
少ない無整流子直流電動機を提供することを目的として
いる。
課題を解決するための手段 本発明は上記目的を達成するために、複数相の固定子巻
線のそれぞれに発生する逆起電力のゼロクロス点を検出
して選択信号発生手段の出力する選択信号に応じて1相
の逆起電力のみを順次パルス整形してパルス信号列を得
る逆起電力検出手段と、その出力信号を分周して固定子
巻線の逆起電力と同じ周波数の複数相の信号を発生する
論理パルス発生手段と、論理パルス発生手段の出力信号
より回転子の回転位置信号を合成する位置信号合成手段
と、その回転位置信号に応じて固定子巻線を付勢する固
定子巻線電力供給手段とを含んで構成される。
作用 本発明は上記した構成により、固定子巻線に誘起される
逆起電力のゼロクロス点をパルス整形してパルス信号列
に変換し、このパルス信号列をもとに回転子位置信号を
作成しているので、電動機の回転数を変化させても次に
通電すべき固定子巻線の通電位相が変化することはない
。しかも固定子巻線の通電状態から次に検出すべき相の
逆起電力のみをパルス信号列に変換するように選択回路
を付加しているので逆起電力のゼロクロス点誤検出によ
る相切換えの誤動作もなく常に安定した駆動が得られる
したがって、回転数を変える必要がある用途にも容易に
応用することが可能となり、従来例の回転子位置検出素
子不要の無整流子直流電動機に見られるような回転数を
変化させた場合に駆動が不安定になるということはない
さらに加えて、固定子巻線に誘起される逆起電力のゼロ
クロス点のみを検出しているので、駆動電流による電圧
の影響を受けることもなく固定子巻線に流れる電流を両
方向に流せる全波駆動方式の電動機の構成をとることが
できる。したがって、半波駆動方式の電動機に比べて高
効率、高トルクの無整流子直流電動機が提供できる。
さらに加えて、固定子巻線各相に通電される電流の相切
換えが極めて滑らかに行われるため、従来例に見られる
ような、相切換えに伴うスパイク状電圧を低減するため
の比較的大きなコンデンサを含むフィルタ回路を固定子
巻線の通電端子に接続する必要がない。
また、固定子巻線に流れる電流が、従来例の如く急峻に
オン・オフされることがなく相切換えが滑らかに行われ
るため、振動および騒音の非常に少ない電動機の駆動が
可能となる。
実施例 以下、本発明の一実施例について、図面を参照しながら
説明する。
第1図は本発明の一実施例における無整流子直流電動機
の構成を示すブロック図である。第1図において、1は
逆起電力検出手段で、3相の固定子巻線11.12.1
3に誘起される逆起電力と選択信号発生手段6の出力す
る選択信号とが入力される。
逆起電力検出手段lは選択信号発生手段6が出力する選
択信号に応じて3相の逆起電力のゼロクロス点を検出し
てパルス列mに変換する。このパルス列mは3相の逆起
電力のゼロクロス点を示す。
逆起電力検出手段1が出力するパルス列mは論理パルス
発生手段2とパルス遅延手段3に入力される。論理パル
ス発注手段2は逆起電力検出手段1が出力するパルス列
mを分周して固定子巻線11゜12、13に誘起される
逆起電力と同じ周波数の6相のパルスを出力する。パル
ス遅延手段3はまず入力されたパルス列の周期mを計数
する。そして計数した周期の概略1/2の時間だけ出力
パルスを遅延させて遅延パルスとして選択信号発生手段
6に出力する。論理パルス発生手段2で発生された6相
のパルス信号は位置信号発生手段4に入力され、6相の
パルス信号をもとに回転子27の回転位置信号に変換さ
れる。この回転位置信号は固定子巻線電力供給手段5に
入力される。固定子巻線電力供給手段5は位置信号発生
手段4の出力する回転子位置信号に応じて各固定子巻線
11.12.13に順次駆動電流を両方向に供給する。
以上のように構成された一実施例をもとにして本発明の
無整流子直流電動機の動作について詳しく説明する。
第4図は本発明の無整流子直流電動機を構成する固定子
巻線電力供給手段5の一実施例の各部信号波形図である
第4図において、a、b、cはそれぞれ固定子巻線11
.12.13に誘起される逆起電力波形である。
同図d −iは位置信号発生手段4で合成される6相信
号で、回転子27の回転位置に応じて得られる6相の位
置信号に相当する。これは従来例の第3図d −iに示
す矩形波状の信号波形とは異なり台形波状の信号波形で
ある。なお、この台形波状の信号波形を得る方法につい
ては、第16図および第17図にて説明する位置信号発
生手段のところで詳細に説明する。
第4図d % iの6相位置信号はそれぞれ第2図に示
す駆動用トランジスタ21.26.22.24.23゜
25の各ベースに入力される。ただし各トランジスタの
ベースに加えられる信号の方向はPNP )ランジスタ
2L 22.23には電′流が流出する方向に、NPN
)ランジスタ24.25.26には電流が流入する方向
に加えられる。するとそれぞれのトランジスタは加えら
れたベース電流を増幅して各ベース電流に比例した電流
が各コレクタに流れる。その結果固定子巻線11.12
.13には第4図j、 k、  1に示す電流が両方向
に通電される。このような相切換え動作を順次行い、永
久磁石回転子27を回転させる。
このような信号処理を行う本発明の一実施例の各部の動
作についてさらに図面を用いて説明する。
第5図は第1図に示す本発明の一実施例における逆起電
力検出手段1の回路構成図である。
第5図において14.15.16は抵抗で片方は固定子
巻線11.12.13の各端子に接続され、他方はそれ
ぞれ共通接続されている。31.32.33は比較回路
で、その入力端子(+)には固定子巻線11.12゜1
3の各端子が接続され、入力端子(−)には抵抗14、
15.16の共通接続点が接続されている。34゜35
、36はインバータ回路でそれぞれ比較器31.32゜
33の各出力が接続されている。71.72.73.7
4゜75、76はスイッチでそのうちスイッチ?1.7
3.75の片方はインバータ回路36.34.35にそ
れぞれ接続され、スイッチ72.74.76の片方は比
較回路32゜33、31にそれぞれ接続されている。ス
イッチ71゜72、73.74.75.76の他方はそ
れぞれ共通接続されて、逆起電力検出手段1の出力端子
となっている。
第5図に示す逆起電力検出手段の動作について第6図を
用いて説明する。
第5図の抵抗14.15.16はそれぞれ固定子巻線1
1、12.13と接続されているので、抵抗14.15
゜16の共通接続点には固定子巻線11.12.13の
中性点δと同一の電位が得られる。したがって電動機と
しでは特別に固定子巻線の中性点から信号線を引き出し
ておく必要がない。固定子巻線11.12゜13に誘起
される逆起電力はそれぞれ第6図a、b。
Cに示されるような信号波形であり、これらは第5図の
比較器31.32.33の入力端子(+)に入力され、
入力端子(−)には抵抗14.15.16の共通接続点
に得られる固定子巻線の中性点電位が入力されている。
したがって比較器31.32.33の各出力端子には第
6図u、v、wに示すような逆起電力a、b、cを波形
整形したパルスが得られる。
パルス波形U、V、Wのパルスエツジは逆起t 、f7
a、b、cのゼロクロス点とそれぞれ一致する。
第6図tl、t2.t3.t4.t5,16は選択信号
発生手段6から逆起電力検出手段1に出力される6相の
信号で、その立ち上がりエツジは逆起電力a、b、cの
ゼロクロス点のタイミングと電気角で30度だけ遅延さ
せた選択信号波形を示す。
これらの選択信号によりスイッチ71.72.73.7
4゜75、76がオン・オフされる(信号″H”でスイ
ッチオン、信号“L”でスイッチオフ)。
そめ結果、スイッチ71.72.73.74.75.7
6の共通接続点からは第6図mに示す波形が得られ、3
相の逆起電力a、b、cのゼロクロス点とパルスの立ち
上がりエツジとが一致したパルス列mが出力される。す
なわち逆起電力a、b、cのゼロクロス点ごとにパルス
が出力され逆起電力a、b。
Cの1周期につき6回(電気角で60度ごと)のパルス
列mが出力される。
次に本発明の一実施例におけるパルス遅延手段3の動作
について詳しく説明する。
第7図は第1図に示す本発明の一実施例におけるパルス
遅延手段3の回路構成図、第8図は電動機の定常回転に
おけるその各部信号波形図である。
第7図において、41は第1のカウント手段、42は第
2のカウント手段、44はクロックパルス発生手段であ
る。第1のカウント手段41はその計数値が所定の値を
越えたときにキャリーフラグtを出力し、第2のカウン
ト手段42はその計数値が零になったときにゼロフラグ
2を出力する。クロックパルス発生手段44は2種類の
クロックパルスck。
2ckを発生しており、ckのクロックパルスは第1の
カウント手段41に、2ckのクロックパルス(クロッ
ク周波数はckの2倍)は第2のカウント手段42に入
力されている。43は転送手段で逆起電力検出手段lの
出力するパルス例mが入力され、第1のカウント手段4
1にはその計数値をリセットするリセットパルスrを、
第2のカウント手段42には第1のカウント手段41の
計数値をロードするロードパルスSを出力する。なお、
信号2が遅延パルスを形成する。
第7図に示すパルス遅延手段3の動作について、永久磁
石回転子27が定常回転しているときについて第8図を
用いて説明する。第1のカウント手段41は転送手段4
3の出力するリセットパルスrが入力されるまでクロッ
クパルスckをアップカウントする。リセットパルスr
は逆起電力発生手段1が出力するパルス列mと同じ周期
であるので、第1のカウント手段41の計数値は逆起電
力検出手段1の出力するパルス列mの周期を計数したこ
とになる。その様子を第8図pに計数値をアナログ的に
示している。第2のカウント手段42には転送手段43
の出力するロードパルスSのタイミングで第1のカウン
ト手段41のカウント値Pが初期値として転送される。
第2のカウント手段42はパルス列mの周期を計数した
計数値pを2ckのクロックでダウンカウントするので
ロードパルスS(またはパルスmの立ち上がりエツジ)
のパルス列のちょうど中間点で計数値が零になる。その
様子を第8図qaにアナログ的に示しである。第2のカ
ウント手段42は計数値が零のときゼロフラグが出力さ
れるように構成されているので、第2のカウント手段4
2は第8図2に示すような遅延パルス2を出力する。パ
ルス列mは逆起電力検出手段1の出力するパルスで、パ
ルス列mの立ち上がりエツジは3相の固定子巻線11.
12.13に誘起される逆起電力a、b、cのゼロクロ
ス点を示すものであるから、パルス列mの立ち上がりエ
ツジで出力されるパルス列Sの間隔は電気角で60度に
相当する。
したがって第8図に示す2の立ち上がりエツジは逆起電
力a、b、cのゼロクロス点からちょうど電気角で30
度だけ遅延されたことになり、遅延パルスとして選択信
号発生手段6に出力される。なおロードパルスSとリセ
ットパルスrの位相関係は第8図に示しているとおりで
あり、リセットパルスrをロードパルスSより遅延させ
ているのは第1のカウント手段41のカウント値を第2
のカウント手段42に確実に転送させるためである。ま
た第8図ではパルスs、rのパルス幅を便宜上大きく記
しであるが、パルス周期に比べて十分に狭いものとする
第9図は第1図に示す本発明の一実施例におけるパルス
遅延手段3の他の実施例の要部回路構成図、第10図は
電動機の定常回転におけるその各部信号波形図である。
なお第5図と同一の機能を有するものについては同一の
符号を付して重複した説明は省略する。
第9図において、41は第1のカウント手段、42は第
2のカウント手段であり、第1のカウント手段は8ビツ
トの、第2のカウント手段は7ビツトのディジタルカウ
ンタで構成されている。第1のカウント手段41、第2
のカウント手段42にはそれぞれ同一のクロックckが
入力されている。第1のカウント手段41はクロックc
kをアップカウントし、第2のカウント手段42はクロ
ックckをダウンカウントする。45は7つのスイッチ
で構成されたスイッチ転送回路で、第7図に示す転送手
段43のロードパルスSにより短時間のあいだ接点に接
続され、第1のカウント手段41の計数値の最下位ビッ
トを除くビット(第9図の例では7ビツト分)が第2の
カウント手段42に転送される。
第9図に示すパルス遅延手段の動作について、まず永久
磁石回転子27が定常回転しているときについて第10
図を用いて説明する。
第2のカウント手段42には転送手段43の出力するロ
ードパルスSのタイミングで第1のカウント手段41の
計数値pが転送される。ただし第2のカウント手段42
には第1のカウント手段41の最下位ビットだけが捨て
られて転送されるので第10図qbに示すように第2の
カウント手段42の初期値は第1のカウント手段41の
計数値pの1/2の値が初期値として与えられることに
なる。第2のカウント手段42は、パルス列Sの周期を
計数した計数値の半分に相当するp/2をクロックck
でダウンカウントすることになるので、パルス列Sのち
ょうど中間点で計数値が零になる。したがって第2のカ
ウント手段42は第10図に示すような遅延パルス2を
出力する。したがって第10図に示す2の立ち上がりエ
ツジは逆起電力a、b、cのゼロクロス点からちょうど
電気角で30度だけ遅延されたことになる。
なお、第7図の実施例では第1、第2のカウント手段に
供給するクロックの周波数は異なるが、第9図の実施例
では11m類のクロックでよいという利点がある。
第11図は第1図に示す本発明の一実施例におけるパル
ス遅延手段3の他の実施例の回路構成図、第12図は回
転子の定常回転におけるその各部信号波形図である。
なお第7図、第9図と同一の機能を有するものについて
は同一の符号を付して重複した説明は省略する。
第11図において、61は第1のアップダウンカウント
手段、62は第2のアップダウンカウント手段である。
第1のアップダウンカウント手段61、第2のアップダ
ウンカウント手段62にはそれぞれアップカウント人力
CUとダウンカウント入力CDがある。また第1のアッ
プダウンカウント手段61、第2のアップダウンカウン
ト手段62はダウンカウントして計数値が零になったと
きそれぞれゼロフラグza、zbを出力する。63はク
ロック切換え回路で、クロック発生手段44の発生する
2種類のクロックパルスck、2ck (クロック周波
数Ckの2倍)をアップカウント人力CUに供給するか
、ダウンカウント入力CDに供給するかを逆起電力検出
手段lの出力するパルスmに応じて交互に切換える。6
4はオア回路で第1、第2のアップダウンカウント手段
61.62のそれぞれが出力するゼロフラグza、zb
が入力されて遅延パルスZを出力する。
第11図に示すパルス遅延回路の動作についてまず永久
磁石回転子27が定常側転しているときについて第12
図を用いて説明する。
まず最初にクロック切換え回路63のスイ・ンチは第1
1図に示す接点a側の位置にあったとする。すると第1
のアップダウンカウント手段61のアップカウント人力
CUにはクロックckが供給され、パルスmがクロック
切換え回路63に入力されるまで第1のアップダウンカ
ウント手段61はアップカウント動作を行う。次にパル
スmがクロック切換え回路63に入力されるとクロック
切換回路63のスイッチは接点す側に切換えられ、第1
のアンプダウンカウント手段61はダウンカウント動作
に切換わる。このとき第1のアップダウンカウント手段
61のダウンカウント入力にはクロック2ckが入力さ
れる。したがって、パルス列mの周期をアンプカウント
した計数値を2ckのクロックでダウンカウントするの
で、パルス列mのちょウド中間点で計数値が零になる。
その様子を第12図paに示す。その結果、第1のアッ
プダウンカウント手段61は第12図に示すようなゼロ
フラグzaを出力する。同様に第2のアップダウンカウ
ント手段62も第12図のpbに示すようなアンプダウ
ンカウント動作を繰り返し、第12図zbに示すような
ゼロフラグを出力する。ゼロフラグza、zbは交互に
発生するので、オア回路64からは第12図に示すよう
な信号2が出力され、第11図に示すパルス遅延手段は
立ち上がりエツジが逆起電力a、b、cのゼロクロス点
からちょうど電気角で30度だけ遅延された遅延パルス
2を出力することになる。
第7図、第9図の実施例では第1のカウント手段の計数
値を第2のカウント手段に転送する転送手段が必要であ
るが、第11図の実施例では転送手段が不要で、クロッ
ク切換え回路でアップカウント、ダウンカウント動作の
切換えだけを行えばよいという利点がある。
第13図は第1図に示す本発明の一実施例における論理
パルス発生手段2の回路構成図で、その各部信号波形図
を第14図に示す。
第13図において、81は6相のリングカウンタで逆起
電力検出手段1のパルス列mが入力され、6つの出力端
子には第14図に示すpi、p2.p3゜p4.p5.
p6の6相パルス信号を出力する。
これらパルス信号のパルス幅は電気角で60度である。
これらの6相パルス信号P1〜p6は第1図に示す位置
信号発生手段4と選択信号発生手段6にそれぞれ出力さ
れる。
第15図は第1図に示す本発明の一実施例における選択
信号発生手段6の回路構成図で、その各部信号波形図を
同じく第14図に示す。
第14図において、91.92.93.94.95.9
6はDフリップフロップで各クロック端子Cにはパルス
遅延手段3の出力する遅延パルス2が入力され、各り入
力端子には論理パルス発生手段2で出力された6相パル
ス信号Pi−P6が入力される。その結果、Dフリップ
フロップの各Q出力端子からは論理パルス発生手段2の
6相パルス信号p1〜p6をそれぞれ遅延パルス2のパ
ルス幅だけ遅延した6相信号t1〜t6を出力する。そ
の様子を第14図に示す。これらの6相パルス信号tl
〜t6は第6図の6相の選択信号となり、そのパルス幅
は電気角で60度で、逆起電力検出手段1に出力される
第16図は第1図に示す本発明の一実施例における位置
信号発生手段4の回路構成図で、その各部信号波形図を
第17図に示す。
第16図において、50は充放電用コンデンサ51に蓄
えられた電荷を放電させるためのリセット用スイッチ、
51は論理パルス発生手段2の出力に応じて鋸歯状波を
発生するための充放電用コンデンサ、52は充放電用コ
ンデンサ51に充電電流を供給するための定電流源回路
、54は入力が一コンデンサ51に接続されたバッファ
アンプである。コンデンサ51、スイッチ50、定電流
源回路52、バッファアンプ54で鋸歯状波発生手段1
(10を構成している。56は反転アンプで、バッファ
アンプ54の出力が接続されている。55はバッファア
ンプで入力には基準電圧源53が接続されている。バッ
ファアンプ54、バッファアンプ55および反転アンプ
56の各出力は信号合成手段101.102.103.
104.105.1(16に接続されている。なお、信
号合成手段101.102.103゜104、105.
1(16はそれぞれ同一の構成であるので、信号合成手
段101の構成だけを示しである。信号合成手段101
において、57.58.59はスイッチで、片方はそれ
ぞれバッファアンプ54.55および反転アンプ56?
こ接続され、スイッチ57.58.59の他方は共通接
続されて信号合成手段101の出力端子になっている。
次に第16図に示す位置信号発生手段4の動作について
第17図の各部信号波形図を用いて説明する。
鋸歯状波発生手段1(10のスイッチ51が開いている
ときはコンデンサ51には定電流回路52により一定電
流が供給され、スイッチ50が閉じたときはコンデンサ
51に蓄えられた電荷は瞬時に放電される。
ところがスイッチ50は逆起電力検出手段1の出力する
パルスmの立ち上がりエツジで短時間だけ閉じるように
構成されているので、パルスmの立ち上がりエツジでコ
ンデンサ51に蓄えられた電荷を瞬時に放電させ、鋸歯
状波発生手段1(10からは第17図stに示すような
パルスmと同位相の鋸歯状波が得られる。56は反転ア
ンプで、バッファアンプ54の出力stが接続されるの
で、反転アンプ56の出力からは第17図stbに示す
ような、stを反転した信号が得られる。第17図sf
は基準電圧源53を示す波形で、大きさは鋸歯状波st
のピーク値に等しく設定されている。信号合成手段10
1を構成するスイッチ57.58.59は論理パルス発
生手段2の出力するパルス信号pl、p2.p3に応じ
てオン・オフ(信号“H11でスイッチオン、信号“L
”でスイッチオフ)するので、バッファアンプ54.−
55および反転アンプ56の出力は信号合成手段101
にて合成され、出力端子dからは第17図dに示す位置
信号波形が得られる。
以下、同様にして信号合成手段102.103.104
゜105、1(16の各出力端子からは、パルス信号(
P2゜p3.p4)、(p3.p4.p5)、(p4゜
p5.p6)、(p5.p6.pi)、(p6゜pl、
p2)に応じて位置信号e、f、g、h。
iが出力される。第17図d −iの信号は回転子27
の位置信号となり第1図の固定子巻線電力供給手段5に
入力される。
以上の説明で明らかなように、本発明の無整流子電動機
では、逆起電力検出手段1は固定子巻線11、12.1
3に誘起される逆起電力a、b、cのゼロクロス点を検
出して変換パルスmに変換し、論理パルス発生手段2は
この変換パルスmを受けて6相のパルス信号pi−p6
を作成している。この6相パルス信号p1〜p6は位置
信号合成手段4に入力され、第17図d −iに示すよ
うな回転子位置信号に変化される。そして最後に電力供
給手段5はその回転子位置信号d % iに応じて固定
子巻線11.12.13に第4図j、に、lに示すよう
な駆動電流を順次両方向に供給し、その結果永久磁石回
転子27は回転される。また、逆起電力検出手段1の変
換パルスmは、パルス遅延手段3で電気角で30度だけ
遅延されて遅延パルス2に変換される。6相パルス信号
p1〜p6は、選択信号発生手段6により遅延パルス2
のパルス幅だけ遅延された6相の選択信号tl−t6に
変換され、逆起電力検出手段lに入力される。
したがって、本発明の無整流子電動機は、ホール素子の
如き回転子位置検出素子を設けずに固定子巻線に流れる
電流を両方向に流せる全波駆動方式の電動機を構成する
ことができる。
なお、本発明に係わるパルス遅延手段において第7図の
一実施例では、第2のカウント手段に入力されるクロッ
ク周波数は第1のカウント手段に入力されるクロック周
波数の2倍として説明したが整数倍であってもよい。ま
た、本発明に係わるパルス遅延手段において第10図の
一実施例では、定常回転時における第2のカウント手段
に初期値として転送される値は2分の1となるように選
んだが整数分の1でもよい。また、本発明に係わるパル
ス遅延手段において第12図の一実施例では、アップカ
ウント入力端子とダウンカウント入力端子のうち一方の
入力端子に入力されるクロック周波数は他方の入力端子
に入力されるクロック周波数の2倍として説明したが整
数倍でも構成できることは言うまでもない。
なお、本発明に係わる逆起電力検出手段1は、第4図に
示すように固定子巻線の中性点電位6を検出するために
共通接続した3本の抵抗を使用して行っているが、直接
電動機の固定子巻線の中性点から信号線を引き出して使
用しても可能であることは言うまでもない。また、実施
例では固定子巻線がY結線である3相の電動機に限った
が、相数は3相に限らず何相であってもよい。また本発
明の無整流子電動機は固定子巻線がΔ結線された電動機
に適用することも可能である。
発明の効果 本発明は、以上説明したように構成されているので、以
下に記載されるような効果を奏する。
本発明の無整流子直流電動機は、逆起電力検出手段で固
定子巻線に誘起される逆起電力のゼロクロス点のみを検
出しているので、ホール素子の如き回転子位置検出素子
が不要でありながら、固定子巻線に流れる電流を両方向
に供給する全波駆動方式の電動機が容易に構成できる。
したがって固定子巻線の一方向だけに電流を供給する半
波駆動方式に比べて固定子巻線の利用率が高く、高効率
で、高発生トルクの電動機を提供することができる。
さらには従来の無整流子電動機のような回転子位置検出
素子が不要のため、素子の取付は位置調整の煩雑さや配
線数が削減され、大幅にコストが低減される。
さらには電動機内部に回転子位置検出素子を取り付ける
必要がないため電動機は構造上の制約を受けず超小型化
、超薄型化が可能となる。
さらに、本発明の無整流子直流電動機は各固定子巻線に
誘起される逆起電力のゼロクロス点間の時間を常に計数
し、その計数値をもとに次に通電すべき固定子巻線の通
電位相を決定しているので、電動機の回転数を変化させ
た場合にも次に通電すべき固定子巻線の通電位相が変化
することはなく、常に安定した駆動が得られるという優
れた効果も併せて備えている。しかも、固定子巻線の通
電状態から次に検出すべき相の逆起電力のみをパルス信
号列に変換するように選択回路を付加しているので、逆
起電力のゼロクロス点誤検出による相切換えの誤動作も
なく、常に安定した駆動が得られる。したがって、電動
機の回転数を任意に変える必要がある用途にも適用する
ことが可能となる。
さらに、本発明の無整流子直流電動機は各固定子巻線に
通電される電流の相切換えは極めて滑らかに行われるの
で、固定子巻線に流れる電流が急峻にオン・オフされる
こともなく、切換えに伴うスパイク状電圧を低減するた
めに比較的大きなコンデンサを含むフィルタ回路を固定
子巻線の通電端子に接続することが不要で、高速回転時
にも振動、騒音の極めて少ない無整流子直流電動機を提
供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の無整流子直流電動機の一実施例の構成
を示すブロック図、第2図は本発明の一実施例における
電動機とそれを構成する固定子巻線電力供給手段の一実
施例を示す回路構成図、第3図は従来例における固定子
巻締電力供給手段の各部信号波形図、第4図は本発明の
一実施例における固定子巻線電力供給手段の各部信号波
形図、第5図は本発明の一実施例を構成する逆起電力検
出手段の一実施例を示す回路構成図、第6図は第5図の
各部信号波形図、第7図は本発明の一実施例を構成する
パルス遅延手段の一実施例を示す回路構成図、第8図は
第7図において定常回転した場合の各部信号波形図、第
9図は本発明の一実施例を構成するパルス遅延手段の他
の実施例の要部回路構成図、第1θ図は第9図において
定常回転した場合の各部信号波形図、第11図は本発明
の一実施例を構成するパルス遅延手段の他の一実施例を
示す回路構成図、第12図は第it図において定常回転
した場合の各部信号波形図、第13図は本発明の一実施
例を構成する論理パルス発生手段の一実施例を示す回路
構成図、第14図は本発明の一実施例を構成する論理パ
ルス発生手段と本発明の一実施例を構成する選択信号発
生手段の一実施例の動作を説明する信号波形図、第15
図は本発明の一実施例を構成する選択信号発生手段の一
実施例を示す回路構成図、第16図は本発明の一実施例
を構成する位置信号発生手段の一実施例を示す回路構成
図、第17図は第16図の動作を説明する信号波形図で
ある。 l・・・・・・逆起電力検出手段、2・・・・・・論理
ノ々ルス発生手段、3・・・・・・パルス遅延手段、4
・・・・・・位置信号発生手段、5・・・・・・固定子
巻線電力供給手段、6・・・・・・選択信号発生手段、
IL 12.13・・・・・・固定子巻線、41・・・
・・・第1のカウント手段、42・・・・・・第2のカ
ウント手段、61・・・・・・第1のアップダウンカウ
ント手段、62・・・・・・第2のアップダウンカウン
ト手段。 代理人の氏名 弁理士 粟野重孝 はか1名第 3 2図 図 /−一進gt2検出手9 2−−11ハ0ルス兜i手役 3−・・ノずルスILJ7L′4役 4− 征1福号¥生手受 5− 固定子息廠電カ槽蛤子役 第 図 第 図 第 図 1/ 第 図 第 図 第 図 、d/ 第11図 第12図 第15図 第16図 b

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)複数相の固定子巻線のそれぞれに発生する逆起電
    力を検出し選択信号に応じて1相の逆起電力のみを順次
    パルス整形してパルス信号列を発生させる逆起電力検出
    手段と、前記パルス信号列が入力されその信号列を遅延
    して得られる遅延パルスを出力するパルス遅延手段と、
    前記逆起電力検出手段のパルス信号列を分周して逆起電
    力と同じ周波数の複数相のパルス信号を発生する論理パ
    ルス発生手段と、前記パルス遅延手段の遅延パルスが入
    力されこの遅延パルスにより前記論理パルス発生手段の
    パルス信号を遅延させて得られる選択信号を前記逆起電
    力検出手段に出力する選択信号発生手段と、前記論理パ
    ルス発生手段の出力信号より回転子の回転位置信号を合
    成する位置信号合成手段と、前記回転位置信号に応じて
    固定子巻線を付勢する固定子巻線電力供給手段とを含ん
    で構成されたことを特徴とする無整流子直流電動機。
  2. (2)パルス遅延手段は、逆起電力検出手段の出力する
    パルス信号列の周期を計数し計数した周期に比例もしく
    は略比例した時間だけ遅延させた遅延パルスを出力する
    ように構成されたことを特徴とする請求項(1)記載の
    無整流子直流電動機。
  3. (3)パルス遅延手段は、逆起電力検出手段の出力する
    パルス信号列の周期の整数分の1の時間だけ遅延させた
    遅延パルスを出力するように構成されたことを特徴とす
    る請求項(1)記載の無整流子直流電動機。
  4. (4)パルス遅延手段は、逆起電力検出手段の出力する
    パルス信号列の周期の2分の1の時間だけ遅延させた遅
    延パルスを出力するように構成されたことを特徴とする
    請求項(1)記載の無整流子直流電動機。
  5. (5)パルス遅延手段は、逆起電力検出手段の出力する
    パルス信号列の周期を計数する第1のカウント手段と、
    前記第1のカウント手段の計数値を第2のカウント手段
    に転送する転送手段と、転送された計数値から複数の固
    定子巻線の選択信号を演算出力する第2のカウント手段
    と、前記第1および第2のカウント手段にクロックを入
    力するクロック発生手段とを含んで構成されたことを特
    徴とする請求項(1)記載の無整流子直流電動機。
  6. (6)転送手段は第1のカウント手段の計数値に応じて
    第2のカウント手段に転送される初期値を異なるように
    したことを特徴とする請求項(5)記載の無整流子直流
    電動機。
  7. (7)転送手段は第1のカウント手段の計数値の整数分
    の1の値を第2のカウント手段に転送するように構成さ
    れたことを特徴とする請求項(5)記載の無整流子直流
    電動機。
  8. (8)転送手段は第1のカウント手段の計数値の2分の
    1の値を第2のカウント手段に転送するように構成され
    たことを特徴とする請求項(5)記載の無整流子直流電
    動機。
  9. (9)第2のカウント手段に入力されるクロック周波数
    は第1のカウント手段に入力されるクロック周波数と異
    なるようにしたことを特徴とする請求項(5)記載の無
    整流子直流電動機。
  10. (10)第2のカウント手段に入力されるクロック周波
    数は第1のカウント手段に入力されるクロック周波数の
    整数倍にしたことを特徴とする請求項(5)記載の無整
    流子直流電動機。
  11. (11)第2のカウント手段に入力されるクロック周波
    数は第1のカウント手段に入力されるクロック周波数の
    2倍にしたことを特徴とする請求項(5)記載の無整流
    子直流電動機。
  12. (12)パルス遅延手段は、逆起電力検出手段の発生す
    るパルス列に応じてアップカウント動作とダウンカウン
    ト動作が切換えられ一方がアップカウント動作のときは
    他方はダウンカウント動作をする第1および第2のアッ
    プダウンカウント手段と、前記第1および第2のアップ
    ダウンカウント手段にクロックを入力するクロック発生
    手段とを含んで構成されたことを特徴とする請求項(1
    )記載の無整流子直流電動機。
  13. (13)第1および第2のアップダウンカウント手段は
    一方のカウント入力端子に入力されるクロック周波数は
    他方のカウント入力端子に入力されるクロック周波数と
    異なるようにしたことを特徴とする請求項(12)記載
    の無整流子直流電動機。
  14. (14)第1および第2のアップダウンカウント手段は
    一方のカウント入力端子に入力されるクロック周波数は
    他方のカウント入力端子に入力されるクロック周波数の
    整数倍にしたことを特徴とする請求項(12)記載の無
    整流子直流電動機。
  15. (15)第1および第2のアップダウンカウント手段は
    一方のカウント入力端子に入力されるクロック周波数は
    他方のカウント入力端子に入力されるクロック周波数の
    2倍にしたことを特徴とする請求項(12)記載の無整
    流子直流電動機。
  16. (16)位置信号発生手段は論理パルス発生手段のパル
    ス信号に応じて鋸歯状波を発生する鋸歯状波発生手段と
    、論理パルス発生手段のパルス信号に応じて複数相の位
    置信号を合成する信号合成手段を含んで構成されたこと
    を特徴とする請求項(1)記載の無整流子直流電動機。
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