JPH0454660Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0454660Y2
JPH0454660Y2 JP1985195633U JP19563385U JPH0454660Y2 JP H0454660 Y2 JPH0454660 Y2 JP H0454660Y2 JP 1985195633 U JP1985195633 U JP 1985195633U JP 19563385 U JP19563385 U JP 19563385U JP H0454660 Y2 JPH0454660 Y2 JP H0454660Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hole
flange
conductive rod
inner end
bushing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1985195633U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62102230U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985195633U priority Critical patent/JPH0454660Y2/ja
Publication of JPS62102230U publication Critical patent/JPS62102230U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0454660Y2 publication Critical patent/JPH0454660Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Arc-Extinguishing Devices That Are Switches (AREA)
  • Insulators (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ガス開閉器など、ケース内にガス体
を封入した開閉器のケースを貫通する導体を引き
込むための気密絶縁ブツシングに関する。
〔従来の技術〕
従来のガス開閉器においては、ケース内部の接
触子から外部にケーブルを引き出す部分の構造は
第2図に示すような方式が採用されていた。
図において、1は開閉器のケース、2はケース
1を内側から外側に貫通する絶縁ブツシングで、
中心軸部に貫通孔2aを設けている。3は貫通孔
2a内を貫通し嵌着された導電部で、貫通孔2a
内を貫通する導電棒4を有し、導電棒4の内部突
出部4bはこの場合、固定接触子を形成してい
る。
21は貫通孔2aの内端部を閉塞するフランジ
で、ブツシング内端面2cに当接する当接面21
aを有し、その内周部は導電棒4にろう付け等の
方法で気密に固着されている。当接面21aには
Oリング溝21bを設けてOリング10を嵌着
し、ブツシング端面とフランジ21の間をシール
している。
貫通孔2aの内端面2dに導電棒4と貫通孔2
a内壁間にパツキン22を挿嵌し、貫通孔2aの
外端部2eに導電棒4と貫通孔2a内壁間に嵌合
され、貫通孔2aの外端面2bに当接する断面L
字状のパツキン23を挿嵌する。導電棒4の貫通
孔2aの外部導出部4aにはねじ部4fを設け、
貫通孔外端面2bを前記パツキン23を介し、座
金24、スプリングワツシヤ25、ナツト26に
て螺合締め付ける。
導電棒4の外部導出部4aの先端には、端子2
7を螺着する。28は回り止め用のカシメピンで
ある。29は導電棒外部導出部4aの中間部に嵌
合された支持台で、端子カバー30を支持する。
貫通孔2a内のパツキン22,23で挟まれた空
間2fに樹脂充填材31を充填シールすることも
できる。ケース1のブツシング2との間には、O
リング12,パツキン13を介挿する。
このように、従来においては、導電棒4とフラ
ンジ21とろう付けにより固定することにより気
密、水密保持を図つていた。また、導電棒4の外
部導出部4aがボルト式(スタツド方式)で、こ
れに端子27を螺着することにより外部電線との
接続を行つていた。
ガス開閉器は絶縁性能が良いので、相間距離を
短縮できるが、スタツド方式であるとケース外の
部分が気中であるため絶縁性能が悪いので、異相
間距離が短くとれず、端子カバー30等の大型の
絶縁部材を必要とする。
最近では、このスタツド方式に代わつて、コー
ン付電線の採用が考慮されている。即ち、コーン
付電線は導電部がケース外部に露出していないの
で、相間距離を短くでき、耐汚損性能を上げるこ
とができる。
ところが、コーン付電線は、引き出し線の部分
から開閉器ケースの内部に露出させる導電棒の部
分まで一体的に形成するため、絶縁ブツシングと
導電棒の間の気密性について考慮する必要があ
り、従来のスタツド方式のシール構造をそのまま
コーン付電線の場合に適用することはできない。
すなわち、第2図の構造のように、導電棒4の
先端がボルト式であれば、導電棒4の基端にフラ
ンジ21をろう付けで固定していても樹脂充填剤
31の充填やシール及びその後の端子27の螺着
工程になんら支障がない。しかし、導電棒4の先
端が既にコーン付電線として形成されていると、
導電棒の基端にフランジがろう付けされていて
は、樹脂充填剤の注入ができず、結局、第2図の
ようなシール構造を適用することが不可能であ
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案は、上記コーン付電線を開閉器の引き出
しケーブルとして使用するに際し、経年変化、温
度変化等に対して気密性、水密性を保証すること
のできる信頼性の高いシール構造を提供すること
を目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、導電棒と引出導線を接続しストレス
コーンを一体的に形成したコーン付導電部を絶縁
ブツシングの貫通孔内に挿通し、ストレスコーン
を絶縁ブツシングの外端面に当接し、前記導電棒
を絶縁ブツシングの内端面より突出させた開閉器
の気密絶縁ブツシングにおいて、 前記導電棒の貫通孔内端部付近に、貫通孔内端
面に当接する鍔部と貫通孔内端部に嵌入される筒
部とを有するフランジを螺合し、このフランジ鍔
部における貫通孔内端面との当接面に設けたOリ
ング溝に、フランジ鍔部と貫通孔内端面との間を
シールする第1のOリングを嵌着し、前記導電部
の貫通孔内端部付近外周に形成したOリング溝
に、前記フランジの筒部内周面との間をシールす
る第2のOリングを嵌着し、前記ストレスコーン
の径小部の先端と貫通孔内端部付近との間の貫通
孔内周と導電棒との間に、シールパツキンを介し
て合成樹脂充填剤を充填した構造を特徴とする。
〔作用〕
上記のように構成すれば、合成樹脂充填剤を充
填後、フランジを螺合することができ、充填作業
や組立作業に何ら支障がない。またOリングを介
挿し、その圧縮率を規定値に納めることにより、
気密を充分に保持でき、温度変化や経年的にも信
頼性を保つことができる。
〔実施例〕
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて具
体的に説明する。なお、図中第2図と同一または
同等部分は同一符号にて示している。
第1図は本考案の実施例の断面図であり、1は
開閉器のケース、2はケース1を内部から外部に
貫通する絶縁ブツシングで、中心軸部に貫通孔2
aを設けている。3はブツシング2内を貫通し嵌
着された導電部で、貫通孔2a内を貫通する導電
棒4、導電棒4のケース外部導出部4aに接続さ
れた引出導線5、ブツシング2の外端面2bに接
し、前記導電棒4および引出導線5を覆い、一体
にまたは一体的に成形されたストレスコーン6よ
りなる。導電棒4の内部突出部4bはこの場合固
定接触子を形成している。導電棒4の外部導出部
4aはブツシング2の外端面2bより突出し、そ
の端部に設けた挿入孔4cに導線5の心線を挿入
し、接続している。
コーン6は貫通孔2aの外端面2bに接し、導
線5に向け傾斜面を有するコーン本体6aと、貫
通孔2a内中程まで嵌入され導電部3と貫通孔2
aとの間に介在する径小部6bとを有する。この
場合、径小部6bは中程に進むに従って、さらに
径小にする2段式としている。
貫通孔2a内中程でコーン6に連接して導電棒
4と貫通孔2aとの間にシールパツキン7を挿入
し、それより貫通孔内端部2dに向け所定の範
囲、導電棒4と貫通孔2aとの間に合成樹脂充填
材8を充填しシールする。
シールパッキン7は、開閉器使用中温度変化に
より合成樹脂充填材が膨張収縮したとき、その寸
法変化による圧力がコーンに伝達されてコーンと
ブツシング碍子端面当接部が剥離することのない
ようにするための緩衝材として作用する。
9は貫通孔内端部2dを閉塞するフランジで、
ブツシング内端面2cに接する鍔部9aと、貫通
孔2a内に嵌入し、導電棒4を貫通する通孔9c
を有する筒部9bと、鍔部内周に雌ねじ部9dと
を設け、導電棒4にはこの雌ねじ部9dに螺合す
る雄ねじ部4dを設ける。フランジ9の鍔部9a
のブツシング端面2cへの当接面全周にわたつて
Oリング溝9eを設け、第1のOリング10を装
着する。フランジ9の通孔9cに挿通される導体
4の挿通部分にOリング溝4eを設け、第2のO
リング11を装着する。
前記フランジ9を導電棒4の雄ねじ部4dにね
じ込むと、筒部9bの内周面と導電棒4の外周と
が第2のOリング11によりシールされ、従つて
フランジ9と導電棒4の螺合部がシールされる。
また、フランジ鍔部9aとブツシング内端面2c
が第1のOリング10を介して密接し、ブツシン
グ2の内部と開閉器ケース1の内部とは、第1の
Oリング10によりシールされる。なお、各Oリ
ング10,11の装着部には高真空用グリースを
塗布してシール効果を高める。
組立時、導電部3を、導電棒4を先頭にブツシ
ング貫通孔2a内に挿通し、コーン本体6aをブ
ツシング貫通孔外端面2bに密接接着し、コーン
径小部6bを貫通孔2a内に嵌入し、貫通孔内周
面との間を接着する。コーン嵌入部内面に連接し
て予めシールパツキン7を嵌合しておき、樹脂充
填し、Oリング10,11を装着してフランジ9
を螺合して組立完了する。
導電棒4は、開閉器の使用温度が−20℃〜+95
℃の範囲で、その温度変化により、ブツシング2
に対して長手方向に伸縮するが、第2のOリング
11はOリング溝4e内で若干転動あるいは摺動
することができるため、その伸縮に対してシール
効果を維持することができる。また、ブツシング
貫通孔2aの内周の径の精度を出すことは困難で
あるが、ブツシング2とフランジ9とは、ブツシ
ング内端面2c即ち径方向の面上でシールを行う
構成であるので、シール効果はブツシング2の寸
法精度に関係がなく、さらにブツシング2と導電
棒4とが偏心していても、その影響を受けること
がないので設計上、組立上厳密さを要求されず工
数の削減、コスト削減ができる。
開閉器ケース1の開口部内周はしぼり加工によ
りS字状断面に成形Oリング装着部1aを形成
し、ここにOリング12を介してブツシング2を
装着する。ケース1とブツシング2との間には、
パツキン13,14、押え金具15を介挿し、ス
タツドボルト16、ナツト等により取付ける。
〔考案の効果〕
上述したように、本考案によれば、コーン付電
線を引出導線として使用した場合でも、容易に組
み立てやシールを行うことができ、しかも、ブツ
シングの製作精度あるいは使用時の温度変化に影
響されることなく、ブツシングを通じてのケース
内外の気密性を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の断面図、第2図は従
来のブツシング装置の断面図である。 1……ケース、1a……Oリング装着部、2…
…ブツシング、2a……貫通孔、2b……外端
面、2c……内端面、2d……内端部、2e……
外端部、2f……空間、3……導電部、4……導
電棒、4a……外部導出部、4b……内部突出
部、4c……挿入孔、4d……雄ねじ部、4e…
…Oリング溝、5……引出導線、6……ストレス
コーン、6a……コーン本体、6b……径小部、
7……シールパツキン、8……合成樹脂充填材、
9……フランジ、9a……鍔部、9b……筒部、
9c……通孔、9d……雌ねじ部、9e……Oリ
ング溝、10……第1のOリング、11……第2
のOリング、12……Oリング、13,14……
パツキン、15……押え金具、16……スタツド
ボルト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 導電棒4と引出導線5を接続しストレスコーン
    6を一体的に形成したコーン付導電部3を絶縁ブ
    ツシング2の貫通孔2a内に挿通し、ストレスコ
    ーン6を絶縁ブツシング2の外端面2bに当接
    し、前記導電棒4を絶縁ブツシング2の内端面2
    cより突出させた開閉器の気密絶縁ブツシングに
    おいて、 前記導電棒4の貫通孔内端部2d付近に、貫通
    孔内端面2cに当接する鍔部9aと貫通孔内端部
    2dに嵌入される筒部9bとを有するフランジ9
    を螺合し、このフランジ鍔部9aにおける貫通孔
    内端面2cとの当接面に設けたOリング溝9e
    に、フランジ鍔部9aと貫通孔内端面2cとの間
    をシールする第1のOリング10を嵌着し、前記
    導電部3の貫通孔内端部2d付近外周に形成した
    Oリング溝4eに、前記フランジ9の筒部9b内
    周面との間をシールする第2のOリング11を嵌
    着し、前記ストレスコーン6の径小部6bの先端
    と貫通孔内端部2d付近との間の貫通孔2a内周
    と導電棒4との間に、シールパツキン7を介して
    合成樹脂充填剤8を充填した構造を特徴とする開
    閉器の気密絶縁ブツシング。
JP1985195633U 1985-12-18 1985-12-18 Expired JPH0454660Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985195633U JPH0454660Y2 (ja) 1985-12-18 1985-12-18

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985195633U JPH0454660Y2 (ja) 1985-12-18 1985-12-18

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62102230U JPS62102230U (ja) 1987-06-29
JPH0454660Y2 true JPH0454660Y2 (ja) 1992-12-22

Family

ID=31153695

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985195633U Expired JPH0454660Y2 (ja) 1985-12-18 1985-12-18

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0454660Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4700820B2 (ja) * 2001-02-21 2011-06-15 日本高圧電気株式会社 開閉器等におけるリードレス型ブッシング
JP6151102B2 (ja) * 2013-06-21 2017-06-21 中部電力株式会社 アタッチメント

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6321076Y2 (ja) * 1979-02-23 1988-06-10
JPS5657442U (ja) * 1979-10-11 1981-05-18

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62102230U (ja) 1987-06-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3770878A (en) Hermetically sealed electrical terminal
JPH0454660Y2 (ja)
US2422379A (en) Electric bushing
JPS63211577A (ja) 燃料タンク用コネクタ
JPH09274947A (ja) 機器直結形ケーブル接続部
CA1070404A (en) Electrical connector and housing therefor
US3794958A (en) High voltage connector
JPH1032142A (ja) 電気機器の碍子形端子
JPS626823Y2 (ja)
JP3381999B2 (ja) ガス開閉器気密取付用エポキシ樹脂モールドブッシング
JPH01202846A (ja) 半導体装置
JPS6015376Y2 (ja) ガス絶縁電気機器の絶縁体取付構造
US3143692A (en) Capacitor with housing end seal
JP2532601Y2 (ja) 同軸ケーブル用コネクタ
JPS6321870Y2 (ja)
JPS6240495Y2 (ja)
JPS6223007Y2 (ja)
KR920007518Y1 (ko) 변압기의 2차측 터미널구조
JP2000245047A (ja) 絶縁電力ケーブルの端末処理部
JPH0727571Y2 (ja) ケーブル導体接続部
JPS605487Y2 (ja) 真空開閉器
JPS5924091Y2 (ja) ブツシング
JPH0724786Y2 (ja) 密閉機器の絶縁端子
JP2600129Y2 (ja) 電子機器における接栓部体取付機構
JPS6111943Y2 (ja)