JPS6223007Y2 - - Google Patents

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JPS6223007Y2
JPS6223007Y2 JP9436079U JP9436079U JPS6223007Y2 JP S6223007 Y2 JPS6223007 Y2 JP S6223007Y2 JP 9436079 U JP9436079 U JP 9436079U JP 9436079 U JP9436079 U JP 9436079U JP S6223007 Y2 JPS6223007 Y2 JP S6223007Y2
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JP
Japan
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electrode rod
case
mounting plate
insulating material
outer periphery
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JP9436079U
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English (en)
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JPS5613334U (ja
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  • Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は配電線の途中において電源の遮断を
必要とする箇所に介設されるガス開閉器に関する
もので、詳しくはそのガス開閉器において口出線
の引き出される部分の構造に関するものである。
この種の開閉器の口出部にあつては、ケースと
電極棒との間の内部ガスの洩れ防止と絶縁に配慮
しなければならない。しかし内部ガスに直接晒さ
れる部材は、ガスに対する耐久度の高い特殊な部
材であることが要求され、必然機械的強度は犠牲
となり、電極棒に大きな回動力が加えられると気
密が破れるという欠点がある。一方、作業の簡易
化によつて電極棒の先端には接続器具を介してケ
ーブルが結合される関係上、上記電極棒には大き
な回動力が加えられることが多く、上記電極棒を
上記ケース孔縁へ厳固に固着しなければならない
という要求が生じ、その問題解決が必要となつて
いた。
そこで本考案は、上述の問題点を除くようにし
たもので、ガス洩れ防止に対する配慮と、機械的
強度の向上と閃絡防止に対する配慮が一拠に可能
となる簡易構成のガス開閉器の口出部を提供しよ
うとするものである。
以下本願実施例を示す図面について説明する。
1は、実願昭53−14477号(実開昭54−118659
号)明細書においても説明したように内部にガス
が充満されている開閉器のケースにおけるケース
本体の一部を示し、ステンレス材を使用して腐蝕
が防止されるようにしてある。尚ケース本体の接
合部はすべて溶接(ろう付けを含む)によつて接
合されパツキング等のガスに犯され易い部材は使
用されておらず気密の信頼性が得られるように構
成されるものである。2はステンレス材にて形成
された中空の保護筒を示し、電極棒8に対して同
心円状に配設されている。電極棒8は夫々別体形
成された電極棒要素8aと8bとを連結一体化し
て構成され、その連結は一方の要素8aに備える
雄ねじ8′と他方の要素8bに備える雌ねじ8″と
の螺合結合により行なつている。一方、ケース本
体1に形成された透孔1aの孔縁1′と電極棒8
との間に介設されている第1の封着用の部材、即
ち環状の取付金具3、中空の筒体5、環状(ドー
ナツ板状)の封着金具6等はケース本体内のガス
が外部に洩れることを防止し得るよう互いに気密
的に接合されたものであり、金具3,6は金属封
着材料、例えばコバール材が用いられ、他の部材
との接合は銀ロウ付けによつて行なわれており、
自体には膨張収縮が加えられた場合でも自体が破
壊することのないよう緩衝用のたるみ3a,6a
が形成してある。又筒体5は絶縁材料例えばアル
ミナ磁器材で構成され、これの外周には沿面距離
を増すために環状の絶縁突起15がモールド成型
手段によつて一体的に具備させてある。この絶縁
突起15は一例としてエポキシ系樹脂のウレタン
偏成で構成され、筒体5の外周沿面を走ろうとす
る沿面放電(閃絡電圧)を予め防止している。7
は封着金具6の一面(後述の取付板に対向する
面)6′に気密効果を高め得るよう覆着具備され
た絶縁物で、上記絶縁突起15と同様にエポキシ
系絶縁材で構成されている。
次に中空筒状の保護筒2の元部は前記ケース本
体の孔縁1′の内周面に対して気密的に溶着され
てあり、先部にはドーナツ状の取付板11を気密
が得られるように溶着されている。又この取付板
11は保護筒2と同様の材料でもつて型成すると
共にこの外周部には外周に雄ねじ12を有する連
結環4が溶着されている。9は電極棒8の周囲に
被覆されたエポキシ系樹脂よりなる絶縁物であつ
て、その形状は適切な電界が得られるようにコー
ン状に型成されていると共に、ケース外の電極棒
外周に位置する部分から前記封着金具6に近接す
る位置まで延設されている。13は絶縁物9の周
囲に型成された凹部10に対して充填された充填
物で、導電性ゴム材料が用いられ、取付板11に
おける内周部の内周端11′に対する電界を緩和
すべく配設し、かつ同時に絶縁材9と取付板11
との気密的な結合の役割を果している。なお取付
板11の内周端11′は電極に対して平行に曲げ
形成され、端面が電極に対向しないようにしてあ
る。14は内部を中空にした接触片を示し、弾力
性が得られるように割目14′が多数入れられ、
図示外のケーブルの先端に付されたコネクターの
ピン接触子が挿入され得るようにしてある。また
図示外のケーブルの先端には、前記連結環4に螺
合させて一体化させ得るようにした接続金具が具
備させてある。17は前記絶縁物7と同様の材料
で形成された絶縁物を示す。
次に上記構成の口出部の組立順について説明す
る。通常先ず、筒体5の外周に取付金具3の内周
部3bをろう付けすると共に、電極棒要素8aと
は別体にしてある要素8bの外周と封着金具6の
内周部6bと及び封着金具6の外周部6cと筒体
5の一端とを夫々ろう付けする。そしてこのろう
付状態において、予めケース本体1に元部を溶接
してある保護筒2に対し取付金具3の外周部3c
を溶接する。次に、電極棒要素8aの外周に絶縁
物9と取付板11及び充填材13等を付設した部
材を前記ケース本体1に取付けられた筒体5内に
ケース外方から挿入し、スプリングワツシヤ16
を嵌め付けた雄ねじ8′を雌ねじ8″に螺合締着し
て連結する。尚この挿入連結前において、予めケ
ース外側(保護筒2の内側)から液状の絶縁物7
を封着金具6の外面(前記取付板対向面6′)上
に注入し、しかもその注入量は、封着金具6の外
面6′及び上記挿入された絶縁物9の端部9a等
を完全に覆う量にしておく。これにより前記連結
した状態で絶縁物7が硬化すると、該絶縁物7と
前記絶縁物9とは一体化した状態となる。次に取
付板11の外周部を保護筒2の先部2′に溶接
し、内部の気密を保つと共に第1の封着部Aに対
する機械的強度を高める。更に筒体5の外周(充
電部とアースとの間の位置)に絶縁突起15を形
成し、また取付板11の外面を覆うように絶縁物
17を付設し、第1図の如く組立ては完了する。
上記のようにして第1図の如き状態に組立てら
れた構造にあつては、ケース本体1内に充填され
た消弧性ガス(六弗化硫黄ガス)は第1の封着部
Aによつて外部へ洩れることが防止される。しか
し前記金具3,6及び筒体5等の材料はガスに犯
されないことを前提として選ばれる関係上相互の
機械的な強度は弱く、電極棒8に対して大きな回
動力が加わつた場合の耐力は非常に弱いものであ
り、その信頼度は低い。しかし図示のものは保護
筒2に取付板11、絶縁物9等によつて第2の封
着部Bが構成されており、しかもこれらの部材は
ガスに直接触れるものではない為、機械的強度の
強い材料を選んで厳固に連結することが出来る。
従つて電極棒8はこれらの第2の封着部を介して
ケース本体に固定され、その結果電極棒に対して
回動力が及んでもよくそれに耐えることが出来
る。更に、封着金具6と取付板11との間に位置
する電極棒8を絶縁物7及び9によつて完全に覆
つているから、充電部(電極棒8)とアース(取
付金具3)との間での沿面閃絡は予め防止され
る。
以上のようにこの考案にあつては、ケース本体
1における透孔の内周縁1′と電極棒8との間を
ガス洩れ不能に封着すると共にその封着とは別
に、反ケース側へ伸びる保護筒2、保護筒の先部
2′から電極棒8の方向に伸びるドーナツ状の取
付板11及び電極棒に対して周設される絶縁物9
を介して電極棒8をケース孔縁1′に気密状に連
結するものであるから、これらの連結部材は第2
の予備的な封着部としての役割を果し、これらの
内側を第2気密室Cにしてケース内のガス洩れを
防止する効果がある。
またこれらの連結部材は、第1の封着部Aと異
なつてケース内のガスに直接晒されないので、機
械的に厳固な材料を用いることができ、結果とし
てケース孔縁1′に対して電極棒8が回動しよう
とする力を、これらの連結部材で厳固に阻止でき
る実用上の効果もある。
しかも上記の効果を得る為に、ケース本体1に
おける透孔の内周縁1′から電極棒8の方向に向
けて、また電極棒8から外周方向に向けて夫々封
着用の導電部材(3,6)が延びて相互に近ずく
(短絡し易いようになる)構成であつても、本考
案にあつては、電極棒8から外周方向に延びる封
着金具6の一面(取付板11に対向する面6′)
に絶縁物7を覆着させると共に、その絶縁物7と
上記取付板11との間に存在する電極棒8は、電
極棒被覆用の絶縁物9で完全に(露出部がないよ
うに)覆われる構造であるから、衝撃波が入来し
てもこれに対する耐電圧性能は高く、閃絡事故を
発生させ難い構造上の利点がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本願の実施例を示すもので、第1図は要
部断面図。 1……ケース本体、2……保護筒、11……取
付板、7,9……絶縁物、8……電極棒、3……
取付金具、5……筒体、6……封着金具。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ケースの壁面の一部に形成された透孔に対し電
    極棒を貫通させ、更に上記透孔の孔縁と電極棒と
    の間には、電極棒から外周方向に延びている環状
    の封着金具と、上記ケースの透孔孔縁から電極棒
    の方向に向けて延びている環状の取付金具と、上
    記封着金具の外周部と取付金具の内周部との間に
    装着された絶縁材料製の中空の筒体とを配置して
    ケース内部を密閉する構成にしてあるガス開閉器
    の口出部において、上記ケースの透孔孔縁には、
    反ケース側へ向けて突設させた中空筒状の保護筒
    の元部を密着させ、かつこの保護筒の先部にはド
    ーナツ状の取付板における外周部を密着し、一方
    上記電極棒におけるケース外に突出した部分の外
    周には絶縁物を一体的に周設すると共に該絶縁物
    と上記取付板における電極棒に近い位置にある内
    周部とは充填物を介して気密的に連結し、さらに
    上記封着金具における上記取付板に対向する面に
    は絶縁物を覆着具備させる一方、上記電極棒の外
    周に周設された絶縁物は電極棒の外周面に沿つて
    封着金具方向に延びており、その端部は上記封着
    金具の一面に覆着してある絶縁物と一体化する状
    態にまで延設してあることを特徴とするガス開閉
    器の口出部。
JP9436079U 1979-07-09 1979-07-09 Expired JPS6223007Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9436079U JPS6223007Y2 (ja) 1979-07-09 1979-07-09

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JP9436079U JPS6223007Y2 (ja) 1979-07-09 1979-07-09

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Publication Number Publication Date
JPS5613334U JPS5613334U (ja) 1981-02-04
JPS6223007Y2 true JPS6223007Y2 (ja) 1987-06-11

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ID=29327250

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JP9436079U Expired JPS6223007Y2 (ja) 1979-07-09 1979-07-09

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