JPH0454306Y2 - - Google Patents

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JPH0454306Y2
JPH0454306Y2 JP15937286U JP15937286U JPH0454306Y2 JP H0454306 Y2 JPH0454306 Y2 JP H0454306Y2 JP 15937286 U JP15937286 U JP 15937286U JP 15937286 U JP15937286 U JP 15937286U JP H0454306 Y2 JPH0454306 Y2 JP H0454306Y2
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  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、自動車の窓を所定条件下で自動的に
開閉制御する自動車の窓開閉制御装置に関する。
[従来の技術] 近年、自動車にはパワーウインドと一般に呼称
される電動窓開閉装置が設けられている(例えば
特開昭51−10518号)。これは、各窓にそれぞれ開
閉用のアクチユエータ(モータ)を備え、これら
アクチユエータを制御するスイツチを各窓のドア
および運転席に配し、必要に応じ運転者または同
乗者がスイツチを操作して窓を開閉するものであ
る。
第3図に回路構成の一例を示す。同図におい
て、1はバツテリ、2はキースイツチ、3,4は
運転席窓開閉用のモータとスイツチ、5,6は助
手席窓開閉用のモータとスイツチ、7,8は後席
右側窓開閉用のモータとスイツチ、9,10は後
席左側窓開閉用のモータとスイツチ、11,1
2,13はそれぞれ運転席に設けた助手席窓開閉
用のスイツチ、後席右側窓開閉用のスイツチおよ
び後席左側窓開閉用のスイツチである。スイツチ
4,6,8,10の切換によりモータ3,5,
7,9は正転、逆転および停止する。
[考案が解決しようとする問題点] ところで、夏季、殊に酷暑期に屋外に駐車して
いた場合、車室内は耐えがたい高温になつている
ので、乗車する場合は窓を一斉に全開にして車室
内の熱気をやわらげてからでないと乗車するのが
非常に苦痛である。ところが、従来の窓開閉装置
では窓を一斉に開けるには、運転席のドアを開
ける、運転席にすわる、キースイツチを入れ
る、各窓の開閉用のスイツチを順次操作して全
開にする、という手順が必要である。なお、外気
を取り込みエアコンを作動させた後には、各窓の
開閉用のスイツチを順次操作し、各窓を全開にす
る。
このように従来は窓を開くのに手数がかかるば
かりでなく、暑い車内に入つて操作しなければな
らないという欠点があつた。
本考案は上記従来技術の問題点を解消するため
に案出したもので、その目的は、車室内が高温の
ときには、車室内に入ることなく運転席側ドアを
開くだけで簡単に全部の窓を開くことができる自
動車の窓開閉制御装置を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、車室内の温度検出手段と運転席側ド
アの開閉検出手段とからの信号により、車室内の
温度が設定値以上で且つ運転席側ドアが開かれた
ときに、各窓にそれぞれ設けられた全ての窓開閉
用のアクチユエータに全開制御信号を出力する制
御手段を設けたものである。
[作用] 車室内の温度は温度検出手段から制御手段に入
力される。また、運転席側ドアを開くとその信号
が制御手段に入力される。制御手段はこれらの信
号を受け、車室内の温度が設定温度以上のときに
は、全部の窓開閉用のアクチユエータに全開制御
信号を出力し、全部の窓が自動的に全開とされ
る。
[実施例] 以下に本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図はこの実施例の構成を示すもので、制御
手段14には、車室内の気温等を検出する温度検
出手段15と、運転席に乗員がいるか否かを検出
する乗車有無検出手段16と、運転席側ドアの開
閉状態を検出する開閉検出手段17と、エアコン
が作動状態にあるかを検出する作動検出手段18
とからそれぞれ検出信号が入力されるようになつ
ている。また、制御手段14は、これら検出手段
15,16,17,18からの信号に基づき、運
転席窓開閉用アクチユエータ19、助手席窓開閉
用アクチユエータ20、後席右側窓開閉用アクチ
ユエータ21および後席左側窓開閉用アクチユエ
ータ22に制御信号を出力するようになつてい
る。なお、各アクチユエータ19,20,21,
22を開閉制御する手動のスイツチは運転席およ
び各窓のドアに設けられている。
次に、この実施例の作動を第2図の流れ図に従
つて述べる。
運転席側ドアが開かれたとき、運転席が無人で
あり、車室内温度が予め定められた設定値以上の
高温の場合には、制御手段14は各窓の開閉用ア
クチユエータ19,20,21,22に全開指令
を送る。次いで、全窓が全開したら全開指令を停
止する。また、エアコンが作動し一定時間が経過
すると、制御手段14は各窓の開閉用アクチユエ
ータ19,20,21,22に全閉指令を送る。
そして、全窓が全閉したら全閉指令を停止する。
全開または全閉指令の停止は予め全窓の開閉用
アクチユエータ19,20,21,22による開
閉時間を実測しておき、その値に若干の余裕を加
えた時間後に行なえばよい。
上記の各検出手段15,16,17,18は他
のシステムの検出手段、例えば運転席側ドアの開
閉検出手段17として、ルームランプ用のドアス
イツチを利用してもよい。
なお、全閉指令はエアコンが作動してから一定
時間経過後でなくてもよく、全窓が全開してから
一定時間経過後でも、車室内温度が一定温度以下
になつたときでもよい。また、手動で行なつても
よい。更に、運転席の乗車有無検出手段16は上
記構成および作動から省略してもよい。
[考案の効果] 以上要するに本考案によれば、運転席側ドアを
開ける必然的な動作を行なうだけで、駐車中に高
温になつた車室内に入ることもなく、また全窓の
開閉操作を順次行なう煩わしさもなく、自動的に
全窓を全開して車室内の熱気をやわらげることが
出来るので、走行前の不快感が軽減される。また
エアコン効果のスピード・アツプも図られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る自動車の窓開閉制御装置
の一実施例を示す構成図、第2図は同制御装置の
作動を説明する流れ図、第3図は従来の電動窓開
閉装置の回路図である。 図中、14は制御手段、15は車室内の温度検
出手段、16は運転席の乗車有無検出手段、17
は運転席側ドアの開閉検出手段、18はエアコン
の作動検出手段、19は運転席窓開閉用アクチユ
エータ、20は助手席窓開閉用アクチユエータ、
21は後席右側窓開閉用アクチユエータ、22は
後席左側窓開閉用アクチユエータである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車室内の温度検出手段と運転席側ドアの開閉検
    出手段とからの信号により、車室内の温度が設定
    値以上で且つ運転席側ドアが開かれたときに、各
    窓にそれぞれ設けられた全ての窓開閉用のアクチ
    ユエータに全開制御信号を出力する制御手段を設
    けたことを特徴とする自動車の窓開閉制御装置。
JP15937286U 1986-10-20 1986-10-20 Expired JPH0454306Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15937286U JPH0454306Y2 (ja) 1986-10-20 1986-10-20

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15937286U JPH0454306Y2 (ja) 1986-10-20 1986-10-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6364877U JPS6364877U (ja) 1988-04-28
JPH0454306Y2 true JPH0454306Y2 (ja) 1992-12-21

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JP15937286U Expired JPH0454306Y2 (ja) 1986-10-20 1986-10-20

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KR20020080981A (ko) * 2001-04-18 2002-10-26 기아자동차주식회사 자동차용 윈도 글래스 개폐 장치 및 방법

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Publication number Publication date
JPS6364877U (ja) 1988-04-28

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