JPH0719864Y2 - 居眠り予防装置付き自動車用空気調和装置 - Google Patents

居眠り予防装置付き自動車用空気調和装置

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JPH0719864Y2
JPH0719864Y2 JP15155388U JP15155388U JPH0719864Y2 JP H0719864 Y2 JPH0719864 Y2 JP H0719864Y2 JP 15155388 U JP15155388 U JP 15155388U JP 15155388 U JP15155388 U JP 15155388U JP H0719864 Y2 JPH0719864 Y2 JP H0719864Y2
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air
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圭俊 野田
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カルソニック株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、いわゆる居眠り運転を予防する居眠り予防装
置を有する自動車用空気調和装置に関する。
(従来の技術) 近年の自動車には、外気の温度等に応じて自動的に車室
内を空調するいわゆるフルオートエアコンと呼ばれる自
動車用空気調和装置が搭載されているものがある。
このフルオートエアコンは、第3図に示す制御装置18に
より自動制御されている(例えば実開昭63-67311号公報
参照)。
この制御装置18には、車室内の空調に関する要求が乗員
により設定されたコントロールパネル20からの情報や、
外気センサ、内気センサ等からなる各種センサ19により
検出された車室内外等の空調に関する現在の状況が入力
され、これら情報に応じて制御装置18は、ファンモータ
4、インテークドアアクチュエータ16及びシフトアクチ
ュエータ17を駆動する情報を出力し、ファン5及び各種
ドアを所定量作動させることにより車室内を最適な空調
状態にすべく自動的に制御している。つまり、フルオー
トエアコンは、車室内の空調を自動的に行ない、車室内
を快適な状態にするものである。
(考案が解決しようとする課題) ところが、自動車用空気調和装置の運転により車室内が
快適空調されると、乗員は快適となり、居眠り運転をす
る虞がある。車室内が快適な自動車で高速道路を長時間
走行する場合のように単調な運転を行うと、眠気に襲わ
れることがあることはしばしば経験するところであり、
特に、自動車用空気調和装置を暖房運転しつつ長時間走
行する場合には居眠り運転をする虞が高い。
ところが、このような状況下でも居眠り運転の防止は、
乗員の自覚に委ねられており、従来の自動車用空気調和
装置においては、居眠り運転を完全に防止するようなも
のはない。居眠り運転の予防は、乗員自ら手動により自
動車用空気調和装置の吹出口、吹出温度、風量等を調節
し、運転者が冷気を受けるようにしたり、場合によって
は窓を開けたり、ガムを噛む等をして、眠気を覚さなけ
ればならないというのが実情である。また、このように
運転者自ら手動により煩雑な操作することは、安全運転
が損われる虞れがある。
本考案は、このような従来の課題を解決するためになさ
れたものであり、簡単に運転者の眠気を覚すことがで
き、居眠り運転を予防することができる居眠り予防装置
付き自動車用空気調和装置を提供することを目的とす
る。
(課題を解決するための手段) 前記目的を達成するために本考案は、外気センサ、内気
センサ等からなり車室内外等の温度状態を検知し空調に
関する温度情報として出力する各種センサ(31)と、前
記空調に対する乗員の要求を入力する操作スイッチ(3
2)と、前記各種センサ(31)及び操作スイッチ(32)
からの情報が入力される制御装置(30)と、この制御装
置(30)により制御され車室内を空調するようにした自
動車用空気調和装置において、乗員がオン−オフする手
動の居眠り予防スイッチ(35)と、当該居眠り予防スイ
ッチ(35)がオンされると、前記各種センサ(31)及び
前記操作スイッチ(32)の状態如何に拘らず優先的に冷
風を間欠的に運転者に向けて吹出す信号を前記制御装置
(30)に出力する制御手段(34,36)とを有する居眠り
予防装置付き自動車用空気調和装置である。
(作用) 上記のように構成された本考案は、以下のように作用す
る。
乗員が眠気を感じると、乗員自ら居眠り予防スイッチを
オンする。
すると、制御手段は、運転者の眠気を覚させるために、
冷風を吹き出す信号を制御装置に出力する。そして、こ
の信号を入力した制御装置は、各種センサ及び操作スイ
ッチの設定状態如何に拘らず自動車用空気調和装置を優
先的に冷風を間欠的に運転者に向けて吹出すモードと
し、運転者の眠気を覚させる。
したがって、居眠り予防スイッチをオンするだけの簡単
な操作で運転者の居眠り運転を防ぐことができるように
なる。
(実施例) 以下、本考案に係る居眠り予防装置付き自動車用空気調
和装置を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案に係る居眠り予防装置の概略構成図であ
り、同図中「30」は、いわゆるフルオートエアコンと呼
ばれる自動車用空気調和装置(以下、単に空気調和機33
と称す)の制御を行なう制御装置で、オートアンプと称
されている。「34」は、居眠り運転を防止するための冷
風を車室内に吹出させる制御を行う制御部である。
この制御装置30には、外気温を検出する外気センサ、車
室内の温度を検出する内気センサ、車室内に入射する日
射両を検出する日射センサ等の車室内の温度に関する温
度情報を検出する各種センサ31が接続され、各対応する
部分の温度を検知し、その情報が制御装置30に入力され
るようになっている。
又、制御装置30には、乗員が操作することにより車室内
の空調に関する乗員の要求を入力する操作スイッチ32が
接続され、この操作スイッチ32を介してその乗員の要求
を入力することができようになっている。
そして、制御装置30は、各種センサ31からの温度情報及
び操作スイッチ32からの乗員の要求に基づいて、空気調
和機33を制御し、車室内に吹出す空気の温度、吹出口及
び風量を調節し、車室内を快適に空調するようになって
いる。
尚、この制御装置30の制御内容等については、従来のも
のと同様であるので、ここでは説明を省略する。
さらに、この制御装置30には、居眠り運転予防の制御を
行なう制御部34が出力する急冷データが入力されるよう
になっており、この急冷データが入力された制御装置30
は、空気調和機33の冷房能力を、例えば最大にして車室
内に冷風を吹出すようになっている。
この急冷データは、例えば、夏期に日射を受けて停車し
ている車両を走行する際に、車室内を急速冷房する場合
の各種センサ31の検出値、及び操作スイッチ35により入
力する車室内の設定温度等の乗員の要求に相当するデー
タであり、予め制御部34に設定されている。
すなわち、制御装置30は、各種センサ31及び操作スイッ
チ32により、車室内の温度に関する現在の状況及び乗員
の要求に基づいて、空気調和機33を制御するようになっ
ているので、制御部34は、空気調和機33の冷房能力が最
大となる各種センサ31の検出値及び操作スイッチ35によ
り入力する乗員の要求に相当する急冷データを制御装置
30に出力し、空気調和機33の冷房能力を最大にすること
が好ましい。
そして、制御部34は、居眠り予防スイッチ35を運転者が
眠気を感じた際にオンすることにより、急冷データを制
御装置30に出力するようになっている。
さらに、制御部34は、タイマ36によりこの急冷データを
所定の周期で出力するようになっており、これにより空
気調和機33は、その所定の周期で間欠的に車室内へ冷風
を吹出し、効果的に運転者の眠気を覚すようになってい
る。
このように構成された本考案の居眠り予防装置は、第2
図に示すフローチャートに基づいて動作する。
制御部34は、居眠り予防スイッチ35のオン、オフの状態
を入力し(ステップ1)、この居眠り予防スイッチ35を
運転者がオンするまで待機する(ステップ2)。
そして、制御部34は、居眠り予防スイッチ35がオンされ
ると、運転者が居眠り運転をする可能性があると判断
し、制御装置30の急冷データを出力すると共に、タイマ
36にこの急冷データを出力する時間(1分間)をセット
する(ステップ3)。
すると、制御装置30は、各種センサ31及び操作スイッチ
35に基づいて現在行なっている空気調和機33の制御を、
この急冷データに基づく空気調和機33の冷房能力を最大
にする制御に優先的に切換える。そして、制御装置30が
空気調和機33を最大冷房モードにし、車室内に冷風を吹
出し、運転者の眠気を覚し、居眠り運転を予防する(ス
テップ4)。
さらに、制御部34は、ステップ3においてタイマ36にセ
ットした時間(1分間)が経過するまで急冷データを出
力し続け、この時間が経過し、タイマ36がタイムアップ
する(ステップ5)と、急冷データを出力することを停
止すると共に、タイマ36にこの急冷データの停止時間
(2分間)をセットする(ステップ6)。
制御部34は、この停止時間(2分間)が経過するまで急
冷データを出力することを停止し続け、この時間が経過
し、タイマ36がタイムアップする(ステップ7)と、再
び居眠り予防スイッチ35の状態を入力する(ステップ
8)。
このとき、居眠り予防スイッチ35がオフされていれば、
制御部34は、運転者の眠気が覚めたと判断し、処理を終
了し、又オフされていなければ、ステップ3に戻り、運
転者が眠気を覚すまで車室内へ所定の周期で冷風を吹出
させる(ステップ9)。つまり、運転者に間欠的に冷風
を当てることにより居眠り運転を予防する。このタイマ
36のタイム設定は前記1分間のみに限定されるものでは
なく任意であり、適宜設定できる。
このように運転者は、走行中等に眠気を感じた場合に、
居眠り予防スイッチ35をオンするだけの簡単な操作を行
なうことにより空気調和機33の冷房能力を最大にして車
室内へ吹出す冷風を受け、眠気を覚すことができ、居眠
り運転を予防することができる。又、その冷風は、所定
の周期で車室内へ吹出されるので、効果的に運転者の眠
気を覚すことになる。
尚、上述した実施例は、いわゆるフルオートエアコンに
関するものであるので、最大冷房モードとすると、冷風
はベント吹出口から乗員のほぼ顔面付近に向けて吹出さ
れることになるが、これに限ることなく、例えば、運転
者に対してのみ冷風を吹出す吹出口を設けるようにして
も良い。又、ベント吹出口の向きを自動的に運転者に合
せるようにしても良い。
又、本実施例にあっては、制御部は、急冷データを制御
装置に出力するようになっているが、これに限ることな
く、空気調和機の冷房能力を最大にする信号であっても
良いのはもちろんである。
(考案の効果) 以上の説明により明らかように、本考案にあっては、運
転者は、居眠り予防スイッチをオンするだけで、間欠的
に冷風を吹き出し、運転者に繰り返し刺激を与えること
ができるので、眠気を覚すことができる。しかも操作が
簡単なため安全運転が損なわれることはなく、迅速に運
転者の眠気を覚させ、居眠り運転を予防することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る居眠り予防装置の概略構成図、
第2図は、本考案に係る居眠り予防装置の動作フローチ
ャート、第3図は、従来の自動車用空気調和装置の概略
構成図である。 30……制御装置、31……各種センサ、32……操作スイッ
チ、33……空気調和機、34……制御部(制御手段)、35
……居眠り予防スイッチ、36……タイマ(制御手段)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外気センサ、内気センサ等からなり車室内
    外等の温度状態を検知し空調に関する温度情報として出
    力する各種センサ(31)と、前記空調に対する乗員の要
    求を入力する操作スイッチ(32)と、前記各種センサ
    (31)及び操作スイッチ(32)からの情報が入力される
    制御装置(30)と、この制御装置(30)により制御され
    車室内を空調するようにした自動車用空気調和装置にお
    いて、乗員がオン−オフする手動の居眠り予防スイッチ
    (35)と、当該居眠り予防スイッチ(35)がオンされる
    と、前記各種センサ(31)及び前記操作スイッチ(32)
    の状態如何に拘らず優先的に冷風を間欠的に運転者に向
    けて吹出す信号を前記制御装置(30)に出力する制御手
    段(34,36)とを有する居眠り予防装置付き自動車用空
    気調和装置。
JP15155388U 1988-11-21 1988-11-21 居眠り予防装置付き自動車用空気調和装置 Expired - Lifetime JPH0719864Y2 (ja)

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JPH0272116U JPH0272116U (ja) 1990-06-01
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JP2846156B2 (ja) * 1991-08-08 1999-01-13 三菱重工業株式会社 車両用空気調和装置
JP2715760B2 (ja) * 1991-12-03 1998-02-18 日産自動車株式会社 自動車用空調装置
JP4682793B2 (ja) * 2005-10-17 2011-05-11 株式会社デンソー 居眠り防止装置

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