JPH0453634A - ボルト自動供給仮締装置 - Google Patents

ボルト自動供給仮締装置

Info

Publication number
JPH0453634A
JPH0453634A JP16216790A JP16216790A JPH0453634A JP H0453634 A JPH0453634 A JP H0453634A JP 16216790 A JP16216790 A JP 16216790A JP 16216790 A JP16216790 A JP 16216790A JP H0453634 A JPH0453634 A JP H0453634A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bolt
socket
automatic
hole
flange
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP16216790A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2838579B2 (ja
Inventor
Ryota Nakamura
良太 中村
Masato Saito
正人 斉藤
Shoji Shimada
島田 正二
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Yokota Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Yokota Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp, Yokota Industrial Co Ltd filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP2162167A priority Critical patent/JP2838579B2/ja
Publication of JPH0453634A publication Critical patent/JPH0453634A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2838579B2 publication Critical patent/JP2838579B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Automatic Assembly (AREA)
  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ボルト自動供給締付システム及びボルト自動
供給仮締装置に関する。
(従来の技術及び解決すべき課題) 従来、例えば、エンジンの組立ラインにおいて、エンジ
ン本体にオイルパンを螺着する場合、第8図に示すよう
にベルトコンベア50の上方所定位置に配設されたボル
ト締付機51の各ソケット52の先端に作業者が予めボ
ルト60を手で取り付けておき、オイルパン58が載置
されたエンジン本体59が、ボルト締付機51の真下に
搬送されて来た時に、当該ボルト締付機51の各ソケッ
ト52を回転させながら下降させ、各ボルト60をオイ
ルパン58の各ボルト孔を貫通させてエンジン本体59
の対応する各ねじ穴に螺合させ、所定の締付トルクで同
時に締付固定するようにしている。
また、エンジン本体59の前端面にボルトを締め付ける
場合には、作業者が予め当該エンジン本体59の前端面
の各ねじ穴に手で予めボルト61を取り付けて仮締めし
、ベルトコンベア50の一側に配設されたボルト締付機
53を自動或いは手動により操作してこれらのボルト6
1を締め付けるようにしている。
また、ベルトコンベア50の上方及び両側には前記ボル
ト締付機51.53の他に、エンジンの機種に応じたボ
ルト締付機55.56.57等が配設されている。
しかしながら、上記従来のボルト締付機においては、作
業者が手作業でボルト締付機の各ソケット及びワーク側
にボルトを取り付ける必要があり、特に、横方向からワ
ークにボルトを締め付ける場合には、ボルトが自重で傾
斜することを防止し、ボルト締付機のソケットに正確に
嵌合し得るようにするために作業者が手作業でワーク側
にボルトを成る程度深く仮締めしてお(ことが必要であ
る。
このため、ワークへのボルトの締付作業に手間が掛かり
作業性が悪いという問題がある。
また、第9図に示すようにソケット毎にボルト供給チャ
ック締付部65を装着し、各ボルト供給チャック締付部
65毎にパーツフィーダ66を設け、これらのパーツフ
ィーダ66から各ボルト供給・チャック締付部65にボ
ルトを供給してワークへのボルトの締付の自動化を図る
ようにしたボルト締付機67が提案されている。しかし
ながら、かかるボルト締付機は、多軸であるために構造
が複雑で取付場所を広く必要とする、ボルト供給の不良
率が高い(5%程度)、メンテナンスが容易でない、ワ
ークの機種毎にボルト供給・チャック及びパーツフィー
ダを装着する必要がある、極めて高価である等の多くの
問題がある。
本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、1軸のロボ
ットによりワークの各ボルト穴にボルトを順次供給して
仮締めした後締付機により各ボルトを同士に締め付けて
自動化を図るようにしたボルト自動供給締付システム及
びボルト自動供給仮締装置を提供することを目的とする
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために本発明によれば、ボルト自動
供給締付システムは、組立ラインのベルトコンベアによ
り搬送されて来るワークに臨んでボルト自動供給仮締装
置を取り付けたロボットを配設し、当該ロボットを制御
して前記ワークのボルトを締め付けるべきねじ穴に順次
前記ボルト自動供給仮締装置を移動させて各ねじ穴にボ
ルトを自動供給すると共に仮締めし、前記ボルト自動供
給仮締装置の下流に前記ワークに仮締めした各ボルトに
対応したソケットを有するボルト締付機を配設し、当該
ボルト締付機により前記ワークに仮締めした全ボルトを
所定の締付トルクで且つ同時に締め付ける構成としたも
のである。
更に、ボルト自動供給仮締装置は、第1のシリンダのピ
ストンに基端が固定され、先端面にフランジボルトの頭
部及びフランジが着脱可能に嵌合する穴と当該ボルトの
頭部を吸着保持するマグネットとが設けられた進退可能
なソケットと、前記第1のシリンダの基端に配設され前
記ソケットに連結されて当該ソケットを回転駆動するア
クチュエータと、前記ソケットが進退可能に挿通ずる第
1の孔及び一端が当該第1の孔の先端に合流し他端がパ
ーツフィーダに接続される第2の孔が設けられ前記パー
ツフィーダから前記第1の孔に前記フランジボルトが供
給されるボルトシュータと、前記第1のシリンダに並設
固定されロッドの先端に前記ボルトシュータが固定され
て当該ボルトシュータを進退可能に指示する第2のシリ
ンダと、前記ボルトシュータの第1の孔の先端に開閉可
能に取り付けられ、ばね力により閉じたときに前記パー
ツフィーダから供給されたフランジボルトの軸部をクラ
ンプし、前記第2のシリンダの退縮時に当該クランプし
たフランジボルトを前記ソケットの先端に嵌合させ、前
記ソケットの前進時に当該ソケットにより押し開かれる
チャックとを備えた構成としたものである。
(作用) ボルト自動供給締付システムにおいて、ベルトコンベア
により搬送されて来るワークに臨んで配設されたロボッ
トは、ボルト自動供給仮締装置を、ワークのボルトを締
め付けるべきねじ穴に向けて移動させる。ボルト自動供
給仮締装置は、当該ねじ穴にボルトを自動供給し、且つ
振らつかない程度に仮締めする。かかる操作を前記ワー
クの各ねじ穴毎に順次繰り返して行なう。
全てのボルトの仮締め操作が終了した後、前記ボルト自
動供給仮締装置の下流に配設されたボルト締付機により
前記全ての仮締めしたボルトを所定の締付トルクで同時
に締め付ける。
また、ボルト自動供給仮締装置のチャックは、ボルトシ
ュータから供給されたフランジボルトの軸部をクランプ
して保持し、第2のシリンダの短縮時に当該クランプし
ているフランジボルトの頭部及びフランジをソケットの
先端面に設けられた穴に嵌合させる。このとき、当該ソ
ケットの先端に設けられたマグネットが前記嵌合させる
フランジボルトの頭部の端面を吸着して保持する。これ
により当該フランジボルトは、ソケットの先端に保持さ
れる。
次に、第1のシリンダが伸長するとこれに伴いソケット
が前進して前記フランジボルトを保持したままその先端
で前記チャックを押し広げて挿通する。同時にアクチュ
エータが回転してソケットを回転させる。そして、ソケ
ットは、前進しながら回転して、その先端に保持したフ
ランジボルトをワークのねじ穴に螺合させて仮締めする
。この仮締めは、前記フランジボルトが振らつかない程
度とされる。ソケットは、前記仮締めの後第1のシリン
ダの退縮に伴い後退して再びチャックの後方に戻り待機
する。
(実施例) 以下本発明の一実施例を添付図面に基づいて詳述する。
第1図は本発明に係るボルト自動供給締付システムの概
要を示し、ベルトコンベアlの上方及び側方の各所定位
置にはボルト自動供給仮締装置2.3が配設されており
、これらのボルト自動供給仮締装置2.3の下流側上方
及び側方位置にはボルト自動締付機4.5が配設されて
いる。尚、ボルト自動締付機6〜8等は、ワークの機種
に応じて選択的に使用するものである。
ボルト自動供給仮締装置2.3は、l軸のロボット10
.11のアーム10a、llaに装着されており、ボル
ト自動供給仮締装置2は、ワーク例えば、エンジン本体
59に取り付けるオイルパン58にフランジボルトを供
給して仮締めし、ボルト自動供給仮締装置3は、エンジ
ン本体59の前端面にボルトを供給して仮締めする。そ
して、ロボットl0111は、各ボルト自動供給仮締装
置2.3を、エンジン本体59の各ボルト穴の位置に順
次移動させる。尚、ボルト自動締付機4〜8は、従来の
ものと同じである。
次に、ボルト自動供給仮締装置2に付いて説明する。
ボルト自動供給仮締装置2は、第2図乃至第5図に示す
ように本体20、当該本体20内に進退自在に嵌挿され
たソケット21.ソケット21の先端に装着されたチャ
ック取付部22、当該チャック取付部22に装着された
チャック23、本体20の後端に装着され且つソケット
21の後端に連結されて当該ソケット21を回転させる
アクチュエータ例えば、−ナツトランナ24及び前記本
体20に並設固定されてチャツク22を進退させるシリ
ンダ25等により構成されている。
本体20は、複動型のエアシリンダで、基端20a及び
先端20bにはポート20c 、20dが設けられてお
り、これらの各ポート20c 、 20dは図示しない
エア源に接続される。ソケット21は、第3図及び第4
図に示すようにロッド状をなし基端21aの端面の軸心
には全長の略2/3程度の穴21cが穿設されており、
且つ当該穴21cの基端21a側開口端21d(第4図
)は、穴21cよりも僅かに小さい四角い孔とされてい
る。そして、このソケット21の基端21aにはピスト
ン26が外嵌固定されている。
また、このソケット21の先端21bの端面の軸心には
丸穴21e〜21gが同心的に穿設されている。そして
、穴21eには、フランジボルト60のフランジ60b
が、穴21fには頭部60aが、夫々嵌合可能とされて
いる。また、最も奥の小径の穴21gには、マグネット
30が嵌挿されており、穴21fに嵌挿されたボルト頭
部60aの端面を吸着して保持するようになっている。
このマグネット30の外周面の直径上の両端にはピン3
131が植設されており、これらのピン31.31は、
ソケット21の外周面にピン31゜31に対応して穿設
された軸方向に沿う長孔21h121hに摺動可能に嵌
合されている。更に、マグネット30は、スプリング3
2を介して穴21gに嵌挿されている。これによりマグ
ネット30は、ソケット21に逸脱不能、軸方向に摺動
可能、且つその先端が穴21gに人出可能とされている
尚、ソケット21は、フランジボルト60のフランジ6
0bの外径よりも僅かに大径であれば良く、同様に本体
20もソケット21よりも僅かに大径であればよく、従
って、本体20を可成り小径に構成することが可能であ
る。
ソケット21は、基端21aがピストン26を介して本
体20内に回転可能、且つ軸方向に摺動可能に嵌挿され
、先端21bが本体20の先端20bに内嵌固定された
シール27を気密に貫通して本体20の外方に突出して
いる。
ナツトランナ24は、本体20の基端20aに取付部材
28により装着固定されており、回転軸33は、当該本
体20内に且つ細心に位置しており、前端33aが断面
四角形とされている。このナツトランナ24は、ソケッ
ト21を回転させるためのもので、その回転軸33は、
駆動軸34を介してソケット21の基端21aに連結さ
れている。このナツトランナ24は前記エア源に接続さ
れて回転駆動される。
駆動軸34は、第3図及び第4図に示すように基端34
aが円柱状をなし、前端34bが四角柱状をなしており
、基端34aの端面軸心には前記ナツトランナ24の回
転軸33の前端33aと嵌合可能な四角穴34cが穿設
されている。駆動軸34の基端34aは、シール35を
介して本体20の基端20aに気密に、軸方向に移動不
能、且つ回転可能に内嵌されており、先端34bは、ソ
ケット21の基端に穿設された角孔21dを挿通して穴
21cに僅かなギャップで遊嵌しており、基端34bの
角穴34cにはナツトランナ24の回転軸33の先端3
3aが嵌合している。このようにして駆動軸34は、ソ
ケット21とナツトランナ24の回転軸33とを相互に
回転不能に、且つソケット21を軸方向に摺動可能に連
結する。
第2図に戻り、チャック取付部22は、中心にソケット
21の先端が嵌挿可能な孔22aが穿設されており、−
側には先端が、当該孔22aの先端において所定の角度
で合流して連通ずる孔22bが穿設されている。そして
、孔22bの後端は、継手45及び可撓性を有するホー
ス46を介してパーツフィーダ12(第1図)に接続さ
れている。これらのチャック取付部22、継手45及び
ホース46によりボルトシュータが構成されている。ま
た、このチャック取付部22の後端に形成されたフラン
ジ22cはシリンダ25のロッド25aに連結されてお
り、進退可能とされている。このシリンダ25は、複動
型のエアシリンダで、前記エア源に接続されている。
チャック23は、第2図、第3図及び第5図に示すよう
に2個の把持部35.36により構成された半割タイプ
のものでチャック取付部22の先端に、且つ孔22aの
両側にこれら両者間をソケット21が挿通可能に離隔対
向して配置され、ピン37.38を介して先端が開閉可
能に取り付けられている。これらの把持部35.36は
、先端35a 、 36aが縮径されており、閉じた状
態においてボルト60の軸部60cをクランプ可能とさ
れ、各後端35b 、 36bとチャック取付部22の
フランジ22cとの間にはスプリング39.40(第3
図)が縮設されている。これらのスプリング39.40
は、把持部35.36に各先端35a136aを閉じる
ようなばね力を付与している。
かかる構成のボルト自動供給仮締装置2は、第3図に示
すように本体20の前後両端に取付られた支持部材4L
 42及び取付ベース43により第1図に示すロボット
lOのアーム10aに取付られる。他のボルト自動供給
仮締装置3もボルト自動供給仮締装置2と同様に構成さ
れており、ロボット11のアームllaに取付られてい
る。
以下に作用を説明する。
第1図に示すようにベルトコンベアlにより搬送されて
来るエンジン本体59にオイルパン58を螺着する場合
について説明する。
先ず、ロボットlOのアーム10aは、最初にボルトを
仮締めする位置に移動している。そして、ボルト自動供
給仮締装置2は、第2図及び第3図に示すような初期状
態にある。即ち、本体20の先端のポート20dからエ
アが供給され、ピストン26が後退してソケット21が
本体20に収納されて短縮している。また、ピストン2
5は伸長してチャック取付部22を前進させている。そ
して、チャック23は閉じた状態になっている。
次に、フランジボルト60が、パーツフィーダ12(第
1図)からホース46、チャック取付部22を経てチャ
ック23にエアにより圧送される。このフランジボルト
60は、軸部60cの先端が僅かに当該チャック23の
先端即ち、把持部35.36の先端35a、36aから
突出してクランプされ、フランジ60bがこれらの各把
持部35.36の先端35a 、 36aにより係止さ
れた状態に保持される。
次いで、シリンダ25が短縮してチャック取付部22及
びチャック23を第2図の矢印R方向に2点鎖線で示す
位置まで後退させる。このとき、チャック23に把持さ
れたフランジボルト60は、第6図に示すように頭部6
0a、フランジ60bが、ソケット21の先端の孔21
f 、 21eに嵌合し、且つ頭部60aの端面がマグ
ネット30に吸着される。また、マグネット30は、ス
プリング32のばね力によりフランジボルト60の頭部
60aに程よく圧接する。これによりフランジボルト6
0は、その軸心がソケット21の軸心と一致した状態に
保持される。尚、このときにはフランジボルト60の軸
部60cの先端は未だチャック23の先端にクランプさ
れている。
次に、本体20の後端のポート20cからエアが供給さ
れると、ピストン26が前進し、これと共にソケット2
1が第7図に矢印F方向に前進し、その先端21bがチ
ャック23の各把持部35.36のスプリング39.4
0のばね力に抗して先端35a 、 36aを押し広げ
ながら前進して、チャック23から突出する。
同時にナツトランナ24が、当該フランジボルト60を
締め付ける方向即ち、右に回転する。これによりソケッ
ト21は、エンジン本体59の所定のねじ穴に向かって
右回転しながら前進する。このとき、フランジボルト6
0は、前述したようにその軸心がソケット21の細心と
一致した状態に保持されている。即ち、ボルト自動供給
仮締装置2にあっては垂直に、ボルト自動供給仮締装置
3にあっては水平に保持される。
これによりフランジボルト60は、オイルパン58のボ
ルト孔を貫通してエンジン本体59(第1図)の所定の
ねじ孔に螺合して仮締めされる。この仮締め時における
締付トルクは極めて小さ(、従って、マグネット30に
より吸着されたフランジボルト60がソケット21内で
滑ることなく当該ソケット21と共に回転して仮締めさ
れる。
ソケット21は、仮締め後フランジボルト6oが振らつ
かない程度、特に、ボルト自動供給仮締装置3にあって
は仮締めしたフランジボルト60が水平状態を保持し得
る程度のピッチ数例えば、数ピツチ螺合させる。仮締め
後、ボルト自動供給仮締装置2のナツトランナ24が停
止し、同時に本体2oの前端のポート20dからエアが
供給されてソケット21が後退し、更にシリンダ25が
伸長してソケット21が第2図に示す位置に復帰する。
かかる操作は数秒程度の短時間で行なわれる。
次いで、次のフランジボルト60が、パーツフィ−ダ1
2(第1図)からチャック23に供給される。
同時にロボット10のアーム10aがエンジン本体59
の次にフランジボルト60を締め付ける位置に移動し、
前述と同様にして当該フランジボルト60を仮締めする
。かかる操作を繰り返して実行し、全てのボルトを仮締
めする。このようにして仮締めされた各フランジボルト
60は、次の本締め工程においてボルト締付機4により
所定の締付トルクで同時に締め付けられる。尚、このボ
ルト締付機4は単なるナツトランナであり、安価である
また、使用するフランジボルトは、その径が同じであれ
ば機種によりその長さ、ピッチ等が異なっても当該ボル
トをワーク側にセットすることができる。また、ソケッ
ト21は、細いロッドであり、しかも、当該ソケットの
みを前進させる構造であるために狭い箇所にもボルトを
供給することが可能である。ボルト自動供給仮締装置3
についてもボルト自動供給仮締装置2と同様である。
(発明の効果) 以上説明したように本発明によれば、組立ラインのベル
トコンベアにより搬送されて来るワークに臨んでボルト
自動供給仮締装置を取り付けたロボットを配設し、当該
ロボットを制御して前記ワークのボルトを締め付けるべ
きねじ穴に順次前記ボルト自動供給仮締装置を移動させ
て各ねじ穴にボルトを自動供給すると共に仮締めし、前
記ボルト自動供給仮締装置の下流に前記ワークに仮締め
した各ボルトに対応したソケットを有するボルト締付機
を配設し、当該ボルト締付機により前記ワークに仮締め
した全ボルトを所定の締付トルクで且つ同時に締め付け
るようにしたことにより、ワークの組立ラインにおいて
、ボルトの供給及び締付の自動化を図ることが可能とな
り作業性を大幅に向上させることが可能となる。しかも
、前記ボルト自動供給仮締装置は、−軸で制御すること
によりボルトの仮締め不良率を極めて小さくすることが
でき、自動組立ラインのシステムを安価に構成すること
が可能となる。
また、第1のシリンダのピストンに基端が固定され、先
端面にフランジボルトの頭部及びフランジが着脱可能に
嵌合する穴と当該ボルトの頭部を吸着保持するマグネッ
トとが設けられた進退可能なソケットと、前記第1のシ
リンダの基端に配設され前記ソケットに連結されて当該
ソケットを回転駆動するアクチュエータと、前記ソケッ
トが進退可能に挿通する第1の孔及び一端が当該第1の
孔の先端に合流し他端がパーツフィーダに接続される第
2の孔が設けられ前記パーツフィーダから前記第1の孔
に前記フランジボルトが供給されるボルトシュータと、
前記第1のシリンダに並設固定されロッドの先端に前記
ボルトシュータが固定されて当該ボルトシュータを進退
可能に指示する第2のシリンダと、前記ボルトシュータ
の第1の孔の先端に開閉可能に取り付けられ、ばね力に
より閉じたときに前記パーツフィーダから供給されたフ
ランジボルトの軸部をクランプし、前記第2のシリンダ
の退縮時に当該クランプしたフランジボルトを前記ソケ
ットの先端に嵌合させ、前記ソケットの前進時に当該ソ
ケットにより押し開かれるチャックとを備えた構成とし
たことにより、前記ワークにボルトを自動的に供給し、
且つ仮締めすることができ、組立ラインのボルトの締付
工程の自動化を図ることができる。しかも、ソケットを
一軸で制御することにより、締付場所が狭い所でも使用
することができる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るボルト自動供給締付システムの概
要を示す図、第2図は本発明に係るボルト自動供給仮締
装置の一実施例を示す一部断面側面図、第3図は第2図
の矢線■−■に沿う断面図、第4図は第3図の要部拡大
図、第5図は第2図の矢線V方向端面図、第6図及び第
7図は第2図のボルト自動供給仮締装置の作動を示す図
、第8図は従来のボルト自動締付機を使用した組立ライ
ンの概要を示す図、第9図は従来のボルト自動供給締付
装置を示す図である。 l・・・ベルトコンベア、2.3・・・ボルト自動供給
仮締装置、4〜8・・・ボルト自動締付装置、lo、1
1・・・ロボット、12・・・パーツフィーダ、2o・
・・本体、21・°・ソケット、22・・・チャック取
付部、23・・・チャック、24・・・ナツトランナ、
25・・・シリンダ、30・・・マグネット、35.3
6・・・把持部、58・・・オイルパン、59・・・エ
ンジン本体、60・・・フランジボルト。 出願人 三菱自動車工業株式会社

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)組立ラインのベルトコンベアにより搬送されて来
    るワークに臨んでボルト自動供給仮締装置を取り付けた
    ロボットを配設し、当該ロボットを制御して前記ワーク
    のボルトを締め付けるべきねじ穴に順次前記ボルト自動
    供給仮締装置を移動させて各ねじ穴にボルトを自動供給
    すると共に仮締めし、前記ボルト自動供給仮締装置の下
    流に前記ワークに仮締めした各ボルトに対応したソケッ
    トを有するボルト締付機を配設し、当該ボルト締付機に
    より前記ワークに仮締めした全ボルトを所定の締付トル
    クで且つ同時に締め付けることを特徴とするボルト自動
    供給締付システム。
  2. (2)第1のシリンダのピストンに基端が固定され、先
    端面にフランジボルトの頭部及びフランジが着脱可能に
    嵌合する穴と当該ボルトの頭部を吸着保持するマグネッ
    トとが設けられた進退可能なソケットと、前記第1のシ
    リンダの基端に配設され前記ソケットに連結されて当該
    ソケットを回転駆動するアクチュエータと、前記ソケッ
    トが進退可能に挿通する第1の孔及び一端が当該第1の
    孔の先端に合流し他端がパーツフィーダに接続される第
    2の孔が設けられ前記パーツフィーダから前記第1の孔
    に前記フランジボルトが供給されるボルトシュータと、
    前記第1のシリンダに並設固定されロッドの先端に前記
    ボルトシュータが固定されて当該ボルトシュータを進退
    可能に支持する第2のシリンダと、前記ボルトシュータ
    の第1の孔の先端に開閉可能に取り付けられ、ばね力に
    より閉じたときに前記パーツフィーダから供給されたフ
    ランジボルトの軸部をクランプし、前記第2のシリンダ
    の退縮時に当該クランプしたフランジボルトを前記ソケ
    ットの先端に嵌合させ、前記ソケットの前進時に当該ソ
    ケットにより押し開かれるチャックとを備えたことを特
    徴とするボルト自動供給仮締装置。
JP2162167A 1990-06-20 1990-06-20 ボルト自動供給仮締装置 Expired - Fee Related JP2838579B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2162167A JP2838579B2 (ja) 1990-06-20 1990-06-20 ボルト自動供給仮締装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2162167A JP2838579B2 (ja) 1990-06-20 1990-06-20 ボルト自動供給仮締装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0453634A true JPH0453634A (ja) 1992-02-21
JP2838579B2 JP2838579B2 (ja) 1998-12-16

Family

ID=15749299

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2162167A Expired - Fee Related JP2838579B2 (ja) 1990-06-20 1990-06-20 ボルト自動供給仮締装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2838579B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0671481A (ja) * 1983-12-22 1994-03-15 Nippon Genma:Kk はんだ付用フラックス
JP2008508152A (ja) * 2004-08-02 2008-03-21 ジョヴァンニ ツァゴ 飲料用容器及びその容器の充填方法
JP2009023028A (ja) * 2007-07-18 2009-02-05 Jatco Ltd 吸着ソケット及びこれを用いたボルト搬送挿入装置
CN112975365A (zh) * 2021-02-26 2021-06-18 厦门馨天达金属制造有限公司 一种铁架床自动锁螺栓设备
CN115091174A (zh) * 2022-06-22 2022-09-23 江西中发天信航空发动机科技有限公司 一种发动机轴及轴承安装座自动拧紧装置及方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108620844A (zh) * 2018-04-28 2018-10-09 全红英 一种支承流转机构

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53145200A (en) * 1977-05-25 1978-12-18 Yamaha Motor Co Ltd Automatic driving means for threaded articles
JPS5953133A (ja) * 1982-09-21 1984-03-27 Mazda Motor Corp 多軸ナツトランナ−による物品締付方法
JPS59102541A (ja) * 1982-12-01 1984-06-13 Nitto Seiko Co Ltd 締付ユニツト
JPS63144138U (ja) * 1987-03-13 1988-09-22

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53145200A (en) * 1977-05-25 1978-12-18 Yamaha Motor Co Ltd Automatic driving means for threaded articles
JPS5953133A (ja) * 1982-09-21 1984-03-27 Mazda Motor Corp 多軸ナツトランナ−による物品締付方法
JPS59102541A (ja) * 1982-12-01 1984-06-13 Nitto Seiko Co Ltd 締付ユニツト
JPS63144138U (ja) * 1987-03-13 1988-09-22

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0671481A (ja) * 1983-12-22 1994-03-15 Nippon Genma:Kk はんだ付用フラックス
JP2620498B2 (ja) * 1983-12-22 1997-06-11 株式会社ニホンゲンマ はんだ付用フラックス
JP2008508152A (ja) * 2004-08-02 2008-03-21 ジョヴァンニ ツァゴ 飲料用容器及びその容器の充填方法
JP2009023028A (ja) * 2007-07-18 2009-02-05 Jatco Ltd 吸着ソケット及びこれを用いたボルト搬送挿入装置
JP4490996B2 (ja) * 2007-07-18 2010-06-30 ジヤトコ株式会社 吸着ソケット及びこれを用いたボルト搬送挿入装置
CN112975365A (zh) * 2021-02-26 2021-06-18 厦门馨天达金属制造有限公司 一种铁架床自动锁螺栓设备
CN115091174A (zh) * 2022-06-22 2022-09-23 江西中发天信航空发动机科技有限公司 一种发动机轴及轴承安装座自动拧紧装置及方法
CN115091174B (zh) * 2022-06-22 2023-04-25 江西中发天信航空发动机科技有限公司 一种发动机轴及轴承安装座自动拧紧装置及方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2838579B2 (ja) 1998-12-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2826544B2 (ja) ベアリングの組立装置、その組立治具およびその組立ロボット
JPH0453634A (ja) ボルト自動供給仮締装置
CN108857353B (zh) 一种模拟缸盖安装装置
TW201700240A (zh) 電器機器安裝裝置及方法
JPS60150922A (ja) ボルト類の仮組み装置
CN109926814A (zh) 一种自动对嵌入式电源锁螺丝的设备
JPS6044237A (ja) ねじ部品の自動螺装装置
JP3297113B2 (ja) 大径ナット締付装置
JP4336667B2 (ja) 組立方法及び組立装置
CN109396639B (zh) 夹具、夹持系统、焊接系统及焊接方法
JPH0691450A (ja) ねじ締め装置
JP2682263B2 (ja) ナット供給装置
JPH0276643A (ja) ボルト装着装置
KR940010895B1 (ko) 나사부품의 공급체결방법 및 장치
JP3020436B2 (ja) ねじ締め装置
JPH11254251A (ja) ワーク組付・仮締装置
US11203089B2 (en) Fastening system
JP2593009B2 (ja) ボルト・ナット締結方法および装置
WO2020008602A1 (ja) 垂直多関節ロボットおよび作業装置
JPH025538B2 (ja)
JPH11254255A (ja) ボルト分配受渡装置
KR880000195B1 (ko) 로보트에 의한 복합작업장치
JPH0276645A (ja) ボルト締付装置
JP2522185Y2 (ja) ボルト,ナット供給装置
JPH07171724A (ja) メインベアリング自動組立装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees