JPH0453578Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0453578Y2
JPH0453578Y2 JP1986154081U JP15408186U JPH0453578Y2 JP H0453578 Y2 JPH0453578 Y2 JP H0453578Y2 JP 1986154081 U JP1986154081 U JP 1986154081U JP 15408186 U JP15408186 U JP 15408186U JP H0453578 Y2 JPH0453578 Y2 JP H0453578Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
urine
toilet bowl
sensor
collection recess
urine collection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1986154081U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6358754U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986154081U priority Critical patent/JPH0453578Y2/ja
Publication of JPS6358754U publication Critical patent/JPS6358754U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0453578Y2 publication Critical patent/JPH0453578Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)
  • Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)
  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、便鉢内面に検尿用のセンサーを設置
した便器の改良に関する。
〔従来の技術〕
健康状態の把握手段として検尿は一般的なもの
である。そこで、日常的に健康管理が行えるよう
に、検尿手段を備えた便器が提案されている。
第5図a及びbは、実開昭59−183968号公報に
記載された尿中物質検知器付便器31を示すもの
である。これは、尿中物質検知器32を便器31
に配設し、該尿中物質検知器32の先端部33を
便器31の尿だまり部34に届かせて尿中物質の
量を測定し、その結果を出力表示器35に表示す
るというものである。
また第6図に示すのは、本出願人の先の出願に
係る実願昭61−20247号(昭和61年2月15日出願)
に記載した採尿付便器41である。該便器41
は、便鉢内面42の適所に、貯液量が約5〜30c.c.
程度の採尿用凹部43を形成したものである。小
用時に前記採尿用凹部43に尿を貯溜させ、この
貯溜尿44に試験紙を浸したり、試薬を投入した
りして検尿を行う。あるいは、検尿センサーを便
器41に配設して尿成分を検査する。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで上記従来例のうち、前者の尿中物質検
知器付便器31には次のような問題点がある。す
なわち、便器31の尿だまり部34には、通常、
洗浄水が貯溜されている。従つて、洗浄水で希釈
された尿を測定するものであるから、尿中物質量
の正確な判定が非常に難しい。また、尿だまり部
34に溜められている洗浄水の水質によつて検尿
結果が左右されるおそれがある等の問題点もあ
る。
後者の採尿器付便器41は、採尿用凹部43を
便鉢内面42に形成するため、便器の製作に手数
が掛かる。また、採尿用凹部43は尿を貯溜させ
るものであるから、汚れが非常に付着しやすい。
しかも、採尿用凹部43は便器洗浄水だけでは隈
無く洗浄することが難しい構造であるから、採尿
用凹部43専用の洗浄水回路を別途設けなくては
ならずコスト高を招く、というような問題点が未
解決である。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、上記問題点に鑑みてなされたもので
あつて、便器の製作が容易であり、検尿部位を含
めて便鉢内面を清浄に保つことができ、且つ良好
な検尿状態を常に得ることができる検尿センサー
付き便器を提供するものである。本考案に係る検
尿センサー付き便器の特徴とするところは、便鉢
内面の適所に、低く窪ませた凹状湾曲底面からな
る集尿窪部が形成され、当該集尿窪部は、便鉢内
面との境界である周縁部のうち最も便器の排出部
に近い位置が最下部となるように設定されている
と共に、前記凹状湾曲底面が上記最下部に向かう
排水勾配を有しており、前記集尿窪部の最下部近
傍に検尿センサーが配置されていることである。
〔作用〕
集尿窪部の凹状湾曲底面は、便器の排出部に最
も近い位置が最下部になされており、且つ、この
最下部に向かう排水勾配が付与されているから、
便鉢に排出されて集尿窪部に流れ込んだ尿は、集
尿窪部の最下部へ向かつて停溜することなく集束
しつつ流動する。検尿センサーは、この集尿窪部
の最下部近傍に配置されているから尿との接触時
間および接触量が充分に確保され、正確な検査結
果を得ることが可能である。仮に、本考案の如き
集尿窪部を便鉢に設けないとすると、尿は集合す
ることなく流下するだけであるから、検尿センサ
ーとの接触時間が非常に短くなり、適正な検査を
行うことは困難である。すなわち、本考案に係る
便器は、集尿窪部を設けたことにより、正確な検
尿が可能となつた。しかも、尿を便鉢内に停溜さ
せることのない構成であるから、汚れの付着が生
じにくい。また、便器洗浄時においては、集尿窪
部に付与した排水勾配に基づき、洗浄水が検尿セ
ンサーへ集中して流れることになるから、検尿セ
ンサーを常に清浄に保つことができるので、検査
精度の維持が容易である。
〔実施例〕
第1図a乃至cは本考案を腰掛便器1に応用し
た実施例を示すものであつて、同図aは便器1の
平面図、同図bは図aのB−B線断面図、同図c
は図aのC−C線断面図である。この実施例で
は、便鉢内面2の前方側に集尿窪部3を設け、該
集尿窪部3における中央下端部近傍に検尿センサ
ー4を配置した。
前記集尿窪部3は、便鉢内面2の一部を周囲よ
りもやや低く窪ませて形成した凹状湾曲底面3b
から成り、便鉢内面2との境界である周縁部3a
のうち、最も便器排出部5に近い中央下端部が最
下部となるように設定されていると共に、凹状湾
曲底面3bには上記最下部に向かう排水勾配が付
与されている。従つて、便鉢内面2に排出された
尿が周縁部3aから集尿窪部3内へ流入すると、
凹状湾曲底面3bに付与された排水勾配により、
全く停溜することなく最下部へ向かつて集束しつ
つ流動する。検尿センサー4は、尿が集束する集
尿窪部3の最下部近傍に配置されているから、尿
との接触時間及び接触量が充分に確保される。し
かも、本じつでは、検尿センサー4の配置箇所の
周辺を緩斜面に形成したから、尿の流動速度が検
尿センサー付近で遅くなり、一層正確な検査結果
を得ることが可能である。
検尿を終えたのち便器洗浄を行うと、排水され
た洗浄水も、やはり集尿窪部3内に流入して検尿
センサー4附近を集中的に流れる。つまり、洗浄
することが要求される部分に多量の水を集めるこ
とができる。従つて、集尿窪部3及び検尿センサ
ー4が常に清浄に保たれるので、検尿センサー4
の能力低下を招いたり、便器1の衛生状態を損ね
たりすることがない。
第2図は上記検尿センサー4の構造を拡大視し
て示すものである。本実施例に用いたのは、電極
等が備えられた半球形の検知頭部4aと、周面に
螺子が刻設された軸体部4bと、検出信号を適宜
の読取装置へ送信する信号ケーブル4cとからな
るものである。当該センサー4の設置は、便鉢壁
20に設けた取付孔20aに挿着し、便鉢壁20
を表裏から挟持するようにワツシヤー6およびシ
ールパツキン7を取りつけ、ナツト8を軸体部4
bに螺着して締め付けることによりなされる。
なお、検尿センサー4は、尿との接触時間内に
所定の検査を行えるものであれば何でもよいが、
なるべく検出速度の速いもの(10秒以下、望まし
くは4秒以内)を使用するのが適切である。ま
た、検査する項目は、PH、塩濃度、蛋白質量、ブ
ドウ糖量、ケトン体量等が挙げられているが、こ
れらに限定されるものではない。そして、センサ
ー4の種類についても、PHセンサー、酵素センサ
ー、組織センサー、微生物センサー、免疫センサ
ー、BODセンサー等いずれのタイプでも利用可
能であり、検査項目に応じて適宜選択すればよ
い。
本考案は上記腰掛便器への実施にとどまるもの
ではなく、和風便器や小便器に応用することがで
きる。第3図a及びbに示す如く、和風便器11
の場合には、便鉢内面12の前方側に集尿窪部1
3を設ければよい。また小便器21の場合には、
第4図に示す如く、便鉢内面22の下部領域に集
尿窪部23を形成するのが適当である。いずれの
場合にも、尿は検尿センサー14,24に集中し
て流れるので確実な検査が保証されると共に、尿
を停溜させることがないので便器内の衛生性が確
保される。
なお、検尿センサーの設置個数は一個に限られ
ない。多数の項目について同時に尿検査を行おう
とするときなどには、二個以上の異なる種類のセ
ンサーを便鉢内面に設置すればよい。
〔考案の効果〕
本考案に係る検尿センサー付き便器は、以下に
列挙する優れた効果を発揮する。
(a) 集尿窪部に尿や洗浄水を停溜させることのな
い構造なので、集尿窪部の最下部近傍に配置し
た検尿センサーに、検査対象の尿を直接接触さ
せることができ、依つて、残留尿や洗浄水の混
入による測定誤差が排除される。
(b) 集尿窪部は、検尿センサーが配置される最下
部へ向かう排水勾配を有しているから、集尿窪
部内へ流入した尿は、検尿センサーへ集束する
ように流れる。依つて、尿と検尿センサーとの
接触時間及び接触量が充分に確保されるので、
正確な検査結果を得ることができる。便鉢に集
尿窪部を設けないとすると、特に女性の小用の
場合、排尿が散る傾向にあるため、検尿センサ
ーの配置部位に尿を集中させることが困難であ
る。しかるに本考案では、便鉢内面に広がつた
尿を集尿窪部内へ集めることができるので、適
正な尿検査が保証される。
(c) 集尿窪部は、尿を停溜させない構造であるか
ら、汚れが付着しにくい。また、検尿センサー
の配置部位は、排水勾配により、尿が集中して
流れるのと同様、便器洗浄時には洗浄水が集中
して流れる構造である。このため、集尿窪部及
び検尿センサーを常に清浄に保つことができ、
従来の如き、検尿センサーの洗浄するための専
用の洗浄回路は不要となる。
(d) 便器の形状には、便鉢内面に窪部を形成する
というごくわずかな変更を加えるだけでよいか
ら、便器の製作が容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図a乃至cは本考案を腰掛便器に応用した
実施例を示すものであつて、同図aは便器の平面
図、同図bは図aのB−B線断面図、同図cは図
aのC−C線断面図である。第2図は検尿センサ
ーの一例を拡大視して示す側面図である。第3図
aは本考案を実施した和風便器の側断面図、同図
bは図aのX−X線断面図、第4図は本考案を実
施した小便器の側断面図である。第5図及び第6
図はいずれも従来例に係るものであつて、第5図
a及びbは、実開昭59−183968号公報に記載され
た尿中物質検知器付便器の側断面図及び正面図、
第6図は、本出願人の先の出願に係る実願昭61−
20247号に記載した採尿器付便器の部分切欠側面
図である。 1……便器、2……便鉢内面、3……集尿窪
部、4……検尿センサー、5……排出部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 便鉢内面の適所に、低く窪ませた凹状湾曲底面
    からなる集尿窪部が形成され、当該集尿窪部は、
    便鉢内面との境界である周縁部のうち最も便器の
    排出部に近い位置が最下部となるように設定され
    ていると共に、前記凹状湾曲底面が上記最下部に
    向かう排水勾配を有しており、前記集尿窪部の最
    下部近傍に検尿センサーが配置されていることを
    特徴とする検尿センサー付き便器。
JP1986154081U 1986-10-07 1986-10-07 Expired JPH0453578Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986154081U JPH0453578Y2 (ja) 1986-10-07 1986-10-07

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986154081U JPH0453578Y2 (ja) 1986-10-07 1986-10-07

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6358754U JPS6358754U (ja) 1988-04-19
JPH0453578Y2 true JPH0453578Y2 (ja) 1992-12-16

Family

ID=31073553

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986154081U Expired JPH0453578Y2 (ja) 1986-10-07 1986-10-07

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0453578Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6358707B2 (ja) * 2015-02-13 2018-07-18 糧三 斎藤 トイレ装置
JP2018193852A (ja) * 2018-06-15 2018-12-06 糧三 斎藤 トイレ装置
JP2021018211A (ja) * 2019-07-23 2021-02-15 サイマックス株式会社 健康モニタリングシステム、健康モニタリング方法および健康モニタリングプログラム

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60117156A (ja) * 1983-11-30 1985-06-24 Toshiba Corp 尿検査機能を備えた受尿器

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59183969U (ja) * 1983-05-26 1984-12-07 東陶機器株式会社 便器

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60117156A (ja) * 1983-11-30 1985-06-24 Toshiba Corp 尿検査機能を備えた受尿器

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6358754U (ja) 1988-04-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0453578Y2 (ja)
JPH0529737B2 (ja)
JPH0573175B2 (ja)
JP3124103B2 (ja) 尿分析装置
JP2000088845A (ja) 尿中塩分測定装置
JPH0537243Y2 (ja)
JPH0419097Y2 (ja)
JP3557710B2 (ja) 尿サンプリング装置
CN217105379U (zh) 一种医用可计量马桶
JP2005024267A (ja) 生体情報測定装置
JPH0434445Y2 (ja)
JPH078624Y2 (ja) 検尿便器
JPH0432612Y2 (ja)
JP2713776B2 (ja) 尿データ分析用便器
JPH0435809Y2 (ja)
CN218279685U (zh) 一种尿蛋白定量储尿装置
JPH05264541A (ja) 検尿便器
JPH0617906B2 (ja) 家庭内症状監視装置
JPH05664B2 (ja)
JPH0349186Y2 (ja)
JP2005106620A (ja) 便器ユニット
JPH0574652B2 (ja)
JP3750194B2 (ja) 生体成分検査装置
JPH0755496Y2 (ja) 採尿バック
JP2005106621A (ja) 便器ユニット