JPH05264541A - 検尿便器 - Google Patents

検尿便器

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JPH05264541A
JPH05264541A JP9010892A JP9010892A JPH05264541A JP H05264541 A JPH05264541 A JP H05264541A JP 9010892 A JP9010892 A JP 9010892A JP 9010892 A JP9010892 A JP 9010892A JP H05264541 A JPH05264541 A JP H05264541A
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JP
Japan
Prior art keywords
urine
salt intake
salt
amount
urinal
Prior art date
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Pending
Application number
JP9010892A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Ogura
健二 小椋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toto Ltd filed Critical Toto Ltd
Priority to JP9010892A priority Critical patent/JPH05264541A/ja
Publication of JPH05264541A publication Critical patent/JPH05264541A/ja
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  • Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)
  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 用便の時間を利用して摂取した食塩量を知る
ことができるようにした検尿便器を提供すること。 【構成】 排尿を行うと尿はボール面3を流れて尿溜り
部15に入る。そして尿溜り部15に入った尿の電気伝
導度を装置10にて検出するか、イオン感応性電界効果
型トランジスタで検出する。検出の原理はナトリウムイ
オン電極16で直流値の変化(ナトリウムイオンの濃度
に比例)を電気信号として演算装置11に出力し、この
電気信号にに基づいて食塩摂取量を算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は尿中の食塩の濃度を測定
してこれを食塩摂取量として表示するようにした検尿便
器に関する。
【0002】
【従来の技術】塩分の多量な摂取は高血圧の原因ともな
るので、1日の食塩摂取量は10g程度にすべきと厚生
省では指導している。しかしながら、食塩の摂取量を上
記の量とするには食品中に含まれる食塩の割合を知り、
これに基づいて摂取した食塩量を算出しなければならず
面倒であり、専門的な知識が必要になる。
【0003】そこで摂取した食塩量と尿中の食塩量とは
比例関係にあるとの知見に基づき、尿の電気導電度を測
定してこれから食塩摂取量を算出するようにした先行技
術が特開平1−185242号として提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した先行技術はビ
ーカ等の計量器に1日分の尿を溜め込んで電気伝導度を
測定するようにしているので、尿の採取が面倒であり1
日中尿の入ったビーカ等を保管したり持ち歩かなければ
ならず非衛生的である。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく本
発明は、便器自体に尿溜り部或いは貯尿部を設け、これ
ら尿溜り部或いは貯尿部にイオン感応性電界効果型トラ
ンジスタ又は及び電気伝導度測定装置の電極を臨ませ、
測定した電流値変化及び又は電気伝導度から食塩濃度を
算出し、これを食塩摂取量として表示するようにした。
【0006】
【作用】排尿毎に食塩摂取量を算出し、これを積算すれ
ば1日或いは週毎の食塩摂取量を自動的に知ることがで
きる。
【0007】
【実施例】以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。ここで図1は第1実施例に係る検尿便器の断
面図、図2はイオンセンサの概略図、図3は第2実施例
に係る検尿便器の断面図、図4は第3実施例に係る検尿
便器の断面図、図5は第3実施例に係る検尿便器の断面
図である。
【0008】図1に示す便器1はボール面2の一部に尿
溜り部3を形成している。この尿溜り部3は便器の水溜
まり面よりも高い位置に設けられ、ボール面2に形成さ
れたガイドによりボール面2に放たれた尿の大部分が流
入するようになっている。
【0009】また尿溜り部3内にはイオンセンサ4が設
けられている。このイオンセンサ4は図2に示すように
イオン感応性電界効果型トランジスタ(ISFET)5
と飽和カロメル電極のような比較電極6から構成され、
イオン感応性電界効果型トランジスタ5はポリシリコン
基板上にソース電極7とドレイン電極8を形成し、これ
ら電極の表面をチッ化珪素等の絶縁膜9で覆い、この絶
縁膜9上にゲート電極の代りとなるイオン感受性膜10
を形成している。
【0010】而して、ソース電極7と比較電極6間に電
圧を印加して電界を形成した状態で、ソース電極7とド
レイン電極8間に流れる電流を測定することで尿中のナ
トリウムイオン濃度又は及びクロールイオン濃度を知る
ことができる。
【0011】一方、便器1の側部にはコントロールボッ
クス11を配置し、このコントロールボックス11内に
前記イオンセンサ4からの電気信号に基いて食塩摂取量
を算出する演算装置を組込むとともに、算出した食塩摂
取量をディスプレイする表示部12を設け、更にコント
ロールボックス11の上面にはICカード13の挿入孔
14を設け、この挿入孔14の下方にICカード13読
み出し兼書き込み装置を配置している。
【0012】以上において、使用者が例えば個人別のI
Cカード13を読み出し兼書き込み装置に挿入し、次い
で排尿を行うと尿はボール面2を流れて尿溜り部3に入
る。そして尿溜り部3に入った尿のナトリウムイオン又
は及びクロールイオン濃度をイオンセンサ4にて検出す
る。そして検出したナトリウムイオン又は及びクロール
イオン濃度に基づいて食塩摂取量を算出する。ここで食
塩摂取量の算出は以下の式に基づいて行う。
【0013】食塩摂取量=ナトリウムイオン又は及びク
ロールイオンの重量%×測定尿量
【0014】ただし、ボール面に向けて放たれた尿の全
てが尿溜り部3に流入するわけではなく、尿溜り部3の
一部には洗浄水が残っていることもあり、温度等も測定
結果に影響を及ぼし、更に摂取した食塩が全て尿中に含
まれるわけではないので、上記の式にこれらの要素を補
正値として加えることをことも可能である。
【0015】以上のようにして食塩摂取量を算出した
ら、この値を表示部12に表示するとともに、ICカー
ド13に記憶されている前回までの食塩摂取量に今回の
食塩摂取量を積算し、このトータル値をICカード13
に書き込む。
【0016】図3は別実施例に係る便器の断面図であ
り、この便器1は水溜まり面を低くして使用水量を抑え
たセミサイホン式の構造となっており、便器1の上部に
は給水管から洗浄水が供給される流水通路22が形成さ
れ、この流水通路22から流下した洗浄水はボール面2
3を伝って水溜まり部24及びトラップ25を通って排
水管から排出される。
【0017】また便器1の上面には便座26、便蓋27
を設け、この後方にロータンク等を収納するボックス部
28を配置している。
【0018】一方、便器1のボール面23で水溜まり面
よりも上方の位置には尿溜り部29を形成し、この尿溜
り部29にコントロールボックス内に配置した電気伝導
度測定装置から伸びるナトリウムイオン電極30及び又
はイオン感応性電界効果型トランジスタ(塩素イオン電
極)31を臨ませるとともに、尿溜り部29内に溜まっ
た尿の量を検出する水位センサ32を配置している。
【0019】以上において、使用者が例えば個人別のI
Cカード13をコントロールボックス内の読み出し兼書
き込み装置に挿入し、次いで排尿を行うと尿はボール面
23を流れて尿溜り部29に入る。そして尿溜り部29
に入った尿の電気伝導度又は及び電流値を検出する。検
出の原理はナトリウムイオン電極30では直流値の変化
を測定し(ナトリウムイオンの濃度に比例)電気信号と
して演算装置に出力し、この電気信号にに基づいて食塩
摂取量を算出するものである。又イオン感応性電界効果
型トランジスタでは、ドレン、ソース間の流れる電流値
を測定し、食塩濃度に換算する。ここで食塩摂取量の算
出は前記した式に基づいて行う。
【0020】図4に示す実施例にあっては、便器1の尿
溜り部29とは別に貯尿部33を設け、この貯尿部33
と尿溜り部29とを導尿路34でつなぎ、この導尿路3
4の尿溜り部29への開口にポペット弁35を設け、更
に導尿路34の途中に流量計36を配置し、この流量計
36で食塩濃度を検査する尿の量を測定するようにして
いる。
【0021】図5は本発明を小便器41に適用した例を
示し、小便器41の底部に尿溜り部42を形成し、この
尿溜り部42にナトリウムイオン電極43、イオン感応
性電界効果型トランジスタ44及び水位センサ45を配
置している。尚、食塩摂取量の測定原理は前記実施例と
同様である。
【0022】尚、実施例としてはICカードに測定結果
を記憶させることで、使用者が医師にカードを持参して
カードに記憶された内容に基づいて診療を受けることも
できるようにしたが、単に表示部12に液晶等で示すだ
けとしてもよく、また表示装置としてはプリンタを組み
込んだものでも良く、更にICカードとしてはCPUを
内蔵しないものや光カード等でもよい。尚、測定した食
塩摂取量を前回までの食塩摂取量に積算して1日或いは
1週間の食塩摂取量を算出せず、一回毎に単独で検査す
る場合は1日のうちで食塩の濃度が最も濃い尿つまり朝
起きて最初の排尿で検査するのが好ましい。また尿の量
の測定手段としては、水位センサや流量計のほかに、圧
力センサ等を用いてもよい。更に図示例にあっては、便
器側方に配置したコントロールボックス内に電気伝導度
測定装置、演算装置及び表示装置等を設けたが、これら
の部材は便器から離れた箇所、例えば壁面に取り付ける
ようにしてもよい。
【0023】
【発明の効果】以上に説明した如く本発明によれば、排
尿の際に自動的に尿のナトリウムイオン濃度或いはクロ
ールイオン濃度を測定して尿中の食塩濃度を知り、これ
を食塩の摂取量として表示するようにしたので、スイッ
チ等をオンにする等の簡単な操作で誰にでも食塩摂取量
を知ることができ、日常生活の中で自己の健康管理を行
うことができる。またICカードを用いて食塩摂取量を
記憶し、必要に応じてそれを表示し得るようにしておけ
ば食事療法等の計画もたてやすくなる。更に副次的に1
日の排尿量も知ることができるので、新陳代謝の良否を
も判断できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る検尿便器の斜視図
【図2】イオンセンサの概略図
【図3】第2実施例に係る検尿便器の断面図
【図4】第3実施例に係る検尿便器の断面図
【図5】第4実施例に係る検尿便器の断面図
【符号の説明】
1,41…便器、3,29…尿溜り部、4…イオンセン
サ、5…イオン感応性電界効果型トランジスタ、12…
表示部、13…ICカード、30…ナトリウムイオン電
極、33…貯尿部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流入した尿の量を測定し得る尿溜り部ま
    たは貯尿部と、これら尿溜り部または貯尿部内に流入し
    た尿中のナトリウムイオン濃度又は及びクロールイオン
    濃度を検出するイオンセンサと、このイオンセンサから
    の電気信号から食塩摂取量を算出する演算装置と、算出
    した食塩摂取量をプリントアウト若しくはディスプレイ
    する表示装置とを備えてなる検尿便器。
  2. 【請求項2】 流入した尿の量を測定し得る尿溜り部ま
    たは貯尿部と、これら尿溜り部または貯尿部に臨む測定
    電極を備えた電気伝導度測定装置と、この電気伝導度測
    定装置からの電気信号から食塩摂取量を算出する演算装
    置と、算出した食塩摂取量をプリントアウト若しくはデ
    ィスプレイする表示装置とを備えてなる検尿便器。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の検尿便器におい
    て、演算装置における食塩摂取量は以下の式に基いて算
    出することを特徴とする検尿便器。 食塩摂取量=ナトリウムイオン又は及びクロールイオン
    の重量%×測定尿量
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の検尿便器において、こ
    の検尿便器はICカード等の記憶手段に算出した食塩摂
    取量を積算する機能を有していることを特徴とする検尿
    便器。
JP9010892A 1992-03-17 1992-03-17 検尿便器 Pending JPH05264541A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006126184A (ja) * 2004-09-30 2006-05-18 Toto Ltd 成分摂取量測定装置及び成分摂取量測定方法
JP2009515642A (ja) * 2005-11-15 2009-04-16 ハンメディックスシーオー.,エルティーディー. 人体体液の定量及び定性分析装置
WO2012079290A1 (zh) * 2010-12-14 2012-06-21 上海力昂生物技术应用有限公司 智能检测座便器的集尿结构
KR20150144697A (ko) * 2014-06-17 2015-12-28 팔로 알토 리서치 센터 인코포레이티드 현장 소변 검사기 및 방법

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