JPH0453250Y2 - - Google Patents

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JPH0453250Y2
JPH0453250Y2 JP1987121926U JP12192687U JPH0453250Y2 JP H0453250 Y2 JPH0453250 Y2 JP H0453250Y2 JP 1987121926 U JP1987121926 U JP 1987121926U JP 12192687 U JP12192687 U JP 12192687U JP H0453250 Y2 JPH0453250 Y2 JP H0453250Y2
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JP
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sheet
flat yarn
density polyethylene
sheets
weft
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JP1987121926U
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Description

【考案の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉 本考案は新規な織り組織のフラツトヤーンクロ
スを基体とし、果樹の雨除けやビニールハウス、
トンネル栽培等の農業用シートその他一般の雨除
け、日除け、防寒用シートに用いて好適なものの
提供を目的とする。 〈従来の技術及びその問題点〉 従来の農業用シートは光の透過率が90%前後の
ポリ塩化ビニルフイルムを用いたものが主流であ
つた。また、なかにはポリエチレンやポリプロピ
レンのフイルムを用いたものもあつた。しかし、
それらのフイルムは透明性には優れるが強度に難
点があり、特に、台風等の強い風に遭うと破れて
使い物にならなくなつていた。更に、それらのシ
ートには引裂強度の面から鳩目打ちができず、シ
ート掛け作業がし難いという難点があつた。 密織フラツトヤーンクロスに対してフイルムラ
ミネートしたシートに多数の孔をあけて通気性と
透明性を高めたシート(実開昭59−92653号公報)
や、その他のラミネートフイルムは周知である
が、いずれも目的が相違したり、構造が複雑で、
製造コストが大なものばかりである。 〈問題点を解決するための手段〉 シートの基体にタテ糸、ヨコ糸共にモノフイラ
メントのクロスを用いて試したが、モノフイラメ
ントが抜けたり引裂強度が弱いという難点があつ
た。また、タテ糸とヨコ糸にフラツトヤーンを用
い、それらタテ糸、ヨコ糸共に〓間なしの密接状
態で織成したクロスをシート基体として用いてみ
ると、強度面では十分であつたが、透明度が低く
(73%程度)、その上に重いという難点があり、好
ましくないことが分つた。 そこで、透明度が高くて強度に富み、しかも、
軽量な農業用等のシートを提供するために、高密
度ポリエチレンフラツトヤーンクロス1に低密度
ポリエチレンフイルム2を両面ラミネートしたシ
ートであつて、前記フラツトヤーンクロス1のタ
テ糸3同士は互いに両縁が密接し、ヨコ糸4同士
は互いに両縁が離隔して、低密度ポリエチレンフ
イルム2と一重の高密度ポリエチレンフラツトヤ
ーンタテ糸3との重なりだけの透明ライン5を形
成してなる本考案の農業用等のシートを開発した
のである。 〈作用〉 本考案の農業用等のシートは上記のように、基
体のフラツトヤーンクロス1が引裂きに対して抵
抗性を発揮して強度を高め、しかも、テタ糸3と
ヨコ糸4に高密度のポリエチレンフラツトヤーン
を用いたため強度が大である。高密度のポリエチ
レンフラツトヤーンクロスの持つ透明度の低さ
は、ヨコ糸4同士間を離隔して透明ライン5を形
成することによつて、あまり強度の低下なしに、
シートの透明度を高める。そして、その透明ライ
ン5の部分は〓間となつているから、クロス自体
が軽量にまる。また、フラツトヤーンクロス基体
が前記のように引裂強度を高めたので、ラミネー
トフイルムは強度が低くても透明度の大な低密度
ポリエチレンでよく、しかもシートに鳩目を取付
けることを可能とした。 〈実施例〉 以下図面によつて本考案の実施例を詳細に説明
する。 第1図は本考案のシートに用いているフラツト
ヤーンクロスの部分平面図であり、第2図は本考
案シートの第1図中A−A相当端面図である。 本考案のシートは、第2図に示すように、高密
度ポリエチレンフラツトヤーンクロス1の表裏面
に対して低密度ポリエチレンフイルム2,2をラ
ミネートしてなるシートであつて、第1図で明ら
かなように、フラツトヤーンクロス1のタテ糸3
同士は互いに両縁が密接して〓間はなく、ヨコ糸
4同士は互いに両縁が離隔して〓間を形成し、シ
ートの透明度を向上させる透明ライン5となつて
いる。 次に、幅3.2mm、厚さ25μ(900dr)の高密度ポリ
エチレンフラツトヤーンテープからなるタテ糸及
びヨコ糸を表−1に示した割合で用いたクロス
に、厚さ25μの低密度ポリエチレンフイルムを両
面ラミネートした本考案シート(実施例1〜3)
の、厚さ、重さ、光の透過率(透明度)、引裂強
度の実験値を示した。また、比較のために、市販
されているポリ塩化ビニルシート(市販塩ビシー
ト)と、通常の密織りされたフラツトヤーンクロ
スを用いたシート(比較例1)と、タテ糸とヨコ
糸共に〓間なしの密接状態で織成したフラツトヤ
ーンクロスを用いたシート(比較例2)と、タテ
糸とヨコ糸共に〓間を持つように粗密度で織成さ
れたシート(比較例3)の実験値を示した。 なお、インチ当りに8本のフラツトヤーンテー
プを並べると、本考案で示う、互いに両縁が密接
する、〓間がない状態になる。 第1図に示した本考案シートは、表−1中の実
施例3に相当するものである。
【表】 表−1から明らかなように、市販塩ビシートは
透明性は良好であるが、軽量でなく、引裂強度が
低いという難点があり、比較例1〜3のシート
は、重量については問題がないが、透明性と引裂
強度との両方を満足させることができず、本考案
の目的を達成するに相応しいものではないことが
分る。ところが、実施例1〜3の本考案シート
は、軽量でかつ透明性に優れる上に、引裂強度ま
で高いという、望ましい結果が得られている。 表−1に示した実施例1〜3は、ヨコ糸4を1
インチ当りに5〜7本織込んだものを示している
が、これらに限定されるものではなく、引裂強度
を考慮しながら、ヨコ糸4の織り密度を粗にすれ
ばよい。 また、本考案は、ヨコ糸4の1本おきに透明ラ
イン5を形成することに限定されず、ヨコ糸4の
複数本おきに任意の幅で透明ライン5を形成する
こともできる。しかし、その場合は、シートの透
明度が落ちたり、ヨコ糸4の打込みが困難であ
る。 〈考案の効果〉 以上詳述したように、本考案の農業用等のシー
トは、透明度及び強度に優れると共に軽量である
という従来にはみられない有益な特徴を備えたも
のである。このために、ビニールハウス、トンネ
ル栽培等の農業用のシート、更には、雨除け、日
除け、防寒用シート等としての幅広い分野のシー
トとして最適なものとなつた。また、鳩目を設け
たものは、シート掛け作業が容易にかつ確実に行
うことができて、特に有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の農業用等のシートに用いてる
フラツトヤーンクロスの部分平面図、第2図は本
考案シートの第1図中A−A相当端面図である。 1……高密度ポリエチレンフラツトヤーンクロ
ス、2……低密度ポリエチレンフイルム、3……
タテ糸、4……ヨコ糸、5……透明ライン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 高密度ポリエチレンフラツトヤーンクロス1に
    低密度ポリエチレンフイルム2を両面ラミネート
    したシートであつて、前記フラツトヤーンクロス
    1のタテ糸3同士は互いに両縁が密接し、ヨコ糸
    4同士は互いに両縁が離隔して透明ライン5を形
    成してなることを特徴とする農業用等のシート。
JP1987121926U 1987-08-07 1987-08-07 Expired JPH0453250Y2 (ja)

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JPS6426956U JPS6426956U (ja) 1989-02-15
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