JPH0432410Y2 - - Google Patents

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JPH0432410Y2
JPH0432410Y2 JP12789186U JP12789186U JPH0432410Y2 JP H0432410 Y2 JPH0432410 Y2 JP H0432410Y2 JP 12789186 U JP12789186 U JP 12789186U JP 12789186 U JP12789186 U JP 12789186U JP H0432410 Y2 JPH0432410 Y2 JP H0432410Y2
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flexible sheet
frame
knitted fabric
tape
fabric tape
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は枠体構造組立体とこの枠体構造組立体
に掛けられる可撓性シートとよりなる簡易建築物
に関し、特に枠体構造組立体の枠体が移動可能な
伸縮性簡易建築物に関するものである。
(ロ) 従来の技術 従来より、倉庫、農業用ハウス、工事用作業所
等として用いられる簡易建築物は、枠体構造組立
体とこの枠体構造組立体に掛けられる可撓性シー
トとよりなるものが一般的である。また、近年第
1図に示す如く枠体構造組立体が伸縮自在となつ
ており、使用面積に応じて伸縮しうる簡易建築物
もよく用いられている。
これらの簡易建築物においては、枠体1と可撓
性シート2とを何らかの手段で結合しなければな
らない。この結合手段としては、第2図に示す如
き方法が一般的に採用されている。即ち、可撓性
シート2に連結用テープ3の中心部を縫着し、こ
の連結用テープ3で枠体1を覆い、連結用テープ
3の両側端に設けられたはと目孔(図示せず)に
紐状物4を挿通し、枠体1を緊締することによ
り、枠体1と可撓性シート2とを結合している。
ここで用いる連結用テープ3の生地は、一般的に
編織物よりなるものである。従つて、はと目孔を
形成する場合は、所望の大きさの孔を生地に打ち
抜き、その孔にはと目金を取り付けて行つてい
る。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 ところで、上記のような簡易建築物の場合に
は、強風下等において可撓性シート2に大きな外
力が加わり、必然的に連結用テープ3のはと孔部
分にも大きな外力が加わることになる。特に伸縮
性簡易建築物の場合には、枠体1が移動可能とな
つているため尚更である。このようにはと目孔部
分に大きな外力が加わると、はと目金がはずれて
生地の打ち抜き孔が引き裂かれるということがあ
つた。これは、生地の打ち抜き孔部分では編織物
の構成糸条が切断されており、引裂強度が低下し
ているためである。このようにして連結用テープ
3による枠体1の緊締がはずれると、枠体1と可
撓性シート2との結合が分離し、簡易建築物の可
撓性シート2が風等によつて煽られ、更には可撓
性シート2が簡易建築物から取り去られてい、簡
易建築物が破壊するということがあつた。
そこで、本考案は連結用テープ3として特定の
構成のものを採用することにより、大きな外力が
加わつても枠体1と可撓性シート2とが分離し難
い簡易建築物を提供しようとするものである。
(ニ) 問題点を解決するための手段及び実施例 即ち本考案は、枠体構造組立体と該枠体構造組
立体に掛けられる可撓性シートとよりなる簡易建
築物において、該可撓性シートに、両側端に開き
編目が形成されたラツセル編地テープが、縫着さ
れており、該ラツセル編地テープは該枠体を覆う
と共にその開き編目に紐状物が挿通されて該枠体
を緊締しており、これによつて該可撓性シートと
該枠体とが結合していることを特徴とする簡易建
築物に関するものである。
本考案において枠体構造組立体は複数の枠体1
を所望の家屋形状に組み立てたものである。伸縮
性簡易建築物を作成する際には、枠体構造組立体
として第1図に示すごとく複数の枠体1を可動筋
交い11よりなる接続具で接続したものを用いる
のが好ましい。このようにすると枠体構造組立体
が伸縮自在となり、使用面積に応じて適宜の大き
さとすることができる。
本考案に用いる可撓性シート2は、簡易建築物
の種類に応じて種々のものを採用することがで
き、例えば倉庫用や工事用作業所用としては不透
明カンバスやプラスチツクスシートが用いられ、
農業用ハウス用として透明又は不透明プラスチツ
クスシートが用いられる。ここでシート2として
可撓性のものを用いる理由は、簡易建築物に伸縮
性を付与したときにその伸縮性に応じてシート2
が撓む必要があるからである。
本考案において特徴的な部分は、枠体構造組立
体の枠体1と可撓性シート2とをある特定の構成
の連結用テープで結合した点に存する。本考案で
採用する連結用テープは、両側端に開き編目6が
形成されたラツセル編地テープ5である。ここ
で、ラツセル編地テープとは全体として経方向に
配列した複数本の鎖編糸12と緯方向にさし通す
挿入糸13とで地組織が編成されたものであり、
また開き編目6とはラツセル編地組織の一部とし
て編成により形成されており、ラツセル編におい
て挿入糸12を所定コース間さし通さないことに
よつて形成されるものである。尚、開き編目6は
ラツセル編地テープ5の緯方向の両側縁部近傍即
ち両側端に設けられている。
このようなラツセル編地テープ5の組織図を示
すと第3図又は第4図の如きものとなる。第3図
に示すラツセル編地テープ5は、開き編目6の上
下において経方向の組織を形成する鎖編糸12が
緯方向へ飛んで菱目様組織となつており、開き編
目6は隣接する鎖編糸12a,12bの間に挿入
糸3を7コース間さし通さないことによつて形成
されている。また、開き編目6はラツセル編地テ
ープ5の縁から鎖編糸12,4本分内側に形成さ
れている。第4図に示すラツセル編地テープ5は
鎖編糸12には変化を与えない角目組織であり、
開き編目6は隣接する鎖編糸12a,12bの間
に挿入糸13を7コース間さし通さないことによ
つて形成されている。また、開き編目6はラツセ
ル編地テープ5の縁から鎖編糸12,3本分内側
に形成されている。尚、第3図及び第4図に示す
ラツセル編地テープ5は、中央部における鎖編糸
12が22本省略されて図示されている。
本考案に用いるラツセル編地テープ5を構成す
る糸条は、天然繊維糸条、化学繊維糸条等任意の
ものを用いうるが、強力の点からポリエステル
系、ポリアミド系、ポリオレフイン系等の合成繊
維のフイラメント糸条を用いるのが好ましい。糸
条は必要に応じて任意の太さのモノフイラメント
糸条、マルチフイラメント糸条を選択することが
できるが、開き編目6を形成する縁部分(1〜3
cm幅)は、使用の際即ち開き編目6に紐状物4を
通して枠体1を緊締する際、かなり強い力が加わ
るため、他の編地部分より2〜5倍程度太い糸を
用い、あるいは更に編密度を大きくするのが好ま
しい。また、ラツセル編地テープ5の中央部を密
な組織とするのが好ましい。これは、ラツセル編
地テープ5の中央部が可撓性シート2に縫着され
るため、その縫着強度を向上させるためである。
密な組織とするためには、中央部の編成に用いる
挿入糸13として嵩高な糸(例えば、低比重のポ
リプロピレン系を用いれば同デニールの他の糸に
比べて嵩高となる。)を用いるのが好ましい。
ラツセル編地テープ5の幅は、枠体1を覆える
程度の幅があればよく、通常3〜15cm程度が適当
である。また、開き編目6の長さは紐状物4を通
す関係から1〜5cm程度が適当であり、経方向に
並ぶ各開き編目6間の間隔は通常5〜50cmの範囲
で任意に選択すればよい。
上記したラツセル編地テープ5は第5図に示す
ごとく可撓性シート2に縫着される。この縫着は
ラツセル編地テープ5の中央部のみを縫着させ、
そのほかは枠体1を覆えるように無束縛となつて
いる。そして、ラツセル編地テープ5で枠体1を
覆い、開き編目6に紐状物4を通し、緊締する。
これにより枠体1と可撓性シート2とが強固に結
合されることになる。
(ホ) 作用及び考案の効果 本考案に用いるラツセル編地テープの開き編目
の縁部は、編織物の打ち抜き孔と異なり、構成糸
条が切断されていないため、引裂強度の低下が全
くなく地組織と同等若しくはラツセル編地テープ
の両端を構成する糸条として強度の大きい糸条を
用いれば地組織と同等以上の引裂強度を持つもの
である。従つて、上述したような結合構造で簡易
建築物の連結用テープとして用いると、可撓性シ
ートに外力が加わり、その結果開き編目に外力が
加わつたとしても開き編目が引き裂け難い。依つ
て、可撓性シートと枠体とが分離し難く、簡易建
築物が破壊し難いと言う効果を奏する、特に本考
案は、枠体が移動可能なため可撓性シートに大き
な外力が加わる伸縮性簡易建築物に好適に適用す
ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は伸縮性簡易建築物の概略斜視図、第2
図は可撓性シートと枠体との結合構造の横断面
図、第3図及び第4図は本考案に用いるラツセル
編地テープの組織の一例を示した組織図、第5図
は可撓性シートと枠体とを本考案に用いるラツセ
ル編地テープで結合する状態を示した図である。 1……枠体、2……可撓性シート、4……紐状
物、5……ラツセル編地テープ、6……開き編
目。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 枠体構造組立体と該枠体構造組立体に掛けられ
    る可撓性シートとよりなる簡易建築物において、
    該可撓性シートに、両側端に開き編目が形成され
    たラツセル編地テープが、縫着されており、該ラ
    ツセル編地テープは該枠体を覆うと共にその開き
    編目に紐状物が挿通されて該枠体を緊締してお
    り、これによつて該可撓性シートと該枠体とが結
    合していることを特徴とする簡易建築物。
JP12789186U 1986-08-21 1986-08-21 Expired JPH0432410Y2 (ja)

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JP12789186U JPH0432410Y2 (ja) 1986-08-21 1986-08-21

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JP12789186U JPH0432410Y2 (ja) 1986-08-21 1986-08-21

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JPS6334259U JPS6334259U (ja) 1988-03-05
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JPH0310523U (ja) * 1989-06-16 1991-01-31

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