JPS5913808Y2 - 樹木・苗木・野菜等の覆いに用いられる農業・林業用シ−ト材 - Google Patents

樹木・苗木・野菜等の覆いに用いられる農業・林業用シ−ト材

Info

Publication number
JPS5913808Y2
JPS5913808Y2 JP4168480U JP4168480U JPS5913808Y2 JP S5913808 Y2 JPS5913808 Y2 JP S5913808Y2 JP 4168480 U JP4168480 U JP 4168480U JP 4168480 U JP4168480 U JP 4168480U JP S5913808 Y2 JPS5913808 Y2 JP S5913808Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet material
forestry
agricultural
seedlings
sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP4168480U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56142556U (ja
Inventor
尊一 瀧
勇喜三 須田
Original Assignee
東レ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 東レ株式会社 filed Critical 東レ株式会社
Priority to JP4168480U priority Critical patent/JPS5913808Y2/ja
Publication of JPS56142556U publication Critical patent/JPS56142556U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS5913808Y2 publication Critical patent/JPS5913808Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Protection Of Plants (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、農業・林業用のシート材に関し、更に詳しく
は柑橘類、ナシ、ビワ等の果樹本・苗木・野菜等の覆い
として用いられ成育・育苗促進や結実促進等に顕著な効
果を発揮する合成繊維不織布からなる農業・林業用シー
ト材に関するものである。
従来、各種農業用シートとして利用されてきたシート材
ないしは利用の検討がなされてきたシート材としては、
フィルム、スリットヤーン使い織物、寒冷紗、紙、不織
布など多種多様のものがある。
これらの各種のシート・材には、それぞれ、強度、作業
性、保温性、通風性、経済性等の点で、一長一短の特徴
があるものであり、更にまた、覆われる樹木等の側にも
それぞれに特質が有ったりあるいは使用される態様の特
異性が有ったりするものであり、したがって、それらの
特徴や等質・特異性に適宜マツチするような使い方がこ
のような各種の農業シート材を有効裡にそれぞれうまく
使う上で肝要なる点である。
本考案の目的は、一般に、柑橘類、ナシ、ビワ等の果樹
本・苗木・野菜等の覆いとして用いられ、保温材・防霜
材や防風材としての機能、さらには成育・育苗促進、結
実の促進・良好な結実状態の実現等に顕著な効果を発揮
する新規な農林業用シート材を提供せんとするものであ
る。
本考案にかかるシート材は、どちらかと言うと小さめの
、概して苗木に対して好ましく用いられ、結実の促進効
果・結実状態の良好化効果の点よりも防霜や防風の機能
により成育・育苗促進の点で大きな効果を発揮するもの
である。
上記した目的は、スパンボンド不織布がほぼ正三角形の
形状を実質的に呈するシート状に成型されてなり、かつ
該はぼ正三角形状シートの頂点付近の隅部にはロープ・
ひも等の留付と保合可能な係留部が設けられてなること
を特徴とする農業・林業用シ〒ト材とすることによって
達成される。
以下、更に詳しく図面等に基づいて本考案の農業・林業
用シート材について説明をする。
第1図は、本考案の農業・林業用シート材の1例を示す
概略平面図であり、合成繊維スパンボンド不織布がほぼ
正三角形の形状を呈するシート材1として成型されてお
り、該シート材の頂点付近の適宜の隅部にはロープ・ひ
も等の留付と保合可能な係留部2が設けられている。
該係留部2は、簡単にはハトメなどである。
本考案のシート材において、不織としては特にスパンボ
ンド不織布を用いることが必要であって、該スパンボン
ド不織布を用いることにより、高強力でかつ水・光等に
も強く、耐久性が抜群であり、特に素材が軽いため果樹
本等に負担を与えないことまた取扱い性・作業性のよさ
を達成でき、また経済性も良好なシート材とし7得るも
のである。
また、スパンボンド不織布は適度の遮光性を有し、フィ
ルムを用いたときなどのような高温障害を起こしたり結
露することも少なく、通風性・換気性も有って、かつ良
好な保温効果がある、極めて農業・林業シート材として
適したものである。
本考案においてスパンボンド不織布を構成せしめる合成
繊維としては、強さ・耐久性などの点からポリエステル
系繊維を用いるのが最もよいようである。
該スパンボンド不織布の形成方式としては特に限定はさ
れないが、熱エンボスローラを用いて構成フィラメント
相互を自己融・接着せしめて不織布構造としてなるもの
が、適度の通風性や強度があって好ましい。
本考案のシニト材は、通常、被覆される樹木や苗木・野
菜にそのままかぶせられ、係留部にロープや針金等を通
して適宜、該ロープ等を該樹木・苗木・野菜の根元付近
の幹や大地の杭に結びつけたりして係留部を固定させて
用いるものである。
むろん、ハトメ等の係留部に直接杭などを打込んで固定
させてもかまわない。
本考案のシート材は、はぼ正三角形状であり、かつ上記
のような基本態様で使用されるため、第3図にその使用
時の概略斜視図を示した通り、樹木全体をほぼカバーす
るといってもある程度の隙間3ができ、シート材の重ね
合せ部も概して存在しないため、単なる長方形や正方形
状のシート材を用いて第3図の如き態様で使用する場合
には樹木等の中央から下付近にかけてシート材の重ね合
わされる部分が生じ、通風性を著しく阻害したりあるい
はその部位だけ遮光を大きくしたりして、重なり合いの
ない部分と成育差や果実の明らかなる生成差を生じたり
する問題点があるものであるが、そのような問題を招く
こともほとんどなく、良好に被覆材としての効果を発揮
し、また上記の隙間の存在により通風性も著しくよく高
温障害やムレなどを引起こすことも一層少ない適切な保
温性を有するものとなる。
第3図において、4が樹木であり、5はロープである。
本考案のシート材を製造するに際しては、長尺の合成繊
維不織布材や適宜の型の合成繊維不織布材を用いて適宜
裁断や縫製や接着等の手段によりほぼ正三角形形状に成
型をすればよい。
該はぼ正三角形形状の大きさは任意のものとすればよく
、使用される樹木・苗木・野菜等の大きさに合せればよ
い。
また、該形状は、厳密な正三角形にする必要は特になく
、適宜該形状による効果が損われない範囲内で、辺に若
干の丸みをつける(辺を直線でなく円弧とする)等の工
夫をしても差支えない。
また、第2図に斜線で示した如く、ハトメを設けるに際
して、補強のためのポリ塩化ビニルフィルム6などを縁
部に対して補助的に付着させ構成するのも有効である。
以上述べた本考案のシートは、苗木・柑橘類、ナシ、ビ
ワ等の果樹木・野菜等の被覆材として優れた特徴を発揮
する。
むろん、本考案のシート材は、一般農業用としてのみで
なく、林業用として用いられても有効なものである。
以下、実施例により本考案の具体的構成・効果について
説明する。
実施例 苗木の霜よけ被覆材用として、日付重量50g/m2、
厚み0.2mmのポリエステルスパンボンド不織布を用
いて、第2図に示した通りの1辺が2mの正三角形状で
、各辺の縁近くに幅30 mmのポリ塩化ビニルフィル
ムが高周波接着方式により貼り合わされ、3つの隅部近
くにそれぞれハトメが設けられている本考案のシート材
を作った。
かかるシート材を、苗木の新芽育成期に被覆材として約
2ケ月間使用したところ、霜やけすることもなく、かつ
枝まがりもなく適度・順調な生成状態での葉の色目で、
該苗木が成長をした。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の農業・林業用シート材の1例を示す概
略平面図であり、第2図は同じく他の例を示す概略平面
図であり、第3図は本考案の農業・林業用シート材の基
本的使用態様を説明する概略斜視図である。 1ニシート材、2:係留部、3:隙間、 木、5:ロープ、6:フィルム。 :樹

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ポリエステル系繊維からなるスパンボンド不織布がほぼ
    正三角形の形状を実質的に呈するシート状に成型されて
    なり、かつ該はぼ正三角形状シートの頂点付近の隅部に
    はロープ・ひも等の留付と係合可能なハトメが設けられ
    てなることを特徴とする農業・林業用シート材。
JP4168480U 1980-03-31 1980-03-31 樹木・苗木・野菜等の覆いに用いられる農業・林業用シ−ト材 Expired JPS5913808Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4168480U JPS5913808Y2 (ja) 1980-03-31 1980-03-31 樹木・苗木・野菜等の覆いに用いられる農業・林業用シ−ト材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4168480U JPS5913808Y2 (ja) 1980-03-31 1980-03-31 樹木・苗木・野菜等の覆いに用いられる農業・林業用シ−ト材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56142556U JPS56142556U (ja) 1981-10-27
JPS5913808Y2 true JPS5913808Y2 (ja) 1984-04-23

Family

ID=29637079

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4168480U Expired JPS5913808Y2 (ja) 1980-03-31 1980-03-31 樹木・苗木・野菜等の覆いに用いられる農業・林業用シ−ト材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5913808Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS56142556U (ja) 1981-10-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5048228A (en) Composite agrotextile and its applications
US4044501A (en) Seed bed cover with improved, reinforced edge sections
US5832660A (en) Decorative plant cover
KR101470400B1 (ko) 비닐하우스용 보온덮개 및 그 제조방법
JPS5913808Y2 (ja) 樹木・苗木・野菜等の覆いに用いられる農業・林業用シ−ト材
US6115960A (en) Decorative plant cover
JP2762825B2 (ja) 植物保育シートおよび植物の栽培方法
US20020095861A1 (en) Apparatus for protecting plants during cold weather
JP2005176789A (ja) 農作物の成育保護シートおよび栽培方法
KR102162286B1 (ko) 수목보호덮개
KR20100077857A (ko) 농업용 부직포
JPS6144840Y2 (ja)
CN205756046U (zh) 一种果袋
KR20150073511A (ko) 치마부용 보온덮개 및 이를 이용한 비닐하우스
JPH0451577Y2 (ja)
JP3124504B2 (ja) べたがけ用資材および農作物類の栽培方法
CN217742511U (zh) 一种促进作物生长的无纺布地膜
JP3211301U (ja) 植栽用保護カバー
JPS62163646A (ja) 植物栽培装置
KR200266319Y1 (ko) 과일재배용봉지
CA2273455C (en) Decorative plant cover
JPH0510600Y2 (ja)
KR101339007B1 (ko) 부직포를 이용한 과수 보호용 덮개 및 그 설치 방법
JPH0650432U (ja) 果樹栽培用反射シ−ト
JP2004121024A (ja) やし殻繊維を用いたマルチング材