JPH0453159Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0453159Y2
JPH0453159Y2 JP4317786U JP4317786U JPH0453159Y2 JP H0453159 Y2 JPH0453159 Y2 JP H0453159Y2 JP 4317786 U JP4317786 U JP 4317786U JP 4317786 U JP4317786 U JP 4317786U JP H0453159 Y2 JPH0453159 Y2 JP H0453159Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
line
circuit
ripple
output
voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP4317786U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62154752U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP4317786U priority Critical patent/JPH0453159Y2/ja
Publication of JPS62154752U publication Critical patent/JPS62154752U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0453159Y2 publication Critical patent/JPH0453159Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、電源回路等のライン上のリツプル
を効率よく軽減するリツプルフイルタ回路に関す
るものである。
[考案の技術的背景、及び問題点] 従来、フイルタ回路として、第2図に示すよう
に、入力端と出力端との間に接続された抵抗R
と、出力端とアース間に接続されたコンデンサC
とからなり、第3図に示す周波数特性を有するロ
ーパスフイルタ回路がある。該回路の場合、ライ
ンに直列に接続されている抵抗Rにより直流特性
が変わる他、出力端の出力インピーダンスを低く
したい時や、超低減のローパイフイルタ特性を持
たせたいときは、コンデンサの容量を大きくしな
ければならなかつた。
また、ローパイフイルタ特性を有する回路の使
用例としては、第4図に示すような半波整流回路
がある。該回路の場合、トランスTで変圧した交
流を整流ダイオードDで整流後コンデンサCで平
滑して負荷抵抗RLに供給する電圧に第5図に示
すようなリツプルが現れる。このリツプルの大き
さは負荷抵抗RL荷によつて変化し、また、これ
を抑圧するにはコンデンサを大きくする必要があ
つた。
そこで、第6図に示すように、整流ダイオード
と負荷抵抗RLとの間にトランジスタTr,ツエナ
ーダイオードZ,バイアス抵抗RBからなる低電
圧回路を追加し、第7図に示すようなリツプルの
ない電圧を負荷抵抗RLに加えるようにしたもの
もある。しかし、この回路の場合、負荷抵抗RL
が小さいときのトランジスタTrのコレクタ電圧
以下に出力電圧を設定する必要があり、またライ
ンに直列に挿入されたトランジスタTrのコレク
タ・エミツタ電圧と負荷電流の積が損失となつて
トランジスタTrが発熱するようになる。
[考案の目的] この考案は、上記従来の回路の問題点を解決す
るために成されたものであり、ラインの直流特性
をか得ることなく、大容量の素子を必要とせず、
しかも大きな損失を生じることなく、ライン上の
特定の周波数成分を有効に除去することができる
リツプルフイルタ回路を提供することを目的とし
ている。
[問題点を解決するための手段] 上記した問題点を解決するために成された本考
案は、不要なノイズ、リツプル成分が含まれた直
流電圧がラインに印加され、該不要なノイズ、リ
ツプル成分を除去するようにしたリツプルフイル
タ回路において、前記ラインに対して並列接続さ
れたローパスフイルタと、前記ライン上の直流電
圧が逆相入力に入力され、前記ローパスフイルタ
の出力が正相入力に入力された演算増幅器とを備
え、前記演算増幅器の出力を前記ラインに接続し
たことを特徴とする。
[考案の実施例] 以下、この考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。
第1図において、T1は1次側に交流電源が印
加されるトランス、D1はトランスT1の2次側
に接続される整流ダイオード、C1は整流ダイオ
ードD1よりの半波整流出力を平滑する平滑コン
デンサであり、これらにより一般的な半波整流電
源回路を構成し、この電源回路の出力ラインlに
負荷RLが接続されている。
また、Aは演算増幅器、D2,D3はトランス
T1の2次側に接続される整流ダイオード、C
2,C3はそれぞれ整流ダイオードD2,D3よ
りの半波整流出力を平滑する平滑用コンデンサで
あり、整流ダイオードD2,コンデンサC2と整
流ダイオードD3,コンデンサC3より得られる
直流電圧がそれぞれ演算増幅器Aの正負の電源端
子+Vcc,−Vccに正負の電源電圧として供給さ
れる。
ここで、前記正負の電源電圧は、整流ダイオー
ドD1,コンデンサC1による整流回路の電源電
圧をコモンとするように、各整流ダイオードD1
〜D3がトランスT1の2次側に接続される。
さらに、演算増幅器Aの逆相入力端子IN1は
ラインlに接続されて、前記整流ダイオードD
1、コンデンサC1による整流回路の直流電源電
圧が印加されると共に、出力端子Outも前記ライ
ンlに接続され、該ラインl上の直流電圧と重畳
される。
また、この電源電圧のラインlには抵抗R1と
コンデンサC4より構成されるローパスフイルタ
が並列接続され、該ローパスフイルタの出力が演
算増幅器Aの正相入力端子IN2に印加される。
なお、コンデンサC1〜C4と負荷RLの一端は
トランスT1の2次側巻線の一端に接続され、ア
ース電位となつている。
次に、この考案の作用について説明する。
交流電源に重畳されているノイズや、整流ダイ
オードD1とコンデンサC1による整流回路のリ
ツプル、あるいは負荷変動によつて、該整流回路
よりの電源電圧にリツプル成分(交流成分の電
圧)が含まれている。このリツプル成分を含む電
源電圧は演算増幅器Aの逆相入力端子IN1に印
加される。
一方、前記リツプル成分を含む電源電圧は抵抗
R1とコンデンサC4より構成されるローパスフ
イルタを通過することにより、前記リツプル成分
が除去されて直流成分のみの電源電圧が出力さ
れ、この電源電圧が演算増幅器Aの正相入力端子
IN2に印加される。
従つて、演算増幅器Aの正相入力端子IN2に
は、直流成分に対しては逆相入力端子IN1と同
一電圧が入力されるので、演算増幅器Aの出力端
子Outから出力される電圧の直流成分はゼロとな
る。
一方、リツプル成分に関しては、前述のように
演算増幅器Aの逆相入力端子IN1にはこのリツ
プル成分が入力されるが、正相入力端子IN2に
はローパスフイルタによりリツプル成分がカツト
されるので、逆相入力電圧と正相入力電圧とに差
が生じる。従つて、演算増幅器Aの出力端子Out
からは、前記整流ダイオードD1とコンデンサC
1による整流回路の出力に含まれているリツプル
成分と逆相の出力が発生する。
そこで、この逆相出力が電源電圧のラインlに
重畳されることにより、整流回路よりの電源電圧
に含まれている元のリツプル成分がキヤンセルさ
れる。
尚、上記実施例では、電源回路に適用した場合
を示したが、リツプルやノイズ成分をライン上に
含むものその他の回路や装置などにおいて適用で
きる。
[考案の効果] 以上のように、この考案によれば、リツプル成
分を除去すべきラインに直列に素子が接続されな
いため、ラインの直流特性が変わることなく、ま
た大容量のコンデンサ、インダクタンスなどを用
いなくても所望のフイルタ特性が得られ、回路の
小形化が可能である。
特に、ラインが整流回路出力ラインの時には、
ライン上のリツプル成分が大容量の素子を用いる
ことなく、また少ない損失で除去することができ
るなどの効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案のリツプルフイルタ回路の一
実施例を示す回路図、第2図は従来のフイルタ回
路を示す回路図、第3図は第2図の周波数特性を
示す図、第4図は一般の半波整流回路の回路図、
第5図は第4図における出力ラインにリツプル成
分を含むときの出力電圧を示す図、第6図は一般
の定電圧電源回路を示す回路図、第7図は第6図
における出力電圧を示す図である。 T1……トランス、D1,D2,D3……整流
ダイオード、A……演算増幅器、C1,C2,C
3……平滑コンデンサ、R1……抵抗、RL……
負荷。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 不要なノイズ、リツプル成分が含まれた直流電
    圧がラインに印加され、該不要なノイズ、リツプ
    ル成分を除去するようにしたリツプルフイルタ回
    路において、 前記ラインに対して並列接続されたローパスフ
    イルタと、 前記ライン上の直流電圧が逆相入力に入力さ
    れ、前記ローパスフイルタの出力が正相入力に入
    力された演算増幅器とを備え、 前記演算増幅器の出力を前記ラインに接続した
    ことを特徴とするリツプルフイルタ回路。
JP4317786U 1986-03-25 1986-03-25 Expired JPH0453159Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4317786U JPH0453159Y2 (ja) 1986-03-25 1986-03-25

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4317786U JPH0453159Y2 (ja) 1986-03-25 1986-03-25

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62154752U JPS62154752U (ja) 1987-10-01
JPH0453159Y2 true JPH0453159Y2 (ja) 1992-12-14

Family

ID=30859790

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4317786U Expired JPH0453159Y2 (ja) 1986-03-25 1986-03-25

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0453159Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0636857A4 (en) * 1992-04-16 1997-10-15 Ace Denken Kk METAL DETECTOR FOR DETECTING A METAL BODY.

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62154752U (ja) 1987-10-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4262328A (en) DC-to-DC converter
JPH0453159Y2 (ja)
JPS6162358A (ja) スイツチングレギユレータ
JP2001298948A (ja) シングルフォワードコンバータの平滑回路
JPS62154912A (ja) フイルタ回路
JPH0644309Y2 (ja) フイルタ回路
JPS6130467Y2 (ja)
JPH0626070Y2 (ja) Ac−dcコンバータ回路
JP2575480Y2 (ja) 安定化電源回路
JPS62285660A (ja) 平滑回路
JPS6316285Y2 (ja)
JPS6345906A (ja) 増幅回路
JPH11196581A (ja) 自励式プッシュプル電源回路
JPS5854876Y2 (ja) 交流電圧整流回路
JPS607550Y2 (ja) 増幅器の保護回路
JPH09285115A (ja) 電源装置
JPH0357704B2 (ja)
JPS5836234Y2 (ja) スイツチングレギユレ−タ
JPH048666Y2 (ja)
JPS63299775A (ja) 直列共振形dc/dcコンバ−タ
SU1403299A1 (ru) Стабилизированный преобразователь переменного напр жени в посто нное
JP2513484Y2 (ja) スイッチング電源装置
JP3036618B2 (ja) 電源装置
JPH0250711B2 (ja)
JPH0733588Y2 (ja) Dc/dcコンバータ回路