JP2513484Y2 - スイッチング電源装置 - Google Patents

スイッチング電源装置

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JP2513484Y2
JP2513484Y2 JP567391U JP567391U JP2513484Y2 JP 2513484 Y2 JP2513484 Y2 JP 2513484Y2 JP 567391 U JP567391 U JP 567391U JP 567391 U JP567391 U JP 567391U JP 2513484 Y2 JP2513484 Y2 JP 2513484Y2
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康夫 長澤
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ネミック・ラムダ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は並列運転を行うことの可
能なスイッチング電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にこの種の電源装置においては、マ
スター・スレーブ端子やカレントバランス端子等の並列
運転用端子を備え、主電源と従電源によるマスター・ス
レーブ動作を行わせたり、電源の出力電流の分担を監視
するためのカレントバランス機能等を付加することによ
り複数の電源装置を同時に制御して並列運転を行わせる
ことが可能である。図3はマスター・スレーブ機能を有
するスイッチング電源の回路図を示し、直流入力電圧V
iは一次側と二次側とを絶縁するトランス1の一次巻線
に印加され、この一次巻線にはFETからなるスイッチ
ング素子2が直列に接続されてインバータを形成してい
る。トランス1の二次巻線に誘起された電圧は整流平滑
回路3により整流平滑されて負荷4に一定の直流出力電
圧Voを供給する。また、電源装置は直流出力電圧Vo
に基づきスイッチング素子2を制御するための帰還回路
を備えており、この帰還回路は前記直流出力電圧Voを
抵抗R1と抵抗R2とにより分圧した検出電圧を演算増
幅器5の非反転入力端子に印加し、この反転入力端子に
印加される基準電圧と比較する。演算増幅器5はこの比
較信号をコントロールIC6に印加することにより、コ
ントロールIC6は前記比較信号に応じた導通幅を有す
るパルスに変換し、スイッチング素子2をオン、オフ制
御して基準電圧に基づく直流出力電圧Voを安定して得
るようにしている。また、電源装置は例えば直流入力電
圧Viを入力する制御用電源7を備えており、この制御
用電源7の出力(例えば+15V)を基準電圧発生回路
8及びコントロールIC6の電源として供給し、基準電
圧発生回路8から例えば+5Vの基準電圧VREF を出力
するようにしている。
【0003】複数台の電源による並列運転を行うための
マスター・スレーブ回路9には、基準電圧発生回路8か
らの出力である基準電圧VREF が入力優先回路10を介し
て供給されるスレーブ端子11と、基準電圧VREF を出力
優先回路12を介して供給するマスター端子13と、電源装
置の各信号のグランドたる接地端子14とがそれぞれ接続
されている。入力優先回路10は基準電圧VREF を演算増
幅器15の非反転入力端子に印加し、出力端子を電流制限
用の抵抗R3を介してスレーブ端子11に接続するととも
に、抵抗R3とスレーブ端子11との接続点を演算増幅器
15の反転入力端子に接続する。一方、出力優先回路12は
基準電圧VREF を演算増幅器16の非反転入力端子に印加
し、出力端子を電流制限用の抵抗R4を介してマスター
端子13に接続するとともに、抵抗R4とマスター端子13
との接続点を演算増幅器16の反転入力端子に接続してお
り、抵抗R3は抵抗R4よりも大きな抵抗値に設定して
いる。また、前記帰還回路の演算増幅器5の反転入力端
子には、スレーブ端子11に供給される基準電圧VREF を
抵抗R5及び抵抗R6により分圧して供給して電源装置
の制御回路17を構成するものである。
【0004】このような電源装置を並列運転するには、
図4に示すようにその内の一台をマスター電源A、他の
電源をスレーブ電源Bとして、マスター電源Aのマスタ
ー端子13とスレーブ電源Bのスレーブ端子11とを接続す
るとともに、マスター電源Aとスレーブ電源Bの接地端
子14どうしを接続することにより、マスター電源Aの制
御回路17からマスター端子13を介して供給された基準電
圧VREF に基づき、この基準電圧VREF のバランスが取
られた状態でスレーブ電源Bを並列運転するものであ
る。つまり、マスター・スレーブ回路9において入力優
先回路10の抵抗R3は出力優先回路12の抵抗R4に比べ
十分大きな抵抗値に設定されているため、マスター電源
Aの基準電圧VREF によってマスター端子13からスレー
ブ端子11側に電流が流れ込んで基準電圧のバランスが取
られるものである。また、単独運転の場合にはスレーブ
端子11は開放状態となるため、基準電圧発生回路8から
の基準電圧VREF が入力優先回路10を介して抵抗R5,
R6により分圧され、この分圧された電圧が演算増幅器
5に印加されて、電源装置に内蔵する基準電圧発生回路
8の基準電圧VREF に基づく制御回路17の制御が行われ
る。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上記従来技術において
は、マスター電源A及びスレーブ電源Bを同時に制御す
るためのマスター端子13及びスレーブ端子11により電源
A,B相互間における並列運転が行われる。このため、
マスター端子13とスレーブ端子11とを接続する信号ライ
ンにノイズが侵入すると、このノイズが演算増幅器5に
印加される基準電圧に重畳されて直流出力電圧Voが不
安定になったりリップルが発生し、またカレントバラン
ス機能を有する電源装置を並列運転させた場合には、こ
のノイズによって各電源間における出力電流の分担が一
致しなくなり、カレントバランスがとれないという問題
を有していた。
【0006】こうしたノイズの除去を行うためには、各
信号ラインにインダクタ及びコンデンサ、あるいは抵抗
及びコンデンサによるフィルターを挿入接続することが
考えられる。しかし、インダクタ及びコンデンサによる
フィルターはノイズに対する減衰効果は大きいものの、
インダクタを用いるために電源装置に大きなスペースが
必要となり、また抵抗及びコンデンサによるフィルター
はインダクタ及びコンデンサによるフィルターに比べて
少ないスペースで電源装置内に組み込むことが可能であ
るが、ノイズに対する減衰効果は小さくなる。さらに、
いずれのフィルターにおいても、50Hz商用周波数等
の低周波ノイズを除去する場合、さらに大きなインダク
タ及びコンデンサが必要となり電源装置の低コスト化及
び小形化の妨げとなっていた。
【0007】そこで本考案は、装置を大形化することな
く並列運転時において各電源の並列運転用端子間の信号
ラインに侵入するノイズを、より広い周波数にわたって
除去することが可能なスイッチング電源装置を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は直流出力電圧を
安定に供給するための制御回路に、複数の電源を同時に
制御するための並列運転用端子を備えたスイッチング電
源装置において、抵抗及びコンデンサからなる2組のフ
ィルターを演算増幅器に接続してなるアクティブフィル
ター回路を前記並列運転用端子と前記制御回路との間に
挿入接続して、並列運転時に発生するノイズを前記アク
ティブフィルター回路により減衰するように構成したも
のである。
【0009】
【作用】上記構成によって、並列運転時に各電源間の並
列運転用端子間の信号ラインにノイズが侵入すると、こ
のノイズは並列運転用端子に接続されたアクティブフィ
ルター回路において2組の抵抗及びコンデンサを接続し
た演算増幅器により減衰除去される。
【0010】
【実施例】以下、本考案の一実施例を添付図面を参照し
て説明する。図1は本考案の一実施例を示すスイッチン
グ電源の回路図であり、図3と同一部分には同一符号を
付し同一箇所の説明を省略する。
【0011】図1において、制御回路17のマスタ−・ス
レーブ回路9とスレーブ端子11及び接地端子14との間に
はノイズを除去するためのアクティブフィルター回路18
が挿入接続されている。アクティブフィルター回路18は
2段のアクティブフィルター18A,18Bを有し、スレー
ブ端子11と演算増幅器19の非反転入力端子との間に直列
接続された抵抗20,21を接続し、この演算増幅器19の非
反転入力端子と接地端子14との間にコンデンサ22を接続
し、抵抗20,21の接続点と演算増幅器19の出力端子との
間にコンデンサ23を接続し、演算増幅器19の出力端子と
反転入力端子とを接続して、抵抗20、コンデンサ23及び
抵抗21、コンデンサ22からなる2組のフィルターを演算
増幅器19に接続して1段目のアクティブフィルター18A
を構成する。2段目のアクティブフィルター18Bは1段
目と同様に、演算増幅器19の出力端子と演算増幅器24の
非反転入力端子との間に直列接続された抵抗25,26を接
続し、この演算増幅器24の非反転入力端子と接地端子14
との間にコンデンサ27を接続し、抵抗25,26の接続点と
演算増幅器24の出力端子との間にコンデンサ28を接続
し、演算増幅器24の出力端子と反転入力端子とを接続し
て、抵抗25、コンデンサ28及び抵抗26、コンデンサ27か
らなる2組のフィルターを演算増幅器24に接続して構成
される。アクティブフィルター回路18は図2に示すよう
に、並列運転時においてマスター電源Aとスレーブ電源
Bとを図4と同様に接続した場合、スレーブ端子11側と
制御回路17との間に挿入接続される。
【0012】次に上記構成につきその作用を説明する。
【0013】並列運転時においては、マスター電源Aの
基準電圧VREF によって、このマスター電源Aのマスタ
ー端子13からスレーブ電源Bのスレーブ端子11側に電流
が流れ込み、マスター電源A及びスレーブ電源Bはいず
れもマスター電源Aの基準電圧VREF に基づいて演算増
幅器5で検出電圧と比較し、この比較信号によってコン
トロールIC6にてスイッチング素子2のオン,オフ制
御が行われる。このとき、電源A,Bを同時に制御する
マスター電源Aのマスター端子13とスレーブ電源Bのス
レーブ端子11間に外来ノイズが侵入した場合、制御回路
17の入力側であるスレーブ電源Bのスレーブ端子11にこ
のノイズ信号が印加される。アクティブフィルター回路
18は、まず1段目のアクティブフィルター18Aにおいて
抵抗21及びコンデンサ22により構成された所定の周波数
信号をカットするフィルターにより演算増幅器19の非反
転入力端子に印加するノイズ成分を減衰する。次に、演
算増幅器19の出力信号はコンデンサ23及び抵抗20からな
るフィルターを通してこの演算増幅器19を帰還するた
め、さらにノイズ成分が減衰されて2段目のアクティブ
フィルター18Bの演算増幅器24に印加される。そして、
この演算増幅器24に印加される信号は1段目と同様に、
抵抗26,コンデンサ27及び抵抗25,コンデンサ28からな
る2組のフィルターによって、ノイズ成分が取り除かれ
た状態でアクティブフィルター回路18から制御回路17の
マスター・スレーブ回路9に供給される。
【0014】このように本実施例においては、アクティ
ブフィルター回路18が抵抗とコンデンサからなる2組の
フィルターに演算増幅器を組合わせているため、従来の
インダクタ及びコンデンサ、あるいは抵抗及びコンデン
サによるフィルター回路に比べて大きな減衰効果が得ら
れる。また、コンデンサ22,23,27,28はいずれもフィ
ルムコンデンサなどの形状の小さなものでよく、電源装
置の小形化及び低コスト化を図ることが可能となる。さ
らに、各フィルターのカットオフ周波数を決めるCRの
定数は簡単に変更することができるため、50Hz商用
周波数等の低周波ノイズを含め幅広い不確定周波数領域
のノイズに対して減衰効果を得ることができる。
【0015】なお本考案は上記実施例に限定されるもの
ではなく、本考案の要旨の範囲内において種々の変形実
施が可能である。例えば、実施例においては減衰率を高
めるために2段のアクティブフィルター回路を接続した
ものを示したが、アクティブフィルターを1段にして構
成してもよい。また、並列運転用端子はマスター・スレ
ーブ端子に限らず、並列運転用の種々の端子に適用でき
る。
【0016】
【考案の効果】本考案は直流出力電圧を安定に供給する
ための制御回路に、複数の電源を同時に制御するための
並列運転用端子を備えたスイッチング電源装置におい
て、抵抗及びコンデンサからなる2組のフィルターを演
算増幅器に接続してなるアクティブフィルター回路を前
記並列運転用端子と前記制御回路との間に挿入接続し
て、並列運転時に発生するノイズを前記アクティブフィ
ルター回路により減衰するように構成したことにより、
装置を大形化することなく並列運転時において各電源の
並列運転用端子間の信号ラインに侵入するノイズを、よ
り広い周波数にわたって除去することが可能なスイッチ
ング電源装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す回路構成図である。
【図2】本考案の一実施例を示す電源装置を並列運転さ
せた場合の回路図である。
【図3】従来例を示す回路構成図である。
【図4】従来例を示す電源装置を並列運転させた場合の
回路図である。
【符号の説明】
2 FET(スイッチング素子) 11 スレーブ端子(並列運転用端子) 13 マスター端子(並列運転用端子) 17 制御回路 18 アクティブフィルター回路 19,24 演算増幅器 20,21,25,26 抵抗 22,23,27,28 コンデンサ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流出力電圧を安定に供給するための制
    御回路に、複数の電源を同時に制御するための並列運転
    用端子を備えたスイッチング電源装置において、抵抗及
    びコンデンサからなる2組のフィルターを演算増幅器に
    接続してなるアクティブフィルター回路を前記並列運転
    用端子と前記制御回路との間に挿入接続して、並列運転
    時に発生するノイズを前記アクティブフィルター回路に
    より減衰するように構成したことを特徴とするスイッチ
    ング電源装置。
JP567391U 1991-02-13 1991-02-13 スイッチング電源装置 Expired - Lifetime JP2513484Y2 (ja)

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